私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ不良女「ち、ちょっとツラ貸せよ」女「……」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★
レスフィルター : (試験中)
祖母「それだけ言い合いできるならいくらでもお話できそうだねぇ。じゃあ、ちょっとお布団の用意してくるからね」スタスタ……
不良女「ちょ、ま…………勝手に決めてんじゃねーよ畜生」
女「……ハァ。もう諦めなさい、私も一晩くらいなら我慢してあげるから」
不良女「こっちのセリフだっての。一晩中テメェと一緒なんざ反吐が出るぜ」
女「……ご飯の用意してくるわ。祖母がああ言ってるんだから、逃げるんじゃないわよ」
不良女「うるせー。とっとと消えろクソアマ」
………………
――深夜、女の部屋
女「…………」
不良女「…………」
女「…………」
不良女「ちょ、ま…………勝手に決めてんじゃねーよ畜生」
女「……ハァ。もう諦めなさい、私も一晩くらいなら我慢してあげるから」
不良女「こっちのセリフだっての。一晩中テメェと一緒なんざ反吐が出るぜ」
女「……ご飯の用意してくるわ。祖母がああ言ってるんだから、逃げるんじゃないわよ」
不良女「うるせー。とっとと消えろクソアマ」
………………
――深夜、女の部屋
女「…………」
不良女「…………」
女「…………」
不良女「…………。おらクソアマ。なんかしゃべりやがれ」
女「……まだ起きてるの? 睡眠の邪魔しないで」
不良女「居づらいんだよ、なんか……なんなんだよあのばあさんはよ……」
女「……ああいう人なのよ。何の気もなしに、良いことだと思ったら人の都合なんて考えないで世話を焼きたがるの」
不良女「マジで余計な世話だっての……ちっとは空気読めよな」
女「……貴女。祖母に対してだけは、本当に普段の姿が想像できないくらい大人しいわよね」
不良女「…………」
女「何? 年配の人に苦手意識でもあるの? 貴女に限ってそんなデリケートなことないでしょうけど」
女「……まだ起きてるの? 睡眠の邪魔しないで」
不良女「居づらいんだよ、なんか……なんなんだよあのばあさんはよ……」
女「……ああいう人なのよ。何の気もなしに、良いことだと思ったら人の都合なんて考えないで世話を焼きたがるの」
不良女「マジで余計な世話だっての……ちっとは空気読めよな」
女「……貴女。祖母に対してだけは、本当に普段の姿が想像できないくらい大人しいわよね」
不良女「…………」
女「何? 年配の人に苦手意識でもあるの? 貴女に限ってそんなデリケートなことないでしょうけど」
SSスレの外野は普段どうしてる奴らなんだ
明らかにVIPにいる感じの奴じゃねえだろ
明らかにVIPにいる感じの奴じゃねえだろ
>>658
わかる
わかる
>>658わかる
不良女「……あたしのおばあちゃん」
女「……?」
不良女「もう死んだけどよ……いい人だった。ガキん時から家の都合でしょっちゅうおばあちゃんチに預けられててよ」
女「……」モゾ
不良女「……やっぱいい」ゴソ
女「聞いてあげるから。話して」
不良女「…………育ての親みてぇなもんなんだよ、おばあちゃんは。マm……母親より長いこと一緒にいた気がする」
女「そう」
不良女「おばあちゃんとこは、もともと貧乏でよ。母親が父方に嫁いで金持ちンなったんだと。だから、おばあちゃんチもこの家みたいにボロかったな」
女「人の家に対して失礼ね」
不良女「事実だろボケ。とにかく、アレなんだよ……苦手なんだよああいうタイプの年寄りはっ」
女「……?」
不良女「もう死んだけどよ……いい人だった。ガキん時から家の都合でしょっちゅうおばあちゃんチに預けられててよ」
女「……」モゾ
不良女「……やっぱいい」ゴソ
女「聞いてあげるから。話して」
不良女「…………育ての親みてぇなもんなんだよ、おばあちゃんは。マm……母親より長いこと一緒にいた気がする」
女「そう」
