元スレ千棘「私、一条くんと親友になったのーっ!」クロード「!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
401 :
なんだこれ
ジャンプだなうん
402 = 54 :
そのうちビーハイブ初代から受け継がれてきた指輪の争奪戦が始まったりするんですねわかります
403 = 1 :
鶫「……いいでしょう。私の、負けです」
千棘「よかった。素直に負けを認めてくれて。私だってあんたを殺したくなんかないもん」
鶫「ですが一つだけ、教えてください。一体なにが、起きたのですか?」
千棘「……別に、簡単な話よ」
千棘「あんたが私に向かって、ものすっごいスピードで飛びかかってきたから、慌てて避けて、そこに落ちてた、あんたの銃を拾って――」
千棘「私が元いた場所であたふたしてるあんたを、思いっきり蹴飛ばして、仰向けに倒して、銃を突きつけた。そして、今に至る」
鶫「……なんですか、それ。私の動きを見切った上で、さらに私よりも速く、動いたと?」
鶫「ありえない。そんなの、人間業じゃないです」
千棘「……失礼ね。ちゃんと人間よ」
404 = 41 :
本当の悪党は楽だろ
405 = 9 :
倦怠期のスパイス的な急展開バトルと思いきや
それなりに練ってあってわろた
406 = 1 :
千棘「あんたの動きを見切れたのは、あんたが私をずっと見てきたように、私もあんたをずっと見てきたから、よ」
鶫「……。『黒虎』時代の、私もですか?」
千棘「うん。あんた昔よく、私が見てる前で、自信満々にそのスピードを披露してくれたじゃない」
鶫「そ、そうでしたっけ……」
千棘「そうよ。見飽きたぐらいだわ……。まあ、あの頃から全然衰えてなかったから、ビックリしたけどね」
鶫「……では、その全盛期に近い『黒虎』よりも速く動けたのは、なぜですか?」
鶫「私はあなたのことをずっと見てきた……。でも、そのような化け物じみたスピードは、動きは、見たことがない」
千棘「……あんた昔、私が動きまわってる姿を見て、『運動神経が良いなぁ』って、思ってたんですって?」
千棘「じゃあその時、私の方は……。動きまわりながら、なにを考えてたか……。教えてあげようか」
鶫「……? お嬢が、なにを考えてたか……?」
千棘「『この髪、長くて重くてうっとうしくて、すっごく動きづらい』って……。ずっとそう、考えてたわ」
407 = 48 :
ロックリーかよ
408 :
俺の涙を返せ
410 = 1 :
鶫「か、髪を、短くしたから、ですか!? それだけで、あんなに速く……!?」
千棘「まっ。他にも背負ってるものだとか、環境だとか、いろいろとあの頃とは違うじゃない?」
千棘「そういう色々なものが積み重なっての、あの速さよ。おわかり?」
鶫「そんな適当なっ! お、お嬢っ! もう既に髪の短い私は、どうすればこれ以上速く動けるように……」
千棘「知らないわよ。坊主にでもすれば?」
鶫「ええっ!」ガーン
千棘「さっさと私たちも行くわよ。小咲ちゃん、どうか無事で……」グイッ
鶫「お、お嬢、私も行くのですか!? 私は一体どんな顔して、彼らの前に――」
千棘「あんたはまず、傷を負わせた二人に、土下座して詫びなさい」
鶫「は、はいぃ……」
411 = 101 :
あの髪の密度どうなってんだ?
412 = 54 :
つまりロングの頃の千棘って体重100kgくらいあったんじゃね
413 = 384 :
修行用のおもりかよ
414 :
原作は一年以上前から連載されてるのにアニメ始まってからSS書くやつってなんなの?
