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元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2

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みんなの評価 : ★★
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701 = 679 :



仁美「私は女性どころか少女にすらなっていませんでした。まるで、気に入った玩具のように上条君に好意を寄せて……」

仁美「しかも、その好意すら偽り。上条君は私にとって、『恋』をする為の道具だったのです」

仁美「考えれば考えるほど、自分の醜さが浮き彫りになりました」


仁美「私は……、私はきっと上条君がさやかさんでなく自分を選ぶだろうと驕っていました。名家の長女である自分を選ぶだろうと」

仁美「何故、彼を好きになったのか? それも酷い理由です。私の側に彼が立てば、とても絵になると思ったからです……」

仁美「私は恋を特別視していました。だから、私は美男の彼を好きになったのです……」

仁美「私は、恥知らずな痴れ者です……。さやかさんと同じスタートラインにすら立てていなかった……」


仁美「この話を聞いても、それでもさやかさんは私を庇うでしょう。仁美の気持ちに気づけなかった自分が悪い、と言うでしょう……」

仁美「そう考えると、あまりにも自分が惨めで、あまりにもさやかさんに申し訳なくて……!」

702 = 679 :




仁美「……上条君が退院した時、きっとこれは奇跡だと思いました」

仁美「誰よりも彼のことを想っていたさやかさんの祈りが通じた、奇跡が起きたんだと……」

仁美「私も何か出来ないか、お二人の為に何か出来る事はないかと考え、そして今回のことを思いつきました」

仁美「私は心から、さやかさんと上条君が結ばれればいいと考えています。どうにかして想いを繋げることは出来ないかと」

仁美「さやかさんが恋愛に奥手なことは知っていました。退院しても中々告白はしないだろうと」

仁美「でも、それではダメなんです! あの二人はすぐにでも結ばれなくちゃ! そうなってもいいほど、さやかさんは上条君に捧げてきた筈なんです!」

仁美「そして、私は多少強引な手でも……と、さやかさんを呼び出し、告白を促したのです」



仁美「でも、それはやはり正々堂々ではありませんね……。すごくズルい……。人にはそれぞれのやり方があるのに……」

仁美「あの半ば強要の告白宣言によって、余計にさやかさんが離れるかもしれないという事に、何故気づけなかったのでしょう……」

仁美「私って……やること為すこと全部空回りで……。ほんとバカ……」

703 = 679 :





仁美「これが、私の話したかったこと、全てです……」

まどパチ天「「「…………」」」

杏子「み、緑髪、悪かったな。色々酷いこと言っちまって……」

仁美「気にしてませんわ。言われて当然ですもの……」


仁美「まどかさん、首領パッチさん、天の助さん……」

仁美「軽蔑……しますわよね、こんな酷い女」

まどか「仁美ちゃん……」

仁美「縁を切ってくださってもかまいませんわ。私みたいに、平気で親友を裏切る……、いや親友と思っていたのは私だけで本当は……」

まどか「………」ツカツカ

704 = 679 :




            ぱんっ!



仁美「……あ」ジンジン

仁美(頬をはたかれた……。余程、怒っていらっしゃるのですね……)

まどか「仁美ちゃんっ!」プルプル



まどか「バカっ! 何で相談してくれなかったの!!」



仁美「え……?」

まどか「相談してくれれば皆、ちゃんと聞くよ! 皆で一緒になって悩むよ!」

まどか「皆で考えれば、さやかちゃんも仁美ちゃんも、二人とも納得のいく答えが見つかった筈だよ!」

まどか「酷い女だなんて、そんなこと二度と言わないで! 親友じゃないなんて、二度と言わないで!」

まどか「仁美ちゃんは優しいよ! 上条くんを心配する顔は偽りとかじゃなかった。今だってさやかちゃんのことを考えてくれてる」

まどか「だから……、一緒にさやかちゃんを探そう。それでさ、さやかちゃんに謝ろ!」

仁美「ま、まどかさん……、私…私……!」

首領パッチ「俺からも一つ言わせてくれ」ツカツカ

仁美「首領パッチさん……」

705 = 679 :






まどパッチ「バカっ! 何で相談してくれなかったの!!」


        バッキィッ!!


