元スレ男「えっ? な、なっ、何これ? 女の子になってる!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
51 = 1 :
男「ふぁ、んっ、 なっ、何してるの……? えっ? 友……?」
覚醒した男は、上半身を露出させている自分と、その胸を触っている男友の姿に混乱しながら言った。
男友「あ、あっ、これは、その、違うんだ……」
全く説得力のない台詞を吐いた男友を無視し、男は振り払うようにベッドから起き上がった。
男「……」ダッ
男友「あっ! 男ちょっと待って……俺の話を聞いてくれ!」ギュッ
男の手をとっさに掴み男友は叫ぶ。
52 :
いいぞ
53 = 1 :
男「ひっ! や、やだっ!」ドンッ、タタタッ
男友「うおっ!」
男友の姿を一瞥してから男は保健室から駆け出した。
突き飛ばされた男友は、逃げ出した男の後ろ姿を見つめながら自嘲気味に呟いた。
男友「何やってんだ俺……無防備な男にあんな事して……最低だ……」
授業が終わり体育館から教室に戻る途中の女が、保健室から駆け出す男に気づいた。
女(男君? あれれ……校舎の外に走ってっちゃった?)
女「あっ! おーい友」ブンブン
少し後に保健室から出てきた男友の姿を認めた女は、男友に向かって手を振った。
54 = 40 :
うっ
55 :
そりゃ可愛い男の娘が居たらゲイじゃなくても反応するのは当然
57 = 1 :
女「どうしたのよ? 珍しく元気ないじゃない?」
男友「そう見えるか……?」
女「?」
女「今男君が凄い勢いで、外に駆けて行ったけど何かあったのかしら?」
男友「……」ドキッ
女「早退かなー?」
男友「あ、ああ。そうじゃね……」
女「家の事とかかな?」
男友「あ、ああ……」
女(何よ、こいつ……? 空返事ばっかり)
男友(やっぱ後で男の家に行って謝ってこよう……あいつ許してくれるかな……?)
58 = 1 :
ー放課後ー
男友(ふぅ、気が重いけど、男の家へ行かなきゃな……)
女「友ー、男君の家行くの?」
男友「あ、ああ……」
女「私も一緒に行くわよ」
男友「お前も来るの?」
女「クラス委員だもん、クラスメートの事を心配するのは当然でしょ?」
女「それとも私が行ったら邪魔かな?」
男友「邪魔って、ど、どっ、どういう意味だよ!」
女「友は男君の事が、大好きだもんねー」クスクス
全てを見透かしている女は、うろたえている姿を見て、にやにやと笑っている。
男友「ば、馬鹿、お前何言って……」カァッ
59 :
この前よりは長続きだな
60 = 1 :
女「あらあら、真っ赤になっちゃって分かりやすーい」
男友「ぐぬっ……」
女「ふふふのふ、私の目は誤魔化せないわよ!」
男友「ちっ、昔からお前には隠し事できねーな……」
女「あんたとも無駄に付き合いが長いしね」
男友「小中高一緒だもんな……腐れ縁も極まれりだな……」
女「ふふっ、そうね」
女「だから、あんたの事なんて全部お見通しよ」
男友「それにしても、お前よくあっけらかんと笑ってられるよな?」
女「なんでよ?」
男友「なんでって、俺は男であいつも……」
言いかけてから男友は慌てて口を止めた。
61 = 1 :
男友(まさか男が女の子だったなんて、こいつにも言えねーよな……)
女「ん? もしかして男同士だからって事を気にしてるの?」
男友(ばらす訳にもいかねーし、ここは話を合わせておくか……)
男友「あたりめーだろ、男同士とか世間一般で言ったら、おかしーに決まってんだろ」
女「ふーっ、頭が古いな友君よ。世界には法律で同性婚をすでに認めてる国もあるというのに」
男友「むぅ……」
