元スレ結標「私もそげぶされたいなぁ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
104 :
朝っぱらからこっそり投下っと
続きは2日後くらいになるかもです
―――――
結標「はぁーっ」ガクッ
結標「なんだか踏んだり蹴ったりだわ。てか一方通行出てきすぎっていう」
結標「今日のところは引き上げますか。ジュースでも飲んでから帰ろうっと!」
???「君、第1位の一方通行と面識があるみたいだね」
結標「誰?私に何か用かしら?」
結標(おかしい、誰もいないわ)
???「ちょっと彼をここに呼んで欲しくてさ」
結標(誰もいないんじゃなくて姿が見えないんだわ。光学操作系の能力者?)
???「まあそこのベンチにでも掛けてくれよ。ほら、ここにジュースもあるし」カパッ
結標(えっ、どうしてこんな所に冷蔵庫なんかあるの!?)
結標「ええ、ありがとう……(敵の可能性もある。ひとまず様子を見るのがよさそうね)」
結標「ところで、あなたどこにいるの?できれば姿を見せてくれないかしら」
ていとう庫「何を言ってるんだ?俺はずっとここにいるじゃないか」
結標「!?」ゾゾッ
結標(れ、冷蔵庫が喋ってるわ!なにこれこわい!)
106 :
垣根ェ……
108 :
>>35
飛行機の中に貼り出したいくらい寒気がするぜ!
109 :
冷蔵庫引っ張りだこだなwwwwww
111 :
最近ていとくん人気だなww
112 :
再開します。
もうちょっとしたらガチバトル突入の予定。
気まぐれで地の文で書いてます・・・
113 = 112 :
ていとう庫「あー悪い悪い、驚かせちまったかな?これでも一応人間なんだぜ?」
結標(お、落ち着けあわき!素数を数えるんだ!)ドキドキ
結標「あ、あなた、一方通行に会いたいのよね?どうして私に声をかけたのかしら」
ていとう庫「……決まってるだろう。結標淡希、君が”グループ”の一人だからだよ」
結標「!!」ヒュン!ガンッ!
ていとう庫「っつ!!痛いじゃないか。いきなり座標転移だなんてさ」
ていとう庫「でも、最大距離まで飛ばさなかったのは失敗だったなぁ……」
ブワッ!!
結標「冷蔵庫から白い翼が!?」
ていとう庫「これは君の甘さが招いた結果だぜ。ちょっと手荒にやるけど恨むなよ」
結標(やばいやばいやばいやばい!!今すぐ逃げろって本能が言ってる!!)
ヒュン!ドサッ!
結標「あれ……私の足……なんで落ちてるの……?」
115 :
トラウマ再発しちまうぞ
116 :
帝とう庫がバトル…だと…?
117 = 112 :
ていとう庫「危ない危ない。逃げられちゃ釣り餌の意味がないじゃないか」
結標「いやあああああああああああああっ!!!痛い熱いイタイアツイ!!!」
ていとう庫「相手が悪かったね座標移動サン。俺は垣根帝督、学園都市第2位の能力者だ。君も知ってるだろう?」
結標「ぐっ……痛みで演算が、できないっ!出血が……っ」ドクンドクン
ていとう庫「さて、じゃあ一方通行を呼んでもらおうか。君には関係ないけど、彼には積もり積もった恨みがあるんでね」
結標「そんな……こと、したら……あんたは」ハァハァ
ていとう庫「勿論、俺は一方通行を殺しにきたんだぜ。さあ、泣き叫んで彼に助けを求めるんだ。『助けてーっ!』ってね」クヒヒ
結標(できるわけないわ!1対1ならまだしも、手負いの私がそばにいたらアイツは全力で戦えない!)
ていとう庫「ったく、何もできねえんだったら潰して撒き餌にするぞ?」
119 :
>>118
おいやめろ
120 :
来い…………………………最弱(さいきょう)!!
121 = 112 :
>>118
せめて あわき/ん くらいだと思います
>>120
読まれている……だと……!?
