私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレエレン「俺がミカサとジャンをくっつけてやる!」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★
レスフィルター : (試験中)
スタスタ……
エレン(にしても惜しいよな。ジャンみてえな立体機動術が上手い奴こそ調査兵団向きなのにな。対人格闘術はむしろ憲兵団向きなのに点数が低い)ゴロン
アルミン「エレン、ちょっといいかい?」
エレン「ん、アルミンか。どうした?」
アルミン「えっと、確認したいんだけど、エレンは本気でミカサとジャンをくっつけようとしているんだよね?」
エレン「あぁ、そうだ。もうミカサが保護者だとか言われるのはうんざりだし、ミカサもやたら俺の面倒を見たがるからな。
調査兵団がどんな所かは分かってるつもりだし、そんな所に俺を死なせないためなんて理由でついて来られたら厄介だ」
アルミン「ミカサを心配してるんだね」
エレン「当たり前だろ。アイツはもっと俺とか関係なしに自分の人生を歩むべきなんだ。……まぁ、ジャンを応援してえって気持ちももちろんあるけどさ」
アルミン「…………」
アルミン(何だか凄く面倒な状況になってる気がする)
アルミン「ねぇ、エレン。もし……もしもだよ? ミカサが、その、エレンの事好きだって言ったらどうする? もちろん異性として」
エレン「はぁ? いや、それはいくらなんでもありえねえだろ」
アルミン「いいからいいから」
エレン「んー」
アルミン(うん、意外と真面目に考えてる。これなら何とか……)
エレン「無理だ」
アルミン「ええっ!? なんで!?」
エレン「何でって言われても……」
アルミン「ミカサはいつもエレンのために頑張ってるじゃないか! それに凄く美人だ!」
エレン「なんだよアルミン、お前もミカサの事好きなのか?」
アルミン「違うよ!!! あー、もう!!! 一体ミカサのどこが気に入らないのさ!?」
エレン「お、落ち着けよアルミン。別にミカサが気に入らないってわけじゃねえよ。見た目もそこそこ良いってのは何となく分かる。
ただ、なんつーか、ミカサに対して好きだとかそういう感情が湧いてこないんだよ。たぶん兄妹とかいたらこんな感じなんだと思う」
アルミン「」
エレン「というかそれは向こうだって同じだっての。だから……ってアルミン?」
アルミン(距離が近すぎたんだ……これ聞いたらミカサ凹むだろうな……。
最悪なのは、ミカサの方は完全に異性としてエレンを意識しているということだ。このズレはいつか大惨事を引きこおす……っ!!)ガクブル
エレン「おーい」
アルミン「あ、あのさエレン。でもクリスタのことは好みだとか言ってたよね?」
エレン「……あー、そだな。けど俺はそういう事にうつつを抜かしてる暇はねえからな。とにかく巨人を皆殺しにするのが先だ」
アルミン(そもそもエレンの中で恋愛の優先度が高くないんだ。うーん……どうしよう……)
【女子宿舎】
ミカサ「…………」ジー
クリスタ「…………」ビクビク
ユミル「……なぁミカサ。お前ここんところクリスタのことガン見してるけど、何なんだよ。こいつ完全にビビっちまってるぞ」
ミカサ「え……あ、その……」
クリスタ「ご、ごめんなさい……何かしたのなら私……」
ミカサ「いや、そういうわけじゃない。気を悪くさせたのなら謝る」
サシャ「んー、でもミカサがガン飛ばすのも無理ないんじゃないですかねぇ」モグモグ
ユミル「は? つかお前いい加減芋盗むのやめろよ」