女「性的マイノリティは別に悪いことじゃないと思うわよ、私はね。だって本人達が好き同士なら、周りがとやかく言う事じゃないでしょ?」
男友「お前って以外としっかりした意見持ってるんだな」
女「だからあんたが、男君の事を好きでも別にね。それに男君はあの容姿だもんね、女の子ですって言っても全然通るよね」アハハ
男「ま、まあな」
62 = 1 :
女「ま、恋愛観なんて人それぞれってことよ、だから頑張りなさいよ」
男友(こいつなりに気を使ってくれてんだな……)
男友「気を使わせて悪かったな」
女「一応幼馴染みだもんね」
男友「お前って良い奴だな、すぐ叩いてくるけど……」
女「今頃気づいたか? あはは、気づくのが遅いぞ!」パシッ
男友「いてっ!」
女「さ、愛しの男君の家にlet's goよ! ふふふーっ」スタスタ
男友「ちっ、全くお前には敵わねーな……」
63 = 1 :
ー男家ー
ピンポーン
男母「はーい、友君に、あら女ちゃんまで、こんにちは」
男友・女「こんにちは」
男友「あのー……男は……?」
男母「せっかく来てくれたのに、ごめんなさいね。具合が悪いって学校早退して部屋で寝てるのよ」
男友「そうですか……」
女「男君が起きたら、お大事にって伝えて下さい」
男母「ええ、伝えておくわね」
男友・女「失礼します」ペコリ
男母「二人共、あの子が元気になったらまた来てね」ニコッ
男友・女「はい」
64 = 1 :
ー男部屋ー
男母「言われた通りにしたけど、本当に会わなくて良かったの?」
男「うん……」
男母「大丈夫? 何かあったらすぐ呼びなさいね」ガチャ
男「うん、ありがと……」
母親の姿を見送り、男はベッドの中で保健室での出来事を思い返した。
男(恥ずかしくて、思わず逃げだしちゃったけど……)
男(なんで友は……あんな事したのかな……?)
男(だって僕は男なんだよ? 今は何故か女の子だけど……)
男(僕の勘違い? 倒れた僕を看病してくれてただけ? で、でも友……僕の胸触ってた……)カァァッ
男(あー、気まずいよぅ……。明日どんな顔して友に会えばいいの? 学校行きたくない……)
65 = 1 :
ー帰り道ー
女「あんた男君に何したの?」
男友「ぎくっ……。おま、なっ、なんでその事を……」
女「ふぅ、全くあんた馬鹿?」
女はやれやれという風に、溜め息をつき鈍い男友に言ってやった。
女「男君のお母さんと話をしてる時も、なんかそわそわしてるし、なにか隠し事があるのバレバレよ?」
男友(こいつ……鋭すぎんだろ……)
女「何をしたのか知らないけどさ、どうせいつも通りあんたが悪いんでしょ?」
男友「それは充分に分かってるし……反省もしてる……」
女「そか、じゃあ明日学校でさっさと謝っちゃいなさいよ?」
女「私はこっちの道だから、じゃあね友」
男友「ああ……」
66 = 1 :
男友(でも、会って謝りたかったけど、会えなくてホッとした気持ちも、正直あるな……)
男友(保健室を飛び出して行った時のあいつの顔……)
男友「俺……明日もあいつを迎えに行ってもいいのかな……?」
男友は、してしまった事への後悔と不安からぽつり独り言を呟いた。
女「平気でしょ? 男君優しいから、きっと笑って許してくれるわよ」
男友「おわっ! で、出たっ!」
女「何よ! 人をお化けみたいに」
男友「まだ帰って無かったのかよ……ビックリさせんなよ……」
男友の抗議の声を無視して、女は続ける。
女「男君はホントにあんたの事を信頼してるんだからね。その信頼を裏切ったりしたら、あたしが許さないんだからねっ!」
女「じゃあ今度こそバイバイ」スタスタ
男友(信頼かぁ……その信頼を裏切るような事を俺は、やっちまったんだよな……)
男友(はぁ……自業自得とはいえ……気が重い……)
