元スレ殺人犯「……今は反省してる」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
1 :
看守「ほらっ、とっとと歩け」
殺人犯「……」スタスタ
囚人a「なんだなんだぁ」ヒソヒソ
囚人b「子供殺したらしいぞ。しかもまだ幼い子を」ヒソヒソ
囚人c「かぁ~ろりこんってやつかねぇ、こえぇこえぇ」ヒソヒソ
看守「ここだ、入れ!」
殺人犯「……」スッ
看守「囚人番号89、お前は明日までそこで待機をしていろ」ガチャっ
殺人犯「……」
看守「ほかの者は朝の体操!ぐずぐずするな!」カンカンカン
殺人犯「……」
2 :
おっぱい
3 :
たーんたららたたたららんたーたたらたたたたたたたたたたたんらんらんらん
腕を大きく広げて、回す体操
4 :
アメリカならロリコン犯罪者は囚人仲間に集団リンチされるってよく聞く
6 = 4 :
>>1
期待してるぞ
がんばれ
7 = 1 :
殺人犯「……」
やってしまった。勢いでやってしまったのだ。
近くの小学校に通う少女に乱暴してしまった。
そして、発覚を恐れてあろうことか……。
今は反省してる。
だがもうなにもかも遅い。
家に警察がやって来て、俺はすぐに捕まった。
テレビでも放送され、俺の実家はメチャクチャだ。
もうどうしようもない。
俺には、特別な刑が施されるらしい。
明日になれば説明するとのことだが。
殺人犯「……」
殺人犯「……」スヤ
8 :
>>4
いい気味だ
9 :
>>7
寝てんじゃねえよ!!
10 :
バラバラにしてんじゃねえよゴミ糞野郎
11 :
>>9
あ、セイバーのイギリス分裂の人だおはよう
13 = 1 :
少女「なんで、私なの?」
殺人犯「……」
少女「なんで、私なの?」
殺人犯「……ごめんなさい」
少女「なんで、私なの?」
殺人犯「……ごめん、なさい」
少女「なんで、私なの?」
殺人犯「……ご、ごめんなさい……すみません……」
少女「なんで、私なの?」
殺人犯「ごめんなさい……ごめんなさい……」
殺人犯「ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさい……」
………………
…………
……
……バン、オイ、……バン
14 :
ばんおいばん
15 = 9 :
>>11
おうおはよう忘れよう
16 = 1 :
看守「おい!895番、起きろ!」
殺人犯「……っ」ハッ
看守「かなりうなされていたな」
殺人犯「っ……、す、すみません」
看守「……顔を洗って、服を着替えろ」
殺人犯「……はい」
看守「準備が出来たらお前を護送する」
殺人犯「えっ?」
看守「言っただろう。お前には特別な処罰が待っている」
殺人犯「……」
看守「分かったら早く準備をしろ」
殺人犯「……はい」
17 :
護送するなら最初からそこに連れてけよ
税金の無駄だ
18 :
ざまあみろ
19 :
何でって言われたら、たまたまそこにいたからとしかいえんよな
20 = 1 :
護送車の中
犯罪者「いったい、どこへ行くんですか」
看守「じきに分かる。……これにサインを」
犯罪者「……これは?」
看守「お前の刑に対する同意書だ」
犯罪者「……この厚い本がですか?」
看守「護送中の時間では、絶対に読みきれない量になっている。君は最後のページにサインをするかしないかを決めるだけだ」
犯罪者「……は?」
看守「もっとも、同意しなければコイツで君を殺害してもいいと言われている」コンコン
看守はそういうと、腰の拳銃をコツコツと叩いた
