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    元スレ千棘「私、一条くんと親友になったのーっ!」クロード「!?」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 :
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    601 :

    と思ったらSS速報落ちてるっぽいですね。やっぱりこのスレでいけるとこまでいきます

    603 = 601 :

               
    ――――――――
    ――――――
    ――――
    ――

    千棘「おっはよー! 楽くんっ!」

    「なんだよ千棘。今日は一段とテンション高いな」

    千棘「あったりまえだよぉ! だって今日という日を私は、ずっと心待ちにしてたんだよっ!?」

    「……ああ。まあ、俺もだ」

    千棘「そのわりには、楽くん、テンション低くない?」

    「そんなことねえけど。まあ俺は既に一回、会ってるし」

    「よう。桐崎さんと、今日という日が楽しみすぎて二日寝てない一条くん」 

    「う、うるせえ! 言うなっ!」

    るり「まあ、楽しみだったのは、みんな一緒ってことね」

    「おい、今日ってさ……」「あいつらが騒いでるってことは、そうだよな?」

    「はは。みんなソワソワしてる。ったく落ち着きがねえ……」ガタンガタン

    「お前が言うな」

    605 :

    今そくほうは女の子の日か続いてるからな
    明日どうなるかわからんが

    606 = 601 :

          
    ガラッ

    「「!!」」





    小咲「……」

    小咲「みんな……。えっと、ただいま?」



    「……お――」

    るり「おかえりっ! こさきぃ!」ダッ

    千棘「おかえりぃっ! こさきちゃぁん!」ダッ

    「あれっ!? お前らが先行くの!?」

    607 = 601 :

                                 
    「うおおおおおっ! 小野寺が、戻ってきたぞぉ!」「やったぁあ!!」

    「イヤッホーゥ!! 宴だお前らぁ!」「踊れ踊れぇ!!」

    小咲「あ、あはは、みんな、大げさだよ」

    ダキッ

    小咲「あっ……」

    るり「大げさなんかじゃないっ! あんた、死にかけてたのよっ!?」

    千棘「そうだよっ! で、でもよかったぁ……! やっと退院、できたんだね……!」

    小咲「あはは……。ごめんね、心配かけて」

    るり「ばかぁ! もう、放さないんだから!!」

    千棘「私だって! 小咲ちゃん! 小咲ちゃぁん!」

    ギュウウ

    小咲「あはは。く、くるしい……」

    608 :

    ID変わったのね

    609 = 601 :

            
    ワイワイ ガヤガヤ

    「……えっと」

    「おかえりぃっ! こさきちゃぁん!」ダッ

    「お前が抱きついて良いわけないだろ」ガシッ

    「ちぇっ……。そう言うお前は寂しそうですなぁ、楽くん?」

    「別に……。ていうか俺は退院する時に一回、会ってんの。でもみんなは小咲と会うの、久しぶりなわけだろ?」

    「だからここはみんなに譲るさ……。みんなだって、小咲が帰ってきて、嬉しいんだから――」

    小咲「楽くんっ!」

    「!?」ビクッ

    小咲「楽くん、ただいまっ!」

    「あ、あれ……? みんなは――」


    るり「まあ一番良いところは、一条くんに譲るわ」

    千棘「恋人、だもんねっ!」

    「ひゅーひゅー! なんか言ってやれぇ一条ぉ!」「感動の再会だぞー!」

    610 = 601 :

           
    「あ、あいつら、ったく……」

    小咲「楽、くん。あの……心配かけちゃって、ごめんね」

    「えっ。あ、ああ。別に、そんな……」

    小咲「……が、学校で会うのは、久しぶり、だよね。あはは」

    「そう、だな。だからかな。なんか今、俺、ちょっと緊張して……」

    小咲「わ、私も。あはは。あっ、そういえば今日、お弁当作ってこれなかったの……」

    「い、いいよそんな。病み上がりなんだから……。またそのうち、食べさせてくれれば」

    小咲「う、うん。まずは料理の勘を、取り戻さなきゃ……。あっ、ま、また美味しくないお弁当になっちゃったら、ごめんね」

    「別に小咲の作った物なら、何でも食べるよ俺は……。あ、あはは」

    小咲「あはは……」


    るり「……なんかガッチガチじゃない? あの二人」

    「ああ……。しばらく会わなかったせいか、付き合い始めの頃に戻ってるような……」

    611 = 601 :

          
    「ここはいっちょ、俺がほぐしてやるか」

    るり「あんたまた、余計なことを……」

    「いいからいいからっ」


    「あ、あのさぁえっと、入院中って、暇だったろ? なにして時間潰してたんだ?」

    小咲「え、えっと、なんだろ、楽くんのこと、考えたりとかやだわたしなにいってんだろ」カァアァ

    「あ、あの、えっと、な、なんかないかな。いや、話したいことは、山ほどあるんだけど、どれにしようか――」

    「じゃあお兄さん。初チュウの話とか、いかがっすか?」

    「よ、よしきた。そ、そう、俺たちの初チュウは、とある廃墟で――」

    「って言えるかばかぁ!!」

    小咲「……」カァァァ

    「あは、はっははは!」

    るり「もっと固めてどうすんのよ……」

    612 :

    なんだかんだいってハッピーエンドなんやろか

    613 :

    やっと追いついた
    楽がどクズ過ぎてワロタ
    俺の千棘ちゃんをこんなにしたクズへの制裁はまだですか??

