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元スレ唯「う、憂がなんか別の人になっちゃった!」

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みんなの評価 : ★★
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1 :

カチャカチャ

(今日もご飯ができました♪)


「おねーちゃーん。ごはんできたよー?」



「…あれ?」



「…」

2 = 1 :




「…」カリカリカリカリカリ

ガチャ

「お姉ちゃん?ご飯できたよ?」

「…」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

「…」

「…~!」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ ポキッ

3 = 1 :

「お、お姉ちゃん?ご飯だよ?」

「…あ、憂。後で食べるね」

「え!?ぐ、具合でも悪いの!?」

「そうじゃないけど…ちょっと出てて」

「…うん」

バタン

(…)

4 = 1 :

― 食卓

「…お姉ちゃん。おいしい?」

「…うん。おいしいよ」


「ごちそうさま」

ガタン

「…」

5 = 1 :


………

― 唯の部屋


「…」カリカリカリカリカリカリカリ

サラサラサラサラサラ

カリカリカリカリカリカリカリ

カリカリカリカリカリカリカリ ポキッ


「…あ、アイス食べたいな。冬なのに」

6 = 1 :

ガチャッ

「お姉ちゃん今アイス食べたいって言った?」

「おおっ、憂」


「はいこれ」

「あー…憂。

お姉ちゃんは今アイスクリームのハーゲーダッシュが食べたいの」

「!」

「このカロコン75はラクトアイスでしょ」

7 = 1 :

「ハーゲーダッシュ、い、今買ってくるね!」

ダダダダッ ガチャ バタン


「あっ…えっ…」

「…あれ?」


「行ってきます!」

バン!

「行っちゃった…」

9 = 1 :

― 外

ゴオオオォォォン

ヒュウウウウ…


「はぁ…はぁ…」タッタッタッ


― コンビニ

姫子「ありがとうございましたー」

ガーッ

「はぁ…寒いなぁ…」

10 :

「わははははは!わはははははは!」

11 = 1 :

キュウウゥゥン

「あ、F-15だ」

A「スクランブルかな?」

「…お姉ちゃん」


ドン

「あ、失礼」

「ご、ごめんなさい!」

「大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫です!」ダダッ


A「あー、気の毒に。お前の面構えがキモいからだぞ」

「うわぁ傷つくなぁ…」

(早く帰らなきゃ…)タッタッタッ

13 = 1 :

― 居間

テレビ『―ラQ、来週は『悪魔ッ子』をお送りします』

(…なんでさっきあんなこと言っちゃったのかな?)

(なんでかやたら憂に意地悪したくなったし…)

(帰ってきたら憂と一緒にアイス食べよー)


ガチャ バタン

「あっ、お帰り!」

14 = 1 :

「はい」

「あ、ありがとう」

「どういたしまして」

(憂…?)

「憂、さっきはごめんね~」

「なんのことだっけ?」

「寒かったでしょ」

「そう?気にしてないよ?」

「あ、でも…」


「アイス溶けちゃうよ?」


「あ、うん」

15 = 1 :

― 深夜

「…」

「といれー」ガチャ


「…」

「わっ、わわわ。憂!?」

「どうしたの?」

「と、トイレに行こうと思って」


「そう。おやすみ」ニコッ

16 = 1 :

― 朝

「あれ?朝ご飯は」

「…朝ご飯?」

「え…うん…あれ?今日は憂作らなかったの?」

「あ、そうなんだ…ごめんね。今日は作っていないんだ」


「あ、お弁当も?」

「うん。ごめんね」


「あ…うん。じゃ、じゃあ、わ、私、学校行くね」

「いってらっしゃい」

17 = 1 :

「あ、あれ?憂。学校行かないの?」

「学校?…あ、行くんだ…?」

「そ、そうだよ。それに憂…昨日出かけた時のまんまだよ格好…」

「あ…そっか…気にしないでいいよ…先に行って…」

「う、うん。じゃ。じゃあ先行くね」

バタン!

