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    元スレ女騎士「警備というのも、ヒマなものだな」オーク「まったくだ」

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    タグ : - オーク + - 女騎士 + - 平和 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    第一話『女騎士、飛ぶ』



    ~ 警備兵詰所 ~

    騎士「警備というのも、ヒマなものだな」

    オーク「まったくだ」

    オーク「……そういや、さっき青年が差し入れに持ってきたオヤツがあったな。
        あれでも食おうかな」

    騎士「オヤツだと? 私もいただこう」

    オーク「オイオイ、大丈夫か?」

    騎士「むろんだ! あとで食べた分運動すれば、太ることはない!」

    オーク「グフフッ、オレは『太るぞ?』とは一言もいってないぜ?」

    騎士「キサマッ……」ギリッ…

    オーク「そう睨むなよ。小麦粉揚げたのに、砂糖まぶしたスナック菓子だ。
        雑談のお供にゃピッタリだ」ガサガサ…

    3 :

    いいぞ

    4 :

    俺達友達

    5 = 1 :

    ポリポリ…… ボリボリ……

    騎士「それにしても職務とはいえ、
        なぜこの私がキサマと毎日ここで顔を突き合わせねばならんのだ」ボリボリ…

    オーク「そりゃこっちのセリフだ」ポリポリ…

    オーク「でもまぁ、しかたねえだろう」

    オーク「人間とモンスターの和解が成り立って──
        共存していくことを示すために、各市町村には最低一名ずつ、
        人間とモンスターの警備兵を配置することになったんだからな」

    オーク「──で、この町はオレとお前ってワケだ」ポリ…

    騎士「下らん制度だ」ボリボリ…

    騎士「形ばかり、共存したって仕方ないだろうに」ボリボリ…

    騎士「現に、ある町では配備された人間とモンスターの兵が仲が悪く、
        チームワークがチグハグになってしまい、
        かえって町の治安が悪くなってしまったと聞く」

    オーク「ま、よそはよそ、ウチはウチだ」

    オーク「ウチはそうならねえようにすりゃいいのさ」ポリ…

    騎士「まぁな」ボリボリ…

    オーク(てか、さっきからコイツ食いすぎじゃね?)

    6 = 1 :

    すると──

    コロコロ……

    騎士(……ゴムボール)

    青年「すみません、キャッチボールしてたらそっちに飛んでいってしまって……」タタタッ

    スライム「すみまっせぇ~ん」プニッ

    騎士(キャッチボール……)

    騎士「そうだ、私も入れてくれないか? ちょうど運動をしたいところだったのだ」

    青年「え? でも、今お仕事中だったんじゃ──」

    騎士「なぁに、かまわん」

    オーク「なら、オレも入れてくれ!」

    スライム「仕事大丈夫っすか、オークの旦那?」

    オーク「なぁに、市民とコミュニケーション取るのも、警備兵の仕事だろ!
        グッハッハッハッハ……」

    7 = 1 :

    ~ 町の広場 ~

    オーク「どりゃっ!」ブンッ

    青年「ぐえっ……!」ボスッ
      (もうちょっと弱く投げて欲しい……)

    青年「そりゃ!」シュッ

    スライム「よっと」パシッ

    スライム「ほらよ、姐さん」ヒュッ

    騎士「キャッチ!」パシッ

    騎士「これが……トルネード投法だ!」ブンッ

    ヒュルルルル…… ガサッ……

    スライム「あ~あ、木に引っかかっちゃった。
         な~にやってんすか、姐さぁ~ん! 変な投げ方するから……」

    騎士「変なとはなんだ! 失礼な!」

    青年「それにしても、絶妙なところに引っかかりましたね……」

    オーク「あんな枝の先っちょに引っかかったんじゃ、登って取るのはムリだな……。
        となると、切るしかねえか」

    8 = 1 :

