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    元スレ兄「催眠術で、生意気な妹を従順で甘えん坊な可愛い妹にする!」

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    203 = 29 :

    「おかえり!」

    (いつもは挨拶も返さずに黙ってる奴が、今日は自分からおかえりか)

    「ただいま。何か良い事でもあった?」

    「今朝の友さん、見てたでしょ? ふふふ、もう完全に私の事以外見えてなかったでしょ?」

    (今頃は芳香剤中毒で頭がおかしくなってるかもな)

    「学校じゃみんなにドン引きされたけど、アドバイス的中だよ! やるじゃん!」

    「喜んでもらえて何よりだよ。そういや今日は校門まで迎えに来なかったんだな」

    「……その、ちょっと……恥ずかしいっていうか……」

    「ほう」

    「だって、あんな急に友さん変わっちゃうから、その」

    (ビビって逃げちゃった、と)

    207 = 29 :

    「うぅ……」

    「……これじゃあ友の理想には遠いな」

    「え?」

    「トイレの芳香剤で表面だけを理想にした所で、お前は内面が伴ってないよ」

    「な、内面って、そんな事あんたに言われたくないし!」

    「これはアドバイスだよ? 表面だけ良くなっても、付き合ってすぐに振られるよ」

    「で、でも! 内面なんて言われても……」

    「僕は友の一番側にいる人間だよ? 僕なら友の理想がわかる」

    「そ、そんな簡単に理想通りになんて」

    「なれるよ、妹が望むならね。どうする?」

    「……友さんの理想になれるなら、なりたい」

    「そうか、なりたいか。なら、なるといいよ」

    210 = 29 :

    (そんな風に言われてなれるなら苦労しない)

    「あのさ、私真面目に言ってるんだよ? そんな簡単に言われてもさぁ」

    「実際簡単なんだよ。妹は自己暗示って分かるかな」

    「私はできる!ってやつ?」

    「あれの応用でね、なりたいと思ったものになる方法があるんだよ」

    「……本当に?」

    「僕はそういうのに詳しくてね」

    (嘘だ、とは言えない。私は兄の事なんて全然知らないから)

    「本当にできるの?」

    「うん。友の理想はね、従順で甘えん坊な女の子なんだよ」

    「……従順で甘えん坊」

    「なかなか難しいよね」

    (友さんのためならなれると思う。でも、ちょっと窮屈そうな気がする)

    212 = 29 :

    「妹さえいいって言うなら、僕が従順で甘えん坊な女の子にしてあげるよ」

    (友さんの理想になれる。それは嬉しいけど、でも、それって)

    「それって本当に私なの?」

    「どういう事かな」

    「おかしくない? 人間ってそんな風に変われないでしょ。無理やり違う性格にされたら、それって私じゃないでしょ」

    「僕は自分にそんな事した経験もないけど、そういう可能性もあるね」

    「なら嫌」

    「理想になりたいけどなりたくない、か」

    「結局、地道に努力するしかないのかな」

    (友さんを狙ってる変な女もいるし、そんな風にゆっくりしてられないのに)

    213 = 29 :

    「……いや、良い方法があるよ」

    「あるの!?」

    「仮の人格を作るんだよ」

    (仮の人格?)

    「完璧に友の理想通りの人格をね、妹の中に作るんだよ」

    「だからそれって私じゃないって事でしょ?」

    「まあね。だからこれは仮なんだよ」

    「よく分からないんだけど、それって何が違うわけ?」

    「仮だからすぐに消えるんだ」

    「……意味ないでしょ、それ」

    「意味はあるよ」

    214 :

    期待してる

    215 = 29 :

    「まず人は最初に持った印象を大事にする」

    「妹と友はそれなりに付き合いは長いけど、男女の仲に踏み込んだ時に理想の女の子だったら」

    (男女の仲……っ)

    「まあ、きっとその印象はそれなりには持続するだろう」

    「……っ」

    「次に重要なのは、妹自身の感覚で理想を体験できる事だ」

    「私自身の感覚」

    「友の理想がどういう女の子か、身を持って知るわけだからね」

    「そっか、そうだよね! そうすれば私も理想になれるよね!」

    217 = 29 :

    「その先は努力次第だけどな。普通に頑張るよりは早く済むだろうね」

    「うん、うんうん!」

    「だけど、一番の問題はどのタイミングで仮人格を消すかだ」

    「タイミングって、その、初エッチ、とか?」

    「ああ。仮人格に代わるタイミングはもちろん友の前にいる時だけど、消すタイミングばっかりは僕が決める事じゃない」

    「私に決めろって事?」

    「ああ」

    (友さんの前で理想の私になれる。でも、そうじゃなくなった時は嫌われちゃうかもしれない)

