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    元スレ上条「福引で一方通行が当たった」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
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    251 :

    黒翼とか白翼とか天使のわっかとかがかわるがわる出てきますね

    252 :


    >>1です。こんにちは。

    >>235
    なんかもうそれであってる気がします。

    >>237 >>243
    良いご主人さまですね!
    ウチのご主人さま(二歳♂)はマタタビを吸うと赤ちゃん返りするのか、
    下僕の耳たぶをチュッチュカミカミペロペロモミモミしてきます。

    >>249
    >>241さんのアイデアをちょこっと拝借しました。
    勝手にすみません!

    あと前回投下分の海原の一人称が軒並み「僕」になってました。
    「自分」でしたね。脳内補完よろしくおねがいします。
    古泉と被るんですよね。ごめんなさい。


    じゃあ今日も投下させていただきます。

    253 = 252 :


    ■セブンスミスト


    結標「はい到着! 」

    一方通行「っとォ……」ヨロ

    結標「あら大丈夫?」パシッ

    一方通行「ああ、やっぱ使い慣れた奴じゃねェと使いづらいな」フリフリ

    結標「松葉杖とあの杖じゃそんなに違うのかしら?」

    一方通行「ある意味じゃ生命線なンだよ。金が入ったら取り換えさねェと」

    結標「あれも売れたのよね。誰が買ったのかしら……」

    一方通行「さァ」

    結標「グループの情報網を使って調べてるんだけど、
        あの杖の買い取り主は分かってないのよ」

    一方通行「暗部の情報網を何に使ってンだよ……いいけどよ……
           とはいえ、あのカスタムは俺専用って所だ。精々研究機関か……」

    結標「もしかしたら一方通行コレクターかもしれないわね!」アハハ

    一方通行「……」

    結標「え……何、心当たりでもあるの? 何、ストーカーとか!?」

    一方通行「いや、大方俺が取り返したいものをピンポイントで買い占めて
           どうあっても返さない事で悦にいる三下だろォ」ウンウン

    結標「敵が多すぎるんじゃないの……」

    254 = 252 :


    ■とあるマンション


    垣根「ふ……へ、へっぐしッ!
        誰だ学園都市の第二位がイケメンだなんて噂してんの!」グシグシ

     ピンポーン

    宅配便「お荷物でーす!」

    垣根「はぁーい!」

    宅配便「ハンコかサインください」

    垣根「あ、じゃあサインで」シャシャシャッ

    宅配便(なんか芸能人みたいなサインされた……)

    垣根「ハイ!」

    宅配便「あ、ありがとうございます。それじゃ、これ荷物です。それでは!」

    垣根「お疲れ様でーす!」

     バタン

    垣根「ふっふっふ……」

     ベリバリ パカッ!

    垣根「ついに手に入れたぜ! 第一位専用杖!」パンパカパー!!

    255 = 252 :


    垣根「フフフ……って、うわぁ、なんかめっちゃカスタムしてある……
        これ触ったら爆発するんじゃねぇか……」ビクビク

    垣根「でも、これを返さない限り第一位は威力半減だぜ! 俺頭いい!」ヘヘン

    垣根「まさかこれだけで1700万もするとは思わなかったけど。
        でも俺にとってははした金だもんねー!」ハッハー!

    垣根「もしかしたらこれをダシに第一位ともう一回コンタクトとっちゃったりしてなー!」

    垣根「……福引、毎日通ったのにな。一等ばかりか、二等の……すら……」ハァ グスッ

    垣根「……」ゴシゴシゴシ!!

    垣根「ちょ、ちょっと使って歩いてみちゃったりなんかして……」カツンカツン

    垣根「歩きづら! っつーか微妙に低い! 第一位背ちっちゃ!
        あ、俺がでかいのか!? いや、でもちっちゃこれ! ちっちゃー!」ガーン!!


