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    元スレ一方通行「なンでも屋さンでェす」

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    351 = 274 :

    一方通行「よし、今日は寿司でも食いに行くかァ」ゴロゴロ

    絹旗「マジですか!?やった!!」

    御坂「お寿司、初めてです」

    一方通行「垣根も今頃海の幸食べてるだろうからなァ」ダラーン

    一方通行「お前らにも食わせてやらないと不公平だしィ」

    絹旗「一方通行、超嬉しいです!」

    御坂「へい大将、とりあえずコハダで!」ジュルリ

    一方通行「よし、行くかァ」




    垣根「寒い寒い…」ガタガタ

    垣根「寒すぎて演算に集中できねぇ」ブルブル

    垣根「味噌汁…温かい味噌汁が飲みたい」

    352 = 274 :

    しばらくして―――。


    ガチャ

    垣根「ただいま」ムチーン

    一方通行「おォ……おォ?」ゴローン

    絹旗「未元物質、ですか?」

    垣根「おう、帰ったぜ」ムキッ

    御坂「なんだかすごい肉感ですね」

    一方通行「ムッキムキだななンか」

    垣根「ああ、無人島で鍛えられた」アッハッハ

    絹旗「超、キモいです」

    垣根「えっ」

    一方通行「あァ、なンか気持ち悪ィ」ダラダラ

    垣根「えっ」

    御坂「筋肉キャラは必要ありません、『一方通行「なンでも屋さンでェす』的に」

    垣根「ち、ちくしょおおおおおおおおおおお」ダダダダッ

    353 = 274 :

    垣根の体型が戻ってから数日―――――――。


    おばさん「ありがとうございました、助かりました」

    絹旗「いえいえ、また超よろしくです」ペコ

    テクテク

    絹旗「うん、やっぱりお礼を言われるのは超嬉しいです」ニヤニヤ

    絹旗「暗部では決して味わえない体験ですね」

    絹旗「あ、あれは?」


    ランジェリーショップ


    絹旗「下着……ですか」

    絹旗「やっぱり少し大人っぽいほうがいいのかな?」

    絹旗「もしもという時の為に……いやいや、あくまでただのお洒落!」ブンブン

    絹旗「そう、超お洒落!まず見えない所からと言うし!!」ソウソウ

    354 = 274 :

    絹旗「ん、でも何か店内が超騒がしいような…?」



    黒子「お姉さま!こちらをお着けになってくださいな!!」ハァハァ

    美琴「だああああああ!うっさいのよアンタ!!」ベシベシ

    絹旗「」

    美琴「あれ?絹旗?」

    黒子「こんな所で偶然ですわね」

    絹旗「あ、はい……超仕事帰りでして」ハッ

    黒子「貴女も下着を買いに?」

    絹旗「い、いえ、ただ少し覗いてみようかなーって」

    美琴「はっはーん、一方通行の為に可愛い下着を買いに来たのね?」キュピーン

    絹旗「ななな、何を言ってるんですか!超違います!」

    黒子「ま、最近の子は進んでおりますわね」ニヤニヤ

    絹旗「だから超違いますって!!もうっ!」バシッ

    黒子「げふぅ!」

    絹旗「あ」

    美琴「窒素パンチ、恐るべし」

    355 = 274 :

    絹旗「それにしても…ここは高いですね、流石セレブ御用達」テンシノブラ

    美琴「そっかなー、あんまり意識した事なかったな」グッドアップブラ

    黒子「ゲホゲホ、第一位様にねだればよろしいですの」

    美琴「あ、そーね!アイツならカードでパパーッと買ってくれるわよー?」ニヤニヤ

    絹旗「な、何を言ってるんですか!?」

    美琴「ダーリンと一緒に選んで買えばいいじゃない」ネー

    黒子「そうですわ!選ぶ楽しみ!そして脱がす楽しみ!!」ネー

    絹旗「」ボンッ

    美琴「…あれ?絹旗?」オーイ

    黒子「気絶してますわね」

    絹旗「」

    美琴「やりすぎちゃったかもね」アハハ

    黒子「とりあえず店の外へ運びましょう」

    356 = 274 :

