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    元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    301 :


    面白かった次も楽しみにしてる

    302 :

    今週は無かったか・・・・寂しいな

    303 :

    >>1乙!

    こうやって感想みるとみんなボーボボ大好きなんだな

    なんか単行本一気買いしたくなってきた

    304 :

    首領パッチ復活と聞いて

    305 :

    マジで?

    306 :

    乙!何で杏子北斗やってんだよww

    最強ジャンプで「ふわり!どんぱっち」というタイトルで澤井さんの首領パッチ復活らしいね。
    連載か読み切りかは知らないけど

    307 :

    牛乳を粗末にするんじゃねぇ[ピーーー]ぞ乙

    308 :

    澤井先生復活!!澤井先生復活!!澤井先生復活!!
    澤井先生復活!!澤井先生復活!!澤井先生復活!!
    澤井先生復活!!澤井先生復活!!澤井先生復活!!
    澤井先生復活!!澤井先生復活!!澤井先生復活!!

    311 :

    とろろまつりじゃーーーい!!!!

    312 = 309 :




    前回までのあらすじ


    スマート諸葛亮「やあ! 諸葛孔明ことスマート諸葛亮だよ!」

    スマート諸葛亮「じゃ、前回までの『手のひら三国志』、あらすじを始めるよ!」

    スマート諸葛亮「曹操軍のまさかの水攻めには驚かされたけれど、流石私の策は大陸一! 綿密に練られているから最小限の被害ですんだね」

    スマート諸葛亮「しかし、こんな方法で起死回生を図るなんて、敵軍も中々頭がキレるようだ」

    スマート諸葛亮「優秀な軍師がいるのかな? でも曹操軍にそんな奴いたっけ? まあ、記憶に無いから大した奴ではないだろうけど」

    スマート諸葛亮「それでは、『手のひら三国志』第24話 <無双みたいな鎧が欲しい>。始まるよっ!」



    マミ「だ、誰ですか、あなた……」

    さやか「全然違う話のあらすじになってるじゃん……」


      第七話 「本道 清志 と向き合えますか?」




    313 = 309 :




    QB「どうして僕がそんなこと言われなければならないんだい。まったく訳が分からないよ」

    QB「聞かれなかったから答えなかっただけなのに。気づかずに一生を終える子だっているんだよ?」

    QB「それにしても人間は魂の居場所だとか言うものを、妙に大切にしているよね。脳も心臓もタンパク質の集まりだというのに」

    QB「そもそも人間の身体は弱くて脆過ぎるんだよ。槍の一本でも刺されば一歩も動けなくなってしまうほど、神経と肉体がリンクしている」

    QB「実に不合理だ。君たちは僕のお陰で強大な魔女と互角に戦えているというのに……」

    QB「感謝こそあれ、恨まれる筋合いなんて無いよ」

    QB「むしろ喜ぶべきさ。君たちは貧弱な人間とは根本的に違う存在になれた、とね。理論上は不老不死と同義でもある」

    QB「君たちは魔法少女になるとともに、願いとは別にそういう幸運なオプションが付いてきてると思えばいい。だから……」

    QB「だから……」

    314 = 309 :




        大砲 <「だからさ……」




    QB「だから落ち着いて話し合おうじゃないか。こんなことをしたところで何の意味も……」

    ボーボボ「点火」つ マッチ シュボッ


      ドオオォォーーーーンッ!!


    QB「きゅっぷいぃーーーーーーーー!?」ドゴォーーン!!

    首領パッチ「まあ、綺麗な花火」

    天の助「君の方が美しいよ」

    首領パッチ「お上手なのね」

    315 :

    初 リアルタイム遭遇イヤッホォーウ!!

    これで勝つる!!

    316 = 309 :



    さやか「……」フラフラ

    まどか「さやかちゃん……」

    さやか「……」

    さやか「ごめんね、まどか……今は一人にさせて。先に帰るね……」フラフラ…

    まどか「あ……さやか…ちゃん…」


    杏子「アタシもだ。アタシも抜けさせてもらうよ……」スッ

    ソフトン「……」

    杏子「へぇ。今度は止めないんだ?」

    ソフトン「……」

    杏子「…………あばよ」


      シュン!


