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元スレ苗木「どきどき修学旅行?」
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なんだかんだいってみんな狛枝君の事が好きなんだね(ネットリ)
【ホテル 一階ロビー】
江ノ島「あー、もう!! なにこれ!!」バン!!
苗木「……え、江ノ島さん。何やってるの?」
江ノ島「げっ…………って苗木か。霧切ちゃんかと思った。ゲームで遊んでるんだよ!」ニコ
苗木「いやそれは見れば分かるんだけどさ……」
ホテルの一階ロビーにはアーケードゲームが置いてある。
こんな状況じゃなかったらボクも少しは遊んでいたんだろうけど……。
苗木「でもさ、今は脱出の為の手がかりを探さないと」
江ノ島「えー、別にあたしが頑張っても何も変わらないって。ほら、あたしって頭空っぽなただのギャルだし」
苗木「そんな事ないって。そりゃ霧切さんは頭いいけど、江ノ島さんだって他の事で力になれるはずだよ」
江ノ島「うぎゃー耳が痛い!! 苗木あんた教師になれるよ」
苗木「ま、真面目に聞いてよ……」
江ノ島「…………ねぇ苗木。あんたさぁ、あたしが必要?」
苗木「え?」
江ノ島「あー、もう!! なにこれ!!」バン!!
苗木「……え、江ノ島さん。何やってるの?」
江ノ島「げっ…………って苗木か。霧切ちゃんかと思った。ゲームで遊んでるんだよ!」ニコ
苗木「いやそれは見れば分かるんだけどさ……」
ホテルの一階ロビーにはアーケードゲームが置いてある。
こんな状況じゃなかったらボクも少しは遊んでいたんだろうけど……。
苗木「でもさ、今は脱出の為の手がかりを探さないと」
江ノ島「えー、別にあたしが頑張っても何も変わらないって。ほら、あたしって頭空っぽなただのギャルだし」
苗木「そんな事ないって。そりゃ霧切さんは頭いいけど、江ノ島さんだって他の事で力になれるはずだよ」
江ノ島「うぎゃー耳が痛い!! 苗木あんた教師になれるよ」
苗木「ま、真面目に聞いてよ……」
江ノ島「…………ねぇ苗木。あんたさぁ、あたしが必要?」
苗木「え?」
江ノ島「あたしが死んじゃったら悲しい? 居なくならないでほしい?」
苗木「あ、当たり前じゃないか!」
江ノ島「そっかそっか。でもさ、いざみんながあたしの死体見つけたとして、どう思うんだろうね」
苗木「何を言ってるの……?」
江ノ島「そりゃ悲しんではくれると思うよ。朝日奈ちゃんなんかは泣いてくれるんじゃないかな。でもさ」
そこで言葉を切ると、江ノ島さんの表情が変わる。
とても冷たい、無表情なものに。
江ノ島「心の奥底では『自分じゃなくて良かった』って安心してる。そんな事はないかな?」
苗木「そんな事ないよ!」
江ノ島「苗木はそうだろうね。あたしの死を心から悲しんでくれると思う。あたしは嬉しいよ」
苗木「それはみんなだって……っ!」
江ノ島「あはは、それはどうかな。気付いてないみたいだけどさ、苗木みたいな“イイ奴”って案外少ないものなんだよ」
苗木「……ボクはそうは思わない」
江ノ島「そっか。うん、苗木はそうだよね」
苗木「あ、当たり前じゃないか!」
江ノ島「そっかそっか。でもさ、いざみんながあたしの死体見つけたとして、どう思うんだろうね」
苗木「何を言ってるの……?」
江ノ島「そりゃ悲しんではくれると思うよ。朝日奈ちゃんなんかは泣いてくれるんじゃないかな。でもさ」
そこで言葉を切ると、江ノ島さんの表情が変わる。
とても冷たい、無表情なものに。
江ノ島「心の奥底では『自分じゃなくて良かった』って安心してる。そんな事はないかな?」
苗木「そんな事ないよ!」
江ノ島「苗木はそうだろうね。あたしの死を心から悲しんでくれると思う。あたしは嬉しいよ」
苗木「それはみんなだって……っ!」
