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    元スレ男「えっ? な、なっ、何これ? 女の子になってる!?」

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    101 = 55 :

    挿入する寸前男に戻るもそもまま挿入される男

    102 = 1 :

    DQN「へへへっ、騒いだってこんな所誰も来やしねーよ」モミモミ

    「やっ、いやだよ離して! お願いだから……もう止めてよぅ……」

    DQN「ばーか! こんな楽しいこと止めるわけねーだろ」グリグリ

    「い、痛い! 痛いっ! やだーっ!」ジタバタ

    DQN「じっとしてろやっ!」バシッ

    「きゃっ! うぅ……ぐすっ」

    DQN「ふへへ……」

    「もう嫌だっ! だ、誰かーっ、お願い助けてーっ!」

    DQN「ちっ、うっせーな!」

    DQNは千切った包帯を、口の中に押し込み、更に余った包帯で男の両手を後ろ手に縛りあげ拘束した。

    103 = 17 :

    背後から男友がDQNのケツにチェックイン

    104 = 1 :

    「!? むーっ! んーっ!」ジタバタ

    DQN「ふひひ、可愛い乳首してるじゃん?」ペロペロ

    「んーっ! んっ……ひっく……えぐっ……うっ……うっ」ポロポロ

    DQN「何泣いてんだよ? おらおら気持ちいいって言ってみろや? あ、口塞がれて言えねーか」ヒャハハ

    「ふぐっ、んーっ! むぐーっ! うぅ……えぐっ……」バタバタ

    DQN「嫌がってるけど、ホントは感じてんだろ?」フヘヘ

    (えぐっ……友……ともぉ……助けてよぉ……こんなの……こんなの……僕嫌だよぅ……)グスッ

    DQN「お前男友の事が好きだろ? いつも一緒に居るもんな。相手があいつじゃなくて残念だったなー? ヒャッハー!」

    106 = 1 :

    ー購買ー

    男友「どけーっ! その焼そばパンは、俺のものだーっ!」

    男友「おばちゃん。焼きそばパンとコロッケパンとチョココロネね」

    男友「ふーっ、やっと買えた。昼の購買はさながら戦場だな……」

    男友「さ、男が待ってるから、早く教室に帰らないとな」タタタッ

    男友「あれ? 男が居ない……?」キョロキョロ

    「ん? あんた屋上に行ったんじゃないの?」

    男友「はぁ? 購買にパンを買いに行っただけだぜ?」

    「あれ? さっき男君とDQNが、あんたが屋上で待ってるって話をしてたけど?」

    男友「屋上? DQN? なんでそんな所に……」

    男友「何か嫌な予感がする……」ダッ

    「はやっ!」

    107 = 5 :

    108 = 1 :

    ー屋上ー

    DQN「おい! 包帯取るけど、騒いだらまた殴るからな!」

    「……」コクッ

    すっかり抵抗の意思を削がれた男は、力なく頷く事しか出来なかった。

    DQN「取るぞ」スッ

    「ゲホッ……ゴホッ……けほっ、けほっ……」ハァハァ

    DQN「なぁ? 何で俺が口から包帯を取ったか分かるか?」ニヤニヤ

    「えっ? な、何で……?」

    DQN「しゃぶらせる為に決まってんだろ!」ボロン

    「!?」ビクッ

    「んーっ、むーっ!」フルフル

    109 = 40 :

    めっちゃ勃起してきた

    110 = 1 :

    DQN「おら口開けろよっ! 皆にお前が女だってばらすぞ!」バシッバシッ

    「 うぅ……止めてよぅ……もう殴らないでよぅ……」ポロポロ

    DQN「女の癖に男の振りなんかしやがって! おら! しゃぶれ!」グィ

    DQNは髪を掴み、自分の下半身に無理やり男の顔面に押し当てた。

    「やだっ! 臭いっ、やめてよーっ!」

    DQN「おらおら! 口で奉仕しろや」ズリズリ

    「ぐすっ……やだ……やだぁ……」フルフル

    (こんなの……嫌だ……助けてよぅ……友……)グスン、ポロポロ

    DQN「早くしろや。まだ殴られ足りねーのか? あん?」イライラ

    「ぐすっ……ひっく……」ビクッ

    111 = 1 :

    屋上にかけ上がった男友が目にしたのは、全身がボロボロで後ろ手に拘束された男と、下半身を露出させたDQNの姿だった。
    一瞬で状況を理解した男友は、次の瞬間DQNに向かって走り出していた。

