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    元スレ姉「弟くんが反抗期になっちゃった・・・」

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    みんなの評価 : ★★
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    1 :

    「おはようございます。弟くん」

    「・・・・・・ちっ」

    弟は姉を軽く睨んでから目をそらした。

    「あ、あのね、弟くん。お姉ちゃんプリンも作ってみたんですけど、弟くん好きですよね?」

    「いらね。それじゃ学校いくから」

    「もう学校いくんですか?」

    「・・・・・・」

    「ちょっと待っててくださいね。わたしも一緒に・・・・・・」



    ガチャン。



    「行っちゃいました・・・・・・。弟くん、どうしたんでしょうか」

    2 = 1 :

    リビングに妹が入ってくる。


    「あ、妹ちゃん。おはようございます」

    「おねーちゃんおはよー・・・」

    「もう。女の子なのにぼけーっとしたらダメですよ」

    「そんなことよりご飯ー。おなかすいたよー」

    「ダメです。先に顔を洗ってきてください。よだれが跡になってますよ」

    「食べたら洗うってばー」

    「ダメです」

    「ちぇー。洗ってくればいいんでしょ。洗ってくれば」

    3 = 1 :

    ~~夜~~

    「ただいまー」

    「お兄ちゃん!」

    「おう。ただいま」

    「彼女ができたって本当なの!? あ、あたしは許しませんよ!?」

    「はい? 何がどうしてそんな情報が? そんな噂をされるような心当たりは・・・・・・」

    「確かにお兄ちゃんはモテそうには見えないね」

    「まぁなぁ」

    「勉強できないし!」

    「・・・まぁな」

    「運動できないし!」

    「・・・・・・」

    「髪型ださいし!」

    「・・・・・・・・・・・・」

    4 = 1 :

    「でも、あたしはお兄ちゃんが大好きだよ」

    「おい、恥ずかしいことを言うなよ」

    「だから彼氏にしたいって人がいても不思議じゃないと思う。優しいもん」

    「お、おう」

    「あたしも彼氏にしたいくらい・・・あっ」

    「い、妹は何言ってんだ。お、オレたちは家族だぞ」

    「ぷぷ。本気にしてやんの。照れちゃってかわいー。その様子じゃ彼女はいないようね」

    「て、てめっ。兄をからかうんじゃない!」

    「ばーかばーか」

    「まてっ」

    「部屋に逃げるよーん。まさか乙女の部屋に無断で入らないよね? というわけで、さらばなのだー」



    「よかった・・・・・・お兄ちゃんに彼女いなそうで。って、あれ? 反抗期なんじゃなかったっけ?」

    「???」

    5 = 1 :

    ~~リビング~~
    「あ、おかえりなさい弟くん。遅かったですね。今日は何かあったんですか?」

    「・・・別に」

    「朝から様子が変ですよ。何かあったのなら、お姉ちゃんが相談に乗りますよ」

    「なんでもねえよ」

    「任せてください。こう見えてもお姉ちゃん、すごいんですよ? 弟くんがどんな悩んでても一発で解決を・・・」

    「できんのかよ」

    「一発は無理かも知れませんけど、でも、絶対本気で考えます。弟くんが迷ってるのと同じくらい本気で、一緒に考えますよ」

    「・・・そう」

    6 = 1 :


    「妹ちゃんだって考えてくれますよ。血が繋がった三人の兄妹じゃないですか。誰よりも絆が強いんです」

    「・・・・・・」

    「わたしたちなら、絶対無敵です。さ、お姉ちゃんに任せなさい」

    「・・・悩みなんてねえよ。部屋に戻る」

    「はい。待ってますからね」

    「ねえつってるんだろ」



    「くそ、姉さん・・・・・・。なんであんた、オレの姉さんなんだよ・・・」

    7 = 1 :

