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元スレ上条「いくぞ、親友!」一方「おォ!!」

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451 : 1 - 2011/02/01(火) 00:48:00.10 ID:RAZOwFJb0 (+27,+29,-10)
ども、1です。
毎日ってのは、ほら、アレだアレ。
だいたいって事で……ダメですね、ごめんなさい。
とにかく、今から投下。
452 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:48:45.17 ID:/izHFKzO0 (+30,+30,-221)
「しっかし、まぁ。
……ヘンテコなカタチしてんな、おい」

上条がビルを見上げながら呟く。

そのビルは、十二階建てで四棟もあった。

それらは漢字の『田』の字を作るように配置され、空中にある渡り廊下で繋がっている。

「……まァ、ンな事はどォでもいいだろ」

一方通行は適当に返す。

こうして見る限り、話に聞くような『科学宗教』の雰囲気は、あまり感じられない。

ごく普通の『進学予備校』と言ったところだ。

時折出入りする生徒達を見ても、やっぱりおかしなところはない。

「とりあえず、中に入ろう。
隠し部屋がところどころにあるらしい」

ステイルはのんびりとした様子だった。

見取り図は上条達が目を通した後に燃えた。

となると、全て頭の中にある事になる。

「隠し部屋?」

「ああ。
おそらくトリックアートでも使って、
中の人間には気付かせない作りになっていると思うよ。
あのビル、子供の積み木で出来ているみたいに隙間だらけだし」


453 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:48:53.38 ID:enQDmT5A0 (+13,+25,-1)
待ってました!
454 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:49:45.81 ID:oBV2CUzU0 (+30,+30,-162)
「……ほォ。
見た感じじゃ、そンなに怪しくねェがな」

一方通行が何となく呟くと、ステイルは忌々しそうに言った。

「……怪しくは見えない、ね」

「何だよ?」

上条が聞いてみると、ステイルは何でもない、と首を横に振る。

「いや、実際に専門家の僕が見ても怪しい所が見当たらなくてね」

そう言っている割には、何か釈然としていない表情をしている。

「ま、入るしかないさ。とっとと行くとしようか」

「入るしかないって……ちょっと待てよ。
まさか正面からお邪魔すんのかよ?何か作戦とかねーのか?」

上条が、慌てて尋ねる。

それはそうだろう。

ステイルはあくまでも、『怪しい所は見当たらない』としか言っていない。

もしかしたら、危険がたくさんあるかもしれないのだ。

迂闊に足を踏み入れるのは、大丈夫じゃないに決まっている。


455 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:50:48.07 ID:D5wplbSa0 (+30,+30,-223)
「それじゃあ、君には何か得策があるのかい?」

そう言われて、上条は一瞬黙る。

「……いや、だとしてもさ!
このまま突っ込んで、蜂の巣にされたらどうすんだよ!!」

「……ふむ。
まぁ身体にナイフで術式を刻めば気配は絶てるけどね」

「じゃあやれよ!
痛いのヤダけど!!」

ステイルはそれを聞いて、心底つまらなそうに告げる。

「最後まで聞きなよ。
たとえ気配を絶とうがね、
『ステイル=マグヌスが使った魔術』の魔力だけはごまかしようがないんだよ」

ステイルいわく、
魔術を使うために生み出される『魔力』というモノは個人によって性質などが違うらしく、
あのビルに充満しているアウレオルスの『魔力』に、
ステイル『魔力』が被さると、簡単に侵入が気付かれてしまうらしい。

「……つまり、何か?
オマエは歩く発信機って事なのか?」

ステイルは、あっさり首を縦に振った。


456 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:51:50.10 ID:4ATEs8ce0 (+30,+30,-267)
「とは言ってもね、上条当麻。
君よりも、僕はずっとマシだと思うよ」

何でだよ、と上条が言う前に、ステイルは口を開く。

「君の幻想殺しは触れてしまうだけで勝手に異能を打ち消すだろう?
そんな事されて、気付かないヤツがいるわけないじゃないか。
僕は魔術を使わなければ異常は感知されないけど、君の方は異常が常時ダダ洩れだよ」

