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元スレココア「リゼちゃーん。頭なでなでしてー」
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ココア「リゼちゃんリゼちゃん」
リゼ「ん? どうした、ココア」
ココア「ほら、見てよこれ。私こんなにお皿洗い頑張ったんだよー」
リゼ「そうか。偉いな、ココアは」
ココア「それだけ?」
リゼ「……」
ココア「……」キラキラ
リゼ「まったく、しょうがないな」ナデナデ
ココア「えへへー」ニコニコ
リゼ「ん? どうした、ココア」
ココア「ほら、見てよこれ。私こんなにお皿洗い頑張ったんだよー」
リゼ「そうか。偉いな、ココアは」
ココア「それだけ?」
リゼ「……」
ココア「……」キラキラ
リゼ「まったく、しょうがないな」ナデナデ
ココア「えへへー」ニコニコ
翌日
ココア「リゼちゃーん。ちょっと見てもらっていい?」
リゼ「なんだ? 何か分からないことでもあるのか」
ココア「ううん、違うよ。これこれ」
床ピカピカ
リゼ「おー、すごいな。綺麗に掃除できてる」
ココア「でしょでしょ?」
リゼ「ありがとな、ココア」ナデナデ
ココア「えへへへー」ニコニコ
ココア「リゼちゃーん。ちょっと見てもらっていい?」
リゼ「なんだ? 何か分からないことでもあるのか」
ココア「ううん、違うよ。これこれ」
床ピカピカ
リゼ「おー、すごいな。綺麗に掃除できてる」
ココア「でしょでしょ?」
リゼ「ありがとな、ココア」ナデナデ
ココア「えへへへー」ニコニコ
チノ「あの、ちょっといいですか」
ココア「あ、チノちゃん。なぁに?」
チノ「ココアさんじゃありません。リゼさんの方です」
リゼ「なんだ?」
チノ「ここじゃちょっとあれなんで。奥に行きましょう」
リゼ「? 分かった」
チノ「申し訳ないんですが、ココアさん、しばらく一人でお店見てもらっててもいいですか。
何かあったら呼んでください。今はお客さんも少ないですから、大丈夫だと思いますが」
ココア「うん! 頑張るよ、チノちゃん!」
ココア「あ、チノちゃん。なぁに?」
チノ「ココアさんじゃありません。リゼさんの方です」
リゼ「なんだ?」
チノ「ここじゃちょっとあれなんで。奥に行きましょう」
リゼ「? 分かった」
チノ「申し訳ないんですが、ココアさん、しばらく一人でお店見てもらっててもいいですか。
何かあったら呼んでください。今はお客さんも少ないですから、大丈夫だと思いますが」
ココア「うん! 頑張るよ、チノちゃん!」
リゼ「で、なんなんだ。話ってのは」
チノ「単刀直入に言います。最近のリゼさんの勤務態度についてです」
リゼ「勤務態度?」
チノ「そうです。最近少したるんでるとは思いませんか」
リゼ「……うーん。別に以前と変わらない気がするけどなぁ」
チノ「そうですか。仮にそうだとするならば、私の目に付かなかっただけで、
以前からリゼさんはあの調子だったというわけですね」
リゼ「……」
チノ「単刀直入に言います。最近のリゼさんの勤務態度についてです」
リゼ「勤務態度?」
チノ「そうです。最近少したるんでるとは思いませんか」
リゼ「……うーん。別に以前と変わらない気がするけどなぁ」
チノ「そうですか。仮にそうだとするならば、私の目に付かなかっただけで、
以前からリゼさんはあの調子だったというわけですね」
リゼ「……」
チノ「クレームが来てるんですよ。それも一件や二件じゃありません。
提供や、オーダーを取りに来るのが遅いとか、お皿の割れる音が頻繁に聞こえるとか、
従業員同士でずっとおしゃべりしているとか」
リゼ「ちょ、ちょっと待ってくれ」
チノ「なんでしょう」
リゼ「それってココアに対するクレームじゃないのか?