不良女「おばあちゃんとこは、もともと貧乏でよ。母親が父方に嫁いで金持ちンなったんだと。だから、おばあちゃんチもこの家みたいにボロかったな」
女「人の家に対して失礼ね」
不良女「事実だろボケ。とにかく、アレなんだよ……苦手なんだよああいうタイプの年寄りはっ」
>>660
わかる
わかる
女「……要するに、自分がおばあちゃんに甘やかされて育ってきたから、逆らえないってわけ?」
不良女「……ンだよ、だったらワリィかオラ。テメェこそババアっ子じゃねえか」
女「そりゃそうよ。あの人には返しきれないくらいの恩があるもの」
不良女「……それって、なんか借金とかいってた……アレかよ」
女「それも含めて、今の生活を与えてくれたことよ……別に貴女みたいに昔から世話になってたわけじゃない。ただ血縁の孫だからってだけでここまでしてくれてるの」
不良女「……」
女「それくらい、特別なものなのよ。今の私の、この日常生活は……貴女には絶対理解できないでしょうけど」
不良女「別にテメェの事情なんざ関係ねーし、理解する気もねー。勝手にやってろ」
女「初めからそのつもり。だから貴女には何度も話してる。『この生活の邪魔をしないで』と」
不良女「……フン」
不良女「……ンだよ、だったらワリィかオラ。テメェこそババアっ子じゃねえか」
女「そりゃそうよ。あの人には返しきれないくらいの恩があるもの」
不良女「……それって、なんか借金とかいってた……アレかよ」
女「それも含めて、今の生活を与えてくれたことよ……別に貴女みたいに昔から世話になってたわけじゃない。ただ血縁の孫だからってだけでここまでしてくれてるの」
不良女「……」
女「それくらい、特別なものなのよ。今の私の、この日常生活は……貴女には絶対理解できないでしょうけど」
不良女「別にテメェの事情なんざ関係ねーし、理解する気もねー。勝手にやってろ」
女「初めからそのつもり。だから貴女には何度も話してる。『この生活の邪魔をしないで』と」
不良女「……フン」
不良女が「ち、ちょっと」って噛んでるとこに引っ掛かって開いた
>>667 俺もだ
女「私自身のためだけじゃないわ。私を助けてくれる祖母やマスターみたいな人たちのためにも、もう余計なことはしないで頂戴。わかった?」
不良女「……っせーな、わかったっての。もうテメェの相手すんのもうんざりなんだよこっちは」
女「気が合うわね。それなら互いに無干渉でありたいものだわ」
不良女「言われなくてもそうするっつーの」
女「そう……」
不良女「……」
女「……貴女が話もできない人間だと言ったこと、訂正するわ」
不良女「……あっそ」
女「……もう満足? なら寝るから。お休み」
不良女「…………ッチ」
………………
不良女「……っせーな、わかったっての。もうテメェの相手すんのもうんざりなんだよこっちは」
女「気が合うわね。それなら互いに無干渉でありたいものだわ」
不良女「言われなくてもそうするっつーの」
女「そう……」
不良女「……」
女「……貴女が話もできない人間だと言ったこと、訂正するわ」
不良女「……あっそ」
女「……もう満足? なら寝るから。お休み」
不良女「…………ッチ」
………………
>>661
今のVIPの三分のニはガキだから……
今のVIPの三分のニはガキだから……
――お母さん、ここどこ? この人たち誰?
――やだ! やめてよ! 痛い! 痛いイタイ!! やめてぇ!!
――お母さん! どこ!? お母さん!! おがぁざぁあん!!
――ィ――きろ! 起きやがれコラ!
女「ッかは――!!?」ガバッ
不良女「わっ、テメ、いきなり飛び起きんじゃね―!」
女「ハァ……ハァッ……」グッショリ
不良女「朝からギャーギャー唸ってんじゃねーぞクソ女……耳障りで起きちまっただろがボケ」ボリボリ
女「……ごめんなさい」
不良女「……何素直に謝ってんだ。気味わりーぞテメェ」
女「(……久しぶりね、あの女の夢を見るなんて……)」
――やだ! やめてよ! 痛い! 痛いイタイ!! やめてぇ!!
――お母さん! どこ!? お母さん!! おがぁざぁあん!!
――ィ――きろ! 起きやがれコラ!
