のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,091人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ淡「高鴨穏乃を100回倒す!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - チーム虎姫 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 = 1 :

    「どうしたの?」

    「なんか……そっけないの」ホラ

    「………本当だね」

    「もう1回送ってみたらどうだ?」

    「う、うん」

    (『その「うん」は、いいよってことだよね!土曜日が楽しみだなぁ~!私が先に100勝するからねっ!負けないよ~♪』……送信)ピッ

    ♪~

    「きた!………………うぅ」

    「どう?」

    「今度はなんて返ってきた?」

    「……これ」

    穏乃『うん』

    照・菫「…………」

    「なんでこんなに素っ気ないんだろ……怒ってるのかな?」シューン..

    102 = 79 :

    ほうほう

    103 = 1 :

    「怒っているとしたら、何か心当たりはあるか?」

    「わかんないよ……さっきまでメールで褒めてくれてたのに………あ!一昨日、おバカとか言っちゃったからかな……」

    ♪~

    「あ、穏乃から電話!どうしよう……」

    「出た方がいい」

    「ああ」

    「わ、わかった……………もしもし」ピッ

    穏乃『もしもし淡?どうだった?今のメールの感じ』

    「え?どういうこと?」

    穏乃『さっきまで淡を褒めまくって懐いてたのに急につれなくなるの!すっげー猫っぽいよね?』

    「な……え?」

    穏乃『いや、だから猫真似勝負の話』

    104 = 60 :

    穏乃さんまじパねえッス

    105 = 1 :

    「猫真似勝負?……それで今みたいなメールを送ったの?」

    穏乃『そうだよ!気まぐれっぽくて猫っぽいでしょ?どう?どう?』

    「……し、穏乃のおバカッ!」

    穏乃『ええっ!?』

    「私がどんな気持ちだったかわかるのかーっ!!」

    穏乃『わかるのかーって言われても……もしかして……傷付けちゃった?』

    「!!」

    穏乃『あー……だとしたらごめん』

    「べ、別に?傷なんてついてない。金ぴかだし」

    穏乃『そっか』

    「うん……」

    穏乃『あのさ、土曜日楽しみにしてる』

    「あ……わ、私も!」

    106 = 64 :

    俺も

    107 = 74 :

    金はクッソ柔らかいんだよなぁ…

    108 = 1 :

    穏乃『よかったらまた泊まって行ってよ』

    「う、うん!泊まりたい!」

    穏乃『やった。またいっぱい遊べるね』

    「えへへ……そうだね」

    穏乃『……え?あ、はい!もう帰りまーす!……ごめん、先生に怒られちゃった。切るね』

    「うん……」

    穏乃『また夜にメールするね』

    「っ!うん!!ばいばい!」

    ツー..ツー..

    「…………」

    「どうだった?」

    「メールの問題は解決したようだな」

    「うん!」

    「あとは告白へ向けて頑張るだけだな」

    「告白……なるほど!」

    109 = 45 :

    菫さんと穏乃によるあわあわ調教に見えてきたぞ

    110 :

    「このスレは素晴らしいわ!」ホムッホムッ

    111 = 1 :

    「淡に告白されたら、高鴨さんもきっと喜んでくれるはず」

    「えっ?」

    「?」

    「どうした?」

    「……私が告白するの?」

    「そうだろう?押せ押せで行くといったばかりだぞ?」

    「…………やだ」

    「な、なに?」

    「なんかそれじゃ負けたみたいじゃん」

    「淡……」

    「だ、だって!私が穏乃を好きで好きでしょうがないみたいなんだもん!」

    「気付くのが遅かったとはいえ事実だろう?」

    「っていうか、テルと菫先輩が変なこと言うから、どんどん穏乃を好きになっちゃったんだよ!」

    112 = 1 :

    「私たちのせいと言うより……なぁ?」

    「うん。高鴨さんを意識してる自分に気付いてるか気付いてないかだけの問題だと思うけど」

    「ううぅ~……でも自分から言うのはやだぁ~!」

    「……誰かにとられても知らないぞ?」

    「それはもっとやだ!」

    「わがままだなお前は……」ハァ

    「………押せ押せはともかく、焦る必要はないと思う。今すぐ答えを出さなくてもいいから」

    「テル……」

    「どうせなら、高鴨さんから告白させるぐらいの気持ちでアピールすればいい」

    「……うん、わかった」

    (そうだよ。私が穏乃より先に100勝すれば、穏乃は私のことを凄いと認める!そして告白してくる……かもしれない)

    (よしっ!目指せ100勝だよ!)オー!