私はちゃんとやって」
チノ「人のせいにするんですか」
リゼ「そ、そういうつもりじゃあ……」
提供や、オーダーを取りに来るのが遅いとか、お皿の割れる音が頻繁に聞こえるとか、
従業員同士でずっとおしゃべりしているとか」
リゼ「ちょ、ちょっと待ってくれ」
チノ「なんでしょう」
リゼ「それってココアに対するクレームじゃないのか?
私はちゃんとやって」
チノ「人のせいにするんですか」
リゼ「そ、そういうつもりじゃあ……」
チノ「このままの状況が続くようでしたら、解雇させていただきますので。
ラビットハウスも、面倒事を増やす従業員を雇っている余裕なんてないんですよ」
リゼ「……すまない」
チノ「謝罪の言葉はいりませんから。ちゃんと態度で示してください」
リゼ「……」
チノ「言いたいことはそれだけですから。さぁ、仕事に戻りましょう。
今言ったことを常に心の隅に置いておいてください」
リゼ「……ああ。すまなかった。これからは真面目にやるよ」
ラビットハウスも、面倒事を増やす従業員を雇っている余裕なんてないんですよ」
リゼ「……すまない」
チノ「謝罪の言葉はいりませんから。ちゃんと態度で示してください」
リゼ「……」
チノ「言いたいことはそれだけですから。さぁ、仕事に戻りましょう。
今言ったことを常に心の隅に置いておいてください」
リゼ「……ああ。すまなかった。これからは真面目にやるよ」
ココア「あ、リゼちゃんおかえりー。話ってなんだったの?」
リゼ「別に大したことじゃないよ」
ココア「……? ふーん」
リゼ「って、なんだよこれ! なんでこの時間に満席に……」
ココア「なんか近くでコンサートがあって、それがついさっき終わったんだってー。
急にお客さん増えて、私びっくりしちゃったよー」
リゼ「オーダーはもう取り終えてるのか?」
ココア「ううん。一人だったからいっぱいいっぱいで……」
リゼ「と、とりあえずオーダーだけ取るぞ! コーヒー淹れるのはあと!」ダッ
リゼ「別に大したことじゃないよ」
ココア「……? ふーん」
リゼ「って、なんだよこれ! なんでこの時間に満席に……」
ココア「なんか近くでコンサートがあって、それがついさっき終わったんだってー。
急にお客さん増えて、私びっくりしちゃったよー」
リゼ「オーダーはもう取り終えてるのか?」
ココア「ううん。一人だったからいっぱいいっぱいで……」
リゼ「と、とりあえずオーダーだけ取るぞ! コーヒー淹れるのはあと!」ダッ
翌日
チノ「リゼさん。ちょっと来てください」
リゼ「……分かった」
ココア「またー? 二人でコソコソなんの相談してるの?」
チノ「ココアさん。すいませんが、また一人でお願いできますか。
昨日みたいなことがあったら、遠慮せずに私に声かけてください」
ココア「うん!」
チノ「……じゃあ行きますよ。リゼさん」
リゼ「……ああ」
チノ「リゼさん。ちょっと来てください」
リゼ「……分かった」
ココア「またー? 二人でコソコソなんの相談してるの?」
チノ「ココアさん。すいませんが、また一人でお願いできますか。
昨日みたいなことがあったら、遠慮せずに私に声かけてください」
ココア「うん!」
チノ「……じゃあ行きますよ。リゼさん」
リゼ「……ああ」
チノ「昨日だけでクレームが4件です。
いつまで経ってもオーダーを取りに来ない、提供が遅い、
ボーっと突っ立てるだけの店員がいる、何回も確認したくせにオーダーが間違っていた」
リゼ「……」(全部ココアの……)
チノ「クレームを入れてくれるお客さんは良いお客さんなんですよ。
こちらの改善点を示してくれてるわけですから。
問題なのは、不満に思いつつもそれを表に出さない人もいるということです。
そういうお客さんは、二度とうちの店に来てはくれないんですよ。
大事なリピーターを永久に失ったというわけです。
これがどういうことだか、リゼさん分かりますか?」
リゼ「……」(でも言っても仕方がない……)