仁美「ぐふぅっ!?」

まどパッチ「相談してくれれば皆……」

まどか「首領パッチくーーーん!? 今それやったよ!? ねぇ、今それ私がやったから!」マドーン!


天の助「……」ツカツカ

まどか「て、天の助君も首領パッチ君を止め……!」

706 = 679 :







まどの助「バカっ! 何で相談してくれなかったの!!」

       ドゴォッ!!

仁美「うぶふぅっ!?」

まどか「だから私の話聞いてたーー!?」マドーン!?


まどか「だ、大丈夫仁美ちゃん?」オロオロ

仁美「え、ええ、これくらいムエタイのお稽古で何度も……」ヨロヨロ

仁美「ぐばぁっはぁッッ!!」ゴボォォッ!

まどか「尋常じゃないくらい吐血した! これ絶対何度も経験ないよね、仁美ちゃん!?」

707 = 679 :




ほむら「事情は分かったわ、志筑仁美。そして、もう一度尋ねることになるけれど、あなたは一体どうしたいの?」

ほむら「あなたが最初に言った通りに、私たちはこの事をさやかに言うつもりはないわ」

スパイボーボボ「え"っ!? マジで!? せっかく掴んだ極秘情報なのに!!」つパソコン < 『仁美ハ山デ冬ヲ越ス』 カタカタ

マミ「何この情報!?」

ほむら「でもこれでいいのかどうかは……あなたも判断はつくでしょう?」

仁美「…………」

仁美「私……探さないと。さやかさんを探さないと!」

仁美「そして、全て話して、謝って……!」

仁美「親友として、さやかさんの恋を応援したいです!!」

まどか「仁美ちゃん……!」

708 = 679 :



ほむら「決まり……ね。それじゃあ、さっそく手分けをしてさやかを探しましょう」

まどか「うん!」

仁美「ええ!」

ボーボボ「よし、チーム分けの事だがこれでいいな」つ紙 ペラッ


   『ボーボボ 首領パッチ
    まどか ほむら 仁美        『天の助』
    杏子 ソフトン 魚雷』


天の助「何コレ、効率悪っ!! ていうか、俺ぼっちじゃん!!」

天の助「変えろーー! さもなくばスト起こすぞー!!」ギャーギャー

ボーボボ「ちっ、仕方ねーな」



      こうしてさやか見つけ隊が結成された

709 = 679 :




 チーム<まひゃど>

まどか「がんばろうね、仁美ちゃん!」

仁美「ええ!」



 チーム<黄系統>

首領パッチ「その縦ロールをあまりチラつかせないでくれ……。発作が起きる……!」

マミ「ほ、発作って……」

ボーボボ「お、俺はマスケットで発作が……!」

マミ「私のシンボル全否定じゃないですか!?」マミーン!



 チーム<残さず食え!>

天の助「俺の背後に立つと死ぬぞ?」

杏子「どっちが背中か分からねー体してるくせに」



 チーム<愛の爆心地とヒットマン>

ソフトン「必ず見つける……!」

魚雷ガール「ソフトン様ぁ~」スリスリ

ほむら(居心地悪い……)




ボーボボ「さやか見つけ隊、出動ーー! えいえい…」


      「「「おおおぉーーー?」」」


まどほむマミ杏仁(((な、何故疑問系……?)))

710 = 679 :





  ~~~~


まどか「さやかちゃ~ん!!」

仁美「さやかさーーん! お話がしたいのですがーー!」


  ~~~~


杏子「どこだーー!? さやかーー!」

天の助「いるんならアイコンタクトしてくれー!」

杏子「それ、発見してないと確認出来ねーだろが!」

杏子「お前、さやかと付き合い長いんだろ? どこかさやかが行きそうな場所とか知らねーか?」

天の助「それなら知ってるぞ! さやかは必ず一日に一度はトイレに行くんだ!」

杏子「ああ行くね! アタシも行くね! そりゃ誰でも行くね!!」


杏子「しかしホントにどこ行きやがったんだ? まさか、もうこの町に居ないとかねーだろーな……」

711 = 679 :



  ~~~~


ソフトン「くっ! 何故、バビロンレーダーが正常に作動しない!」

バビロンレーダー < ガガッピー

ソフトン「近くに巨大な鉄の塊でも無ければこんなことには……」

魚雷ガール「ソフトン様ぁ~」スリスリ

ほむら「すぐ横に原因いるけどぉ!?」ホムーン!