122 = 112 :
読みにくかったらご指摘お願いします
―――――
ドサッ
力なくアスファルトに身を任せたビニール袋から、買ったばかりの卵パックやキャベツがこぼれ落ちる。
「おいおい……何がどうなってんだこりゃ!?」
そこで少年が目にしたのは、およそ日常の公園では起こりえない光景。
しかし彼はすぐに察した。それが幾度となく経験してきたコト、すなわち死闘と呼ばれるものであると。
いや、闘いと言うには語弊があるかもしれない。
なぜならそこには血を流す敗者はあれども、勝者と呼ぶべき”人間”がいなかったからだ。
まず目に映ったのは少女。しかも両脚を断たれ、鮮血を流し苦しむ姿。
そして……まるで彼女に対峙するかのようにぽつん、と置かれた一台の冷蔵庫。
あまりにシュールな光景。あまりに惨い光景。
しかしその不可解さなどかなぐり捨て、少年は迷わず駆けた。
123 = 116 :
>>121
>>118に突っ込もうかと思ったら1に既に突っ込まれていた
あと、流石にこれ以上は引っ張れんだろwwww
124 = 112 :
どく、どく、どくと拍動が体中に響き渡る。
それとは対照的に外からの音は遠のき、視界が徐々に霞んでゆく。
激痛と出血で飛びそうになる意識の中、結標は脇目もふらず駆け寄ってくる少年の姿を見た。
「あれは、ぐっ!」
身を捩るとさらなる痛みが神経を撫で、まともに声が上げられない。
「なんだ一般人が寄ってきやがったか?いや……お前の知っている人間みたいだなぁ。仲間か?」
ああ、ずっと探し続けていた彼との邂逅。でもそれがこのような形になるだなんて。
上条当麻。憧れの存在。なんの超能力も魔術も持たず、人助けのために身一つで死地に飛び込むヒーロー。
そこに一切の嘘がないことを少女は今その目で識った。
125 = 112 :
「おい、大丈夫か!?生きてるか!?」
まるでスプラッタ映画のような光景だった。
少女の両脚は膝下からバッサリ切り落とされ、分かたれた先端は人形のそれのように転がっている。
出血を抑えようと断面を押さえ込む指の隙間からはとめどなく血が溢れでている。
その手に込められた力強さが、いまだ少女が生への希望を捨てていないことを示していた。
「かみじょう……とう……」
「しっかりしろ!今すぐ救急車呼ぶからな!」
少年にできることは多くはなかった。
彼は着ていたYシャツでおもむろに少女の膝上を縛ると、焦りに震える手でポケットにある携帯を引っ掴んだ。
ギュン!
眼前で、握り締めていた携帯の上半分が吹っ飛んだ。
126 :
いきなりえらい展開だな
128 = 112 :
「いけないぜ、勝手なことしちゃ。俺は今彼女が必要なんだよ」
誰かに似せた、でもどこか無機質な声は背後の冷蔵庫から響いていた。
少年の携帯を砕いた、そして少女の脚を奪った白い翼の主である。
「まさか、こんな……」
「何度も言うのは嫌なんだけどなあ。俺、これでも人間だから」
まるで肩を落とすかのような口調で垣根帝督は喋った。
おそらく名乗れば多くの者が戦慄しただろう。学園都市第2位という名声に。
しかし名乗られずとも、そのさまが相応たる力の証であることを少年は感じていた。
ゴバァ!
6枚の白い翼が展開される。
「とりあえずそこ、どけよ」
と、その片翼が少年を襲った。
パキィン!
翼は刃のごとく迫ったが、少年の振りかざした右手に触れるやいなや霧散してしまった。
「どういうことだ!?」
白い箱が、それ以上に白い片翼をふたたび少年へと突き立てる。しかし。
パキィン!
「これは……貴様、幻想殺しか!」
129 :
うひょおおお
燃える展開だじぇええ
130 :
シリアスなシーンなんだろうけど頭の中に情景浮かべるとシュール過ぎるwwww
132 :
>>131 シリアスなシーンのはずなのにシュールすぎるwwww
134 = 112 :
「アハハハハハッ!!」
電子音の混じった耳障りな笑い声が響く。
「まさかこんなところであの幻想殺しに会えるとはなぁ!一度戦ってみたかった!けどな……」
ばさり、と翼がはためく。
「悪いが今日の俺は一方通行に用があるんだ。テメェはさっさと消えろ」
舞い散る羽根があまたの刃となり、容赦なく少年を襲った。
「一方通行だと!?」
パキン!パキン!
