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    元スレ結標「私もそげぶされたいなぁ」

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    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - 上条美琴 + - 垣根 + - 月詠小萌 + - 結標 + - 結標淡希 + - 麦野 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 :

    そんな…一方さん!

    202 :

    ていとうこ編てwwwwww
    続くのかよw

    203 :

    羽の生えた冷蔵庫に屈服する白髪もやしっ子か
    ssじゃなかったらただのギャグだな

    204 = 197 :

    きてたか、支援

    205 = 192 :

    (やっべェ、俺このまま死ぬかもしンねェ……)

    それもありかもしれない、と一方通行は思った。
    大脳と筋肉の酸素消費を極力抑えていたが、すでに限界は近かった。
    結標は冥土返しの手で必ず助かるだろう。
    俺が死んだとしても、きっとこの冷蔵庫は三下がなんとかしてくれる。

    (もう疲れた。クソッタレな悪党はこンなクソッタレた死に方がお似合いってこったァ)

    今はただ、垣根の怒声が地面から頭に響いて不快だった。

    「おいテメェ、いつまで手ぇ抜いてやがる!あのときの黒い翼はどうした!」

    「……るせェよ」

    口を動かしたところで、垣根に聞こえるはずもなかった。

    「あぁ?」

    ふと、垣根の興味の対象が何かに移った。

    「おい第1位、見てみろよ。幻想殺しがヘリから降りやがったぜ。大方テメェを助けに来るんだろう、ご苦労なこった」

    「ってことはあのヘリには今誰が乗ってるんだっけな?
     くふ……俺、知ってるぜ。あの時腹掻っ捌いてやった女の同居人、だよなぁ?」

    「!!!」

    頭の中の何かがビキィ!と盛大に音を立てた。

    「今からあのヘリ墜として、女の腹ん中に俺のを突っ込んで掻き回してやったら……テメェの目も醒めるか?クハハ!」

    206 = 197 :

    黄泉川あんとき美味しかったよな…
    一方通行と黄泉川、いいじゃないの?
    ヒロインとしていけるんじゃないの?

    207 :

    よくしゃべる家電製品ですね

    208 :

    >今からあのヘリ墜として、女の腹ん中に俺のを突っ込んで掻き回してやったら
    え?これエロい意味で?
    ていとくんあるの?

    209 :

    垣根さん渾身のギャグだろ

    211 = 208 :

    もし本当にできたらシュールだなぁ

    212 :

    何言ってるんだよみんな
    未元物質でアレを形成するんだろ

    213 :

    ダーク股とな

    214 :

    >>213
    こんなので笑っちまった……
    くやしいっ……ビクビクッ…

    215 = 192 :

    >>213
    ダークといいつつメルヘンな件
    ―――――

    どろり、と黒いモノが流れ出し、一方通行の意識を侵食してゆく。
    頭が割れるように痛い。まるで左右の脳が切り分けられるような。

    (垣根ェ!そンなに死にてェなら今すぐ殺してやらァ!)

    ずっと何かの為に耐えてきたはずだった。が、もうどうでもよかった。
    今すぐ垣根をブチ殺せば芳川や結標は助かる。もし俺が暴走しても三下がどうにかするだろう。それで、すべての片がつく。

    「オオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」

    何かが脳を割って突き出る感覚とともに、一方通行の背中からどす黒い物質が噴出する。
    月のない夜空をもっと黒い闇が塗り潰し、『こことは違う世界における有機』たる彼の翼が発現した。

    「黒い翼か!愉しい宴の始まりだ!」

    ガキィン!!
    白い翼が黒い翼を切り裂き、白い翼を黒い翼が打ち砕く。
    大地を衝撃波が貫き、溶融した岩盤が荒波のごとく爆ぜた。
    垣根と一方通行、二人の血煙が乱れ咲き、二対の翼が狂鳴する。

    「そうだ、この高翌揚感!この痛み!最高だッ!」

    その時だった。

    216 = 192 :

    パキィン!
    硬いものが割れるような音がして、未元物質で構築された障壁が次第に崩れ落ちてゆく。
    同時にジェットエンジンのごとき爆音をともなって大気が流入する。