    ■セブンスミスト


    一方通行「……ェくしゅン!!」

    結標「やだ可愛い……! 風邪? お姉ちゃんがあっためたげようか!?」

    一方通行「ちげェよ変態! 何だァ? 妙に悪寒がしやがる……」グシグシ

    256 = 252 :


    結標「薄着だからかしら?」

    一方通行「ンー……」

    結標「というか、これ、借り物でしょ?」

    一方通行「あァ、三下の。身長同じくらいだかンな。借してくれたンだよ」

    結標「だと思った。カジュアルすぎるもの。それにサイズ合ってないし」

    一方通行「? 身長は同じくらいだっつってンだろ」

    結標(袖の長さは合ってるのに……襟ぐり広く見えるし、肩幅は合ってないし。
        そもそも上下ともウエスト余ってるし、ジーンズの中で足が泳いでるし……
        あ、でもズボンのすそが微妙に足りてないわ……手足長ッ! 羨ましッ!)ズビッ

    一方通行「……よだれ拭け」

    結標「はっ!?」ゴシゴシ

    一方通行(こいつの舐めまわすような目が怖ェ……)

    結標「ふぅ……それじゃ今日はしっかりサイズの合ったものを買いましょうか」

    一方通行「おゥ」テクテク

    257 = 252 :


    ■エントランスホール


    結標「……」ポカーン

    一方通行「どうした?」

    結標「どうしたもこうしたもないわよ! 何も思わないわけ!?」

    一方通行「何がァ?」

    結標「そこらじゅうに貼ってある春物のポスターよ!」


    バ バ ー \ 鈴科百合子「お買いものはセブンスミストまでェ!」キラッ / - ン !!


    一方通行「……?」

    結標「不思議そうな顔で首かしげないでよ可愛いわね!」ウガー!

    一方通行「何だ何だよ何ですかァ? そーンなにこのポスターが気になっちゃうってェ?
           このバカみてェな三下は!」ピキピキピキ

    結標「気にもなるわ!
        目の前の鬼畜ショタがゆるふわ森ガールルックで春物の販売促進してるのよ!?」バン!

    一方通行「そこまでショタショタ言われると引くし傷つくンですけどォ……」

    結標「褒め言葉よこれは。って、そうじゃなくて……
        ああ、やっぱりあのCMもホログラムじゃなかったってこと……」ガックリ

    258 = 252 :


    一方通行「そンなに変かァこれ……?」シゲシゲ

    結標「自分のポスターじろじろ見ない! なんかもう私が恥ずかしいわ」

    一方通行「確かにお前の服装は恥ずかしィわな」

    結標「なによ、これ動きやすいのよ」ムムム

    一方通行「オフの日くらいまともなモン着てりゃいいだろ。
           最近は仕事のある日の方が珍しいじゃねェか」

    結標「そ、そうだけど……なんか恥ずかしいというか……」

    一方通行「じゃあ俺が選んでやるから、気に入ったら買え。そして着ろ」

    結標「え!? ちょ……そんないきなり……!」

    一方通行「気に入らなきゃ買わなきゃいいじゃねェか。どうせ金出すのはオマエだろォ?
           あわき・お・姉・ちゃ・ン?」ニヤニヤ

    結標「」ダバダー

    一方通行「うォォい! 鼻血鼻血! バカですかァオマエはァ!?」フキフキ

    結標「ごめん、見た目病弱系の俺様ショタについて新たな領域を発見したの……」

    一方通行「もうお前のサラシ、ピンクじゃなくて赤になってるぞコレ」

    結標「もう少ししたら黒くなるから大丈夫よ」

    一方通行「ダメだろ洗ってこい! ほら、手洗いあっちにあるからァ!!」

    結標「わかったわ」スタスタ


    一方通行「お姉ちゃンっつゥか……妹だろ、アレ」ポリポリ

    259 = 252 :


    ■グループのアジト


    海原「……ウノー!」ワーイ!