    「あれ、お姉ちゃん一人? お兄ちゃんは?」

    「部屋に戻りましたよ。もうすぐでご飯できるから待っててくださいね」

    「そうそう、お兄ちゃんと話したけどさ、別に普通だったよ」

    「え? あれ? 普通でした?」

    「うん。いつものお兄ちゃんだった」

    「え、えー!? どうしましょう。さっき返事がなかったのは、変なこと言い出したわたしに呆れてたから?」

    「お姉ちゃん……。なにかしちゃったの?」

    「どうしましょう。どうしましょう。あー。恥ずかしいです」

    「お姉ちゃん、顔真っ赤だよ」

    「はうー……」

    「お、おねえちゃん! お鍋吹き零れてるから!」

    「はうー……」

    「ああ、もう! どうしたっていうのよっ! ぎゃー。黒い煙まであがってるぅー!?」

    8 :

    はぬーかわいいよはぬー

    9 = 1 :

    ~~弟の自室~~

    「……なんであんな話聞ちゃったんだろ」

    「昨日あんな話さえ聞かなかったら、我慢できたのにな」

    「こんな言い訳いっても始まらないよな」

    「はは、独り言ばっかりいって、オレ、気持ちわりぃな」

    10 = 1 :

    ~~弟の回想~~
    「変な時間に起きちまったなぁ。コーヒー牛乳でも飲んでもっかい寝よっと」

    「あれ? 父さんと母さん? 明日から出張だっていうのに、なんでまた起きてるんだろ」

     ドアノブに手をかける弟。

    「姉と弟、あいつら仲が良すぎないか?」

    (オレと姉さんの話か?)

    「あら、家族の仲がいいのはいいことじゃない」

    「でもほら、あいつら男女だし」

    「大丈夫よ。二人ともしっかりしてるから」

    「まあ、そうだが……」

    「お父さんは心配しすぎ」

    「本当の姉弟だったらそうかもしれないが……」

    (!?)

    11 :

    「きもちわるい…」

              終劇

    12 = 1 :

    「そうねえ。もう姉を引き取ってからずいぶん経つから、本当の姉弟かと思ってたわ」

    (オレと姉さんが、姉弟じゃない?)

    「だから母さんは残った方が……」

    「そんなことより、私はお父さんの浮気が心配だわ」

    「そんなに信用がないのか、オレは」

    「冗談よ。姉も弟もいい子ですから、たとえ片方が養子だってわかったとしても、絶対に悪いことにはならないわよ」

    「そ、そうだな。そうだよな」

    「それにね。少しは自分たちで生活させた方が、成長するわよ。だから私もお父さんと一緒にいくの」

     ガタン

    「今、何か音がしなかったか?」
    ~~~~~~~~

    13 :

    ほう

    14 = 1 :

    「義理の姉だなんて、知らなければよかった」

     いつからだろう。オレが姉さんに恋心を持ってしまったのは

     物心ついたころにはもう大好きだった。

    「姉さんを見ると我慢できなくなっちゃうんだ」

     今でも、「結婚しようね」って約束したことは覚えている。

     でもダメなんだ。だってオレたちは、姉弟だから。

     あれは何も知らない子どもだったからこそできた約束。

     血は繋がってないから大丈夫なのかもしれない。

     けれど、オレは姉さんが何よりも家族を大切にしていることを知っている。

     だから、その家族が偽の家族だなんて、わからせたくないんだ

    「だから、オレは、姉さんに近づいちゃいけないんだ……」

    15 = 8 :

    だるい

    16 = 1 :

    「おはようございます。弟くん」

    「……おはよ」

    「昨日作ったプリンがまだあるんですけど……」

    「……いってくる」

    「あ、はい。じゃあ冷蔵庫の中に入れておきますので」

    (プイッ)

    「あ……」

    17 = 1 :

    「おっはよーん!」

    「おはようおざいます。妹ちゃん」

    「おはよ」

    「おー。お兄ちゃん今日もはやいねー」

    「まあな。お前こそ珍しいじゃないか。いつもよだれ跡残ってるのに」

    「フフフン。昨日はずっとゲームをやってたのだ!」

    「あれ? それだと逆に、まだ寝てるはずなんじゃあ……はっ、まさか!」

    「ククク。気付いたようだな。そのとーり! あたしは昨日から寝てないのダッ!」

    「な、なんだと……」

    ・弟「あはははははは」


    「…………」


    「んじゃ妹、いってくるな」

    「おー。お兄ちゃんいってらっしゃい」


    「…………」

    18 = 1 :

    「お姉ちゃん? ダークなオーラが漂ってるけどどうかしたの?」

    「ううぅっ。妹ちゃーん。お姉ちゃん、弟くんに何かしたでしょうか」

    「ま、まあまあ。泣かないでよお姉ちゃん。そういうときは……」

    「そういうときは?」

    「食べるに限る! ご飯をガツガツかきこむのだ!」

    「……そうですね。ご飯にしましょうか」

    「はーい。とりあえず顔あらってきまーす」


    (……弟くん。お姉ちゃんは寂しいですよ?)