「オイ、つまり何か?
俺はともかく、オマエら二人は発信機ぶら下げた間抜け面で、
危険度Aランクの所に何の策もなしにドアベル鳴らしてお邪魔すンのか?」

「ふむ。
ま、そうなるね。
そういう事では、君の方が重要だね」

「この野郎……一発殴っていいか?いいよな?ぶっ飛ばす」

「さっきも言ったけど、そんな事してる場合かい?」

「……チッ。
後で覚えてろよ」

「覚えられたらね」

そう言い合いながら歩き出す二人を見て、一方通行は思う。

コイツら、なンだかンだ言っていいコンビかもしれねェな、と。


457 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:52:34.52 ID:XrzUpqq40 (+30,+30,-178)







ガラスの入口をくぐり抜けた先には、ごく普通の光景があった。

日光を多く取り入れるためか、全体的にガラスの多いロビーだった。

おまけにかなり広く、高さも三階分はある。

ここは予備校で言う『外面』という奴だ。

新しく入校するお客様を引き付けるために、豪華な飾りをするのも仕方がないのだろう。

奥にはエレベーターが四基並んでいる。

そこから少し横に入ると階段が見えた。

飾り気のないそれは、あくまで非常階段である事を示している。

どうやら、現在は長い休み時間らしい。

外へと食料の買い出しに行く生徒が行き来している。

上条達は特に注目を集めなかった。

もしかしたら、単に入校の手続きをしにきただけ、とでも思われているのかもしれない。

(……上条はともかく、俺やコイツが受験生に見えるのかねェ?)

一方通行は少し疑問に思う。


458 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:53:13.92 ID:KB8fm74X0 (+30,+30,-176)
確かに、自分もステイルも『少年』ではある。

ただ、外見的にどこまでも怪しいと思う。

自分は白髪に赤目だし、ステイルは真っ赤な髪に、ピアスとか指輪をたくさんしている。

……まぁ、予備校も客商売だから来る者を拒まないだけかもしれないが。

とりあえずは、不審な点は見当たらない。

そう思った矢先――

「あれ?」

上条が突然、間の抜けた声を出した。

その視線の先を見てみると、エレベーターがある。

その右から一基目と二基目の間の壁に、金属塊が転がっている。

近くには、全長八十センチはある巨大な弓が転がっていた。

それの手足と呼べる部分は、ひしゃげて折れ曲がっている。

壊れた関節部分からは粘つく黒い液体が流れ出ている。

一方通行には、とても嫌な見覚えがあった。

しかし、そんな事よりも気になる事があった。


459 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:54:02.77 ID:O8xZmayL0 (+30,+30,-205)
(……何で誰も騒ぎ立てねェンだ?)

そう、この場にいる誰もが、『アレ』について話題ですら建ててない。

目も合わせていない。

――まるでそこには何もないかのように、だ。

「どうした?
ここには何もない。
移動した方が賢明だと思うけど」

ステイルが、そう言った。

「あ、ああ」

上条『それ』から目を離した。

一方通行は、まだ離せなかった。

「……オイ、待てよ」

一方通行が呼び止めるとステイルは、

「うん?
何だい、あれはただの死体だよ」

と言った。





「は……?」

上条は訳が分からない、といった表情をしている。

「施術鎧による加護と天弓のレプリカ――おそらくローマ正教の十三騎士団だろう。
裏切り者の首を取りに来たみたいだけれど、その様子じゃあ全滅ってところなのかな?」


460 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:55:13.82 ID:RAZOwFJb0 (+37,+30,-259)
一方通行は、じっと『それ』を見る。

赤黒い血の色に、鉄の匂い。

一方通行『実験』と称した『人殺し』をしていた昔を思い出した。

それだけで、気分が悪くなる。

分かってはいたが、死体を見るのはもう嫌だったのだ。

「くそ……ったれが!」

上条が走り出す。

どうやら、何か出来る事を探すつもりらしい。

一方通行も駆け寄る。

彼の能力は、応急処置にも使えるのだ。

近寄ると兜の隙間から、わずかな呼吸音が聞こえる。

能力を使って、状態を診てみる。

「どうだ、一方通行?」

………………。

……もう、ダメだった。

上条にそれを告げようとした瞬間、エレベーターの扉が左右に開く。

そこから、同い年ぐらいの少年少女がたくさん降りていく。

すぐ横で崩れ落ちた人間を気にも留めず、世間話をしている。


461 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:56:01.53 ID:HRYUx11o0 (+33,+30,-284)
「て、めぇ――――――」