    まどか「そんな……、こんなことって……」

    マミ「落ち着いて鹿目さん。美樹さんも佐倉さんも強い子よ。きっと乗り越えれるはず……」

    まどか「マミさん……、あっ」

    317 = 309 :


    マミ「…………っ」カタカタ

    まどか(震えてる……。マミさんもやっぱり不安なんだ……)


    ほむら「……」

    ほむら(これは仕方のないこと。いつかは皆が知らなければならなかったこと……)



     ~~~~~~~~~~~~
           O
          0
         。
    首領パッチ「…………」ホワンホワン

    まどか「首領パッチ君、黙っちゃってどうしたの……?」

    首領パッチ「あらすじがロクに機能してなかったから、昨日のあの後の出来事を簡単に思い出していたんだ」

    まどか「だったら、ちゃんとあらすじしようよ……」

    天の助「ちなみに、今は翌日でここは学校ですぜ!」

    ほむら「誰に言っているのよ」

    318 = 309 :



    魚雷ガール「はーい! 着席しなさーい、調きょ…授業の時間よ」

    首領パッチ「せんせー! 美樹さんがお休みでーす!」ハイッ

    魚雷ガール「職員室にも連絡が来てるわ。でも、元気の有り余るあの子が休むなんて、何だか心配ね」


        さやか席 < ガラーン…


    まどか(さやかちゃん……)

    仁美「どうしたのかしら、さやかさん……」

    ほむら「……」


    魚雷ガール「まあ、いいわ。授業を始めるとしますか……」

    魚雷ガール「っと! ハイ、中沢君! 目玉焼きには黒色火薬派? それとも下瀬火薬派!?」ビシィッ!

    中沢「え、ええっ!? 不意打ち!? ていうか、目玉焼きに火薬って……」

    魚雷ガール「早く答えなさい。5…4…3…2…」ギロン

    中沢「ヒィッ!?(冷血動物の目だ!)」ビクッ


    中沢「え、え~と……。その、どっちでもいいと……思います……」

    319 = 309 :



    魚雷ガール「この草食系弱小男子がぁーーーーー!!」ドゴォォン!

    中沢「ぎゃあああああああぁぁぁ!!??」ゴシャーーン!

    魚雷ガール「女の子は! リードしてくれる男が好きなの! どっちでもいいなんて、軟弱よ! 軟弱!」プンプン!

    中沢「」ピクピク

    魚雷ガール「……でも」

    魚雷ガール「でも、そういう守ってあげたくなる男の子も……キライじゃないぞ☆」ウィンクパチン


      全員((((((うぜぇ……))))))



    魚雷ガール「ちなみに私は何もかけない派」

    320 = 309 :




      ~昼休み 屋上~


    まどか「ほむらちゃんはさ……知ってたの? ソウルジェムのこと」

    ほむら「ええ」

    マミ「暁美さんが、いつか私たちに話す魔法少女の真実っていうのは、コレだったのね……」

    ほむら「そうよ」

    ほむら(巴マミ……、思ったより強いのね。美樹さやかと同じで休むかと思っていたけど)


    まどか「どうして……」

    まどか「どうして、言ってくれなかったの? あらかじめ知っていれば、みんなあんなことに……」

    ほむら「……」

    マミ「鹿目さん。暁美さんを責めるのは筋違いよ」

    まどか「マミさん……。でも、でも……!」

    マミ「ほとんどの魔法少女は……、例え魂がソウルジェムに変えられると知っていたとしても、結局は契約をしていたと思うの」

    マミ「私なんかは特にね」

    321 = 309 :


