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元スレ不良女「ち、ちょっとツラ貸せよ」女「……」
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>>31
俺もそう思ったよww
俺もそう思ったよww
――数日後
モブ子「おい不良ー、アンタ最近やけにおとなしくねぇ? っつかおとなしすぎんだろ」
モブ美「なんか全然前みたいなカンジないよねー。お小遣いちょうだいよ」
不良女「うっせえんだよブス共……あたしだっていつでもバカやってるわけじゃねェっての」
モブ江「……女がいるから?」
不良女「あぁ!? どういう意味だテメー!?」
モブ江「そのまんまの意味だよ。アンタ、この前女とやり合ってからなんにもしてないじゃん。ビビッたの?」
不良女「ンだとこのアマ……舐めた口きいてっとテメーから潰すぞ」
モブ美「ちょ、ちょっとモブ江ちゃんヤバイって……」
モブ江「私は別に退学になるぐらいどーってことねぇし。それよりアンタ、今の状況わかってる?」
不良女「な、なんだよ」
モブ子「おい不良ー、アンタ最近やけにおとなしくねぇ? っつかおとなしすぎんだろ」
モブ美「なんか全然前みたいなカンジないよねー。お小遣いちょうだいよ」
不良女「うっせえんだよブス共……あたしだっていつでもバカやってるわけじゃねェっての」
モブ江「……女がいるから?」
不良女「あぁ!? どういう意味だテメー!?」
モブ江「そのまんまの意味だよ。アンタ、この前女とやり合ってからなんにもしてないじゃん。ビビッたの?」
不良女「ンだとこのアマ……舐めた口きいてっとテメーから潰すぞ」
モブ美「ちょ、ちょっとモブ江ちゃんヤバイって……」
モブ江「私は別に退学になるぐらいどーってことねぇし。それよりアンタ、今の状況わかってる?」
不良女「な、なんだよ」
モブ江「アンタさ、最近かなり温くなってるよ。他の連中も気づいてる。見ろよ」
女子A「――あの、女ちゃん。昨日の宿題やってきてる? よかったらちょっと見せてくれないかな」
女「……構わないわよ」
女子B「あ、私も見せてもらっていいー?」
女「どうぞ」
ワイワイ
モブ江「……アンタが完全にシめてた頃はこんな空気じゃなかっただろ。女の奴がアンタに対抗できる存在として、周りから頼られ始めてんのさ」
不良女「……ケッ、大したことじゃねェよんなもん」
モブ子「不良? あのまんまでイイわけ?」
不良女「連中が調子に乗り出したらきっちりシメりゃいいだけの話だ! あんな奴、ほっといてもどうせなんにもしてこねぇよ」
モブ江「……」
女子A「――あの、女ちゃん。昨日の宿題やってきてる? よかったらちょっと見せてくれないかな」
女「……構わないわよ」
女子B「あ、私も見せてもらっていいー?」
女「どうぞ」
ワイワイ
モブ江「……アンタが完全にシめてた頃はこんな空気じゃなかっただろ。女の奴がアンタに対抗できる存在として、周りから頼られ始めてんのさ」
不良女「……ケッ、大したことじゃねェよんなもん」
モブ子「不良? あのまんまでイイわけ?」
不良女「連中が調子に乗り出したらきっちりシメりゃいいだけの話だ! あんな奴、ほっといてもどうせなんにもしてこねぇよ」
モブ江「……」
――放課後、街角の喫茶店
ザァァァァァ……ゴロゴロ……
女「ありがとうございましたー。……ふぅ」
マスター「そろそろ夜の時間帯になるのぅ。ゆーても、この雨じゃもう客は来んやろなあ。女ちゃん、今日は早い目に上がるか?」
女「そうですね……じゃあ」
カランカラン……
不良女「……」ビシャビシャ
女「!」
マスター「お、らっしゃい……なんやお嬢ちゃん傘忘れたんか? しかもその制服……」
女「……マスター、タオルお借りしてもいいですか? 学校の知り合いなんです」
マスター「ん? おぉ、ちょおまっとき」パタパタ……
