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元スレ八幡「雪ノ下も由比ヶ浜も病んでて困ってるんだ」
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>>248
いいね!
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>>252
よくねえよ
よくねえよ
八幡「……ど、さ、先にどうぞ」
川崎「……へ、変じゃない?」
八幡「…………何がだ」
川崎「あ…………あたしの……服」
八幡「変じゃない」
川崎「!」
八幡「服自体は、な…………」
川崎「……やっぱり着替えてくる」クルッ
八幡「あっ、おい……」
川崎「……へ、変じゃない?」
八幡「…………何がだ」
川崎「あ…………あたしの……服」
八幡「変じゃない」
川崎「!」
八幡「服自体は、な…………」
川崎「……やっぱり着替えてくる」クルッ
八幡「あっ、おい……」
スタスタスタスタ
八幡「ちょっと待てって川崎!そんな靴で急いだら……」
グキッ
川崎(ヤバ!ヒールが地面のタイルに引っかかって……)ヨロッ
ガシッ
八幡「あっぶねー……」
川崎(比企谷の手があたしの肩に……///)
川崎「ご、ごめん」
八幡「!…あ、こちらこそ急に掴んだりして悪い……」パッ
八幡「ちょっと待てって川崎!そんな靴で急いだら……」
グキッ
川崎(ヤバ!ヒールが地面のタイルに引っかかって……)ヨロッ
ガシッ
八幡「あっぶねー……」
川崎(比企谷の手があたしの肩に……///)
川崎「ご、ごめん」
八幡「!…あ、こちらこそ急に掴んだりして悪い……」パッ
川崎「……」
八幡「……」
八幡「……川崎」
川崎「え、いや……いい。言わなくて。自分でも少し変だと思ってたし」
川崎「も、元々こんなよそ行きの服着る気はなくて……でも下の子達にはデートってバレてて……」
川崎「それでせがまれて仕方なく……」
八幡「よく似合ってるぞ、その服」
川崎「!」
八幡「……」
八幡「……川崎」
川崎「え、いや……いい。言わなくて。自分でも少し変だと思ってたし」
川崎「も、元々こんなよそ行きの服着る気はなくて……でも下の子達にはデートってバレてて……」
川崎「それでせがまれて仕方なく……」
八幡「よく似合ってるぞ、その服」
川崎「!」
八幡「着替える必要なんてない。……だからこのまま行こうぜ、映画」
川崎「で、でもなんか……周りから浮いてるっていうか……」
八幡「そんなこと気にするなよ。俺なんて存在してるだけで浮いてるぜ?」
川崎「またそういうこと言って……」
八幡「……川崎がTPOわきまえてるって俺がわかれば充分だ。俺は今の姿の川崎とデートしたい。……ダメか?」
川崎「!…………ダメじゃない……けど」
川崎「で、でもなんか……周りから浮いてるっていうか……」
八幡「そんなこと気にするなよ。俺なんて存在してるだけで浮いてるぜ?」
川崎「またそういうこと言って……」
八幡「……川崎がTPOわきまえてるって俺がわかれば充分だ。俺は今の姿の川崎とデートしたい。……ダメか?」
川崎「!…………ダメじゃない……けど」
八幡「それに実際問題、映画館なら見てる間は暗くて服なんて見えないしな」
川崎「…………わかった」
八幡「よし、まあ約束の時間よりまだ早いけど……行くか」
川崎 コクリ
テクテク
八幡「?……どうした?」
川崎「あ……あの…………ありがとう」
八幡(!……頬染めた川崎って可愛すぎだろ)
川崎「…………わかった」
八幡「よし、まあ約束の時間よりまだ早いけど……行くか」
川崎 コクリ
テクテク