いつまで経ってもオーダーを取りに来ない、提供が遅い、
ボーっと突っ立てるだけの店員がいる、何回も確認したくせにオーダーが間違っていた」
リゼ「……」(全部ココアの……)
チノ「クレームを入れてくれるお客さんは良いお客さんなんですよ。
こちらの改善点を示してくれてるわけですから。
問題なのは、不満に思いつつもそれを表に出さない人もいるということです。
そういうお客さんは、二度とうちの店に来てはくれないんですよ。
大事なリピーターを永久に失ったというわけです。
これがどういうことだか、リゼさん分かりますか?」
リゼ「……」(でも言っても仕方がない……)
チノ「何を黙っているんです。
”これがどういうことだか、リゼさん分かりますか?”私はそう聞いているんです」
リゼ「……すまなかった」
チノ「はぁ。私昨日も言いましたよね。こちらは謝罪を求めているわけじゃありません。
ちゃんと結果で示してくださいよ、お願いですから。
それともイチから教えてあげないと理解できませんか」
リゼ「……」
チノ「何を泣いてるんですか。泣いてたって話は進みませんよ。
涙で許しを請うなんて、子供じみた卑怯な手だとは思いませんか」
”これがどういうことだか、リゼさん分かりますか?”私はそう聞いているんです」
リゼ「……すまなかった」
チノ「はぁ。私昨日も言いましたよね。こちらは謝罪を求めているわけじゃありません。
ちゃんと結果で示してくださいよ、お願いですから。
それともイチから教えてあげないと理解できませんか」
リゼ「……」
チノ「何を泣いてるんですか。泣いてたって話は進みませんよ。
涙で許しを請うなんて、子供じみた卑怯な手だとは思いませんか」
リゼ「……」
ココア「あ、リゼちゃんおかえりー。1時間も何話してたの?」
リゼ「……何でも、無いよ」
ココア「ん? リゼちゃん目が赤い……?」
リゼ「……」
ココア「もしかして、泣いてるの?」
リゼ「……」
ココア「あ、リゼちゃんおかえりー。1時間も何話してたの?」
リゼ「……何でも、無いよ」
ココア「ん? リゼちゃん目が赤い……?」
リゼ「……」
ココア「もしかして、泣いてるの?」
リゼ「……」
ココア「リゼちゃん。ちょっと頭こっち向けて」
リゼ「……?」
ココア「リゼちゃん背ぇ高くてうらやましいなぁ。そのまま、少し屈んでもらえる?」
リゼ「……うん」
ココア「よしよし」ナデナデ
リゼ「……!」
ココア「チノちゃんと何話してたのかは知らないけど、
リゼちゃんがいつも頑張ってるのは私知ってるからね」ナデナデ
リゼ「ううっ……。ココアぁ……」ポロポロ
チノ「……」
リゼ「……?」
ココア「リゼちゃん背ぇ高くてうらやましいなぁ。そのまま、少し屈んでもらえる?」
リゼ「……うん」
ココア「よしよし」ナデナデ
リゼ「……!」
ココア「チノちゃんと何話してたのかは知らないけど、
リゼちゃんがいつも頑張ってるのは私知ってるからね」ナデナデ
リゼ「ううっ……。ココアぁ……」ポロポロ
チノ「……」
翌日
ココア「リゼちゃん遅いなぁ」
チノ「リゼさんなら来ませんよ。昨日付で退職しましたから」
ココア「ええっ!? なんで……」
チノ「さぁ。昨日いきなり辞めるって言い出したんです。
リゼさんには幻滅しました。責任感というものが感じられません」
ココア「そんな……」
ココア「リゼちゃん遅いなぁ」
チノ「リゼさんなら来ませんよ。昨日付で退職しましたから」
ココア「ええっ!? なんで……」
チノ「さぁ。昨日いきなり辞めるって言い出したんです。
リゼさんには幻滅しました。責任感というものが感じられません」
ココア「そんな……」
チノ「でも、私とココアさんがいれば店は回りますから。
それほど気にすることもないでしょう」
ココア「……チノちゃん。私、ちょっとリゼちゃんの家に行ってくる!」ダッ
チノ「え……。ちょ、ちょっとココアさん! もうオープンの時間ですよ!」
ココア「ごめんねチノちゃん! すぐ戻るから!」ガチャ
バタン!