    ほむら「……」

    まどか「……」

    マミ「でも、怒っていないわけじゃないわ。私の時は別として、忠告も無く契約を結ぼうとするキュゥべえに、大きな憤りを感じているわ」

    マミ「そして、自分自身にも……」ギリッ

    まどか「マミさん……」


    ほむら「まどか。私の認識も甘かったわ」

    ほむら「この事は慎重に明かすつもりだったの」

    ほむら「前もって話しても信じてくれないことがほとんどだし、仮に信じてくれたとしても大きな凝りを残してしまうことになる」

    ほむら「私たちが皆、心で信じ合う仲になってから話すつもりだったけれど……、考えてみれば相手を信じていないのは私の方だったわ」

    ほむら「特に美樹さやか。彼女には、完全に嫌われてでも言い聞かせるべきだった」

    322 = 309 :



    まどか「さやかちゃん達はもう、元の暮らしには戻れないの……?」

    ほむら「魔法少女から人間に戻ったなんて話は聞いたことがないわ」

    まどか「そんな……、酷いよ、酷すぎるよ……」

    まどか「さやかちゃんはただ……好きな子の怪我を治そうと……」ポタポタ

    まどか「マミさんだって、今までみんなを守ってきたのに……」

    マミ「鹿目さん……」ギュッ

    まどか「マミさぁん……」グスグス

    マミ「泣かないで、鹿目さん……ひっく」ポタポタ

    まどか「うぅ……」ポタポタ

    ほむら「まどか……。許してとは言わないわ」

    ほむら「ただ理解して欲しい」

    323 = 309 :



      ドア < ガチャッ


    天の助「おーい、パン買ってきてやったぜ」

    首領パッチ「俺らにパシらせるとはいい度胸……って、何で泣いてんだお前ら?」

    ほむら(シリアスな雰囲気の時、こいつらには席を外してもらうのが一番ね……)

    ほむら「色々あったのよ。まどかも巴マミもすぐに泣き止むと思うわ」

    ほむら「ヤキソバパン……ありがと。200円だったわよね?」サイフゴソゴソ

    天の助「いやいやいやいや」ブンブン

    ほむら「何よ? まさかパシリ料を払えだとか……」

    首領パッチ「いや、ほむらよぉ…」



    首領パッチ「オメーも泣いてんぞ?」

    324 = 309 :



    ほむら「………え?」ツーー

    ほむら「そんな……え、私が……?」ゴシゴシ

    首領パッチ「どうやらマジに気づいてなかったみてーだな」

    天の助「なんだほむら。お前冷たい奴だったと思ってたら案外優しいじゃん」

    ほむら「…………」ツーー

    ほむら(…………私もまだ、人間だったのかしら)

    325 = 309 :




      ~放課後 教室~


         キリーツ キョーツケー レーイ サヨウナラー


    仁美「皆さん、ごめんなさい。今日は急ぎの用がありますから、お先に失礼させていただきますわ」

    まどか「ううん、いいよ仁美ちゃん」

    首領パッチ「またお稽古か?」

    仁美「ええ、今日はフィーエルヤッペンですの」

    まどか「ふぃ、フィーエ……?」

    ほむら「フィーエルヤッペン。棒高跳びの要領で運河を飛び越えるマイナースポーツよ」

    仁美「あら、お詳しいのですわね。それでは皆さん、ごきげんよう」スタスタ

    首領パッチ「またな」

    天の助「しかし、彼女の背中はどこか影を帯びていた……」

    まどか「ばいばい」

    326 = 309 :



    魚雷ガール「あら、あなた達。ちょうどいい所にいたわね」

    まどか「あ、魚雷先生。どうしたんですか」

    魚雷ガール「今から休んでいるあの子に、宿題や学校の連絡プリントとかを届けに行くのよ。付いてきてくれるかしら」

    まどか「さやかちゃんに……? はい! もちろんです!」

    天の助「俺達も行こうと思ってたんですよ! いやぁ、流石先生!」

    ほむら「私も同行させてもらうわ」

    首領パッチ「じゃあ、さっそく美樹家へ……」



    パチ天魚雷「「「レッツゴー!!」」」ピョーーン!