    男友「男!」

    男友「DQNてめぇーっ!」ドカッ

    後ろから不意打ちをくらったDQNは揉んどり打って倒れこんだ。

    DQN「ぐはぁ!」ズザーッ

    「とっ、友ぉ……」ブワァ

    男友の姿を確認した男は、安堵から大きな瞳から涙を溢れさせた。

    男友「こいつだけは……絶対に許さない! 男に謝れーっ! 女の子にこんな酷い事しやがってー!」ドカッバキッ

    112 = 1 :

    怒りに震える男友は倒れたDQNに拳と蹴りの雨を浴びせた。
    体を丸めて殴打から身を守っているDQNは弱々しいうめき声をあげた。

    DQN「ぐふっ、げふっ」

    男友「男にこんな酷い事をしやがって……このカス野郎!」

    DQN「ぐぅ……もっ、もう、止めてくれ……」

    男友「お前は同じ事を言った男を許したのか?」

    DQN「そ、それは……」

    男友「自分より弱いものにしか、強く出られない癖に……」ギリギリ

    男友「この卑怯者が! 死ね! お前なんか死んじまえっ!」ドカッドカッ

    DQN「がはっ……もう……許し……て……くれ」

    男友「許さん! 死ね!」ガシッガシッ

    113 = 40 :

    男友かっこいいけどこの俺のティッシュをどうしてくれるんだ

    115 = 87 :

    DQNがうまいことイタせるわけないじゃん
    ペニバン装着の女が友のケツを頂くんだよ
    そして友がDQNのやおい穴を…

    116 = 1 :

    「だめ、それ以上やったらDQN君が本当に死んじゃうよーっ!」

    殴り続けている男友の背中に向かって、男は必死に大声をあげた。

    男友「男……でもこいつは」

    「もう許してあげて……もう充分……だから」

    男友「お前……自分だってそんな酷い事されたのに……」

    男友「こんな優しい奴に……DQNてめぇはー!」キッ

    DQN「ひっ! ひぃ、た、助けて……」

    男友「男がああ言ってるから、今日はこれだけにしておくがな」

    一瞬間をおいてから男友は、低い声で続けた。

    男友「もしまた男に手を出そうとしたら……今度こそ殺すからな。
    それと男が女って誰かにバラしたら、どうなるか分かってるな?」ギロッ

    DQN「はひぃ~」ダダッ

    男の鋭い眼光に、DQNは言葉にならない声をあげながら逃げていった。

    117 = 1 :

    男友「ちょっとまってろよ」

    男友は男に駆け寄り、拘束している包帯を歯を使って引きちぎった。

    「友……ぐすっ」ギュッ

    両腕が自由になった男は泣きながら男友の体に抱きついた。

    男友「お、おい男……大丈夫なのか? 口の端から血が……」スッ

    「えぐっ……ひっく。怖かった……ホントに怖かったの……」ポロポロ

    男友「そっか……可哀想に」ファサ

    男友は男の上半身に自分の着てた上着をそっと掛けてあげた。

    「でも……きっと友が……助けに来てくれるって……僕信じてたんだよ」グスッ

    118 = 1 :

    男友「遅くなって悪かったな」

    そう言って男友は、男の柔らかい髪を撫でてあげた。

    「ううんっ。助けてにきてくれて……嬉しかった……」

    男は男友の胸に顔を擦り付ける。

    「君とこうしてると、何だかとっても安心……えへへ、男同士なのに可笑しいね……」

    男友(あーっ、男が可愛いすぎて、俺がどうにかなりそうだ……)

    「ともぉ、もう少しだけ……こうしててもいい……?」ジーッ

    男の大きな黒い瞳に見つめられ、男友はただ頷く事しか出来なかった。

    男友「あ、ああ……」ドキドキドキ

    119 = 1 :

    男友(ふぅ……ずっとこうしていたいものだぜ)

    「男君ー? 友ー? 居るのー?」タタッ

    女の目に飛び込んできたのは、まるで恋人同士のように抱き合っている二人の姿だった。

    (おやおやー? これはこれは……ひょっとしてー?)ニヤニヤ

    「あらあら、こんな真っ昼間から見せつけてくれますわね」クスクス

    男友「げげっ! お、女! お前いつからそこに……?」

    「ぷぷっ、君達が抱き合って、愛を確かめあってる時からかな」

    120 :

    (なんなんだ…これは…)

    121 :

    こっちが恥ずかしくなる

    122 = 1 :

    「抱き合っちゃって……まあ、お仲がよろしいようで」クスクス

    「これは違うの……そっ、その、別にあの……えーと」アタフタ

    男は男友と抱き合ったまま、必死に言い訳をする。

    男友「お前、ご、誤解すんなよ! こ、これはち、違うんだからな!」

    (ぷっ……友ったら嬉しい癖に無理しちゃって。意外なのは、男君もそんなに嫌がって無い事かな?)

