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    元スレ殺人犯「……今は反省してる」

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    101 :

    山田悠介っぽい

    102 = 1 :

    サンゴ「……私、再婚したお父さんに悪戯されてたの」

    ユウゴ「……」

    サンゴ「お母さんも、見て見ぬふりをしてたし、私が気に入られてるのを見ては暴力をふるってきたわ」

    サンゴ「そんな二人を私、殺してしまったの」

    ユウゴ「……」

    サンゴ「このお腹の子が、可愛そう……」

    ユウゴ「そんなことない」

    ユウゴ「お腹の子に罪はないよ」

    ユウゴ「それに、サンゴにも罪はない。俺は身勝手にただの命を奪ったんだ」

    104 = 103 :

    で、ユウゴがそこで初めて罪の重さに気付きました


    という妄想

    105 = 76 :

    まぁ人殺しなわけだしハッピーエンドにされても困る

    106 = 74 :

    美玲ちゃんも新パパに悪戯されてんじゃないかって言ってる奴が居たな

    107 = 70 :

    犯罪者としての俺は死んだのです

    Happy End

    108 = 1 :

    ユウゴ「……俺は最低だ」

    サンゴ「……ユウゴ」

    ユウゴ「ごめん、俺が言えたことじゃなかった……」

    ユウゴ「だけど、お腹の子に罪はないよ、サンゴ、そうだろ?」

    サンゴ「……うん、ごめんねユウゴ」


    その告白のあと、二人はそれ以上詮索しなかった。
    ただお腹を撫でながら、ゆったりとした時間を噛み締めていた。


    その後、二人は前にもまして殆ど家のなかで過ごすようになった。
    よくいっていた散歩も止めてしまった。
    ゆったりと安静にして、二人はそれぞれ過ごしていた。

    109 = 86 :

    人殺しといて父親のせいだーというクズ男と人殺しといて今更子供産んでいいのかなーとかいうクズ女だから
    むしろ不幸になれ

    111 :

    >>109
    文盲かな?

    112 = 1 :

    もう、この施設で一年と二月を過ごした。


    今日、サンゴは病院に移り出産の準備に専念するのだとう。
    しばらくサンゴと別れて一人で暮らすことになる。

    ユウゴ「頑張って、サンゴ」

    サンゴ「ありがと、ユウゴ。暫く寂しくなるなぁ」

    ユウゴ「また会えるよ。元気な子と、三人でまたラジオを聞こう」

    サンゴ「うん、じゃあ、行ってきます」

    ユウゴ「いってらっしゃい」ギュッ
    サンゴの小さい肩と大きなお腹に手を触れる。
    ほんとはずっと守ってあげたいけど。

    ユウゴ「……気を付けて、いってらっしゃい」

    サンゴ「うん、行ってきます」

    そして、サンゴは家を出ていった。

    114 = 86 :

    >>111
    ありゃなんか間違えてたかすまん

    115 :

    生まれてくる子がかわいそう><

    117 :

    追い付いた

    118 = 1 :

    サンゴが居ないと、一日が凄く長かった。
    二人でよく聞いていたラジオ番組を聞いても、肩を寄せて座りながら読んでた小説も、ぜんぜん時間が潰せなかった。
    そんな日々が二月近く続いた。

    ユウゴ「……サンゴ、早く帰ってこないかな」

    不安になるとラジオを弄ってきをまぎらわすことにしていた。
    なにも考えずに弄るから、ザーザーという砂嵐の方がよく耳に届いた。
    そのとき、耳の奥からエンジン音が聞こえた。

    ユウゴ「サンゴ!」

    さっと玄関に向かうと、護送車が。
    サンゴが降りてきた。

    ユウゴ「良かった、サンゴ……」

    あとから降りてきた看護婦の腕のなかには、とてもかわいい赤ちゃん。
    すやすやと寝息をたてている。

    サンゴ「ただいま……ユウゴ」

    ユウゴ「おかえり……おかえりサンゴ。赤ちゃんも……」

    感激のあまり、泣いていた。

    120 = 1 :

    サンゴ「自分の手で抱けないのは、すこし残念かな……」

    サンゴが力なく笑う。

    ユウゴ「俺が、俺がサンゴの分もしっかりあやす。だからサンゴはいっぱいおっぱいをあげて、この子を大きくしてくれよ」

    そういったら、サンゴは少し嬉しそうだった。


    サンゴ「ねえ、この子の名前……」

    ユウゴ「……名前、か」

    思えば、お互い本当の名前さえ知らない二人。
    それでも、いまこうして奇跡のような出会いをしている。

    サンゴ「本当の名前……真名、からマナ、なんてどうかな?」

    ユウゴ「マナ……この子が俺とサンゴの本当の名前だね」


    幸せだ。これが幸せってものなんだ。
    どうでもいいことで笑ってしまう。嬉しくて泣いてしまう。俺はいま、幸せの真ん中に居た。

    121 :

    幼女バラバラ事件の犯人が主人公というのが気になるな…

    122 :

    >>121
    じゃぁ見んなよゴミ

    123 :

    マナが来てから、生活は色々と変わった。
    俺はサンゴとマナの二人の面倒を見なければならなかったし、サンゴはサンゴでマナにお母さんとして精一杯接した。
    でも、料理を作るのも洗濯をするのも、どれもが小さな宝石のよう輝いていた。
    三人で並んでご飯を食べて、お風呂に入る。
    夜は川の時になって寝て、朝は二人のに笑い声で起きる。
    昼にはお昼寝をしたりラジオを聞いたり、新しく支給された絵本を読んだり、些細なことが喜びに満ちていた。