八幡「?……どうした?」
川崎「あ……あの…………ありがとう」
八幡(!……頬染めた川崎って可愛すぎだろ)
映画館
ガヤガヤ
八幡「さすがに休みでサービスデーともなると混んでるな」
川崎「……そうだね」
八幡「え~と、お前が見たいって言ってたのってあれで良かったっけ?」
川崎「……そう」
八幡「じゃあチケット買ってくるからその辺りで適当に座ってるなりして待っててくれよ」
川崎「わかった」
ガヤガヤ
八幡「さすがに休みでサービスデーともなると混んでるな」
川崎「……そうだね」
八幡「え~と、お前が見たいって言ってたのってあれで良かったっけ?」
川崎「……そう」
八幡「じゃあチケット買ってくるからその辺りで適当に座ってるなりして待っててくれよ」
川崎「わかった」
チケットカウンター前
八幡(CMとか予告とかを見る限りは恋愛もの?のようだが)
八幡(川崎がラブストーリーをねぇ……そもそも映画を見るイメージ自体がないから意外も何もないが)
八幡(……ってよく見たらダメじゃんこれ。川崎も一緒に並んでもらわないと)
八幡(川崎は……あそこか!)テマネキ
八幡(……全然違う方を見ていて気づいていない)
八幡(ズルするのもアレだし……並び直すか……時間に余裕はあるから)
テクテク
八幡(CMとか予告とかを見る限りは恋愛もの?のようだが)
八幡(川崎がラブストーリーをねぇ……そもそも映画を見るイメージ自体がないから意外も何もないが)
八幡(……ってよく見たらダメじゃんこれ。川崎も一緒に並んでもらわないと)
八幡(川崎は……あそこか!)テマネキ
八幡(……全然違う方を見ていて気づいていない)
八幡(ズルするのもアレだし……並び直すか……時間に余裕はあるから)
テクテク
八幡「川崎」
川崎「……チケット買ってもらえた?」
八幡「いや、俺も確認不足だったんだが……あの映画R-15指定だから本人確認必要だよ」
川崎「え?そうなの……あたしが見たいって言ったのに……ごめんなさい」
八幡「……まあ時間は余裕あるから気にするなよ」
川崎「う、うん……」
川崎「……チケット買ってもらえた?」
八幡「いや、俺も確認不足だったんだが……あの映画R-15指定だから本人確認必要だよ」
川崎「え?そうなの……あたしが見たいって言ったのに……ごめんなさい」
八幡「……まあ時間は余裕あるから気にするなよ」
川崎「う、うん……」
その後、チケットを買って俺は川崎に飲み物でも買おうかと勧めたが、高いといわれて断られた
あまり無理に勧めてもかえって気を遣わせることになるので結局何も買わずに入場した
とまあ……そこまでは問題なかったんだが……
・
・
・
あまり無理に勧めてもかえって気を遣わせることになるので結局何も買わずに入場した
とまあ……そこまでは問題なかったんだが……
・
・
・
約2時間後……
喫茶店
ウェイトレス「……ご注文はお決まりですか?」
八幡「あ、え~と……」
八幡(メニューで隠してるから川崎の顔が見えない……)
八幡「……とりあえずコーヒーでいいか?」
川崎 コクコク
八幡(頭が縦に揺れたから肯定、か……)
八幡「コーヒー2つで……お願いします」
ウェイトレス「かしこまりました~」
テクテク
八幡(さて、どうしたものかな……?)
喫茶店
ウェイトレス「……ご注文はお決まりですか?」
八幡「あ、え~と……」
八幡(メニューで隠してるから川崎の顔が見えない……)
八幡「……とりあえずコーヒーでいいか?」
川崎 コクコク
八幡(頭が縦に揺れたから肯定、か……)
八幡「コーヒー2つで……お願いします」
ウェイトレス「かしこまりました~」
テクテク
八幡(さて、どうしたものかな……?)