チノ「……ココアさん」
それほど気にすることもないでしょう」
ココア「……チノちゃん。私、ちょっとリゼちゃんの家に行ってくる!」ダッ
チノ「え……。ちょ、ちょっとココアさん! もうオープンの時間ですよ!」
ココア「ごめんねチノちゃん! すぐ戻るから!」ガチャ
バタン!
チノ「……ココアさん」
~リゼ宅前~
リゼ「ココア……!? どうして……」
ココア「リゼちゃん! 突然辞めるって……どういうことなの!?」
リゼ「それは……」
ココア「私に相談も無しに……! せめて理由を説明して!」
リゼ「……飽きちゃったんだよ」
ココア「え……」
リゼ「もう飽きちゃったんだ。庶民の生活を体験するのにさ」
リゼ「ココア……!? どうして……」
ココア「リゼちゃん! 突然辞めるって……どういうことなの!?」
リゼ「それは……」
ココア「私に相談も無しに……! せめて理由を説明して!」
リゼ「……飽きちゃったんだよ」
ココア「え……」
リゼ「もう飽きちゃったんだ。庶民の生活を体験するのにさ」
ココア「それって……どういう……」
リゼ「そのままだよ。ほら、私の家ってお金持ちだろ?
だから今までお金のことで苦労なんてしたことが無くて……。
それでさ、ちょっと気になったんだ。
『他の人はどういう気持ちで生きてるんだろう』って。
『安い時給でこき使われるとどんな気分になるんだろう』ってさ」
ココア「嘘……」
リゼ「嘘なんかじゃない。本当にただ飽きただけなんだよ、ココア」
ココア「嘘だよッ! そんなの……!」
リゼ「そのままだよ。ほら、私の家ってお金持ちだろ?
だから今までお金のことで苦労なんてしたことが無くて……。
それでさ、ちょっと気になったんだ。
『他の人はどういう気持ちで生きてるんだろう』って。
『安い時給でこき使われるとどんな気分になるんだろう』ってさ」
ココア「嘘……」
リゼ「嘘なんかじゃない。本当にただ飽きただけなんだよ、ココア」
ココア「嘘だよッ! そんなの……!」
リゼ「信じたくない気持ちも分かるけどさ。これが私の本心だ。
今まで騙してて悪かったな、ココア」
ココア「……」
リゼ「じゃ、そういうことだから。
せいぜいバイト頑張ってくれよ。やっすい時給でさ」バタンッ
ココア「待っ……!
……リゼちゃん。………………嘘つき」
今まで騙してて悪かったな、ココア」
ココア「……」
リゼ「じゃ、そういうことだから。
せいぜいバイト頑張ってくれよ。やっすい時給でさ」バタンッ
ココア「待っ……!
