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元スレほむら「まどかを助けることができた世界」
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だけど、運命は変えられた。
結果的に、まどかを助けることはできた。
だけど、その代償としてまどかは――。
ほむら「ねぇ、まどか。今日の晩御飯は何がいいかな…?」
まどか「…」
ほむら「…」
結果的に、まどかを助けることはできた。
だけど、その代償としてまどかは――。
ほむら「ねぇ、まどか。今日の晩御飯は何がいいかな…?」
まどか「…」
ほむら「…」
すべては私が自分本位にしたこと。
まどかを助けることにまどかの意志は――気持ちは介在していなかった。
ほむら「…ねぇ…まどか…」
まどか「…」
ほむら「…」
そしてまどかは、自我を失った。
まどかを助けることにまどかの意志は――気持ちは介在していなかった。
ほむら「…ねぇ…まどか…」
まどか「…」
ほむら「…」
そしてまどかは、自我を失った。
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ほむら「…もう…いや…」
眼前には、荒れに荒れ、荒みに荒んだ見滝原の町並み。
それを背景に、踊り狂うかのように猛威を振るう舞台装置の魔女。
――ワルプルギスの夜。
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ほむら「…もう…いや…」
眼前には、荒れに荒れ、荒みに荒んだ見滝原の町並み。
それを背景に、踊り狂うかのように猛威を振るう舞台装置の魔女。
――ワルプルギスの夜。
ワルプルギス『キャハハ! アーハッハッハッハッ!』
何がそんなにおかしいのか。
甲高い声で、癇に触る声で笑いころげている。
何がそんなにおかしいのか。
甲高い声で、癇に触る声で笑いころげている。
ほむら「…もう、うんざりよ…」
この日のために、この日を乗り越えるために用意した策はすべて破れ、銃火器は歯が立たず。
何回やり直してもこの日を越えられず、何回も何回も廻り続ける。
光明さえ見えないこのループに、私という個我は摩耗され続け。
"お手柄だよ、ほむら"
"君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ"
――今や立ち向かう勇気も、抗う気力も奪われた。
この日のために、この日を乗り越えるために用意した策はすべて破れ、銃火器は歯が立たず。
何回やり直してもこの日を越えられず、何回も何回も廻り続ける。
光明さえ見えないこのループに、私という個我は摩耗され続け。
"お手柄だよ、ほむら"
"君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ"
――今や立ち向かう勇気も、抗う気力も奪われた。
ワルプルギス『キャハハ! アーハッハッハッハッ!』
ソウルジェムがじわじわと澱んでいくのが分かる。
ほむら「…私はもう耐えられない…」
いかに自分が非力なのか、無力なのかを痛感させられる。
ソウルジェムがじわじわと澱んでいくのが分かる。
ほむら「…私はもう耐えられない…」
いかに自分が非力なのか、無力なのかを痛感させられる。
ほむら「…あなたの道化になって踊り続けるのもたくさん…」
私はのしかかっている瓦礫を払い除け。
ほむら「…さようなら」
その場から、退いた。
私はのしかかっている瓦礫を払い除け。
ほむら「…さようなら」
その場から、退いた。
後ろからアイツの笑い声が聞こえる。
アイツの追撃は、なかった。
ただ、その癇に触る笑い声は、明らかに私に向けられたものだった。
私に向けた、嘲笑。
もう、どうでもいい。
私はもう降りるわ。
アイツの追撃は、なかった。
ただ、その癇に触る笑い声は、明らかに私に向けられたものだった。
私に向けた、嘲笑。
もう、どうでもいい。
私はもう降りるわ。
>>1俺達がついてるぜ!