少年は少女をかばうように右手で羽根をなぎ払う。その周囲にはいくつもの傷跡が刻み込まれてゆく。
「ああそうさ。だからソイツを釣り餌にするつもりだったんだけどなぁ」
「だめよ!」
身を縮め、横たわっていた少女の目が見開かれる。
「私がいたら……アク、一方通行は戦えな……っ!」
ギリッ、少女は歯をくいしばる。
137 = 112 :
彼女は、自分が人質となっている今、全力で戦えない彼に助けは求められない。
……そう思っていた。
「今すぐ一方通行を呼んでくれ!」
予想していなかった少年からの叫び。
吹きすさぶ烈風と白い羽が、少年達の周囲をズタズタに切り裂いてゆく。
「はや……にげ……」
「駄目だ、アイツが来るまでは!早くしろ!」
ぞり、ぞり、ぞり
「ぐああっ!」
血しぶきが飛び散る。右手で消しきれなかった羽根が、少年の二の腕、背中、太腿の肉を削っているのだ。
どうして?どうしてこの少年はここまでして私を守るのか。どうしてこの少年は、ここまで信頼するのか。
かつて、死闘を演じた相手を。
138 :
「お前が知っている一方通行は、その程度の奴なのか?俺はそんな奴は知らな……ぐっ!」
このヒーローにここまで言わせる悪役も珍しい。
「アイツは変わった」って、そういえば土御門は言ってたっけ。
結標は血の気の失せた手で携帯を握っていた。
トゥルル……ガチャ
『あァ?どうした結標』
ワンコールで出た。こういうところがなぜか小憎らしい。
「ヒィ……あく、せら……ヒィたすけ……て」
もはや青白い唇からは、自分でも悲しくなるほどか細い声しか出なかった。
『チッ、そこで待ってろ』プツッ
その一言で、少女は不覚にも安堵してしまった。
白いもやのようなものが、彼女の意識を覆っていった。
140 = 138 :
「残念だな。今夜は月も出てねえのか。俺の”十八番”が使えねえってのに、どうしてこうも一方的なんだろうな?幻想殺しさんよ」
いったいその白い箱のどこに夜空を見上げる瞳がついているのだろうか。
たしかに空には月もなく街灯も破壊しつくされ、遠いビル街の明かりだけがその惨状を照らしていた。
たった数分間の戦闘。しかし上条当麻はすでに消耗しきっていた。
もしかするとかつての一方通行との闘いより分が悪いかもしれない。
瀕死の少女を守らねばならない、それだけではない。
遠距離からの、しかも多方向からの連射攻撃。少年には近づくこともままならなかった。
彼の右手は異能に対しては最強のカードだが、しかし彼にはその右手しかない。
そしてまた、それを御するのは紛れもなくただの人間であるということ。
「くそっ、近づけねえ!本体さえ触れれば壊せるってのに!」
吹きすさぶ白い嵐にシャツもズボンも破れ、あちこちに赤黒いものが滲み出している。
「あーつまんねぇ。一方通行が来る前に寝てしまいそうだぜ」
いまだ最初の位置から微動だにしない白い箱。
……その向こうから、もうひとつの白い姿が現れた。
「待たせたなァ、三下ァ」
142 = 138 :
眠くて文章がダメになっていきそうなんで今日はここまでにします。
土日にはていとくん戦は決着つくかなあ・・・
ではまた。
143 :
乙
いいとこ切りwwwwww
146 = 139 :
乙
ていとくんはまたもやかませになりそうな予感しかしない
148 :
乙
冷蔵庫だらけだな
149 :
あんな典型的ホスト顔イケメンなんて
冷蔵庫な扱いで十分なんだよ!
みんなの評価 : ★
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