    (なんだかんだ言っても、この二人は案外お似合いなのかもね)フフッ

    男友「な、何笑ってんだよ!」

    「べっつにー。お邪魔虫は消ーえよっと。じゃねー」タタタッ

    123 :

    ハートの強さがヤバい

    124 = 1 :

    男友「もう昼休み終っちまうな」

    「うん、そうだね」

    男友「午後の授業出られるか?」

    「出たくない……」

    男友(そりゃあんな目に遭えばな……DQNと同じ教室に居るのも嫌だろうな……)

    男友(気分を晴らしてやりてーな、うーん……あ、そうだ!)

    男友「なぁ、男? 午後の授業サボらね?」

    「えっ……?」

    男友「だからぁ! たまには授業フケて遊びに行っちゃおうぜ!」

    (そっか友……僕の為に……)

    「うん……いいよ」

    男友「よし決まりだな」

    (ありがとね……友)

    男友(これって、ひょっとして、男とデートじゃね……?)

    125 = 5 :

    126 = 1 :

    ー教室ー

    男友「女ーわりぃけど俺と男、午後の授業さぼる事にしたからよ、先生には早退したって言っておいて」

    「ちょっとあんた! ひょっとして男君とデート? うふふ」

    男友「なっ……ばっ、馬鹿な事を言うなよ」

    「まっ、いいわ。先生には言っといてあげるわよ」ニヤニヤ

    男友「おぉ、サンキュー。じゃあよろしく頼んだぞ」

    「貸しだからね。今度何か奢りなさいよ!」

    男友「ああ、何でも奢ってやるよ」

    (やれやれ……ま、しっかり頑張ってきなさいよ)

    男友「お待たせ」

    教室の前で待っていた男に、鞄と自分の予備のYシャツを手渡した。

    「ありがとう」

    男友「先生に見つかる前に、さっさとずらかろうぜ」

    「うん!」

    127 = 1 :

    ー街中ー

    「どこ行くの?」

    男友「まずは、お前の服を買わなきゃな」

    男友(学校を出る前に俺の予備のYシャツを着せたけど、流石にこれじゃあな……)

    男友のYシャツは小柄な男には大きすぎ、袖を何度も折り返し着ていた。
    しかしサイズが大きいのが幸いし、胸の膨らみを上手く隠している。

    「でも……僕今日服を買う程、お金持ってないよ……」

    男友「大丈夫バイト代出たばかりだから、金は俺に任せとけよ」

    「そんなの悪いよ……」

    男友「いや、いいんだよ。その代わり……」

    「その代わり?」

    男友「いや……その……ほら、お店に着いたぞ」

    「えっ? ここって……?」

    129 = 1 :

    ー洋服屋ー

    「あれ……えーっと……ここって女の子の洋服屋さんだよね?」

    男友「ああ」

    「……」

    男友「今のお前なら絶対似合うと思うぞ。なんたってホントの女の子なんだからな」

    「で、でも……」

    男友「やっぱり駄目? 男の服の方が良い?」

    (友にはお世話になりっぱなしだし、さっきも助けてもらったし……)

    「ううん……いいよ」

    男友(いやっほぅー!)

    (ちょっと恥ずかしいけど……友が言う通り今は女の子なんだし、これ位いいか……)

    130 = 1 :

    男友「すみませーん。この娘に合う服を適当に選んで欲しいんすけどー」

    「……」モジモジ

    店員「いらっしゃいませー。かしこまりました」ニコッ

    店員「じゃあ、彼氏さんはこちらでお待ち下さいねー」

    男友「か、彼氏……?」

    男友(彼氏かぁ……なんて良い響きだ~……)ジーン

    店員「?」

    店員「じゃあ彼女さんは、こちらにどうぞー」

    「か、彼女……?」

    (えっ? あっ、ぼ、僕の事か)

    「は、はっ、はい!」

    店員(この二人……なんか変なカップル……? この娘は、男の子の制服着てるし……?)