    スライム「木を切り倒すんすか?」

    オーク「キャッチボールのボールが引っかかったぐらいで切り倒される木とか、
        気の毒すぎんだろ」

    オーク「枝だけを切るんだよ。オレの斧か、女騎士の剣でな」

    スライム「あんな高いところにある枝を、どうやって?」

    オーク「う~ん……」

    騎士「いくら私でも、あんな高くまではジャンプできぬぞ」

    青年「…………」

    青年「そうだ!」

    9 :

    ライトニングさんかと思ったら違う人だった

    10 = 2 :

    ええんやで

    11 = 1 :

    青年「ジャンプできないのなら──
       オークさんが女騎士さんを、ボールみたいに放り投げればいいんですよ!」

    オーク「おお!」
    スライム「なるほど」
    騎士「冴えているな」

    オーク「よっしゃ、そうと決まれば──」グイッ

    オーク「ほらよっ!」

    ブオンッ!

    騎士「木よ、少々切らせてもらうぞ」チャキッ

    スパッ!

    ボトッ……

    スライム「やった! 枝とボールが落ちてきた!」

    青年「さすがです、オークさん! 女騎士さん!」

    青年「──って」

    12 = 1 :

    騎士「どいてくれっ!」

    青年「うわぁっ!?」

    ドスンッ……!

    騎士「あだだ……!」
    青年「いだだっ……!」

    騎士「すまぬ、大丈夫か!?」

    青年「え、ええ……なんとか」ムギュ…

    青年「ん……? こんなところに、なんでボールが……?」ムギュ…

    騎士「それは私の胸だ!」

    ゴッ!

    青年「す、すみませんっ!」

    オーク「グハハハハッ! ボールのようには受け取れなかったか!
        やっぱオヤツを食ったのは失敗だったな?」

    騎士「な、なんだと……!?」

    13 :

    ボールか…

    14 = 1 :

    騎士「オーク、もう一度だ!」

    オーク「は?」

    騎士「もう一度、私を放り投げろ!
        青年が私をボールのようにキャッチできるまで、やる!」

    青年「いや、そんなムチャな……」

    騎士「ムチャとはどういう意味だ!?」

    青年「だって、ボールと女騎士さんじゃ、重さがちが──」

    騎士「キサマ、女性に向かって重さとはなんだ!
        だいたい、オヤツを持ってきたのはキサマだろうが!
        あんなうまいスナック菓子など差し入れするから──」

    青年「す、すみませんっ!」

    オーク「グハハハハハッ!」

    スライム(付き合ってられん……一人で玉乗りしてよ)コロコロ…





                                     第一話 おわり

    15 :

    16 :

    スライムというとやはりドラクエのスライムが浮かぶ
    刷り込みだな

    17 :

    おぞましいほどつまらん
    書いてるお前も面白いと思ってないだろ

    18 :

    おれはちょっと好き

    19 = 1 :

    第二話『オークの熱い汁』



    ~ 警備兵詰所 ~

    カラーン…… カラーン……

    オーク「お、昼の鐘が鳴った。メシにするか」

    騎士「そうだな」

    オーク「どこに行く?」

    騎士「昨日はハンバーグ、一昨日はカレーライスだったから……
        今日はパスタにしないか?」

    オーク「パスタか……いいかもな。よし、決まりだ!」

    23 = 1 :

    ~ パスタ屋 ~

    オーク「いっただっきまぁ~す」ズゾゾッ

    騎士「下品だぞ、ちゃんと巻いて食べろ」クルクル…

    オーク「巻くのって、どうもまどろっこしくてなァ……」

    騎士「食事というのはまどろこしいぐらいでよいのだ。
        食欲を満たすという本能ゆえの行為に、己を律するルールを加える……
        これがマナーというものだ」クルクル…

    オーク「わぁーったよ」クル…モグ…

    騎士「うむ、作法を守ればより美味しく食べられる」クルクル…

    オーク(──って、コイツいつまで巻いてんだ?
        フォークに絡みついたパスタが、ボールみたいになってんだけど)クル…

    騎士(こうやって限界まで絡みつけたパスタを……一気に頬張る)パクッ

    騎士(幸せ~)モグモグ…

    オーク「お前の食い方も上品とはいえないような……」

    騎士「なにかいったか?」

    オーク「いや、なんでもないです」

    「はぁ……」

    24 :

    昨日の人か?