    「好きに決めていいぞ」

    「……やっぱり、初エッチの時がいい」

    「本当にそれでいいんだな?」

    (した後なら、きっと友さん責任取ってくれるし)

    「うん、お願い!」

    218 = 29 :

    「なら今から始めよう」

    「できるの?」

    「友との新婚生活でも想像していればすぐに終わるよ」

    「ねえ、信用していいんだよね?」

    (アドバイスしてくれてるって言っても、やっぱり不安だし……)

    「ああ、約束するよ。僕は必ずお前を友の理想にしてやる」

    「……うん、信じる」

    「それじゃ妹、僕の目を見てくれ――」

    220 = 29 :

    「……あれ?」

    (ここ、ベッドの上?)

    「私確か、兄と話してたはずなのに」

    (記憶がない。変な事されてないよね?)

    「うん、大丈夫。……あれ、そういえば」

    (友さんの理想になれるっていう話、どうなったんだろ?)

    「……」

    (特に何かが変わった気もしないけど)

    「ふん。やっぱり兄は兄だったって事ね」

    (後で思いっきりひっぱたいてやる)

    221 = 186 :

    ほす

    222 = 29 :

    (今日もトイレの芳香剤を付けたし)

    「友さん、また私の事を見てくれるかな」

    (この時間なら、友さんいるはずなんだけど……あ、いた!)

    (友さん!)

    「友お兄ちゃん!」

    (え?)

    「え、お、お兄ちゃん!?」

    「お兄ちゃんっ!」 ダキッ スリスリッ

    「ちょ、ちょっと妹ちゃん! ま、まずいって!」

    「えー、どうして? なんで友お兄ちゃんい抱きついちゃダメなの?」

    (何これ?)

    223 :

    おにい

    224 = 29 :

    「だ、だからさ、そんな良い香りで甘えられたら、恥ずかしいだろ!」

    「お兄ちゃん、嫌だったの? ……ごめんなさい」 ペコリッ

    (これが仮人格っていうやつなの? なんだかちょっと、気持ち悪いかも)

    「あ、いや、そんなに嫌だったわけじゃなくてさ!」

    「お兄ちゃん優しい」 ピトッ

    (友さんの顔がどんどん赤くなってる……)

    「うぅ……」

    (すごい。完全に友さんを落としてる!)

    225 = 101 :

    いい感じ

    226 :

    ふむ

    228 = 29 :

    「ねえお兄ちゃん、妹のこと好き?」

    「おはよう」

    「あああ、兄!? うわ、うわああああっ!」

    (待って友さん!)

    「待ってお兄ちゃん!」

    「……行っちゃった」

    「ちょっと! あんたのせいで……あれ、戻ってる」

    「そういう事。使い心地はどうだ?」

    「使い心地って……便利だけど、なんか変な感じ」

    「でも実際、友の理想だろ?」

    「そうみたいだけど……ていうか、なんで邪魔したのよ!」

    「だって、こんな所で告白なんて勿体ないだろ」

    「う。……そう言われると」

    229 = 110 :

    しえん

    230 = 29 :

    「今日、友の家に行けるようにセッティングしておくからさ。……頑張れよ」

    「へー、役に立つじゃん」

    (ちょっと見直したかも。友さんには全然敵わないけど)

    「実の妹の門出だからね、僕もちょっと頑張るよ」

    「……ありがと。私必ず、友さんと幸せになるから!」

    「僕も妹と友が必ず幸せになるように祈ってるよ」

    「うん」

    「最後にもう一度言っておくけど……友と初めてした時に仮人格はなくなるからな」

    「……ちょ、ちょっとキツいけど、ああいう感じでいけばいいんでしょ?」

    「そういう事。健闘を祈るよ」

    (妹キャラなんて柄じゃないんだけど、友さんがああいうの好きなんだもん、仕方ないよね……)

    「そうだよ、少しずつ友さんを私に染めて行けばいいんだ。何よりも、まずは付き合う事だよね!」

    「そうと決まれば放課後まで妹キャラを練習しなくちゃ!」

    231 = 186 :

    私怨

    232 = 29 :

    (そうこうしてる内に放課後になっちゃって)

    「友さんの家の前まで来てるのにチャイムが鳴らせない……」

    (よし、覚悟を決めて押そう!)

    「……妹ちゃん?」

    (友さん!)