415 = 182 :
やっぱりロックリーか…
416 = 105 :
散髪が伏線とかワロタ
417 = 321 :
>>414
アニメから入って何が悪い
知名度もあがるとわかってくれる人が増えて書きやすいんだろう
418 = 381 :
髪留めが重りになってたんだな
419 = 89 :
>>412
立派なゴリラだな
420 = 182 :
ママからもらった大切なリボンやん
421 = 1 :
鶫(お嬢、あなたはクロード様の言ってた通り、変わっておられた……)
鶫(……正直、最初はショックでした。同時にお嬢をこんな風にした、一条 楽に、激しい憎悪を覚えました)
鶫(でもなぜかお嬢は……。前よりもずっとよく笑うようになったし、なにより、幸せそうだ)
鶫(……これでいいんですね? お嬢。未来なんて誰にも分からないのだから……。そんなものに、怯えるくらいなら――)
鶫(今を……。幸せな今を、精一杯楽しもうって……。そうお考えなんですよね? お嬢は)
鶫(ならばつぐみはもう、なにも言いません。出過ぎた真似をいたしましたことを、深く、反省します)
鶫(変わってしまったお嬢も、素敵ですよ。とても可愛らしくて、女の子らしくなって……)
鶫(……でもやっぱり、寂しいと思う気持ちも、つぐみにはあるのです)
鶫(だって私は以前のお嬢に、憧れを抱いていたのですから。私なんかと比べて、可愛らしくて、女の子らしくって、その上強かった、以前のお嬢に……)
鶫(ボディガードが護衛対象に憧れを抱くのも、おかしな話ですかね……)
422 = 389 :
顔真っ赤で白目剥いて超スピードで動き回るゴリラとか怖すぎる
423 = 9 :
えええ
424 = 105 :
マミーの霊圧が…消えた…?
425 = 1 :
鶫(だから今日、少しだけ、以前のお嬢が戻ってきてくれて、嬉しかったです)
鶫(そして、楽しかった……。お嬢との初めての戦闘が、楽しくて、しかたがなかった)
鶫(いずれ、もう一度――などとは勿論、言いません。だって、もう――)
鶫(――あちらのお嬢がまた戻ってくることは、ないのでしょうから)
鶫(戦いは終わり……。町には平和が訪れたのですから。もうお嬢が戦うことも、ないのですから)
鶫(――って、この言い方だとまるで、お嬢が抗争に参加してたみたいになっちゃってますが……)
鶫(でも少なくとも、今日みたいなことがお嬢の周りで起きることは、もうないでしょうから)
鶫(もし、今回のようなことが、今度は他の誰かの手によって、起こるようなことがあれば――)
鶫(私、鶫 誠士朗が、必ずやお嬢を、そしてお嬢の大切なお友達を、守ってみせます)
鶫(それをどうか、今日私が犯してしまった罪の、償いとさせてください――)
426 :
楽は不幸になるべきだよなぁ
427 = 15 :
え・・・?
楽死なないの?
428 = 159 :
楽驚異の回復力
429 = 1 :
――
ビーハイブ医療施設
楽「許すわけないだろ」
鶫「……ごめんなさい」ドゲザ
楽「なにが、償いだ。お前に守られたくなんかない。そんなことで償いになるだなんて、思ってんじゃねえ」
鶫「では、私は、どうすれば……」
楽「二度と俺たちの前に姿を現すな。俺たちに関わるな。それがお前にできる、償いだ」
鶫「……はい。本当に、申し訳ありませんでした……」
鶫「小野寺様の無事を、祈っております」
楽「どの口が、そんなこと……」
千棘(……)
430 = 9 :
胸糞が舞い戻って
431 = 48 :
らくず
432 = 41 :
楽を撃ち殺せ
433 = 384 :
でも楽のこの反応は正しくね?