    113 = 1 :

    土曜日―――

    <繁華街>

    穏乃「1週間ぶりだね」

    「う、うん」

    穏乃(あれ?前より可愛くなってる?いや、もともと可愛かったけど……)

    「今日はね、いっぱい勝負して、圧勝するからね!」

    穏乃「そうはさせないよ!今のところ52勝ずつで同点……つまり私と淡はほぼ互角!そう簡単に負けはしない!」

    「ふふん、言うじゃんか。まず最初の勝負は……カラオケの点数!!」

    穏乃「くっ……まぁいい。絶対勝つ!」

    114 = 1 :

    <カラオケボックス>

    「♪~」

    穏乃「…………」

    穏乃(上手いなぁ……さすが東京人)

    穏乃(………それにしても……相変わらず細いなー……首から肩のラインがキレイだし……後ろから抱きつきたくなっちゃうよ)

    「ふぅ~……得点は………89点!まぁまぁだねっ!」フフン!

    穏乃「次は私だね」

    「頑張って歌うけど88点以下になるだろね」

    穏乃「ふんっ!意地でも90点とってやる!」

    穏乃「♪~」

    「あれ……結構上手い」

    115 = 110 :

    あわあわ脳味噌ラーメンで出来てんじゃね

    117 = 1 :

    「…………」

    (穏乃って、結構指細いんだ……爪もキレイにしてる……意外)

    穏乃「ふぅ……ノド渇いた」チューチュー

    (あ……ジュース飲んでる穏乃の口……なんかえっちぃ……///)

    穏乃「点数は………ああっ!85点!」

    「やった~!私の勝ちぃ!!」

    穏乃「悔しい……ねえ、今のは私の負けでいいけどさ、もっかい勝負しようよ!今度は同じ曲勝負とか、ジャンルで勝負とか!」

    「受けて立つよ!カラオケ女王としてね!」ムフー!

    118 = 1 :

    夜―――

    <穏乃の部屋>

    穏乃「ふぃ~……いい湯だった。淡、次入っていいよ」

    「うん、ありがと」ガチャ バタン

    穏乃「…………」

    穏乃「………はぁ」

    穏乃(なんで先週みたいに一緒に入ろうって言ってくれなかったんだろ?)

    穏乃(私が変な目で見てたって気付いた?いや、そんな感じじゃなかったけどな……)

    穏乃(……というか、淡の可愛さレベルが半端なく増してる気がする……なんでだろう?)

    119 = 45 :

    ぶっちゃけデートだよね

    120 = 1 :

    穏乃(………これってアレかな?淡が変わったっていうより、私が淡のことを本気で好きになってる、ってことかな?)

    穏乃(……うん、きっとそうだ。だってお風呂に入ってる時、すごい寂しかった。さっきまで淡と一緒だったのに、急に1人になったから……)

    穏乃(はは……お風呂から出たらすぐ淡に会えるのに。もう完全に好きになってるんだろなー……)

    穏乃「……………でも」

    穏乃(淡はどうなんだろう?私を友達とは思ってくれてるだろうけど……恋人はなぁ……女同士だし、壁は大きいよな~)

    穏乃「はぁ……」

    穏乃(とりあえず私に出来ることは……先に100勝することかな)

    121 = 1 :

    <風呂場>

    「………ふぃ~」チャプ..

    (今日はいっぱい勝負したな~。カラオケでは同じ曲、演歌、アイドル、男の曲、2人とも知らない曲……)

    (穏乃んちに戻ってきてからは、豆を箸で運ぶ、暗算、ポーカー、ババ抜き、神経衰弱……他にも色々やった)

    (……最初は穏乃を意識しちゃうと思ってたけど、意外と平気だったね)

    (むしろ、穏乃と一緒に遊ぶのが楽しくてしょうがなかった。先週も楽しかったけど、穏乃を好きだって気付いてからは、もっと楽しくなった)

    (からかわれるのはあんま好きじゃないけど、穏乃が喜んでる顔を見ると……怒りも全部吹き飛んじゃうよ)

    (こんな日がずっと続いたらいいな~……)

    「………………でも」

    (穏乃は私のことを友達と思ってて、恋人になりたいとは思ってないんだよね……)

    (私がお風呂は別々がいいって言った時も、ちょっと驚いてたけど、あんまり気にしてなかったし)

    (もし穏乃が私を好きだったら、一緒に入りたがるはずだもん)

    (そしたら私は恥ずかしいから嫌だって言うけど、穏乃がどうしても入りたいってお願いするなら……一緒に入ってあげてもいいつもりだったのに……///)

    「…………はぁ」

    (このままだと、100勝しても告白してもらえそうにないなぁ)ブクブクブク..