女「ッかは――!!?」ガバッ
不良女「わっ、テメ、いきなり飛び起きんじゃね―!」
女「ハァ……ハァッ……」グッショリ
不良女「朝からギャーギャー唸ってんじゃねーぞクソ女……耳障りで起きちまっただろがボケ」ボリボリ
女「……ごめんなさい」
不良女「……何素直に謝ってんだ。気味わりーぞテメェ」
女「(……久しぶりね、あの女の夢を見るなんて……)」
>>670
お前も高確率で入ってるって覚悟してるよな?
お前も高確率で入ってるって覚悟してるよな?
――朝、食卓
女「……ごちそうさま」カタン
祖母「あら、女ちゃん食欲ないの? 半分残ってるじゃないの」
女「うん……なんか気分悪くて。帰ってから食べるよ」
不良女「……っそさん」カチャン
祖母「不良ちゃんもそれだけでいいのかい? 少なくなかった?」
不良女「いいよこれで……んじゃもう行くから」スッ
祖母「せっかちな子だねぇ。二人で一緒に行けばいいじゃない」
不良女「ヤだよ。コイツと一緒にいたら何言われるかわかったもんじゃねぇ」
女「じゃあ周りの目がなかったら構わないの?」
不良女「はぁ!? ちげーし、あたしが個人的にテメェと一緒なんざお断りだっつってんだ!」
祖母「意地っ張りだねぇ。まぁまた来てくれるならなんでも構わないよ。それじゃあね」
女「……ごちそうさま」カタン
祖母「あら、女ちゃん食欲ないの? 半分残ってるじゃないの」
女「うん……なんか気分悪くて。帰ってから食べるよ」
不良女「……っそさん」カチャン
祖母「不良ちゃんもそれだけでいいのかい? 少なくなかった?」
不良女「いいよこれで……んじゃもう行くから」スッ
祖母「せっかちな子だねぇ。二人で一緒に行けばいいじゃない」
不良女「ヤだよ。コイツと一緒にいたら何言われるかわかったもんじゃねぇ」
女「じゃあ周りの目がなかったら構わないの?」
不良女「はぁ!? ちげーし、あたしが個人的にテメェと一緒なんざお断りだっつってんだ!」
祖母「意地っ張りだねぇ。まぁまた来てくれるならなんでも構わないよ。それじゃあね」
――学校
不良女「……」ガラッ
シーン……
不良女「……」スタスタ……ガタン!
モブ江「……」
モブ子「あ、不良じゃん」
モブ美「お、おはよ」
不良女「んだよ。気安く話しかけんな」
モブ子「つれねーなぁ。別に声かけるくらいいじゃんか」
不良女「うるせぇ」
モブ江「おい、ほっとけよ」
モブ子「へいへい」
不良女「……っけ」
不良女「……」ガラッ
シーン……
不良女「……」スタスタ……ガタン!
モブ江「……」
モブ子「あ、不良じゃん」
モブ美「お、おはよ」
不良女「んだよ。気安く話しかけんな」
モブ子「つれねーなぁ。別に声かけるくらいいじゃんか」
不良女「うるせぇ」
モブ江「おい、ほっとけよ」
モブ子「へいへい」
不良女「……っけ」
読んでるだけでむかつくのに読んじゃう悔しいビクンビクン
クリムゾンかてめー
クリムゾンかてめー
――放課後
不良女「(……ヒマだな。家帰ってもすることねぇし)」
不良女「(……ゲーセンでも行くか)」
………………
――ゲームセンター
不良女「……」ギョーン ギョーン バキッ
『GAME OVER』
不良女「チッ……もういいか」
不良女「UFOキャッチャーなら金掛けりゃ取れんだろ」チャリンチャリン
不良女「……」グオーン グオーン
不良女「(……あークソ。なんか腹立ってきた)」
不良女「(……ヒマだな。家帰ってもすることねぇし)」
不良女「(……ゲーセンでも行くか)」
………………
――ゲームセンター
不良女「……」ギョーン ギョーン バキッ
『GAME OVER』
不良女「チッ……もういいか」
不良女「UFOキャッチャーなら金掛けりゃ取れんだろ」チャリンチャリン
不良女「……」グオーン グオーン
不良女「(……あークソ。なんか腹立ってきた)」
>>658
分かる
分かる
――夕方、ゲームセンター前
不良女「(……全部取っちまった。重い)」ウィーン……
女「……何やってるの?」
不良女「!!」
女「ぬいぐるみたくさん抱えて出てきたのが貴女とはね……意外な趣味をお持ちで」
不良女「ちが、これは、ヒマだから根こそぎ取ってやっただけだっての! いらねーよ!」