    まどか「テレビ番組とかで場面転換の時に行われるジャンプだーーー!?」

    ほむら「ジャンプしたらタレントが消えて、次の瞬間目的地にワープしているあのジャンプね!」

    パチ天魚雷「「「……」」」シュタッ…

    スタッフ「はい、OKでーす」

    まどか「誰ッ!?」

    327 = 309 :




      ~さやルーム~


    さや母「さやか、お昼ご飯くらい食べたら……」

    さやか「いらない」

    さや母「そ、そう? 部屋の前に置いておくから、お腹が空いたら食べてね」コトッ

     スタスタスタ…


    さやか「………はぁ」

    さやか(これが……、このちっぽけな宝石があたしの魂……)

    さやか(そして、あたしはゾンビ……。こんな体で、どんな顔して恭介に会えばいいんだろう……)

    さやか(でも……)

    さやか(これはもしかすると自業自得?)

    さやか(思い返すと、転校生は必死にあたし達の契約を止めようとしていた……。それはこんな裏があったから?)

    さやか(それなのに、あたしは転校生を悪者扱いしたり……)

    さやか(あたしってバカだなぁ……)

    328 = 309 :



      <いつまでメソメソしてんだよ、ボンクラ>キーン


    さやか「!!」

    さやか(この声……!)ガバッ

    カーテン < カラカラカラ


    杏子「………」つ林檎 モグモグ

    杏子<ちょいと面貸しな。話がある>

    さやか「……」

    329 = 309 :




      ~町中~


    天の助「もちろんワープなんて出来るわけもなく、歩いてさやかん家に向かってます」スタスタ


    魚雷ガール「そう、そんなことがあったの。そのキュベレイとかいう奴、ずいぶんとふざけてるわね」スタスタ

    まどか「き、キュゥべえです、先生」

    首領パッチ「もうすぐ、さやかん家だぜー」スタスタ

    ほむら「そういえば……佐倉杏子は……」

    まどか「え、杏子ちゃんがどうしたの?」

    ほむら(彼女はソウルジェムの真実を知って、どう動くか。まさか、もう美樹さやかと接触を……)

    まどか「杏子ちゃん、あの後どうしたんだろう……。ソフトンさんと一緒にいるのかな……?」

    魚雷ガール「ソフトン様!?」ガタッ

    まどほむ「「ひっ!?」」ビクッ

    330 = 309 :



    魚雷ガール「ちょっと! 今、ソフトンって言ったわね!? どういうこと!? 答えなさい!」ガシッ

    まどか「え、え、あ、あの……!?」

    ほむら「そ、ソフトンなら佐倉杏子と一緒に行動していると思うけど……」

    魚雷ガール「そう! やっぱりこの世界にソフトン様はいたのね! きっとこれは運命に違いないわ!」

    魚雷ガール「魚雷は恋にまっしぐらーーーー!!」ダッ


       チュドオォォーーーーーン!!


    首領パッチ「ぐっはぁっ!?」ドォーン!

    天の助「ごばぁっ!?」ズゴォーン!

    まどか「首領パッチ君達をハネながら空の彼方に消えていったーーー!!」

    パチ天「「うわあああぁぁぁぁ!!??」


         ヒューーーーーー…


    ほむら「ハネられた奴らもどこかに吹っ飛んでいったわね……」

    まどか「みんな居なくなっちゃったから、二人だけでお見舞いに行こっか……」

    ほむら「そうね……」


    331 = 309 :




      ~並木道~


    杏子「アンタさぁ、やっぱり後悔してんの? こんな体にされてさ」スタスタ

    さやか「……」スタスタ

    さやか(もうすぐ隣町……。こいつ、どこに連れていくつもり?)

