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元スレ麦野「美琴、私のものになりなよ」
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ごきげんようお姉さま方。
いまから投下させていただきます。
本日は運命の8日目。
いつもより長い一日でございます。
3回に分けて投下いたしますので、お付き合い下さいませ。
いまから投下させていただきます。
本日は運命の8日目。
いつもより長い一日でございます。
3回に分けて投下いたしますので、お付き合い下さいませ。
8日目
―麦野宅 10:00―
チュンチュンチュン……
麦野(……ん……ぅーん……寝すぎたか……?) ムクッ
御坂「……スー……スピー……」
麦野(あのまま寝ちゃったみたいね……。昨日は妙なこと考えてたなー……酒って怖い)
御坂「……スー……スー……」
麦野(でもこいつとしなくてよかった。こんなアホ面さらして寝てる顔見られるんだもんね) ツンッ
御坂「ん……んぅ……」 ゴロリ
麦野(胸丸見えだっつの。私もだけど。風邪ひくわよ) ファサッ
御坂「んぅ……とうまぁ……ムニャムニャ」
麦野「……」
麦野(……アンタにその気がないって分かってるのに、結構きついなそれ) フゥ…
麦野(さて、シャワー浴びてちょっと気合入れた朝食でも作ってやるか) スルッ
ガチャッ パタン
―麦野宅 10:00―
チュンチュンチュン……
麦野(……ん……ぅーん……寝すぎたか……?) ムクッ
御坂「……スー……スピー……」
麦野(あのまま寝ちゃったみたいね……。昨日は妙なこと考えてたなー……酒って怖い)
御坂「……スー……スー……」
麦野(でもこいつとしなくてよかった。こんなアホ面さらして寝てる顔見られるんだもんね) ツンッ
御坂「ん……んぅ……」 ゴロリ
麦野(胸丸見えだっつの。私もだけど。風邪ひくわよ) ファサッ
御坂「んぅ……とうまぁ……ムニャムニャ」
麦野「……」
麦野(……アンタにその気がないって分かってるのに、結構きついなそれ) フゥ…
麦野(さて、シャワー浴びてちょっと気合入れた朝食でも作ってやるか) スルッ
ガチャッ パタン
麦野(しかしあいつと裸で寝るような関係になるなんて想像もしてなかったわ……) シュルッストッ
麦野(それだけならまだしも……たぶんこれ……そういうことなんだろうな……) センタクキガパッ
麦野(この私がまさか女の子相手にねえ……) ポイッ
ガチャッパタン ペタペタ
キュッキュッ シャワァァァァァ
麦野(つってもまああいつには例の男がいるわけだし、私にゃどうにもならないわね) バシャァァァ
麦野(……なんて、本当は少し昨日期待したんだけどな。でもやっぱ駄目だわ。
あいつは告白する腹括ったんだもん……私は、それを邪魔することなんてできない……) シャワァァァァァ
麦野(暗いわねえ私。んなもん建前のくせに……。断られんのが怖いだけだろっての。
まあけど、あいつがあの男とくっついて幸せだっつーんなら私は別にいいか) シャワァァァァァ
麦野(私よりは、そっちのほうが絶対いいだろ) シャワァァァァァ
シャワワワァァァ……キュッ
麦野(ふう。それはもう考えるのやめよ。今日の私の仕事はあいつを最高に可愛い状態に仕上げて