上条は、怒りのままに近くにいた生徒の一人の肩を掴む。

「何やってんだよ!
さっさと救急車を――――っ!?」

言葉は途中で遮られた。

上条の腕が、おもいっきり引っ張られたからだ。

「なっ――――」

彼は絶句した。

その生徒は、特に上条の腕を掴んでいない。

肩に置いた手が、そのまま引っ張られたのだ。

さらに言うと、相手は上条に気付いた様子ですらない。

あれだけの叫び声をあげたのに、
ロビーにいる誰もが気付いていないようだった。

「……オイ、こりゃどォいう事だ」

一方通行の質問に、

「そういう結界なんだろうね。
コインで例えるなら、
何も知らない生徒達が『表』で、
僕達みたいな外敵が『裏』ってとこかな。
そして、『表』の人達は『裏』の人間に気付かず、
『裏』の人間は『表』の人達には一切干渉できない。見てみなよ」


462 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:56:47.05 ID:fpzHVz620 (+33,+30,-202)
ステイルの指差した先には、
エレベーターから出てくる少女がいた。

見れば、鎧から溢れている赤黒い血溜まりの上をすいすいと歩いている。

少女の靴底を見ても、何の汚れもなかった。

「ふむ」

ステイルは煙草を手に取り、火を点けた。

それを、そのままエレベーターのボタンに押し付ける。

「どうにも建物自体が『コインの表』らしいね。
二人とも、僕達は自分の力でドアも開けられなくなってしまったらしい」

そう言われ、上条がおもいっきり右拳を振りかぶる。

幻想殺し(イマジンブレイカー)――あらゆる異能を打ち消すそれを、
彼は地面に勢いよく、たたき付ける。

しかし、ごん、という鈍い音が響いただけだった。

「ばっ!
みゃあ!
みぎゃああっ!?」

痛みに悶絶してのたうちまわる上条を見て、
ステイルは呆れたようにため息をついた。


463 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 00:59:37.10 ID:S49MkiQr0 (+28,+30,-284)
「おそらくは、魔術の『核』を潰さないといけないんだろうね。
そしてだいたいこういうのは、
中の侵入者が逆転できないように外に『核』があるんだろうから、お手上げかな」

「……ちっくしょう。
じゃあどうすんだよ。
目の前にいる怪我人を、医者にも連れてけねえなんて」

「別段何もする必要ないさ
どうせ、もうそいつは死人だしね」

「馬鹿言ってんじゃ……「上条」

上条の反論を、一方通行が遮る。

「……そいつはもォダメだ。
せいぜい、持って数分ってところだ」

一方通行の言葉を聞いて、上条はショックに顔を歪ませる。

「何をそんな顔しているんだい?
本当は分かっていたんだろう?
仮に息をしていても、絶望的である事ぐらい」

瞬間、上条がステイルの胸倉を掴む。

一方通行には、止められなかった。

しかし上条が何かする前に、

「どけ。そいつには時間がない――――」

ステイルは冷静に、上条の手を振り払う。


464 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 01:00:19.02 ID:HRYUx11o0 (+33,+30,-308)
「――――死人には身勝手な同情を押し付けられる時間もない。
死者を送るのは神父(僕)の役目なんだから、素人は黙って見てろ」

そう言ってステイルは、後わずかで命が消え入るであろう『騎士』に向かい合う。

その背からは、怒りが感じられた。

今、彼は『魔術師』ではなく『神父』としてこの場に立っていた。

ステイルは何も特別な事はしなかった。

「  」

ただ一言、何かを言った。

小さくて、一方通行にはよく聞こえなかった。

そこにどれほどの意味があったのか、
今まで何の動きもなかった『騎士』の右手がゆっくり、ゆっくりと動く。

天に浮かぶ何かを掴むように、ステイルに向かってそれを差し出す。

「  。   」

何かを、言った。

ステイルは、小さく頷いた。

『騎士』の全身から緊張が消える。

まるで、もうこの世に未練などないと言わんばかりだった。

その右手は勢いよく、落ちる。

篭手と床がぶつかり、ごん、と葬送の鐘のような音が辺りに響く。

「……」

ステイル『神父』として、最後に十字を胸の前で切った。

イギリス清教もローマ正教も関係ない。

ただ一人の人間を送るための儀式だった。

「行くよ――」

『魔術師』ステイル=マグヌスは、言った。

「――――戦う理由が、増えたみたいだ」


465 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 01:04:32.96 ID:fpzHVz620 (+33,+30,-283)
「だァー。
面倒だなァ、オイ」