クリスタ「そ、それより、どういう事サシャ? 私やっぱり何かして……」
サシャ「だって、エレンの好きなタイプがクリスタだって聞いたら、そりゃミカサは気になるでしょう」
シーン
サシャ「な、何ですか皆してその目は。これはあげませんよ」サッ
ユミル「おいちょっと待て芋女。テメェは一体何を言ってる?」
クリスタ「エ、エレンが……う、うそだよね……?///」カァァ
ミカサ「サシャ……聞いていたの?」
サシャ「耳はいいんですよ私」ドヤァ
ユミル「おいおいマジかよ! くっそ、エレンのヤロウ、そういう浮いた話は興味ねえと思ってたのに!!」
クリスタ「ど、どうしよう。私……///」ドキドキ
ユミル「おいクリスタ! お前別にエレンの事なんざ何とも思ってねえよな!?」
クリスタ「えっ!? う、うん……あ、でも調査兵団に入って巨人を全部倒すって言ってるのはカッコ良かった……かも……///」
ユミル「気のせいだ!!! お前はエレンの事なんざ何とも思っちゃいねえ!!! よし、明日朝イチでエレンをフッてこい!!」
クリスタ「ええっ!?」
兄妹みたいって言われても知り合った歳を考えると年数的にはいうほど大したことないよな
サシャ「レズって本当に居たんですねぇ」
ユミル「大体ミカサ!! エレンを好きなのはお前だろ!! 何とかしろよ!!」
ミカサ「ッ!! わ、私は……」モジモジ
サシャ「まぁまぁ、そこは皆知ってますから」モグモグ
ミカサ「……でも、私はクリスタみたいに小柄ではないし、可愛くもない」ショボン
ユミル「おいコラそれは嫌味か。お前が可愛くないってんなら私はどうなんだよ」
クリスタ「そ、そんな、ユミルも可愛いってば」
ユミル「おぉ、流石私のクリスター!」ギュー
クリスタ「ちょっとユミル、苦しいって!」
サシャ「んー、でも不思議ですね。普通はミカサ程の美人さんが近くにいたら放っておかないと思いますけど」
ユミル「ひょっとしてインポなんじゃねえのエレンのやつ」ハハッ
クリスタ「ユミル、下品だよ!!」
ミカサ「エレンが……インポ……」
サシャ「いやミカサも真面目に考えないでくださいよ。ていうか何で私がツッコミ役になってるんですか」
ユミル「しっかしエレンのやつ、好みがクリスタってことは……気遣いができる奴がいいのか?」
サシャ「そこはミカサも十分だと思いますけどね、エレン限定で。やっぱり見た目とかじゃないですか?」
クリスタ「えっと、もしかしたらずっと二人一緒だったっていうのが何か問題なのかも。ほら、ミカサってエレンは家族とかって言ってたよね?
エレンはミカサの事を一人の女の子っていうか……そういう風に見たことがないのかもしれない」
ミカサ「…………」ズーン
ユミル「案外ズバッと言うなクリスタ」
クリスタ「あっ、だ、だからね!? ちょっと女の子らしい所を見せればエレンだってミカサの事を意識してくれるって事だよ!」アセアセ
ユミル「つまり今は少しも女らしくないと」
クリスタ「もう、ユミルは少し黙ってて!!」プンプン
ミカサ「女らしさと言われても何をすれば……」
クリスタ「これとかどうかな?」スッ
サシャ「わぁ、綺麗な髪飾りですね」
ユミル「驚いたな。お前食い物以外にも興味あったのか」
サシャ「ありますよ失礼な!」
ミカサ「どう、かな?」カチャ
クリスタ「似合う似合う!! すっごく良いよ!!」
ユミル「へぇ、髪飾り一つで変わるもんだな」
サシャ「これならエレンもメロメロですよ!」
ミカサ「そう……かな……。それならいいのだけど」
クリスタ「うん、絶対大丈夫! 訓練中はつけられないだろうけど、それ以外の時ならきっと平気だよ!
