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    元スレ上条「はぁ…」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 黒子 + - とある魔術の禁書目録 + - はあ + - キャーリサ + - 一方通行 + - 上条 + - 上条「はぁ・・・」2 + - 上条結標 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 49 :

    ―――――― ロンドン女子寮


    オルソラ「あらあら、わざわざロシアからここまでお疲れ様でございます」


    サーシャ「第一の解答、久しぶりです」


    オルソラ「えぇ、久しぶりでございます」


    ヴェント「雑談はいい、それより上条のことについて何か聞いてるか?」


    オルソラ「えぇ、皆さん真剣に作戦を立ててますわ、私もその中の一人でございます」


    サーシャ「第二の解答、今日はそのことについて話があって来ました」


    オルソラ「そうですか。では、こちらへどうぞ」


    番外個体「(この胸達…勝てるんじゃないか?)」

    52 = 49 :

    アニェーゼ「ヴェント!…どうしてあんたがここに居やがりますかね!?」


    ヴェント「安心しな、別に争いに来た訳じゃないよ」


    神裂「サーシャ、久しぶりですね」

    サーシャ「第三の解答ですが、久しぶりです」

    神裂「で、何の用でしょうか?」

    サーシャ「第四の解答ですが、私達は番外個体の能力によって“上条当麻が彼女を募集している”という情報を手に入れました。そして私達は仲間を増やすべくここまで来ました」


    神裂「(やはり…)理由は分かりました。ですが何故我々と協力を?」


    ヴェント「学園都市は入出に大変なチェックが必要なのは、あんたも知ってるだろう?」


    神裂「はい」


    サーシャ「補足しますと、確かに我々は魔術でどうにか出来ます。ですが魔術でも絶対では無いのだから、見つかるかもしれません。それにあそこには奴が居ます」


    神裂「アレイスターですか…」

    53 = 49 :

    サーシャ「第五の解答ですが、彼女が本気を出した場合どうなるか分かりません。そこで私達はある方法を思いつきました」


    神裂「方法ですか?」


    サーシャ「第六の解答ですが、上条当麻をこっちまで連れて来る方法です」

    神裂「こっち…とは?」


    サーシャ「第七の解答ですが、まだ決まってません。ですがロシアとイギリスは魔術師にとって大した距離ではありません」


    ヴェント「それに、いざとなれば、私達がイギリスにお世話になる事も考えているよ」


    神裂「なるほど…」


    アニェーゼ「で、作戦は考えやがりましたか」


    サーシャ「第八の解答ですが、まずは学園都市からこっちに連れて来るのを第一に考えるべきです」


    ヴェント「そしたら、後は各個人の努力次第って訳さ」


    「いざとなったら、王女様に法改正してもらって、一夫多妻制をとってもらうことも考慮に入れてですね」


    神裂「(五和!?なんかアグレッシブですね!?)そうですね」


    ルチア「(賛成するのですか!?)」

    54 = 49 :

    番外個体「王女様?」


    神裂「私達も先程まで作戦会議をしてたんですが、それが第二王女キャーリサ様の指示だったんです」


    ヴェント「イギリスも本気…てことだね」


    「王女様は金に糸目はつけないとおっしゃっていました。多分本気かと…」


    サーシャ「第九の解答ですが、では具体的な内容を話したいと思います」


    神裂「具体的…どうやって、彼をこっちへ連れて来るか?ですね」


    サーシャ「第十の解答ですが、肯定です。第十一の質問ですが、そこでまずは彼がどうしたらこっちに来るかを考えたいと思います。そこでまずは彼が向こうに居る理由を…五和さん答えて下さい」


    「え!?そ…それは…彼は日本人で、学園都市の生徒だから…ですか?」


    サーシャ「第十二の解答ですが、正解です。つまり彼は学生という枷に縛られて生きています」


    神裂「えぇ」


    サーシャ「補足しますと、しかしこれは第二王女の支援によってどうにでもなります。いざとなれば、彼に魔術払いなどの仕事を与えれば問題は無いです」


    「ですけど、彼を危険な目に…それに彼がそのような条件を呑むとは思いません」


    ヴェント「何考えてるのよ。ここにいる人が護衛に付けば余裕だし、それにこれは一例、まだ他の考えもあるわ。そうね…例えば長期交換留学とか」


    神裂「なるほど…」


    アンジェレネ「向こうの人達にも魅力では負けない人達ばかりですもんね」

    55 = 49 :