    「何やってんだ、一方通行」

    立ちこめる土煙。その中に紛れて、黒髪の少年が姿を現した。

    「チッ、幻想殺し。水を差しに来やがったか」

    「馬鹿かテメェは。悪役には正義のヒーローが来なきゃ話になンねェだろうがァ!
     ……待ってろ三下ァ、すぐに終わらせるからよォ」

    「お前こそ馬鹿か一方通行。俺はただお前を”迎えに来た”だけだよ」


    「ヒーロー?能力?そんなもん俺は知らねえし興味もねえよ。目の前で苦しんでる人を助けたい、ただそれだけだ。
     それよりお前らほどの能力者が、一人の女の子にあんな仕打ちしておいて仲良く殺し合いしてるのが許せねえ!
     おい一方通行。お前はそれだけの力を今まで何に使ってきた!これから一体何に使うんだ?
     悪党だのなんだの、そんな訳の分からねえくっだらねえモンにしがみつくのがそんなに立派か!?
     勝手なポリシー振りかざして暗いところで生きて、そんで明日は何人苦しめて、何人泣かせれば満足するんだよ!
     お前がそんなクソッタレた世界をご希望ってんなら、俺はまずその幻想を……」

    「ぎゃはっ、ぎゃははははははっ!!」

    217 :

    そげふ!

    219 = 192 :

    「ったくゥ、俺もいい加減懲りろってンだァ!」

    「なっ!?」

    すぅー……はぁー

    「空気ってのはうめェもンだなァ……」

    血中の炭酸ガスと一緒に、少年の心に溜まった黒いモノが吐き出される。
    背中の黒い翼は夢のように溶けてなくなってしまった。

    「……目ェ醒めた。恩に着るぜ、三下ァ」

    一方通行は白い髪をがしがし掻き乱しながら、ぼそりと呟いた。

    「俺は何もやっちゃいねえよ」

    「それがテメェの力だろうがァ。いい加減気付け」

    「おいおいおいおい!どういうつもりだテメェら!?」

    「あン?格下を倒すのにあンなモンはいらねェってこったァ!」

    ずぶり、と融けた岩盤に指を突っ込む。
    一方通行に呼応するように大地が震え、波立ち、うねり、生きた触手のように噴出したそれが垣根を襲った。

    「なんだこれはっ!」

    一瞬で白い筐体と翼にツタが這うように絡みつき、垣根の自由を奪う。
    例えるならまるで、天使を地に繋ぎ牢するさまを表現した現代芸術のように。
    正体は地磁気のベクトル操作。
    溶融した岩石中の磁性鉱物がねじ曲げられた磁力線を伝い、垣根を縛り上げたのだ。

    220 = 201 :

    かっこええぜ…

    221 = 212 :

    一方通行さんはベクトル操作で問題ないし、ていとうこは人間じゃないからおkとして・・・
    上条さんは放射性物質に対する耐性は無さそうなのにこの場に来ちゃって体大丈夫なの・・・!?

    222 :

    文章かっこいいのに垣根の描写で引き戻される…シュールすぎるだろwwwwww

    223 :

    >>221
    それはほら、上条さんだし

    224 :

    >>221
    上条さんは幻想だと思ったらなんでも消せるから大丈夫だよ たぶん
    一方さんのレール飛ばしも止めてたし

    225 :

    空気中に漂ってるものとか範囲系は勝手に手が消すんだったっけ

    226 :

    「黒い翼か!愉しい宴の始まりだ!」
    「そうだ、この高翌揚感!この痛み!最高だッ!」

    セリフはかっこいいんだがこれ言ってるの冷蔵庫なんだよな












    wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    227 :

    冷蔵庫ボディに痛覚ついてるんだな

    228 :

    >>219
    >>生きた触手のように噴出したそれが垣根を襲った。

    冷蔵庫の触手プレイとか誰得

    229 :

    俺得だよ

    230 :

    やだ、この冷蔵庫、カッコイイww

    231 :


    232 :

    >>226
    すんません、>>215がsagaになってなくて文字化けしちゃいましたね。
    高翌揚感→高揚感

    233 = 232 :

    「鬱陶しい小細工を!クソッ、離れやがれ!」

    6枚の翼は岩石に拘束されてもなおそれに抗い、白い刃を噴き出して鎖縛を削る。
    しかしそれは大地から絶え間なく湧き上がり、翼に新たなるツタを次々這わせてゆく。

