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    元スレ不良女「ち、ちょっとツラ貸せよ」女「……」

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    1 :

    ――とある高校

    先生「えー、つまりこの公式をさっきの計算に代入すると……君、前で答えを書いてみて」

    モブ「え? はは、はい。え、えーと……」カキカキ

    不良「……」クッチャクッチャ

    モブ子「クスクス……」

    先生「ん。正解だ、席に戻って」

    モブ「は、ははい」イソイソ

    不良「……」ガタッ

    モブ「っ!!?」

    ドガシャーン!!

    先生「!?」

    3 :

    書き溜めありか
    なら続けていいぞ

    6 :

    ガムテープクッチャクッチャ

    7 = 1 :

    先生「なんだ!?」

    モブ「ううう……!」

    不良「せんせー、モブ男君が椅子に座り損ねてこけましたー」

    モブ子「ぷくっ、勝手にこけるとかウケるー」

    モブ「ち、ちが……今後ろから椅子を……!」

    不良「あ? あたしのせいにすんのかよ」ギロリ

    モブ「え、い、いや……」

    先生「おい、お前が後ろから椅子を引いたのか?」

    不良「へぇー、先生もあたしを疑うんですかぁ?」

    先生「ぅぐ……」

    不良「まぁ……別にいいんですけど? 教師が罪もない生徒を疑って罰したなんて聞いたら」

    不良「うちの親は何て言うかなー? 下っ端の先生なんて簡単に首切られちゃいますよねぇー」

    モブ子「クスクス……!」

    8 :

    はやく

    9 = 8 :

    うわつまんね
    もう辞めて

    10 :

    続けたまへ

    11 :

    七光りかよ
    クズだな

    13 = 1 :

    先生「と、とにかくお前も気を付けろ! 座るときくらいちゃんと確認しなさい!」

    モブ「う……は、はい……」

    不良「くくくっ……」ニヤニヤ



    ――昼休み

    不良「おい、ちゃんと外でマクド買ってきたか?」

    モブ美「ち、ちゃんと買ってきたよ! ほら!」

    不良「ん。ほれ、小遣いやるよ」チャリン

    モブ美「きゃーありがと! 不良ちゃん最高!」

    モブ子「不良ー、私にも小遣いちょうだいよ」

    不良「お前はなんもしてねえだろ。そうだな……じゃああの女の弁当ぶちまけてきたら金やるよ」

    モブ江「あー、あいつ最近調子乗ってるしね」

    14 :

    七光りクズが殴られる展開大好き

    17 = 1 :

    モブ子「え、そんなんでいいの? んじゃ……」

    ドガシャーン!!

    キャーゴメーン! ツマヅイチャッテ!

    不良「ギャハハハハ! マジでやりやがんの!」

    モブ子「ほら、やったから小遣い」

    不良「ほれ」チャリン

    モブ子「こんだけー? まいっか」

    モブ江「でもこういうのもなんか飽きてきたよね~。このクラスのやつもう大体不良の言いなりだし」

    モブ美「だって不良ちゃんエグいもーん。親がヤバイ権力もってるとマジで違うよねー」

    不良「お前ら家の事情知るなり速攻であたしになびいてきたもんな」

    モブ子「だってお金持ってるしー? 頼りになるじゃーん」

    不良「あたしの金だっての。でもマジで最近ヒマだな。お前ら新しい『友達』連れて来いよ」

    18 :

    おもしろくねえ

    19 :

    消えろつまんね

    20 = 1 :

    モブ子「そんなん不良がみんなシメちゃったじゃん」

    モブ江「もうウチらの知り合いじゃつまんないし。転校生とか来たら面白いのに」

    不良「転校生ね……」



    ――放課後HR

    先生「――えー、みんなに言い忘れてたが。明日からこのクラスに新しい生徒が編入してくる」

    不良「!」

    先生「転校というよりちょっと急な編入になってな……いろいろ事情があって、お前らより年上の女性だ。しかし学年はみんなと同じ二年生だから仲良くするように」

    不良「(何言ってんだこのハゲ……転校生じゃなくて年上で同学年だぁ?)」

    先生「まだ手続きとかは済んでないんだが、今日は挨拶にだけきてくれた。君、入って」

    ガラッ

    21 :

    糞にも程がある

    22 :

    転校生「こんにちは、35歳の高校生です」

    23 :

    「こんにちは!中卒だったので高校やりなおしにきました!!」

    24 = 1 :

    「……」

    先生「この人が転入生の女さんだ。自己紹介を」

    「女です。よろしく」

    不良「(なんだアイツ……スカした態度しやがって)」

    先生「……えー、ということだ。明日からみんな話しかけてあげるように」

    「……」

    不良「(なんか気にくわねぇな。まぁちょうどいいや、明日からあいつで遊ぶか……くくっ)」



    ――翌日、教室

    「……」

    不良「よぉ、はじめまして女ちゃん。ウチの学校はどう?」

    「……まだ慣れないことが多いわ」

    モブ子「ふふ……」

    モブ美「あーもういきなりヤバイって……ひひひ」

    モブ江「……」ニヤニヤ

    25 :

    >>22
    アイツはもう消した!