    垣根「だからー、ミニスカに網タイツが究極なんだって!」

    一方通行「ショートパンツにニーハイが至高なンですゥ」ゴロゴロ

    垣根「バッカ、網タイツのエロさがわかんねーの!?」

    一方通行「バカはお前だァ、絶対領域に敵うエロスなンざありませェン」ダラーン

    垣根「絶対領域のエロスなんかチューブトップにすら敵わねぇよ」ハン

    一方通行「あほォ、上は大きめで袖が余るくらいのパーカーとかに決まってンだろォが」ダラダラ

    御坂(この会話を絹旗に聞かせたいですね…)


    ピンポーン


    御坂「おや、お姉さま……絹旗どうしたんですか?」

    美琴「あはは、ちょっとからかいすぎたというか…」

    黒子「気絶しているだけですの」

    絹旗「」

    御坂「あ、せっかくなのでお茶でもいかがですか?」

    357 = 274 :

    黒子「お邪魔しますですの」ペコリ

    美琴「あれ、今日は2人ともいるんだ」

    一方通行「おォ、今日は内職だァ」

    美琴「内職?」

    垣根「アイスの棒に「あたり」って焼き付ける仕事」ジュー

    黒子「普通機械でやるものではないのですか?」

    一方通行「その機械の故障らしィ」ダラダラ

    美琴「せめて座ってやりなさいよ……」

    絹旗「はっ、ここは…」ハッ

    御坂「おや、目が覚めましたか?」

    絹旗「あれ?家に帰ってきてる」

    美琴「あ、絹旗ゴメンね」

    黒子「からかいすぎたんですの」ペコリ

    絹旗「…もう」プイ

    358 = 274 :

    海原「さて、今日は僕の引越しです」

    海原「安いという事で、一方通行のところに頼んでみました」

    海原「思いっきりコキ使ってやりましょうか」ウフフフ


    <チワース


    海原「おお、噂の第二位も来てくれたんですか?」

    垣根「おう、じゃ早速始めるぜ」

    一方通行「どれから運ぶ?」

    海原「ではます冷蔵k」

    一方通行「めンどくせ、窓から下に投げるか」ダリィ

    垣根「了解」


    バリーン!ヒュウウウウゥゥゥゥ……(※4Fです。)

    海原「」

    359 = 274 :

    海原「」

    一方通行「こンなもンだろォ」フヒュウ

    垣根「よし、そんじゃトラックで目的地へ運ぶか」

    海原「」

    一方通行「あァ心配すンな海原、他の依頼はちゃンと真面目にやってるからァ」ニヤニヤ

    ガチャ、バタン…


    垣根「トラックの運転初めてだわ」

    一方通行「頼むぜェ」ダラダラ

    垣根「そういや新居ってどこだ?」

    一方通行「そォいや聞いてねェな…地図貸せ」

    垣根「あん?住所わかってんのか・」

    一方通行「いやァ、目瞑って適当に指差した所に運ぶゥ」ダリイシ

    垣根「鬼か」

    360 = 274 :

    番外編その2、とあるジャッジメントの災難―――――――。


    ピルルルルルルル…ピッ

    黒子「初春?事件ですの?」

    黒子「能力者同士の喧嘩!?」

    黒子「場所はどこですの?……今から向かいますわ!」

    ピッ

    黒子「全く、高位能力者の喧嘩など迷惑極まりないですわね」シュンッ


    ――――――――――。


    一方通行「オラァァァァァァァァァァ!!!」

    垣根「コラァァァァァァァァァァァ!!」

    ドガァァァァン!!


    黒子「」

    361 = 274 :

    黒子「ちょちょ、ちょっと待って下さいな!!」

    一方通行「あン?てめェかァ」ジロッ

    垣根「邪魔すんなら怪我じゃすまねぇぞ」ギロッ

    黒子(ひいいいいいいいいいい!怖いぃぃぃぃぃぃぃ!!)


    黒子「な、何があったんですの?」

    一方通行「コイツがフザけた事ぬかすンだァ!」

    垣根「ああ!?てめぇだろうが!!」

    黒子「おおお、落ち着いてくださいな!」

    黒子(そういえば第一位と第二位は過去に因縁があると聞きました)

    黒子(もしかして、何かがきっかけで再び亀裂が入ってしまったのですかね?)



    黒子「……とりあえず、事情をお聞かせ下さいな」

    362 = 274 :

    一方通行「ちっ……今日ォ、暑いだろォ?」

    黒子「そうですわね、本格的に夏になってきましたの」

    垣根「朝よぉ、絹旗が『今日は超暑いからそうめんにしましょう』とか言ったんだよ」

    黒子「はい……え?」アレ?