女「そう。なら私にくれる? 人にあげたいのだけれど」
不良女「あ?」
女「マスターが客寄せにぬいぐるみでも置こうかって言ってたから。例の喫茶店まで持って来て頂戴」
不良女「いや、お前コラ勝手に……待てオラ! 少しは手伝いやがれ!」
女「嫌よ」スタスタ
不良女「(……全部取っちまった。重い)」ウィーン……
女「……何やってるの?」
不良女「!!」
女「ぬいぐるみたくさん抱えて出てきたのが貴女とはね……意外な趣味をお持ちで」
不良女「ちが、これは、ヒマだから根こそぎ取ってやっただけだっての! いらねーよ!」
女「そう。なら私にくれる? 人にあげたいのだけれど」
不良女「あ?」
女「マスターが客寄せにぬいぐるみでも置こうかって言ってたから。例の喫茶店まで持って来て頂戴」
不良女「いや、お前コラ勝手に……待てオラ! 少しは手伝いやがれ!」
女「嫌よ」スタスタ
――街角の喫茶店
カランカラン……
マスター「お、女ちゃんか……ん? 前の嬢ちゃんも一緒やないけ」
不良女「ど、どうも……」
女「ジュース入れてあげるから座ってなさい」
マスター「なんやねんそのデカいぬいぐるみ共は。土産か?」
女「要らないらしいので。せっかくならこのお店に……」
不良女「待てオラ、タダでやるなんて一言も」
マスター「ホンマか! いやぁ、ウチちょっとむさくるしい雰囲気やさかい可愛いコーナーを作ってみたかったんや。おおきに嬢ちゃん」ニカッ
不良女「あ、いえ……」
女「マスターからお金とる気?」
不良女「……うるせぇ」
カランカラン……
マスター「お、女ちゃんか……ん? 前の嬢ちゃんも一緒やないけ」
不良女「ど、どうも……」
女「ジュース入れてあげるから座ってなさい」
マスター「なんやねんそのデカいぬいぐるみ共は。土産か?」
女「要らないらしいので。せっかくならこのお店に……」
不良女「待てオラ、タダでやるなんて一言も」
マスター「ホンマか! いやぁ、ウチちょっとむさくるしい雰囲気やさかい可愛いコーナーを作ってみたかったんや。おおきに嬢ちゃん」ニカッ
不良女「あ、いえ……」
女「マスターからお金とる気?」
不良女「……うるせぇ」
女「……」
不良女「……」
マスター「いやーエライ可愛らしなったの! こんな喫茶店なら小さなジャリも同伴で入りたくなるで。のう女ちゃん?」
女「……だといいですね」
不良女「(渋い喫茶店がガキの遊び場になっちまった……変なおっさん……)」
マスター「ほな女ちゃんは着替えてきて……ん? 嬢ちゃんは何しに来たんや?」
不良女「へ? いや、あたしは別にコイツに無理矢理」
女「……貴女も少しは働いてみたら?」
不良女「は?」
女「マスター、まだ従業員募集してますよね」
マスター「おう。ちゅうか俺ら二人だけやさかい、まだまだ人がおらんと……もしや嬢ちゃん、ウチで働いてくれんのか?」
不良女「ま、え? なにが?」
女「まるっきり子供なんで役に立つかどうかわかりませんけど。店番くらいにはなるんじゃないかと」
不良女「……」
マスター「いやーエライ可愛らしなったの! こんな喫茶店なら小さなジャリも同伴で入りたくなるで。のう女ちゃん?」
女「……だといいですね」
不良女「(渋い喫茶店がガキの遊び場になっちまった……変なおっさん……)」
マスター「ほな女ちゃんは着替えてきて……ん? 嬢ちゃんは何しに来たんや?」
不良女「へ? いや、あたしは別にコイツに無理矢理」
女「……貴女も少しは働いてみたら?」
不良女「は?」
女「マスター、まだ従業員募集してますよね」
マスター「おう。ちゅうか俺ら二人だけやさかい、まだまだ人がおらんと……もしや嬢ちゃん、ウチで働いてくれんのか?」
不良女「ま、え? なにが?」
女「まるっきり子供なんで役に立つかどうかわかりませんけど。店番くらいにはなるんじゃないかと」
残りの量次第だが終わる前に埋まるかも知れんな
その場合はSS速報に建ててくれ
その場合はSS速報に建ててくれ
………………
マスター「んじゃ、前の方は二人でよろしく頼むで」
不良女「……ふざけんな」
女「いい社会勉強になるわ。少しは人との接し方を学びなさい」
不良女「んな勉強いらねんだよ」
女「エプロンのつけ方も知らない癖に偉そうなこと言わないでくれる? 小学生にも劣るわ」
