私的良スレ書庫
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元スレ少女「すみません・・・少し血をいただきたいんですけど・・・」

みんなの評価 : ○
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タッタッタッタッタ・・・
男(間に合うかな・・・ギリギリだな・・・・・・)
タッタッタッタ・・・
男「あっ!!」(しまった・・・・・・!土産忘れてきた!!今取りに戻ったら確実に間に合わないぞ・・・)
キィィィィィイイイイイイ!!!!
男(え?トラック?なんで?この時間はここ一通だぞ?また交通違反かよ)
ギィィィィィィィィ・・・
男(やべ・・・避けなきゃ・・・。あれ?なんで?体が・・・動かない・・・。景色が・・・ゆっくり・・・)
――朝目が覚めた時にそこに男くんがいて、私が「おはよう」っていうと「おはよう」って返してくれる。私はそれだけで十分幸せだよ
――おはようございます
男(なんだこれ・・・オレ、何を思い出して――)
ドンッ!
男(間に合うかな・・・ギリギリだな・・・・・・)
タッタッタッタ・・・
男「あっ!!」(しまった・・・・・・!土産忘れてきた!!今取りに戻ったら確実に間に合わないぞ・・・)
キィィィィィイイイイイイ!!!!
男(え?トラック?なんで?この時間はここ一通だぞ?また交通違反かよ)
ギィィィィィィィィ・・・
男(やべ・・・避けなきゃ・・・。あれ?なんで?体が・・・動かない・・・。景色が・・・ゆっくり・・・)
――朝目が覚めた時にそこに男くんがいて、私が「おはよう」っていうと「おはよう」って返してくれる。私はそれだけで十分幸せだよ
――おはようございます
男(なんだこれ・・・オレ、何を思い出して――)
ドンッ!
キィィィィィ・・・ガッシャァアァァン!!!
男「・・・・・・ってぇ~~・・・。いったい何が・・・」
男(トラックが突っ込んできて・・・ぶつかると思ったら・・・・・・背中押されて・・・・・・)
男「・・・・・・・・・!?少女っ!!」
少女「う・・・お・・・男さん・・・」
男「少女、お前なんで・・・」
少女「なんでだろ・・・・・・なんか・・・男さんが危ない・・・気がして・・・」
男「し・・・しっかりしろ!大丈夫だろ?不死身なんだもんな!?こんなことで死ぬはずないよな・・・・・・」
少女「はい・・・・・・当たり前じゃないですか・・・ずっと・・・ずっと一緒ですよ・・・・・・」
男「ああ、そうだよな。当たり前だ。ずっと一緒だ。ずっとずっと・・・永遠に・・・」
運転手「す・・・す・・す・・・すみません!!すみませんでしたぁ!!!」
少女「・・・男さん・・・・・・ありがと・・・・・・」
男「少女!!?少女ぉぉお!!!」
ありがとう、そう告げると少女の体は黒く変色し、まるで消し炭のように塵となって飛散してしまった
男「・・・・・・ってぇ~~・・・。いったい何が・・・」
男(トラックが突っ込んできて・・・ぶつかると思ったら・・・・・・背中押されて・・・・・・)
男「・・・・・・・・・!?少女っ!!」
少女「う・・・お・・・男さん・・・」
男「少女、お前なんで・・・」
少女「なんでだろ・・・・・・なんか・・・男さんが危ない・・・気がして・・・」
男「し・・・しっかりしろ!大丈夫だろ?不死身なんだもんな!?こんなことで死ぬはずないよな・・・・・・」
少女「はい・・・・・・当たり前じゃないですか・・・ずっと・・・ずっと一緒ですよ・・・・・・」
男「ああ、そうだよな。当たり前だ。ずっと一緒だ。ずっとずっと・・・永遠に・・・」
運転手「す・・・す・・す・・・すみません!!すみませんでしたぁ!!!」
少女「・・・男さん・・・・・・ありがと・・・・・・」
男「少女!!?少女ぉぉお!!!」
ありがとう、そう告げると少女の体は黒く変色し、まるで消し炭のように塵となって飛散してしまった
警察の事情聴取に対し、運転手はひたすら「女の子を轢いた。しかしその女の子は目の前で消えてしまった」と訴え続けた
今は精神病院に送られ精密検査を受けている
オレは少女についてはいっさい話さなかった