    19 = 1 :

    ~~教室~~

    「くそ、はやく来すぎた。あと一時間もあるじゃねーか」

    「……まあ、姉さんと顔あわせない為だ」

    「姉さん、いつも一緒に登校しようとするしなあ」

    「高校生にもなって、姉弟で登校してるやつなんていないっての。……はは」

    「違う高校にすればよかったかな」

    「ちょっとだけ寝るか……。Zzz」

    20 = 1 :

    の声「あはははは。うけるしー」

    (んーっ。よく寝た)

    女>1「あんたの彼氏かっこいいわー。あたしも彼氏そろそろ作ろうかな」

    (オレが寝てると思って話してるんだろうか? なんだか起きにくいな)

    女>2「だべー。そこで寝てる弟とかどう?」

    女>1「ぎゃはは。ないわー」

    (くそ、好き勝手言いやがって)

    女>2「だよねえ。顔も微妙だし。何ができるって訳でもないし」

    (余計なお世話だよ。ていうか、この声、クラスで可愛いって評判の女1さんじゃないか?)

    女>1「でしょー? もっといいのいねえかなあ。あたし超尽くすタイプなのに」

    女>2「なんか弟すごい静かなんだけど、盗み聞きとかしてたりして?」

    女>1「それ引くわー。超キモいし」

    21 = 1 :

    女>1・2「あはははっは」

    (声が下品なんだよ……。それに比べて姉さんは……)

    「くそ、なんで考えちゃうんだ」

    女>1「うわ」

    女>2「マジ起きてたし」

    「あ、あはは」

    女>1・2「キモ」

    22 :

    これはお姉ちゃんヤンデレ化する流れだな?

    23 :

    ヒント:ボテ腹

    24 = 1 :

    ~~昼休み~~
    「はあ。なんでオレ姉さんのことばかり考えちゃうんだろ」

    「モテねーからかなぁ」

    「あ、あれは近所に住んでた男さんじゃないか」



    「はは、弁当とかそんなに貰っても食えねえからさ。また今度作ってきてくんね?」

    「は、はい! いつがいいですか?」

    「あ、私も作ってきます!」

    女C・D・E「キャーキャー」

    (男さんは顔かっけーし、モテるのも判るんだよな。オレも男さんみたいだったら……)

    ども「キャーキャー。カッコいひーん」

    (ああ、あんなに侍らせちゃって……。オレもあんな状況になったら……ってイメージ沸かん。それにむなしいからやめよう)



    「姉さんも、男さんみたいなのが好きなのかな……」

    25 = 1 :

    「弟くん!」

    「うわ!? 姉さん!?」

    「お弁当忘れてます」

    「……そう」

    「お姉ちゃんが何かしたなら謝ります」

    「そんなっ!」

    「でもですね、お弁当は食べください。朝も食べてないでしょう?」

    「……」

    「ここにお弁当、置いておきますね」

    「……うん」

    「家に帰ったら、ちゃんと食べ終わったかチェックしますよー。お姉ちゃんは厳しいのです」

    「……うん」

    「お残しは許しまへんでー! なんてアニメが昔ありましたよね」

    「……うん」

    「……あはは、はずしちゃいましたね。それじゃ、また夜に」

    26 = 1 :

    ども「キャーキャー」

    「ごめん、ちょっと用事あるからはずしてくれないか? んで、ついてくんな」



    「あれ、男さんどうしたんだろう。姉さんが行った方に向かってる? 見に行ってみるかな」



    「ちょっとちょっと、姉ちゃん。久しぶりじゃん」

    「あ、男さん。お久しぶりです。元気そうで何よりです」

    「姉ちゃんこそ。家が近いのに最近会わないね?」

    「そうですねー。話すのも久しぶりですね」

    「姉ちゃん、昔から可愛かったけど、最近すごく可愛くなったね」

    「はぁ。ありがとうございます」

    「ねえ、オレと付き合わない?」



    (!? あいつは、何を言ってるんだ?)