    25 = 1 :

    オーク「──ん?」

    店主「はぁ……」

    騎士「どうした、店主殿? やはり、オークの食べ方が気にさわったか?」

    店主「え、いやいや! 私としてはどんな食べ方してもらってもかまわんよ。
       女騎士さんとオークさんの豪快な食べ方、私は好きだよ」

    騎士(私は豪快ではないと思うが……)
    オーク「んじゃ、なんでため息を?」

    店主「実は……最近、新メニューを作ってみようと試行錯誤してるんだが、
       どれもこれもパッとしなくてねえ……」

    騎士「……なるほど」

    騎士「よろしい! では我々が新メニュー開発、手伝おうではないか!」

    店主「え、いいのかい!?」

    騎士「困っている市民の相談に乗るのも、騎士の務めだ」

    店主「ありがとう!」

    オーク(どうせ新メニューの開発なら、いっぱい試食できるだろうって魂胆だろ……)

    27 = 13 :

    食いしん坊騎士

    28 = 1 :

    ~ 厨房 ~

    騎士「唐辛子をたっぷり入れてみたらどうだろうか?」パッパッ

    騎士「……辛ッ!」

    オーク「それ、ちゃんと全部食えよな」

    騎士「いわれなくとも、分かっている!」モグ…



    オーク「いっそパスタを細かく砕きまくったらどうだ!?」ガッガッ

    オーク「ドロドロになっちまった……」ドロ…

    騎士「赤ん坊に食べさせるにはいいかもしれんな」



    騎士「チーズをドバッとかけてみよう」ドバッ

    オーク「いやいや、パスタで蝶々結びをやってみるとか」ギュッ…

    店主(うむむ……二人ともやっていることはメチャクチャだが、
       新しいことに挑戦する時は、こういうガムシャラさが必要なのかもしれんな)

    29 = 1 :

    数時間後──

    騎士「う~む、どれもイマイチだな」ハァハァ…

    オーク「ああ……うまくいかねえな」ゼェゼェ…

    店主「二人とも、一休みしたらどうかね?」

    オーク「そうだな……じゃあ、汗かいちまったから、風呂に入らせてくれねえか?」

    店主「ああ、かまわんよ」

    騎士「あつかましいヤツだ……私はもう少しチャレンジしてみるとしよう」

    30 = 1 :

    ~ 厨房 ~

    ボチャッ……

    騎士「し、しまった!(盛りつけようとしたパスタが、スープの中に……)」

    騎士「仕方ない、このまま食べるか」モグモグ…

    店主(そういえば、パスタにはスープパスタなんてものもあるんだよな……。
       ウチでは扱ってないが……)



    ~ 風呂場 ~

    店主「湯加減はどうだね?」

    オーク「最高だぜ。でも、もう少し熱い方がいいかな」

    店主「そういえば、オークの体は人間よりずっと熱に強いものな。
       しかし、茹で上がらないようにしてくれよ」

    オーク「グハハハッ! きっといいダシが取れるぞ! ……な~んてな!」

    店主「…………」ハッ



    店主(こ……これだッ!!!)

    31 = 1 :

    ~ 厨房 ~

    店主(昔……異国で食べた、豚の骨からダシを取ったスープに麺を入れた料理……。
       たしか、とんこつラーメン……だったか)ササッ

    店主(こってりした味で、非常に美味だったことを覚えている)パパッ

    店主(あの要領で作ってみよう!)ババッ

    オーク「なんだ? 急に店主さんが動き出したが、いったいどうしたんだ?」

    騎士「分からん……なにか閃いたのだろうか?」

    オーク「それにしても、みごとな手際だな」

    騎士「我々は戦闘という分野で鍛錬を重ねてきたが、
        店主殿は料理という分野で鍛錬を重ねてきたのだろうな」

    オーク「なんか……食い物で遊ぶように新メニュー作ってたのが申し訳ないな」

    騎士「うむ……反省せねばな」

    ………………

    …………

    ……

    店主「──できたッ!」

    33 = 1 :