早速明日の朝食の時にでもつけてみたらいいんじゃないかな。きっとエレンも誉めてくれるよ」ニコ
ミカサ「わ、分かった」
ユミル「エレンの反応が楽しみだな。あ、その前にクリスタはちゃんとエレンをフッとけよ」
クリスタ「ま、まだそんな事言ってるの……?」
アニ「あのさ、もう少し静かにしてくれない? 私は眠いんだ」
クリスタ「あっ、ご、ごめんね!!」
サシャ「あはは、アニはこういう話は興味無さそうですもんね」
ユミル「まぁ、もう遅いし私らもそろそろ寝ようぜ。とにかく頑張れよミカサ。主に私のために」
ミカサ「うん。みんなありがとう」
アニ「…………」
アニ(気遣い……か)
【次の日の朝 食堂】
エレン「よう、ジャン。今日も格闘術あるが、やるか?」
ジャン「当たり前だ。昨日までの俺とは違うぜ」ニヤ
エレン「はっ、一日でそんな変わるわけねえだろ」ニヤ
クリスタ「ね、ねぇエレン!」
エレン「ん、クリスタか。お前がユミルと一緒にいないって珍しいな」
クリスタ「う、うん。その、ちょっとエレンに話があるの。できれば二人で」
エレン「えっ?」
ジャン「!! じゃあ俺は先行ってるなー」ニヤニヤ
エレン「あ、おいジャン!」
クリスタ「いい、かな?」
エレン(クリスタの上目遣いマジヤバイ)
スタスタ……
クリスタ「……ここでいいかな」
エレン「どうしたんだクリスタ。話って」
クリスタ「えっと……あ、あのね、その…………///」モジモジ
エレン「??」
クリスタ「お、お友達からお願いします!!」
しかし、こいつら全員104期のトップクラスだと思うと、エリートたちの会話を見ているようで辛い
エレン「……は?」
クリスタ「だ、だから、その! お友達からで!!」スッ
エレン「あ、あぁ……よろしくな……?」ガシッ
クリスタ(わっ、エレンの手、意外と大きい……///)
エレン(クリスタの手ちっちぇー……)
クリスタ「じゃ、じゃあね!!///」ダダッ
エレン「え、あっ……行っちまった。何だったんだ?」
***
ユミル「……で、ちゃんとフッて来たのか?」
クリスタ「う、うん」ドキドキ
サシャ「どうでしょうね。何だか顔が赤い気がしますよクリスタ」ニヤ
クリスタ「ッ!! う、うそっ!?///」
ユミル「テメェ適当な事言ってんじゃねえぞ芋女あああああああ!!!!!」ガッ
サシャ「いだだだだだだだだだ、ギブギブ!!!!!」
>>70
リア充なんだよな…世界観は絶望的だが
リア充なんだよな…世界観は絶望的だが
***
アルミン「えっ、クリスタが!?」
ジャン「おう、隅に置けねえなエレンのやつも」ニヤニヤ
アルミン「もうやだ頭痛い……」ガクッ
ジャン「おいアルミン?」
エレン「おーす。アルミンも来てたか」
アルミン「エレン、クリスタと何があったの!?」
エレン「あー、それな。なんかいきなり友達になってくれって言われた」
アルミン「え?」
ジャン「は??」
エレン「いや俺もよく分かんねえよ。どうせユミルが罰ゲームかなんかでやらせたんじゃねえの。まったくよー」
ジャン「なんだそんなオチかよ」
アルミン「…………」
アルミン(いくら罰ゲームだからといって、ユミルがクリスタを男と二人きりにするだろうか。
そういえば、エレンは好みのタイプがクリスタだってミカサに言った。もしかしたらそれが女子側に広まってて……)
ミカサ「お、おはよう」モジモジ
ジャン「」
アルミン「」
アルミン(ミカサが髪飾り!? そ、そうか、クリスタの友達になってくれっていうのは、つまり恋愛対象外だと暗にエレンに伝えたのかもしれない!
つまり女子側はミカサの味方で、エレンとくっつけようとしてる!! いやでも当のエレン本人はジャンを応援していて……ああもう、面倒くさすぎるよ!!!)
エレン「おう、ミカサ。何もじもじして…………ん?」
ミカサ「ッ!!」ドキン
エレン「……あー」
エレン(何でミカサが髪飾りなんか付けてんのかは知らねえけど、ここはチャンスだ! ジャン、一番先に褒めろ!!)ジロ
ジャン「!!」
ジャン(エレンのあの目……よし、ミカサの髪飾りを褒めればいいんだな!!)
ジャン「ミ、ミカサ!」
ミカサ「?」
ジャン「その髪飾り、凄く似合ってるぞ!!」
ミカサ「…………ありがとう」
ジャン(こ、これは喜んでるのかミカサは……?)
エレン(よし、よくやったジャン!)
アルミン「で、でも珍しいね。ミカサがそういうのをつけるって」
ミカサ「うん、クリスタから借りたの」
アルミン(やっぱりクリスタはミカサ側! それならたぶんユミルやサシャもそうか……! 特にユミルはクリスタに近づく男は確実に引き離してくる!!