一方通行は一人、呟く。

現在、一方通行は上条達とは別行動を取っていた。

理由は単純。

上条もステイルも、敵に感知されやすいので、
一方通行のように敵に感知されない人間の囮になる、との事らしい。

で、別れて隠し部屋の捜索をする事になったのだが。

「どンだけあンだよ、クソったれ……」

階段を登るのが、辛い。

エレベーターを使うと生徒達に押し潰されかねない、
という理由で仕方なく階段を使う事になったのだが、正直辛い。

もともと、一方通行にはあまり体力がない。

十二階建てのビルを駆け登るのは、大変なのだ。





しばらくして、一方通行は目的の階に着いた。

現在、彼は東棟の六階にいる。

周りには生徒もおらず、少し不気味だ。

「さてと……。
隠し部屋とやらを探すとすっかァ……」

そう呟きながら、非常階段の入口から出ようとした一方通行だったが。

「……あン?」

彼は驚きの表情を浮かべる。

何故ならば――――。


466 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 01:07:43.37 ID:SWKjRAlr0 (+24,+29,-20)







彼の真横を、無数の光球が通りすぎたからだ。







467 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 01:10:59.49 ID:Hl62HCqp0 (+30,+30,+0)
「…………っ!?」

思わず身構えた一方通行だったが、
それらは彼を無視して南棟へと向かって行った。

「あァ、そォいう事か……」

一方通行は納得した。

確か南棟の方には上条達がいる。

おそらくは、敵の罠に引っ掛かって見つかったのだろう。

「こりゃ、急がねェとな……」

そう呟いて、一方通行は歩き出す。

「しっかしまァ……何だったンだろォな、さっきの」

「――当然、私が用意した『グレゴリオの聖歌隊』だが?」

突然の声に、一方通行は驚く。

「呆然、何を驚いている」

彼の目の前には、男がいた。



その男は、白い肌に白いスーツを着ていて、緑色の髪をオールバックにしている。

とんでもなくきらびやかな格好だったが、
男の中性的な美貌が、それを当然と思わせる。

おそらく、コイツが――――

「オマエがアウレオルス=イザードか?」

「当然、私がそうだが……。
侵入者は三人のはずだが、もう二人は囮か?」

一方通行の質問をあっさりと肯定して、
アウレオルスは逆に質問してきた。

「……さァ?
俺には、関係ねェな。
とりあえずオマエをぶっ飛ばせば、
くだらねェお仕事が終わるンだ。
手っ取り早く、済まさせてもらおォじゃねェか」

アウレオルスはそれを聞いて、笑う。

「必然、笑止。
そんな事ができるのか、少年」

「……………………上等だ」

二人は、互いに睨み合った――。


468 : 1 - 2011/02/01(火) 01:14:43.50 ID:kJgOrumM0 (+30,+30,-55)
そんな訳で、今回はここまで。
次回、アウレオルス=イザードVS一方通行。
……皆様、お楽しみに。

一応、言っとくと一方さん無双にしたくはないから、
ちょっとオリジナル要素(?)を入れる。
苦手な人は気をつけて。

それじゃ、22時間後にお会いしましょう。
469 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 01:27:13.70 ID:enQDmT5A0 (+6,+13,-14)
乙、ヒャッハー!
470 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 02:11:47.73 ID:fk+KhVqwo (+24,+29,-18)
アウレオルスさん普通に強いから問題はないな
471 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 02:20:07.50 ID:RcbHBpo2o (+33,+29,-7)
>>460で言ってる実験ってのは、絶対能力進化とは別の実験ってことでイイのかな
472 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 03:29:49.30 ID:InhI9JIlo (+25,+29,-14)
上条「いくぞ、長友!」長友「おぉ!!インテルでも頑張るぜ!!」
473 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 05:08:37.35 ID:18hPWCNmo (+0,+6,+0)
>>472
ワロタwwwwww
474 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 12:02:46.27 ID:HeaJtAGT0 (+25,+30,-44)
 アウレオルスが強すぎるから一方さん大変そうだなあ
ダミー相手なら瞬殺なんだがなww
 てかステイルがかっこよすぎる
475 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 12:30:13.25 ID:g2Z8y25Zo (+27,+29,-19)
おつおつ
三人ともいい味出してる!