江ノ島「あはは、それはどうかな。気付いてないみたいだけどさ、苗木みたいな“イイ奴”って案外少ないものなんだよ」
苗木「……ボクはそうは思わない」
江ノ島「そっか。うん、苗木はそうだよね」
【ジャバウォック公園】
苗木「どう、霧切さん。何か分かった?」
霧切「……ごめんなさい、新たな手がかりはないわ」
苗木「あ、謝らなくたっていいって! 仕方ないんだしさ……」
霧切「それでも、私はみんなに希望を持たせるような事を言ったんだから、きちんとした成果をあげないと」
苗木「……確かに霧切さんは凄いよ。でもさ、あまり一人で背負いこまなくてもいいんじゃないかな?」
霧切「…………」
苗木「霧切さんは一人じゃない。ボクや、他のみんなだって居る。霧切さんを責めるような人なんて居ないよ」ニコ
霧切「…………ふふ、ありがとう苗木君。でも」
霧切「舞園さんとの件は許すつもりはないわよ」
苗木「ええっ、そこ!?」
ていうかまだ根に持ってたんだ……。
苗木「どう、霧切さん。何か分かった?」
霧切「……ごめんなさい、新たな手がかりはないわ」
苗木「あ、謝らなくたっていいって! 仕方ないんだしさ……」
霧切「それでも、私はみんなに希望を持たせるような事を言ったんだから、きちんとした成果をあげないと」
苗木「……確かに霧切さんは凄いよ。でもさ、あまり一人で背負いこまなくてもいいんじゃないかな?」
霧切「…………」
苗木「霧切さんは一人じゃない。ボクや、他のみんなだって居る。霧切さんを責めるような人なんて居ないよ」ニコ
霧切「…………ふふ、ありがとう苗木君。でも」
霧切「舞園さんとの件は許すつもりはないわよ」
苗木「ええっ、そこ!?」
ていうかまだ根に持ってたんだ……。
霧切「当たり前よ。好きな相手が他の女と一緒に寝たのよ? 逆の立場だとどう思うかしら?」
苗木「いやボクはそういう相手がいた事ないからよく分からない…………ってなんかその言い方だと変な解釈されそうだからやめてよ!」
霧切「それじゃあハッキリ言いましょうか? 好きな相手が他の女とセッ」
苗木「だからしてないって言ってるじゃないか!!」
霧切「年頃の男女が一つ屋根の下で、しかも同じベッドで寝る。女の方は男の事が好き。そのシチュエーションで何もしていないというのは無理があるわ」
苗木「で、でもしてないものはしてないんだってば! それにあんな監視カメラがある場所でそういう事する気にはなれないって!」
霧切「それじゃあ監視カメラが無かったらしていたという事?」
苗木「無くてもしてないよ! ボクは本当に舞園さんの事を心配して……」
霧切「……ふふ、分かっているわよ」
苗木「えっ?」
霧切「苗木君は優しいから、追い込まれている舞園さんの頼みは断れないでしょうね。そこも好きなんだけど」ニコ
苗木「そ、そっか……///」
さすがにここまでストレートに言われると照れる。
苗木「いやボクはそういう相手がいた事ないからよく分からない…………ってなんかその言い方だと変な解釈されそうだからやめてよ!」
霧切「それじゃあハッキリ言いましょうか? 好きな相手が他の女とセッ」
苗木「だからしてないって言ってるじゃないか!!」
霧切「年頃の男女が一つ屋根の下で、しかも同じベッドで寝る。女の方は男の事が好き。そのシチュエーションで何もしていないというのは無理があるわ」
苗木「で、でもしてないものはしてないんだってば! それにあんな監視カメラがある場所でそういう事する気にはなれないって!」
霧切「それじゃあ監視カメラが無かったらしていたという事?」
苗木「無くてもしてないよ! ボクは本当に舞園さんの事を心配して……」
霧切「……ふふ、分かっているわよ」
苗木「えっ?」
霧切「苗木君は優しいから、追い込まれている舞園さんの頼みは断れないでしょうね。そこも好きなんだけど」ニコ
苗木「そ、そっか……///」
さすがにここまでストレートに言われると照れる。
霧切さんはあまり人と関わったりしない人だけど、みんなの事はよく見ている。