    垣根「だからコイツと、あえてキムチ鍋にしようって決めたんだよ」

    黒子「それ嫌がらせですわ」

    黒子(というか雲行きがおかしくないですの?)

    一方通行「鍋と言ったら雑炊だろォ?」

    黒子「あ、はい、そうですわね」マァ

    垣根「雑炊と言ったら最後に溶き卵だよな?」

    黒子「あ、はい、そうですわね」ハァ

    363 = 274 :

    黒子「でも、それがどうかしましたの?」

    一方通行「俺ァ入れたてのトロトロな卵が好きなんだよォ」

    垣根「ああ!?だから固まったフワフワの方がいいっつってんだろぉが!!」

    黒子「」

    黒子「え?それだけの事で喧嘩してたんですの?」

    一方通行「あァ!?」

    黒子「いや、一方通行さんが最初に食べて、垣根さんは固まってから食べれば良いのでは?」

    垣根「え?」

    一方通行「え?」

    黒子「いえ、ですから……順番に食べれば良いのではないでしょうか?」

    垣根「……お前言ってる意味わかる?」

    一方通行「……おォ、なんとなくゥ?」

    垣根「あ、アレだろ?あのー、うん」???

    一方通行「あァ、なンか順番に……うン」???


    黒子「コレが学園都市のツートップ……」ズーン


    番外編その2 おわり

    364 = 274 :

    なンでも屋さンは悩み相談も受けますーーーーー。


    一方通行「らンらンらーンランドセルーはァ」

    垣根「てんてーんてん天使のはーね」

    一方通行「ねみィ」ダラーン

    垣根「今日暇だなー」ゴローン

    御坂「コーヒー淹れましたのでどうぞ」コト

    一方通行「おォ」

    垣根「ありがとなー」

    一方通行「絹旗ァ、依頼ないのかァ?」ゴロンゴロン

    絹旗「今日は超ありませんねぇ」

    垣根「暇だぜー」


    ピンポーン、ガチャ


    美琴「何この平和空間」

    365 = 274 :

    垣根「第三位かー」オイース

    一方通行「ンだァ?」ダラダラ

    美琴「暇なら頼まれて欲しい事があってね」

    絹旗「おお、超仕事ですね!」

    御坂「ちょうどよかったですね」

    垣根「なんの仕事だ?」

    美琴「いや仕事っていうか、相談?」

    一方通行「相談だァ?」ゴロゴロ

    美琴「そ、もちろんお礼はするわよ?」

    御坂「相談とはなんでしょう?」

    美琴「うん、あの……レベル0の無能力者の相談に乗ってあげて欲しいなって」

    絹旗「レベル0、ですか?」

    366 = 274 :

    ファミレスーーーー。


    佐天「でも、いいんですか本当?」

    美琴「いーのいーの、その知り合いってのは、2人とも能力開発のスペシャリストだから」

    佐天「スペシャリスト……研究所の人とかですか?」

    美琴「今にわかるわよって……あ、いた」



    一方通行「……」ゴローン

    垣根「……」ダルーン

    美琴「ダラけすぎね……コイツらが今日相談乗ってくれる2人よ?」

    佐天(4人掛けのボックス席に寝てる……)

    佐天「さ、佐天涙子って言います、宜しくお願いします!」

    一方通行「あン?」

    垣根「おお?」

    佐天(怖いいいいいいいいいいいいいいい!)ヒィィ

    367 = 274 :

    美琴「ホラちゃんと座って、佐天さんそっち座って?」

    佐天「あ、はい」オズオズ

    一方通行「あ、超電磁砲……座る前にコーヒー淹れてきてェ」ダリィ

    美琴「もう、しょうがないわね」スクッ

    佐天「あっ……」

    一方通行「ねみィ」zzz

    垣根「だりぃ」ダルダル

    佐天(凄く気まずい……)


    ―――――――――――。


    一方通行「ンで、コイツがどうしたってェ?」ズズー

    美琴「だから、要は佐天さんに能力開発に関するアドバイスをして欲しいのよ」

    佐天「すいません、お願いします」ペコリ

    368 = 274 :