不良女「……けっ、テメェうちがバイト禁止だって知っててやってんのか?」
女「生憎と学校側に特例をもらってるのよ。というか、本当に来たのね」
ザァァァァァ……ゴロゴロ……
女「ありがとうございましたー。……ふぅ」
マスター「そろそろ夜の時間帯になるのぅ。ゆーても、この雨じゃもう客は来んやろなあ。女ちゃん、今日は早い目に上がるか?」
女「そうですね……じゃあ」
カランカラン……
不良女「……」ビシャビシャ
女「!」
マスター「お、らっしゃい……なんやお嬢ちゃん傘忘れたんか? しかもその制服……」
女「……マスター、タオルお借りしてもいいですか? 学校の知り合いなんです」
マスター「ん? おぉ、ちょおまっとき」パタパタ……
不良女「……けっ、テメェうちがバイト禁止だって知っててやってんのか?」
女「生憎と学校側に特例をもらってるのよ。というか、本当に来たのね」
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
ビューティ増田
不良女「っせぇな、雨宿りに茶店寄ったらワリィかよ!?」
女「はいはい……」
マスター「おう、嬢ちゃん。これで体拭いとけ」ヌッ
不良女「え、あ……ども」
マスター「……強面で堪忍やで」シュン
女「マスター、この子見た目より子供だから。怖がられても気にしないで」
不良女「だ、誰が!」
マスター「ええねや、慣れとるさかい。女ちゃんの友達やろ? ちょっとジュース入れたるから座っとき」
不良女「い、いや別に……」
女「座りなさい。大人の好意は受け取るものよ」
不良女「……二つしか違わねェくせに大人ぶりやがって」
女「少なくとも、貴女より汚い大人の世界は見てきてるつもりだから」
女「はいはい……」
マスター「おう、嬢ちゃん。これで体拭いとけ」ヌッ
不良女「え、あ……ども」
マスター「……強面で堪忍やで」シュン
女「マスター、この子見た目より子供だから。怖がられても気にしないで」
不良女「だ、誰が!」
マスター「ええねや、慣れとるさかい。女ちゃんの友達やろ? ちょっとジュース入れたるから座っとき」
不良女「い、いや別に……」
女「座りなさい。大人の好意は受け取るものよ」
不良女「……二つしか違わねェくせに大人ぶりやがって」
女「少なくとも、貴女より汚い大人の世界は見てきてるつもりだから」
女「さて、と……ここまで足を運んできたってことは、ちょっとくらい私の話に耳を傾ける気があるってことね?」
不良女「……あたしは雨宿りついでに茶ァ飲みに来ただけだ。ムカつくヤローの話なんざ聞く義理はないね」
女「貴女って、自分が低能だってことを披露したがるのね。まぁ私を放っておいてくれるなら、貴女のことなんでどうでもいいんだけど」
不良女「んだとテメェ……!」
マスター「ほい、オレンジジュース」コト
不良女「ぅ……ども」
マスター「まぁ若いもんにはいろいろあるやろうけど、素直になりや。今日はもう店閉めるさかい、ゆっくりしていき」
女「すみません、マスター」
不良女「……」チュー ゴクゴク
女「そうしてるとただの無垢で無知な女の子よね貴女って。いまのところ悪い意味でしかないけど」
不良女「……言いたいことあんならとっとと言いやがれクソアマ」
女「そうさせてもらうわ。無駄な時間も取りたくないし」
不良女「……あたしは雨宿りついでに茶ァ飲みに来ただけだ。ムカつくヤローの話なんざ聞く義理はないね」
女「貴女って、自分が低能だってことを披露したがるのね。まぁ私を放っておいてくれるなら、貴女のことなんでどうでもいいんだけど」
不良女「んだとテメェ……!」
マスター「ほい、オレンジジュース」コト
不良女「ぅ……ども」
マスター「まぁ若いもんにはいろいろあるやろうけど、素直になりや。今日はもう店閉めるさかい、ゆっくりしていき」
女「すみません、マスター」
不良女「……」チュー ゴクゴク
女「そうしてるとただの無垢で無知な女の子よね貴女って。いまのところ悪い意味でしかないけど」