    杏子「アタシはさ、まぁいっかって思ってるんだ。何だかんだでこの力のおかげで好き勝手出来てた訳だし」

    杏子「後悔するほどでもないってね」

    さやか「……好き勝手って? 魔法少女の力を犯罪とかにでも使ってたの?」

    杏子「んんー? そりゃねぇ、せっかく手に入った力だよ? それにアタシは文ナシ職ナシ住所ナシ。使わねぇ方がオカシイって」

    杏子「魔法少女の力は自分自身以外に使っちゃダメな訳。自分だけが得する使い方が本来正しいの」

    さやか「…………」

    杏子「……ありゃ? 前みたいにキレないの? また勝負仕掛けてくるかと思ったんだけど」

    さやか「あんたって正直じゃないよね」

    杏子「は?」

    さやか「そうやって嘘ついてて楽しい?」

    杏子「……どーゆー意味だよ」

    さやか「あんたって本当は結構優しいんじゃないかな……って思ってるよ。あたし」

    杏子「は、はああぁぁ!?」

    332 = 309 :



    杏子「わ、ワケ分かんねーよ!! 一体いきなり何言ってやがる!!」

    さやか「何かさ、あたしにはあんたが無理して悪人ぶってる気がするの」

    杏子「な、な、何を証拠に!」

    さやか「勘……かな?」

    杏子(コイツ……ソフトンみてーなこと言いやがって……!)

    さやか「それにさ」

    杏子「あ?」

    さやか「ソフトンさんを見てたら分かるよ。あんなにいい人があんたを庇ってるんだ。だったらあんたが悪人な訳ないじゃん」

    杏子「……」

    さやか「あたしよく考えたらさ、あんたに偏見持ってたよ。頭から悪い奴って決め込んじゃってさ」

    さやか「思えば、そういう考え方になる背景ってもんがあるよね。それも分からず、親の仇のようにさ」

    さやか「ゴメンね、杏子」

    杏子「……!」

    333 = 309 :



    杏子「な、何だよ、何なんだよ! いきなり……」

    杏子「そーやって何でも簡単に信じたら、後で痛い目に合うんだぞ!」

    さやか「ふーん。それじゃあ、あたしを連れ出したのは痛い目に合わせる為?」

    杏子「い、いや、今日はしけたオメーをちょっと励ます為に……」

    さやか「やっぱ優しいじゃん」

    杏子「あっ! 違う! そーいうんじゃ無ぇ!!」プンプン!

    さやか「ふふっ。あんた結構カワイイじゃん」

    杏子「な、かわ、え、なああぁ!?」カアアァッ


      ヒューーーーー……  ウワアアァァァ


    さやか「ん?」

    杏子「……あ? 何だこの悲鳴?」

    さや杏「「上から……?」」チラッ


    ヘリコプター < バララララララッ!!

    首領パッチ「糞っ! テイルローターをやられた! スーパー61墜落する!!」

    天の助「ブラックホークダウン! ブラックホークダウン!!」


    さや杏「「な、何じゃあああああああぁぁぁッ!?」」ガビーーン!?


         チュドーーーーーン!!


    全員「「「「ぎゃああああああぁぁぁぁッ!!??」」」」

    334 = 309 :




      ~さやか'sマンション~


    まどか「え、いないんですか?」

    さや母「そうなのよ、気づいたらもう部屋に居なくてね。どこにいっちゃったのかしら……」

    さや母「プリントありがとうね、まどかちゃん。さやかが帰ってきたら連絡するわ」

    まどか「はい、さようなら……」

     ドア < バタン

    まどか「さやかちゃん、どこに……」

    ほむら(まさか、佐倉杏子がすでに?)