  ~~~~


首領パッチ「あそこからさやかの気配がーーー!!」ダッダッダッダ!

      あそこ→『トイザらス』

マミ「絶対おもちゃ見に行きたいだけでしょーーー!?」タッタッタッタ!

ボーボボ「いや、俺も何か感じたぞ! サンタの袋的なスピリチュアルを……」ダッダッダッダ

マミ「それは間違いなくおもちゃです!」

首領パッチ「いい加減にしろマミ! 俺だって一日中遊ぶことを『おもちゃ』いないぞ! 自分勝手な『レゴ』しか持っ『トイ』ないガキとは違うんだ!!」ダッダッダッダ

マミ「完全に浸食されてる!?」


パチボボ「「入店どぉーーーん!!」」ダッ

自動ドア「ぐふぅ!」パリリーーン!

自動ドア(お、俺の開閉を待たずに入店したのは、お前さんらが初めてだぜ……!)ゴバァッ!

712 = 679 :




首領パッチ「わーい、おもちゃだーー!」キラキラ

ボーボボ「すげぇ、新作だー!」キラキラ

マミ「ふ、二人とも! 早く美樹さんを見つけないと……!」

マミ「あっ!」



     さやか「……」フラフラ


マミ「店の外に……! 人混みでよくは見えなかったけど、きっと美樹さんだわ!」

マミ「今の見たでしょ! さあ、すぐに追いかけましょう!」



ボボパチ「「…………」」



     三三三三三三ボボパチ 『ゲームコーナー』
      スタタタタタッ!


マミ「何で!?」


                ボーボボ達にとって店の外のさやかを見つけたことは、
         トイザらスで外国から輸入された変なデザインの人形を見つけたことに等しい。


マミ「ほとんど興味ナシってことじゃない!!」マミーン!

713 = 679 :




   ~~~~


まどか「すみません、人を探してるんですが……。青い髪の珍しい子で……」

通行人A「いや、髪の色なら君も十分珍しいよ」

仁美「手がかり無しですか……」

まどか「あっ! あの人は……。あの人なら知ってるかも……!」


まどか「ショウさ~~ん! ねえ、ショウさ~~ん!!」

ショウ「うわ、見知らぬ中学生に名指しされた!? ちょっと怖い!」

後輩「知り合いッスか?」

まどか「ショウさーん! ホストで働いてて、女の人を人間扱いしてなくて、お金が無くなったら平気で捨てるショウさーーん!!」

ショウ「ええぇ!? あの子、往来で俺の個人情報を漏らしおる!!」

後輩「しょ、ショウさん、中学生にまで手を出してたんスか……」チョットヒク…

ショウ「違う! 俺はノーマル!!」

714 = 679 :



ショウ「は、ははは、お嬢ちゃん、人違いじゃないかな? お、俺は田中三四郎っていうちゃんとした名前が……」

後輩「あんなに気に入ってた源氏名を簡単に捨てて、田舎臭いと毛嫌いしてた本名を!?」

まどか「ねえ、ショウさん! ホストクラブで成り上がりを狙ってるショウさん! さやかちゃん知らない!?」

ショウ「ぐ、ぐうぅ、何故そこまで……。って、さやかちゃん? 誰?」

まどか「ほら、青い髪の! とっても優しくて可愛くて!」

ショウ「ほらって言われても……」


後輩「あー、ショウさん、あの子じゃないッスか? 青いって言ったら……」

ショウ「え? ……あぁ、アレか? 青っつったらそれしかねーか」

まどか「知ってるんですか!」

ショウ「ああ、さっき電車でそんな感じの子、見た気がするわ」

後輩「何か怯えてましたね。俺らと視線が合うなり、すぐに電車降りちゃって」

まどか「ど、どの駅か分かりますか?」

ショウ「えーと、俺らが降りた2個くらい前だから……」

後輩「<絶望まみれ駅>ッスね」

まど仁「「なんて酷いネーミングセンス!!」」ガガーン!

715 = 679 :



仁美「でも、ここからでは時間が…!」

まどか「大丈夫! 他の皆にメールしたから、近くにいる人が向かってくれるよ! 私たちも急ごう!」

仁美「はい!」

まどか「ありがとうございます、クレジットで名前が出てこないショウさーん!」タッタッタ



ショウ「何なんだろ、この気持ち……。感謝してるのか、貶してるのか……」