不良女「……言いたいことあんならとっとと言いやがれクソアマ」
女「そうさせてもらうわ。無駄な時間も取りたくないし」
>>417
ストローかわいい
ストローかわいい
>>417
ストローかわいい
ストローかわいい
女「前にも言ったけど、私は貴女のことが嫌いなの。だからこれから口にすることに一切繕いなんてないし、どちらかというと脅しを含めて話してあげる」
不良女「はぁ? テメェに脅されてビビるとでも思ってんのかよ?」
女「少しは怖がって距離を置いてくれるとありがたいのだけれど。まぁ、なんでもいいわ。さわりから教えておく」
不良女「……」
女「私ね、15くらいの時に、借金のカタに連れて行かれて売春してたの」
不良女「ぶっは!! やっぱりクソビッチ野郎だったのかよテメェ! そりゃそんだけ乳もデカけりゃ――」
女「いい加減黙って話を聞くってことを学びなさい。次にくだらない茶々をいれたら顔面を引っ叩くわ」ギロッ
不良女「っ……(こ、んのやろ目がガチじゃねーか……)」
女「多分、貴女が想像してるのは精々どこかの風俗みたいなところなんでしょうけど。実際はもっといろんな場所で、いろんな人間に買われたわ。詳細は省くけど、世の女性が想像できる最低最悪の犯され方も経験してきた」スルッ
不良女「な、て、てめっなにいきなり服脱い、で……ん……」
女「まぁ、一部は母親からの虐待の傷もあるけど。結構そこらじゅう痣だらけでしょう? 見えないけど、陰部が炎症を起こして膿んだりもした……女性器なんかもうきちんと機能しないんじゃないかしら」スッ
不良女「(な、なんだよコイツの体……火傷とか痣もだけど、よく見たら切り傷まであちこちあるじゃねーか……)」
不良女「はぁ? テメェに脅されてビビるとでも思ってんのかよ?」
女「少しは怖がって距離を置いてくれるとありがたいのだけれど。まぁ、なんでもいいわ。さわりから教えておく」
不良女「……」
女「私ね、15くらいの時に、借金のカタに連れて行かれて売春してたの」
不良女「ぶっは!! やっぱりクソビッチ野郎だったのかよテメェ! そりゃそんだけ乳もデカけりゃ――」
女「いい加減黙って話を聞くってことを学びなさい。次にくだらない茶々をいれたら顔面を引っ叩くわ」ギロッ
不良女「っ……(こ、んのやろ目がガチじゃねーか……)」
女「多分、貴女が想像してるのは精々どこかの風俗みたいなところなんでしょうけど。実際はもっといろんな場所で、いろんな人間に買われたわ。詳細は省くけど、世の女性が想像できる最低最悪の犯され方も経験してきた」スルッ
不良女「な、て、てめっなにいきなり服脱い、で……ん……」
女「まぁ、一部は母親からの虐待の傷もあるけど。結構そこらじゅう痣だらけでしょう? 見えないけど、陰部が炎症を起こして膿んだりもした……女性器なんかもうきちんと機能しないんじゃないかしら」スッ
不良女「(な、なんだよコイツの体……火傷とか痣もだけど、よく見たら切り傷まであちこちあるじゃねーか……)」
はいはいもういい加減そういう女マンセーで普段おとなしいし優しいけどやばい世界を生きてきましたみたいなそういうキモイのいいから 純粋に気色悪い
女「私の親と呼ばれた人間は、世間一般からみて完全なクズだった。というより、父親が早くに病気で死んでから母親の方が本性出したみたいなんだけど」
不良女「……」ジュースチュー…
女「簡単に言ってしまえば、あちこちで作った借金まみれの状態で、私一人を置いて逃げたわけ。当時は私も親戚を頼るなんて知恵もないくらい子供だったから、ワケもわからないうちに知らない人たちが私を連れて行った」
不良女「(……なんでコイツはさっきから無表情でこんな話できんだよ……)」
女「おそらく、アイツの……母親の中で私はただの荷物で、金ヅルで、ちょうどいい道具だったんでしょうね。死んだ方が世の中のためになるくらい、どうしようもない人間だったわ」