    店主「豚骨でダシを取った煮汁に、パスタを入れた豚骨スープパスタ!」

    店主「もちろん、それだけじゃ具合が悪いから、パスタらしい味付けに整えてみたよ。
       さ、食べてみてくれ!」

    オーク「いただきます!」モグ…

    騎士「いただこう」モグ…

    オーク&女騎士「!」

    オーク「おお、うめえ! こりゃイケるって!」

    騎士「ほう……明日からでも店に出せる味だ」

    店主「ハハ、ありがとう。さすがに店に出すには、もう少し改良がいるだろうけどね」

    騎士「店主殿」
    オーク「店主さん」

    店主「?」

    女騎士&オーク「半端な気持ちで新メニュー開発を手伝ったりして、申し訳ない」

    店主「なにいってんだい! この新メニューができたのは、君たちのおかげさ!」

    女騎士&オーク「へ?」

    34 = 1 :

    一ヶ月後──

    ~ パスタ屋 ~

    ワイワイ…… ガヤガヤ……

    青年「この新メニューの豚骨パスタ、美味しいね!」モグモグ…

    スライム「うん、うまい! コッテリしてるけどオシャレな味だ!」モグモグ…

    騎士「フフフ、実はその新メニュー開発の一助を担ったのは、我々なのだ」

    青年「ホントですか!? 警備だけじゃなく料理もこなすなんて、すごいなぁ……」

    青年「ちなみに、どんな風に手伝ったんですか?」

    騎士「私は料理でミスをして──」

    オーク「オレは熱い風呂に入った」

    青年「へ?」





                                     第二話 おわり

    35 = 13 :

    よかった
    オーク食うのかと思ったわ

    36 :

    オークが出た風呂の水使うのかと思って吐く準備してた

    37 = 1 :

    第三話『コンビ結成』



    ~ 警備兵詰所 ~

    オーク「あ~……ヒマだ」

    オーク「なにかおもしれえことでも起きねえかな」

    騎士「……たまには、自分で面白いことをいってみるとか、
        そういう努力をしてみたらどうだ?」

    オーク「うぅ~ん……」

    オーク「…………」

    オーク「オークは食べ物を、多く食べる」

    騎士「……ぷっ」

    オーク「お、今笑ったな!? 笑ったよな!?」

    騎士「わ、笑ってない!」

    38 = 1 :

    騎士「私は騎士だぞ! そんな簡単に笑うものか!」

    オーク「笑ったくせに」

    騎士「…………」

    騎士「騎士がキシシ……と笑う」

    オーク「……ブフッ!」

    オーク「オークのオークション」

    騎士「ぷぷっ!」

    騎士「騎士が岸に上がる」

    オーク「ブフフッ!」

    青年「アハハッ、お二人ともユーモアのセンスがありますね」

    女騎士&オーク「!?」ビクッ

    騎士「い、いつからそこに!?」

    青年「えぇ~と……オークは食べ物を多く食べる、からです」

    女騎士&オーク「…………」ポッ…

    39 = 1 :

    青年「あ、そうだ! 二人とも、今度の町祭りで
       今みたいにダジャレを披露してみたらどうです?」

    青年「きっとウケますよ!」

    騎士「そんな……恥ずかしい」

    青年「大丈夫ですって! 女騎士さんとオークさんなら!」

    騎士「そ、そこまでいうのなら……」

    オーク「やってみるか!」

    青年「ありがとうございます!」

    41 = 1 :

    そして当日──

    ~ 町祭り会場 ~

    騎士「騎士のコーディネートは、こうでナイト!」

    ハハハ……!

    オーク「ブタがぶった!」

    ワハハ……!