    サーシャ「そして、それ以外に私が思いつく限りの問題は二つあります」


    神裂「それは?」


    サーシャ「第十三の解答ですが、一つ目は言葉の問題です」


    「言葉ですか…」


    サーシャ「補足しますと、彼は一般的な高校生です。英語が有能と言う訳でもありません。ですが言葉は生活の上で大切な要素です。一人で買い物に行くのも一苦労します」


    神裂「彼の体質上、魔術で誤魔化すのも無理…確かにこれは難しい問題ですね」


    サーシャ「第十四の解答ですが、これは長期交換留学と言う目的なら、問題無い範囲です」


    「(これは?)」

    56 :

    これはなかなかおもしろい。

    あえて滝壺や打ち止めに手を出すんだ!!

    57 = 49 :

    シェリー「で、二つ目は?」


    サーシャ「第十五の解答ですが、これが一番の要因だと思われます」


    「それは?」


    サーシャ「第十六の解答ですが、Index-Librorum-Prohibitorum…通称インデックスの存在です」


    「(彼女か!!)」


    シェリー「(やっぱり殺しとくべきだったんじゃねぇか)」

    58 = 49 :

    サーシャ「補足しますと、彼は今までほとんど彼女を助ける為に動いて来ました。それが結果私達を救う結果になったにすぎない部分があります」


    神裂「…」


    サーシャ「おそらく、彼は少なくとも彼女と責任感か、それ以上の感情を持ってるのは確かです」


    「だけど、彼女が彼と一緒に居るのは…」


    サーシャ「第十七の解答ですが、彼の足枷のためです。言い換えれば彼が一緒に来るなら、インデックスを呼び戻しても何も問題がありません」


    オルソラ「じゃあ整理しますでございます。大まかに①魅力…つまり女としては負けてはないはず、②お金などの諸事情は何も問題は無い、③問題なのは、インデックスさんの存在、
    位でございます」


    シェリー「同感だね」


    アンジェレラ「存在って辛口ですね」


    神裂「では、まずインデックスをイギリスへ戻すための行動、か、彼にイギリスへ来させたいと思わせるかどっちかですね」


    サーシャ「第十八の解答ですが、これは同時進行で構わないはずです。彼が来れば彼女も来ると思われます」


    「では、この二つを重点的に」


    神裂「分かりました。私は王女様に連絡し、資金を集めてきます」


    サーシャ「お願いします」

    59 = 49 :

    ??「その必要は無いし」


    アニェーゼ「誰です!?」


    キャーリサ「何?私の声も知らないし?」


    「「「王女様!?」」」


    神裂「ど、どうしてここに!?」


    キャーリサ「進展具合を確かめにだし」


    ??「お姉さん達もいるわよ~、全く人使い荒いんだからぁ。足がガクガクしてるわ~」


    神裂「オリアナ!?」


    レッサ―「上条当麻の拉致作戦会議!ってことで私達も来ました!!」


    フロリス「また上条に会うために!」


    ベイロープ「はぁ…(元気かなぁ)」


    ランシス「(クーデター以来会ってないもんねぇ、レッサ―はロシアで一緒だったらしいけど…)」


    番外個体「(ミサカネットワークからメッセージ受信。拒否する…か…。これは両サイドの全面戦争ね。私はどっちに見方すればいいのかなぁ)」

    60 :

    乙、向こうで追っかけてたけどこっちなら落ちるかハラハラしなくて済む
    頑張れー!