一通さん大丈夫なのかー!?

476 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 15:51:54.38 ID:1dwKdaJ4o (+31,+29,-36)
この建物の中で一方さんの能力はどうなってるンだろ
反射ONにしている状態で誰かにぶつかっても反射は適応されないの?
477 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 17:23:54.85 ID:zfSLU6J1o (+24,+29,-9)
ものすげェ力が発生してアラビアンゲートが開くンだろォな
478 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 18:02:59.76 ID:1dwKdaJ4o (+27,+29,-82)
んがンになってるままだった…
一方さん真似してたり一方さんのSS書いてたりすると勝手に変換されてて、気づかないことってあるよね?
479 : 1 - 2011/02/01(火) 22:47:12.80 ID:fpzHVz620 (+38,+30,-58)
ども、1です。
悪いけど、今日の分は2:00ぐらいからになりそう。
一応毎日だからいいよね?
以下、レス返し。
>>471
そうだよ。一応は『原作準拠で書く』んで、それは三巻でやる。
>>476
このSSだと出来ない事にしといて。
だってそんな事できたら、天井突き破って
「イィィィィザァァドくゥゥゥゥゥン!!」
で終わっちゃうもん。

では、長文で失礼。
480 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 23:11:25.02 ID:2lF6K9Kfo (+14,+29,-1)
背後パンチ
481 : VIPにかわりま - 2011/02/01(火) 23:57:52.94 ID:zgk0nuCK0 (+12,+27,-1)
えっ
482 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 00:01:29.48 ID:Kt4f9jHr0 (+13,+28,+0)
顔面パンチ
483 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 00:05:04.82 ID:GmuW3dO9o (+15,+25,-16)
2月1日の26時と解釈すればよいと
484 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 00:57:27.77 ID:q+v+zxAAO (+17,+29,-1)
吸血殺しパンチ
485 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 02:03:43.65 ID:uywcsVsfo (+14,+29,-6)
下半身が熱膨張
486 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 02:04:13.37 ID:32o6I6z+o (+14,+29,-3)
肩パンいる?
487 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 02:17:57.14 ID:ImtAKxnNo (+24,+29,-28)
ヘタレオルスとか顔面自転パンチでひるんだところでKJさんのそげぶでいちころっしょ(笑)学園都市のキングだし()
488 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 04:36:37.37 ID:BEffJJdDO (+29,+29,-3)
午前2時だと思ってた奴、正直に名乗りでなさい




489 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 05:06:14.05 ID:RSL2BXcQo (+28,+29,-22)
>>488
期待の表れだろうが、あんまり追い込むな
楽しみに待ってようぜ!
490 : 1 - 2011/02/02(水) 07:15:08.01 ID:CrN+Je0R0 (+33,+30,-55)
どうも、1です。
……投下しようと思って、PCの電源点けて
立ち上がりを待ってたらおもいっきり寝てました。
もう、ホントにごめんなさい。
とりあえず今からもう出ないといけないので、
昨日の分は今日の分と一緒に投下します。

大変申し訳ありませんでした。
491 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 07:21:06.21 ID:K74J1J7AO (+19,+29,-2)
あまいくン突き破るとか酷いな
492 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 22:16:41.54 ID:q+v+zxAAO (+27,+29,-7)
腹パンの他に何かオプションを付けた方が良いのか?
493 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 22:43:41.07 ID:1DhUvtlG0 (+19,+29,-17)
もう腹パンは許してやれよww
494 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 23:22:11.31 ID:ahfr+qKoo (+19,+29,-2)
膝カックンくらいで
495 : 1改め腹パンの人 - 2011/02/02(水) 23:43:35.11 ID:TMvwqwF40 (+24,+29,-6)
どうも、やってきました。
いつまでも1なのは寂しいのでコテハンつけてみる。
今から投下します。
496 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 23:44:35.84 ID:h5qdA9m00 (+33,+30,-215)
一方通行はまず、アウレオルスの出方を伺う事にした。