不良女「……っけ、同情でも誘ってんのか?」
女「人の話は最後まで聞きなさい。その母親がね、殺されたのよ。かき集めた不信と怨嗟のしっぺ返しだったんでしょうね」
不良女「あ? どーゆー意味だよ」
女「あちこちで恨みを買って、他人の人生をめちゃくちゃにしてきたツケがきたのよ。借金の保証人だった知り合いに殺されたらしいわ」
不良女「……ハン。自業自得じゃねーか」
女「貴女の口からそんな言葉が出るなんて、案外殊勝なところがあるのね。まぁこれは私の母親の話だけど。言いたいこと、わかるわよね?」
不良女「……ケッ、ンなこと知るかよ」
女「……私は、私の人生をこれ以上他人に弄られたくないし、他人の人生に干渉する気もない。だから何もするなと言っているの。たったそれだけのこと、さすがの貴女でもいい加減理解してくれるでしょう?」
不良女「……」ジュースチュー…
女「簡単に言ってしまえば、あちこちで作った借金まみれの状態で、私一人を置いて逃げたわけ。当時は私も親戚を頼るなんて知恵もないくらい子供だったから、ワケもわからないうちに知らない人たちが私を連れて行った」
不良女「(……なんでコイツはさっきから無表情でこんな話できんだよ……)」
女「おそらく、アイツの……母親の中で私はただの荷物で、金ヅルで、ちょうどいい道具だったんでしょうね。死んだ方が世の中のためになるくらい、どうしようもない人間だったわ」
不良女「……っけ、同情でも誘ってんのか?」
女「人の話は最後まで聞きなさい。その母親がね、殺されたのよ。かき集めた不信と怨嗟のしっぺ返しだったんでしょうね」
不良女「あ? どーゆー意味だよ」
女「あちこちで恨みを買って、他人の人生をめちゃくちゃにしてきたツケがきたのよ。借金の保証人だった知り合いに殺されたらしいわ」
不良女「……ハン。自業自得じゃねーか」
女「貴女の口からそんな言葉が出るなんて、案外殊勝なところがあるのね。まぁこれは私の母親の話だけど。言いたいこと、わかるわよね?」
不良女「……ケッ、ンなこと知るかよ」
女「……私は、私の人生をこれ以上他人に弄られたくないし、他人の人生に干渉する気もない。だから何もするなと言っているの。たったそれだけのこと、さすがの貴女でもいい加減理解してくれるでしょう?」
>>423
自分も進撃のミカサってイメージ
自分も進撃のミカサってイメージ
不良女「っつーかよ、テメェマジであたしと二つ違いか? そんな……意味わかんねぇ経験してるくせに、なんで――」
女「もっと擦れて腐った人間になると思った? 自分みたいに」
不良女「アァ!?」
女「まぁ貴女のことなんてどうでもいいんだけれど。……幸いにも、私の前には、私を救ってくれる人が二人も現れたのよ。ばあちゃんと、ここのマスター」
不良女「……」チラ
マスター「……おう女ちゃん、ケツかゆなってまうような話までせんとってくれよ」
女「ありのままをお話しするだけです。差障りあるなら、マスターの話は伏せておきますけど」
マスター「まあ……別に今更隠すようなことでもあれへんけどな。昔のことやさかい」
不良女「……?」
女「元ヤクザなのよ、あの人。一時は組の若頭だったらしいわ」
不良女「んな……!?」ビクッ
マスター「さらっと言いよるな女ちゃん……あぁあぁ、昔のことや昔の! 今はしがない喫茶店の店長やさかい、そんな目で見んとって!」
女「もっと擦れて腐った人間になると思った? 自分みたいに」
不良女「アァ!?」
女「まぁ貴女のことなんてどうでもいいんだけれど。……幸いにも、私の前には、私を救ってくれる人が二人も現れたのよ。ばあちゃんと、ここのマスター」
不良女「……」チラ
マスター「……おう女ちゃん、ケツかゆなってまうような話までせんとってくれよ」
女「ありのままをお話しするだけです。差障りあるなら、マスターの話は伏せておきますけど」
マスター「まあ……別に今更隠すようなことでもあれへんけどな。昔のことやさかい」