    土御門「残念ドロー4だにゃ~!」

    海原「うわああああ何するんですか!?」アワワワ

    土御門「色は黄色だぜい?」ニシシ

    海原「きいろ、きいろ……うう、1枚引きます」ションボリ

    土御門「はーい、ドロー2~!」

    海原「ふふん……甘いですね。ここはドロー2重ねで回避です!」バンッ!

    土御門「んじゃ俺も回避」ピラ

    海原「何でまだ持ってるんですか!」

    土御門「もう持ってないなんて言ってないぜよ」


    海原「……というか男二人でウノは虚しいのでもうやめませんか?」

    土御門「自分の手札が増えた瞬間そういうこと言う奴って……」

    海原「そもそも何でここにウノがあるんですか」

    土御門「いやぁ、一方通行が久しぶりに来るし。
          みんなでワイワイ楽しくおしゃべりしながらやろうかと……」

    海原「修学旅行の女子高生みたいなこと言わないでくださいよ」

    260 = 252 :


    土御門「じゃあジェンガでもやるかにゃー?」ガッシャガッシャ

    海原「やりません! あっ、しかも何気にラブジェンガじゃないですか!
        古い! そして何故ここに!? ……はっ!? じじじ自分はそういうシュミないです!」

    土御門「誰がお前とラブジェンガを実行するか!
          普通にジェンガとしてだけ遊ぼうと思っただけですたい!」

    海原「なんだ……良かった……貞操の危機かと思いました」ホッ

    土御門「それにこれはウチにあった奴を持ってきただけだぜよ」

    海原「家に!? まさか義妹さんと……ふしだら! ふしだらです!」

    土御門「ストーカーに言われたくないぜい。
         あとさっきから声デカイにゃー。テンション高ー」

    海原「あっ……すみません」

    海原(ここで謝るからいけないのでしょうか……
        エツァリ的には……でも、海原光貴なら……うーん)モンモン


    土御門「我儘な海原に合わせてゲームはお開きにしようかにゃー」カタカタ

    海原「自分の所為になってますし……もう……」

    土御門「そういや例の福引、2等の当たりについて何かわかったか?」キリ

    海原(あっ、仕事モードだ)

    海原「当たりが出たということだけは分かったのですが、当選者については……」

    261 = 252 :


    土御門「タダの福引にしてはセキュリティーが異常だな」

    海原「取り扱っている景品が景品ですしね。
        第一位の超能力者1年分をはじめとして、海外旅行、家電製品や宝石類。
        レジャー施設のチケットやら各地取り寄せグルメやら、もちろん服やバッグの商品券も」

    土御門「確かに豪華っちゃ豪華だが、第一位をそこに突っ込むという発想が……」

    海原「ちなみに今回の福引期間中は、学園都市外部の企業から
        福引券欲しさに取引申し込みが殺到したようです」

    土御門「一方通行の能力はどこに行っても万能だ。
         裏からも表からも引っ張りだこってところか」

    海原「学園都市のショッピングモール系列の売上は一月で去年の年収の50%とか」

    土御門「もう17億円、回収してるんじゃないのかにゃー?」

    海原「余裕でしてますね。
        というか17億は第一位の値段としては破格過ぎたのかもしれません」

    土御門「座敷わらしみたいなやつだぜぃ」

    海原「……身売りするよりタレント業とかを始めた方が借金完済に近づけたのでは」

    土御門「ブフッ……! タ、タレント……」ヒクヒク

    海原「いや、あの物おじしない性格ならあるいは……」

    土御門「その時は俺がマネージャーで売り込んでやろうかにゃー」

    海原「じゃあ自分はボディーガードで」

    土御門「結標が秘書兼送迎係か?」

    海原「……タレント事務所を起こす時かもしれません」

    土御門「ビッグチャンスの予感ぜよ!」

    262 = 252 :


    ■服屋


    結標「へぷしっ!」ズビ

    一方通行「腹出してると風邪ひくぜェ?」

    結標「んん~、大丈夫よ。あ、次はコレ着てみて!」

    一方通行「はァ? こういうのはちょっと……似合わねェだろ……
           そもそも普段着じゃねェだr」

    結標「絶対いいから! というか見たいの!
        お願いお昼ご飯好きなもの食べさせてあげるから!」

    一方通行「……肉?」

    結標「ここの最上階にあるステーキハウス、評判いいわよ」

    一方通行「着てくるゥ!」パァア

    結標「計画通り……!」

    263 = 252 :