    335 = 309 :




      ~マミルーム~


    マミ「…………」

    ボーボボ「入っていいか、マミ」天板ガタッ

    マミ「ドアから入ってください……」

    ボーボボ(ツッコミに力が無い。相当堪えているな……当然か)シュタッ

    マミ「はぁ……。私ってゾンビだったんですね……」

    マミ「動いているこの体は仮のモノ。本体はこんなちっぽけな宝石だなんて……」つソウルジェム スッ

    マミ「鹿目さんには気にしないでとか言ったけれど、やっぱり……キツイですね」

    マミ「私って一体……」

    ボーボボ「…………」


    ボーボボ「マミ。俺はキュゥべえの野郎がどうしても許せねぇ。必ずぶっ潰してやるつもりだ」

    ボーボボ「だが、それが直接お前を救うことになるとも思っていない」

    ボーボボ「その体については俺にはどうすることも出来ないだろう」

    マミ「…………」

    ボーボボ「お前の考え方しだいだ」

    336 = 309 :



    ボーボボ「おっと。それより、客が来たようだな」

    マミ「……え?」


         ピンポーン…


    マミ「だ、誰? 鹿目さん? いやさっき別れた所だし……」

    ボーボボ「行ってみるといい」

    マミ「は、はい」タッタッタ


     ドア < ガチャッ


    マミ「どなたですk……あ」


    OL「あ、あの! この間は本当にありがとうございました!」

    絶望君「感謝感激雨霰」

    337 = 309 :



    マミ「あ、あなた達は……!」

    OL「はい、あなたに助けてもらった者です!」

    絶望君「ふがいない」

    OL「この間、何故だかあんなことになってしまって……。でもぼんやりだけど、あなたが助けてくれたということだけは覚えていたんです」

    OL「それで、同じように助けてもらったという絶望君さんと一緒にお礼を……」

    絶望君「絶望君 決して恩は 忘れない」

    マミ「そ、そうですか……。でもどうして私の家が……」

    OL「それは、そこのアフロの人に教えてもらって……」

    マミ「え、ボーボボさん!?」

    ボーボボ「さあ? 何のことやら?」ヤレヤレー

    338 = 309 :



    OL「あの時、あなたが居なければ、私は……!」

    絶望君「まさに絶望」

    マミ「そんな! 私は当然のことをしたまでで……!」

    OL「その当然のことに感謝したいんです! これ、つまらない物ですけど……」つ 菓子折り スッ

    絶望君「俺からも……」つ 顔を隠す袋×50枚 スッ

    マミ「あ、ありがとうございます……」


    マミ(この感覚……久しぶり。思えば、魔法少女をやっていて感謝されたことなんて殆ど無かった)

    マミ(でも……)

    OL「本当に感謝してもしきれません!」ニコニコ

    絶望君「あなたは希望です」

    マミ(忘れてたわ……。私はこの笑顔の為に戦ってた……)

    マミ(そうよ、ゾンビなんて関係無い……。私はこれからも、この笑顔を守る為に戦い続ける……!)

    339 = 309 :



    マミ「皆さん、よろしければ紅茶でもどうですか? ごちそうしますよ?」

    OL「え、いいんですか?」

    マミ「はい! 折角のお礼の品ですが、みんなで食べた方が美味しいでしょうし」つ菓子折り

    絶望君「クッキー! クッキー!」

    OL「絶望君さんも言っていますし……それじゃ、お言葉に甘えて……」

    マミ「すぐに支度しますね! さあ、上がってください」

    絶望君「クッキー!!」ドタドタ

    OL「ふふ、絶望君さん、クッキーは逃げませんよ?」クスクス


    マミ「ボーボボさん、ありがとうございます」

    ボーボボ「一体何の話だ?」

    マミ「ふふ、とぼけちゃって……。私、まだまだやっていけそうです」

    ボーボボ「そうか……、それは良かった」

    340 = 309 :




      ~杏子の教会 略して杏会~


    杏子「酷い目にあった……」ボロ…

    さやか「全くよ……」ボロ…

    首領パッチ「お前らいつも人に迷惑かけるよな」ボロッ

    天の助「被害を受けるこっちの身にもなってくれよ」ボロッ

    さや杏「「お前らだろうがッ!!」」


    さやか「何なのよあんた達。いきなり空から落ちてきて……」

    首領パッチ「RPGにやられたんだよ」

    杏子「意味が分かんねーよ」

    341 = 309 :