    28 = 1 :

    「大丈夫。楽しいぜ」

    「こ、困ります。手を放してくれませんか?」

    「ああ、ごめん冗談冗談」

    「もう。男さんの冗談はびっくりしますよー」



    (あんなに女の子侍らして、それでオレの姉さんに何してんだよ……!)

    29 = 1 :

    「何か悩みがあるでしょ。違う?」

    「え。どうして判るんですか?」

    「そんな顔してた。家が近い子がさ、そんな深刻そうな顔で悩んでるのとか、見てらんねーよ」

    「男さん……。ありがとうございます」

    「話してみ?」

    「それは……」



    「姉さん! ちょっといい!? 少しだけ話があるんだけど!」



    「あ、すみません。行ってきますね。悩みのほうは大丈夫そうです」

    「あ、ああ…………そうだね。ならよかったよ。…………チッ」

    30 = 1 :

    「ごめん、姉さん。邪魔しちゃったかな?」

    「そんなんじゃないですよ。弟くん」

    「……姉さんも男さんみたいな人が好きなの?」

    「あはは。お姉ちゃんは今そんなこと考えられないですよ。弟くんと妹ちゃんのご飯を作る方が大事です」

    「そっか」

    「それにしても、こうやって話すの、久しぶりですね。お姉ちゃん、ちょっとうれしいです」

    「あ……」

    「それで、お姉ちゃんに何の用ですか? あ、もしかして、お姉ちゃんが男の人と話してるから妬いて……」

    「ち、ちげえよ! ちがくて、その……」

    「はい」

    「……弁当。ありがと」

    「気にしないでください」

    31 = 1 :

    「残さないで食べるから」

    「え。まだ食べてないんですか? もう授業はじまりますよ?」

    「授業サボってでも食べる!」

    「ええ!? それはちょっと……」

     顔を赤くした弟が走り去る。



    「弟くん。お姉ちゃんは、授業はさぼっちゃいけないと思いますよー」

    32 = 1 :

    ~~下校途中・校舎裏~~

    「昼休み、男さんと姉さんの邪魔したの、悪かったかな」

    「男さんだって、別に好かれたくて好かれてる訳じゃないかもしれないし……」

    「それに、女の子たちを置いていったし、もしかしたら、本気で姉さんのことを?」

    「オレが邪魔する権利なんてないんだよな……。姉さんが幸せになってくれるなら、男さんを応援するのもいいかもしれない」


    「あ、あれは男さん。珍しく女の子が近くにいないな」



    男友「ギャハハ」

    「はは」

    男友「それにしてもお前、悪いやつだなー。あんな女の子侍らして、まだ増やす気か?」

    「勝手に寄ってくるんだよ。いくらかお前に分けてやろうか?」

    男友「マジ!? じゃあオレ女AとBがいい」

    「姉ちゃん落とせたら、そんなにいっぱいいらねーしな。2.3人もってけよ」

    男友「ヒョー!」

    「笑い方きめえから」

    35 = 1 :

    男友「んにしても、お前が一人の女の子に固執するとか珍しいよな」

    「だってよー。ムカつくじゃん。このオレが声かけて手まで握ったんだよ?」

    男友「どれだけ自信あるんだよ」

    「別にオレのこと好きでいなきゃいけないとか思ってないけどさ。顔赤くしたりドキドキするもんだろ」

    男友「わかんねえなあ」

    「とりあえず可愛いから落とす。そんだけ」

    男友「ヒョー!」



    「おい……」

    36 = 1 :

    「あ? おお。弟じゃないか。オレさあ、お前の姉ちゃん好きなんだけど、ちょっと協力してくんね?」

    「……っけんなよ」

    「いや、姉ちゃんがホント好きなんだよ。大事にするしさ」

    「ふざけんなっつってんだよ! このクソ野郎!」

    「……あ?」

    37 :

    紫煙

    38 = 1 :

    「てめーがペラッペラ汚い声で喋ってんの聞いてたんだよ! そんなことさせねーし、許さねえよ!」

    「聞いてたのか。って、おっと、何殴りかかってきてんだよ。ガキ」

    「いて、いってえ。放せ! 放せよ!」

    「拳握り潰しちゃうよー? 貧弱くん」

    男友「ヒョー! 男くんつえー!」

    「いてえ……っつってんだろうがっ!」

    「おっと。蹴りも鈍いし、あたらねえって。おい、男友、誰が来ないか見張ってて」

    男友「おっけー」

    「姉さんに何かしたら、許さない!」

    「はァ? 許さないのはこっちだっつーの。姉ちゃん口説いてんの邪魔するしよお」

     ドガッ!