    結標「もういいかしらー?」

    一方通行「ンー、よし、着れた」

    結標「開けるわよ?」シャーッ

    一方通行「……やっぱ髪がコレじゃ合わねェよ、学ラン」

    結標「大丈夫。キュンと来たわ」グッ

    一方通行「そう言えば俺の制服も差し押さえられたなァ。
           一回も着たことねェけど、売れンのかァ? 中古の男子制服って」ンー

    結標「長点上機の!? 何で着なかったのよ!」

    一方通行「学校行く暇ねェもン。もうコレ脱いでいいか?
           そろそろ普通の服買いに行きたいンですけどォ」

    結標「普通の服なんて着たことない癖に。いつもウルトラマンでしょ!」

    一方通行「……親のセンスが残る事ってあるだろ。無意識に選んでンだよ」

    結標「はいはい言いわけ言いわけ!」

    一方通行「ンのやろォ……」

    264 = 252 :


    ■別の店


    一方通行「コレとコレと、あとコレ」ポイポイポイ

    結標「もっといいお店でもいいわよ? ブランド系はあっちだし」

    一方通行「いや、高いモン着てるときに道端で学園都市の借金取りに見つかったら
           多分身ぐるみ剥がて売り飛ばされるからな。安モンのがいい」ウフフ

    結標「不憫な子……」ウルッ

    一方通行「あとコレ」ポイ

    結標「……ぱんつ」

    一方通行「ダメか。やっぱ流石に女の金で下着を買わせるっつゥのは……」

    結標「いいいいいいえ! 別に大丈夫よ! ただ貴方も履くのねって思って!!」ブンブンブン

    一方通行「ノーパンだと思われてたのかァ……俺……」ドンヨリ

    結標「な……ノ……ッ!? ち、ちが、あの、想像できなかったから!」ブンブンブン!!

    一方通行「あの、もォいいから首ぶンぶン振るな。尻尾が当たる」ビチビチビチ!!

    結標「しっぽ!? 髪の毛よこれ!」

    一方通行「はいはいィ。
           長ーいシッポが2本もあって良いですねェ? あわきお姉ちゃンはスゴイなァ」ワシャワシャ

    結標「ちょっとー! ぐしゃぐしゃにしないでよー!」


      キャッキャ ウフフ


    美琴「」ポロッ

    黒子「……お姉さま? クレープ落ちましたわよ?」キャッチ

    265 = 252 :


    美琴「あ、ありがと……って、んなもの食ってる場合じゃないわよ!!」

    黒子「ひゃ!? じゃ、じゃあ黒子が食べてしまいますの!」

    美琴「あげるわよ!」

    黒子「お姉さまの選んだクレープ美味しいんですの!」モキュモキュ

    美琴「アンタ同じの食べてたじゃない……じゃなくて!」


    美琴「一方通行ああああああああ!?」

    一方通行「ン? おォ、オリジナル」

    黒子「あら、お知り合いですn」

    結標「」

    黒子「」

    結標黒子「「んにゃああああああああああっ!!? あの時のおおおおおお!!!」」

    一方通行「えっ、何ィ?」ビクゥ

    266 = 252 :


    今日はここまでで。

    時系列とか細かいことは無視の方向でお願いします。

    次も一週間以内に。
    ありがとうございました。

    267 :

    いいねぇ

    268 :

    あわきんの心境が分かってしまったぞくそ!

    269 :

    メルヘンェ…

    270 :

    おつー
    >>1にはすまないが、このSSの趣旨を忘れていた
    ほのぼの日常ってだけじゃなかったな
    期待が募るぜー

    271 :

    ちょちょちょちょっとまて
    ていとくんが…可愛いだと…?