  ~~~~


天の助「まどかからのメール……!」

杏子「<絶望まみれ駅>っつーと、こっからすぐだ! よし、行くぞ天の助!!」

天の助「おう! 俺の本気の走りを……!」グググ

天の助「見せてやるぜぇーーーッ!!」ピュン!


        ピューーーーーーーーーーーーーン!!

杏子「と、トムとジェリーみたいな走り方だぁーー! マジで足が回ってる! どうなってんだ!?」

杏子「つか、アタシを置いてくなーーー!!」ダッダッダッダ!!

716 = 679 :






   ~絶望まみれ駅~



さやか「…………」

杏子「さやか!」

さやか「 ! 杏子……!」

天の助「心配したぞテメー」

さやか「天の助も……」

杏子「急に帰りやがって……。ワケぐらい話せよな。あの仁美とかいう奴だって……」

さやか「仁美の話はしないで……」

天の助「さやか……」


さやか「私、仁美に酷いことしちゃった……。きっと許してくれないよ……」

さやか「自分の為に、仁美を……うぅ……」

杏子「お、落ち着けさやか。緑髪もお前と話したいことがあるって言ってたぞ。誰もオメーのことは責めちゃいないよ」

さやか「でも、でも私、皆に迷惑かけてる……。足手まといで、場をかき乱して……」

杏子「何言ってんだよ! お前はアタシの恩人だよ! さやかのおかげでアタシはマミと仲直り出来たし、皆と友達になれた!」

杏子「迷惑なんかじゃないよ!」

さやか「違うよ。きっと、今も皆、私のことなんて……」

天の助「おい、さやか。お前さっきから様子がおかしいぞ」

杏子「そうだよ、何があった? ど、どこか怪我でも……」スッ





            さやか「それ以上近寄らないで!!」

717 = 679 :






天杏「「 ! 」」

杏子「さやか……?」


さやか「あんた達も死んじゃうよ……。あたし、正義の味方なんかじゃなかった……」

さやか「あたし、もうダメみたい……」スッ


         つ『ソウルジェム』ズズズズ…


杏子「なっ!? け、穢れがこんなに……!」

さやか「そうだよね。親友を殺そうなんて……魔法少女の思うことじゃないよ……」

さやか「まるで、魔女だ……」

天の助「一体、何の話を……」スッ

さやか「近寄らないでって言ったでしょ!?」

さやか「あたし、もう終わりだよ! 魔女になっちゃう! あんた達だって殺そうと思っちゃう!」

杏子「魔女に……って、お前、どういう……」


さやか「キュゥべえから聞いたんだ……。魔法少女は穢れを溜めると、魔女になるってさ……」

杏子「なっ!?」

718 = 679 :


