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元スレ雪ノ下「比企谷コーポレーション…?」
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静と結婚して高齢出産ながらも安穏な生活を遅れてるんだよな?静は幸せなんだよな?
陽乃『比企谷くんの隣にいたのは雪乃ちゃんだったかもしれないのにね』クスクス
雪乃「っ」ガタッ
雪乃「はぁ…はぁ…」
戸塚「ど、どうしたの雪ノ下さん」
雪乃「…いえ、なんでもないわ」
三浦「…具合悪いなら迷惑だから帰れし」
雪乃「大丈夫よ、問題ないわ」
戸部「でもマジ顔色悪くねー?つーか帰った方がいいっしょー?」
雪乃「問題ないと言っているでしょう!」
\ ・・・ /
雪乃「…ごめんなさい、少し熱くなってしまったわ」
小町「雪乃さん…」
雪乃「っ」ガタッ
雪乃「はぁ…はぁ…」
戸塚「ど、どうしたの雪ノ下さん」
雪乃「…いえ、なんでもないわ」
三浦「…具合悪いなら迷惑だから帰れし」
雪乃「大丈夫よ、問題ないわ」
戸部「でもマジ顔色悪くねー?つーか帰った方がいいっしょー?」
雪乃「問題ないと言っているでしょう!」
\ ・・・ /
雪乃「…ごめんなさい、少し熱くなってしまったわ」
小町「雪乃さん…」
ガハマさんは文化祭の時に事務だか会計だかの才能はありそうな描写があった気がする
【 雪ノ下宅 】
ガチャ
雪ノ下「…」
陽乃『何も知らない雪乃ちゃん』クスクス
雪ノ下「何も知らない…」
雪ノ下「そうね、姉さんの言う通りだわ…」
雪ノ下「疲れた…もう寝ようかしら…」ボスッ
prrrrrrrrrrrrr
雪ノ下(着信…)
雪ノ下(またあの番号からだわ…)
ガチャ
雪ノ下「…」
陽乃『何も知らない雪乃ちゃん』クスクス
雪ノ下「何も知らない…」
雪ノ下「そうね、姉さんの言う通りだわ…」
雪ノ下「疲れた…もう寝ようかしら…」ボスッ
prrrrrrrrrrrrr
雪ノ下(着信…)
雪ノ下(またあの番号からだわ…)
雪ノ下(着信拒否にし忘れてたのかしら、もう一度だけ…)
雪ノ下「もしもし、どちら様でしょうか」ピッ
??『…』
雪ノ下「いたずら電話でしたら迷惑なのでやめてください」
??『…』
雪ノ下「はぁ…」
??『…来週の金曜、待ってる』ピッ
雪ノ下「っ!?」
雪ノ下(今の声…忘れもしない…)
雪ノ下「比企谷…くん…」
雪ノ下「もしもし、どちら様でしょうか」ピッ
??『…』
雪ノ下「いたずら電話でしたら迷惑なのでやめてください」
??『…』
雪ノ下「はぁ…」
??『…来週の金曜、待ってる』ピッ
雪ノ下「っ!?」
雪ノ下(今の声…忘れもしない…)
雪ノ下「比企谷…くん…」
~ 翌日 ~
雪ノ下「おはようございます」
戸塚「あ、おはよう雪ノ下さん」
雪ノ下「あの、戸塚さん」
戸塚「ん?どうしたの?」
雪ノ下「これを…」スッ
戸塚「なになにー?えっと…玩具の企画書?」
雪ノ下「ええ、ここまでするべきかどうか迷ったのだけれど…」
三浦「ふーん、あーしにも見せてよ」
海老名「これ雪ノ下さん一人で作ったの?すごい!」
材木座「ふむぅ…こ、これは…!!」
戸部「つーかこれマジアレじゃねー?」
小町「なんだかお兄ちゃんみたいな企画書ですねー」
雪ノ下「や、やっぱりここまでするべきではなかったわ、返してちょうだい」
雪ノ下「おはようございます」
戸塚「あ、おはよう雪ノ下さん」
雪ノ下「あの、戸塚さん」
戸塚「ん?どうしたの?」
雪ノ下「これを…」スッ
戸塚「なになにー?えっと…玩具の企画書?」
