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    元スレ佐天「吸血鬼を召喚し使役する能力かぁ」

    SS覧 / PC版 /
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    タグ : - とある科学の超電磁砲 + - アーカード + - エレン + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    初春「……ずいぶん変わった能力ですね」

    佐天「吸血鬼って、なんかすごくない!?」

    黒子「この学園都市で、非常識な能力ですわね」

    初春「うーん、何かの比喩でしょうか?」

    佐天「吸血鬼かぁ、なんだかわくわくするわね!」キラキラ

    黒子「ばっかばかしい。そんなの都市伝説に決まってますわ」

    佐天「そんなー」ガッカリ

    黒子「だったら、実際に使ってみたらどうでしょうか?」

    3 = 1 :

    佐天「そうですね。やってみましょう」

    初春「あ、でも昼間に召喚したら、吸血鬼はダメなんじゃないでしょうか?」

    佐天「それもそうね」

    黒子「そんなマジメに考えなくてもよろしいのに」

    佐天「帰ったら試してみるよ」

    初春「えー、危ないですよー」

    佐天「そうかな?」

    初春「絶対にひとりで召喚しちゃダメですからね!」メッ

    佐天「う~……」

    6 :

    ハートアンダーブレード

    7 :

    旦那

    8 = 1 :

    黒子「お二人とも、早く行かないとタイムセールが終わってしまいますわよ」

    初春「あっ、もうこんな時間!」

    佐天「御坂さんも来ればよかったのに、新作ケーキのタイムセール」

    黒子「仕方ありませんわ……」

    黒子「お姉さま、最近なんだかとてもお悩みになっていらしたようですし」

    初春「きっと、何か理由があるんだと思います」

    佐天「分かった!きっとかれ(ry」

    黒子「のおおおおおおおおおおおおおお!!!」ゴロゴロ

    初春「白井さん!」

    佐天「なーんてね」

    佐天(とは言ったものの、やっぱり気になるなぁ)

    9 :

    レミリア・スカーレット「お茶淹れなさいよ!」

    10 :

    ■■「…………」

    11 :

    レールガンの真ヒロイン佐天ちゃんかわいいよペロペロ

    12 = 1 :

    1時間後

    佐天「あー、美味しかった」

    黒子「なかなかの味でしたわね」

    初春「そろそろ帰りましょうか」

    佐天「そうだね。じゃ、また明日」

    初春「佐天さん」

    佐天「ん?」

    初春「吸血鬼、勝手に召喚しちゃダメですからね!」ギロッ

    佐天「あははー、分かってるってー」

    黒子「初春は心配症ですわね」

    13 :

    ブレイドとかいいね

    14 :

    ふと思ったけど姫なんとかさんの能力でアーカードって殺せるのかな?

    15 = 1 :

    その夜、佐天の部屋

    佐天「しっしっし、ごめんね初春」

    佐天「せっかくの能力だもの。使わない手はないわ」

    佐天「それに吸血鬼なんて、都市伝説ハンターの血が騒ぐじゃない!」

    佐天「もしものときのために、ニンニクも食べたしね」

    佐天「ちょっと口臭が気になるけど……」

    佐天「それにしても、吸血鬼って、どんなのが出てくるんだろう」

    佐天「ええい、考えてもしょうがない。そりゃ!」

    煙がもくもくと立ち昇る。
    その煙の向こうに、人影がゆらりと現れた。

    アーカード「……ここはどこだ」

    16 :

    それかよ

    17 :

    セラーナを期待したらこれだよ死ね

    18 :

    アーカードきた!

    19 :

    旦那かよ 俺得

    20 = 13 :

    悪魔城伝説かな?

    21 :

    自分殺してる最中の旦那か

    22 = 18 :

    レイチェル様もくるのか

    23 :

    とんでもない吸血鬼来た!

    24 :

    ■■さん大活躍

    25 = 1 :

    そこには、赤いコートを着た長身の男が立っていた。

    佐天「本当に出たあああ!?」

    驚く佐天。男が尋ねる。

    アーカード「おい娘」

    佐天「は、はい!?」

    アーカード「ここはどこだ?」

    佐天「が、学園都市です!」

    アーカード「学園都市?知らん名だな」

    アーカード「チェシャ猫を追っているうちに妙なところに出たようだ」

    26 = 1 :

    佐天「あ、あの~」

    アーカード「私を呼んだのはお前か?」

    佐天「そうですけど……」

    アーカード「ふん、こんな小娘に呼び出されるとはな」

    佐天(なんかスゴイ人が来ちゃったなぁ……)

    佐天(この人、やっぱり吸血鬼なのかな……)

    アーカード「おい娘」

    佐天「な、なんでしょう……?」

    アーカード「腹が減った。血をよこせ」

    佐天(やっぱり吸血鬼だ!)