………

タッ タッ タッ タッ

(憂じゃない…)


「う、憂がなんか別の人になっちゃった!」

18 = 1 :

― 放課後


「という相談を受けたんだが…なぁ…実際、どうなんだ?」


「ええ。今朝見かけたんだけどなんとなく違和感があったわね。

だいたい遅刻ギリギリで学校に来たのが不思議だったのよ。

伊達に幼稚園から憂見てないわよ」


「お弁当も作ってくれないし、それどころか朝ご飯も作ってないんだよ!?」

「でもそれは唯が意地悪したことへの仕返しかも知れないぞ」

「でも憂に限ってそんな事あるかしら?」

「なんかおかしいんよ!絶対あれは憂じゃないよ!」

「でも憂ちゃんじゃなかったら誰が―」

19 = 1 :


ガチャ

「お、グッドタイミング」

「はい?」

「ねぇ!あずにゃん憂今日なんかおかしくなかった!?」


「…え?そういえばなんかわからないけど…喩えようのない違和感がありましたね」


「…ねぇ。DNA鑑定とかしてみる?」ニヤッ

「ム、ムギなんでそんな…」

「…」


「ま、まぁ、とにかくもう少し様子を見てみようぜ」

「う、うん…」


「ちょ、ちょっと待って下さい私にも説明してくださいよ!」

20 = 1 :

……


「じゃあ、憂は明日も注意して見てみますよ」

「ありがとうあずにゃーん」

「でもそれ以外になんか心当たりとかないんですよね?」

「うーん。一度だけ憂を怒っちゃった…からなのかなー?」

「ええ…?」

21 = 1 :

― 平沢家

「…」

トントントントントントントントン

(包丁の切り方もなんか違うような…?)

トントントントントントントントン

「ね、ねぇ?憂なんかお姉ちゃんに隠してない?」


トントントントントントントントントントントントントントントントン トンッ!

「何言ってるの?」

「え?」


「どうして?お姉ちゃんにそんなことするわけ無いでしょ?」ズィッ

22 = 1 :

「…ぁ、うん」

「どうしたの?」ニコッ

「な…なんでもない…」

「そうなの?ご飯もうすぐできるからね?」


(…違う!絶対憂じゃない!)

23 = 1 :

― 中野家


『へぇ~。憂がねー』

「そう。純はなんか違和感とかあった?」

『うーん。特別なんか…あ、でもなんか』

ピーッピーッピーッピーッ プツッ

「あれ?純?」

ツーツーツーツー

「切れちゃった」



>宛先. 鈴木 純

>題名. 無題

>本文. 途中で切れちゃったけど、とにかく憂の様子を注意して見てみて



「よし…」

パチン

24 :

ワームか

25 = 1 :

― 朝


「おはよー」

「あ、おはよ」

「ねぇ、憂の話さぁー」

「ん?憂の話?」

「え、だから昨日言って…」


「あ、おはよう純ちゃん」


「お、おはよ。憂」

「あれ?純ちゃん。顔色悪いよ?」

「え?そう?いやぁ…」

26 = 1 :

― 同時刻


タタタタッ

「あら。おはよう唯」

「和ちゃん!憂の様子やっぱりおかしいよ!」

「朝から何言ってるのよ?」


「え、だからほら!憂が」

「憂ちゃんが?」

「え?」

「どうしたの?」

「の、和ちゃん…?」ゾッ

「ん、なに?唯」

「ちょ、ちょっと先行くね!」ダッ

「あ、唯!?」

27 = 1 :

― 3の2 教室

「り、りっちゃあああああああああああああああん!」

「お、どうした唯」

「や、やっぱり憂おかしいよ!」


「な、何の話だよ?」


「え?憂ちゃんがおかしいって…」

「え…?」

「憂ちゃんがどうしたの?」


「え、あ…えへへ…なんでもないよ…」


(ど、どうして…?なんで…?)