    「友お兄ちゃん!」 ダキッ

    (ああ、そうだった……こういうのにならないといけないんだった……)

    「妹ちゃん……」

    (友さ……友お兄ちゃんが私を抱き締めてる……すっごい幸せだ……)

    「あのね、今日は友お兄ちゃんにお話があるの」

    「じ、実は俺もなんだ」

    (これってもしかして、そういう事? 友さんの方から?)

    「それじゃおじゃまするね」

    「ああ、どうぞ入って」

    235 = 29 :

    「友お兄ちゃんのお部屋、久しぶりー!」

    「そう言えば、最後に妹ちゃんが来たのって小学生の頃かな」

    「うん! えへへ、友お兄ちゃんの匂いがするね」

    「……あのさ、妹ちゃん。俺の話聞いてくれる?」

    「なぁに?」

    (……)

    「俺、妹ちゃんの事が好きなんだ!」

    (私もです! 私も友さんの事が大好きです!)

    「私も! 私も友お兄ちゃんが大好き!」

    「本当に?」

    (はい!)

    「うん!」

    236 = 1 :

    やっぱ何時間か寝た方がいいんじゃないのか?
    相当キツイと思うんだが

    238 = 29 :

    「妹ちゃんは俺の事、理解してくれてるって事でいいのかな」

    (もちろんです!)

    「もちろんだよ!」

    「そっか、良かった。それじゃ兄、入って来てくれ」

    「どうも」 ガチャッ

    (え、なんで兄?)

    「どうしたの、お兄ちゃん?」

    「さっき友に呼び出されたんだ」

    「やっぱり兄に頼むのが一番だと思ってさ」

    (どういう事?)

    「どういうこと?」

    「俺、好きな人が他人とセックスしてるシチュエーションじゃないと勃起しないんだ」

    (は?)

    240 = 29 :

    「そうなの? 友お兄ちゃん可哀相」

    (ちょ、何言ってんの?)

    「わかってくれるかい? 妹ちゃんは優しいね」

    「えへへ」

    (何笑ってんの?)

    「ていう事でさ、兄には妹ちゃんとセックスして欲しいんだけど、構わないかな?」

    「友が頼むなら引き受けたいけど、妹はどうなのかな?」

    (嫌に決まってるでしょ!?)

    「えへへ、お兄ちゃんならいいよ!」

    「そうだよね。妹は従順で甘えん坊だもんね、このくらい平気だよね」

    (ちょっと、あんたは知ってるでしょ!? どうにかしてよっ!!)

    「俺も妹の願いは叶えてあげたいしね」

    (なんで今この状況で笑えるのよ、あんたどうかしてんじゃないのっ!?)

    241 :

    (朝青龍顔)

    242 = 153 :

    初エッチの時に仮人格が消える・・・

    244 = 29 :

    「ああ、そうだ。俺が妹とセックスしてる間、友も一人でするのは侘しいだろ?」

    「それは仕方ないさ」

    「俺の彼女を連れて来たから使ってやってくれよ。入りなよ、女さん」

    「……ん」

    「女さん? 兄と付き合ってたの?」

    「秘密にしてるんだから、あまり広めないでくれよ」

    「色々悪いな、兄」

    「いいよ、友と妹のためだからね」

    「ありがとう、お兄ちゃん!」

    (いやあああ! いやあああ! いやあああああああっ!)

    245 = 29 :

    >>240>>244の兄の一人称、俺じゃなくて僕だわ

    246 = 1 :

    >>245
    まぁ、気が高ぶって途中から性格変わってる感じだし、言うほどの間違いじゃない

    247 = 153 :

    楽しみ

    248 = 29 :

    「妹はさ、子供の頃からずっと友の事が好きだったんだよな」

    「えへへ、友お兄ちゃんは私がいじめられてる時に助けてくれたんだよ!」

    (違う! それは私の過去であんたの過去じゃない!)

    「どっちでも同じだよね? 私は妹なんだもん」

    (え?)

    「あなたがいなくなっても私がいれば誰も困らないんだよ? だって妹はいるんだもん」

    「妹、余計なお話してないで俺とセックスるぞ」

    「はーい、お兄ちゃん」

    (ちょっと待って、待ってってば! どういう事なの!? ねえ!)

    249 = 29 :

    なんかもうグダグダやな俺

    >>248
    × 「妹、余計なお話してないで俺とセックスるぞ」
    ○ 「妹、余計なお話してないで僕とセックスするぞ」

    250 = 189 :

    >>249
    多少の間違いはしょうがないしこっちで補完できるからあまり気にしなくていいぞ


    しえん


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