のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,144,577人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ小鞠「甘酒か…」蛍「フフフフフフ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - のんのんびより + - クレイジーサイコレズ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 1 :

    小鞠「で、でも、その『今まで通り』が、元々二人で遊ぶ事が多かったら?」

    このみ「その時は恋人になるんじゃないかな?」

    小鞠「え?そうなのかな?」

    このみ「だって、その『今まで通り』が二人でいることが多くて、楽しかったんでしょ?」

    このみ「だったら、恋人になっちゃっていいと思うんだけどな~」


    小鞠「でも、その『今まで通り』がいいけど、恋人になりたくなかったら?」

    小鞠「それで相手から告白されて気まずくなったら、どうすればいいいのかな?」

    52 = 18 :

    このみちゃんよ、押し倒してしまえ

    53 = 1 :

    このみ「うーん…そうだっ。だったら告白された私じゃなくて」

    このみ「告白されてない私を『演技』すればいいんだよ」

    小鞠「え?」

    このみ「小鞠ちゃん?大人の女って『演技』して生きていく生き物なんだよ?」

    小鞠「そ、そうなの?」

    このみ「今までは、今の小鞠ちゃんでよかったと思うけど…これからは『演技をする』練習も必要なんじゃないかな?」

    小鞠「演技…」

    54 :

    ほたほたるんるん

    55 :

    冷静に考えたら、酔った勢いで
    「優しいセンパイ大好きです♪」チュッ
    ってしただけじゃねえか。

    56 = 54 :

    >>55
    こまちゃんフィルターを通すとキスってそれだけ重い出来事なんじゃ

    57 = 18 :

    >>56
    ブラの話題で顔真っ赤だったしな

    58 = 1 :

    このみ「うん。誰に告白されたかは知らないけど」

    このみ「ここは練習だと思って、『今まで通り』を『演技』すればいいんだよ」

    小鞠「でもそれって悲しい事じゃ…」

    このみ「じゃあ、『今まで通り』がなくなっていいの?」

    小鞠「それは…嫌…」

    このみ「でしょ?だったら『演技する』しかないよ」

    小鞠「…」

    59 = 21 :

    >>55
    こまちゃんが冷静に物事考えて
    正解にたどり着けるわけないだろうが
    こまちゃんなめんな

    60 :

    こまちゃんフィルターじゃなくてもキスは重いだろ

    61 :

    >>56
    童貞VIPPERにとっても非常に重い出来事だしな

    62 :

    >>55
    もし同性に「好きです」チュッ
    てされたら酔った勢いということで処理できるのか?
    俺には無理だよ
    俺が女だったとしても無理やわ

    63 = 49 :

    なんか蛍が不憫だな

    64 :

    清永じゃないのかよww

    65 = 1 :

    このみ「でも…」


    このみ「もし、『演技する』のが嫌になった時は…」

    このみ「そして、本当の自分のままで『今まで通り』が欲しくなった時は…」

    このみ「もしかしたらそれは…本当に好きってことなのかも…ね?」


    小鞠「…え?」

    このみ「わかんないけどね。私はまだ本気で好きになった事ないし」

    小鞠「そっか…」


    このみ「うん。じゃあこのお話はおしまい。また困った事があったらおいで」

    小鞠「う、うん。ありがとう!このみちゃん!」

    このみ「どう致しまして。小鞠ちゃん」







    このみ「頑張ってね。小鞠ちゃん」

    66 = 1 :

    ■次の日

    「あれ?確かどっかに行きたいって…」

    小鞠「いや。あれは間違いで。ほらこの前みんなで買い物行った時に夏海がゲーム買ったでしょ?」

    「ああ、そういえば」

    小鞠「それが面白くってさ。それで蛍も一緒にゲームはどうかな?って思って」

    「私もゲーム好きなんで。はい!是非ご一緒します」

    このみ「あーっ。このゲームって4人まで遊べるやつ」

    小鞠「うん。3人でやろうよ」


    ………


    小鞠(このみちゃんも一緒に遊んでくれて…)

    小鞠(私は何とか『今まで通り』を『演じる』事ができたと思う)