……リゼちゃん。………………嘘つき」
杉田新一 卒論コピペ 少年院 通り魔 薬物 傷害 幻覚剤 割れ厨 ナイフ所持
杉田新一 罪状 殺害予告 快楽殺人 執行猶予 禁錮 万引き 留置場 資金洗浄
杉田新一 犯罪予告 誘拐 マネーロンダリング 偽計業務妨害 真犯人 起訴 ウィルス 水素爆弾
杉田新一 指名手配 核兵器保有 人身売買 偽札 放火魔 悪徳商法 犯罪歴 著作権侵害
杉田新一 クレジットカード不正利用 テロ予告 野球部 公文書偽造罪 阿片 飲酒運転 連続殺人 犯罪者
杉田新一 凶悪犯 個人情報売買 サリン 架空請求 暴行罪 恐喝 違法 臓器売買
杉田新一 DDOS攻撃 置石 捏造 強要罪 麻薬 前科持ち 書類送検 未成年喫煙
杉田新一 信号無視 不法侵入 変質者 ストーカー 不審者 大麻 実行犯 Twitter
杉田新一 懲役 遺棄罪 セクハラ 通貨偽造罪 逮捕歴 詐欺 詐欺師 シンナー
杉田新一 有印私文書偽造罪 押し売り 脅迫罪 窃盗 不正 強盗罪 パワハラ MDMA ニュース 自己中
http://www25.atwiki.jp/to-kai/pages/12.html
杉田新一 罪状 殺害予告 快楽殺人 執行猶予 禁錮 万引き 留置場 資金洗浄
杉田新一 犯罪予告 誘拐 マネーロンダリング 偽計業務妨害 真犯人 起訴 ウィルス 水素爆弾
杉田新一 指名手配 核兵器保有 人身売買 偽札 放火魔 悪徳商法 犯罪歴 著作権侵害
杉田新一 クレジットカード不正利用 テロ予告 野球部 公文書偽造罪 阿片 飲酒運転 連続殺人 犯罪者
杉田新一 凶悪犯 個人情報売買 サリン 架空請求 暴行罪 恐喝 違法 臓器売買
杉田新一 DDOS攻撃 置石 捏造 強要罪 麻薬 前科持ち 書類送検 未成年喫煙
杉田新一 信号無視 不法侵入 変質者 ストーカー 不審者 大麻 実行犯 Twitter
杉田新一 懲役 遺棄罪 セクハラ 通貨偽造罪 逮捕歴 詐欺 詐欺師 シンナー
杉田新一 有印私文書偽造罪 押し売り 脅迫罪 窃盗 不正 強盗罪 パワハラ MDMA ニュース 自己中
http://www25.atwiki.jp/to-kai/pages/12.html
~帰り道~
ココア(リゼちゃん。本当にラビットハウス辞めちゃったんだ)
ココア「……リゼちゃん。
リゼちゃあああーーーーん……っ!
ああああああああああん……。うわああああああん……っ!」ポロポロ
~リゼ宅・自室~
リゼ「ココア……。
うう……っ! ココアぁ……っ!
ごめん……。うう……。本当に……ごめんなココア……。
ううう……っ! ううううう……っ!」ポロポロ
ココア(リゼちゃん。本当にラビットハウス辞めちゃったんだ)
ココア「……リゼちゃん。
リゼちゃあああーーーーん……っ!
ああああああああああん……。うわああああああん……っ!」ポロポロ
~リゼ宅・自室~
リゼ「ココア……。
うう……っ! ココアぁ……っ!
ごめん……。うう……。本当に……ごめんなココア……。
ううう……っ! ううううう……っ!」ポロポロ
~前日夜・ラビットハウス~
チノ「リゼさん。もうラビットハウスを辞めてもらえませんか。
はっきり言って迷惑なんですよ。あなたがいると」
リゼ「……分かったよ。今まで世話になったな」
チノ「ああ、それと。ココアさんにはもう二度と近づかないでください」
リゼ「な……! なぜだ! 私とココアは友人同士なんだぞ!
チノにそんなことを言う権利があると思っているのか!?」
チノ「リゼさん。もうラビットハウスを辞めてもらえませんか。
はっきり言って迷惑なんですよ。あなたがいると」
リゼ「……分かったよ。今まで世話になったな」
チノ「ああ、それと。ココアさんにはもう二度と近づかないでください」
リゼ「な……! なぜだ! 私とココアは友人同士なんだぞ!