    マナ「あーあー」

    サンゴ「ほら、こぼしちゃダメでしょ!」

    ユウゴ「……ったく、なにやってるんだマナ!」

    怒ったふりをしても、泣きそうなマナの顔をみたらすぐほころんで、あやしてしまう。
    ダメな親だ。

    124 = 86 :

    幸せそうやなあ

    125 :

    どうぶち壊れるのか楽しみ

    126 = 123 :

    自分より大切な存在というのは、愛する人や子供がいなければ分からないものなのだと、ひしひしと感じた。
    サンゴとマナ。二人の笑顔をずっと守っていたい。守れるなら、死んだって構わない。そう思えるほど二人が大切だった。

    定期的にくる看守の視察のペースは、マナの事を考慮して半年に一回まで減っていた。
    俺もそんなことはどうでもよくなるほど日々が充実していたので、殆ど気にしなかった。

    施設に来て、もう三年半がたっていた。
    マナは2才になり、少しずつ好奇心が出てきたようだった。
    いろんな所をかじったり引っ掻いたりして、怪我しないかとヒヤヒヤした。

    そんなある日だった

    127 :

    ざわ・・・・

    128 :

    ざわ・・・

    129 = 123 :

    サンゴがからだの不調をうったえた。
    目眩がしてたっていられないと。
    暫くやすんでいれば良くなるだろうと数日様子を見ていた。
    しかし、日に日に症状は重くなり、熱もひどくなっていった。
    緊急事態で看守達を呼ぶと、サンゴは入院する事になった。
    すぐに救急車が到着し、サンゴを連れていった。


    ジンペイ「なあ、ちょっといいか?」

    ユウゴ「……はい」

    ジンペイ「735番は……サンゴは大分ひどいみたいだな」

    ユウゴ「……はい」

    ジンペイ「……」

    ユウゴ「……だから俺がマナを守ってあげないと」

    ジンペイ「……は、立派なもんだな」

    ユウゴ「え?」

    131 = 123 :

    ジンペイ「いや、人間こうも変わるんだなってな……」

    ユウゴ「……」

    ジンペイ「……お前、もう立派な親だよ」

    ユウゴ「……親だなんて」

    ジンペイ「親じゃなかったらなんだってんだよ」

    ユウゴ「……」

    ジンペイ「……ま、せいぜい気張れ」

    ユウゴ「はい……」


    そういうと、ジンペイは護送車にのって去っていった。
    これから暫くはサンゴの居ないマナとの二人暮らし。粉ミルクの補充も頼んである。
    俺が、マナを守ってやらないと。

    132 = 103 :

    >>113の展開になりそうで怖い
    ちょっとしたループに近い感じ

    134 :

    普通に面白いから困る

    135 = 123 :

    心配とは裏腹に、マナはすくすく成長した。
    もともとご飯の時以外は殆ど俺だけでお世話してたので、とくに駄々ることもなく面倒を見れた。
    時折まま?なんて行って家を歩き回る。
    そんなときは心行くまで探させて、疲れたところを捕獲する。
    二人で手を繋いで外を散歩したりもした。

    サンゴが出ていって二ヶ月後、視察でもないのにジンペイさんが玄関の前に来た。

    ユウゴ「……あ、ジンペイさん」

    ジンペイ「……」

    ジンペイ「……おう」

    ユウゴ「あの、どうし……」

    ジンペイ「サンゴな」

    ユウゴ「えっ?」

    ジンペイ「……昨日、亡くなったそうだ」

    136 :

    先読みするのやめような

    137 = 86 :

    サンゴ・・・

    138 = 103 :

    BADEND回避いけるのかこれ

    139 = 101 :

    転、載、禁、止は意味ない
    これ豆な

    140 = 117 :

    え?

    141 = 123 :

    ユウゴ「……は?」

    最初は、意味がわからなかった。

    ジンペイ「……落ち着いてたはずが、急に悪化したそうだ」

    次に、気分が悪くなった。

    ユウゴ「……うそ……うそですよ」

    ジンペイ「……」ジッ

    ユウゴ「……うぇぇっ」ゲホッ

    ジンペイ「……また、視察の時に来る」スッ

    ユウゴ「嘘だ……嘘ですよね!?」ゲホッ

    バタン

    ユウゴ「……うそだろ?」

    みっともなく地面につっぷしたまま、嘘だ嘘だと呟く。
    吐瀉物と涙でぐちゃぐちゃな床に、気にもせずに倒れ混む。

    マナ「パー、ひろったものたべたのー?」

    142 :

    むしろbadendしか見えない

    143 = 42 :

    あげて落とす

    144 :

    サンゴの産後

    145 = 101 :

    うわぁ

    146 = 123 :

    マナ「ゆかにねるとマーにおこらるよー」ペチペチ

    マナが頬を軽く叩いてくる。
    無邪気に笑っている。
    そんな姿がよけい涙を誘って、よけいに泣き噎せる。
    気が付けば、そのまま眠りに落ちていた。

    翌日、吐瀉物を掃除し、洗濯を始める。
    何時もは、なんでもない事だった。
    マナと二人過ごしながら、サンゴの帰りを待っていた。
    もうどんなに待ってもサンゴは帰ってこない。
    今朝郵便受けに、医者からも手紙が入っていた。
    最初に教えてくれたのが、手紙じゃなくジンペイさんで良かった。
    最初が手紙なら、到底信じることはなかっただろう。

    ユウゴ「マナ、洗濯が終わったら少し散歩にいこうか」

    マナ「うん!」

    147 = 101 :

    あっ…

    148 = 86 :

    >>144

    149 :

    普通に面白い

    150 :

    食事に毒かな…。


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