川崎が顔を隠しているのは……先程まで泣いてたからであって何故そんなことになったのかというと……
まあ一種の予告詐欺にやられた、一言でいえばそういうことである
映画の内容をよく調べなかった自分にも非はあるとは思うが、どのみち詳しくは調べなかっただろう
厄介なことにネタバレすると面白さが半減するタイプの映画でもあったんだな、これが
ミステリーの気色もある映画だったからあまり調べると犯人が……てなことになる
一応ラブストーリーではあるのだが純愛というよりドロドロの修羅場であった
そしてR-15指定だったのはエロシーン云々というよりは赤い液体が飛び散るとか肉体の一部が……とかそういう理由
まあ一種の予告詐欺にやられた、一言でいえばそういうことである
映画の内容をよく調べなかった自分にも非はあるとは思うが、どのみち詳しくは調べなかっただろう
厄介なことにネタバレすると面白さが半減するタイプの映画でもあったんだな、これが
ミステリーの気色もある映画だったからあまり調べると犯人が……てなことになる
一応ラブストーリーではあるのだが純愛というよりドロドロの修羅場であった
そしてR-15指定だったのはエロシーン云々というよりは赤い液体が飛び散るとか肉体の一部が……とかそういう理由
川崎はそういうものが苦手であることは修学旅行の時の体験でなんとなく予想はつく
「マズい、これ映画の選択ミスったかな?」と思った時には俺の手はガッチリと握られていた
おかげでまだ手に痕が残っている
しかし何も俺は彼女が小声で呻いてるのを聞いてそのままにした鬼畜ではないと弁明したい
俺は彼女に何度も「出ようか?」と声をかけたが「お金が勿体ないからいい」と拒否された
何もお金払ってSAN値削らんでもいいのに、と思ったが
「マズい、これ映画の選択ミスったかな?」と思った時には俺の手はガッチリと握られていた
おかげでまだ手に痕が残っている
しかし何も俺は彼女が小声で呻いてるのを聞いてそのままにした鬼畜ではないと弁明したい
俺は彼女に何度も「出ようか?」と声をかけたが「お金が勿体ないからいい」と拒否された
何もお金払ってSAN値削らんでもいいのに、と思ったが
そんなこんなでこの有り様である。因みに映画そのものは面白かった、と付け加えておく
彼女が結局最後まで見てしまったのもおそらくはそういう理由だろう
俺個人としてはそんなに悪い体験をしたとは思わない
しかし彼女の立場からすればとてもじゃないがそう言うわけにもいかないだろう
・
・
・
彼女が結局最後まで見てしまったのもおそらくはそういう理由だろう
俺個人としてはそんなに悪い体験をしたとは思わない
しかし彼女の立場からすればとてもじゃないがそう言うわけにもいかないだろう
・
・
・
八幡「……少しは落ち着いたか?」
川崎 コクリ
八幡(相変わらず顔が見えん……)
・・・
ウェイトレス「コーヒーをお持ちしました。ご注文の品は以上でよろしかったですか?」
八幡「はい」
ウェイトレス「ではごゆっくりどうぞ~」
・・・
八幡「……」
川崎「……」
川崎 コクリ
八幡(相変わらず顔が見えん……)
・・・
ウェイトレス「コーヒーをお持ちしました。ご注文の品は以上でよろしかったですか?」
八幡「はい」
ウェイトレス「ではごゆっくりどうぞ~」
・・・
八幡「……」
川崎「……」
デートはこのまま何事もなく終わるのか
それとも
「ヒッキー……こんなとこにいたんだ。探したんだよ。……沙希?2人は何してたの?デートじゃないよねヒッキーが好きなのはあたしだし」
「もしかして、その女に弱味を握られて無理矢理連れ回されていたのかしら……。かわいそうな比企谷くん。私が今助けてあげるわ」
みたいな修羅場が展開してしまうのか
それとも
「ヒッキー……こんなとこにいたんだ。探したんだよ。……沙希?2人は何してたの?デートじゃないよねヒッキーが好きなのはあたしだし」
「もしかして、その女に弱味を握られて無理矢理連れ回されていたのかしら……。かわいそうな比企谷くん。私が今助けてあげるわ」
みたいな修羅場が展開してしまうのか
八幡「……」
川崎「…………ごめん」
八幡「!……いや、何も悪いことしてないんだから謝る必要ないぞ」
川崎「……でも」
八幡「わかっているとは思うが……川崎が言ったことだからな、今の言葉は」
川崎「…………迷惑をかけてしまったから」
八幡「……少なくとも俺はそうは思ってないから安心しろ」
川崎「…………ごめん」
八幡「!……いや、何も悪いことしてないんだから謝る必要ないぞ」
川崎「……でも」
八幡「わかっているとは思うが……川崎が言ったことだからな、今の言葉は」