67 = 1 :
ー翌朝ー
男友(あいつ許してくれるかな?)ピンポーン
男母「あら、友君おはよう。昨日は来てくれてありがとね」
男友「おはようございます。い、いえ……」
男友(元はといえば、俺のせいでとは、とても言えない……)
男母「男ー、友君が迎えに来てくれたわよー」
男は母親の呼び掛けに10秒も経たず、玄関に現れた。
男「あっ……おはよう、友……」
男友「あっ、ああ、おはよう男」
昨日の出来事からお互いに、ぎごちない挨拶を交わす。
68 = 1 :
男母「二人共行ってらっしゃい。気を付けてね」
男・男友「行ってきます」
男「……」
男友「……」
並んで学校へ歩き出した。無言に耐えきれず、最初に声を出したのは男友の方だった。
男友「な、なぁ、男」スッ
男「ひゃぁ! なっ、何?」ビクッ
男友(肩に少し触れただけなのに……この反応、これは完璧に嫌われちまったかな……)
男友「昨日の事は、全面的に俺が悪かった……ホントにごめん……」
男「……」
少し躊躇してから、男は思いきって男友に聞いてみた。
男「なっ、なんで、あんな事を……したの……?」
69 = 1 :
男友「正直、目の前におっぱいがあったら、男なら誰でも触りたくなるよな? な? な?」
男「……」
男友「許してくだせー、お代官様。ほんの出来心だったんです……」
男「……」
男友「まさかお前が、女の子だったなんて知らなくてさ。俺、気が動転しちゃって……」
男「ふーん、友は気が動転したら、人の胸を触るんだ?」
黙って聞いていた男は、男友に意地悪く質問した。
男友「そ、それは……」
男「それに僕は男だよっ!」
男が珍しく声を荒げて抗議する。
男友「だってじゃあこれは?」ツンツン、プニプニ
男「ひゃん!」
71 = 1 :
男友は不意に男の胸を、制服の上から指で突ついた。
包帯を巻かれた胸からも微かな弾力が跳ね返り、その弾力が女の子の胸である事を主張していた。
男「な、なっ、なんで……まっ、また触って……」カァァッ
男友「わわっ、ごめん、つい……」
男「僕だって知らないよ。昨日目が覚めたら、体が突然女の子になってたんだもん……」
男友「はぁ? 何それ?」
男「僕が聞きたいぐらいだよ……」
男友「なぁ? という事は、当然下も……」ジーッ
男「……。ばっ、馬鹿ぁ!」
72 = 1 :
男友の視線に気づいた男は、両手で股間を押さえキッと睨み付ける。
男友「そんな怒るなよ、健全な男子なら、当然気になる事じゃん」
男「うぅ……どうしてこんな事に……」
男友「あはは、神様が性別を変えたんじゃね? お前は女の子みたいに可愛いからさ」
男「可愛いって……な、な、何、いっ、言って……」モジモジ
男友(この可愛さは反則だろ……ふぅ、やばい惚れ直した……)ジーッ
男友の思いとは裏腹に、 男はこれからの事を思い溜め息をついた。
男「はぁ……僕はこれからどうしたらいいんだろう……?」
73 :
孕めばいいと思うよ
74 = 55 :
かしましを思い出す
局放送の百合アニメ少なすぎんよ
75 = 40 :
やっべなんか勃起してきた
76 = 5 :
お風呂はよ
77 = 1 :
男友「女の子になれるなんて最高じゃん。俺は羨ましいぞ」
男「え? どうして?」
男友「それはだな……」コホン
男友はもったいつけてわざとらしく軽く咳払いをした。
男友「女はエッチの時、男の何倍も気持ち良いらしーぞ」
男「……」カァッ
男「真面目に聞いて損した……変な事ばかり言う友なんて、もう知らない……」プィ
男友「冗談だよ。もう言わないから許して」
男「友ったら他人事だと思って……女の子の日とか……僕どうしたらいいの……」ゴニョゴニョ
男友(何ぼそぼそ言ってんだ?)
