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元スレ塞「えっ、シロ大樹になっちゃったの?」

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101 :

猿らしいので支援しとく

102 :

>>99
シズじゃなくてサルだから……

103 = 102 :

もいっこ支援

106 :

終わりなら終わりと言え

109 = 48 :

豊音「次は塞が親だねー」

「う、うん…」

(塞げないなら、普通にしっかり打とう…!)

(トヨネもエイスリンも昔よりちょっと早いんだと思って警戒しとけば…)

「…」ツモ

(よしテンパイ!ほんとはリーチかけたいとこだけど…)

(でも、わたしだってやられっぱなしじゃ…!)ステ

胡桃「ロン」

「!?」

胡桃「12000」

「うわ…高いし」

胡桃「伊達に先生に鍛えられてないからね!」

「わ…わたしだってネト麻で鍛えてるし!」

胡桃「ふーん?」

「ま、まあ見てなよ、ここからゴロッと逆転しちゃうからさ!」

110 = 48 :

――ゆうがた

「勝てないー…」グデーン

エイスリン「…!」カキカキ…バッ!

「えっと…?」

エイスリン「ドンマイ!」ニコッ

「あ、うん…」

豊音「あははっ、ちょっと休憩にしよっかー」

「だね、疲れたわ…」

「みんな、いっつもマージャン打ってるの?」

豊音「うんっ、休みの日はだいたい打ってるかなー」

「はあー道理で強いはずだわ…」

「よっ、こいしょ んっ、ずっと座ってたから体バキバキだわ」

エイスリン「サエ、センセイミタイ!」フフッ

「えっ、そんな、ひどっ…!」

胡桃「……塞」

111 = 99 :

よみほ

112 = 48 :

「なっ、なに!? わたし、そんなおばあちゃんじゃ…!」

胡桃「ううん、そうじゃなくて…」

「…? なに?」

胡桃「……シロ」

「!」

胡桃「起きるなら、そろそろだよ」

「……」

「…そっか」

胡桃「…行かないの?」

「…ん、っと……」

胡桃「…わたしは、行ったほうがいいと思う」

「…」

胡桃「望むかたちじゃなくても……それでも、シロに会えるかもしれないんだから…」

胡桃「行ったほうが、いいと思う」

「胡桃…」

113 = 48 :

豊音「そうだよ、塞っ」

「…トヨネ」

豊音「シロだって、きっと塞に会いたいよっ!」

「…うん」

エイスリン「…」カキカキカキ…

エイスリン「!!」バッ!

「エイスリン…」

エイスリン「…」コクン、コクン

「そう、そうだよね…うんっ」

胡桃「塞」

「…」

胡桃「行って」

「…りょーかいっ!」

胡桃「…」…ニッ

「行ってくる!」

115 = 107 :

シズ避け

116 = 48 :

――大樹

「……」…ゴクッ

「…しっ、しっ……」

(…なに緊張してるんだろ……シャキッとしなきゃ!)パン、パン

「…シロっ!起きてる!?」

……

「ねえ、そこにいるの、シロっ!?」

……

「あっ、会いに来たよっ、シロっ!」

……

「ほんとは……ほんとはずっと、会いたかったの…!会いに来たかったの!」

「怖かったけど、わたし、わたしちゃんと会えるのかなって、怖かったけど、それでもやっぱり会いたかったの!」

「ねえ、いるなら出てきてよっ、シロっ!」

「シロっ!!」

…………

119 = 48 :

「……」

……

「…シロ」

……

「…」

「…はあ」

「やっぱ、ダメか」

……

「そうだよね、5年も帰らなかったんだもんね」

「つごう、よすぎるよね…」

「……なんか疲れちゃった……シロ、ちょっとよっかからせてよ」…スワリ

(…なんかここ、すっぽりハマって座り心地いいや)

「充電…ってかんじはしないけどさ」

…………さえ…?

「ひゃいっ!?」

120 = 48 :

「し、シロっ!?」

……

「いま、えっ、しっ……」

……

「……シロ、なの…?」

………うん…

「……」

………塞…?