28 = 1 :

― 昼休み 2の1 教室

「な、何を言ってるんですか?」

「あ…あずにゃん?」ヘタッ

「ど、どうしたんですか?」


「あ、お姉ちゃん。どうしたの?」

「ひ、ひいいいいいいいいいい」ダダッ



「はぁ…はぁ…」

「な…なんで…?どうして…?どうして?」

(み、みんなおかしいよ…)

(な、なんで誰もおかしいって思わないの?)

29 = 1 :



さわ子「という訳で、音楽のテストは―」

「…」ボー

(どうみてもいつもの憂じゃないし・・・)

(なのにどうして誰も・・・)


(ま、まさか…お…おかしいのは私なのかな…?)

???「―沢さん!…平…さん!」


さわ子「平沢唯さん!」

「あっ!はい!」

30 = 1 :

さわ子「ちょっとー。センターまで1ヶ月ないのは分かるけど…無理してるの?」

「あ…いえ…そんな」

さわ子「顔色も悪いし~。…特別に保健室で寝てもいいわよ?」

「あ…ありがとうございます」

(そういえばあんまり寝てないんだっけ…)

さわ子「ナイショよ」

31 = 1 :


ガララッ

「ありがとうございましたー」



「あ、唯…大丈夫だったか?」

「う、うん。澪ちゃんどうしたの?」

「あ、ちょっとな…」


「…ねぇ、澪ちゃん。昨日の憂の話覚えてる?」


「…う、憂ちゃんの?」

「澪ちゃん?」


「…あ、ちょっとトイレ行かないか?」

32 = 1 :

OCN規制解除明けで調子に乗っていた

ごめんなさい

33 = 1 :

「…朝からみんなおかしいよな?」

「澪ちゃんは違和感があるの!?」

「ああ。どういう訳かみんな昨日唯が憂ちゃんがおかしいって言った事覚えてない」

「じゃあやっぱり・・・」

「唯はおかしくない」

34 = 1 :

― トイレ

「…状況を整理するぞ」

「憂がアイスを買いに行ってから様子がおかしくなった」

「最初周りも違和感を抱いていたのに、一晩明けたらまるで最初からそんな話は無かったかのように」

「絶対おかしいよ!憂!わかるもん!私の妹だもん!」

「ああ…そうだな」

「でも誰も気づかないよ…元の憂を忘れてるみたいに…」

「…」

「時々憂がお姉ちゃんお姉ちゃんってくっついてくるのが嫌になる時もあったよ!」

「えっ」

「でも憂いないとだめえええええ!…うっ…うえ…ういいいいいいいいいいいいい」

「な、泣くな唯!」

35 = 1 :

「う゛ぇ…ひっぐ…うぇっ…ういっ…」


「…これは勘なんだけど…誰かに迂闊に相談するとダメな気がする…

とにかく慎重に調べていこう」


「で、でもあの憂は怖くて家に帰れないよ・・・」


「そうだ。和はなんだって言ってたんだ?」

「うん…和ちゃんも何の事?って…」

「やっぱりか…さっき確認したが律もムギも覚えてない」

「あ、あずにゃんは?」

「梓か…」

36 :

こんな映画なかったっけ?

37 :

なんか寄生獣の1シーン思い出した

45 :

ごめんさすがに落ちたと思ってた

保守ってくれた人もうちょっと待ってて…

46 :

待ってるほ

48 = 45 :

― 放課後 2の3


「あーずにゃん…はいないね…」

「よかったような良くなかったような…」

「うん…」

「とりあえず戻ろうか」



「あの…唯先輩」

「あ、純ちゃん」

「憂の話ってどうなったんですか?」

「!?」

「じゅ、純ちゃん!」ダキッ

「ぎゃあ!」

49 = 45 :

………

「え…誰も覚えてないって…」

「そういう事なんだ…誰も憂ちゃんがおかしいって話を覚えてない」

「梓がメールしてきたのに知らない知らないって言うから気味悪かったんですが…」


「…あずにゃんも覚えてないんだ」

「はい」

「そのメールは梓に見せた?」

「あ、いえ…まだです」

「じゃあそのまま保存しておいてくれ」

50 :

まってた


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