例の男のところへ届けることなのよ。あいつの告白を成功させるためにも、余計なこと考えてる暇ないの)
麦野(そうよね御坂……。アンタが求めてくれるなら、私はそれでも構わないけど……)
ガチャッパタン
御坂「……スピー……スピー」
麦野(アホな顔で寝てるわ。こうして見るとやっぱまだ中学生よねー) スッ
麦野(化粧はまあ薄くしてやればいいとして、服はどうしようかなー……) クローゼットガララ…
麦野(ちょっと背伸びした感じも可愛いわよね。胸はないからそっち方面でアピールは無理と。
私の好みでもいいかしら?) ウーン
麦野(こいつ素材はいいから着せ替えるの楽しそうね。
あー、けどサイズ大丈夫かな。身長も私のほうが結構高いし……)
御坂「ん……ぅん……」 モゾモゾ
麦野「ん?」
御坂「……麦野さん……? 何してるの……?」 ムニャムニャ
麦野「はよ。今日アンタが着る服考えてるの」
御坂「ふぁぁ~……おはよー。服……? 制服があるからいいわよそんなの」
御坂「って私裸のまま!?」 バサッ
麦野「隠すほどのもんじゃないでしょが。ほら、シャワーでも浴びて歯磨きしてこい。
そしたら朝ご飯にしましょ」
御坂「う、うん……昨日はなんか……その……」 カァァ…
麦野「い、言うな!……恥ずかしいでしょ。飲んでたし夜中で変なテンションになってただけよ。
そんなことより、アンタは今日どうやって告白するかでも考えてなよ」
御坂「うっ……そ、そうだった」 ハァ…
麦野「なにアンタ忘れてたの?」
御坂「覚えてるわよ。はぁ……緊張してきた」
麦野「アンタでも緊張なんてするんだね。タオルは洗面所に置いてあるから」
御坂「ありがと。ま、決めたことだし仕方ないわよね。決まった以上はちゃんとやるわよ」
麦野「そうね」
御坂「んじゃシャワー借りまーす」 ガチャッ
パタン
麦野(やれやれ。呑気なもんね。私の方がハラハラしてるんじゃないかしら)
麦野(なんて。あいつもどうせ腹の中じゃビクビクしてるんでしょね。私にできる応援なんてこのくらいだし、
その辺はあいつが自分で折り合いつけてくれる以外にどうしようもないわ) フゥ…
Prrrrrrrrrrrr… Prrrrrrrrrrrr…
麦野(ん、電話?) カチャッ
麦野「電話の女……。今日も仕事か」
―11:00―
御坂「ふー、ご馳走さま。麦野さんのオムレツ美味しかったー」 ゲプ
麦野「そう? そりゃ作った甲斐があったわ」
麦野(すっごい練習したからね)
御坂「あいつと会うまで結構時間あるけど、帰るのも面倒だからここにいてもいい?」
麦野「私はもともとそのつもりなんだと思ってたけど」
御坂「助かるー。麦野さんち居心地よくって困るわー。ここに住みたいもん。
じゃあ片付けしましょっか」
麦野「いつでも来ていいよ。片付けは後。それよりアンタ何着ていく?」
御坂「いや、だから私は……」
麦野「制服じゃいつもと一緒でつまらないじゃない。
可愛い格好してドキッとさせてやりましょうよ」
御坂「可愛い……」 ピクッ
麦野「そうそう。昨日の夜約束したしね。いいからアンタも選びなさいよ」
御坂「選べって言われても……あんたのクローゼット服で埋まってんじゃないの。こんな中から選べるわけないでしょ」
麦野「つっても、アンタ細っこいからこの中で着れそうなのはそんなに……この黒のミニスカートとかどう?」
御坂「うーん……」