    垣根「って言ってもなー、レベル0ならどうしようもねぇんじゃん?」ネー

    一方通行「俺もそォ思いまァす」ネー

    佐天「……」ジワッ

    美琴「あーもー!あんた達ならアドバイスくらいできんでしょうが!」

    佐天「いえ、本当いいんです私なんか……」

    美琴「大丈夫、コイツらもレベル5なんだから、きっといいアドバイスくれるわよ」

    佐天「ええ!?れれ、レベル5ですか!?」

    一方通行「第一位でェす」ハイ

    垣根「第二位でぇす」ハイ

    佐天「」

    美琴「そりゃ驚くわよね」アハハ

    佐天(このボックス席、レベル5のトップ3が座ってる……)

    一方通行「コーヒーうめェー」ダラーン

    垣根「ねみぃー」ダラーン

    佐天(なんだろうこの状況……)

    369 = 274 :

    ――――――――。

    美琴「と、言うわけで……なんかアドバイスしてあげて」

    一方通行「ふゥん」

    垣根「どうした?」

    一方通行「えっとォ、んーお前、何だっけェ……あー」ハテ?

    佐天「佐天です」

    一方通行「そォ、佐天……お前、レベルアッパー使ったンだよなァ?」

    佐天「う……はい、以前使ってしまいました」

    垣根「ああ、そっか」

    一方通行「そンならァ、一応能力自体はあると思うぜェ?」グデー

    佐天「え!?」

    垣根「ま、そうなるわな」

    一方通行「今ンとこは潜在能力って感じだけどォ」

    垣根「レベルアッパーは本当の無能力者が使っても何も起きないだろうしな」

    美琴「…なるほどね」

    370 :

    一方通行「レベルアッパーってのは、能力の幅と演算能力を一時的に上げるもンだろォ?」

    一方通行「一時的にせよ能力が発現したって事はァ、眠ってるもンが起こされたって事だァ」

    垣根「ま、レベルアッパー自体は副作用ありまくりだったけどな」

    一方通行「そォだ、あくまでも無理矢理だからなァ」

    美琴「つまり、レベルアッパーによって生まれた能力は……」

    一方通行「ン、紛れも無くそいつ自身の能力だァ」ダラーン

    一方通行「知らンけどォ」ゴロゴロ

    佐天「私にも……能力が?」

    垣根「0.1だったのがレベルアッパーによって1.0になっただけって事」

    一方通行「まァ0.1に戻ったところで、能力は能力だァ」

    垣根「あとはそれを自分で1.0にするだけ」

    佐天「ぐ、具体的に何をすればいいですか!?」

    垣根「そうだな、まずはーーーーーーー」

    371 = 370 :

    1時間後――――――――。


    佐天「私!頑張ります!!」ヨォシ

    佐天「能力があるとわかったら、どれだけ小さいものでも頑張って大きくします!」

    一方通行「喋りすぎて疲れたァ」グデーン

    垣根「珍しくセリフ長かったもんな」

    美琴「あはは、久しぶりに見たわアンタが長く喋るとこ」

    一方通行「だりィ、垣根くゥン……」

    垣根「コーヒーだな?はいはい」スクッ

    佐天「あの、本当にありがとうございました!」

    一方通行「おめでとォ」ゴロゴロ

    美琴「こら、疲れたからって適当に扱わないの」

    佐天「あはは、全然聞いてた噂と違いますよね本当」

    美琴「あー、確かにそうね」アハハ

    一方通行「ねむいィー」ゴロンゴロン

    372 = 370 :

    次の日―――――――――。


    一方通行「はィ、今日の担当はァ?」

    絹旗「超ビラ配り!」

    御坂「絹旗に同じです」

    垣根「家出猫の捜索―」

    一方通行「俺はまたビルの解体だァ、携帯持ったなァ?」

    垣根「おー」

    一方通行「よォし、ンじゃ行きますよォ」オー

    絹旗「おー」




    現場――――――。


    一方通行「あ、餃子食いてェ」ヤベェ

    373 = 370 :

    一方通行「……」テルテル

    一方通行「あ、妹ォ、今絹旗と一緒かァ?」

    一方通行「ンとォ、今日餃子食べるゥ」

    一方通行「だから帰り材料ォ買ってってなァ、ンじゃ」ピッ

    一方通行「……」テルテル

    一方通行「よォ、今日餃子ァ、集合ォ」ピッ

    一方通行「よし」ニヘラ

    おっちゃん「ああ君か、またヨロシク頼むよ」

    一方通行「任せとけェ、危ないから下がってて下さいなァ」カチ


    ドガァァァァァン!!
    ズズーン……!