雪ノ下「ええ、ここまでするべきかどうか迷ったのだけれど…」
三浦「ふーん、あーしにも見せてよ」
海老名「これ雪ノ下さん一人で作ったの?すごい!」
材木座「ふむぅ…こ、これは…!!」
戸部「つーかこれマジアレじゃねー?」
小町「なんだかお兄ちゃんみたいな企画書ですねー」
雪ノ下「や、やっぱりここまでするべきではなかったわ、返してちょうだい」
戸塚「はちまん…」
雪ノ下「戸塚さん?」
戸塚「…うん、これすっごく良いよ!みんなで少し手直ししたらすぐ開発部に送ろう!」
雪ノ下「そ、そうかしら」
小町「でも雪乃さん、よくこんなお兄ちゃんみたいなアイデア出ましたねー!」
雪ノ下「…私と彼は似ているから」ボソッ
小町「案外お兄ちゃんと雪乃さんお似合いなんじゃないですか?」ニヤニヤ
雪ノ下「冗談でもやめてちょうだい、反吐が出るわ」
三浦「すぐちょーしに乗んのやめろし」
雪ノ下「あら?どこかで犬が吠えているようね」
三浦「あ?」
雪ノ下「ふっ」
三浦「…まぁそのほうがあんたらしーわ」
雪ノ下「戸塚さん?」
戸塚「…うん、これすっごく良いよ!みんなで少し手直ししたらすぐ開発部に送ろう!」
雪ノ下「そ、そうかしら」
小町「でも雪乃さん、よくこんなお兄ちゃんみたいなアイデア出ましたねー!」
雪ノ下「…私と彼は似ているから」ボソッ
小町「案外お兄ちゃんと雪乃さんお似合いなんじゃないですか?」ニヤニヤ
雪ノ下「冗談でもやめてちょうだい、反吐が出るわ」
三浦「すぐちょーしに乗んのやめろし」
雪ノ下「あら?どこかで犬が吠えているようね」
三浦「あ?」
雪ノ下「ふっ」
三浦「…まぁそのほうがあんたらしーわ」
戸塚「やっとこれから忙しくなりそうだね、みんな気合い入れよー!」
材木座「ぬぬ、ここはこうしたほうがよいのでは?」
戸部「それいいじゃーん、材木座くんマジ天才じゃねー?」
海老名「ぐ腐腐腐腐腐、ざいとべ?とべざい?どっちも美味しそう」ジュルル
三浦「お前も仕事しろし」スパーン
戸塚「雪ノ下さん、ありがとう」
雪ノ下「いえ、私は…」
戸塚「ううん、こんな風に活発になってるの八幡がいたとき以来だよ」
戸塚「雪ノ下さんのおかげだね!」
雪ノ下「そう、お役に立ててよかったわ」
雪ノ下「その…来週の金曜日なんだけれど」
戸塚「うん?」
雪ノ下「お休みをいただけないかしら」
戸塚「来週の金曜日?どうしたの?」
材木座「ぬぬ、ここはこうしたほうがよいのでは?」
戸部「それいいじゃーん、材木座くんマジ天才じゃねー?」
海老名「ぐ腐腐腐腐腐、ざいとべ?とべざい?どっちも美味しそう」ジュルル
三浦「お前も仕事しろし」スパーン
戸塚「雪ノ下さん、ありがとう」
雪ノ下「いえ、私は…」
戸塚「ううん、こんな風に活発になってるの八幡がいたとき以来だよ」
戸塚「雪ノ下さんのおかげだね!」
雪ノ下「そう、お役に立ててよかったわ」
雪ノ下「その…来週の金曜日なんだけれど」
戸塚「うん?」
雪ノ下「お休みをいただけないかしら」
戸塚「来週の金曜日?どうしたの?」
雪ノ下「約束があって…」
雪ノ下(約束…なのかしら…場所も時間も聞かされていないのだけれど…)
戸塚「うん、全然大丈夫だよ!そういえば来週の金曜日って…」
戸塚「確か総武高校の卒業式だよね!」
雪ノ下「っ!」
戸塚「懐かしいなー、僕八幡に抱きついたところ写真とられちゃって―――」
雪ノ下(総武高校の卒業式…)
雪ノ下(彼はあのときのことを覚えて…)
雪ノ下(もし、そうだとしたら私は…)
戸塚「雪ノ下さん?」
雪ノ下「ご、ごめんなさい、考え事をしてたわ」
戸塚「いいよ!とにかく来週の金曜日は大丈夫!」
雪ノ下「ありがとう、戸塚さん」