ただトラックが突っ込んできてそれを避けただけだと
警察はオレの言葉を疑うことなく、20分程度で解放された
会社には連絡をし、休ませてもらうことにした
ようやく出張から帰ったと思ったら、とんだ災難だったなと部長は笑った
オレは受話器越しにわざとらしい愛想笑いで返した
それから事故現場に戻り、二時間くらい辺りを調べ回った
どうしても少女が死んでしまったとは思えなかった
でもそんなことをしても結局、虚しさと絶望感がかえって膨らむだけだった・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
今は精神病院に送られ精密検査を受けている
オレは少女についてはいっさい話さなかった
ただトラックが突っ込んできてそれを避けただけだと
警察はオレの言葉を疑うことなく、20分程度で解放された
会社には連絡をし、休ませてもらうことにした
ようやく出張から帰ったと思ったら、とんだ災難だったなと部長は笑った
オレは受話器越しにわざとらしい愛想笑いで返した
それから事故現場に戻り、二時間くらい辺りを調べ回った
どうしても少女が死んでしまったとは思えなかった
でもそんなことをしても結局、虚しさと絶望感がかえって膨らむだけだった・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
――夕方
ガチャ・・・
し・・・ん・・・
男「・・・・・・」
ほんのわずかな期待を込めて、家の中に戻ったけれど少女の姿がそこにある筈もなかった
男「どうして・・・・・・どうしていつもオレじゃないんだ・・・・・・どうしていつも・・・・・・」
スタ・・・スタ・・・
リビングに入ってすぐ左手に件のタンスが置いてある
静かにたたずむタンスはまるで別次元への扉のように感じた
扉を開けば違う世界と繋がれる・・・
オレが失った物たちと・・・再び巡り合える・・・
そう・・・こんな風に扉を開けて・・・
ガチャ・・・・・・キィィ・・・
少女「すぴー・・・すぴー・・・」
男「うわぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!」
ガチャ・・・
し・・・ん・・・
男「・・・・・・」
ほんのわずかな期待を込めて、家の中に戻ったけれど少女の姿がそこにある筈もなかった
男「どうして・・・・・・どうしていつもオレじゃないんだ・・・・・・どうしていつも・・・・・・」
スタ・・・スタ・・・
リビングに入ってすぐ左手に件のタンスが置いてある
静かにたたずむタンスはまるで別次元への扉のように感じた
扉を開けば違う世界と繋がれる・・・
オレが失った物たちと・・・再び巡り合える・・・
そう・・・こんな風に扉を開けて・・・
ガチャ・・・・・・キィィ・・・
少女「すぴー・・・すぴー・・・」
男「うわぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!」
少女「え?なになになになに!!!やだやだやだやだ!!!こわいこわい!!」
男「な・・・なんで・・・なんで?なんで?どうして?」
少女「やだやだ!!やめてやめて!こわいこわいこわい!!」
男「あ・・・ちょ・・・ちょっと・・・」
少女「なになになに!!やだやだ!!こわいのやだ!!」
男「聞けよっ!」バシッ
少女「久々にいたいっ」
男「なんで・・・・・・なんで生きてるの?」
少女「え?何を言ってるんですか?」
男「いや・・・、だってお前、車に轢かれて・・・」
少女「あれくらいで死なないですよ。男さんだってそう言ってたじゃないですか」
男「そうだけど・・・」
少女「まぁ、曇ってたとは言え、あんな時間に外出たからかなりしんどかったですけどね」
男「な・・・なんで・・・なんで?なんで?どうして?」
少女「やだやだ!!やめてやめて!こわいこわいこわい!!」
男「あ・・・ちょ・・・ちょっと・・・」
少女「なになになに!!やだやだ!!こわいのやだ!!」
男「聞けよっ!」バシッ
少女「久々にいたいっ」
男「なんで・・・・・・なんで生きてるの?」
少女「え?何を言ってるんですか?」
男「いや・・・、だってお前、車に轢かれて・・・」