    一方通行「餃子、餃子ァ」ソワソワ

    374 = 370 :

    ピルルルル…


    黒子「あら?知らない番号ですわ…」

    黒子「はい、もしもし?」


    一方通行『よォ、今日ァ、集合ォ』

    プッ、ツーツーツー…


    黒子「……へ?」

    美琴「黒子、どうしたの?」

    黒子「あはは……」

    美琴「?」

    黒子「なンでも屋さンから出勤命令ですの」

    美琴「は?」

    375 = 370 :

    夜――――――。


    一方通行「…」モクモク

    垣根「……」モクモク

    絹旗「………」モクモク

    御坂「できたらこのトレイの上に乗せてくださいね」スッ

    美琴「何かと思えば、餃子パーティとはね」

    黒子「いきなりすぎるんですの」

    一方通行「口よりも手を動かすんですの!」

    垣根「ぶはっ…ああ、形崩れちまった、ププ」クスクス



    黒子「…」モクモク

    美琴「……」モクモク

    376 = 370 :

    御坂「焼けましたよー、とミサカはホットプレートの蓋を開けます」

    一方通行「おォ……」キラキラ

    絹旗「超美味しそうですね!」

    美琴「じゃ、いっただっきまーす!」パクッ

    垣根「うお、超うめぇ!」

    一方通行「あァ、ビル壊した甲斐があったァ」ホクホク

    黒子「wさ;んj、zんhpわp:!!」

    御坂「ど、どうしました!?」

    黒子「かひゃい……ほへも、かひゃいんでふほ……」ナミダメ

    美琴「辛い?」

    一方通行「あァ、俺が作った『肉:ハバネロ=2:8』食べたンだなァ」モッキュモッキュ

    垣根「おいしいな、色んな意味で」モグモグ

    黒子「か、かひゃいぃぃぃ……」

    絹旗「お、お水超飲んで下さい!はい!」

    377 = 370 :

    絹旗「ご飯いる人います?」

    垣根「あ、俺欲しい」ハイ

    美琴「私もー」ハイ

    御坂「大丈夫ですか?」

    黒子「はぁ、おさまりました」

    一方通行「よかったなァ」モグモグモグ

    黒子「全然よくないんですの!」

    一方通行「ばァか、発汗ダイエットって知らねェのかァ?」

    黒子「」ピク

    一方通行「辛いものを食べる事で汗をかいて、それで痩せるダイエット法だ」モグモグモグモグ

    一方通行「ハバネロはそれに最も適したもンなんだよ」モグモグ

    黒子「……それは本当d」

    一方通行「嘘ですの」モグモグモグ

    黒子「…」ヒュンッ

    一方通行「!?辛ェ!あァァァァァァ!!」

    黒子「自業自得ですの!」フン

    378 = 370 :

    一方通行「非常に辛いですの……」

    絹旗「ほら、お茶飲んだら少しはマシになりますよ?」ドウゾ

    垣根「ま、一方通行が悪いな」ハフハフ

    黒子「この緑がかった餃子は?」

    垣根「ああ、そりゃ俺が作ったハーブを入れた餃子だ」

    垣根「女性陣にはもってこいだろ」

    美琴「匂いが……ね」

    黒子「!?あじゃ+あp@jt:うsだ・!!」ジタバタ

    垣根「まあただのワサビたっぷり餃子なんですけどね」モグモグ

    御坂「これ、余ったハバネロを刻んでみました」

    黒子「はぁ……はぁ……」ヒュンッ

    垣根「あzm。;rglじょあg;あp@おあww!!!?」バタバタ

    黒子「お返しですの!」

    垣根「熱い!いやなんか痛ええええええええええ!!」

    379 = 370 :

    正座中――――――――。


    美琴「食べ物で遊ぶな!!」

    一方通行「すンませェン」

    垣根「いってぇ、口ん中いってぇ……」

    黒子「なんで私まで……」





    御坂「こってり絞られてますね」モグモグ

    絹旗「超静かでいい事です」モッキュモッキュ

    絹旗「あ、これ本当にハーブだ、超爽やか」オイシ

    御坂「こっちは微量のハバネロです、ピリ辛程度ですね」ウマー

    絹旗「……ただ白井さんが運悪かっただけみたいですね」モグモグ

    御坂「ですね」モグモグ

    380 = 370 :