さやか「あたしみたいなのが、魔法少女であっていい筈がないもんね……。醜い魔女がお似合いだよ」


さやか「絶望が溜まるとね、どんどん悪い方へ悪い方へって考えちゃうの……」

さやか「マミさんが居たから魔法少女に憧れちゃったんだ、とか。転校生のせいでキュゥべえを怪しめなかったんだ、とか」

さやか「仁美のせいで恭介を取られるんだ、とか。まどかが契約しないからあたしが苦労してるんだ……とか」

さやか「そんな自分がイヤになって、また沈んで……」

杏子「さやか……」

さやか「杏子ぉ……、あたし、皆のこと嫌いになりたくないよぉ……」



杏子「ま、まだ分かんねーだろ! 魔女になるなんて、キュゥべえのデマかも……」

さやか「あの場で嘘を言う必要はないでしょ? あいつ、魔法少女が絶望した時のエネルギーが欲しいんだって……」

杏子「ほ、ほむらの奴だってそんなこと言ってないだろ……」

さやか「私たちに要らぬ心配をさせない為だよ……。あいつ、根は優しいから……」

さやか「それに分かるんだ。今、あたしがあたしじゃない何かに変わっていってるって……」

719 = 679 :



さやか「ねぇ、杏子……」

杏子「……」

さやか「あたしを殺して」


天の助「おい!?」

杏子「何言ってやがんだ!!」

さやか「魔女になって皆に迷惑をかける前に、殺して……」

さやか「もうこれ以上、絶望に染まりたくない……。絶望を造りたくない……」

杏子「バカな事言うなよっ!! ほ、ほら、アタシのグリーフシードを……」

さやか「……ダメなの。もう、遅いよ……」




        ゴオォッ!!




天の助「ぶわぁっ!? な、何だ!?」

杏子「くっ!? ま、まさか本当に魔女化の前兆……」


さやか「あ……、ああっ……、ううぅ……!」ガクガク

720 = 679 :



さやか「は、早く、殺し……。きょ……こ……」

杏子「ふざけんなよ……! ふざけんな!」

杏子「誰が友達を殺すかよ! もう、誰かが死ぬのなんてまっぴらだ!!」

杏子「迷惑なもんか!! 友達はメリットデメリットで動くもんじゃないって、お前が教えてくれたんだろ!」

さやか「くぅぅ……、うぅぅ……」ガクガク


      『ソウルジェム』ゾゾゾゾゾォ!


杏子「糞っ! 何で、グリーフシード当ててんのに……!」つグリーフシード グググ

さやか「穢れが……多すぎるの……。もう、逃げ……」

杏子「諦めるかよ! 最後まで諦めねーぞ!」

杏子「魔法少女が魔女になるんなら、魔女から魔法少女に戻す方法だってきっとあるはずだ! 例えお前が魔女になっても絶対殺さねー!」

杏子「アタシをどん底から救ってくれたのはさやかだ! 今度はアタシの番なんだ!!」

721 = 679 :





            ゴオオォォーーーーー!!



杏子「うっ!? うわああぁぁーー!」ゴオォォ!

さやか「きょ、杏子!」

杏子「くぅ、飛ばされっ……」

     ガシッ!

天の助「掴まれ!」

杏子「て、天の助……!」

天の助「もう、魔女化自体は止められないかもしれない……。でも、まだ諦めてねーんだろ?」

杏子「たりめーだ!」

天の助「最後のチャンスだ。行ってこい!」グッ!


    ぷるぷる真拳奥義<ところて砲丸投げ>!!


室伏の助「うおおりゃあああぁぁーーーー!!」ブン!

杏子「さやかーーーー!!」ビュン!

722 = 679 :



さやか「きょ、うこ……。何で戻って……」ガクガク

杏子「何度だって来るに決まってんだろ!!」ガシッ!

さやか「……」

杏子「さやか……。友達ってのは迷惑を掛け合って、助け合って生きていくんだろ?」

杏子「全て自分の力だけで生きていくような奴がいれば、それは正義の味方なんかじゃない。ただのバケモンさ」

さやか「……」

杏子「さやか、皆のところに帰ろうよ? 皆待ってるよ」

さやか「………杏子」

723 = 679 :



さやか「ねえ、1コだけ…わがまま言っていい?」

杏子「ああ、何でも言いやがれ」

さやか「あたしね、皆に会いたい……。もう一度、皆と話したい……!」

さやか「でもね、これ、止められないみたい……。魔女になっちゃうみたい……」

杏子「……かもな。だけど、アタシは諦めねーぞ! お前が魔女になっても、絶対に!」

さやか「ふふ、それが聞けて、良かった……」







               さやか「きょ、うこ……。魔女になっちゃった、バカなあたしを助けて……」








                           パリン!