男友「ま、なっちまったもんは仕方ねーじゃん。取り合えず、誰かにバレないように気をつけようぜ」
男「う、うん……そうだね……」
78 = 1 :
ー教室ー
女「ふふふ、その様子は男君と仲直りできたみたいだな?」
男友「ああ、おかげでな」
女「良かったな!」バンッ
男友「いてっ! いちいち叩くな!」
男「あ、女さんおはよう。昨日は来てくれたのにごめんね」
女「ううん、気にしないで。元気になって良かったね」
男「うん! ありがとう」
男は男友と女との会話に夢中で、DQNから放たれる絡み付くような視線に、全く気づいていなかった。
DQN(なんであいつは女なのに、男の振りして学校通ってんだ?)ジーッ
DQN(まぁ、なんか理由あるんだろうが、これをネタにふひひ……)「」
79 = 73 :
いいねいいね
80 :
はやくしろよ
ちんたらしてると殺すからな
81 = 1 :
ー昼休みー
男友「あー、腹減った……昼飯、昼飯っと……」ゴソゴソ
男友「あーっ! しまったー!」
男「どっ、どうしたの友? そんなに大きな声だして?」
男友「弁当忘れた……」ガーン
男「僕のお弁当半分あげようか?」
男友「いや、悪いから購買行ってパン買ってくるわ」
男「そう?」
男友「すぐ買ってくるから、ちょっと待っててくれ」タタタッ
DQN(よし、今がチャンスだな。俺も購買行く振りしてと)スッ
82 = 1 :
腹減ったから飯食ってきます
83 = 73 :
はやくしてよ
84 :
まってる
85 :
経験者だけど女になるとオシッコ漏れるよ
何回も漏らしたわ
86 = 30 :
>>85
kwsk
87 :
期待あげ
DQNが何の使い手か楽しみ
88 = 5 :
あ
89 = 1 :
DQN(そろそろいいか)ガラッ
DQN「おい、男」
男「えっ? あっ、DQN君……なっ、何?」ビクッ
男(何の用だろ……? DQN君怖いから苦手なんだよね……)ドキドキ
DQN「男が『今日天気が良いから屋上で飯食べよーぜ』だとよ。購買でパン買ったら直接行くんで、男も屋上に来てくれだとよ」
DQN「購買で会った男からの伝言、確かに伝えたからな」
男「わざわざありがとね」ニコッ
男(なんだDQN君良い人じゃん……見た目で判断してごめんなさい)
男(じゃあ僕も屋上行かないと)タッ
DQN(上手くいったな。こんな簡単に信じてこいつ馬鹿だ) クククッ
女「?」
90 :
91 = 17 :
おもしろい
続きはよ
93 = 5 :
あ
94 = 1 :
ー屋上ー
男(友はもう来てるかな?)
屋上へ通じる扉のドアノブを回すと、錆び付いた鉄の扉が、ギィと耳障りな音を響かせた。
男「まだ居ないや。早く来すぎたかな?」
二分後、ドアの開く音を聞いた男は扉に向かって声をかけた。
男「あっ、友ここだよー」
しかしそこに現れたのは、男友ではなくDQNの姿だった。
男「えっ? どうしてDQN君が……」
DQN「よう男。いや女かな」ニヤニヤ
男「!?」
男「えっ? お、お、女って……な、何の事……?」
95 = 5 :
あ
96 = 1 :
DQN「お前が男の振りしてるって、もうバレてんだよ!」
男「そ、そっ、そんな訳ないじゃん……」タタタッ
DQNに追及された男は、その場から逃げ出そうと駆け出した。
DQN「おっと、逃がす訳にはいかねーな」ギュッ
男「何するのっ! 止めてよ! 離してっ!」
DQNに片腕を掴まれた男は、身を捩って激しく抵抗する。
DQN「あっ? じゃあ、これはなんなんだよ?」ビリッ
力ずくで押さえつけたDQNは、両手で男の制服とYシャツを無理矢理引き裂いた。
ぶちぶちっという音と共に、千切れたボタンが宙を舞った。
男「なっ!?」
97 = 55 :
DQN(男だった…)
98 = 1 :
男「なっ、何するんだっ!」キッ
男はとっさに自由になる片手で、胸を隠し、睨みつけながらDQNに向かって声を荒げた。
男「こ、この変態っ!」
DQN「あ~ん? 何言ってやがる。男の振りをして学校に通ってるお前の方がよっぽど変態じゃねーか」
男「ちっ、違う、僕は……」
男の言葉を聞き終える前にDQNは、はだけたシャツから覗いている包帯に、ナイフを押し当てて言った。
DQN「おっと、動くと怪我すんぞ!」
男「ひっ……」ビクッ
99 = 1 :
DQN「ほれほれ動くと怪我すんぞ! へへへ……」ビリビリ
男「や、やだっ……止めて……」
男の言葉を無視して、DQNはナイフで、胸を覆っている包帯を徐々に切り裂いていく。
DQN「へへ、可愛いおっぱいしてるじゃねーか? これでもまだ男だなんて言うのか、あ?」ムニュムニュ
すっかり露になった男の胸を揉みながら、DQNは下卑た声を発した。
男「!?」ビクンッ
男「やっ! やだっ! 離せーっ! 離せったらーっ!」ジタバタ
男(うぅ、力が入らない……女の子の身体ってなんて弱いんだ……)
DQN「うるせーな! 男に力で敵うはずねーだろ? おらおら、大人しくしてろや!」バシッバシッ
男「あぅ! うぐぅ……」
みんなの評価 : ○
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