    なンでも屋さンは永久に不滅です―――――。


    垣根「んだよ、今日の依頼はまたばあちゃんかよ」

    お婆ちゃん「悪いけど、また病院までお願いできるかい?」

    垣根「お安い御用だぜ」バッサバッサ

    お婆ちゃん「あんた、優しいねぇ」

    垣根「あん?んな事ねーよ、極悪人だぁ」バッサバッサ

    お婆ちゃん「いやいや、悪い人がこんな年寄りをおぶってくれるわけないもの」

    垣根「……」バッサバッサ

    お婆ちゃん「仕事だとしても、話し相手ができてこっちは嬉しいもんだよ」

    垣根「…俺もだよ」バッサバッサ

    お婆ちゃん「そうだ、今日家に着いたら、お菓子食べて行きなさい」

    垣根「いいのか?」バッサバッサ

    お婆ちゃん「孫ができたみたいで嬉しいよ」

    垣根「……」

    垣根(なーんだかなぁ……こういうのも良いもんだな、ハハ)バッサバッサ

    381 :

    黒子大人気で嬉しいw

    382 = 370 :

    御坂「一方通行、妹達からまた手紙が来てます」コンナニ

    一方通行「ン、どれどれ?」グデー



    【ありがとうございます、服買いました…ホラホラ】
    【映画というものを初めて観ました…とても感動です、ありがとうございました】
    【やっほう第一位、わざわざありがとね、また今度遊びに行くよ!】
    【いつもありがとうございます、今度こちらの特産品を送ります】



    一方通行「はン、どいつもこいつも揃って礼言いやがってェ」ゴロゴロ

    御坂「妹達も徐々にではありますが、一般的な娯楽を楽しみ始めているようですね」

    一方通行「……一般人の何倍も楽しまなきゃダメだなァ」

    御坂「……はい」

    一方通行「お前が手に入れた情報、流してやれェ」

    御坂「はい!」ニヘラ

    絹旗「うんうん」ニコニコ

    383 = 370 :

    ガチャ、バタン


    絹旗「あ、おかえりなさい」

    垣根「おう」ニマニマ

    一方通行「ン?どォしたァ」ゴロゴロ

    御坂「なにかいい事でもありました?」

    垣根「いや、ホラ……結構前に俺とコイツ、値段設定で怒られた事あったじゃん」

    絹旗「あー、ありましたね、超安い送迎代の件ですよね?」

    垣根「そうそう、今日の依頼もそん時のばあちゃんだったんだよ」

    一方通行「お、リピーターだなァ」

    垣根「そんでさ、そのばあちゃんに『孫できたみたいで嬉しい』って言われてな」

    絹旗「超良い話じゃないですか」

    御坂「そうですね、とミサカは絹旗に同意します」

    384 = 370 :

    垣根「そんでな、なんかさ、それ聞いた時にさ」

    垣根「これまでの汚い仕事してたのが嘘みたいでな」

    絹旗「……それわかります」

    絹旗「私も感謝される事が超嬉しいです、暗部にいた頃にはなかった感情ですね」

    御坂「……」

    一方通行「まァあれだな」ダラーン

    御坂「?」

    一方通行「なンでも屋さンは感謝される仕事だったって事だァ」ゴロゴロ

    垣根「はは、本当悪くねぇよ」

    絹旗「そうですね、はい」

    御坂「……」ウンウン

    一方通行「コーヒー飲みたィ」グデーン

    垣根「社長はこんなだけどな」ハハ

    385 = 370 :

    次の日、早朝―――――。


    一方通行「感謝される仕事、ねェ」グデーン

    一方通行(最初は妹達に対しての義務感だったンだけどなァー)

    一方通行(まァ、誰かに感謝されるのは気持ちいいもンだァ)ゴロゴロ

    一方通行(妹達の手紙……なンか楽しみだしィ)ニヘラ



    一方通行「俺も垣根も、壊すだけじゃねェンだなァー」グルングルン

    一方通行「生きンのだりィってのも無くなったしィ?」ダラダラ

    一方通行(今、楽しいもン)ゴー


    ガチャ

    絹旗「おはようございます、超早いですね」ネムイ

    一方通行「おォ」ゴー

    絹旗「……一方通行、椅子で部屋の中走り回らないで下さい」

    386 :

    楽しいww

    387 = 370 :