その人がどんな事に喜び、どんな事に怒り悲しむのか。
ボクは霧切さんのそういう所が好きだ。
霧切「でも、ここまで苗木君がヘタレというのは問題ね……並大抵の誘惑じゃ一線を越えさせる事はできない……」ブツブツ
若干目的のためには手段を選ばなすぎる所がたまにキズだけど。
【ホテル二階 レストラン】
霧切「……今日の収穫はこの程度かしら」
葉隠「あんまり役に立ちそうなものはないべ……」ハァ
霧切「そんな事はないわ。どんなに小さな事でも、そこから何かが見える事はあるはずよ」
石丸「そうだぞ! 何事も諦めずに努力を続ければそれはきっと報われる!」
不二咲「う、うん、そうだよね!」
石丸クンの言葉に、みんな頷く。
それは彼のような自信に満ちたものではなかったけど、それでも少しは前向きになろうという意思が見えた。
その人がどんな事に喜び、どんな事に怒り悲しむのか。
ボクは霧切さんのそういう所が好きだ。
霧切「でも、ここまで苗木君がヘタレというのは問題ね……並大抵の誘惑じゃ一線を越えさせる事はできない……」ブツブツ
若干目的のためには手段を選ばなすぎる所がたまにキズだけど。
【ホテル二階 レストラン】
霧切「……今日の収穫はこの程度かしら」
葉隠「あんまり役に立ちそうなものはないべ……」ハァ
霧切「そんな事はないわ。どんなに小さな事でも、そこから何かが見える事はあるはずよ」
石丸「そうだぞ! 何事も諦めずに努力を続ければそれはきっと報われる!」
不二咲「う、うん、そうだよね!」
石丸クンの言葉に、みんな頷く。
それは彼のような自信に満ちたものではなかったけど、それでも少しは前向きになろうという意思が見えた。
……でも、ボクとしては本当はみんなに霧切さんや石丸クンのような希望を持ってほしいと思っていた。
それはやっぱり望み過ぎだったのだろうか。超高校級の才能といっても、高校生である事には変わりないのだろうか。
もし、この場に霧切さんや石丸クンが居なかったら、みんなはどうなっていたのだろうか。
それでもボクは……諦めたくない……。
苗木「…………」
桑田「ん、どうした苗木、小難しい顔して」
苗木「……何でもないよ」
朝日奈「ねぇねぇ、ちょっと私から提案があるんだけど、いいかな?」
セレス「提案ですか?」
朝日奈「あ、でも島からの脱出には関係ないんだけど……」
霧切「構わないわ。どうしたの?」
朝日奈「今夜さ、みんなで花火しようよ!!」ニコ
……何とも言えない沈黙が辺りに広がる。
それはやっぱり望み過ぎだったのだろうか。超高校級の才能といっても、高校生である事には変わりないのだろうか。
もし、この場に霧切さんや石丸クンが居なかったら、みんなはどうなっていたのだろうか。
それでもボクは……諦めたくない……。
苗木「…………」
桑田「ん、どうした苗木、小難しい顔して」
苗木「……何でもないよ」
朝日奈「ねぇねぇ、ちょっと私から提案があるんだけど、いいかな?」
セレス「提案ですか?」
朝日奈「あ、でも島からの脱出には関係ないんだけど……」
霧切「構わないわ。どうしたの?」
朝日奈「今夜さ、みんなで花火しようよ!!」ニコ
……何とも言えない沈黙が辺りに広がる。
朝日奈「……えっと、だ、だからね」
舞園「は、花火ですか……こんな時じゃなければとても楽しそうだったんですけど……」
苗木「いや、いいと思うよ。やろうよみんな!」ニコ
山田「おや、苗木誠殿は花火と聞くと、たぎってしまう性分なのですかな?」
苗木「べ、別にそういうわけじゃないけどさ……でもこういう時だからこそ普通の旅行のように楽しむ所は楽しむべきなんじゃないかな」ニコ
大神「……ふっ、確かにそうだな。そうすれば気分も紛れる」
江ノ島「あたしもさんせー!! 楽しそうだし!!」ニカッ
戦刃「う、うん、私もいい考えだと思う!」
大和田「へっ、まぁモノクマの狙い通りになるってのも癪だしな。俺らの楽しんでる姿を見せてアイツを苛つかせるのも悪くねえ」