全力で支援
全力で支援
―――
――――――
―――――――――
まどか「…」
まどか(…私には…何もできないのかな…)
まどか(みんなから守られるばかりで…)
まどか(今もほむらちゃんが私のために…この街のために戦っているのに…)
まどか(…私は…)
知久「ん? どうしたまどか?」
まどか「…ちょっとトイレ」
――――――
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まどか「…」
まどか(…私には…何もできないのかな…)
まどか(みんなから守られるばかりで…)
まどか(今もほむらちゃんが私のために…この街のために戦っているのに…)
まどか(…私は…)
知久「ん? どうしたまどか?」
まどか「…ちょっとトイレ」
知久「そうか。ここは広いから迷子にならないようにね」
まどか「…うん。大丈夫。ちゃんと戻ってこられるよ」
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まどか「…うん。大丈夫。ちゃんと戻ってこられるよ」
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――――――――――
QB「――ほむら、なぜ君がここに…?」
ほむら「…」
QB「…ほむら、きみはまさか――」ポシュ
ポシュポシュポシュポシュ
QB「 」
ほむら「…」
ほむら「…」
QB「…ほむら、きみはまさか――」ポシュ
ポシュポシュポシュポシュ
QB「 」
ほむら「…」
ほむら「…そういうあなたはこれを期にと目ざとくまどかを見張ってたわけね」
QB「 」
ほむら「お察しの通りよ。私は…」
ほむら「…私は…最低だわ…」
QB「 」
ほむら「お察しの通りよ。私は…」
ほむら「…私は…最低だわ…」
―――
――――――
――――――――――
まどか「…あれ? ほむらちゃん…?」
ほむら「…まどか…」
まどか「えっと…どうしてここに…?」
ほむら「…」
まどか「…ワルプルギスの夜は…?」
ほむら「…」
――――――
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まどか「…あれ? ほむらちゃん…?」
ほむら「…まどか…」
まどか「えっと…どうしてここに…?」
ほむら「…」
まどか「…ワルプルギスの夜は…?」
ほむら「…」
まどか「…」
ほむら「…っ」
ほむら「……ぅ…っうぅ……っ……っ…」
まどか「…ほむら、ちゃん…」
ほむら「……っ…ぅ……んなさい………」
まどか「…」
ほむら「……わたし……やっぱり…弱くて………」
ほむら「…ごめん…なさい……」
まどか「…大丈夫だよ。もう、大丈夫…」
まどか「…辛かったよね。今まで…」
ほむら「…っ」
ほむら「……ぅ…っうぅ……っ……っ…」
まどか「…ほむら、ちゃん…」
ほむら「……っ…ぅ……んなさい………」
まどか「…」
ほむら「……わたし……やっぱり…弱くて………」
ほむら「…ごめん…なさい……」
まどか「…大丈夫だよ。もう、大丈夫…」
まどか「…辛かったよね。今まで…」
ほむら「……ぅっ…」
まどか「私、思ったの。みんなから守ってもらってばっかりで、私はいつも見てるだけしかできなくて…」
ほむら「……ん…」
まどか「私だってできることがあるのに…。救えるものがあるのにって…」
ほむら「……」
まどか「私、もうただ見てるだけなんて耐えられない」
まどか「私は、みんなから守られる私じゃなくて、みんなを守れる私になりたい」
ほむら「!」
まどか「私、思ったの。みんなから守ってもらってばっかりで、私はいつも見てるだけしかできなくて…」
ほむら「……ん…」
まどか「私だってできることがあるのに…。救えるものがあるのにって…」
ほむら「……」
まどか「私、もうただ見てるだけなんて耐えられない」
まどか「私は、みんなから守られる私じゃなくて、みんなを守れる私になりたい」
ほむら「!」
まどか「…ほむらちゃんはもう休んでて…」
ほむら「…」
まどか「後は、私がなんとかするから…」
ほむら「やめて…」
まどか「え…?」
ほむら「…」
まどか「後は、私がなんとかするから…」
ほむら「やめて…」
まどか「え…?」
ほむら「…なんでいつもあなたが…」
まどか「ほむら…ちゃん…?」
ほむら「…もう…たくさんよ…」
まどか「ほむらちゃ――」
ドサッ
ほむら「…」
まどか「……」
まどか「ほむら…ちゃん…?」
ほむら「…もう…たくさんよ…」
まどか「ほむらちゃ――」
ドサッ
ほむら「…」
まどか「……」
ほむら「…」
ほむら「……」
ほむら「…ぅ……」
ほむら「…う…うぅっ…うっ……」
ほむら「ぅあああああぁあああああああ!」
――――――
―――――――――――
――――――――――――――――――――
ほむら「……」
ほむら「…ぅ……」
ほむら「…う…うぅっ…うっ……」
ほむら「ぅあああああぁあああああああ!」
――――――
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私は多くのものを欲張りすぎたのよ。
まどかが愛した、街、友達、家族、環境。
それらをなるべく損なわないようと無理をするから、本当に守りたかった大事なものさえ守れなくなる。
私が本当に守りたかったのはシンプルで、ただ一つのもの。
まどか。
あなたただひとり。
まどかが愛した、街、友達、家族、環境。
それらをなるべく損なわないようと無理をするから、本当に守りたかった大事なものさえ守れなくなる。
私が本当に守りたかったのはシンプルで、ただ一つのもの。
まどか。
あなたただひとり。
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