    町民「へぇ、女騎士さんって厳格なイメージあったけど、案外ひょうきんなんだな」

    主婦「オークさんも、怖いイメージしかなかったけど……そうでもないのね」

    ゴブリン「二人とも、なんか見直しちゃったぜ!」

    ドワーフ「ダジャレをいうようなタイプとは思わんかったわい」



    青年(やっぱり……あの二人を怖がったり苦手にしてた町の人はまだまだ多かったけど、
       これでだいぶそのイメージが払拭されそうだ)

    スライム「お前の狙い通りじゃん! よかったな!」

    青年「……うん!」

    42 = 13 :

    いい話

    43 = 1 :

    その後──

    ~ 警備兵詰所 ~

    騎士「オーク、このチラシを見ろ!
        大都市で、こんな大会が開かれるらしいぞ!」

    オーク「コメディアンコンビ王選手権!? オイオイ、こりゃ出るっきゃねえな!」

    騎士「しかも、優勝賞金は100万ゴールドだ!」

    オーク「グフフ、もし優勝してコメディアンになれっていわれたらどうするよ?」

    騎士「もちろん、騎士を辞めるつもりなど毛頭ないが──
        市民の期待に応えるのも騎士の務めだからな……悩むところだ」

    オーク「トップ級のコメディアンの年収は下手な兵士より上らしいしな……。
        考えちゃうよな」

    オーク「グフフ……」ブヒッ
    騎士「ウフフ……」

    青年「あ、あの」

    騎士「青年、キサマのおかげで新しい才能に気づけた。礼をいう」

    オーク「もし、賞金をゲットできたら、少し分けてやっからな!」

    青年(大丈夫かなぁ……)

    44 = 13 :

    ブヒッ

    45 = 1 :

    そして──

    ~ 大都市 コメディアン王選手権会場 ~

    ザワザワ…… ガヤガヤ……

    オーク「ふん、大勢来てやがる。自分を面白いと勘違いしてるヤツらがよ」

    騎士「町祭りで大ウケした我らの実力を見せてやろう」



    受付「参加希望者? コンビ名は?」

    オーク「“オークナイト”だ」

    受付「“オークナイト”さんね。エントリーナンバーは15になります」

    受付「出番になったら、あの舞台に上ってパフォーマンスをして下さい。
       制限時間は5分です」

    騎士「分かった」

    オーク「出番までに、いっぱいダジャレ考えとこうぜ!」

    46 = 15 :

    >自分を面白いと勘違いしてるヤツら

    わろた…

    47 = 1 :

    大会開始──

    スケルトン「最近太っちゃってさぁ~。ダイエットしよっかな」

    僧侶「頑張れ」

    スケルトン「おい、突っ込めよ。漫才成り立たねえよ」

    ワハハハハ……!



    ゴーレム「こないだ人間とケンカしちまったけど、合気道でギリギリ勝ったぜ。
         ──ってゴーレムなら腕力使えよ!」

    アマゾネス「……一人でノリツッコミまでやっちゃったよ、この岩石」

    ハハハ……! ハハハ……!



    サキュバス「最近、はしたない姿の女性が多いわよねぇ~、やんなっちゃう!」

    剣士「トイレで鏡見てきたら?」

    どっ……!



    女騎士&オーク「…………」

    48 = 1 :

    司会『えぇ~続きましては、エントリーナンバー15“オークナイト”!』

    シ~ン……

    司会『あれ、“オークナイト”のお二人は!?』キョロキョロ



    ~ 会場外 ~

    オーク「なんつーか……目が覚めたな。
        みんな、オレらとはレベルや意気込みが全然違ったな……」

    騎士「そうだな……。戦わずとも分かる、とはまさにこのことだ……」

    オーク「帰るか……」

    騎士「うん、帰る……」

    オーク「結局オレたちは──
        井戸の中で自分が一番だと思ってるカエルに過ぎなかったってことさ……」





                                     第三話 おわり

    50 :


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