少女「あれくらいで死なないですよ。男さんだってそう言ってたじゃないですか」
男「そうだけど・・・」
少女「まぁ、曇ってたとは言え、あんな時間に外出たからかなりしんどかったですけどね」
男「でも・・・でもお前、消えたじゃん・・・。あれなんだったの?なんか黒くなって・・・」
少女「え・・・・・・?あぁ、なんか人が来て騒ぎになりそうだったから身を隠したんです。吸血鬼はああやって霧のように消えることが出来るんですよ。というか、人の目にそう映るってだけですけど」
男「じゃ・・・じゃあ、死んでなかったの?」
少女「当たり前じゃないですか!こう見えても私、不死身の吸血鬼ですよ」
男「・・・・・・・・・じゃ・・・じゃあ、なんでそんなとこに隠れたりして・・・」
少女「え?・・・あ・・・・・・・ちちち・・・違いますよ!私は別に、いつも男さんがいない間、こうやってタンスの中で男さんの匂いに包まれてなんか・・・男さん?」
男「・・・よかった・・・本当に・・・」ぐすっ・・・
少女「男さん・・・」ガシッ・・・
男「・・・・・・」ギュゥゥ・・・
少女「大丈夫、私はどこへも行きませんよ・・・」
男「うん・・・」
少女「永久に一緒ですよ。覚悟してください。吸血鬼の生涯は長いですよ。退屈しないでくださいね」
男「お前といたら永久に退屈できないよ」
<おしまい>
少女「え・・・・・・?あぁ、なんか人が来て騒ぎになりそうだったから身を隠したんです。吸血鬼はああやって霧のように消えることが出来るんですよ。というか、人の目にそう映るってだけですけど」
男「じゃ・・・じゃあ、死んでなかったの?」
少女「当たり前じゃないですか!こう見えても私、不死身の吸血鬼ですよ」
男「・・・・・・・・・じゃ・・・じゃあ、なんでそんなとこに隠れたりして・・・」
少女「え?・・・あ・・・・・・・ちちち・・・違いますよ!私は別に、いつも男さんがいない間、こうやってタンスの中で男さんの匂いに包まれてなんか・・・男さん?」
男「・・・よかった・・・本当に・・・」ぐすっ・・・
少女「男さん・・・」ガシッ・・・
男「・・・・・・」ギュゥゥ・・・
少女「大丈夫、私はどこへも行きませんよ・・・」
男「うん・・・」
少女「永久に一緒ですよ。覚悟してください。吸血鬼の生涯は長いですよ。退屈しないでくださいね」
男「お前といたら永久に退屈できないよ」
<おしまい>
>>323
2回もさる喰らったので最後は携帯と交互に貼ってました
いやぁ、本当にこんなに時間かかって申し訳ない・・・
まさか2回もさる喰らうとは思わなかったわ
最初に見てくれてた人とかまだいるんだろうか
支援本当に助かりました
どうもありがとう
2回もさる喰らったので最後は携帯と交互に貼ってました
いやぁ、本当にこんなに時間かかって申し訳ない・・・
まさか2回もさる喰らうとは思わなかったわ
最初に見てくれてた人とかまだいるんだろうか
支援本当に助かりました
どうもありがとう
いや、まじ泣いちゃったんだけど・・・・・おっさんになると涙腺緩むのかな・・・・
最近失恋しちゃったばかりだからかな・・・・・・
最近失恋しちゃったばかりだからかな・・・・・・
>>306
JIMに感謝しながら寝ろ
JIMに感謝しながら寝ろ
>>328
実は以前兄妹SS書いてて日常パートから一気にエロパートにしたら総スカンくらったんだが?
実は以前兄妹SS書いてて日常パートから一気にエロパートにしたら総スカンくらったんだが?
>>341
わかったエロパートじゃなくていいから続きはよ
わかったエロパートじゃなくていいから続きはよ
あっ、よかったハッピーエンドか
あとエロ展開にしなかったのはナイス判断
せっかくほのぼのゆるゆる日常楽しんでたのに
いきなりエロ展開になると読むの萎えちゃうし(というかこういうSSでエロはいらんよな)
とてもよかった!乙
あとエロ展開にしなかったのはナイス判断
せっかくほのぼのゆるゆる日常楽しんでたのに
いきなりエロ展開になると読むの萎えちゃうし(というかこういうSSでエロはいらんよな)
とてもよかった!乙
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