御坂(ヒラヒラしてるし可愛いかも……。穿いてみたいけど……また笑われそうな)
麦野「アンタこういうの好きかと思って。少女趣味だし」 クスクスッ
御坂「は、穿くだけ穿いてみようかな……なんて」
御坂(麦野さんって私の趣味を笑うけど馬鹿にはしないのよね……)
麦野「うん。どうぞ」
御坂「なんか人前で着替えるのって恥ずかしい」 シュルッ ストッ
麦野「お風呂一緒に入ったのに?」
御坂「確かに。でもちょっと違うのよねー」 ハキハキ
麦野「分からないでもないけど。お、似合う似合う。ウェスト大丈夫?」
御坂「ピッタリよ。麦野さんホント腰細いのね」
麦野「まーね。んじゃ下はそれで決定。トップスはどんなのがいい?」
御坂「んー……」
御坂(どうせなら思いっきり可愛い格好もしてみたいような……あ、あれ可愛い……) チラッ
御坂(でもシフォン素材かー……。これもふわっとしててちょっと私にはイメージ合わないかな……。こっちにしとこ)
御坂「じゃあこれとか……」 スッ
麦野「いやアンタこっち見てたじゃないの。これにしなさいよ」 パッ
御坂「あはは、バレてたか。でもねー……」
麦野「アンタのキャラじゃないって? アンタが可愛い服着て誰が損するっての?」
御坂「それは……」
麦野「似合わないなら止めてあげるから、着たいもん選びなさいよ。オシャレなんて所詮自己満足。
けどそれで一日良い気分で過ごせたり、違う自分になれる気がするならそれでいいじゃない」
御坂「麦野さん……」
麦野「はい上脱いでこれ着て」 ズイッ
御坂「うん……」 ヌギヌギ
御坂(ヤダ……ちょっとウルッときちゃった……。麦野さんって私のこと否定しないのね……)
麦野(……これ着た御坂絶対可愛いよね。私のファッション魂が疼く……まさに磨けば光る原石よ。
こいつが可愛いことは誰もが認めてるんだから、私の手でさらに上の次元へ連れて行ってあげるっ!) メラメラ
御坂「ど、どうかな……」
麦野「あらいいじゃない。女の子らしくて。モノトーンだから無駄に甘くないし。
うん、あとはアクセでちょっと色味足してやれば完璧ね」
御坂「そ、そかな……」
御坂(こ、こんなに自分の趣味褒められたの初めて……! 麦野さんのセンスのおかげよね。
正直めちゃくちゃ嬉しいんですけど……)
麦野「ネックレスどれにしようかな。シンプルめにこのハートモチーフにするか……いやもっと抑えたチャームでも……」 ブツブツ
御坂(何かスイッチ入ってるみたいね……そっとしておきましょう)
麦野「御坂、アンタピアス開いてる?」
御坂「ううん。学校はもちろん禁止だし、開けたいと思ったこともないわね」
麦野「私イヤリング持ってないから無しか……。まあネックレスだけで充分ね」
御坂「こんなの借りてもいいの……?」
麦野「そんなに高いもんじゃないからいいわよ。気に入ったんなら餞別にあげるし」
御坂「もらったりはさすがに出来ないわ」
麦野「そう? んで後はメイクね」
御坂「お化粧かー……。正直気が乗らないなー」
麦野「なんでよ。必死に見られるのが嫌ってこと?」
御坂「そういうのもあるけど、慣れてないから崩れた時困るなって」
麦野「一理あるわね。今晩は8時くらいから雨らしいし。バッチリキメずにナチュラルを心がけるよ」
御坂「えー」
麦野「えーとか言わない。まだ時間早いから行く前にしてあげるわね」 ニコニコ
御坂(楽しんでる……?)