    一方通行「絹旗さァ」グデーン

    絹旗「なんですか?」

    一方通行「なンでも屋さン、どうよ?」

    絹旗「どうって……どういう意味ですか?」

    一方通行「ン、この仕事してからなンか変わったかァ?」グルングルン

    絹旗「そうですね、超変わりました」フンフン

    一方通行「例えばァ?」グルングルン

    絹旗「ほら、私最初一方通行に超電話したじゃないですか」

    一方通行「あァ、初仕事が『雇ってくれ』でびっくりしたなァ」メマワッタ

    絹旗「あはは、なんででしょうね、あの張り紙見た時」

    絹旗「本当になんでもしてくれそうな気がしたんですよ」

    一方通行「ふゥン」グデーン

    絹旗「暗部だった私がまさかこんな仕事するなんて超思ってませんでした」アハハ

    388 = 370 :

    絹旗「あの時は……恥ずかしい話、超寂しくて……アイテムが壊滅していたので」

    一方通行「まァなァ」ゴロゴロ

    絹旗「はじめは超居場所を求めていただけなんですけど」

    絹旗「依頼をこなしていくうちに、「自分は人の役に立てるんだ」って思えてきて」

    一方通行「ふンふン」グルングルン

    絹旗「いつの間にか、お礼を言われるのが超気持ち良くて、『表の世界で生きるのも超楽しい』って思えました」

    一方通行「そりゃ良かったなァ」

    絹旗「美琴さんや白井さんとも超仲良くできましたし」

    一方通行「超電磁砲やツインテールにももっと甘えろ」グデーン

    一方通行「もォお前らは、裏の人間じゃねェ……立派な表の人間だ」

    絹旗「一方通行……」

    一方通行「俺は裏の事しか知らねェから、アイツらに楽しみ方ってもンを教えてもらえ」フンフン

    絹旗「……はい!」

    389 = 370 :

    一方通行「なンだかンだ言っても、お前は一番の古株だからなァ」ソウイエバ

    絹旗「ですねぇ」

    一方通行「わっしわっしィ」ワシワシ

    絹旗「んぅ……わわ……」

    一方通行「俺もこの仕事楽しく感じてるしよォ」

    一方通行「お前は人生楽しめェ、俺が支えてやるからなァ」ゴロゴロ

    絹旗「……一方通行、意味わかってます?」

    一方通行「あン?あ、コーヒー飲みてェ」ダラーン

    絹旗「こっちは超振り回されっぱなしなんですからね?」

    一方通行「え?何にィ?」ゴロゴロ

    絹旗「全く、自覚なしが一番超厄介なのに……えへへ」

    一方通行「なァに笑ってやがりますかァ」??

    絹旗「超なんでもないです!」

    390 = 370 :

    キィ……ガチャ


    御坂「おはようございます、今コーヒー淹れますね」

    垣根「おいーす」

    絹旗「あ、おはようございます」

    一方通行「よし、各自今日の担当確認しとけェ」ダラーン


    垣根「俺は小学校内の清掃だな」

    絹旗「私は倉庫の整理です」

    御坂「絹旗と同じです」

    一方通行「よォし、今日もいっちょ一般人共に感謝されに行きますかァ」



    一方通行「なンでも屋さン、開店でェす」オー

    絹旗「おー」オー



    おわり

    391 :

    乙 最高におもしろかったぜ

    392 :

    乙といわざるを得ない・・・んですの!

    393 = 370 :

    終わりです
    ここまで読んでくれた方、ありがとうございました
    途中何度も書き込めなくなって困った

    ネタもやりきったし、あんま長くなりすぎると読み手もダレてくると思うので、続編は無しということで
    唯一気がかりと言えば、スノードロップ……一方さん必死に植えてたけどねwwwwww


    絹旗と黒子好きすぎてゴメンなさいwwwwww

    394 = 386 :

    こんなテイスト大好きだぜ。
    また何か始まるのを気を長くして待つぜ。
    面白かった!乙!

    395 = 392 :

    残り600くらいあるのはどうするの?
    落ちるまで放って置いてくださいなのか、誰か好きに続き書いていいですよなのか

    397 :

    乙、この一方さんとていとくんには最高に笑わせてもらった

    398 = 370 :

    あー、残りかなり余ってるんでどうしようか

    書いてくれる人がいるならそのままバトンタッチしたい
    俺もこういう雰囲気の読みたいし

    書き手いないなら落とした方がいいよね

    399 :


    ここの一方さんと黒子のやりとりが好きすぎたwwwwwwww

    400 :

    >>398この一方さん達を書ける奴なんて>>1以外居ない気がするんですの


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