チノにそんなことを言う権利があると思っているのか!?」
チノ「ありますよ。権利も、それを行使するだけの力も」
リゼ「力……?」
チノ「そうです。お父さんが夜にバーをやってるのはご存知ですよね。
その関係で、懇意にしている暴力団があるんです」
リゼ「……だからなんだよ」
チノ「分かりませんか? リゼさんがココアさんに近づくようなことがあれば、
私はお父さんにお願いして容赦なく使いますよ。その力を、です」
リゼ「ふざけるな! あんまり調子に乗るなよ、チノ!」
リゼ「力……?」
チノ「そうです。お父さんが夜にバーをやってるのはご存知ですよね。
その関係で、懇意にしている暴力団があるんです」
リゼ「……だからなんだよ」
チノ「分かりませんか? リゼさんがココアさんに近づくようなことがあれば、
私はお父さんにお願いして容赦なく使いますよ。その力を、です」
リゼ「ふざけるな! あんまり調子に乗るなよ、チノ!」
チノ「ふざけてませんし調子にも乗っていません。
ちゃあんと頭を使って、私の言っていることをよぉく理解してください」
リゼ「お前の方こそ私の家がどういうものなのか理解しているのか!?
要人を警護するプロ中のプロのSP、軍人上がりのボディーガード。
それこそお前が言っているようなチンピラ崩れの暴力団なんかじゃなくて、
本物のマフィアとも多少の繋がりはある。
お前なんかがどうこうできるような家柄だと思っているのか!?
あんまり吹き上がるな! 思い上がるなよ、チノ!」
ちゃあんと頭を使って、私の言っていることをよぉく理解してください」
リゼ「お前の方こそ私の家がどういうものなのか理解しているのか!?
要人を警護するプロ中のプロのSP、軍人上がりのボディーガード。
それこそお前が言っているようなチンピラ崩れの暴力団なんかじゃなくて、
本物のマフィアとも多少の繋がりはある。
お前なんかがどうこうできるような家柄だと思っているのか!?
あんまり吹き上がるな! 思い上がるなよ、チノ!」
チノ「へぇ。それはすごいですね。でも、そんなので本当に守り切れますかね」
リゼ「ふん。私だって格闘術や重火器の扱いに多少の覚えはある。
不意を突かれても対処できるだけの心得も」
チノ「違います。あなたじゃありませんよ、リゼさん」
リゼ「……何?」
チノ「ココアさんのことです。私が言っているのは」
リゼ「おまっ……え……!」
リゼ「ふん。私だって格闘術や重火器の扱いに多少の覚えはある。
不意を突かれても対処できるだけの心得も」
チノ「違います。あなたじゃありませんよ、リゼさん」
リゼ「……何?」
チノ「ココアさんのことです。私が言っているのは」
リゼ「おまっ……え……!」
チノ「確かにリゼさんのお家はすごいですよ。私なんかじゃ太刀打ちできないでしょう。
リゼさんのことは命に代えても彼らは守るでしょうね。でも」
リゼ「この……」
チノ「ご令嬢のたかだか友人を彼らは守ってくれるでしょうか。
私にはそうは思えません」
リゼ「卑怯者が……っ!」
チノ「何を言っているんです。リゼさんの家柄の方が卑怯でしょう。
そうやって生まれた家の恩恵に与って生きていけばいいんですよ。あなた一人だけでね」
リゼさんのことは命に代えても彼らは守るでしょうね。でも」
リゼ「この……」
チノ「ご令嬢のたかだか友人を彼らは守ってくれるでしょうか。
私にはそうは思えません」
リゼ「卑怯者が……っ!」
チノ「何を言っているんです。リゼさんの家柄の方が卑怯でしょう。
そうやって生まれた家の恩恵に与って生きていけばいいんですよ。あなた一人だけでね」
~現在・ラビットハウス~
ココア「ただいま……」カランコロン
チノ「ココアさん、お帰りなさい。リゼさんの様子はどうでした?」
ココア「飽きちゃったんだ、って……言ってた……」
チノ「そうですか。やっぱりお金持ちは自分勝手で嫌ですね」
ココア「……多分だけど、あれ嘘だよ。リゼちゃんはあんな子じゃない」
チノ「……そう思いたい気持ちもわかりますけど。