    「垣根ェ、テメェのことは絶対に許さねェからな、とっておきをプレゼントしてやらァ!」

    一方通行はおもむろに、目に見えない何かを手繰り寄せた。
    背後からの突風とともに宙に浮いた数本の鉄骨の構造材が招かれると、一方通行の前に静止した。

    「おい三下、今何時だァ?」

    「何時?午後9時20分を回ったとこだけど」

    不敵な笑みに口角が釣り上がり、真っ赤な口内が見え隠れしている。

    「1、2分時間戻しとけ。今日はいつもより長ェ1日になるからよォ」

    「ッ!!!」

    一方通行が軽く腕を振り払うと、鉄骨は彼の前で整然と並んだ。
    その先端は、言うまでもなく動けぬ家電を見据えている。

    「くひひひっ、お察しの通りだぜェ。地球の自転エネルギーをすこォーし拝借してコイツを飛ばすンだよ!」

    一方通行は鉄鋼の槍を支えていた気流を一息に振りほどいた。

    「さァ……歯ァ食いしばれよ格下ァ!俺の”最強”はちィとばっか響くぞってなァッ!!」

    ガクン!とマリオネットの糸が切れるように浮いていた鉄骨が沈み込む。
    その瞬間、神速の槍が解き放たれた。

    234 :

    自転エネルギーまで使いこなす
    一方さんマジパねェ

    235 :

    一方さんかっこよすぎるぜ・・・

    236 = 232 :

    轟音。いや、硬質の壁となった大気が積層セラミックをビリビリと震わせる。
    迫り来る衝撃波によって目に映る景色が歪む。
    闘いは最高潮とともに終結を迎えた。

    「ああ……愉しかったぜ一方通行……まるで、生きてるみたいだった……」

    瞬間、彼の知覚デバイスは全ての機能を失った。

    地球の運動エネルギーを取り込んだ一方通行の”とっておき”のそれは、
    凄まじい衝撃波によって大気を切り裂き、大地を抉りそして……
    垣根の白い直方体を寸分の狂いなく正確に、『掠めた』。

    核爆発にも耐えたはずの彼の装甲は、直撃を免れながらも容易に剥ぎ取られてしまった。
    標的を見失った槍は大気との摩擦熱によって輝線を描きながら、成層圏の彼方へと消え去った。

    237 = 234 :

    なんか、涙でそうなんですけど

    238 = 231 :

    ていとく~~~~~ん

    240 = 232 :

    莫大な運動エネルギーの塊は周囲に凄まじい衝撃波を放ち、広場には数条の塹壕が刻まれた。
    一方通行が弾道の操作を誤っていれば、鉄骨が蒸発してなくなる十数km先までは街に戦禍のごとき爪痕を残しただろう。

    果たして、そこに残されたのは過去形となった冷蔵庫、もとい垣根帝督の筐体。
    今はもはや単なるスクラップと化し、槍の軌道上に彗星の尾のごとく精密部品の断片をまき散らしていた

    ……しかしその中に紛れこんだ異物。
    ブチ撒けられた培養液に浸かった、ピンクや鮮やかな赤色の肉塊。垣根自身の僅かな生身。
    しかし、それはなおもピクピクと微動し、生あることを主張していたのだ。


    「あァ、冥土返しか。俺だァ。こっちに救急を回してくれ」

    『はぁ……オペ中に電話を掛けてくるとは非常識すぎるね君は。で、患者は何人だね?』

    「仕事増やしてやってンだァ、感謝しろっての。こっちはケガ人”3名”、うち1人は急患だ」

    「それからよォ……妹達の培養槽を1基、フルスペックのを再起動してくれ。大至急だァ」

    241 :

    ていとくん培養槽へ・・・

    242 = 229 :

    一方さんやさしい

    243 = 234 :

    救ってやってくれよぅ…

    244 = 232 :