犯罪者「な、何を……裁判もなしに……」
21 :
>>4
俺が犯人なら出た後刑務所訴える
22 = 1 :
看守「特殊な法令が君に適応されている」
殺人犯「……な?どういう……まさか、拷問ですか?憲法違反だ!!」
看守「……大丈夫、拷問とか、君や君のご両親、兄弟の身に危険が迫ることはない。大体」
殺人犯「……?」
看守「人一人の命を奪っておいて、自分ばかり甘いことを言ってるんじゃない」
殺人犯「……そ、それは」
看守「さ、書くも書かないも君の自由だ」
殺人犯「……自由って、書かなかったら即射殺ですよね?」
看守「君にはその選択もあるということだ」
殺人犯「……」
23 = 1 :
殺人犯「拷問とか、実家の家族に危害が加わることはないんですね?」
看守「ああ、誓おう」
殺人犯「……」スッ
俺はサインをした。生きて罪を償おうとか、そういうことじゃない。
人を身勝手に殺しておいて、自分が死ぬのは怖かった。
最低だ。
看守「……サイン確認。到着までもう少しだ」
殺人犯「……」
しばらくすると護送車の揺れが止まった。
扉を開けるとどこかの山奥のようだった。
少し離れたところに、白い家がたっている。
殺人犯「あの家は……?」
看守「詳しい事は後々話すが……あそこはお前がこれから住む家だ」
殺人犯「……は?」
24 :
25 = 1 :
看守「お前にはこの指定区域で、向こう10年間過ごしてもらう」
殺人犯「何を?どういうことでしょう」
看守「ここで刑期が終わるまで暮らしてもらうう」
看守「その間、脱走を企てた場合は即射殺される」
殺人犯「……」
看守「行動可能な区間は大体5km四方だ。境界線に近づくとブザーがなる。無視して進んだ場合は、待機している狙撃手より狙撃される」
殺人犯「……はぁ」
看守「生活必需品、本などは希望を出せば審査を経て輸送される」
看守「そこの白い家の脇にある倉庫に、一週間に一度補充されに来る」
26 :
>>24
かわいい
27 = 1 :
殺人犯「……わかりました」
殺人犯「……ところで、俺は何を……何か作業は?」
看守「作業?」
殺人犯「いや、服役囚ってタンス作ったり、いろいろするんじゃないんですか?」
看守「君の服務はさっきもいった通り、ここで10年間という刑期を過ごす事だ。……そして」
殺人犯「……?」
看守「いい忘れていたが、あの白い家にはもう一人住んでいる」
殺人犯「えっ?」
看守「両手の無い女の子だ。君と同じく、刑期の間過ごす事になっている」
殺人犯「……」
看守「君はその子の介護もしてもらう。」
殺人犯「……」
28 = 17 :
特別な刑が執行されるってわかってるのに裁判も無しに云々はおかしい
裁判してないなら番号で呼ばれるのもおかしい
29 = 4 :
>>28
星新一ってこういうのをどうやってクリアしていたのか
30 = 1 :
殺人犯「俺、介護なんてしたことないです」
看守「大丈夫だ。あの家はバリアフリーに作られているし、備品もそうだ。非常事態にはアラームを押せば警官が駆けつける」
殺人犯「……」
看守「お前は一人の命を奪った。その事は何をしても消えない」
殺人犯「……」
看守「……せいぜい、懺悔するんだな」
殺人犯「……はい」
看守「じゃあ私は行く。何か質問は?」
殺人犯「ありません」
看守「……では。定期視察に来るから、模範囚でいるように」
殺人犯「……はい」
看守はそういうと護送車の助手席へと乗り込み、坂の下へと消えていった。
31 = 17 :
>>29
余計なことを言わせない
32 :
どんな顔でこれ書いたの?正気?