    122 = 1 :

    翌日 夕方―――

    「今の勝負は私の勝ち!これで……」

    穏乃「お互い99勝同士……」

    (まさか、ここまでもつれるなんてね)

    穏乃(まるで狙ったみたいだ。私と淡って、総合力だと本当に互角なのかも)

    穏乃(でもとりあえず、次の勝負は負けるにはいかないね。勝った方が100勝だもん)

    「最後の勝負は何にする?」

    穏乃「うーん……あ」

    「?……あれってボウリング場?」

    123 = 1 :

    穏乃「うん。灼さんちだね」

    「灼……?ああ、亦野先輩とやった……」

    穏乃「そう」

    「ちょうどいいね。最後の勝負はボウリングにしようか?」

    穏乃「私はいいけど……本当にいいの?」

    「ぐ……確かに、運動系は全部負けてるけど……でも!最後に勝つことでチャラ!」

    穏乃「チャラにはならないと思うけどなー」

    「いいの!ただハンデというか、条件が1つ」

    穏乃「条件?何?」

    「私は練習時間を1時間もらう!あのボウリング場のコーチ的な人に1時間みっちり教えてもらってから勝負する!どう?」

    125 = 64 :

    疲れちゃうZO

    126 = 1 :

    穏乃「なるほど。私もその間は練習していい?」

    「だ、だめ!山登りが苦手な人が頑張って山に登ろうとしてるのに、その山が高くなったらだめでしょ!?」

    穏乃「あ、やっぱり?」

    「うん。この勝負で穏乃に勝って、私が実は運動神経抜群なことを証明するんだから」フフン

    穏乃「…………」

    穏乃(これって一見わがままに見えるけど、私に運動が苦手だと思われたままじゃ一緒に遊べなくなるかもしれないと思って、みたいな理由かな?だとしたら可愛すぎる…)

    穏乃「……………」

    穏乃(って、そんなわけないか。ダメだ私……全部都合いいように考えちゃってるよ。ベタ惚れってやつじゃん)クスッ

    127 = 1 :

    <Sagimori Lanes>

    穏乃「……というわけで、コーチをお願いしたいんですけど」

    「あー……うちには専属のプロはいないんだ。私でよければ教えるけど……」

    「ホント!?やった!」

    「ただ……おばあちゃんが帰ってくるまでは店番が……」

    穏乃「あ!それなら私がやりますよ!」

    「え?でも……2人で遊びに来たんでしょ?」

    「そうなんだけど、勝負なの!」ムフー!

    「?」

    穏乃「とにかく、私に任せてください!」

    「……うん、わかった。ありがとう」

    穏乃「いえ!コーチをお願いしたのはこっちですから!」

    「よろしくお願いしますっ!」

    「……うん、よろしく」

    128 = 110 :

    「(バカップル)わずらわし…」

    129 = 64 :

    まずはスコアの付け方から

    130 = 1 :

    10分後―――

    穏乃「ありがとうございましたー!」

    穏乃「………ふう……」

    穏乃「…………」チラ

    「」コウ?

    「」コウ..

    穏乃(熱心に教えてくれてるみたい……さすが灼さん、面倒見がいい)

    「?」

    「!」

    穏乃(あ……淡の後ろにピッタリくっついた……で、でも……フォームを教えるなら普通にあるよね。ああゆうの)ウンウン

    「!」ワーイ

    「」ヤッタネ

    穏乃(あっ!ハイタッチしてる!私もまだしたことないのに……)ムゥゥ

    131 = 1 :

    「」キャッキャッ

    「」クスクス

    穏乃(う~、楽しそう……なんだよぉ~……全然こっち見ないし、絶対私のこと忘れてるよ~)ムゥゥゥ

    「こんにちは~」

    穏乃「いらっしゃいませ!……って、玄さん?」

    「穏乃ちゃん?どうして穏乃ちゃんが店員さんをやってるの?」

    穏乃「今、灼さんがコーチをしてくれてまして。代わりに私が店番してるんです」

    「あ、そうなんだ」

    穏乃「はい。それで、玄さんは?」

    「灼ちゃんと一緒にボウリングしようかなって」

    穏乃「なるほど」

    「最近は結構一緒に遊んでるんだ~」ニコー

    穏乃「へぇ~!そうなんですか?いいですね~♪」アハハ

    132 = 1 :

    パカァァン!