でもリゼさんはもともとそういう人なんですよ。
陰では愚痴ばかり言っていましたし、誰も見ていないところでは仕事も手を抜いていました」
ココア「……」
ココア「ただいま……」カランコロン
チノ「ココアさん、お帰りなさい。リゼさんの様子はどうでした?」
ココア「飽きちゃったんだ、って……言ってた……」
チノ「そうですか。やっぱりお金持ちは自分勝手で嫌ですね」
ココア「……多分だけど、あれ嘘だよ。リゼちゃんはあんな子じゃない」
チノ「……そう思いたい気持ちもわかりますけど。
でもリゼさんはもともとそういう人なんですよ。
陰では愚痴ばかり言っていましたし、誰も見ていないところでは仕事も手を抜いていました」
ココア「……」
くだらな過ぎる。
こんなの書くならssでやれボケカス。
こんなの書くならssでやれボケカス。
チノ「昨日、私がリゼさんを呼び出したことを覚えていますか?」
ココア「……うん。おとといも二人で何か話してたね」
チノ「あのとき実は、勤務態度についてリゼさんに注意していたんです」
ココア「……リゼちゃんは真面目にやっていたと思うよ。私よりも」
チノ「それはココアさんが見ている時だけです。
普段はボーっと突っ立ってるだけで、ほとんど何もしていませんでした。
リゼさんに対するクレームも尋常じゃないくらい入っていたんですよ」
ココア「そう……なの……?」
ココア「……うん。おとといも二人で何か話してたね」
チノ「あのとき実は、勤務態度についてリゼさんに注意していたんです」
ココア「……リゼちゃんは真面目にやっていたと思うよ。私よりも」
チノ「それはココアさんが見ている時だけです。
普段はボーっと突っ立ってるだけで、ほとんど何もしていませんでした。
リゼさんに対するクレームも尋常じゃないくらい入っていたんですよ」
ココア「そう……なの……?」
チノ「はい。それで注意したら逆切れされて」
ココア「逆切れ……」
チノ「そうです。『なんで私が平民に頭を下げなくちゃいけないんだ?』とまで言っていました。
ひどくふてぶてしい態度でしたよ。私も頭を悩ませていたところで、
辞めてくれたので肩の荷が下りた気分です」
ココア「……そうなんだ」
チノ「だからリゼさんのことなんてもう忘れた方がいいですよ。
きっと私たちのことも心の中で馬鹿にしていたんだと思います」
『もう飽きちゃったんだ。庶民の生活を体験するのにさ』
ココア「リゼちゃん……」
ココア「逆切れ……」
チノ「そうです。『なんで私が平民に頭を下げなくちゃいけないんだ?』とまで言っていました。
ひどくふてぶてしい態度でしたよ。私も頭を悩ませていたところで、
辞めてくれたので肩の荷が下りた気分です」
ココア「……そうなんだ」
チノ「だからリゼさんのことなんてもう忘れた方がいいですよ。
きっと私たちのことも心の中で馬鹿にしていたんだと思います」
『もう飽きちゃったんだ。庶民の生活を体験するのにさ』
ココア「リゼちゃん……」
それから2週間が過ぎた
~ラビットハウス~
ココア「いらっしゃいませー! こちらのお席へどうぞー!」
チノ(リゼさんがいなくなったばかりの頃はココアさんもふさぎ込んでいましたが、
ようやく元気が戻って来たみたいですね)
ココア「ご注文を繰り返させていただきます!」
チノ(長かったですが、これでようやくココアさんを独占することが出来ました。
ココアさんはもう誰にも渡しませんよ)
~ラビットハウス~
ココア「いらっしゃいませー! こちらのお席へどうぞー!」
チノ(リゼさんがいなくなったばかりの頃はココアさんもふさぎ込んでいましたが、
ようやく元気が戻って来たみたいですね)
ココア「ご注文を繰り返させていただきます!」
チノ(長かったですが、これでようやくココアさんを独占することが出来ました。
ココアさんはもう誰にも渡しませんよ)
~リゼ宅・自室~
リゼ「ココア……。ココアぁ……」
リゼ(だめだ……。ココアのことが頭から離れない……。