    61 = 49 :

    ――――― とあるビルの理事長


    結標「ってことが起きてるって土御門が言ってたわ(小萌も言ってたんだけどね)」


    レイスター「ふむ、上条当麻争奪戦か…」

    レイスター「…(培養液プレイ悪く無いな)」

    結標「(私も参加しようかしら…)」

    レイスター「はっ!!(彼ここに来れないじゃないか!あいつを呼ばなければ!)」

    62 = 49 :

    ――――― 上条家 風呂場

    上条「どんだけ切りつめても、一食500円、一日1500円、一ヶ月で45000円…、これでも文句言われるレベルだからなぁ…奨学金が大体、35000円、仕送りが30000円の65000円…手元に残るの20000円だが、これからさらに光熱費や携帯代、寮費を引かれると…残るは2000円…これでデートなんて出来ないもんなぁ…」


    禁書「とうま!夜中にうるさいんだよ!寝れないんだよ!(こんな所にポテトチップス…仕様がないな食べてあげるんだよ)」


    上条「す、スマン…はぁ不幸だ…バイトでもしようかな…腹減ったなぁ…(あいつが居る限り無理な話か…)」

    63 = 49 :

    ――――― イギリス ロンドン女子寮


    キャーリサ「で、まずは親睦を深める為にパーティーだし!」


    アンジェレネ「パーティー…ですか?」


    キャーリサ「えぇ、ヨーロッパ各国から最高級の食材を集めたし、後は料理よろしくー」


    オルソラ「まぁ、最高級のお肉に野菜でございます」


    サーシャ「第一の解答ですが、美味しそうです」

    64 = 49 :

    ルチア「(野菜生活…今日だけはおさらばです)」


    アンジェレネ「あー!これってキャビアってやつですよね!?初めて見た!」


    アニェーゼ「こ…これは…骨付き肉ですか!?子供のころは骨しか見たこと無い…感激で涙が出ちまうです!」


    オルソラ「こんなに沢山…よく運べましたでございます」


    オリアナ「お姉さん達が運ばされたのよ…いきなり城に呼び出して…」


    キャーリサ「うるさいし、あんたはフィッシュアンドチップスでも食べてるし」


    オリアナ「あぁ~、ごめんなさいごめんなさい~、流石王女さま!」


    キャーリサ「まぁいいわ、まだあるんだからさっさと運んで来るし」


    オリアナ「は~い、お姉さん足が立たなくなるまで動くわよ。ほら新たなる光の皆も働く!」


    新たなる光「「「「は~い」」」」


    オルソラ「じゃあ、五和さんどんどん料理して行きますでございます」


    「えぇそうですね、こんな食材料理出来る事なんて、初めてなんで腕が鳴ります!」


    神裂「私も手伝いましょう、後天草式から対馬を呼んできます」


    ヴェント「本気だね…これは…」


    シェリー「これは楽しそうね」


    番外個体「(皆でご飯なんて…初めてだ…なんかテンションあがって来たぁあああ!)」

    65 = 49 :

    ――――― 焼き肉屋


    美琴「じゃあ、これからの健闘を祈り、カンパーイ!!」


    「「「「カンパーイ」」」とミサカは嬉しそうにグラスをぶつけてみます」


    カーン


    ゴクゴクゴク、プハァー


    黒子「はぁー、美味しいですわ」


    初春「白井さんオヤジっぽいですね」


    黒子「初春、いいですか?物にはそれに合った事があります」


    姫神「スパゲッティは音を立てなくても。蕎麦やうどん。ラーメンは音を立てるのと同じ」


    吹寄「確かに、蕎麦を音を立てないで食べるとか日本人としてどうかと思うもんね」


    御坂「ふむふむ、とミサカはその情報をミサカネットワークに流します」


    佐天「そろそろお肉焼けたかなぁ…」


    美琴「まだよ、もうちょっと待ちなさい」


    初春「でも御坂さん、門限大丈夫ですか?もうとっくに過ぎてますよ?」


    美琴「大事の前の小事、問題は無いわ」


    黒子「初春、それぐらい分かりなさいな」

    66 :

    ローラーはどうした?