    273 :

    ていとくんワロタwwwwwwwwwwwwww

    274 :

    今回は上手いこと間チュー成功させたが、黒子はまだ食べ比べ不可の愚考を繰り返してんのかww

    275 :

    ここの美琴は和解してるか知らんが百合子CMは見てんだよなww

    276 :

    私男だけど一方通行にお姉ちゃンって呼ばれたい

    277 :

    お兄ィィィィィィちゃァァァァァァン!

    278 :

    私はMではないが結標の尻尾でビタンビタンされたい

    279 :

    奇遇だな

    280 :

    お前もか

    281 :

    暇を持て余した

    282 :

    上条の

    283 :

    そげぶ

    284 :

    退屈しのぎで世界を救ってんのかww

    285 :

    暇つぶしでそげぶされたらたまらんわwwwwww

    286 :

    まさに神浄討魔

    287 :

    なんだこの流れwwwwww

    288 :

    ていとくんに当てられてたら今頃どうなってたかと思うと涙が止まらない

    289 :

    >>288 どうなってたの?

    290 :

    垣根「お前はもう俺の物なんだよな?」ハァハァ

    一方通行「近づいてくるなよォ…」グスッ

    ってなるまであるな

    291 :

    ていとくんに引き取られてたら
    >>255
    「あ、俺がでかいのか!? いや、でもちっちゃこれ! ちっちゃー!」
    が別の意味になってしまい第一位涙目

    292 :

    巨根ショタって知ってるかしら?

    って暗部の空間移動系能力者が言ってた

    293 :

    まあ上条さんちだからおとなしくしてるだけだと思う

    294 :

    巨乳ショタに見えた

    295 :

    ん?
    今更だがドコモの充電器でいいなら
    コンビニで売ってる単三充電器つけてれば
    結構活動できんじゃね?

    296 :


    >>1です。こんばんは。

    ていとくん人気みたいで嬉しいです。大分キャラ崩壊する予定ですが。
    でもアッー!はない、と、思います。ごめんなさい、みんな大好きなのにね、ホモネタ。

    あわきんって可愛いですよね。とってもかわいいですよね。うん。それだけです。


    じゃあ今日も投下させていただきます。

    297 = 296 :


    ■ステーキハウス


    黒子「改めて自己紹介を。私は常盤台中学1年の白井黒子と申しますの」

    一方通行「俺ァ学園都市の第一位、一方通行だ」

    黒子「!? だ、第一位!? お姉様よりも上位の……」ガタッ

    一方通行「オマエら二人は……まァ顔は知ってるらしィな」

    美琴「アンタ、残骸の時の、よね?」

    結標「その時は悪かったわ。二人ともね」

    黒子「悪かったで済むとお思いですの? 随分余裕があるんですこと」

    一方通行「ンだよ、そっちのチビっこいのとは残骸の時の知り合いか」

    黒子「……今チビっこいとおっしゃいまして?」プルプル

    美琴「黒子、抑えて。そういう場合じゃないの」

    一方通行「ハイハイだったら話は簡単だァ。
           この馬鹿みてェな三下、もとい結標には俺がキッツイ仕置きをしといてやったからなァ」

    黒子「はい?」

    結標「正面からベクトルパンチで鼻骨骨折、前歯と頭蓋にも大分……」ガクブル

    黒子「……つまりはリンチ、ですのね?」

    一方通行「はァー? 違ェよなァあわきお姉ちゃン? あれはオマエが悪いよなァ?」ネー?

    結標「やめてー! 第二のトラウマなのよー! 確かに私が悪かったけどぉ!」グスン

    黒子「あ、あ、貴女本当にあの結標淡希ですの!?」

    美琴「そうよ! というかアンタも本当に一方通行!?」

    一方結標「「え? うン」」キョトーン

    美琴黒子((なんか記憶と全然違ぇー!!))ガガーン!!