    天の助「つか、お前らこそ何やってんだよ。このツーショットって中々無いだろ」

    さやか「あ、そういえば。杏子、何の為にここまで呼んだの?」

    杏子「い、いきなり名前で呼ぶなよ。今までは、あんたとかお前とかだったのに……」

    さやか「じゃ、あたしの事さやかって呼んでいいからさ」

    杏子「いや、そういうのじゃ……」

    首領パッチ「何だ何だ? 二人ともいつの間にか仲良くなりやがって」

    天の助「ま、まさか、今日さやかが休んだのって……」


    天の助「一流不良の杏子に弟子入りしたからかーーー!!」

    首領パッチ「何ィーーーー!?」


      さやか『姐さん! あたしを立派な不良にしてください!』

      杏子『アタシのシゴキはキツイよ? まずは学校をサボリな!』

      さやか『なっ! あ、姐さん、いくら何でもそれはワル過ぎじゃ……!?』

      杏子『アタシの言うことが聞けないのかい? サボりなんて初歩の初歩だよ!』

      杏子『アタシレベルになると、図書館の本を返さないとか、試食を何個も食うとか、トイレを流さないとか悪行三昧だ!』

      さやか『さ、流石姐さん! シビれるっす!!』


    さやか「違うわ、アホ!!」サヤーン!

    杏子「つか、何だその小学生が考えそうな不良像は!!」アンアン!

    342 = 309 :



    杏子「アタシはコイツが落ち込んで……」

    さやか「さやかちゃんの名前はコイツじゃないですよー」

    杏子「ちっ! さやか! が落ち込んで死人みてーになってるだろうと思って、ちょっくら励ましてやろうと思ったんだけど……」

    杏子「どーやらその必要は無いみてーだ。元気が有り余ってやがる、どこにこんなゾンビがいるんだよ」

    さやか「ふーんだ! ゾンビーノとゾンビランドを抑えているさやかちゃんにそんな罵倒は効かないのだ!」エッヘン!

    杏子「何だその威張り」

    首領パッチ「俺たちも立派なゾンビだぜ! ハワイや沖縄に飛ばしてやる!」

    天の助「お前に数億の借金を背負わせてやるぜ!」

    さやか「それボンビー」

    343 = 309 :



    さやか「でもさ、こんなところに呼んだってことは、やっぱ何か話すことがあるんでしょ? あたし、知りたいよ」

    杏子「……ちょっとばかり長い話になるがいいか?」

    さやか「いいよ、別に。とことん付き合おうじゃない」

    パチ天「「右に同じ」」

    杏子「分かった」ゴソゴソ


        つリンゴ スッ

         ヒョイッ

    さやか「ん?」つリンゴ パシッ

    天の助「お?」つリンゴ パシッ

    首領パッチ「ほ?」つリンゴ パシッ


    杏子「長いし、退屈するかもだからね」

    杏子「食うかい?」

    344 = 309 :



    さやか「……」つリンゴ

    天の助「最澄!」ガツガツ!

    リュークパッチ「人間って面白っ!」ガツガツ!


    さやか「一つ訊いていい?」

    杏子「何だよ?」

    さやか「このリンゴはどうやって手に入れたものなの? あんたの好意は受け取りたいけど、盗んで手に入れたモノとかは嫌だな……」

    さやか「さっき、文ナシって言ってたよね? 疑いたくは無いけど、確認しないとって思ってさ」

    杏子「う……」

    さやか「言えないの……? まさか……」

    杏子「いや、ちが……!」

    まどパッチ「何でだろ、私、杏子ちゃんのこと信じたいのに、嘘つきだなんて思いたくないのに……」オロオロ

    杏子「完食したお前は黙ってろ!」

    さやか「で、どうなのよ」

    杏子「う、……わ、笑うなよ?」



    杏子「そ、ソフトンからのお小遣いで買った……」カアアッ

    345 = 309 :



    さやか「………」

    首領パッチ「………」

    天の助「………ぷっ」

    杏子「だから言いたくなかったんだよ……。アタシのイメージが……」

    さやか「何か、その…ゴメンね」

    杏子「謝るくらいなら食えよ……」ウゥ…

    さやか「あ、うん、分かってるって!」アワワ


         シャリ…


    さやか「 ! 美味しい!」

    杏子「ふふふ、だろ? アタシのイチオシだ」

    杏子「ちゃんと残さず食えよ? アタシは食い物を粗末にする奴が大嫌いだからな!」フフン!