    小鞠(でも、『今まで通り』の楽しさはなかったかな…)

    67 = 30 :

    こまちゃんが演技なんて出来ないだろ
    実はもうバレてr…いや、ほたるん若干天然入ってるからわからん

    68 = 1 :

    ■春休み


    小鞠(私はずっと『演技』を続けた)

    小鞠(もうぎこちなく蛍と二人っきりで、遊ぶ事もできる…)

    小鞠(でも、それは楽しくなかった)


    小鞠(このみちゃんも高校を卒業して、都会の大学に行っちゃって…)

    小鞠(3人で遊ぶ事もできなくなって…)



    小鞠(そして、いつの間にか、蛍と二人っきりで遊ぶ事も少しずつ減ってしまった…)

    69 = 49 :

    鬱か?

    71 = 1 :

    ■夏休み

    小鞠(去年は毎日蛍と遊んだっけ…)

    小鞠(…海、山、河、どこに行っても楽しかったなぁ~)


    夏海「姉ちゃん。みんなで釣りに行かない?」

    夏海「ガスコンロも持って行ってさ、そのままバーベキューしようよ」

    夏海「大丈夫。魚は兄ちゃんが捌けるし」

    「」ウン


    小鞠「ごめん、勉強があるから」

    夏海「えー。たまにはいいじゃん。最近ずっと遊んでないし」

    72 :

    兄貴まったく触れられなくて草ww

    73 = 62 :

    いやたぶんいつものやつだから
    「兄」とか一歩(先生)とかって書くのこいつぐらいだし
    たぶん鬱じゃないと思う

    74 = 18 :

    辛いです

    75 = 30 :

    >>73
    一穂(かずほ)じゃね?

    77 = 18 :

    まっくのうちっ!まっくのうちっ!

    78 = 1 :

    小鞠「夏海。ごめん。中学3年の大切な時期だから…」

    夏海「じゃあ、来年はたっくさん遊ぼう!」

    小鞠「はぁ…その時はあんたが受験じゃん」

    夏海「ウチはレベルが低い所に入るから大丈夫!」

    小鞠「まぁ、夏海にはそっちの方がいいかもね」

    夏海「でしょー?ウチだって将来の事ぐらい考えてるもんねー。えへっえへっ」

    小鞠「いや、褒めてないし」

    80 = 72 :

    兄貴は大学入ったのか?

    81 = 1 :

    小鞠(いつの間にか、夏海。お兄ちゃん意外とは疎遠になってきてた…)

    小鞠(たまに蛍に誘われるけど、勉強を理由に逃げるようになって…)


    小鞠(正直『演技』する事に疲れちゃった…でも、『演技』しないと…)

    小鞠(無駄に蛍を意識しちゃって、遊ぶことすらもできない)

    小鞠(本当に疲れちゃった。夏休みぐらいは休みたい)

    小鞠(…)



    あとごめんね。夏海…

    私、東京の方の高校に行くことに決めたから

    だから来年も遊べないんだ---------------

    82 :

    >>80
    兄貴高1だろ

    83 = 1 :

    ■冬休み

    小鞠「雪だ…雪が積もってる!」

    ガララッ

    小鞠「すっごい!綺麗!」

    小鞠「雪がこんなに積もるって久々だな~」

    小鞠「そういえば、去年もこんなに積もって、みんなでたくさん遊んだっけ…」

    小鞠「…」

    「センパイ♪」

    小鞠「ひゃっ」ビクッ

    84 = 1 :

    「終業式ぶりですね」

    小鞠「び、びっくりした…もぅっ!驚かさないでよ」

    「す、すいません。普通に声をかけたつもりだったんですが」

    小鞠「そうだね。ちょっとびっくりしちゃった」

    小鞠「…って、あれは、かまくら!?」


    「はい。今朝夏海センパイとれんちゃんと作ったんです!」

    小鞠(そういえば、1年前にみんなで豚汁食べたなぁ~)


    「今日は勉強しないんですか?ああ、お昼の休憩ですか?」

    小鞠「ううん。実は今起きた所で…って、もうお昼!?」

    「夏海センパイから聞いてます。いつも遅くまで勉強してるって。本当にお疲れ様です」

    小鞠「ううん。これも受験生の役目だから」

    85 = 1 :