不良女「テメェ後で覚悟しとけよ。ぜってー殺す」
女「ちゃんと断らない貴女が悪いのよ……いらっしゃいませ」カランカラン
不良女「ぐ……」
女「そちらへどうぞ……貴女、お水持っていきなさい」
不良女「嫌だね」
女「水も出さない店員がいたら評判が下がるわね。マスターが怒りそう」
マスター「んじゃ、前の方は二人でよろしく頼むで」
不良女「……ふざけんな」
女「いい社会勉強になるわ。少しは人との接し方を学びなさい」
不良女「んな勉強いらねんだよ」
女「エプロンのつけ方も知らない癖に偉そうなこと言わないでくれる? 小学生にも劣るわ」
不良女「テメェ後で覚悟しとけよ。ぜってー殺す」
女「ちゃんと断らない貴女が悪いのよ……いらっしゃいませ」カランカラン
不良女「ぐ……」
女「そちらへどうぞ……貴女、お水持っていきなさい」
不良女「嫌だね」
女「水も出さない店員がいたら評判が下がるわね。マスターが怒りそう」
不良女「だったらテメェがやれや」
女「……マスターに言われた方がいいかしら?」
不良女「……っせーなやりゃいんだろやりゃあよ!」ガタン!
女「静かに」
不良女「……っ」
客『すみませーん』
女「お呼びよ。ついでに注文も取ってきなさい、何が欲しいかメモするだけだから」
不良女「命令すんなボケ……」
客「……?」
不良女「……み、水、どぞ」コットン
客「ありがとう。アイス一つと、パンケーキくれる?」
不良女「わ、わかった」
女「……マスターに言われた方がいいかしら?」
不良女「……っせーなやりゃいんだろやりゃあよ!」ガタン!
女「静かに」
不良女「……っ」
客『すみませーん』
女「お呼びよ。ついでに注文も取ってきなさい、何が欲しいかメモするだけだから」
不良女「命令すんなボケ……」
客「……?」
不良女「……み、水、どぞ」コットン
客「ありがとう。アイス一つと、パンケーキくれる?」
不良女「わ、わかった」
スパーンッ!
不良女「って!? なにしやがる!」
女「敬語くらい使いなさいバカ。すみません、この子まだ世間慣れしていなくて……」
客「ああ、いえいえ。頑張ってね」
不良女「……は、い」
女「アイスとパンケーキですよね。少々お待ちください」
不良女「……」
カランカラン
女「いらっしゃいませ。……席まで案内して」
不良女「……っしゃーせ」
女「はっきり声出しなさい! いつもの威勢はどうしたの!」
不良女「!」
不良女「って!? なにしやがる!」
女「敬語くらい使いなさいバカ。すみません、この子まだ世間慣れしていなくて……」
客「ああ、いえいえ。頑張ってね」
不良女「……は、い」
女「アイスとパンケーキですよね。少々お待ちください」
不良女「……」
カランカラン
女「いらっしゃいませ。……席まで案内して」
不良女「……っしゃーせ」
女「はっきり声出しなさい! いつもの威勢はどうしたの!」
不良女「!」
――夜、喫茶店
マスター「お疲れさんやったな。どうやった?」
不良女「……わけわかんねぇし」ゲッソリ
女「まぁいきなりでしたし、この子の素質から考えたら頑張ったと思います」
不良女「……!」
マスター「ふーん。ま、何も問題なかったわけやし。ほれ、今日の代金や」スッ
不良女「……? なんだこれ」
女「バイト代。貴女にとっては端金でしょうけど」
不良女「(……2800円? あんだけ働いて?)」
マスター「ふむ。嬢ちゃんはボンボンか?」
女「らしいです」
マスター「ほんならこんな金たかが知れとるやろな。正直、どう思う? そのお金もろて」
マスター「お疲れさんやったな。どうやった?」
不良女「……わけわかんねぇし」ゲッソリ
女「まぁいきなりでしたし、この子の素質から考えたら頑張ったと思います」
不良女「……!」
マスター「ふーん。ま、何も問題なかったわけやし。ほれ、今日の代金や」スッ
不良女「……? なんだこれ」
女「バイト代。貴女にとっては端金でしょうけど」
不良女「(……2800円? あんだけ働いて?)」
マスター「ふむ。嬢ちゃんはボンボンか?」
女「らしいです」
マスター「ほんならこんな金たかが知れとるやろな。正直、どう思う? そのお金もろて」
そこのお店に慣れたお客さんなの?