麦野「靴ばっかりはサイズ合わないだろうからサンダルで合わせるとして……。あ、エロい下着穿いとく?」
御坂「穿いてどうすんのよ!」
麦野「もしかしたら脱がされるかもしれないし」
御坂「脱ぐか! 仮に上手くいっても初日からそんなことするわけないでしょ!」
麦野「何言ってんのよ。アンタ昨日……ハッ」
御坂「……」 カァァァ
麦野「う……わ、悪い」
御坂「べっつにー。もう気にしてないもん」
麦野「そうかよ。あ、そだ。アンタにこれだけは渡しとかないと」 ゴソゴソ
御坂「ん? なになにー?」
麦野「はい、コン○ーム」 ヒョイ
御坂「なっなななななななななななんつーもん出してきてんのよあんたって人はぁぁぁああっっ!!」
麦野「ゴムくらい持っときなって。私だって男と会うときは一応念のため鞄に2つ3つ入れてるわよ」
御坂「念のためって……何の念よ!」
麦野「何がどう間違ってそういうことする羽目になるか分からないでしょ」
御坂「な、なるほど……」
麦野「せがまれても生でさせるんじゃないわよ?」
御坂「しないっての……」
麦野「何が起こるか分からないのが人生なのよ」
御坂「そんなこと言ったら何でもそうでしょ。分かったわよ、もらっとく」 グッ
麦野「一応言っておくけどそれ意味も無く相手に見せるなよ。期待させるから」
御坂「見せないわよ! 財布にしまっとく!」
麦野「さて、それじゃいいともでも見ながら夕方までゆっくりしましょ」
御坂(私のこと想って言ってくれてるのかただ楽しんでるだけなのか……どっちもでしょうねこれは……) ハァ…
御坂(でもまあありがたいか。あいつに何て告白するか考えなくっちゃ……) ドキドキドキ…
―17:30―
麦野「い、いよいよね……」
御坂「なんか麦野さん緊張してない?」
麦野「し、してないわよっ!」 スハースハー
御坂「そ、そう?」
麦野「ア、アアアンタこそ大丈夫なんでしょね!?」
御坂「うん。服も化粧も麦野さんがバッチリ決めてくれたし、何よりそんなにブルブルしてる麦野さん見てたらなんだか
緊張とか吹っ飛んじゃったわよ」
麦野「私は緊張なんかしない! 生まれてから一度もしたことない!」
御坂「そういうことにしといてあげるわよ。……じゃ、行くね」
麦野「え、ええ……」
麦野(行っちゃうのか……上手くいけばもうこいつは他の誰かのもの……私とメールしたり
遊んだりするのも随分と減っちゃうよね……正直寂しいわ。寂しいなんて感情、私の中にあったのね)
御坂(あいつと上手くいったら麦野さんに真っ先に報告しなくっちゃ。
そしてあいつにも紹介しよう。この人が私の親友の麦野さんだよって)
麦野「……一回しか言わないからよく聴きなさいよ?」
御坂「ん?」
麦野「今のアンタ正直めちゃくちゃ可愛いから、自信持ってバシッと伝えてきなさい!」
御坂「……っ!」
麦野「ほんと、誰かにあげるなんて勿体ないくらいね……」
御坂「……ありがとう、麦野さん」
麦野「ん。結果ちゃんと教えてね」
御坂「うん、それじゃね!」 ダッ
タッタッタッ…
麦野「……」
麦野(ああ……やっぱり結構きついな……)
麦野(御坂……私が応援できるのはここまでよ……。
私がアンタの無償の理解者でいられるのは……きっとこれで最後だからね)
―第七学区 河川敷 17:59―
御坂(そ、そろそろ時間よね……) ドッドッドッ
御坂(麦野さんから借りた服とメイクは完璧なはずよね……あとは私の言葉と気持ち次第……)
御坂(あいつに会ったらまず何て言おうかな……)
御坂(『おっすー遅いわよー』 ……ちょっと砕けすぎかな。
『私より早く来ないなんてどういうつもり!?遅刻、罰金!』 ……これはなんか違う……。
『来てくれてありがと……』 ……こんなとこかしらね。
どうせ好きって言うんだから、素直にならないと……)
上条「おーい、御坂ー」
タッタッタッ
御坂「あっ、と、当麻……」
上条「悪い、待たせたか?」
御坂「ううん、今来たとこ……来てくれてありがとね当麻……」 モジモジ
上条「お、おおう……」
上条(当麻……? どうしたんだこいつ……。しかも何かいつもより可愛いような……) ゴクリ…
御坂(……い、いよいよね……) ゴクリ
御坂「と、当麻! 私あんたに言いたいことあるって言ったよね……」 ドキドキドキ