「あ……ご、ごめん、こっ…ことばが出てこなくって…」

……

「い、いま起きたの…?」

………うん…

「え、えっと……わたし、いまこっち、来ててさ…」

「あっ…て言っても、明日には帰っちゃうんだけどね…?」

………うん…

121 = 48 :

「か、かえるってのは、東京で……電車と、新幹線で……」

………うん…

「あっ、あのっ……だから、その…」

………塞…

「ご、ごめんっ、わたし、動揺しちゃって、その…」…カアァ

…………

「えっと……えっとね…」

……胡桃から…聞いてた……

「…へ?」

………塞のこと…いろいろ…

「……」

「…そっか」

………今朝も…

「…えっ?」

……早く起きないと塞が帰っちゃうって…怒られた……

122 = 114 :

さるよけ

123 = 48 :

「え、えっと……あれ?」

………?

「それ、なんかおかしくない…?」

…………朝じゃなくて、お昼だったかも…

「い、いやっ、そんなんじゃなくてさ!」

…………

「だって、シロさっき起きたって……」

「なのに今朝って…?」

………ああ…

……ちょっと分かりにくいと思うけど…

「うん?」

……意識は…起きてるときだけだけど……記憶はずっと…開かれてる……

「えっと…」

………わかった…?

「…わかってないかも」

125 = 48 :

「ご、ごめん、もうちょっと分かりやすくお願い…」

………うん…

「…」

……いま、塞と話してるのはわたしで……わたしの意識があるのは…起きてるときだけ……

「うん」

……でも、記憶は…樹の記憶だから……わたしが寝てても…ずっとある……

「……」

「…なんか、それって」

………うん……樹とわたしは…一体だけど……別々なかんじ……

「じゃ、じゃあさ!」

………?

「感覚は!?」

「いまわたしが、樹に寄りかかって座ってるって感覚は……あるの?」

…………

……座ってるって知ることはできるけど……感覚は、ない……

127 :

宮守は誰が誰に告白してもグループが崩壊しちゃいそう
塞→トシさんなら平気かな

128 = 48 :

「……」

「…そっか」

………ごめん…

「…謝んないでよ」

…………

「そりゃあ、さみしくないって言ったら嘘になっちゃうけどさ」

「…でも、こうやって話せるのは、やっぱり嬉しいんだから」

…………

「ほんとに…すごく嬉しいんだよ、シロ」

………うん…

「…ねえ、シロ?」

……なに…?

「わたし、東京でもちゃんとやってるよ」

…………

「シロがいなくても、ちゃんと、やれてるよ」

129 = 48 :

「変かな…いちばん最初に話すのがこんなことで」

…………

「でも…これだけは言おうって決めて、来たんだ」

………うん…

「なんか、それだけはちゃんと言わなきゃいけない気がしてさ…」

………塞らしいと思う…

「そうかな」

……うん…

「…そっか、わたしらしいか」

…………

「ふふっ、そっか」

…………

「…シロさ、あのシェアハウスのなかどうなってるか知ってる?」

………知らない…

「部屋がね、いっこ余ってるの」

131 = 48 :

………空き部屋ってこと…?

「そう」

「…あれたぶん、わたしの部屋なんだと思うんだ」

…………

「こんなこと言うと自惚れっぽいんだけどさ…胡桃、わたしに帰ってきてほしいんだと思うから…」

………うん…

「そうだって知ってわたしも少し…ううん、すっごく…帰ってきたくなっちゃったんだけど…」

…………

「…でも、やっぱりそれも違うかなって、思って」

…………

「いまやってることを、ちゃんとやらなきゃって……わたしだって、自分で決めて東京に出たんだから…」

…………

「だから、もうちょっと頑張ってみるよ」

………うん…

132 :

大人になるって辛いよな
ずっと一緒に居れたら良いんだけどそれぞれに意思があるからな
忙殺されて会えなくなって死んでいくとかなんなんだろうか

133 = 48 :

――夜

「それでね、胡桃が闇鍋だーっ!って、あの、あれ、昔のバンドの…」

………X JAPAN…?

「そうそれ!それみたいに言い出して、買ってきたの全部どばーって鍋に入れてさ…」

「みんなスープひとくち飲んだ時点ですっかり冷めちゃったんだけど、熊倉先生がやめさせてくれなくて」

………ダル…

「そう、超ダルかったの!」

「……せっかく雪見だいふく、紅白のだったのにさ…」

………紅白の…?

「!」

「な、なんでもないっ!今のなしっ!」…カアァ

………?

エイスリン「サエッ」ピトッ

「わっ! エイスリン……みんなも…?」

豊音「熱燗持ってきたよー」

135 = 48 :

「あははっ、それでね、その社長がさ、目だけ大沼プロになった熊倉先生みたいな顔なの!」

エイスリン「…」カキカキ…バッ!