    杏子肩 < とんとんとん


    杏子「ん?」クルッ

    346 = 315 :

    キャラ(特にパッチ)のフリーダムさがマジで澤井っぽいなww

    あんこちゃんかわええよあんこちゃん

    347 = 309 :


    天の助「………」ニコッ


         ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


    杏子「……え? な、何……?」

    天の助「クイモノヲ……」


         ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


    天の助「ソマツニスルナ……トイウコトダナ?」

    杏子「ま、まさか……」

    348 = 309 :


    杏子「その、アタシは、食えるものを食う主義で……。しょ、賞味期限切れは……」



          ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




    天の助「コロスゾ?」




    杏子「ひ、ひいいぃぃッ!?」ビクッ

    さやか「お、落ち着いて、天の助……(何この執念……)」ガシッ

    天の助「離せ! 離せよぉッ! 俺はこの口だけ野郎に全ての食品を代表して天誅を与えるんだ!!」ジタバタ

    さやか「暴れないで! あんた、ただ食べてもらいたいだけでしょ!」

    天の助「そうだよ、悪いかよ! 食べられもせず食品としての尊厳を失い、罵倒されるだけの日々も知らないで……」

    天の助「食い物を粗末うんぬん、語ってんじゃねーぞコラァッ!!」クワッ

    さや杏「「顔恐ろしッ!!」」

    349 = 309 :



    天の助「ぐあああぁぁぁ!! うおおおおぉぉぉ!!」ジタバタ

    杏子「な、何なんだよ、このゼリーお化けは!」

    首領パッチ「落ち着け、いつもの発作だ」

    さやか「そうなの!? こんな天の助見るの初めてなんだけど!?」

    天の助「オレタチ人間食ウ……。人間ヤッツケルチカラ欲シイ、ダカラ食ウ」ボソボソ

    首領パッチ「不味いな、もう理性が無ぇ。こういう時は特殊な治療が必要だ……」

    さやか「だ、大丈夫なの?」

    首領パッチ「一か八かだ。いくぞ……」



    首領パッチ「部屋とYシャツと!!」ブン!

    天の助「大五郎ッ!?」ボゴォッ!!

    さやか「普通にぶん殴ったーーー!?」サヤーン!

    天の助「お、俺は今まで何を……?」ヨロヨロ

    さやか「それで治るの!?」

    首領パッチ「己の心の闇に飲まれておったぞ」フガフガ

    天の助「ろ、老師!?」

    首領パッチ「これからは肉体だけでなく精神も鍛えるのじゃ……」

    天の助「ハッ!」ピシッ

    杏子「そろそろ、初めていいかい……?」

    さやか「うん、話進まないもんね」



    杏子「ここはね、アタシの親父の教会だった。正直過ぎて、優しすぎる人だった……」

    350 = 309 :




     ~再現VTR~


      ~教会~

       チュンチュンチュン…

    杏子「お父さんおはよー」

     「……」

    杏子「お父さん……?」

     「……」ツー

    杏子「泣いてるの? お腹痛いの?」

     「見なさい、杏子。この新聞を」

    杏子「え?」

     「毎日、戦争でたくさんの人々が命を落としている。お前のような歳の子供も、お年寄りもだ」

     「何故人間は、人間同士で争わねばならないんだ……」

    杏子「お父さん……」

    杏子「大丈夫だよ! 神様の教えは正しいんだから、お父さんの話を聞いたらみんなケンカなんて止めちゃうよ!」

     「ふふ、ありがとな、杏子」



    父パッチ「それじゃ、朝食にしようか」


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