不良女「……?」
女「元ヤクザなのよ、あの人。一時は組の若頭だったらしいわ」
不良女「んな……!?」ビクッ
マスター「さらっと言いよるな女ちゃん……あぁあぁ、昔のことや昔の! 今はしがない喫茶店の店長やさかい、そんな目で見んとって!」
女「ばあちゃんは、母親に捨てられてから行方が分からなかった私を見つけてくれた。それで、押し付けられた借金を全部返済してくれた」
不良女「……いくらくらいなんだよ、それ」
女「さぁ。あの時点で残っていた額で、一千万と少しだったかしら。ねぇマスター?」
マスター「千二百万や。まぁ、俺が気ィ回したから実質一千万で済んだはずやけどな」
女「あの時は本当にありがとうございます。私、一生あの御恩は忘れてませんから」
マスター「やめぇ。ケツかゆうなるわ。俺かて、あれだけで今までの償いできたとは思うとらん」
不良女「……?」
女「マスターとはね、私があちこちに連れまわされてた時に知り合ったのよ。それで私の境遇を聞くなり、涙流して手を握ってくれて……」
マスター「女ちゃん、それ以上はあかんで。俺の威厳丸つぶれやで」
女「いいえ、言わせてください。元々とても心の優しい人だったのよ、この人。ばあちゃんが来てくれる前にこの人と出会ってなかったら、きっと私はこの世の人間みんな憎むような愚か者になっていたと思う」
マスター「ハァ……もうええわい、頑固じゃからの女ちゃんは。あんま気にせんでな嬢ちゃん」イソイソ
不良女「い、いぇ……」
女「……ああいう優しい人たちに救われたから、今の私の、今の人生があるの。私はそれを誰にも邪魔されたくない。わかった?」
不良女「……いくらくらいなんだよ、それ」
女「さぁ。あの時点で残っていた額で、一千万と少しだったかしら。ねぇマスター?」
マスター「千二百万や。まぁ、俺が気ィ回したから実質一千万で済んだはずやけどな」
女「あの時は本当にありがとうございます。私、一生あの御恩は忘れてませんから」
マスター「やめぇ。ケツかゆうなるわ。俺かて、あれだけで今までの償いできたとは思うとらん」
不良女「……?」
女「マスターとはね、私があちこちに連れまわされてた時に知り合ったのよ。それで私の境遇を聞くなり、涙流して手を握ってくれて……」
マスター「女ちゃん、それ以上はあかんで。俺の威厳丸つぶれやで」
女「いいえ、言わせてください。元々とても心の優しい人だったのよ、この人。ばあちゃんが来てくれる前にこの人と出会ってなかったら、きっと私はこの世の人間みんな憎むような愚か者になっていたと思う」
マスター「ハァ……もうええわい、頑固じゃからの女ちゃんは。あんま気にせんでな嬢ちゃん」イソイソ
不良女「い、いぇ……」
女「……ああいう優しい人たちに救われたから、今の私の、今の人生があるの。私はそれを誰にも邪魔されたくない。わかった?」
不良女「……」チュー ズズズズ……
女「……聞いてる?」
不良女「……き、聞いてるっての」
女「そ。私から話すことはもうないわ。別に貴女からされてきたことを誰かに告げ口するつもりもないし、貴女に報復する気もない。だからもうほっといてくれる?」
不良女「……」
女「ただ、この前みたいなことをもう一度されたら、私も正直なにをしてしまうかわからない。特にばあちゃんには――」
不良女「しねえよ!」
女「!」
不良女「ア、アンタのばあちゃんには……何もしない」
女「……そう」
不良女「…………帰る」ガタッ
女「まだ雨降ってるわよ。雨宿りついでに来たんじゃないの?」
不良女「っせぇな、帰るったら帰るんだよ!」ダッ カランカラン……
女「……ハァ」
女「……聞いてる?」
不良女「……き、聞いてるっての」
女「そ。私から話すことはもうないわ。別に貴女からされてきたことを誰かに告げ口するつもりもないし、貴女に報復する気もない。だからもうほっといてくれる?」
不良女「……」