上条「ん? ああ、そうだったな。で、何だ?」
御坂「あのね……当麻……。私ね―――」
―常盤台中学学生寮 玄関ホール 19:20―
ガチャッ ギィィ バタンッ
カツカツカツ…
御坂「……」 カツカツカツ…
寮監「遅いお帰りだな、御坂。しかも私服で帰宅とは、いい度胸だ」 ギラッ
御坂「……すみませんでした」
寮監「何を俯いている。目を見て話せ」
御坂「……」 カツカツカツ…
寮監「おいどこへ行くつもりだ」 ピキピキ
御坂「部屋に帰るんですよ……もういいでしょ、謝ったんだから。次からは気をつけます」
寮監「貴様私を舐めているのか……? お前がそんな調子では後輩達にも示しがつかんだろうが。
お前には明日寮の玄関の扉掃除を」
ビシュゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッ ズガァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
パラパラ… フシュー…
寮監「な……何をしている……」
御坂「綺麗になったじゃないですか……ドアは無くなっちゃったけど」
寮監「寮内での能力使用。寮の破壊。私への恫喝の意図も見てとれる。痛い目を見ないと分からんようだな」 ゴキッゴキッ
御坂「で?」
寮監「何……?」
御坂「私に勝てるとでも思ってんですか? あー、じゃあもうかかってくればいいでしょ。
黒子達にするみたいに問答無用で」
寮監「お、おい御坂。お前何かあったのか……?」
御坂「いえ……何も。ドアを壊してしまって申し訳ありませんでした……。弁償します。
罰も必ず受けますから……しばらく放っておいてください……失礼します」 カツカツカツ…
寮監「おい御坂待てっ!」
寮監「ちっ……何もだと? だったら何だというんだ、その顔は……」
―常盤台中学学生寮 二○八号室 19:30―
ガチャッ パタン
御坂「ただいま……」
スタスタスタ… ボフッ
御坂「……」
御坂「……」
ガチャッ…
白井「あらお姉様、帰ってらしたんですの? 門限はもうとっくに過ぎておりますわよ?
よくご無事で入ってこられましたわね」
御坂「んー。見つかってこっぴどく怒られてきたわよ……」
白井「それで帰ってくるなり枕に顔を埋めてふて寝ですの?
本日も随分と遅いお帰りでしたし、さぞかし楽しい時間を過ごされたようですわね」
御坂「……」
白井「あら、ところでお姉様私服ですわね。そのようなお洋服はお持ちでしたかしら。
よくお似合いですけれど、そのままご帰宅なされるのはいかがなものかと思いますわ」
御坂「……ハァ」
白井「お姉様、聞いておられますの? こちらを向いてくださいまし」
御坂「……」 カチッ メルメル
白井「……またですのね」 フゥ…
御坂「はぁ? 何がよ」
白井「また麦野さんとメールしてらっしゃるんですのねと申しております」 ハァー
御坂「そうよ、悪い……?」
白井「悪いとは申しませんけれど、例の殿方のことはもうよろしいんですの?
ここ最近、朝から晩まで麦野さんのことばかりですわよ」
御坂「……っ」
白井「お姉様の交友関係に口をお出しするつもりはありませんけれど、
お姉様の周りにいらっしゃるのは麦野さんだけでは無いことを覚えておいてくださいましね。
ずっと携帯ばかりに向き合って、黒子の目も見てくれないのは寂しいですの」
御坂「黒子……。ごめん……」 シュンッ
白井「うっ……」
白井(あらいやですわ、しゅんとなんているお姉様も可愛いじゃありませんの。虐められオーラがプンプンでしてよー!)
白井「大体、お姉様はいつもそうですの。
ゲコ太だとか言うワケの分からないマスコットキャラに現を抜かしておられるときもそうです。
集中力がお有りになるのは結構ですけれど、もう少し周りをご覧になってはいかがですの?」 クドクド
御坂「……ごめん」
白井「あの殿方のことにしてもそう。寝ても覚めても上条さん上条さんと。気に入ってらっしゃるのは分かりますが、
聞かされるこちらの身にもなっていただきたいものですの」 クドクドクド
御坂「……はい」
白井「そもそも、お姉様には常盤台のエースとしての自覚が欠けておりますの。
あの麦野さんもご自分の能力を高めることに関しては真剣に考えておられましたわよ?