    67 = 49 :

    御坂「あ、あそこに居るのは上位個体と一方通行とミサカは得意げに指で指摘します」ビシッ


    美琴「…、あんたも来たの…」


    一方「…、あァ…」


    黒子「(あ、あれは伝説のロリお姉さま!?)」


    初春「(わぁ、御坂さんとそっくり~)」


    佐天「(いや…そっくりって言うか…本物?)」

    68 = 49 :

    打ち止め「何度も店の前をうるうるしながら、うろろろしてたら店員さんが中に入れてくれたんだよ!ってミサカはミサカはさっきの事をばらしてみる」


    一方「お、お前ェ~、余計なこと言うんじァねェ!///」


    美琴「まぁいいわ、話はそいつから聞いたんでしょ?」


    一方「俺はぁ、あいつに外に出られると困るからなァ、いつか借りは返さないといけねェし…」


    美琴「じゃあ、今回は仲間ね。期待してるわよ」


    一方「あァ、学園都市最強の力見せてやるよォ」


    佐天「(最強は今回関係無い気がする…)」


    一方「後…前はすまねェ」ボソ


    御坂美琴「!!」


    黒子「早く座りなさいな、そろそろ焼けますわよ」


    一方「あァ(久しぶりに皆で食べる飯…か…心が暖ェな)」


    打ち止め「(やっと素直になれたんだよってミサカはミサカは我が子のように喜んでみる)」


    美琴「焼けて来たわね…じゃあ皆!手を合わせて!(謝るなんて…変わったわね…)」パンッ

    >>66
    順調に行ければ後々出したいと…

    69 :

    こっちでやってたのなww
    探しても見つからなくてどうしようかと思った

    70 = 49 :

    ―――― イギリス寮


    神裂「はい、ではみなさん今日は日本式で…手を合わせて下さい」

    パンッ


    ―――― 上条家


    インデックス「早速食べるんだよ」






    上条以外「「「「「「「「「「いただきまぁす!!!!!!!」」」」」」」」」」



    上条「はぁ…腹減ったぁ…」

    71 = 49 :

    ――――― ロンドン女子寮 夜


    キャーリサ「で…私が思うに、誰か日本に行くべきだと思うし」


    神裂「そうですね…だとしたら私が適任でしょうか」


    「!?」

    「いや神裂様!?何でですか?」


    神裂「だって私日本人ですし…、両人と一番古い付き合いですし」


    ヴェント「あんた…それは宣戦布告かしら?」


    オリアナ「お姉さんもそれは許さないわよ?」


    対馬「(な…何か大変なことになってる!?)」


    オルソラ「まぁまぁ、落ち着くでございます。ここはジャンケンで決めるでございます」


    「ジャンケンですか…」


    サーシャ「ジャンケン…」

    72 = 49 :

    キャーリサ「異議のある人は居るし?」


    ルチア「あのぉ…」


    キャーリサ「何かしら?」


    ルチア「何人…決めるんでしょうか?」


    キャーリサ「そうね…3人1組の2組かしら…インデックス勧誘組と上条勧誘組ね」


    ルチア「6人…」


    キャーリサ「他には居るし?」


    「…」


    キャーリサ「居ないし?じゃあ行くし!」


    「「「「「「「「最初はグー、ジャンケン!!」」」」」」」」


    >>69
    出来るだけ頑張るから暖かく見守ってください

    73 = 49 :


    ―――――― 学園都市 路上

    上条「はぁ…目玉焼きはインデックスに獲られるし…朝ご飯は結局パン一枚…昼ご飯も菓子パン一個…男子高校生の胃袋は満足出来ませんよ…」フラフラ

    ドンッ

    雲川「おっとすまない…って上条君だけど」


    上条「あぁ…先輩。すみません」


    雲川「だめだよ前見なきゃ…って顔色悪いけど?」


    上条「大丈夫ですよ」フラフラ


    雲川「大丈夫そうには無いけど?(また面白い事になってる予感がするけど)」

    上条「あぁ…、心配してくれるのは先輩だけです…」グス


    雲川「(あ、あれ?いつもと様子がおかしいんだけど!?)話しを聞いても良いかい?」


    黒子「あれは上条当麻と…知らない女!?お姉さまを呼んで来なければ!」シュ

    74 = 49 :