    「………やたっ!ストライク!」

    「大分上手になったね」

    「うん!」

    (穏乃、見てくれた?今ので3回目のストライクだよ!)チラッ

    穏乃「」アハハ

    「」ニコー

    「!!!」

    「どうしたの?」

    「あれ……」

    「ん?あ、玄来てくれてたんだ」

    「な、なんか仲良さそうだけど」

    「うん。まぁ、仲良いからね」

    「ふーん……」

    133 = 1 :

    穏乃「」アハハ

    「」エヘヘ

    (楽しそうに笑ってるし。私の練習を遠くで見てるより、その子と話してる方が楽しいってこと?)ムカッ

    「どうかした?」

    「う、うん…………ねえ、あの人って、穏乃の友達?」

    「え?」

    「……友達なの?」

    「友達だけど…」

    「だ、だけど?」

    134 = 45 :

    テルーの対戦相手忘れてるー

    135 = 1 :

    「……………」

    「…………友達だけど……なに?」

    「……………」

    「………なんか言ってよぉ……」

    「……………」

    「………ねえ……」ウルウル..

    「…………ただの友達。それ以上じゃない」

    「あ……そ、そうなんだー!?へぇー!」ニコー!

    「…………」

    「実はね、私もあの子はただの友達だと思ってたんだよね~!えへへ♪」

    「そうなんだ」クスッ

    「よし!問題は解決っと!ねえ、もうちょっと教えてよ」

    「うん」

    136 = 1 :

    練習後―――

    穏乃「よっし、勝負の時間!」

    「ふふん、パワーアップした私の力を思い知らせてやるっ!」ムフー

    「頑張ってね」

    「あ、うん!ありがとね!」

    「ん」バイバイ

    穏乃(なんか仲良くなってる……)

    「そだ!ボールを磨いておこ」キュキュ..

    「穏乃」ボソッ

    穏乃「はい?」

    「穏乃があの子を好きになったの、わかる気がする」

    穏乃「ええっ?」

    「うちの部にはいないタイプで、イジられ役っぽい感じが可愛いね。私も思わず意地悪しちゃった」

    137 = 1 :

    穏乃「え……もしかして灼さんも……?」

    「ううん、違うから安心して」

    穏乃「そ、そうですか……よかった」ホッ

    「……あの子も穏乃に懐いてるみたいだし、頑張ってね」

    穏乃「えっ?」

    「……私は私で頑張るからさ」テクテク

    穏乃「灼さん?」

    「灼ちゃーん!」オーイ

    「今行くっ」タッタッ..

    穏乃「…………」

    穏乃(淡が私に懐いてる?それって……)

    「よし!ピカピカになった!穏乃、勝負しよう!」

    穏乃「う、うん」

    138 = 1 :

    10フレーム―――

    パカァアン..

    「やった!スペア!」

    (これで135!穏乃が9フレームでストライク出してて、8フレームの得点がちょうど100だから……何本以下なら私の勝ちだろう?)

    「…………」ウーン..エート..

    (…………うん、計算しなくても多分勝てるよねっ!)ヨシッ!

    穏乃「うーん……」

    穏乃(135って結構いいスコアだよね……淡は運動が苦手っていうより、普段あまり運動しないから体力ないだけで、ポテンシャルはかなりのものなんじゃないかな…)

    穏乃(っと、今は勝負に集中しないと。ストライクかスペア必須だ。よぉし)

    穏乃「…………えいっ!」ゴロロロー..

    「…………」

    140 = 1 :

    パカァァン!

    穏乃「あっ!9本か……」

    穏乃(残念。でもスペアをとればいいだけの話)

    穏乃「えい」ゴロロロ..

    パカッ

    穏乃「よし!」

    (お。今のスペアで9フレームの得点が119になった……あれ?ということは、穏乃の得点は……129!?やばい!次で7本以上倒されたらで負け!?)