33 = 1 :
俺は、しぶしぶと白い家へ向かった。
殺人犯「……失礼します」
中はずいぶん新しめに作られており、所々にバリアフリー的工夫がしてあった。
例えば玄関にはスロープがあるし、扉は横開きが殆どだった。
殺人犯「……結構いい家だな……。パソコンは流石に無いよな」
殺人犯「……10年、か」
殺人犯「……大変なことしちゃったんだな、俺」
後悔なんてしても、もう遅い。しかし、一時の衝動にかられ、そのまま行動してしまった愚かな俺にはもう後悔をするしかなかった。
???「誰?」
ふと後ろから声をかけられ驚く。
振り向くと、そこにはカーディガンを羽織った女の子が居た。年は、俺の少し下……18,19辺りだろうか
34 = 32 :
もうやめとけ
36 = 17 :
18はストライクゾーンから外れてると思ったら大間違いだ
37 = 1 :
女の子「貴方が、新しく来るっていうルームメイト?」
殺人犯「……は、はぁ。そうなります」
女の子「ここに来るって事は、貴方も何かしたのね」
殺人犯「……」
女の子「いいのよ、言わなくても。私も同じだから」
殺人犯「君も、サインをしてここに?」
女の子「サイン?ああ、あの分厚い本ね」
女の子「したわ。牢屋なんて嫌ですっていったら、なら新法案のモニターになってみるかって」
殺人犯「……そんな軽々しく?」
女の子「どっちみち長い間服役しなきゃいけなかったし。しかないのよ」
殺人犯「……」
38 :
そこは殺した子と同じ年齢だろ
つか10年後って28のBBAじゃねぇか
39 :
面白そう
というかこういう本設定ありそう
40 = 9 :
>>34
くぎゅうううううううううううううううう
41 = 1 :
殺人犯「かなり特殊な措置らしいね。銃で脅されるほどだった」
女の子「そりゃあ、ちょうどいい実験体だったんじゃないの?」
殺人犯「実験体?」
女の子「知らないのね。私たち、モルモットなのよ。ここで10年間過ごして、特殊な環境下で犯罪者どのように更正するかのデータとるっていってたわ」
殺人犯「……それは、うさんくさそうな話だな」
女の子「だって、現にこうなってるじゃない。テストがうまくいったら新法案として提出するらしいわよ」
殺人犯「君は、なんでそんなに詳しいの?」
女の子「私もう7ヶ月前からここにいるもの」
女の子「看守に質問はないかって聞かれたときに、聞くのよ。1つだけ答えてくれるわ」
42 :
>>38
遊戯王からきました
44 = 1 :
女の子「コツコツと調べた結果よ。2ヶ月に一度、看守が視察に来るの」
犯罪者「そういえば、そんなこと言ってたな」
女の子「食料を補充にくる警官。あれはダメね。下っぱは殆ど何も知らないみたいだし」
犯罪者「……なるほどね。あ、そういえば君、名前は?」
女の子「え?名前?」
犯罪者「10年も一緒に暮らすんだし、名前くらい知らないとお互い不便じゃないかな」
女の子「……名前。……名前は言いたくない」
犯罪者「えっ?」
女の子「……」
犯罪者「……そっか」
女の子「……あ、囚人番号は735番。735って読んで」
犯罪者「番号はちょっと……」
46 = 1 :
女の子「……うーん。……あ、じゃあ、ななさんごだからサンゴでいいわ」
殺人犯「は、はぁ?」
サンゴ「サンゴって読んでよ。貴方は?貴方の囚人番号教えて」
殺人犯「そんな電話番号見たいに言われても……895だったかな?」
サンゴ「はち、きゅー、ご、ねぇ……じゃあキュウゴキュウゴ……ユウゴなんてどう?」
殺人犯「は、はぁ?」
サンゴ「良いじゃない、素性を明かさず偽名で呼び会うのって、なんか犯罪者らしくない?」
殺人犯「……」
犯罪者、って言われた瞬間に現実に引き戻された気がした。
少し気が緩んでいたけど、俺は残酷で身勝手な殺人犯なんだ。
この生活を、楽しいと思ってはいけない。
47 = 17 :
両手が無いのにどうやってサインしたのか
48 :
>>1も刑務所に入った事あるの?
49 :
>>47
ワロタ
手ないのに2ヶ月に警察くるだけ
すげぇな
50 = 10 :
735ならナミコのほうがかわいい
みんなの評価 : ○
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