    614 = 605 :

    サル避ける人々

    615 :

    しえーん

    616 :

    なんか楽がキチガイみたいに言われてるが普通だろこのくらい

    617 = 601 :

                  
    「じょ、冗談だよ、冗談」

    「ったく、こんな教室のど真ん中で、できるかっての、そんな話」

    小咲「で、でも、るりちゃんと舞子くんには、報告、しようって」

    「い、いや、別に今じゃなくても、いいだろ?」

    小咲「そ、そうだね、あはは……」

    るり「……? なに言ってのよ、あんたら?」

    小咲「えっ?」

    「はは。しかし冗談で言ったものの、この調子じゃ二人の初チュウなんか、いつになることやら……。なあ、楽よ」

    「は、はぁ? だから、チュウ自体はもう、したっての」

    「はは、またまたー……、えっ?」

    「ま、マジ?」

    「ああ、まあ……」

    619 = 612 :

    楽が基地外とかクズ過ぎとかもっと痛い目みろとか言われてる理由がそこまでわからんわ
    確かに血棘シカトは酷かったかもしれないけど血棘本人もなかなかの酷さだったりおあいこだろ

    620 = 601 :

         
    「えぇえええええぇえええっ!?」

    るり「う、うそぉ!? うそでしょっ!?」

    「あ? 今あいつら、チュウしたっつったか?」

    「はは、いやまさか……。あの二人にはまだ、早いだろ」

    千棘「あれ、知らなかったの? 一条くん、話してなかったんだ」

    「なんで桐崎さんは知ってるのっ!?」

    「ていうかあの日のことはほとんど、ひた隠しにしてきたからな……」

    小咲「そ、そうなんだ。それにしてもみんな、驚きすぎじゃあ……」

    「う、うそだーっ!! 本当にしたのかぁ!!」

    「くっそー! やりやがった、一条のヤツぅ!!」

    「お前らな……」

    621 :

    血遂げってまだ一条君呼びしてんだっけ

    622 = 608 :

    楽くんじゃねえのか

    623 :

    今日は寝なきゃ……
    朝まで保守頼む

    624 = 601 :

         
    「く、詳しく教えろっ! どんな、どんな感じだった!?」

    「だ、だからそれはまた今度……」

    るり「小咲……。ついに……。ついに……やったのね……」ウルウル

    小咲「る、るりちゃんが泣くなんて……」

    「桐崎さん、教えてくれよ! 知ってるんだろ!?」

    「ていうかなんで桐崎さんにだけ話してんだよ、一条のヤツ!」

    千棘「えっ。ていうか私、その場にいたし……」

    「「ど、どういうこと!?」」

    「話をややこしくするなぁっ!!」

    ワイワイ ガヤガヤ

    625 = 612 :

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    626 = 601 :

    ――
                    
    放課後

    「……すげーじゃん。そんな状況で、キスなんて……」

    るり「まるで、映画じゃない……」

    「け、結局全部話すことになるとは……」カァァァ

    小咲「ま、まあ他のみんなはもう、帰っちゃったから……」カァァァ

    千棘「……」カァァァ

    「なんでお前まで赤くなってるんだ」

    るり「ていうかそれでよく生きてたわね、小咲……。あんた展開の流れ的に、完全に死ぬとこだったじゃない」

    小咲「て、展開の流れってなに!?」

    「たしかに。いや、生きてて本当によかったけど、もし映画とかドラマだったら、絶対死んでたぜ?」

    るり「そうね。もしかして二人してそれらしい台詞とかも言ってたり?」

    小咲「え、お、覚えてないなぁ」ドキッ

    「……」

    627 :

    もう安心して読めそうだな

    628 = 601 :

                           
    小咲「で、でも私も、あの時は、ああ、死んじゃうんだなぁって、思ったよ……」

    るり「……そうよね、ごめん。思い出させちゃって。本当に、危ないところだったんだもんね……」

    千棘「小咲ちゃんが無事で、よかった……。私もあの時は、もうダメかと……」

    小咲「るりちゃん……。千棘ちゃん……」

    「そうだな……。小野寺が助かって、戻ってきてくれて、よかった。だよな、楽」

    「ああ……。なんていうか、確かにあの時小咲が死んじまってたら、『映画』や『ドラマ』みたいだったんだろうけど――」

    「――でも、人は誰もが劇的に死ねるわけじゃない。何でもないことで死ぬこともあれば、ここぞって時に死ねないこともある」

    「ここは、『現実』なんだから。『映画』でも『ドラマ』でも『小説』でも『アニメ』でも『ゲーム』でも、ましてや――」

    「――『漫画』の世界でも、ないんだから。そんな都合よく、人は死ねないってことだな」

    「……!」

    629 :

    こりよりニセコイ原作の楽のがあれだぞ
    ナルコプレシーだし

    630 :