女「ただ、この前みたいなことをもう一度されたら、私も正直なにをしてしまうかわからない。特にばあちゃんには――」
不良女「しねえよ!」
女「!」
不良女「ア、アンタのばあちゃんには……何もしない」
女「……そう」
不良女「…………帰る」ガタッ
女「まだ雨降ってるわよ。雨宿りついでに来たんじゃないの?」
不良女「っせぇな、帰るったら帰るんだよ!」ダッ カランカラン……
女「……ハァ」
――数日後
女子A「ねぇねぇ女ちゃん! 今日のテストなんだけど――」
女「ごめんなさい、私も数学はまだよくわからなくて……」
女子B「じゃあ一緒にちょっと勉強しようよ!」
女子C「あたしここ全然わかんなくてさ~……」
ワイワイ
不良女「……」
モブ子「最近マジでなーんもしねぇのな、不良」
モブ美「女マジで超調子乗ってるしー……」
不良女「ほっときゃいいだろ。相手すんのもめんどくせーんだよ、アイツ……」
モブ江「……」
ガヤガヤ
女子A「ねぇねぇ女ちゃん! 今日のテストなんだけど――」
女「ごめんなさい、私も数学はまだよくわからなくて……」
女子B「じゃあ一緒にちょっと勉強しようよ!」
女子C「あたしここ全然わかんなくてさ~……」
ワイワイ
不良女「……」
モブ子「最近マジでなーんもしねぇのな、不良」
モブ美「女マジで超調子乗ってるしー……」
不良女「ほっときゃいいだろ。相手すんのもめんどくせーんだよ、アイツ……」
モブ江「……」
ガヤガヤ
女子B「それでさー、この前なんか――」
モブ江「おいテメーら」ガンッ!
女子A「キャッ!?」
女「!」
女子C「な、なによ?」
モブ江「さっきからぎゃーぎゃーうるせーんだよ。もう少し静かにやれや」
女子B「あ……ご、ごめん」
モブ江「……」スタスタ
女「……」チラ
モブ江「おい、不良」ガタン
不良女「……んだよ」
モブ江「おいテメーら」ガンッ!
女子A「キャッ!?」
女「!」
女子C「な、なによ?」
モブ江「さっきからぎゃーぎゃーうるせーんだよ。もう少し静かにやれや」
女子B「あ……ご、ごめん」
モブ江「……」スタスタ
女「……」チラ
モブ江「おい、不良」ガタン
不良女「……んだよ」
これモブ子とモブ江が不良気に食わなくて今までの復讐ってことで不良を男に不良をレイプさせる展開だろ
モブ江「もうアンタとつるむのやめるわ。親が権力あっからイイと思ってたけど、もうテメェは腑抜けだ」
不良女「!!」
モブ子「……アタシも正直、温くなってきたわ。まぁアンタに逆らう気はないけどさ」
モブ美「えっ、二人とも……それってヤバくなーい?」
不良女「いい度胸じゃねえかテメーら……今まであたしがしてやったこと忘れたってか? なんなら退学にしてやっても――」
モブ江「やってみろよ。あたしは退学くらい別になんともねーからよ」
不良女「……ッ」
モブ子「ってかさ、フツーそんなくだらない理由で親が動く? たかが友達のいざこざでしょ」
不良女「テメーら……!」
モブ江「ま、世話んなったし礼は言っとくけど。金輪際テメーの子分はヤメだ。じゃあな」スタスタ
モブ子「そゆことで、あたしも。モブ江についてくわ」スタスタ……
不良女「!!」
モブ子「……アタシも正直、温くなってきたわ。まぁアンタに逆らう気はないけどさ」
モブ美「えっ、二人とも……それってヤバくなーい?」
不良女「いい度胸じゃねえかテメーら……今まであたしがしてやったこと忘れたってか? なんなら退学にしてやっても――」
モブ江「やってみろよ。あたしは退学くらい別になんともねーからよ」
不良女「……ッ」
モブ子「ってかさ、フツーそんなくだらない理由で親が動く? たかが友達のいざこざでしょ」
不良女「テメーら……!」
モブ江「ま、世話んなったし礼は言っとくけど。金輪際テメーの子分はヤメだ。じゃあな」スタスタ
モブ子「そゆことで、あたしも。モブ江についてくわ」スタスタ……
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