霧切「ふふ、それじゃ決まりね。まだ日暮れまでは時間があるわ。その間に準備をしましょう」
腐川「びゃ、白夜様は来るの!?」
苗木「一応ボクが呼んでみるけど……」
桑田「アイツは来ねえだろうな。つか苗木大丈夫かよ、近づいたら殺すとか言ってたぞアイツ」
苗木「……でも、放っておくなんて事はできないよ」
江ノ島「ホント苗木らしいね。まぁあんたは十神の希望のカケラも溜まってたし、一番適任だとは思うけど」
舞園「は、花火ですか……こんな時じゃなければとても楽しそうだったんですけど……」
苗木「いや、いいと思うよ。やろうよみんな!」ニコ
山田「おや、苗木誠殿は花火と聞くと、たぎってしまう性分なのですかな?」
苗木「べ、別にそういうわけじゃないけどさ……でもこういう時だからこそ普通の旅行のように楽しむ所は楽しむべきなんじゃないかな」ニコ
大神「……ふっ、確かにそうだな。そうすれば気分も紛れる」
江ノ島「あたしもさんせー!! 楽しそうだし!!」ニカッ
戦刃「う、うん、私もいい考えだと思う!」
大和田「へっ、まぁモノクマの狙い通りになるってのも癪だしな。俺らの楽しんでる姿を見せてアイツを苛つかせるのも悪くねえ」
霧切「ふふ、それじゃ決まりね。まだ日暮れまでは時間があるわ。その間に準備をしましょう」
腐川「びゃ、白夜様は来るの!?」
苗木「一応ボクが呼んでみるけど……」
桑田「アイツは来ねえだろうな。つか苗木大丈夫かよ、近づいたら殺すとか言ってたぞアイツ」
苗木「……でも、放っておくなんて事はできないよ」
江ノ島「ホント苗木らしいね。まぁあんたは十神の希望のカケラも溜まってたし、一番適任だとは思うけど」
セレス「希望のカケラ……ですか。今となってはもう懐かしいですわね」
不二咲「うん……もうそれどころじゃなくなっちゃったし……」
モノミ「本当でちゅよ……なんでコロシアイなんていう話に……」シクシク
…………あれ??
「「モノミ!?」」
モノミ「うぅ、もうすっかりモノミで定着しちゃったのでちゅよ……」シクシク
苗木「えっ、生きてたの!? 木っ端微塵になったように見えたけど……」
モノミ「あちしは一体だけではないのでちゅ。あ、も、もしかして、みなさんあちしの心配を……」ウルウル
葉隠「いや別にしてないべ。つかオメーも怪しいって事には変わりねえしな」
桑田「そうだそうだ! 元々テメーがここに閉じ込めたんじゃねえか!」
モノミ「ひぃぃ! そ、それは申し訳なく思っているのでちゅよ……でも、あの時点では本当にカリキュラムの一環だったのでちゅ!」
大和田「けっ、どうだかな。自分とこの生徒を南の島に閉じ込めるカリキュラムなんてのを信じろってのか」
山田「で、ではあの学園長の映像は……捏造!?」
モノミ「そ、そんな事ありまちぇんって!!」
不二咲「うん……もうそれどころじゃなくなっちゃったし……」
モノミ「本当でちゅよ……なんでコロシアイなんていう話に……」シクシク
…………あれ??
「「モノミ!?」」
モノミ「うぅ、もうすっかりモノミで定着しちゃったのでちゅよ……」シクシク
苗木「えっ、生きてたの!? 木っ端微塵になったように見えたけど……」
モノミ「あちしは一体だけではないのでちゅ。あ、も、もしかして、みなさんあちしの心配を……」ウルウル
葉隠「いや別にしてないべ。つかオメーも怪しいって事には変わりねえしな」
桑田「そうだそうだ! 元々テメーがここに閉じ込めたんじゃねえか!」
モノミ「ひぃぃ! そ、それは申し訳なく思っているのでちゅよ……でも、あの時点では本当にカリキュラムの一環だったのでちゅ!」
大和田「けっ、どうだかな。自分とこの生徒を南の島に閉じ込めるカリキュラムなんてのを信じろってのか」
山田「で、ではあの学園長の映像は……捏造!?」
モノミ「そ、そんな事ありまちぇんって!!」
>>526
だから有名だとかいてるだろ?