    27 :

    吸血シーンwktk

    28 = 1 :

    佐天「って、私を吸血鬼にするつもり!?」

    アーカード「安心しろ。そのつもりはない」

    アーカード「これ以上従僕が増えるのは面倒だからな」

    佐天「で、でも、噛みついたりはしないですよね?」

    アーカード「指先をほんの少し切ればいい」

    佐天「でも……」

    アーカード「早くしろ!」

    佐天「はひっ!」

    机からカッターを出し、佐天は指先を切った。
    うっすらと血が滲む。
    佐天は心臓が高鳴るのを感じた。

    29 = 18 :

    ペース早いな

    30 :

    書き溜めあるのは評価できる保守

    31 = 1 :

    アーカード「それでいい」

    アーカードが跪く。
    舌先が佐天の指を這う。

    佐天(なんか……変な気分……)

    アーカード「……ふむ、正真正銘100%処女の血だな」

    佐天「い、言わなくていいです!」

    アーカード「さて、それでお前は私を呼び出してどうするつもりなんだ?」

    佐天「え?えっとー、それはですね~」

    佐天(しまった、何も考えてなかった……)

    アーカード「どうした、早く答えろ」

    佐天(うわー、なんかイライラしてるよ……)

    32 :

    姫なんとかさんなら吸血鬼であればなんでも倒せるの?

    33 = 1 :

    佐天「そ、そう言えば、あなたの名前はなんて言うんですか?」

    アーカード「アーカードと呼ばれている」

    佐天「私は佐天涙子って言います。よろしくお願いしますね」

    アーカード「おい娘、早くしろ」

    佐天「せっかく名前教えたのに……」

    佐天「そうですね、まずは親睦を深めるためにゲームを」

    アーカード「断る」

    佐天「ですよねー」ウルウル

    34 :

    姫なんとかさん「私、今日のハイライト…フフッ」

    35 = 1 :

    アーカード「と言いたいところだが、どうやら今はお前が私の主らしい」

    佐天「え、そうなんですか?」

    アーカード「主の命令ならば逆らえん。付き合おうか、その遊戯に」

    佐天「やったー!じゃあ準備しますね!」

    ウキウキとした気分で、佐天はゲーム機を取り出しテレビにつないだ。

    佐天「マリカーしましょ、マリカー!」

    アーカードの方を振り返ると、そこには少女がいた。

    36 = 27 :

    お譲さんですね分かります

    37 :

    なんだとっ

    38 = 1 :

    佐天「……え?」

    アーカード「どうした、娘」ニヤニヤ

    佐天「なぜ黒髪ぱっつん!?なぜ声だけダンディー!?」

    アーカード「ふん、姿形など、私にとっては何の意味もない」

    佐天「だったら声も可愛くしてくださいよ!」

    アーカード「五月蠅い。さあ、早く始めようか」

    39 :

    マリカーやってる旦那とか中々にシュールだなwww

    41 :

    アーカードwwww

    42 = 27 :

    あの姿でいつもの声でも旦那は違和感ないの凄いよな

    43 = 1 :

    2時間後

    佐天「なんでこの人こんなに上手いの……」

    アーカード「どうした?まだ50連敗しただけだぞ。かかってこい」

    佐天「まさかこの私が負けるなんて……」

    佐天(しかし、吸血鬼とゲームをするなんて、思ってもみなかったなぁ)

    隣の少女を見る。
    可憐な少女が楽しそうにゲームに興じていた。

    佐天(こう見ると、可愛いかも)

    アーカード「早くコンティニューしろ。ハリー!ハリー!」

    佐天(でも声が……)

    こうして夜が更けた。

    44 :

    前一方通行とのバトル書いてた人か?

    45 = 39 :

    旦那ハマりすぎワロタwww

    46 = 1 :

    翌朝

    佐天「……あれ?いつの間にか寝ちゃった?」

    ベッドの中で身を起こす。
    カーテンの外はすでにかなり明るい。
    時計を見ると、正午を回ったところだった。

    佐天「アーカードさん?」

    部屋を見渡す。
    彼の姿はない。
    少女の姿の彼もない。
    代わりに部屋の真ん中に、巨大な黒い棺桶があった。

    佐天「なにこれ……」

    47 :

    佐天さんが学園都市最強にかけ上がった

    48 = 1 :

    佐天「もしかしてアーカードさんのベッド?」

    佐天「吸血鬼って、カンオケで寝るんだ。へー」

    表面に何か文字が書いてある。
    佐天が手を伸ばす。

    佐天「ざ・ばーど・おぶ・はーめす?」

    アーカード「触れるな」

    佐天「うわっ!?」

    少しだけ開いた棺桶の中から、鋭い眼が見えた。

    アーカード「私の棺に触れるな」

    佐天「ご、ごめんなさい……」

    49 = 37 :

    天敵そげぶ

    50 = 1 :

    佐天(大切なものなのかな。アーカードさん怒ってる……)

    シュンとする佐天。
    しばらくすると、棺桶がごそごそと動き出した。

    佐天「え?」

    見ると、脚が生えている。それもたくさん。

    佐天「きゃあああ!!!」

    Gの如く動き回る棺桶。
    棺桶はそのまま脚でドアを開けて、部屋の外へと消えていった。


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