434 = 72 :
まぁ謝って住む問題じゃないな
でも原作楽ならきっと
435 = 138 :
うわ楽死ねばよかったのに
436 = 54 :
お嬢は集英組によって人外にされた楽を倒すために厳しい修行を重ねてきたんだよ
それなら楽の驚異的回復力にもゴリラの素早さとパワーにも楽が屑なのにも全て説明がつく
437 = 1 :
鶫「ところで一条様の、お怪我の方は……」
楽「俺は治療してもらったからまあ、大丈夫だ。こうしてベッドで安静にしてれば、な」
鶫「私は、なんてひどいことを……」
楽「……お前さ、そういえば――」
千棘「一条くんっ!」
楽「……桐崎」
千棘「ごめん、鶫……。外して、くれるかな」
鶫「……はい。それでは」
千棘「一条くん、あの……」
楽「……」
438 = 1 :
千棘「あ、の、私……」
楽「……」
千棘「ごめん、なさい。本当に……」
楽「……」
千棘「小咲ちゃんが、一条くんが、こ、んなことに、なったのは……」
千棘「わ、私の、せいで……。クロードやつぐみは、私の、ために……」
千棘「私の、せいな、の、私のせいで、一条くんは、こんなに、酷い怪我を……」
千棘「こ、さきちゃん、死んじゃう、かも……。ごめん、ごめんね……」
千棘「ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!」
千棘「……私のこと、また嫌いになったよね……?」
楽「……」
439 = 249 :
>>420
伝わるかわからんが安中さん風やろ
440 = 414 :
>>417
悪い悪い
もう最悪
母ちゃんの作った弁当を床にぶちまける程の悪事
441 = 278 :
ごめん、寝てて聞いてなかった
442 = 168 :
楽のこの反応は正しいだろ
打たれて許す奴いるかよ
443 :
楽の真の計画とか…
444 = 1 :
千棘「いち、じょうくん。私も、もう、あなたたちと、関わらない方が、いいのかなぁ」
楽「……」
千棘「ごめんねっ……。嫌いに、なったよね……? 私、もう、あなたと、関わらないからぁ」
千棘「かかわらないから……。で、でもやっぱり、き、きらいには、なら、ないで……」
楽「……桐崎」
千棘「も、もう、きらわれたく、ないよぉ。いちじょうくんや、こさきちゃんから、きらわれたく、ない……」
千棘「ごめんなさいっ! あやまるから、だから、きらいに、ならないで……」
楽「……だから、前に言っただろ? 俺はお前のことが好きなんだって」
千棘「でも、きらいに、なった、でしょ……?」
楽「なってねえよ。今もお前のこと、好きだよ」
千棘「……ほんと?」
445 = 1 :
楽「それに、お前のせいじゃない。むしろ、クロードや鶫が動いたのは、俺が原因だろ」
千棘「一条くんは、なにもわるくな――」
楽「ごめん、本当に。俺のせいで、こんなことに……」
千棘「……」グスッ
楽「ごめん、ごめんな……。また、お前を泣かしちまった」
千棘「う、ううん。私が勝手に泣いただけだもん。へへ……」
千棘「……でも、嬉しいな。一条くんが今も私のこと、好きって言ってくれて……」
楽「……お前は俺のこと、どう思ってる?」
千棘「えへへ、もちろん、好きだよ」
楽「違う、そうじゃない」
千棘「……え?」
447 = 41 :
え
448 = 1 :
楽「俺のこと、本当は……。その、別の意味で、好き、だったんだろ?」
千棘「……っ!?」
楽「そう、例えば、俺が小咲のことを、好きなように……」
千棘「な、な、そ、そんな、こと……」カァァァ
楽「……でもお前はあの時、そのつもりで俺に、好きって言ってたんだろ?」
楽「ごめん。俺、鈍感だからさ……。あれ、『友達』としての好きだって、思ってたんだ」
楽「でも、違ってたんだな。本当は、本当は――」
千棘「う、ううぅ……」
千棘(な、なんで今更、一条くん、そんなこと言うの……)
千棘(胸の奥にしまってたのに……。一生しまっておこうって、思ってたのに……)
千棘(これじゃ、こんなんじゃ、私、ダメだよぉ……)
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