だから有名だとかいてるだろ?
霧切「……今は何とも言えないわ。憶測だけで考えを固めるのは危険よ」
舞園「そう……ですね。ただでさえ分からない事だらけですし……」
江ノ島「それよりさ、早く準備始めようよ! 日が暮れちゃうよ!」
外を見てみると、空はオレンジ色に染まっている。
確かに準備は日が出ている間にやってしまった方がいいだろう。
モノミ「あ、花火でちゅよね! それならあの砂浜がとっても良いと思うまちゅよ!」
桑田「けどよ、準備ってそんなに手間かかるもんか? 花火と火種あれば終わりだろ」
苗木「あと火消し用のバケツも用意しないと。懐中電灯もあったほうがいいかな」
桑田「火を消すなら海に投げちまえばいいじゃねえか」
モノミ「ダメでちゅ! 自然破壊は先生認めまちぇん!!」プンプン
セレス「確かにそのような事が生徒手帳に書いてありましたね」
朝日奈「ふふふ、それにどうせ花火やるならさ、みんな浴衣着ようよ! スーパーに置いてあるの見つけたんだ」ニコニコ
葉隠「スーパー万能すぎるべ」
桑田「ゆ、浴衣……舞園ちゃんの浴衣……!!!」ゴクリ
舞園「そう……ですね。ただでさえ分からない事だらけですし……」
江ノ島「それよりさ、早く準備始めようよ! 日が暮れちゃうよ!」
外を見てみると、空はオレンジ色に染まっている。
確かに準備は日が出ている間にやってしまった方がいいだろう。
モノミ「あ、花火でちゅよね! それならあの砂浜がとっても良いと思うまちゅよ!」
桑田「けどよ、準備ってそんなに手間かかるもんか? 花火と火種あれば終わりだろ」
苗木「あと火消し用のバケツも用意しないと。懐中電灯もあったほうがいいかな」
桑田「火を消すなら海に投げちまえばいいじゃねえか」
モノミ「ダメでちゅ! 自然破壊は先生認めまちぇん!!」プンプン
セレス「確かにそのような事が生徒手帳に書いてありましたね」
朝日奈「ふふふ、それにどうせ花火やるならさ、みんな浴衣着ようよ! スーパーに置いてあるの見つけたんだ」ニコニコ
葉隠「スーパー万能すぎるべ」
桑田「ゆ、浴衣……舞園ちゃんの浴衣……!!!」ゴクリ
舞園「苗木君……あそこに性犯罪者がいて怖いです……」ギュッ
桑田「ぐはぁっ!!!」
霧切「というか舞園さんもいちいち苗木君にくっつかないでくれるかしら」イライラ
舞園「どうしてあなたにそんな事言われなくてはいけないのですか?」ニコ
セレス「……枕が」チッ
舞園「な、何言ってるんですか!? 私はそんな事してないですから!!!」
苗木「え、えーと、それじゃそろそろ準備始めよっか……?」
戦刃「う、うん、そうだね!」
江ノ島「と、苗木に浴衣を見せて褒めてもらえるかドキドキしてるお姉ちゃんでした」
戦刃「盾子ちゃん!!!///」カァァ
山田「……よく考えたら僕達いりませんな」
大和田「言うなバカ……!!」ギリッ
桑田「ぐはぁっ!!!」
霧切「というか舞園さんもいちいち苗木君にくっつかないでくれるかしら」イライラ
舞園「どうしてあなたにそんな事言われなくてはいけないのですか?」ニコ
セレス「……枕が」チッ
舞園「な、何言ってるんですか!? 私はそんな事してないですから!!!」
苗木「え、えーと、それじゃそろそろ準備始めよっか……?」
戦刃「う、うん、そうだね!」
江ノ島「と、苗木に浴衣を見せて褒めてもらえるかドキドキしてるお姉ちゃんでした」
戦刃「盾子ちゃん!!!///」カァァ
山田「……よく考えたら僕達いりませんな」