雪ノ下(約束…なのかしら…場所も時間も聞かされていないのだけれど…)
戸塚「うん、全然大丈夫だよ!そういえば来週の金曜日って…」
戸塚「確か総武高校の卒業式だよね!」
雪ノ下「っ!」
戸塚「懐かしいなー、僕八幡に抱きついたところ写真とられちゃって―――」
雪ノ下(総武高校の卒業式…)
雪ノ下(彼はあのときのことを覚えて…)
雪ノ下(もし、そうだとしたら私は…)
戸塚「雪ノ下さん?」
雪ノ下「ご、ごめんなさい、考え事をしてたわ」
戸塚「いいよ!とにかく来週の金曜日は大丈夫!」
雪ノ下「ありがとう、戸塚さん」
【 雪ノ下宅 】
ガチャ
雪ノ下「ただいま」
雪ノ下「…シャワーを浴びてもう寝ましょう」
雪ノ下(今日は…電話はこないわね…)
雪ノ下(来週の金曜日…総武高校の卒業式…)
雪ノ下(比企谷コーポレーション…)
雪ノ下(もう、逃げない…)
雪ノ下(私の答えは…)
ガチャ
雪ノ下「ただいま」
雪ノ下「…シャワーを浴びてもう寝ましょう」
雪ノ下(今日は…電話はこないわね…)
雪ノ下(来週の金曜日…総武高校の卒業式…)
雪ノ下(比企谷コーポレーション…)
雪ノ下(もう、逃げない…)
雪ノ下(私の答えは…)
~ 金曜日 ~
【 総武高校 】
雪ノ下「…」
??「雪ノ下、こっちだ」コソコソ
雪ノ下「平塚先生…」
平塚「元気にしていたか?雪ノ下」
雪ノ下「ええ、平塚先生もお変わりないようで」
平塚「まったく…お前もあいつも、本来なら部外者を卒業式に入れるわけにはいかないんだがな」
雪ノ下(やっぱり彼も来ているのね…)
平塚「ま、あそこなら問題ないだろう」
平塚「…残念だが今はもう誰も使っていないからな」
雪ノ下「やはり奉仕部は…」
平塚「あぁ、比企谷小町の代で最後だ」
【 総武高校 】
雪ノ下「…」
??「雪ノ下、こっちだ」コソコソ
雪ノ下「平塚先生…」
平塚「元気にしていたか?雪ノ下」
雪ノ下「ええ、平塚先生もお変わりないようで」
平塚「まったく…お前もあいつも、本来なら部外者を卒業式に入れるわけにはいかないんだがな」
雪ノ下(やっぱり彼も来ているのね…)
平塚「ま、あそこなら問題ないだろう」
平塚「…残念だが今はもう誰も使っていないからな」
雪ノ下「やはり奉仕部は…」
平塚「あぁ、比企谷小町の代で最後だ」
雪ノ下「そうですか…」
平塚「そう病むな、私がいる限り奉仕部の歴史は失われたりはせんさ」
雪ノ下「平塚先生、本当にありがとうございました」
平塚「…もう行ってやれ、あいつも待ちくたびれていることだろう」
雪ノ下「失礼します」
平塚「それにしてもあいつがなぁ…」
平塚「奉仕部に連れて行ったときはどうなるかとヒヤヒヤしたもんだが…」
平塚「ふふ、どうだ?私の目に狂いはなかっただろう?なぁ陽乃」
陽乃「気づいちゃってました?」コソコソ
平塚「私を見くびるなよ、お前が大好きな妹のために駆けつけないわけがないだろう」
陽乃「静ちゃんには敵わないなー、結婚は私が先でしたけど♪」
平塚「ぐっ…貴様ぁ…!」
陽乃「ふふふ、雪乃ちゃん逃げなかったね、えらいえらい」
平塚「ふん、このシスコンめ」
平塚「そう病むな、私がいる限り奉仕部の歴史は失われたりはせんさ」
雪ノ下「平塚先生、本当にありがとうございました」
平塚「…もう行ってやれ、あいつも待ちくたびれていることだろう」
雪ノ下「失礼します」
平塚「それにしてもあいつがなぁ…」
平塚「奉仕部に連れて行ったときはどうなるかとヒヤヒヤしたもんだが…」
平塚「ふふ、どうだ?私の目に狂いはなかっただろう?なぁ陽乃」
陽乃「気づいちゃってました?」コソコソ