    「あっ。そうだ。朝ごはん…じゃなくて昼ごはんってまだですよね?」

    小鞠「うん。まだだけど」

    「よかったら、そこのかまくらで食べません?」

    小鞠「え?もしかして…豚汁!?」


    「あ、その…今年は味噌汁しかないんですよ。私が作ったものでよければ…ですけど」

    小鞠「食べる!食べる!蛍が作った味噌汁、大好きなんだよねぇ~」

    「はぅ…//」


    小鞠(ヤバイ。やばい。ちょっと勉強の疲れと、学校以外で蛍と会うのが久々で『演技』してなかった…)

    小鞠(あんな事言ったらダメ。蛍が勘違いしちゃう)

    小鞠(私は告白されたくない…告白されたらきっと…今の日常は『今まで通り』は今以上に壊れちゃうから)

    小鞠(…きっと…たぶん…されたくない…)

    小鞠(でも、ちょっとだけ演技しなくてもいいよね…。疲れちゃった…)

    88 = 1 :

     
    ………

    小鞠「また料理の腕あげた!?すっごく美味しくなってる!」

    「えへへ。毎日ママの手伝いしてますんで」

    小鞠「蛍は将来シェフになった方がいいよ。うん、絶対にシェフがいいって」

    「いいすぎですよ~センパイ」

    小鞠「行けるって、だってまだ小学6年でしょ?まだまだこれからなんだし」

    小鞠(何かこういうの久々かも…やっぱり『演技』なんて楽しくないよ。このみちゃん)

    89 = 22 :

    いいね

    90 = 49 :

    キマ・・・キマシ・・・

    91 = 1 :

    小鞠「そうだ!いっそのこと。蛍が住んでる住宅街の方にお店を作って…」

    「で、でも、お店の経営とか…その…」

    小鞠「大丈夫。こう見えてもね。私、東京の高校で事務とかITとかを習うつもり……」

    「…ぇ」

    小鞠「…………あっ、でもそれだけじゃ経営できないよね。ごめん」


    「センパイ。高校は地元って言って…」

    小鞠「…ごめんね」

    92 = 1 :

    「東京の高校に行っちゃうんですか?」

    小鞠「…ごめんね」


    「そうなんですね…」

    小鞠「…ごめんね」


    「…」

    小鞠「…ごめんね」

    93 = 1 :

    「さすがです。センパイさすがですね」

    小鞠「え?」


    「やりたい事。夢があるからこそ、わざわざ東京の高校に行くんですよね?」

    小鞠「う、うん…」

    小鞠(嘘…そんなのない。逃げたいだけ。もう『演技』に疲れたから逃げたいだけなんだ)


    「本当にすごい!!頑張ってください。私応援しますね♪」

    小鞠「ありがとう…蛍」



    蛍---ずっとすっごい泣きそうな顔だった----ごめんね。演技させちゃって。ごめんね。蛍

    94 = 49 :

    蛍の方が大人やったな

    95 = 22 :

    そんなこまちゃんだから燃える

    96 = 1 :

    ■3月(東京)

    雪子(母)「あっ、姉ちゃん。あるよ。合格!合格だよ!」

    小鞠「…あああっ」

    雪子「おめでとう。倍率高かったのによく頑張ったね。おめでとう。小鞠」

    小鞠「あ、ありがとう!やった!やったよ。夏海!」

    夏海「…おめでとう姉ちゃん」


    何であんたが泣きそうなのよ。夏海--------

    97 = 54 :

    こまちゃー

    100 = 1 :

    ■3月(自宅)

    夏海「姉ちゃん…一緒に寝ていい?」

    小鞠「ん?どうかしたの?」

    夏海「ウチの部屋…ちらかってて。こっちで寝ていい?」

    小鞠「いつもの事じゃん…はぁ、まあいいよ」

    夏海「ありがとう…」


    ゴソゴソ

     


    ←前へ 1 2 3 4 5 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - のんのんびより + - クレイジーサイコレズ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について