元スレ兄「催眠術で、生意気な妹を従順で甘えん坊な可愛い妹にする!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
153 :
>>102
しね
154 = 102 :
>>153
ファッ!?
155 :
156 = 29 :
兄(放課後になり、僕は友と一緒に校門をくぐった)
妹「友さんっ! 彼女なんていませんよね!?」
友「妹ちゃん?」
兄(友の表情は混乱だった。妹の切羽詰まった調子のせいだろう)
兄「妹、友が困ってるだろ」
兄(横槍を入れた僕に、妹は)
妹「ちょっと黙っててよっ!!」
兄(抑制を欠いた怒声をあげて、校門前で中学の制服姿なのもあって注目を浴びていた)
女「……」
兄(女さんは僕と妹を横目に、無言で通り過ぎて行った)
158 = 95 :
しえん
160 = 29 :
友「とにかくさ、落ち着いてよ」
妹「でも!」
友「妹ちゃんの話はちゃんと聞くから。ね?」
兄(友は妹の両肩に手を沿えて、優しく諭すように言った)
妹「……ごめんなさい。私、あの!」
友「大丈夫。ほら、行こ?」
兄(二人の間に僕はいない。僕がいなくても二人は二人でいられる)
兄(本当、今までの僕は妹の言う通り、妹の兄貴で友の幼馴染なだけだったんだろう)
兄(じゃあ今の僕は? その答えはすぐに分かる)
161 :
間開いても良いから書き溜めろ
163 :
いい文章だけど安価先書いてくれたほうが助かる
164 = 95 :
ほす
165 = 29 :
妹「え? じゃあ友さん、付き合ってる人いないんですか?」
友「今はね」
妹「じゃあじゃあ、私立候補してもいいですか!」
友「あー……」
兄(友は困ったように僕へ視線を向けるが、妹は僕の存在を気に掛けてさえない)
妹「お試しでいいんです! 私、絶対に友さんの理想の彼女になってみせます!」
友「ごめん、その話はまた今度ね」
兄(それ以上深い話に踏み込まず、友は逃げて行く)
妹「友さん! 私待ってますから!」
兄(僕は舞台の芝居を見ている気分で、友と妹のやり取りを眺めていた)
166 :
妹うぜぇ
167 = 29 :
妹「もう! なんで友さんは私を見てくれないのよ!」
兄(家に着いた途端に妹のヒステリーが始まる)
妹「なんで、なんで、なんで!」
兄(飛び交う物は壁に当たり、破壊的な音を立てる)
兄「友が見たら幻滅するだろうな」
妹「はぁ?」
兄(妹は鬼の形相で僕を見た)
兄「事実だろ。今のお前のどこが理想の彼女なんだ?」
妹「あんたに何が分かんの? 友さんの前なら理想の彼女にだってなれるの!」
168 = 29 :
兄「それは凄い」
兄(僕の小馬鹿にした感想に、妹の怒りの矛先が僕に向いた)
妹「あんたみたいな役立たずにどうこう言われたくないんだっての!」
兄「あのさ、僕はお前より友と長く付き合ってるんだぞ?」
妹「それが何? ……あんた、まさか友さんが好きなの?」
兄(ゲイの知識はあるらしい)
兄「まさか。単純に、お前より友の事は知ってるってだけだよ。例えば、女の好みとかね」
妹「本当に!?」
兄(妹は、今まであれだけ罵倒してきた僕に、目の色を変えて迫ってくる)
妹「教えてよ! 友さんってどんな女の子が好きなの!?」
兄(妹は友の事が本気で好きなんだろう)
兄(僕はそれがあんまりにも愉快すぎて、笑いを堪えながら答えた)
兄「ああ、もちろん。これから友の好みをお前に教えて、兄として妹の恋路を応援するつもりだよ」
妹「やったっ!」
169 = 110 :
しえん
171 :
素晴らしい支援
エロは控えめでいいな
172 = 95 :
妹の掌返し
173 = 29 :
妹(友さんの好みの女の子! それが分かれば私も……)
兄「まずはさ、妹が友を好きになったキッカケを教えてくれよ」
妹「はぁ?」
妹(友さんの好みのタイプだけ教えてくれればいいのに、何言ってんの?)
妹「なんであんたに話さなくちゃならないの?」
兄「妹、僕の目を見てくれ」
妹「……見たけど?」
妹(それが何?)
兄「僕は真剣に妹の恋路を助けてようと思ってる。これは信じてくれ」
妹(それくらい別に信じるけど)
妹「うん。それで?」
兄「僕のアドバイスには全部理由がある。詳しくは話せない事もあるけど、僕のアドバイスを信じてくれ」
妹(言われなくてもそのくらい普通に信じるし)
妹「そこまで真剣に言うなら信じあげてもいいけど?」
174 :
いいぞ
175 = 166 :
しえん
176 = 29 :
兄「なら二人が付き合うために必要だから、友を好きになったキッカケを教えてくれ」
妹「昔、私がちょっといじめられてた時に助けてくれた事かな」
兄「それはいつ頃?」
妹「小学校3年生くらい。ちなみに原因はあんたね」
兄「僕?」
妹「あんたがブサイクだから私までブサイク扱いされたの」
兄「それはまた、災難な話だね。で、それだけ?」
妹「まさか。それからも、うちに遊びに来るたびに話相手になってくれたり、誕生日プレゼントをくれたり、髪型を誉めてくれたり……」
177 = 29 :
兄「なるほどね。友のどんな所が好きなわけ?」
妹「優しくて、頼りになって、格好良くて」
兄「他には?」
妹「運動もできて、楽器もできて、歌も上手くて」
兄「他には?」
妹(他に? そんなに突然聞かれても)
妹「……頼りになる所」
兄「それはさっきも言ったろ。他には?」
妹「だからもう十分言ってるじゃん!」
兄「ふぅん」
178 = 29 :
兄「じゃあさ、その好きな所はなんで好きなんだ?」
妹「好きに理由なんてない、好きだから好きなの」
兄「本当にそうかな」
妹(今の言い方、凄く頭に来る)
妹「そうだって言ってるでしょ?」
兄「これはアドバイスなんだけど、もっと深く考えなよ」
妹「深く?」
兄「なんで、妹は、友が、好きなの?」
妹「なんで……」
妹(なんでだろう)
妹(なんで私は友さんが好きなんだろう?)
