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    元スレ女騎士「警備というのも、ヒマなものだな」オーク「まったくだ」

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    101 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:18:09.71 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-238)
    団員「フフッ……。だったら二人とも、もう一度眠らせて──」サラ…

    ガシッ!

    団員「い、いたっ! ──は、放してよっ!」ググ…

    騎士「まんまと眠らされた身でいうのも少々気恥ずかしいが、
        私に同じ術や技は二度通じない!」シュッ

    バシッ!

    団員「あうっ……」ドサッ…

    青年(窃盗団の主力をあっという間にやっつけた!
       まともに戦うところを見るのは初めてだけど……二人ともすごく強い!)

    騎士「さて……まだ団員は残っているな。やるぞ、オーク」
    オーク「おうよ!」

    ウオォォォ……!

    バキッ! ドカッ! ゴッ! ガスッ! ドゴッ!

    団長(なんて強さだ……あっという間に俺の手下どもが……!)

    団長「くそっ!」ダッ

    スライム「あっ、アイツ逃げる気だ!」プニッ
    102 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:21:32.19 ID:QawoW2wj0 (+15,+25,+0)
    スライムwwww
    103 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:24:13.31 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-141)
    騎士「逃がすか! オーク、私を以前のように投げろ!」

    オーク「おうよ!」ガシッ

    ブオンッ!

    騎士「待てぇぇぇっ!」ギュオッ

    団長「うわぁぁぁっ!?」

    ドゴォンッ!!!

    団長(ま、まさか……モンスターが人を投げて攻撃する、なんて……。
       ボールじゃないんだから……)

    団長(俺たち以上のコンビ、ネーション……だったか……)ガクッ…

    騎士「ふう……これで片付いたな」

    オーク「真正面からぶつかりゃ、こんなヤツら屁でもねえぜ!」

    スライム「いやっほう!」

    青年「アハハ……おみごとです!
       お二人を助けに来たはずだったのに、逆に助けられちゃいましたね……」
    104 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:25:40.35 ID:+WvNPyyb0 (+24,+29,-9)
    くっ……殺せっ!は回収したな!
    言ってるのは女騎士じゃないけど!
    105 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:28:44.51 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-172)
    騎士「いや……そんなことはないぞ」

    青年「え」

    騎士「二人が来なければ、町も、私とオークもどうなっていたか分からなかった。
        さっきは、キサマの忠告を聞かずにすまなかった」

    騎士「……ありがとう」ニコッ

    青年「い、い、いえ! そんな!」ドキッ



    オーク「さぁ~て、あの二人には感動のご対面をさせといて、
        オレらはビーフどもをどっかに縛りつけておくか」

    スライム「そっすね! こいつら縄抜けもできそうっすから、固く縛りましょう!」

    オーク「あと……さっきオレのことをポークっていったのは、聞こえてたからな」ニコッ

    スライム「い、いやだなァ~……地獄耳なんだから……」





                                     第五話 おわり
    106 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:34:30.03 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-139)
    最終話『告白』



    ~ 町 ~

    青年「見回りお疲れ様です! 女騎士さん、オークさん!」

    騎士「ありがとう」
    オーク「ま、これも仕事だからな!」

    スライム「見回りっつっても、ほとんどただの散歩っすよね?」

    女騎士&オーク「うるさい」ギロッ

    スライム「二人そろって、睨まないで下さいよ~!」プニッ

    青年「ハハハ……」

    青年(女騎士さん……今日もキレイだなぁ……)
    107 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:36:09.48 ID:QawoW2wj0 (+22,+27,+0)
    スライム♀じゃないの?
    108 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:37:46.96 ID:G3Q8z8AJO (+7,+17,+0)
    109 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:38:13.42 ID:Sqnt/TfT0 (-16,-1,-1)
    110 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:39:19.38 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-90)
    ~ 青年の家 ~

    青年「…………」

    青年(やっとボクは自分の気持ちが分かった……)

    青年(旅の一座事件で、女騎士さんが微笑んでくれた時、分かってしまった)

    青年(ボクは女騎士さんのことが、好きなんだ……)



    スライム『なにごとも積極的に、だよ!』



    青年(伝えよう……この気持ち)

    青年(たとえ、玉砕すると分かっていても!)
    111 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:43:52.97 ID:+cLptna90 (-1,+8,+0)
    112 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:44:24.83 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-182)
    ~ 警備兵詰所 ~

    騎士「……警備というのも、ヒマなものだな」

    オーク「まったくだ」

    オーク「っつっても、こないだはまんまと騙されちまったからな……反省しねえと」

    騎士「そうだな……あれは一生の不覚だった。
        助けてくれた青年とスライムには、大きな借りができてしまった」

    青年「こんにちは!」ザッ

    騎士「ウワサをすれば、キサマか。どうした?」
       (なんだか、いつもより顔が凛々しいような……気のせいか?)