    298 = 296 :


    一方通行「まァそう言うことだから、コイツのことは許してやれ」

    結標「ごめんなさい」

    美琴「……もういいわ。残骸はあの後正確に回収されたみたいだし、妹達も無事だしね」

    黒子「お姉様、でも……」

    一方通行「流石常盤台のお嬢様は心が広いなァ。良かったじゃねェか結標」

    美琴「アンタねぇ……」

    一方通行「妹達の件なら謝らねェ」

    美琴「はっ!?」

    一方通行「オイオイ、その年でもう難聴ですかァ?
           俺が、一万人の妹達を、実験で使った事は、謝らねェって言ったンだよ」

    美琴「……」バチバチッ

    一方通行「おォ、今なら電極のスイッチは入ってねェからなァ。
           反射も設定してねェし。攻撃でも何でも好きにしやがれ、三下」ダラン

    美琴「……反射を設定していないって、どういう意味よ。それでもまだ余裕ってこと?」

    結標「今現在の一方通行のレベルは実質0に限りなく近い、そういうことよ」

    美琴「ぜ、ゼロ!? 何で……」

    一方通行「別にィ。ドジっただけだっつゥの」チッ

    結標「カクカクシカジカショタセラレータクンカクンカ……というわけで打ち止めを守ったために……」

    美琴「そんなことがあったなんて……」ポカーン

    黒子「良い人ですの……!」ウルウル

    一方通行「余計なこと言うんじゃねェ!」ズビシ!

    結標「あ痛!」

    299 = 296 :


    結標「でも本当の事じゃない。どうして謝らないの? つまらない意地なら……」

    一方通行「フン……俺が謝ったら恨むヤツが居なくなってやり場がねェじゃねェか。
           だから俺は謝らねェ」フンス

    結標「それは……あのねぇ……」ハァ

    美琴「甘いわね」

    一方通行「あァ?」

    美琴「私がそんな生ぬるい考え方するわけないでしょ!
        アンタの事を許すなんて絶対あり得ない。あの子たちの分まで恨むわよ」

    一方通行「そォかよ」

    美琴「でも勘違いするんじゃないわよ。私が恨んでいるのは『妹達を実験に使った一方通行』。
        『妹達を助けた一方通行』、アンタには、すごく感謝してる。ありがと」

    黒子「お姉様らしいんですの」クス

    一方通行「……屁理屈だなァ」ガシガシ

    美琴「な、何よ! 人がせっかく……」

    一方通行「うるせェ。謝罪の代わりに約束してやるよ。
           この顔した奴は絶対泣かさねェってなァ」ムニッ

    美琴「ひたたたた!!! ほっぺひゃはなひなひゃいよー!」ミヨー

    黒子「お姉様ー!?」アワワワ

    店員「……お料理をお持ちいたしました。
        と、ミサカは落ちついた雰囲気の店内で騒ぐお客様を遮るように話しかけました」

    一美黒結「「「「ごめンなさい……」」」」

    300 = 296 :


    美琴「あ、このハンバーグおいしい」

    結標「本当ね」

    黒子「お姉様! 黒子のとちょっぴり交換いたしませんこと?
        ホラホラ違うのを注文してますの!」

    美琴「いいわよー。はいアーン」

    黒子「!!! あ、あーんですの!」アー

    美琴「ほい。どう?」

    黒子「お、美味しいですの~!!」メロメロ

    美琴「私にもちょうだいよー」アー

    黒子「うふふふふふふ今日のお姉様は何だか可愛らしいんですの!」ハイ

    美琴「なんか余計なこと考えるのが面倒くさくなっちゃってね。あ、おいし」モギュモギュ

    結標「……」

    一方通行「……ンだよ」

    結標「あーくん、アーンv」

    一方通行「ン」パク

    結標「た、食べた! 手からご飯食べたわ!」ガタッ!

    美琴「すごい! あの一方通行が!?」ガタッ!

    黒子「野良猫みたいな扱いですの……」

    一方通行「肉うめェ」モクモク

    結標「なんだ、結局肉なら食べるってだけなのね」ガックシ


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