でもダメだ……。チノにばれたら……ココアが危険に晒される……)
リゼ「ううう……っ」ポロポロ
リゼ(別のことを考えようとしてるのに、どうしてもココアの顔がちらつく……。
会いたい……。会いたいよ……ココア……)
~ラビットハウス・ロッカールーム~
ココア「はー、今日も疲れたー」ガチャッ
リゼ「ココア……。ココアぁ……」
リゼ(だめだ……。ココアのことが頭から離れない……。
でもダメだ……。チノにばれたら……ココアが危険に晒される……)
リゼ「ううう……っ」ポロポロ
リゼ(別のことを考えようとしてるのに、どうしてもココアの顔がちらつく……。
会いたい……。会いたいよ……ココア……)
~ラビットハウス・ロッカールーム~
ココア「はー、今日も疲れたー」ガチャッ
ココア「あ……そういえば……」
ココア(リゼちゃんのロッカーはどうなってるんだろう。
やっぱり私物とかはまとめて持って帰っちゃったのかな)
ココア「見るだけ。ちょっと見るだけだから」ガチャッ
ココア(……やっぱり)
ココア「からっぽだ」
ココア(リゼちゃんのロッカーはどうなってるんだろう。
やっぱり私物とかはまとめて持って帰っちゃったのかな)
ココア「見るだけ。ちょっと見るだけだから」ガチャッ
ココア(……やっぱり)
ココア「からっぽだ」
ココア「そうだよね。荷物が置きっぱなしってことはないよね」
ココア(……ん?)
ココア「これは……」
ココア(リボン? リゼちゃんこんなかわいいのしてたことあったっけ……)
ココア「あ」
ココア(違う……。これ、私がリゼちゃんにあげたやつだ。
してるのなんて一回も見たことなかったけど……。
ロッカーの奥にあったから気付かなかったのかな。
それとも……)
ココア「リゼちゃん……」ギュッ……
ココア(……ん?)
ココア「これは……」
ココア(リボン? リゼちゃんこんなかわいいのしてたことあったっけ……)
ココア「あ」
ココア(違う……。これ、私がリゼちゃんにあげたやつだ。
してるのなんて一回も見たことなかったけど……。
ロッカーの奥にあったから気付かなかったのかな。
それとも……)
ココア「リゼちゃん……」ギュッ……
~リゼ宅前~
ココア(なんで私……。きっと会ってなんてくれないのに……)
ココア「でも、これだけは渡しておきたいな」
ココア(受け取ってくれなかったらどうしようとか、もう考えるのやめよう。
このリボンを渡して、リゼちゃんのことは忘れよう……)
~リゼ宅・自室~
リゼ(ダメだ……。部屋でじっとしてると頭がヘンになりそうになる……。
少し外の空気でも吸って来よう。
ラビットハウスに近づきさえしなければ、ココアにも会わずに済むはずだ)
ココア(なんで私……。きっと会ってなんてくれないのに……)
ココア「でも、これだけは渡しておきたいな」
ココア(受け取ってくれなかったらどうしようとか、もう考えるのやめよう。
このリボンを渡して、リゼちゃんのことは忘れよう……)
~リゼ宅・自室~
リゼ(ダメだ……。部屋でじっとしてると頭がヘンになりそうになる……。
少し外の空気でも吸って来よう。
ラビットハウスに近づきさえしなければ、ココアにも会わずに済むはずだ)
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- ココア「やめてよ、私どこもおかしくないよ!?」 (179) - [56%] - 2014/11/27 18:30 ☆
- ほむら「ハッピバースデーまどかぁ・・・」 (80) - [56%] - 2011/10/2 23:30 ○
- アスカ「シンジのメールがしょぼくれてる」 (1001) - [55%] - 2012/11/27 15:30 ★★★×4
- ココア「シャロちゃんが引きこもりになっちゃった」 (114) - [54%] - 2014/12/3 16:45 ○
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