    「かはっ……」

    39 :

    そんな男掘ってしまえ

    40 = 1 :

    「腹って殴ってもバレにくいんだよね。お前も男なら、
      お姉ちゃーんとかいって泣きついたりしねーだろうしなあ」

     ボコッ!

    「うぐ……」

    「オレはさぁ、今五人くらいの女と遊んだりしてっけど、全員幸せにしてやってんよ?
      姉ちゃんのことを思うなら、弟ごときが口だしてんじゃねえよ」

    「おまえ、最低だよ。オレの姉さんにそんなことさせねえ」

    「すげーシスコンだな。っつーか、お前さ、姉ちゃんのこと好きなんじゃねえの?」

    「……!」

    41 :

    現実の姉は絶対必要ない

    42 = 1 :

    「うえ。……マジかよ。気持ちわりい。どっちにしてもさ、お前って、お前の兄妹ん中で一番カスだよな」

    「うるっせえよ」

    「姉ちゃんと妹ちゃんは、可愛いし、頭もいいし運動神経もいい。でもお前って何も出来ないよな」

    「うるっせえっつってんだよ!」

    「ああ、そうか。だからか。お前モテなそうだもんな。身近な人間で済まそうとしてんの?」

    「ちがっ……!」

     ガン!

    「ちがくねーだろ。姉ちゃんが、家族だからって理由だけでお前に優しいからって調子こいてんだろ?」

    「……ちがう」

    43 :

    >>41
    じゃあ俺にくれよ

    44 = 1 :

    「それって最低だよな。オレのこと最低って言ってたけど、お前の方が最低じゃん。
      姉ちゃんにも妹ちゃんにも関わらないでやれよ」

    「………………ちがうんだ」

    「あ、そうだ。今度妹ちゃんにも会いにいくから」



    「男友いこうぜ」

    男友「男、見張りつかれたからなんか奢れよ」

    「金ねえよ」

    男友「マジかー」

    「じゃあさ、女Cもやるわ」

    男友「ヒョー!」



    「……くそ」

    45 = 34 :

    なんという典型的な主人公に自分を投影する作者…

    47 = 1 :

    「ただいま……」

    「お兄ちゃんおかえりー。あのねー、一緒に買い物に……」

    「ごめん、また今度な。ちょっと調べ物があるから」

    「おうおう。宿題かい」

    「ん……まぁ、そんなとこ」

    「まじめなこってー。……とかいって、見られたくないこととかしてないよね」

    「ギク」

    「エロ本鑑賞タイムかい? いやいや、お兄ちゃんも男の子だねえ」

    「そ、そうそう。エロ本」

    「……白状した!? 僕ちゃん純情なんですーみたいな、かわいこぶったお兄ちゃんが!?」

    48 = 1 :

    「そういう訳で、ちょっと無理なのである」

    「そうでござったか。そいつはかたじけない」

    「言葉の使い方違うんじゃね?」

    「まことにかたじけない」

    「うん、まぁ、なんでもいいけど」

    「ま、いってきまーす」

    「あいよー」

    49 = 1 :

     カタカタカタ。

     キーボードをタイピングする弟。

    「やっぱり、肉親に興奮するのはおかしいんだろうか……」

     カタカタカタ。

    「ええと、なになに。遺伝子上、血縁は体臭が似ているのか」

    「で、その体臭が近いと興奮しにくい、と」

    「ってことは、オレが姉さんを好きなのは、おかしくはないのか?
      遺伝子では繋がってないはずだから……。
      姉さんで間に合わせようとしてるんじゃないってことだよな」

    「よかった……」

    50 :

    お猿さん避け


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