    上条「あ、あのここってファミレスですよね?」


    雲川「そうだね、私は好きだけどね。君は嫌いだった?」


    上条「い、いやそう言う訳じゃ無くてデスネ、お金が無いと言いますか…」


    雲川「別に奢って貰おうとか思ってないけどね」


    上条「すみません、甲斐性が無くて…」


    雲川「で、どうしたんだい?顔色悪くしながら歩いてたけど」


    上条「でも、先輩には迷惑を懸ける訳には…」


    雲川「その先輩なんだから話ぐらい聞くよ、まぁ解決できるかは分からないけど(さぁどんな理由か聞かしてもらうよ、また意味不明な事に巻き込まれたのか)」


    上条「じゃあ、話だけでも…」

           ・
           ・  
           ・

    75 = 49 :

    雲川「」グスッ


    上条「せ、先輩!?何で泣いてるんでせうか!?気に障る事言いましたか!?」


    雲川「(い、いくら不幸でも可哀相すぎる…高校生にもなって遊べないなんて。それも大食らいの寄生虫のせいだけど、彼の所為じゃ何だけど)」


    上条「聞いてくれて有難うございます、何だかスッキリしました。じゃあこれで俺は…」


    雲川「(け、健気すぎる!得体の知れない感情が湧きあがって来るんだけど!?)まぁ待ちたまえ。こっちから話を聞いたんだ、私も協力させてもらうよ」


    上条「いや、先輩に迷惑を懸けるのは…」


    雲川「いいから、気にしないで欲しいけど」


    上条「はぁ」

    76 = 49 :

    雲川「で、まずは君の家の居候について考えようと思うんだけど」


    上条「インデックスの事ですか…」


    雲川「君はインデックス君の事をどう思ってるんだい?」


    上条「インデックスの事を…」


    雲川「あぁ…」


    上条「…」


    雲川「(多分、特別な感情を持ってるんだよ、君は。私はそう思うけど)

    77 = 49 :

    上条「別に…特には…」


    雲川「えぇ!?と、特に?」


    上条「まぁ…」


    雲川「何にも!?」

    78 = 60 :

    白雲川さん大好物です

    79 = 49 :

    上条「信頼してる…ってか相談に乗ってくれた先輩だから正直に言いますけど、特に何とも思ってないんですよ」

    雲川「(私信頼されてるのか///意外なんだけど…なんだか照れるけど///)特に思ってないのに一緒に住んでるのかい…それはおかしいけど?」

    上条「え~とですね、いつの間にか彼女と一緒に居て、その彼女の環境が可哀相だったから助けたりしてましたけど…」

    雲川「なんとも思って無いと…(君の得体の知れない不幸も可哀相だけど…)」

    上条「えぇ」

    80 = 49 :

    雲川「じゃあ…どうして置いているんだい?」


    上条「彼女イギリスの人間なんですよ、近くに身寄りがある訳でも無いですし、
    俺が追い出したら行く場所が無いんですよ…なんていうか…困った人は助けないとって思っちゃって…」


    雲川「成る程…(結局君が優しいのが原因か。普通なら追い出すのは当然だけど)」


    上条「まぁそう言う訳ですから…先輩は気にしないで下さい。俺の責任ですから」


    雲川「いいや、そう言う訳にもいかない。分かった。私も協力しようじゃないか…力になれるか分からないけど」

    81 = 49 :

    上条「え?」


    雲川「要は彼女をちゃんとイギリスに届ければいいんだよね?」


    上条「えぇ、向こうには一応保護者的な人達が居るんで」


    雲川「なら、簡単だけど」


    上条「え?」


    雲川「宅配便で送ればいいんだよ」

    82 = 49 :

    上条「何言ってんですか!?あんな大食らいで、働かなくて、女でも家事手伝いで誤魔化せない位何もしないけど、人ですよ!?」


    雲川「(言い過ぎじゃ無いと思うけど)まぁ知り合いの知り合いにパイロットが居てね、頼めば大丈夫だけど」


    上条「だけどこの年で人殺しには…」


    雲川「君も知ってるだろ?学園都市の飛行機の速さを、せめて3時間あればあっという間にイギリスだけど」


    上条「まぁ…(上条さんもイタリア行った時身体を張って知りましたよ)」


    雲川「人は簡単に死にはしないよ。学園都市製の段ボールなら何とかなると思うし。まぁいつでもいい、決心したら連絡してくれ…っと赤外線いいかい?よく考えたら君の連絡先知らないんだけど」