それを毎日立ち読みやらゲコ太やらで無為な時間をお過ごしになって、黒子はお姉さまが心配でなりません」 クドクドクドクド
御坂「……」 イラッ
白井「黒子はお姉様のためを思って言っておりますの。
先ほどは麦野さんを非難するようなことを申し上げたように聴こえたかもしれませんが、むしろわたくしは
あの方とお付き合いされることに関しては賛成ですの。
ご自分の力をより向上させる手段としてではありますが、社会貢献もされておられるようですし、
学校に通っておられないのも進学先が決まっているからと思えばまあ納得もできます。
お姉様もあのお方のように少しはご自分のお力に自覚を持たれてはいかがです?」 クドクドクドクドクド
御坂「……」 ピキピキッ
白井「ついでに言わせて頂きますが、お姉様の短パンや子供っぽい下着類はそろそろご卒業なさってはどうですの?
この前もパステルカラー満載の水玉模様の下着を買ってらして、黒子は正直目を疑いましたの。
せっかくお姉様には素晴らしいプロポーションと美しいお顔が備わっておられるのですから、
もっとご自分の身の丈に合った格好をするべきだとわたくしは常々思っておりましたの」 クドクドクドクドクドクドクド
御坂「……」 ブチッ!
>727
そうか?こんなもんじゃね?雰囲気伝わるから全然問題ない
そうか?こんなもんじゃね?雰囲気伝わるから全然問題ない
白井「それに一般人であるお姉さまが風紀委員の仕事に首を突っ込んでこられるのも……ちょっとお姉様聞いてますの?」
御坂「うるせぇぇぇぇぇぇええええええええええッッッ――――――!!!!」 ガシャーーン!
白井「ビクゥッ!……お、お姉様……?」
御坂「あんたは私のママかっ! どうして後輩のあんたにそこまで言われなくちゃいけないのよっ!
私が誰と付き合おうが私の勝手! 私が何を着ようが私の勝手! 私が何をしようが私の勝手でしょうがっ!
風紀委員のことはともかく、他でいつあんたに迷惑かけたのっ!?
親でも無いのにそんなこと言われる筋合いないわ大きなお世話よ!
大体あんたこそ何なの寝ても覚めてもお姉様お姉様って!
私は四六時中あんたの傍であんたの相手してなきゃなんないってわけ!? ええっ!?」
黒子「そ……それは……」 ビクビク…
御坂:「私だって自由な時間が欲しいのよ! 学校や寮内じゃ御坂サマ御坂サマ言われて笑顔返さなくちゃなんないし、
部屋に帰ればあんたの良き先輩でいなくちゃなんないなんてまっぴらなのよっ!
麦野さんは私にそんなこと強要しないっ! 私を対等に見てくれるっ! むしろ見下してくれるわっ!」
白井「……お、お姉様、黒子が悪かったですの……ですからどうか落ち着いてくださいまし……」 ビクビク
御坂「麦野さんは私を馬鹿にしない! 麦野さんは私を受け止めてくれる!