彼とアウレオルスとの間の距離は、およそ二十メートルほどだ。

一方通行からすれば、この程度の距離はたったの二秒で縮められる。

しかし相手の得物が分からないので、
思わぬカウンターを食らう可能性もある。

そう考えると、ここは様子見するしかなかった。

「……どうした?
当然、私を倒すと言ったからには、何か仕掛けてくるのだろう?
……依然、仕掛けてこないのならば、私から仕掛けさせて貰おうか」

アウレオルスがそう言うと彼のスーツの右袖からにゅ、と黄金の刃物が飛び出す。

(ありゃあ……鏃……か?)

一方通行は眉をひそめる。

形は間違いなく鏃だったが、大きさは小ぶりのナイフほどにはある。

暗器か何かの類だろうな、と心の中で結論づける。


497 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 23:45:51.44 ID:CrN+Je0R0 (+33,+30,-238)
その瞬間――――

「リメン――」

アウレオルスの右手がゆらりと上がる。

刃物の切っ先は一方通行の顔に向く。

「――マグナ!!」

アウレオルスがそう叫んだ直後、
それは銃弾のように一直線に一方通行の顔に向かって射出された。

「…………っ!?」

一方通行はとっさに身を捻り、何とか避けた。

放たれる寸前で『飛び道具』と当たりをつけたおかげだろう。

鏃の尻には、同じ黄金で出来た鎖が取り付けられている。

身を捻りながら、一方通行は鏃の行く先を見る。

重力に従って、それは落ちていく。

そして、ちょうど通路に設置してあったゴミ箱に、それは直撃した。

ガン!と金属同士が接触する音が聞こえてくる。

刹那――――

ぱん、と水風船を割った時のようにゴミ箱が液体になって弾け飛んだ。


498 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 23:49:12.76 ID:mplM0MHf0 (+30,+30,-285)
強酸か何かでドロドロに溶かしたように見えたが、違う。

あれはただの液体ではない。

金色に輝くそれは――――高熱により溶解した純金だった。

鎖が巻き戻され、鏃はアウレオルスのスーツの袖へと納まる。

「自然、何を驚いている?」

アウレオルスは再び右手をかざす。

「我が役は錬金の師。
その名の由来、当然分からない訳ではあるまい?」

一方通行は言葉も出ない。

「我が『瞬間錬金(リメン=マグナ)』は、
わずかでも傷をつけた物体を即座に純金に強制変換する。
防御は無効、逃避も不可能。
そらどうした、貴様も得物でも超能力でも出せばよいだろう」

一方通行は何も答えられない。

「ふむ。
必然、『瞬間錬金』の前では愕然せざるを得んかね?」

アウレオルスがそう言うと、

「……驚くなってなァ、無理な話だなァ」

一方通行はゆっくりと口を開く。


499 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 23:52:17.57 ID:h5qdA9m00 (+27,+29,-23)







「オマエ、何でそンな無駄な事してンだ?」







500 : VIPにかわりま - 2011/02/02(水) 23:55:11.26 ID:UW8Ry2wk0 (+30,+30,+0)
錬金術師の動きが止まる。

「だってよォ、魔術ってのはあくまでも『実験』なンだろ?
その中でも錬金術師(オマエ)は『結果』じゃなくて、
その『原因を調べる事』を大事にするンだろ?
わざわざ、『魔術(実験)』そのものを誇ってどうすンだか。
瞬間錬金(リメン=マグナ)?
くっだらねェ、そンなもン、人間に強酸ぶちまけるのとどう違うンだ」

一方通行ががっかりしたようにため息をつく。

「……必然」

「まったくよォ、何だこのバカみてェな三下は?
こンなのが大将だったら、アイツ一人で充分じゃねェか」

「……必然、失笑!!」

叫ぶと同時に、アウレオルスはスーツの右袖から『瞬間錬金』を射出する。

十本もの黄金の矢は、見事な軌跡を描いて一方通行まで飛んでいく。

アウレオルスは少年の末路を想像し、勝利の笑みを浮かべる。


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