    83 = 49 :

    上条「…俺、先輩のような優しい人と知り合いで良かったです」


    雲川「(なっ、後輩のくせに生意気なんだけど///)あ、あぁ、それは良かった。じゃあ困ったことがあったらいつでも連絡してくれ」


    上条「はい、今日は有難うございました」


    雲川「あぁ、じゃあこれでお別れだね」

    84 = 49 :

    美琴「これは大変ね…」


    黒子「えぇ、居候さんの株が大暴落、ストップ安を余裕で突き破りましたわ」


    美琴「これはチャンスね、海外組は多分彼女を連れて帰ろうとして、彼を釣ろうとするはず」


    黒子「その間に私達は彼に戦力を集中して彼を落としていく訳ですわね」


    美琴「決まったら話が早いわ、全員に伝え次第動くわよ!」

    85 = 49 :

    雲川「じゃあ、何か食べて行くかい?(行ったか…。!!、いいこと思いついたんだけど!)」


    上条「え?いや、お金が…」


    雲川「大丈夫、これからアルバイトを手伝ってくれればいいんだけど」



    上条「いやヒモになるのは男上条、何とか避けたい気持ちがありますよ?」


    雲川「なに、労働に対する対価だよ、君はインデックス君と違って働くんだ、それに給料が前払いになったと思えば良いだけなんだけどなぁ」ニヤニヤ


    上条「…、この木更津風ハンバーグを」


    雲川「交渉成立だね(そんなハンバーグ初めて聞いたんだけど!?)」

    86 = 49 :

    上条「あぁ、旨かったぁあ!、先輩ごちそうさまです」


    雲川「そんな叫ぶ事でもないけど、お粗末さま。まぁこれから働いてもらうけどね」


    上条「で、アルバイトって何するんでせうか?」


    雲川「あぁ、私について来るだけでいいけど」


    上条「分かりました」


    雲川「じゃああっち行くけど」


    上条「どこにでもついて行きます!」

    88 = 49 :

    雲川「着いたけど」


    上条「ここって…、デパートですよね」


    雲川「そうだけど?」


    上条「アルバイトって…?」


    雲川「ちょっと買い物するから荷物持ちして欲しいんだけど」


    上条「いえいえ!?そんなの頼まれればやりましたよ!?」


    雲川「良いんだよそんな事は、それよりさっさと行くけど」


    上条「あ…待って下さいよ、先輩!」

    89 = 49 :

    美琴「あんな所に!?目を離した隙に!!」バチバチ


    黒子「落ち着いて下さいお姉様!?ここで出て行ったらKYの称号が授与されますわよ!」


    佐天「それより、これからどうしますか?」


    御坂「このまま追跡するべきとミサカは本音を暴露します」


    初春「そうですね…、彼女も一応学園都市の人間みたいですし、見方次第では味方ですね」


    打ち止め「デパートだぁデパートだぁとミサカはミサカは嬉しさを動作で表してみる」


    一方通行「こらァこんな所でェ踊るんじャないィ、恥ずかしいでしョ」


    佐天「(なんかお母さんみたいになってる…)」


    美琴「これからは、隠密行動よ一言でも喋ったら…分かってるわね」バチバチ


    「「「「(一番危ないのはあなた!)」」」とミサカは心の中で叫びます」

    90 = 49 :

    雲川「この服似合うかな?」


    上条「それも似合いますけど、上条さんはこっちの方が似合うと思いますよ?」


    雲川「ふむ…じゃあちょっと着て来てみるけど」


    上条「あ、はい」


    雲川「覗いちゃだめだけど」


    上条「か、上条さんは紳士で有名なんですよ?そんなことするはず無いですよ!?」


    雲川「はいはい」クスクス

    シャー

    91 = 49 :