大和田「言うなバカ……!!」ギリッ
>>532
GJ
GJ
>>532
さくらちゃんマジ天使
さくらちゃんマジ天使
>>532
むくろちゃん…
むくろちゃん…
【ロケットパンチマーケット】
そんなわけで、女子はそれぞれ浴衣を持って行って着替え。男子は花火の準備をしてから着替える事になった。
空は次第にオレンジ色から茜色に変わってきている。
苗木「それにしても、何でもあるんだなぁ……」キョロキョロ
桑田「見ろ見ろ、暗視スコープだぜ! かっちょいー!!」
山田「むふふ、それを使えば夜這いも簡単そうですな!」
桑田「はっ!! 天才か!!!」
モノミ「ダメでちゅー!! そんなハレンチな事、先生は許しまちぇんー!!!」プンプン
石丸「そうだぞ!! 今朝の苗木君といい、君達は不純異性交遊というものの重さを知ってだな……」
桑田「は、苗木? 苗木がどうかしたのか?」
苗木「なななななななな何でもないよ!!! ほら、早く花火選んじゃおうよ!!!」アセアセ
葉隠「ふむふむ、やっぱドカンと一発派手なものが欲しいべ!」
大和田「おっ、分かってるじゃねえか。やっぱちまちま手に持つようなやつじゃなく、打ち上げるやつに限るよな!」
な、何とか誤魔化せたかな……。
そんなわけで、女子はそれぞれ浴衣を持って行って着替え。男子は花火の準備をしてから着替える事になった。
空は次第にオレンジ色から茜色に変わってきている。
苗木「それにしても、何でもあるんだなぁ……」キョロキョロ
桑田「見ろ見ろ、暗視スコープだぜ! かっちょいー!!」
山田「むふふ、それを使えば夜這いも簡単そうですな!」
桑田「はっ!! 天才か!!!」
モノミ「ダメでちゅー!! そんなハレンチな事、先生は許しまちぇんー!!!」プンプン
石丸「そうだぞ!! 今朝の苗木君といい、君達は不純異性交遊というものの重さを知ってだな……」
桑田「は、苗木? 苗木がどうかしたのか?」
苗木「なななななななな何でもないよ!!! ほら、早く花火選んじゃおうよ!!!」アセアセ
葉隠「ふむふむ、やっぱドカンと一発派手なものが欲しいべ!」
大和田「おっ、分かってるじゃねえか。やっぱちまちま手に持つようなやつじゃなく、打ち上げるやつに限るよな!」
な、何とか誤魔化せたかな……。
桑田「花火決まったら浴衣も選んじまおうぜ! お、これとか渋いな!!」
山田「ふひひ、不二咲千尋殿はこちらなどはいかがですかな……」ハァハァ
不二咲「そ、それ女の子用だよぉ!!」
大和田「俺はこういうの動きづらくて好きじゃねえんだけどなぁ」
石丸「ふはは、僕とて一番はこの制服だ! しかしたまにはいいではないか! TPOをわきまえた格好であればな!」
葉隠「お、石丸っちも大分丸くなってきたべ」
苗木「ていうか葉隠クンって浴衣似合いそうだよね」ハハ
モノミ「うふふ、みなさんの楽しそうな姿を見ているだけであちしも嬉しいでちゅ」ニコニコ
……うん、ボクだってみんなと楽しい時間を過ごせるのは幸せだ。
それでも、どうしても頭をよぎってしまう。
こんな時間が続いてくれるのか。このままみんなで一致団結して一人も欠けずに脱出できるのか。
ダメだダメだ。ボクがこんな弱気になってどうする。
ボクは絶対に絶望なんかに屈したりしない。
モノクマの言いなりになって殺人を犯したりしない。
山田「ふひひ、不二咲千尋殿はこちらなどはいかがですかな……」ハァハァ
不二咲「そ、それ女の子用だよぉ!!」