    青年「女騎士さん! お話しがあります! 少しよろしいでしょうか!」

    騎士「ああ、かまわんぞ」

    騎士「オーク、すまんが少し出てくる」

    オーク「おう、ゆっくりしてこい」
       (女騎士がいない間に、隠してたオヤツ食おうっと……)
    113 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:46:13.60 ID:oErs4DTw0 (+19,+29,+0)
    オークさんぶひぃ
    114 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:50:06.37 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-206)
    ~ 町の広場 ~

    青年(今なら……誰もいない……)キョロキョロ

    騎士「?」

    騎士「もしかして、内緒話か? もちろん、かまわんぞ。
        私は口が堅いからな、安心して話すがいい」

    青年「はい」

    青年「ボクは……」ゴクッ…

    青年「女騎士さんとは身分がちがいすぎるし……
       剣だって振れないし、家具職人のしがない後継ぎですけど……」

    騎士「…………?」

    青年「でも、そんなのがどうでもよくなるほど──」

    青年「女騎士さんのことが、好きなんです!」

    青年「どうか……ボクと付き合って下さいッ!」
    115 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:50:46.08 ID:G3Q8z8AJO (+15,+25,+0)
    オイコラ豚
    116 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:54:48.16 ID:+cLptna90 (+24,+29,+0)
    ほんとのきもちはひみつだよ
    117 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:56:29.89 ID:QawoW2wj0 (+29,+29,-18)
    オークさんは今おやつの包装ひん剥いてるだろ
    118 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 01:56:41.45 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-164)
    青年(言った! 言っちゃった……!)

    騎士「…………」

    騎士「ようするに、私とキサマが単に市民と警備兵という間柄ではなく、
        男女の仲になろうということだな?」

    青年「は、ははは、はいっ!」

    騎士「かまわんぞ」

    青年「え」

    騎士「こちらこそ、よろしく頼む」

    青年「は、は、ははは、はいっ!」

    騎士「ちなみに、身分のことは気にするな。私の母も平民出身だからな」

    騎士「いずれ、私とキサマの家に、一緒に挨拶に行くとしよう」

    青年「よっ……よろしくお願いしますっ!」
    119 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:01:11.07 ID:DEB3+u6G0 (+9,+24,-5)
    かる…い?
    120 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:01:42.71 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-160)
    ~ 警備兵詰所 ~

    騎士「──という話だった」

    オーク「へぇ、よかったじゃねえか」

    騎士「よかった、とは?」

    オーク「だってお前もアイツのこと気に入ってただろ?
        だけど、お前って絶対自分からはいわないタイプだもんな。
        平静を装ってるが、内心はすげえ嬉しいんだろ?」

    騎士「なっ……!」ギクッ

    騎士「ま、まぁ……な」

    オーク「ちなみに、アイツのどこに惚れたんだ? やっぱ優しいところか?」

    騎士「普段は大人しめで頼りないのだが、
        いざとなると……凛々しい表情を見せるところ、かな……」

    オーク「一見硬そうな肉だったのが、いざ噛んだら柔らかくて肉汁たっぷり!
        ──みたいなもんか。分かるぜ……!」

    騎士「変な例え方するな!」
    121 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:04:08.88 ID:+cLptna90 (+24,+29,-18)
    このオークさんになら掘られてもいい
    122 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:07:19.37 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-190)
    オーク「だったらよ、アイツも形だけでもいいから警備兵になったらどうだ?
        たしか、ちゃんと届けを出せばできただろ」

    オーク「自宅じゃなくてもいい作業はこっちでやるようにすれば、
        ずっと一緒にいられるぜ。なんだったら、オレはどっか行ってるし」

    騎士「うむ……私も一緒に詰所で働かないか、と誘ってみたんだが……」

    オーク「みたんだが……?」



    青年『女騎士さんは今まで通り、オークさんと二人で警備をして下さい』

    青年『なんというか……悔しいですけど……
       女騎士さんはオークさんとタッグで仕事してる時が、一番輝いてるからです』

    青年『もちろん、いずれボクが一番になってみせますけどね!』



    騎士「──とのことだ」
    123 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:08:27.97 ID:6ZHL/pr+0 (+19,+29,-12)
    つまり青年は現状ニート
    124 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:11:54.89 ID:Sqnt/TfT0 (+14,+29,-2)
    家業手伝いだろ
    125 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:13:07.34 ID:bJGHi8MZ0 (+50,+30,-194)
    オーク「どういう意味だ?」

    オーク「なんで、お前はオレといる時に、一番輝くんだ?」

    騎士「分からん……」

    オーク「オレみたいなゴツイモンスターといれば、
        あなたの美しさが引き立ちますよ~、みたいな口説き文句か?」

    騎士「青年は、そういうことをいうタイプではないだろう」

    オーク「だよなぁ……」

    騎士「まぁ……あとで本人に聞けばよかろう」

    オーク「そうだな。どうせ、あとでスライムとここに来るだろうしな」

    騎士「さて、今日もはりきって警備をするぞ!」

    オーク「おう!」

    騎士「ところで……この食いカスはなんだ?」

    オーク「ブヒッ!?」ギクッ





                                     最終話 おわり
    126 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:15:58.22 ID:Qh477iUy0 (+29,+29,-25)

    後日談でやっぱりオークのちんぽには勝てなかったよ……ってなるんだよな?
    127 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:17:09.62 ID:cHRSsQSs0 (-9,+5,-1)
    128 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:18:42.06 ID:+cLptna90 (+0,+9,+0)
    乙ブヒ
    129 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:18:51.76 ID:s4dPwHBE0 (-9,+5,-1)
    130 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:21:39.31 ID:byqZIh6d0 (-9,+5,-1)
    131 : 以下、名無しにか - 2014/01/16(木) 02:37:12.29 ID:G3Q8z8AJO (+24,+29,-1)
    お疲れさん
    楽しかったよ
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