    26 :

    ぱくり?

    27 = 1 :

    不良「なんか雰囲気スカしちゃってるよねぇ女ちゃんて。年上とか言ってたけど今いくつなの?」

    「19だけど」

    不良「へぇ、二つも上なんだね。どんな事情があんのかしらね―けどさ、一応ここじゃあたしらの方が先輩だってことわかってる?」

    「……そうね」

    不良「いい心がけだね。あたしらさァ、女さんに学校のこと教えてあげようと思ってんの。先輩の親切なんだから断るなよ?」

    「……」

    不良「そういうわけだからさァ、今日の放課後体育館の――」

    「ごめんなさい、放課後は時間がないの」

    不良「……あ?」

    「毎日放課後は忙しいから。案内してくれるなら昼休みにお願いしてもいいかしら」

    不良「いや……お前立場わかってんの? いいから放課後ツラ貸せっつってんだよ」

    「ごめんなさい、大事な用なの。先生に呼ばれてるから、また後でお願い」スタスタ……

    不良「あ、おいコラ!」

    28 = 1 :

    モブ子「ちょっと何アイツ……舐めすぎじゃね?」

    モブ美「ちょー生意気なんですけど」

    モブ江「……どうすんの? 一発キツめにシメとかない?」

    不良「ったりめーだっつの……年上だからって調子乗りやがって。ああいう立場わきまえねぇのが一番ムカつくぜ」



    ――放課後、とある街角の喫茶店

    カランカラン……

    マスター「いらっしゃ……なんや、女ちゃんか」

    「お疲れ様です。すみません遅くなって」

    マスター「今日から学校やったかいな? 大変じゃの、義務教育から復学ゆーのも」

    「……マスターのおかげでこうやって胸を張って、普通に生きていけるんです。大変だなんて思いません」

    マスター「ははは、ええねんでそんな気ィ遣わんかて。俺も自分の勝手でやっとるさかい……学業がしんどなったら無理せんと休みや?」

    「まだ学校始まったばかりですよ。大丈夫です」

    マスター「それもせやな。ほんなら先に表の看板変えといてくれや」

    「わかりました」

    29 :

    >>25
    だからお前は誰なんだよ

    30 :

    米倉涼子じゃね?

    31 = 10 :

    女が切霧さんで再生されてしまう

    32 = 1 :

    ――翌日、朝

    ワイワイ オハヨー ウィース

    「……」カタ

    「(……? 上履きがない……昨日もらったばっかりなのに)」

    モブ子「……」ニヤニヤ

    「(……昨日確かにここに入れておいた。じゃあ……)」スタスタ

    モブ子「あ……なんだアイツ、裸足のままどっか行きやがって……」



    不良「――おい、ちゃんと隠したんだろうな」

    モブ子「でもアイツどっかいっちゃったよ」

    ガラッ

    先生「席につけー」

    「……」スタスタ

    モブ子「あれ、なんでアイツ新しい上履き……!」

    不良「(……野郎いきなりセンコーにチクりやがったな。クソが、だったら容赦しねぇぞ……)」

    33 = 1 :

    ――昼休み、食堂

    「……」ズルズル

    不良「よお、貧乏くせえモンくってんじゃんか」

    モブ美「うっわ、いま時何も入ってないうどんとか終わってるしー」

    「何か用?」

    不良「あ? お前昨日あたしが言ったろうが。この学校のルールってやつを教えてやるってよ」

    「……じゃあもう少し待って。まだ食べてる途中だから」

    モブ江「……こいつ」

    ガッ ベチャア!