大和田「俺はこういうの動きづらくて好きじゃねえんだけどなぁ」
石丸「ふはは、僕とて一番はこの制服だ! しかしたまにはいいではないか! TPOをわきまえた格好であればな!」
葉隠「お、石丸っちも大分丸くなってきたべ」
苗木「ていうか葉隠クンって浴衣似合いそうだよね」ハハ
モノミ「うふふ、みなさんの楽しそうな姿を見ているだけであちしも嬉しいでちゅ」ニコニコ
……うん、ボクだってみんなと楽しい時間を過ごせるのは幸せだ。
それでも、どうしても頭をよぎってしまう。
こんな時間が続いてくれるのか。このままみんなで一致団結して一人も欠けずに脱出できるのか。
ダメだダメだ。ボクがこんな弱気になってどうする。
ボクは絶対に絶望なんかに屈したりしない。
モノクマの言いなりになって殺人を犯したりしない。
でも、他のみんなはどうだろうか。
ここまでのみんなの様子を見て、どんな絶望にも耐え切れるという考えが揺らいでいるのは確かだ。
とは言っても、そう簡単には認められない。なぜなら彼らは超高校級の才能を持った希望なのだから。
苗木「…………」
モノミ「ど、どうしまちた苗木君?」オロオロ
苗木「あ……いや、何でもないよ……」
モノミ「そうでちゅか? とっても虚ろな目をしていまちたが……」
苗木「あはは、実はあまりよく眠れてないんだ。ただそれだけだよ」
モノミ「……それでちたら、ここには睡眠薬もありまちゅよ。あまり薬に頼るのはオススメできまちぇんが、それでも眠れないよりはマシだと思うのでちゅ」
苗木「……………」
どうして、ボクは。
苗木「それじゃあ、貰っていこうかな」
ここまでのみんなの様子を見て、どんな絶望にも耐え切れるという考えが揺らいでいるのは確かだ。
とは言っても、そう簡単には認められない。なぜなら彼らは超高校級の才能を持った希望なのだから。
苗木「…………」
モノミ「ど、どうしまちた苗木君?」オロオロ
苗木「あ……いや、何でもないよ……」
モノミ「そうでちゅか? とっても虚ろな目をしていまちたが……」
苗木「あはは、実はあまりよく眠れてないんだ。ただそれだけだよ」
モノミ「……それでちたら、ここには睡眠薬もありまちゅよ。あまり薬に頼るのはオススメできまちぇんが、それでも眠れないよりはマシだと思うのでちゅ」
苗木「……………」
どうして、ボクは。
苗木「それじゃあ、貰っていこうかな」
【砂浜】
夜、満天の星空の下。
ボク達は満面の笑みで花火をして遊んでいる。
今は少しでもこの状況については忘れられるように。
石丸「コラ兄弟!! それは手に持ったまま火をつけるタイプではないぞ!!」
大和田「いいんだよ、そういう細かい事はよ!! おりゃ!!」
パーン!!!
舞園「わぁ……綺麗です……」
霧切「……ふふ、たまにはこういうのも悪くはないかもね」
セレス「きゃっ!! な、なんですのこれは!!」ビクッ
山田「ふひひひひ、ねずみ花火に怯える安広多恵子殿……萌える!!! 花火だけに!!!」
セレス「死ね腐れラードがァァああああああああああああああああああああ!!!!!」
山田「ありがとうございますっ!!!」ゴシャァァァ
夜、満天の星空の下。
ボク達は満面の笑みで花火をして遊んでいる。
今は少しでもこの状況については忘れられるように。
石丸「コラ兄弟!! それは手に持ったまま火をつけるタイプではないぞ!!」
大和田「いいんだよ、そういう細かい事はよ!! おりゃ!!」
パーン!!!