    131 = 5 :

    132 = 1 :

    ー15分後ー

    店員「如何でしょう?」ガラッ

    カーテンの向こうから現れた男に、男友は言葉を失った。

    男友「おま、お前……」

    「ど、どう? 変じゃない……?」

    店員に促され、男友の前で体を一回転させると、パステルカラーのスカートがふわりと波打った。
    すらりと伸びた長い脚にミニスカートがよく似合っている。

    男友「お前が天使過ぎて、俺直視出来ない……ま、眩しい」

    「と、とっ、友ったらオーバーだよぅ……」カァァッ

    店員「お客様は素材が良いので、コーディネートのしがいがありましたよ」ニコッ

    「そ、そっ、そんな……僕なんて……」

    男友「全部でいくらですか?」

    店員「あっと、失礼しました。お会計は19800円になります」

    (そんなに……するんだ……)

    男友「はい。じゃあこれで」

    店員「ありがとうございましたー」ペコリ

    134 = 1 :

    「ともー、こんな高い服を買って貰っていいの……?」

    男友「うん。だって俺が着て欲しいって言ったんだから」

    「でも……」

    男友「いいんだよ、気にすんな」

    「う、うん……ありがと……」

    男友「さ、行こうぜ」スタスタ

    暫く歩いた後、男は何かに気がつき、男友に不安げに尋ねた。

    「ねぇ、やっぱりこの格好おかしいんじゃないかな……?」

    男友「なんでだよ? すげー似合ってるのに」

    135 = 1 :

    「だ、だって……さっきからすれ違う男の人が皆、僕の事をジロジロ見てくるから……」

    男友「ぷっ! くすくす……」

    「なんで笑うのっ!」

    桃色の頬を膨らませて、男は男友に向かって抗議の声をあげた。

    男友「馬鹿だなぁ、変だから見てくるんじゃなくて、お前がすげー可愛いから、皆が見てくるんだろ?」

    「僕が凄く可愛い……?」

    男友「ああそうだ。めちゃくちゃ可愛いんだよ!」

    「そんな可愛いって連呼しないで、恥ずかしいよ……」カァァッ

    男友「それは無理。だってホントに可愛いんだもん」

    「あぅぅ……」

    137 = 1 :

    男友「さてと、じゃあこの後どこに行こうか?」

    男友「映画観るか、カラオケ行くか、それともゲーセンでも行くか?」

    男友「男は何がしたい?」

    「僕は何でもいいよ」

    男友(むー、ギャルゲーとかだと、この選択でフラグが立つとこだな)

    男友(ここはやっぱり王道の映画かな?)

    男友「んじゃ、映画にしようぜ」

    「うん」

    男友(さてと、ジャンルはどうするか? ここからが問題だぞ)

    男友(やっぱり恋愛映画かな? いやホラーで怖がらせて、抱きつかせるのも捨てがたいな……)

    「?」

    138 = 1 :

    ー映画館ー

    「なんの映画観るの?」

    男友「ふふふっ、それは入ってからのお楽しみだ」

    「映画館で映画観るの久しぶりだから楽しみー」ワクワク

    男友(よし、ここはやっぱりホラーだろ。上手くいけば、あんな事や、こんな事にも……ぐふふ)

    男友「チケット買ってくるから、ちょっと待っててな」

    「うん」

    男友「『死霊の夏休み』高校生2枚下さい」

    チケット売り場嬢「『死霊の夏休み』高校生2枚ですね」

    男友「どうもー」

    男友「お待たせ。さ、入ろうぜ」

    「お帰りなさい」

    139 = 1 :

    男友「さ、始まるぞ」

    「うん」ドキドキ

    スクリーン『この化け物ー! 死ね! 死ねーっ!』ガシッガシッ

    「ひっ! 何これ……?」ドキッ

    男友「さっき買ったパンフレットによると『全米が震撼したスプラッタームービーの最高傑作がついに日本に上陸!』だってさ」

    「えぇ? 僕ホラー映画苦手なのに……」ビクビク

    スクリーンに映し出されるグロテスクな映像に男は無意識の内に、男友の手を握っていた。

    男友(計画通り!)ニヤリ

    140 = 1 :

    スクリーン『銃で撃ってるのに、なんで死なな……うわぁー! くっ、来るな化け物ーっ!!』パーンパーン

    「もうやだよぉ……怖いよぅ……」ギュッ

    握った手に思わず力が入り、男の手からは震えが伝わってくる。

    男友「大丈夫だって、俺がついてるから……」ギュッ

    「うぅ……怖いよぅ……」ブルブル

    スクリーン『ぎゃあー! びちゃ、びちゃ、ぐちゃ、ぐちゅ……ぶしゅー!』

    「ひぃ……! も、もう……やだぁー!」ヒシッ

    男は恐怖の余り、スクリーンから目を背け、隣の席の男友にしがみついた。

    男友(きたー! 胸の感触が腕に……はぁ……幸せ……)

    141 = 1 :