平塚「私を見くびるなよ、お前が大好きな妹のために駆けつけないわけがないだろう」
陽乃「静ちゃんには敵わないなー、結婚は私が先でしたけど♪」
平塚「ぐっ…貴様ぁ…!」
陽乃「ふふふ、雪乃ちゃん逃げなかったね、えらいえらい」
平塚「ふん、このシスコンめ」
【 奉仕部 】
雪ノ下「…」
ガラッ
雪ノ下「こんにちは」
八幡「…よう」
雪ノ下「あら、誰かと思えばヒキガエルくんかしら」
八幡「おい、社内ですれ違い様にそう呟かれたトラウマが蘇っちゃうだろうが」
雪ノ下「…どれだけ人望のない社長なのかしら」
八幡「むしろ社員にあだ名で呼ばれるとか人望がありすぎる証拠だな」
雪ノ下「はぁ…再開だというのに…」
八幡「そうだな」
雪ノ下「…」
八幡「…いきなり黙るなよ」
雪ノ下「…」
ガラッ
雪ノ下「こんにちは」
八幡「…よう」
雪ノ下「あら、誰かと思えばヒキガエルくんかしら」
八幡「おい、社内ですれ違い様にそう呟かれたトラウマが蘇っちゃうだろうが」
雪ノ下「…どれだけ人望のない社長なのかしら」
八幡「むしろ社員にあだ名で呼ばれるとか人望がありすぎる証拠だな」
雪ノ下「はぁ…再開だというのに…」
八幡「そうだな」
雪ノ下「…」
八幡「…いきなり黙るなよ」
八幡「雪ノ下…」
雪ノ下「なにかしら、私は今、この場所を懐かしみたいのだけれど」
八幡「すぐ終わる…いや…」
八幡「終わらそう」
雪ノ下「…」
八幡「俺は、お前が言うように自己犠牲でしか問題を解決できないような男だった」
八幡「でも…今は違う…」
八幡「今はもう自分というカードを切らなきゃ問題を解決できないほど非力だった人間じゃない自覚はある」
八幡「けど、今でもまだ捻くれていて、人間不信で、シスコンで、目が腐っているような男だ」
八幡「そんな俺とでもよければ…」
「俺と付き合ってください」
雪ノ下「なにかしら、私は今、この場所を懐かしみたいのだけれど」
八幡「すぐ終わる…いや…」
八幡「終わらそう」
雪ノ下「…」
八幡「俺は、お前が言うように自己犠牲でしか問題を解決できないような男だった」
八幡「でも…今は違う…」
八幡「今はもう自分というカードを切らなきゃ問題を解決できないほど非力だった人間じゃない自覚はある」
八幡「けど、今でもまだ捻くれていて、人間不信で、シスコンで、目が腐っているような男だ」
八幡「そんな俺とでもよければ…」
「俺と付き合ってください」
八幡「…」
雪ノ下「はぁ…」
「ごめんなさい、それは無理」
八幡「っ」
八幡「…そうか」
雪ノ下「ええ」
雪ノ下「比企谷くん…」
八幡「なんだよ、俺は今一人で消滅したい気分なんだが」
雪ノ下「すぐ終わるわ」
雪ノ下「はぁ…」
「ごめんなさい、それは無理」
八幡「っ」
八幡「…そうか」
雪ノ下「ええ」
雪ノ下「比企谷くん…」
八幡「なんだよ、俺は今一人で消滅したい気分なんだが」
雪ノ下「すぐ終わるわ」
雪ノ下「私は、姉さんが言うように雪ノ下家から逃げて、由比ケ浜さんから逃げて」
雪ノ下「あなたからも逃げ回っていたような女よ」
雪ノ下「臆病で、ワガママで、自分の価値観を押し付けるような女よ」
雪ノ下「けれど、もし私が…あなたに追いつくことができたなら…」
雪ノ下「そのときは私と――――」
バンッ
\ やっはろー! /
雪ノ下「あなたからも逃げ回っていたような女よ」
雪ノ下「臆病で、ワガママで、自分の価値観を押し付けるような女よ」
雪ノ下「けれど、もし私が…あなたに追いつくことができたなら…」
雪ノ下「そのときは私と――――」
バンッ
\ やっはろー! /
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