.

724 = 679 :

     ゴオオオオオオオオオオオォォォォッッッ!!


杏子「 ! うあああぁぁぁ!?」ゴオォォ!

天の助「うわああぁ!?」ゴオオォォ!



さやか「」ドサッ


         『グリーフシード』ゴゴゴゴゴ!



オクタヴィア「GAAAAAAHHHHHH!!!」ゴゴゴゴゴ!



天の助「さやかぁーーーー!!」ゴオオォォ!

杏子「待ってろよ! 絶対! ぜってー助けるからな!!」ゴオォォ!

杏子「絶対にお前を救ってみせる!」グッ!




第八話 「インキュベーター氏、推薦! ~あたしって、ほんとバカ…~ 絶望に染まった少女の赤裸々告白!!」 完

725 = 679 :



第8話はこれで終了です
さやかちゃんが魔女化して、ようやく肩の荷が下りました
この辺はどうしても、シリアスの度合いが大きくなってしまいますね
次こそは早く投下出来るように、努力します

726 :


>>708の紙にマミさんが…

728 = 679 :

>>726
ご指摘ありがとうございます

修正です


ほむら「決まり……ね。それじゃあ、さっそく手分けをしてさやかを探しましょう」

まどか「うん!」

仁美「ええ!」

ボーボボ「よし、チーム分けの事だがこれでいいな」つ紙 ペラッ


   『ボーボボ    首領パッチ
    まどか  ほむら   マミ       『天の助』
    杏子 ソフトン 魚雷 仁美』


天の助「何コレ、効率悪っ!! ていうか、俺ぼっちじゃん!!」

天の助「変えろーー! さもなくばスト起こすぞー!!」ギャーギャー

ボーボボ「ちっ、仕方ねーな」



      こうしてさやか見つけ隊が結成された

729 :

乙乙

730 :

田中三四郎www

さあて、とうとう原作最悪の欝どころか。頼むぜボーボボ、ハジケリストの前には絶望なんて夜明けの炎刃王みたいなもんだってことを見せてくれ!

731 :


どうあがいても希望

732 :


絶望なんて、あるわけない

733 :

乙です
シリアスとギャグが同居するのはまさにボーボボクオリティwwww
さて、オクタヴィアさんをハジケリストはどう相手するのか

734 :

く、リアル更新にあえなかったぜ・・・・・>>1!これからも応援してるぜ!

735 :

乙です
仁美の心境を説明する場面は感動できました。作者さんはギャグシーンだけじゃなくてシリアスシーンも凄く上手いですね!

736 :

>>730
そんなもの無かった

夜明けの炎刃王なんて無かった

あっちゃいけないんだよ

737 :

そろそろ聖鼻毛領域-ボーボボワールド-の出番だな!

738 :

マミさんってバビロン巻き+毛っぽくて強そうだよね
ドリルにご両親いないかな…シンミリ

739 :


さやかを助け出せるような奇跡も魔法もなくっても、
この街には、ハジケリスト達がいる!
もう、何も怖くなんかない!

740 :

前スレ今読んでるんだけどもぎ[ピーーー]テゥでワロタ
>>1はボーボ本もちゃんと読んでるのな

741 :

まださやかが助かると決まったわけでもないのに誰一人として悲観してないのがすげーな

742 :

三バカがいるともうだめだって感じが薄れるよな
ギャグって素敵すぎる

743 :

たぶんボーボボが聖鼻毛領域を駆使してさやかの絶望を無くすとか

744 :

展開予想を書き込むことは許さない!!

なぜなら俺も魚雷だから!

745 :

魚雷先生ー!!

746 :

>>1
天ちゃんイケメン…

747 :

お前だけにいい魚雷させるかよ

748 :

オレたちは一万人でひとつの魚雷部隊…だろ?

749 :

ライオトルーパーかよVIPサービスの新スレ報告ボットはじめました。→http://twitter.com/ex14bot

750 :

読む度に原作のシーンを思い出すわ


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