    ということでバトル編は終了です。
    また前みたく地の文なしで続ける予定。
    ―――――

    カツ、カツ、カツ、カツ……

    ていとう庫「……」ピクピク

    一方通行「ったくゥ、ざまあねェなァ、格下サンよォ」

    ていとう庫「ふっ、完敗だったぜ」

    一方通行「しっかしよォ、テメェの箱の中がこンなだったとはなァ」

    一方通行「ドロドロの培養液に浸かった肉塊なンて、ブザマなこったァ」ツンツン

    ていとう庫「ひぐぅ!……や、やめろっ!」ビクッ

    一方通行「ぎゃははっ!内臓に直接触れられる気分はどうだァ?」ナデナデ

    ていとう庫「うぜぇやめろ死ねクソッタレ!!」ビクビクッ

    一方通行「チッ、いくらなンでもひでェ言い草だなァ」

    ていとう庫「……」ハァハァ

    245 = 232 :

    一方通行「ところでテメェ、腹減ってねェかァ?」

    ていとう庫「いやこの体で腹空くとかありえねぇよ……き、気遣いはありがたいが」

    一方通行「俺空腹で死にそうなンだよなァ……あー肉食いてェ肉ゥ」

    ていとう庫「んなこと知らねえし……て、てかこっちくんな顔近ぇ!」

    一方通行(僅かっつっても20kgくらいはあるよなァ……これならあのシスターも満足するンじゃね?)

    ていとう庫「な、何ブツブツ言ってんだよ(くぅっ!奴の息が当たって……!)」

    一方通行「あーもゥ我慢できねェ、よし決めた!」クチュ……

    ていとう庫「きゃん!……えっ、ま、まさか///」

    一方通行「こンな新鮮な肉ゲットできたンだしィ、ここは焼肉パーリィと洒落込もうかァ!!」グチュグチュプシャー!!

    ていとう庫「な、庫内(なか)弄っちゃらめえええええっ!!」ビクンビクン!!

    ピーピーピー

    一方通行「あ、バッテリー切れt……くぁwせdrftgyふじこlp」パタッ

    ていとう庫「……」

    246 = 229 :

    ちょっと期待してたりした

    247 = 232 :

    コンコン
    冥土「入るよ」ガラッ

    冥土「気分はどうだね?」

    一方「悪くねェ」

    冥土「それは良かった」

    一方「俺のことはいいンだよ。で……」

    冥土「問題ないね。上条君は切り傷だらけだが君より軽い。結標さんもオペが終わって今は寝ているよ」

    一方「ンなこたァ分かってる。アイツはどうなった」

    冥土「君が2度も殺しそこねた相手は気になるかね」

    一方「ッ!!」

    冥土「冗談だよ。彼は培養槽の中で生きている。今は芳川先生が管理されているよ」

    一方「……そうか」ハァ

    冥土「正直、五分五分だと思っていたよ」

    一方「あァン?何がだ?」

    冥土「彼のことだよ。生きているか、殺されているかね」

    一方「……」

    248 = 232 :

    冥土「後悔しているのかね?彼を生かしたことを」

    一方「アイツの、いや俺のせいで結標は……」

    冥土「そうだね。これは君が招いたことだ」

    一方「あァ……」

    冥土「……だけど、君は2人も助けた。それは誇っていいことだと思うがね?
       これは君にしかできなかったことだよ。勿論私にも、そしてあの右手の彼にもできないことだ」

    一方「くっだらねェ。一人や二人助けたところでどうこうできる闇じゃねェよ」

    冥土「ふむ。君はそう考えているかもしれないが……」

    ガラッ!

    打ち止め「一方通行ぁー!ってミサカはミサカはあなたの名前を呼びつつベッドにダイブしてみたり!」バフッ

    一方「ぐえっ!」

    黄泉川「大丈夫か!?心配したじゃんよ!」

    芳川「無事に済んだようで安心したわ」

    打ち止め「ミサカもすごーく心配したんだからーってミサカはミサカは今の気持ちを体で表現してみたり!」ギュッ

    一方「うわっ、抱きつくなクソガキ!つゥかデコも押し付けんな!」グリグリ

    冥土「……私にはとてもそうは見えないけどね」


    ―――――
    シリアスパート書き終わったら気が抜けた。
    というかいつの間にか一方さんばっかりにwwあわきんどこいったwwww
    また今度続き書きます。誰かセリフメインでもgdgdにならない方法教えてくだしあ・・・

    249 :

    乙!
    次回も待ってるぜ

    250 :


    あわき/んのことも思い出してあげてください。
    女の子をここまでの目に遭わせたんだから、一方さんは責任を取るべきww


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