舞園「わぁ……綺麗です……」
霧切「……ふふ、たまにはこういうのも悪くはないかもね」
セレス「きゃっ!! な、なんですのこれは!!」ビクッ
山田「ふひひひひ、ねずみ花火に怯える安広多恵子殿……萌える!!! 花火だけに!!!」
セレス「死ね腐れラードがァァああああああああああああああああああああ!!!!!」
山田「ありがとうございますっ!!!」ゴシャァァァ
桑田「やべえ……舞園ちゃんの浴衣姿やべえよ……!!」
葉隠「つーか全員良く似合ってるべ。さすがこのクラスはレベル高い高い」
腐川「はっ!! 聞こえたわよ!! あ、あたしの浴衣姿見て、ひ、卑猥な事を考えたでしょ!!!」ビシッ
葉隠「いやー、さすがに腐川っちはちょっとないべ」
腐川「ど、どうせあたしは断トツでブスよぉぉ……!!!!!」ギリギリ
不二咲「そ、そんな事ないって、腐川さんの浴衣姿も可愛いよぉ!」
腐川「…………」
不二咲「ど、どうしたの?」
腐川「負け……た…………」ガクッ
不二咲「腐川さん!?」
朝日奈「見て見てさくらちゃん、二刀流!」
大神「ふふ、火傷には注意するんだぞ。さて、我はこの機会に炎への耐性を高めたい所だが手頃な花火はないものか…………」ゴソゴソ
朝日奈「なんだかさくらちゃんの方が火傷しそうだけど!?」
大神「止めるな朝日奈よ。我にはどんな炎の海にも耐えられる屈強な肉体が必要なのだ……」
朝日奈「それ花火の楽しみ方として間違ってるよ!!」
葉隠「つーか全員良く似合ってるべ。さすがこのクラスはレベル高い高い」
腐川「はっ!! 聞こえたわよ!! あ、あたしの浴衣姿見て、ひ、卑猥な事を考えたでしょ!!!」ビシッ
葉隠「いやー、さすがに腐川っちはちょっとないべ」
腐川「ど、どうせあたしは断トツでブスよぉぉ……!!!!!」ギリギリ
不二咲「そ、そんな事ないって、腐川さんの浴衣姿も可愛いよぉ!」
腐川「…………」
不二咲「ど、どうしたの?」
腐川「負け……た…………」ガクッ
不二咲「腐川さん!?」
朝日奈「見て見てさくらちゃん、二刀流!」
大神「ふふ、火傷には注意するんだぞ。さて、我はこの機会に炎への耐性を高めたい所だが手頃な花火はないものか…………」ゴソゴソ
朝日奈「なんだかさくらちゃんの方が火傷しそうだけど!?」
大神「止めるな朝日奈よ。我にはどんな炎の海にも耐えられる屈強な肉体が必要なのだ……」
朝日奈「それ花火の楽しみ方として間違ってるよ!!」
江ノ島「だから大丈夫だって、全然変じゃないよ!! 苗木だってイチコロ間違いなし!!」
戦刃「そ、そうかな!?」
江ノ島「あ、でももうちょっと色気だした方がいいかなー。ほら、ここら辺ちょっとはだけさせたり……」グイッ
戦刃「きゃあああ!!! ダ、ダメだってば盾子ちゃん!!!///」
江ノ島「えー、でもさでもさ、もしかしたら苗木が欲情して襲ってくれるかもよ?」ニヤニヤ
戦刃「な、苗木君が……」ゴクリ
江ノ島「あ、今想像したねー、えっちー!」
戦刃「盾子ちゃんが想像させたんじゃない!!!///」
霧切「抜け駆けは」ヌッ
舞園「絶対に」ヌッ
セレス「許しませんわよ」ヌッ
江ノ島「どっから湧いたのよあんた達…………ていうかそこのアイドルは人の事言えないでしょ」ハァ
ジジ…………パチパチパチパチ!!!
苗木「…………」
モノクマ「うんうん、線香花火とはオツですね苗木クン!」
苗木「……なんだモノクマもいたんだ」
モノミ「やいやい、みんな楽しんでいるんでちゅから、あなたは出て行ってくだちゃい!!」
モノクマ「なんだと、コイツ!! 妹のくせに!!」ボカッ
モノミ「痛い!! 痛いでちゅ!!」ウルウル
苗木「うるさいなぁ……」ハァ
モノクマ「ねぇねぇ、どうしたの苗木クン? キミって大人しそうに見えて割と皆の中心に居る、クラスカースト上位の子じゃなかったっけ?」
苗木「知らないよそんなの」
モノクマ「うぷぷ、線香花火っていいよね。パァァって綺麗に輝いたと思ったらポトッって落ちちゃうんだから!!」
モノミ「どうしてそんな捻くれた事しか言えないんでちゅか! あの一瞬の輝きだからこその儚さに、他の花火には真似できない美しさがあるのでちゅ!」
モノクマ「でも結局は落ちるよね。ポトッって」
モノミ「むぐぐ……っ!!!」
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