もううんざりよ! 私のことは放っておいて!」
白井「お姉様……黒子が言い過ぎましたの。ですからどうか気を落ちつけて……」 スッ
御坂「触んないで! もういいっ! 私たちちょっと距離置いたほうがよさそうね……!」 ゼェ…ゼェ…
白井「そ、そんな……何もそこまで……ハッ」
御坂「……グスッ」
白井「お、お姉様……? 泣いておられますの……? そのお顔……目元が赤く腫れて」
御坂「うるさい黙れっ!」 ガッ
白井「ひっ……!」 ビクッ
御坂「……」
白井「あ……こ、これは……違いますのよ。
お姉様の勢いに驚いただけであって、決してお姉さまが恐ろしいとかでは……」 ビクビク
御坂「出て行く」 スクッ
白井「え……? ほ、本当ですわよ!? わたくしを見損なわないでくださいましっ!」
御坂「別にそんな風には思ってないわよ……。驚かせてごめん……ここに居たらあんたに当たっちゃうから……」
白井「……お姉様、何がありましたの?」
御坂「……」
白井「黒子ではお力になれませんの?」
御坂「最初に報告する人はもう決めてあるの……」 スタスタ
白井「……そうですの……」 シュン…
御坂「しばらく戻らないけど……心配しなくていいから」
白井「こ、こんな時間にどちらに行かれるつもりですの!?」
御坂「……ほんと、お願いだから一人にさせて」 バッ
タッタッタ…
白井「あっ! お、お姉様ー!」
白井(何があったというのでしょうか……。と、とにかく追いかけないと……) グッ
白井「……」 ゾクッ
白井(……どうしてですの……。今日のお姉様が……とても怖いですの……)
本日は以上になります。
上条さんと美琴に何があったかは次回の投下分で明かされます。
それから、服については申し訳ないですw
適当にネットから画像拾ってきて描写するようにしてはいるのですが。
まあ麦野と御坂がお洋服を前にキャッキャウフフやってる図を想像していただく程度で構いませんので。
それではまた近いうちに。
上条さんと美琴に何があったかは次回の投下分で明かされます。
それから、服については申し訳ないですw
適当にネットから画像拾ってきて描写するようにしてはいるのですが。
まあ麦野と御坂がお洋服を前にキャッキャウフフやってる図を想像していただく程度で構いませんので。
それではまた近いうちに。
乙
なんかキャッキャウフフな百合じゃなくて依存しまくりドロドロな関係になりそうだ
なんかキャッキャウフフな百合じゃなくて依存しまくりドロドロな関係になりそうだ
乙!
何があったかなんて分かりきってるのに見るの怖いんだけどw
麦野の大人な対応を期待したい
何があったかなんて分かりきってるのに見るの怖いんだけどw
麦野の大人な対応を期待したい
乙!
麦のんとの対比で黒子がウザかわいそうだが仕方がない。
しかし麦のん今日は仕事だよな。どうなるんだこの後…
麦のんとの対比で黒子がウザかわいそうだが仕方がない。
しかし麦のん今日は仕事だよな。どうなるんだこの後…
乙!
美琴と麦のんのやりとりにニヤニヤしました。
次回も期待してます。
美琴と麦のんのやりとりにニヤニヤしました。
次回も期待してます。
乙でした。
し、しばらく戻らないだと…ゴクリ
麦のんの家に行くフラグだろうか…スレタイに近づいてきてる感じでドキドキするぜ
し、しばらく戻らないだと…ゴクリ
麦のんの家に行くフラグだろうか…スレタイに近づいてきてる感じでドキドキするぜ
しかし麦のんは美琴の初めてを貫通しちゃうんだろうか
しそうでもあるし、しなさそうでもあるという
しそうでもあるし、しなさそうでもあるという
毎度乙様です
むぎのんリカバーミスんなよ…下手撃つと美琴暗部堕ちぜよ……
むぎのんリカバーミスんなよ…下手撃つと美琴暗部堕ちぜよ……
それでも麦のんなら…麦のんならやっぱりどうにもならないか…
あ、あれ?
あ、あれ?
うっひゃあドロドロぐちゃぐちゃ大好き
似てきたたな麦野に
んで似た者同士傷の舐め会いレズ最高
似てきたたな麦野に
んで似た者同士傷の舐め会いレズ最高
乙
俺は服についてよく知ってるなーと思った
どんな服を着させたかすぐ思い浮かんだよ
仕事モード麦のんが楽しみだ
俺は服についてよく知ってるなーと思った
どんな服を着させたかすぐ思い浮かんだよ
仕事モード麦のんが楽しみだ
黒子へのフォローが欲しいとこだにゃー
黒子>初春>佐天と暗い雰囲気の連鎖になりそう
黒子>初春>佐天と暗い雰囲気の連鎖になりそう
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