    穏乃「ふー……」

    (投げる瞬間に、くしゃみして!)イノリ

    穏乃「………えいっ!」ゴロロロー..

    「ああっ!」

    パッカァァアン..

    穏乃「やった!ストライク!!」

    「ああ……負けちゃった……」

    141 = 1 :

    穏乃「139対135で私の勝ち!」

    「うぅ……悔しいけど……認めるしかない」

    (でも、次こそは私が……)

    穏乃「これで私の100勝目だね!」

    「えっ……」

    穏乃「?だってお互い99勝だったわけだし……」

    「あ……そう………だね……」

    穏乃「?」

    (そうだった……元はといえば、私と穏乃のどちらかが100勝するまで勝負するっていう話だった……)

    (………あれ?じゃあ………もう……終わり?)

    (穏乃と色んなことして勝負するのも……一緒にご飯食べたり……お泊まりしたりするのも……)

    穏乃「淡?」

    「ゃだ……」ポロ..

    142 = 1 :

    穏乃「ど、どうしたの?なんで泣いて……」

    「だ……だってっ……ぐす……私が先に……100回……っ……勝つはず……だったの……にっ!」

    (せっかく……いっぱいお喋りできるようになったのに!穏乃が好きな歌も……好きな食べ物だってわかったのに!)グス..

    「絶対勝つって……決めてたのっ……に……!」

    (もう……穏乃に会う理由がなくなっちゃうよっ……)

    穏乃「淡……」

    「やだ……私が……負けるなんて………やだよぉ……」グシュ..

    (こんなに好きになったのに………どうして気付いてくれないの……ばかぁっ……)

    穏乃「…………」

    穏乃(淡……ごめんね。でも……私はどうしても先に100勝したかったんだ)

    穏乃(そうすれば、淡が100勝するまで何度でも会いに来てくれると思ったから)

    穏乃(……淡が私を好きになってくれるまで、何度でも勝負しようって……そう決めて……)

    穏乃(………でも、それは遠回りの逃げだよね。告白して断られるのが怖くて……)

    143 = 1 :

    穏乃「……………」

    「うぅ……」グスッ..

    穏乃(淡がちょっぴりわがままなのはわかってる。だけど、勝負に負けただけの理由でここまで泣くとは思えない……)

    穏乃(……期待……しちゃってもいいよね?私とまだ一緒にいたいと思ってくれてるって……)

    穏乃(もしかしたら……ただ単に友達としての気持ちなのかもしれないけど……淡が泣いてるのを見てたら……もう……我慢できない。気持ちが抑えられない)

    穏乃「……………淡」

    「…………っ」

    穏乃「………ごめん、私……ズルしちゃった」

    「………え」

    穏乃「本当は……淡の方が先に100勝してたんだ」

    「………ど、どういうこと?」グス

    144 = 45 :

    告白クルー

    145 = 1 :

    穏乃「その……よく言うじゃん。恋愛は惚れたもん負けって」

    「え……」

    (惚れた……?それって……//)カァァ..

    穏乃「ね?というわけで、淡の方が先に100勝してた、と」

    「……ちょっと待って……………その言い方じゃ……わかんない//」

    穏乃「えっ?今の、言っててすっげー恥ずかしかったのに……//」

    「……もっと……わかりやすく言って……///」キュ(穏乃のジャージの裾を掴む)

    穏乃「う……///」

    「ねえ……お願い…///」ユサユサ

    穏乃「う、うん……」

    「…………」

    穏乃「淡」

    「うん」

    146 = 41 :

    せつな・・・

    147 = 1 :

    穏乃「…………私は……淡が好き」

    「あ………」

    穏乃「……///」

    「……そ、それは友達として?」

    穏乃「………ううん、違う……恋愛の好き」

    「っ///」

    穏乃「……………」

    「……………」

    穏乃「……………で」

    「?」

    148 = 1 :

    穏乃「あ、淡は?……淡は私のことを……どう、思ってるの?」

    「あ……うん」

    穏乃「…………」

    「穏乃は私のこと好き、だよね」

    穏乃「う、うん」

    「私は違うよ」

    穏乃「!!!」

    「私は………大好き」

    穏乃「………へ」

    「だから私の方が好き!」ダキッ!

    穏乃「……………あ」

    149 = 41 :

    ふんふむ

    150 = 45 :

    エンダー


    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - チーム虎姫 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について