179 = 29 :
妹(兄と違って)
妹「優しくて」
妹(兄と違って)
妹「頼りになって」
妹(兄と違って)
妹「格好良くて」
妹「こんな人がお兄ちゃんだったら良いのにって……」
兄「……………………へえ」
妹(あれ?)
妹「私、今何か言ってた?」
兄「いいや、何も言ってないよ。そうかそうか、なるほどね」
180 :
いいね
催眠系とか最近少なくてなぁ…
183 = 29 :
兄「うん、面白い話が聞けたよ」
妹「それで、友さんの好みって」
兄「ああ、それね。トイレの芳香剤の匂いのする女の子が好きなんだってさ」
妹「はぁ?」
兄「これは真剣なアドバイスだぞ? 信じないのか?」
妹「それはもちろん、真剣なアドバイスなら信じる、けど」
妹(でもトイレの芳香剤? あんな匂いがいいの?)
兄「真剣なアドバイスだぞ」
妹「……うん、わかった。明日はトイレの芳香剤付けて行ってみる」
兄「キツめの匂いの方が好きだって言ってたよ」
妹(意外だけど、真剣なアドバイスなら間違いないよね)
妹「まあ、あんたにしては役に立ったわね」
兄「お役に立てましたなら光栄でございます」
185 = 114 :
期待している
186 :
面白い
187 = 51 :
こっからどう従順で甘えん坊になるのか気になる支援
188 = 29 :
兄(好きにも色々な種類がある)
兄(性欲も好きだし、憧憬も好きだし、執着も好きだ)
兄(妹の友への好きが何なのか、僕は知りたかった)
兄(芳香剤? あんなのは犬の糞でもなんでも変わらない)
友「お、今日も早いな」
兄「友はトイレの芳香剤の匂いのする女の子が好きだ」
友「ん?」
兄「好きだろ?」
友「……まあな。でもなんで突然?」
兄「別に」
兄(これで僕の仕事は終了)
妹「友さん、おはようございます!」
兄「うぇ」
兄(吐き気がするほど便所臭い妹と、その妹に熱い視線を送る友)
兄(僕は二人から二十歩以上離れて学校へ歩いた)
191 = 29 :
兄(便所臭い妹が自分の学校へ行き、僕と友は自分の教室へ)
兄(友は溜息なんて吐いて、僕の机へやって来る)
友「あのさ」
兄「何か用?」
友「……いや、なんでもない」
兄(結局友は何も言わずに席に戻り、また溜息を吐き始めた)
兄(僕は構うのもバカらしくて、担任が来るまで廊下でもふらつく事にした)
兄「昼休み、屋上」
女「……っ」
兄(通りすがりに囁いた声は聞こえたらしく、女さんは小さく肯いた)
兄(僕はそれに満足して教室を後にした)
192 :
面白い
193 = 186 :
続きに期待
194 = 114 :
保守シュシュシュ
195 = 29 :
女(屋上に着いた時、兄くんは既に笑顔だった)
女(私は思わず帰りたくなり、すぐに思い直した。そんな事をしたら後が怖い)
兄「こんにちは、女さん」
女「こ、こんにちは、兄くん」
兄「挨拶はいいね。心が洗われるよ」
女「そ、そうだね」
女(多分本当はそんな事を全然思っていない)
女(兄くんはただ、自分の本心を隠すためだけに言ったんだと思う)
兄「さて、今日はどうしようか?」
196 = 29 :
兄「うちの妹は友にお兄ちゃんになって欲しいそうでね」 ピタッ
女「熱ぅっ!?」
兄「ね、どう思う? お兄ちゃんになって欲しい友を彼氏にしたいんだってさ」 グリグリッ
女「熱ぅぅぃぃっ! あ゛あ゛ぅっ!!」
女(熱い熱い熱い熱い、それ以外考えられなくなる)
女(兄くんの指の触れた場所は煙草の火を押し当てられたように猛烈に熱くて、拷問でもされてるみたいで)
兄「近親相姦願望でもあるのかな? まあ僕も一応兄だからね、妹の願いくらい叶えてやるよ」 スッ
女「はぁ、はぁ……っ」
兄「女さんも協力してくれるよね?」
女(私には、話の半分も理解できなかったけれど、答えは最初から決まっていた)
兄「そっか、ありがとう。それじゃご褒美をあげないとね」
女「ご、褒美?」
兄「僕が身体に触れると、女さんはそこ気持ち良くて仕方がなくなるよ。気が狂うくらいにね」
女(ただの指が煙草の火に思えるような力で、気が狂うほどの気持ち良さを与えるという事は)
女「だ、ダメ! 本当に頭おかしくなっちゃうから! だから、あ、やだ、やだ、あ、ぃぎぃいぃぃぃ……っ!?」
みんなの評価 : ☆
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