    >>619
    千棘厨が叩いてんだろ

    631 = 612 :

    やっぱまだあるのか

    632 :

    何スレいってもいいから応援してるぞ

    633 = 613 :

    飴とムチを巧みに使い分けて計画的に自分の都合のいい性格に矯正するとかどう考えてもクズだろ
    そのまま無視し続けるよりも酷い

    635 = 601 :

                        
    「で、もういいか? そろそろ、帰ろうぜ」

    「……そうだな。初チュウ話も聞けたことだし」

    千棘「今日は五人で帰れるね。ふふっ。小咲ちゃん、手、つなごうよー」

    「はっ、千棘よぉ。いくら女同士といえど、小咲が俺以外と手なんか」

    小咲「千棘ちゃんの手、あったかいねっ」

    「もうつないでる!」

    「ん? こっちの手は俺が握っていいの?」

    「『ん?』じゃねえボケ!」ガスッ!

    「うげっ!」

    るり「……」バキッ!

    「うげげっ! コンボ!?」

    636 = 627 :

    でも結果的にハピエンだし前より仲良くなったからいいじゃん
    前の血遂げドクズだったしな

    637 = 601 :

                
    小咲「じゃあかえろっか」

    「あ、あの、小咲。ちょっと……」

    小咲「えっ?」

    るり「……」

    るり「小咲、また忘れ物ー? しょうがないわね。私たち、先に行ってるからね」

    小咲「え、あ、うん」

    「るりちゃん結構、無理やりだね……」

    るり「うっさい」

    千棘「あっ、私、待ってようか?」

    るり「いいから行くわよド天然」パコォン

    千棘「あいたー!?」

    小咲(千棘ちゃんの扱いが、私みたいになってきてる……)

    638 :

    トゥルーが気になる

    639 = 612 :

    >>633
    血棘がクズすぎたわけだし結果的に良くなってるじゃん
    クズをクズとして放置しとけば聖人か

    640 = 601 :

           
    ――

    小咲「それで、どうしたの? 楽くん」

    「いや、今更なんだけど……。朝、言い忘れてたことがあって」

    小咲「なに、かな」

    「……おかえり、小咲」

    小咲「……ふふっ。ただいまっ。楽くん」

    「……本当にさ、お前……。よかったなぁ。無事に、退院できて」

    小咲「うん……」

    「俺、あの時、小咲が死ぬって……、思って、そんで、ものすごく、悲しくなって……」

    「怖くて、震えが止まらなくて……。明日から、どうやって生きていこうって……」

    「小咲がいない世界を、どうやって生きていこうって……考えたら、涙があふれてきて……」

    小咲「でも、私はここに、ちゃんといるよ? ちゃんと、戻ってきたよ?」

    「ああ、そうだな……。戻ってきてくれて、ありがとう」

    「……生きててくれて、ありがとう……」

    641 :

    まぁ実際チトゲ一家がこなけりゃ
    楽は小野寺と普通にくっついてたはずだし
    このストーリーの方がしっくりくるよな
    だからさっさと漫画完結させてダブルアーツの続き書いてくれこみさん

    642 = 618 :

    ここからBADENDにするんでしょ?

    643 = 601 :

           
    小咲「……私も、死んじゃうかと思った。もう二度と楽くんと、会えなくなるんじゃないかって」

    小咲「でもこうしてまた学校で、楽くんと会えて……。明日も学校に来れば、楽くんがいて……」

    小咲「当たり前のことなのに、すっごく、幸せだなぁって……。思うの。生きてることが、すごく幸せ」

    「はは……。俺も、幸せだよ……」

    小咲「……本当に生きてるよね? 私」

    「えっ……?」

    小咲「もしかして、実は幽霊だったり?」

    「なんだそりゃ……。そんなわけないじゃん」

    小咲「確かめて、ほしいな」

    「……えっと」

    小咲「……」

    小咲「う、うわぁあ……」カァァァ

    645 :

    楽を肯定してる奴は流石としかいえない

    646 :

    このぐらい基地外な方が面白い

    647 = 601 :

          
    ギュッ

    「こ、こう……?」

    小咲「あ、ありがとう……。ご、ごめんね。私、普通に言えば、いいのに……」

    「ああ……。あったかい。こんなあったかい幽霊、いるわけないよ」

    小咲「うん……」

    「……」

    小咲「……」

    「あ、あの――」

    小咲「あのっ!」

    「はいっ!?」

    小咲「あの時は最後だなんて、言っちゃったけど……」

    「え……?」

    小咲「も、もういっかい、して、ほしいなぁ……。なんて……」

    「……ぷっ」

    649 = 601 :

         
    小咲「ちょっ、わ、笑わないでよぉ……」

    「くくっ。だ、だから言ったろ? 『またいつかすることもある』ってよ」

    小咲「……うんっ!」

    「あれが最後なわけないだろ? ほら、だってまたこうして……」

    小咲「うんっ……! うんっ……!」

    「……また、こうして」ドクン ドクン

    小咲「うん……っ」ドクン ドクン




    「ん……っ」

    小咲「……んっ」

    チュゥ

    650 :

    Anotherなら文句なく死んでただろうに


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