「そう、そんなかんじ!わたしもう笑いこらえるの大変でさー」

豊音「あははははっ、ちょーうけるよー」

胡桃「あははははははっ!ちょーうけるっ!」

………胡桃…だいじょうぶ…?

胡桃「らいじょーぶっ!」

「あはは、なんかもう慣れたよ、胡桃が酔っぱらうのも」

胡桃「よっれらい、よっららこんなもんりゃないんらから!」

…………

「あははははっ」

「…あれ、その袋は? おつまみ?」

豊音「あ、ううん これは」

胡桃「まーじゃんっ!」

「えっ?」

136 = 48 :

「あーこれ、前みんなで旅行行った時の」

エイスリン「マージャンシート!」

………あったなあ…

「ね、懐かしいなー」

胡桃「さえっ、りべんじこいっ!」

「よーし望むところだっ!」

豊音「待ってね、いま汚れないようにレジャーシート敷くから」

………みんなもその上に座ったほうがいいんじゃ…

「!」

エイスリン「タシカニ!」

豊音「あっ、でもこのシートそんなに大きくないんだよー…」

胡桃「じゃーしょうがないかっ」

「え、そんなんでいいの?」

エイスリン「ショーガナイ」フフッ

…………

138 = 48 :

「胡桃っ、それロン!」

胡桃「!」

「7700の1本場で、8000ね」

エイスリン「サエ、トップ!」

豊音「綺麗にまくったねー」

「ま、上手くいけばこれくらいはね」

胡桃「もういっかい!」

「えー、どうしようかなあー」

胡桃「もういっかいっ!」

「はいはい、もう1回ね」

…………

「…あ、でもそれちょっと待って」

胡桃「…うん?」

「ねえ、シロもマージャンやりたくない?」

………?

139 = 48 :

「ずっと見てるだけじゃ、かわいそうかと思ってさ」

……まあ……でも、どうやって…?

「捨てる牌言ってもらって、わたしが代わりにやればできるんじゃない?」

豊音「そっか、鳴きとか和了りはシロが言えばいいんだもんねっ」

エイスリン「サエ、アタマイイ!」

「へへー、まあそれほどでもないけどさー」

…………

「…どうする、シロ」

…………

「マージャン、やる?」

………やる…

「よしっ、じゃあ自分とこの牌以外見ちゃダメだよ?」

……うん…

豊音「わー、シロと打つのちょー久しぶりだよー」

エイスリン「タノシミー」

140 :

なんか泣けてきた。眠いのかな

141 = 48 :

「…」ツモリ

………中…

「はい」ステ

豊音「それポンっ」

「トヨネが鳴いてきたよ、シロ」

……うん…

エイスリン「リーチッ!」

「うわ、エイスリンまで!?」ツモリ

………八萬…

「うん」ステ

胡桃「…」ステ

豊音「チー」

エイスリン「ウーン…」ステ

豊音「ポン!」

「3副露…!」

142 = 48 :

「…」ツモリ

…………

「…? シロ、これだけど…」

………ちょいタンマ…

「!」

「う、うんっ…!」

…………

「…」…ドキ、ドキ

(うわ…すごいドキドキしてる、わたし…)

…………

(変なの…こんなの、ただ一緒にマージャンやってるだけなのに…)

………決めた…

(わたし、さっきよりずっと近くに、シロを感じてる…)

……塞、五策で…

「うんっ」ステッ

143 = 140 :

マヨヒガ能力健在か

144 = 132 :

さるったそうだ一時間ほどお待ちね
保守

145 = 140 :

なるほどなるほど~

148 = 48 :

胡桃「……これ」ステ

(ねえ、シロ…わたし、今になってやっと、シロがちゃんといるんだって思えた気がするんだ)

豊音「…」ステ

(変だよね、あんなにいっぱい話しても、やっぱりちょっとシロが遠かったの)

エイスリン「…ン」ステ

(でも今…わたしの後ろにいるのは、シロだよ)

「…」ツモリ

(本当のシロだよ)

「…ふふっ」…ポロッ

………塞…?

「だって…ほんとに昔のまんまの、シロなんだもん…」ポロ、ポロ…

…………

「ね、次は?」

……四策で……リーチ…

「うんっ……リーチっ!」


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