    「!」

    不良「舐めんじゃねえぞ新人が! あたしが来いっつったら来ンだよ! それがウチのルールなンだよボケ!!」

    モブ子「あーあー、不良怒らせたら大変なことになるぞー?」ニヤニヤ

    34 = 1 :

    ざわ… ざわ…

    「……返してくれる?」

    不良「ンだと?」

    「うどんのお金。あなたが無駄にしたから、お金を返して」

    不良「!!」

    オイ……アイツ フリョウオンナニ ケンカウッテルゼ……

    モブ子「ちょっと……あんた先輩に対する姿勢がなってないんじゃないの?」

    「そんなの今は関係ない。食べていたものを弁償してって言ってるの」

    不良「こ……このアマ!」

    モブ江「待ちなよ、ここだとめんどくさいって……お前、これから覚悟しとけよ」

    不良「……ッチ」スタスタ……

    「……」

    36 = 1 :

    ――授業中

    先生「ではここの回答を……女、できるか? 前に書きに来て」

    「はい」スラスラ

    先生「おお、正解だ。編入してきたばかりなのにすごいな。席に戻っていいぞ」

    「はい」

    不良「……」スッ

    グサッ!

    「……ッッ!!」ガタン!

    先生「女? どうした?」

    モブ子「くくく……!」

    37 = 1 :

    「……席に、画鋲が」

    先生「なに? だれがやったんだ!?」

    「いえ、大丈夫です。後で保健室に行きますから」

    先生「あ、ああ……授業中にいたずらするなよお前ら」

    「(……ちょっと血が出てる)」

    モブ江「……これくらいじゃ応えねぇよあいつ」ヒソヒソ

    モブ美「いい子ぶってて超ムカつくー……」ヒソヒソ

    不良「……」クッチャクッチャ

    38 :

    はやく不良女さんのデレを見せてください

    39 :

    クチャラー

    40 = 39 :

    40なら41まで息止める

    41 = 39 :

    もう駄目自分でレスする

    42 :

    1分ぐらいたえろ

    43 = 1 :

    ――別の日、体育の時間

    「(体操服は……ッ!!)」グチャア

    「(ロッカーの中が泥まみれ……の上に、切り刻まれてる)」ハァ

    不良「あっれー? 女の体操服ぐっちゃぐちゃじゃん」

    モブ子「うっわ汚ぇー。こっちもってくんなよ」

    モブ美「超キモイー! ちょっと女、泥くっさいから授業出ないでよねー」

    「……出ようと思っても出られないわ。先生に説明してくるから、どいてくれる?」

    不良「……待てよおい、コラ」ガン!

    「なに?」

    不良「お前さ、いい加減舐めた態度してっとぶち殺すぞ?」

    「そんなことしたらあなたたちが停学になると思うけど」

    モブ江「こいつ……!」

    45 = 39 :

    もう駄目だ

    46 = 1 :

    不良「ハッ、お前はそうやってすぐセンコーにチクれば大丈夫だと思ってんだろ? けどな、あたしにはンなもん関係ねーんだよ」

    「……どういう意味?」

    モブ美「不良ちゃんの親はなぁ、政治家でヤバイ権力持ってんの!」

    モブ子「いままで不良を怒ったセンコーみんなクビになってるしね」

    不良「わかんだろ? あたしに逆らえる奴はいねーのよ。担任だけじゃなくてこの学校の校長までな」

    「……」

    不良「あたしがお前をボコッたところでお咎めなんてこねーし、あたしはいつでもお前を退学にできンだよ。わかったら――」

    「それが何?」

    モブ江「ア?」

    「私はいちいち退学にされたくないけど、あなたたちに殴られる気も、やり返す気もない。放っておいてくれない?」

    不良「ンだとてめえ……!」

    47 :

    みてるから頑張れ

    48 :

    ※工作員によるデマは各自無視のこと(BSフジ工作員も湧いています)
    DB厨「一般で他作品同士の優劣つけたら問題になるしうやむやでお茶を濁してるだけのような」
    テンプレは長すぎなのでまとめました

    49 :

    おもしろい

    50 = 1 :

    「大体お金があるんなら……私なんかに構うよりもっと色んなことができるでしょう? 私は何も余計なことしないから、私に余計なことしないで」スタスタ……

    不良「待てこら! オイ待てっつってんだろが!!」

    モブ江「あの年増野郎……マジでもう容赦する必要ねぇって。体で立場わからせるしかねぇよ」

    不良「クソが……! 見てろよあのアマ……!」



    ――夜、女の家

    「ごちそうさま」

    祖母「はいお粗末様。女ちゃんは、学校どうだい?」

    「……うん。ちゃんと勉強できてるよ」

    祖母「そうかい? 女ちゃん、みんなと歳が違うでしょ。いじめられたりしてないかい?」

    「いじめられてるとしても別に大したことないよ。昔と比べたらこんなの……何も思わない」

    祖母「……そうかい。大丈夫だよ。もう絶対にあんなことさせないからね。辛かったらすぐにばあちゃんに言うんだよ」

    「……うん。ありがとう、ばあちゃん」


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