上司ならともかくお客さんに「すみません」はちょっとアレじゃね 「申し訳ありません」じゃないの
あと「パンケーキですよね」もちょっと 「パンケーキでよろしかったでしょうか」じゃないの
上司ならともかくお客さんに「すみません」はちょっとアレじゃね 「申し訳ありません」じゃないの
あと「パンケーキですよね」もちょっと 「パンケーキでよろしかったでしょうか」じゃないの
不良女「……す、すくねぇ、かな」
マスター「ん。それがお前さんの行動の対価や。それでも女ちゃんの紹介やさかい色つけたってんねんで」
不良女「……」
マスター「……女ちゃんとは、なんやようしらんが浅からぬ仲とみた。嬢ちゃん、学校でもエライやんちゃしとる……いや、しとったやろ」
女「……」
不良女「……」
マスター「自分がつまらんことやっとる間も、こうやって細々と金を稼いどる人間もおるんや。そういう人間の邪魔をしたらアカン。これは人に対する『礼儀』ちゅうヤツや」
不良女「……はい」
マスター「……まぁ、ワシも昔はひどいことやっとった。偉そうなこと言えへんけども、嬢ちゃんはちゃんとした生き方しいや」ポンポン
不良女「!」ビクッ
マスター「……いや、そないに怖がらんかて……まぁ、また働きに来てくれや」
不良女「……は、はい」
女「……ふふ」
マスター「ん。それがお前さんの行動の対価や。それでも女ちゃんの紹介やさかい色つけたってんねんで」
不良女「……」
マスター「……女ちゃんとは、なんやようしらんが浅からぬ仲とみた。嬢ちゃん、学校でもエライやんちゃしとる……いや、しとったやろ」
女「……」
不良女「……」
マスター「自分がつまらんことやっとる間も、こうやって細々と金を稼いどる人間もおるんや。そういう人間の邪魔をしたらアカン。これは人に対する『礼儀』ちゅうヤツや」
不良女「……はい」
マスター「……まぁ、ワシも昔はひどいことやっとった。偉そうなこと言えへんけども、嬢ちゃんはちゃんとした生き方しいや」ポンポン
不良女「!」ビクッ
マスター「……いや、そないに怖がらんかて……まぁ、また働きに来てくれや」
不良女「……は、はい」
女「……ふふ」
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★類似してるかもしれないスレッド
- 不良女「キモいんだよ!」女「うう…」俺「…」 (248) - [50%] - 2017/6/16 5:15
- 結衣「み、みんな小さくなっちゃった……」 (135) - [47%] - 2012/3/25 6:00 ☆
- レッド「なにこのポケモン」キルリア「……」 (1001) - [47%] - 2010/8/19 4:16 ★★★×6
- 兄「いや~、やっと実家に着いた」妹「……」 (191) - [47%] - 2011/12/27 5:45 ★
- キョン「あ、こんにちは」澪「あ、はい…」 (784) - [46%] - 2009/9/17 6:02 ★★★×4
- キョン「あ、こんにちは」澪「あ、はい…」 (821) - [46%] - 2009/9/15 11:01 ★★★×6
- 美少女「イケメン君かっこいいなぁ」俺「…」 (262) - [46%] - 2015/2/11 0:00 ★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について