川崎「…………迷惑をかけてしまったから」
八幡「……少なくとも俺はそうは思ってないから安心しろ」
川崎「……泣いて手握ったり抱きついたりしても?」
八幡「アホかお前……好きな奴に手握られたり抱きつかれたりして迷惑な奴がどこにいるんだよ」
川崎「……時と状況によるでしょ」
八幡「確かにそれはあるかもな」
川崎「だったら……」
八幡「ああもう、わかった。アレだ、こういうのはお互い様なんだよ」
八幡「だから今度は俺がお前に迷惑かける番だ……覚悟してろよ!」
川崎「フフッ……やっぱあんた変だよ」
八幡「アホかお前……好きな奴に手握られたり抱きつかれたりして迷惑な奴がどこにいるんだよ」
川崎「……時と状況によるでしょ」
八幡「確かにそれはあるかもな」
川崎「だったら……」
八幡「ああもう、わかった。アレだ、こういうのはお互い様なんだよ」
八幡「だから今度は俺がお前に迷惑かける番だ……覚悟してろよ!」
川崎「フフッ……やっぱあんた変だよ」
八幡(やっと笑ってくれた……)
八幡「そろそろそのメニュー……上げてくれないか?」
川崎「それは嫌」
八幡「……どうして」
川崎「……多分あたしの顔、今酷いから」
八幡「川崎……お前俺にケンカ売ってるのか」
川崎「え……?」オロオロ
八幡「そろそろそのメニュー……上げてくれないか?」
川崎「それは嫌」
八幡「……どうして」
川崎「……多分あたしの顔、今酷いから」
八幡「川崎……お前俺にケンカ売ってるのか」
川崎「え……?」オロオロ
八幡「俺なんて泣いてもいないのに『目が死んでる』だの『目が腐ってる』だの言われてきたんだぞ」
八幡「今の川崎が顔隠さなきゃならないなら俺は常時ガスマスク生活を強いられるぞ、マジで」
川崎「なんなの……その自虐なのかフォローなのかよくわからないものの言い方……」
川崎「あんたに文句言わせるとめんどくさすぎるから……はい」スッ
八幡(メニュー下げた……これでやっと川崎の顔を……)
八幡「今の川崎が顔隠さなきゃならないなら俺は常時ガスマスク生活を強いられるぞ、マジで」
川崎「なんなの……その自虐なのかフォローなのかよくわからないものの言い方……」
川崎「あんたに文句言わせるとめんどくさすぎるから……はい」スッ
八幡(メニュー下げた……これでやっと川崎の顔を……)
川崎「へ……変じゃない……?」
八幡「少し腫れてるくらいで……うん、この程度なら全然気にならないって」
川崎「そ、そう……」
八幡「……化粧は映画見た後で直したのか?」
川崎「ま、まあ……」
八幡「……気にし過ぎだって。大丈夫だから」
川崎「……気にするよ」
八幡「え?」
八幡「少し腫れてるくらいで……うん、この程度なら全然気にならないって」
川崎「そ、そう……」
八幡「……化粧は映画見た後で直したのか?」
川崎「ま、まあ……」
八幡「……気にし過ぎだって。大丈夫だから」
川崎「……気にするよ」
八幡「え?」
川崎「好きな人の前なら……出来ればキレイでいたいし良いところを見せたい」
川崎「その程度のことなら……男のあんたにも……分かるでしょ?」
八幡「……今の俺にはあまりよくわからないな」
川崎「……何故」
八幡「多分昔の自分だったらわかっただろうし自分もそういうことをしていたと思う」
八幡「でも……全部ダメだったから……そういうこと考えるのはやめた」
川崎「……」
川崎「その程度のことなら……男のあんたにも……分かるでしょ?」
八幡「……今の俺にはあまりよくわからないな」
川崎「……何故」
八幡「多分昔の自分だったらわかっただろうし自分もそういうことをしていたと思う」
八幡「でも……全部ダメだったから……そういうこと考えるのはやめた」
川崎「……」
川崎「あんたと話してると……なんか自分がすごく小さなことで悩んでる気がしてくる」
八幡「悩みって主観的なものだから別に他人と比べる必要はないと思うけどな」
八幡「ただ……それでお前の気が楽になるっていうなら、いくらでも話してやるよ。数々の俺のトラウマをな!」
川崎「そんなことを自慢気に言うなんてやっぱりどうかしてる…………でも、ありがとう」
八幡「どういたしまして」
八幡「悩みって主観的なものだから別に他人と比べる必要はないと思うけどな」
八幡「ただ……それでお前の気が楽になるっていうなら、いくらでも話してやるよ。数々の俺のトラウマをな!」
川崎「そんなことを自慢気に言うなんてやっぱりどうかしてる…………でも、ありがとう」
八幡「どういたしまして」
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