    ー映画館ロビーー

    「うぅ……こんな映画見せるなんて酷いよぅ……」グスッ

    男友「わりぃ、わりぃ。俺てっきり、男もホラー映画好きだと思ってさ」

    「好きな訳無いよぉ……ぐすっ、自分の血を見ただけでも、気分が悪くなるのに……」

    男友「ごめんな」ナデナデ

    「ぐすん、ひっく……」

    男友(まさか泣いちゃうなんて……ちょっとやりすぎたかな……)

    男友「おっ、そうだ、ちょっと待ってろよ」タタタッ

    男友「ほれ、男」スッ

    そう言って男友は、買ってきたソフトクリームを男へ差し出した。

    「えっ?」

    うつむいて泣いていた男は、男友の声に顔をあげた。

    142 = 1 :

    男友「冷たい物でも食べて落ち着いてくれ」

    「……うん」

    男友「じゃあこれをどうぞ」スッ

    男友は姫に仕える騎士のように、男に向かって恭しくソフトクリームを差し出した。

    「えへへ……美味しい」ペロペロ

    男友(機嫌直してくれたかな? それにしても舌使いがエロい……)ウッ

    「友~? なんで前かがみになってるの?」ペロチュパ

    男友「お前のせいだろ……」

    「えっ? 何で僕のせい?」キョトン

    男友(天然過ぎる……)

    143 :

    何これ素敵

    144 = 1 :

    「あっ、もうこんな時間なんだね」

    映画館から出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。

    男友「そうだな。そろそろ帰るか」

    「うん。そうだね」

    暗くなった道を家に向かって、二人で並び歩きだす。

    「ねっ、友……今日は本当にありがとう」

    男友「どうした? 改まって」

    「DQN君に襲われた時に、助けに来てくれたでしょ?」

    男友「そんなの当たり前だ。お前は大切な友達だもん」

    「あの時の友……とっても格好良かった……よ」ボソッ

    男友「えっ?」

    (あれ? 僕ったら何を言って……)カァァッ

    「な、何でもないよっ!」

    男友「ははっ、変な奴だな」

    145 = 48 :

    ふむ

    146 = 1 :

    男友「ああそうだ、忘れてた。帰る前にうちに寄っていけよ」

    男友にそう言われた男は、ドギマギしながら応えた。

    「えっ? なっ、なんで?」ドキッ

    男友「だって、その格好で家に帰ったら、おばさんビックリすんだろ?」

    「あっ! そっか、そうだよね……」

    自分の姿を見返して男は呟く。

    (今、女の子の格好してるんだった。忘れてた……」

    男友「すっかり馴染んで、俺には全然違和感無いけどな。あはは」

    「……」カァッ

    男友「俺の服を貸してやるから、それを着て帰れよ」

    「うん……ありがと」

    147 = 48 :

    ボテ腹セックスエンド待ってる

    148 = 1 :

    ー男友家ー

    男友「ただいまー」

    「お邪魔しますー」

    「友の家に来るの久しぶりだね」

    男友「そうだな、さてと、お前に貸す服を出さないとな」ガサゴソ

    男友「んー。これでいいかな?」

    男友はタンスの中からジーンズ、Tシャツ、トレーナーを出し、男に手渡しながら言った。

    男友「部屋の外に出てるから、着替え終ったら声をかけてな」ガチャ

    「うん、分かった」コクリ

    (わぁ、ぶかぶかだ……。友は体が大きいもんね……)

    (裾と袖を折ればなんとか……こんな感じでいいかな?」

    「友いいよー」

    男友「よし準備できたな。じゃあ、お前の家まで送って行くよ」

    「うん、ありがと」

    150 :

    ー帰り道ー

    (友と一緒に歩いているだけなのに……さっきから胸がドキドキするのは……何故だろう?)

    (僕どうしちゃったんだろう……?)

    男友「おい? なんか顔が赤いけど、大丈夫か? 熱でもあるんじゃないか?」ピトッ

    男友の大きな掌が男の額に触れた。

    「えっ、そ、そんな事ないと、おっ、思う……けど」アタフタ

    男友「そうか?」

    「う、うん……」ドキドキ

    男友(? 何か様子が変だな?)

    「あの、お、送ってくれて、あ、ありがと。もうここで、だ、大丈夫だから……」タタタッ

    男は逃げるように、その場から走りだした。

    男友「あ、おい友! あー、行っちゃったよ……まぁ、ここまで来れば、あいつの家は目の前だから大丈夫か」

    男友(それにしても、突然走り出してどうしたんだろ? トイレかな?)


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