    上条「顔だけ出してどうしたんですか?」


    雲川「見せなきゃ…駄目だけど?」


    上条「え?あ?い?無理には見たくないけど見たいかと言えばそれは当然見たいの一択でせう!?(俺は何を言ってんだ!?)」


    雲川「」クスクス

    シャー


    雲川「ど、どう…かな…?感想が欲しいんだけど(案外恥ずかしいんだけど///)」


    上条「に、似合ってますよ///(可愛い!!あの先輩が照れてる!?)」


    雲川「そうかな…、だとしたら嬉しいんだけど///」

    92 = 49 :

    雲川「このキーホルダーいいと思うんだけど」

    上条「(う、ウサギ!?)先輩、案外可愛いもの好きなんですね」

    雲川「案外ってどう意味か聞きたいんだけど」

    上条「そのままの意味ですよ」

    雲川「後輩のくせに言うんだけど」

    上条「ハハハッ」

    93 = 49 :

    雲川「プリクラ撮ってみたいんだけど」


    上条「撮ったこと無いんですか!?」


    雲川「悪いかい?(遊ぶこと自体無いからなんだけど)」


    上条「そんなこと無いですよ!?」


    雲川「じゃあ、一緒に撮ろうか」


    上条「え!?俺とですか!?」


    雲川「何かい?それは一人で撮れって君は言うことだけど?」


    上条「いえいえ、そんな事はありませんよ!?こちらこそふつつか者ですがよろしくお願いします!?」


    雲川「じ、じゃあ入るんだけど」

    94 = 49 :

    雲川「…(距離感が難しいんだけど!ここは近付くべきなのか?離れ過ぎても余所余所しい、近すぎて彼に嫌がられても…)」


    上条「…、先輩」


    雲川「何なんなんだけど!?」


    上条「(どうしたんだ??慌てて)ちょっと遠すぎませんか?もっと近付きましょうって」


    雲川「な///(肩がくっついてるんだけど!?)」


    上条「行きますよ」


    雲川「///」


    パシャッ

    95 = 49 :

    雲川「何かもう一回撮りなおしたいんだけど!」


    上条「何言ってるんですか、撮りなおす必要のないぐらい、奇麗ですって」


    雲川「え///」


    上条「はい、出て来ましたよ先輩」


    雲川「じ、じゃあ半分は君にあげるんだけどね」


    上条「あ、ありがとうございます」


    Prrrrr,Prrrrr

    96 = 49 :

    上条「先輩、携帯鳴ってますよ?」


    雲川「あぁ(ご老体からか…仕事か…)」


    雲川「(ここで解散なんだけど…)上条当麻、君に言っておきたい事があるけど。真剣に聞いてほしいけど」


    上条「何ですか?(真剣に?)」

    97 = 49 :

    雲川「今日、私達が過ごした時間、それが“高校生の普通の過ごし方”という時間だけど」


    上条「!!」


    雲川「久しぶりかい?もし、今日君が楽しいと感じたらもう忘れないで欲しいんだけど」


    上条「…(忘れてたな…、そう言えば最近青髪とも土御門とも遊んでなかったな…)」


    雲川「君が決心すれば、いつでもこの時間を得る事が出来るんだけどね」


    上条「…」


    雲川「それを心に置いて、居候さんと決着をつけるべきだけど」


    上条「(インデックス…)」


    雲川「私は仕事が入ったから失礼するよ」


    タタタタ


    上条「先輩!?(この時間は…俺のために?)」


    雲川「(彼にご飯食べさせるために嘘ついてみたけど、表の生活も悪く無いと思ったんだけど)」


    雲川「(それに、私まで楽しんでしまったんだけど…上条当麻かぁ…)」

    98 = 49 :

    黒子「…」


    美琴「…」


    初春「…」


    佐天「…」


    御坂「…」


    美琴「あの女…いい奴…だったね」


    黒子「えぇ、そうですわね」


    初春「これで居候さんの強制送還フラグが立ちましたよね」


    佐天「後はそのフラグが折るかどうか…彼に懸ってるけどね」


    御坂「結局は彼を攻め立てるという方針は変わらないです、とミサカは簡潔に纏めてみる」

    99 = 60 :

    うっはあ……良かったあ……


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