となると、こっちから仕掛けるとすれば、サシャを食べ物で釣ってクリスタ側を撹乱するのが一番だ。でも、そもそも僕はエレンとジャンの味方につくべきなのかどうか……)
エレン「しっかし、ジャンはミカサをよく見てるな。良かったじゃねえかミカサ、すぐに褒めてくれる奴が居てよ!」ニカッ
ミカサ「ねぇエレン」
エレン「ん?」
ミカサ「エレンはこの髪飾り……どう思う? 似合ってる、かな?」
エレン「えっ、あー」
エレン(どう答えるべきだ? いや、ジャンと同じように褒めたらアイツの印象が薄くなるかもしれねえ)
エレン「ぶっちゃけると違和感ありまく」
アルミン「待ってエレン!!!」
ミカサ「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
エレン「……りかと思ったけど案外そうでもねえような気も…………」ダラダラ
ミカサ「ふんっ!!」ガタッ
スタスタ……
ジャン「い、行っちまったぞ」
エレン「……死ぬかと思った」
アルミン「どうしてエレンは自分から地雷を踏み抜こうとするんだ……」
エレン「いや、あそこまでブチ切れるとは思わなかった……」
***
ミカサ「…………」ムカムカ
ベルトルト「あれ、ミカサ?」
ライナー「ん、どうしたミカサ、そんな早足で。お、その髪飾り似合ってるな」
バキッ!!! ヒュー……ドガァァァ!!!
コニー「うおっ、ライナーが飛んできたぞ!?」
ライナー「な、なんで……」ガクッ
ベルトルト「ライナー!!!」
ミカサ「…………」ムカムカムカムカ
【対人格闘術訓練】
ミカサ「…………」
エレン「な、なんかメチャクチャ睨まれてねえか俺」
ジャン「とりあえず謝っておけよ……」
エレン「あー、ミカサ?」
ミカサ「なに?」ジロ
エレン「その、悪かったよ。少し照れくさかったんだ。あの髪飾り、似合ってた」
ミカサ「……本当にそう思ってる?」
エレン「ほ、本当だって!」
ミカサ「そう……分かった……///」
ジャン(……ん? なんか俺が最初に褒めた時よりも嬉しそうじゃねえか?)
エレン「よし……じゃあさっさと始めるかジャン!」
ジャン「おう、昨日までの俺だとは思うなよ!!」
ミカサ(昨日もそうだったけど、二人共やけに真剣。特にジャン)
エレン「やる気は認めるが、そんなすぐにやられる程俺も――」
アニ「それはどうかな?」
エレン「アニ?」
アニ「ジャンは昨日私が鍛えた。元々センスはある、一日でも大分変わってくると思うよ」
エレン「えっ、アニが鍛えた……?」
ミカサ「珍しい」
アニ「ただの気まぐれだよ。私が言いたいことは、油断してると負けるよってこと」
エレン「……へっ、おもしれえ」ニヤ
ジャン「行くぞエレン!!」ダダッ
エレン「来いっ!!」
ドカッ!! ガガッ!!
エレン「くっ!」
エレン(マジでアニの技を……! だがっ!!)ググッ
ジャン(ここだ……マルコが言ってた隙!!)ガッ
エレン「いっ!?」グラッ
アニ「お」
ミカサ「あっ!」
ズドン!!!!!
エレン「いってぇ……!」
ジャン「やった……やったぞ!!!」
ジャン(これは間違いなく好印象だ!!)チラ
ミカサ「エレン、大丈夫?」スッ
エレン「くっそ、やるなジャンのやつ……」ガシッ
エレン「……ってミカサ!?」バッ
ミカサ「なに?」
エレン「え、いや、勝ったのはジャンだろ……?」
ミカサ「知ってる、見てたから。だからエレンは私と特訓しよう」
エレン「……いや、待てって。なんでそうなる…………」チラ
ジャン「」
アニ「あんたも報われないね」ハァ
【夜 宿舎】
ジャン「くっそ、次だ次!」
エレン「おう、その息だジャン!」
ジャン「……つか一応確認しておくが、お前ら本当にただの家族なんだろうな?」ジト
エレン「あぁ、そうだって。ミカサはちょっと事情があって家族に対して過保護すぎるんだ」
ジャン「そう……か。ならいいんだ。よし、じゃあ今度は野望に真っ直ぐってとこをアピールするぞ!」
エレン「野望か。それなら点数が一番高い立体機動術でいいところを見せるべきだな。本気で憲兵団を目指してる事を見せるにはそれがいい」
ジャン「へっ、立体機動は得意だぜ」
エレン「ミカサよりもか?」
ジャン「ぐっ……」
エレン「少なくともアピールする相手よりは上手いのが良いと思うが、流石にキツいな」
マルコ「いや、ミカサに勝つ方法はあるよ」
ジャン「マルコ! 本当か!?」
マルコ「うん、僕は立体機動訓練の時はみんなの動きのほうが気になったりするから、よく見てるんだ」
エレン「ミカサに勝つ方法があるってんなら俺も気になるな。教えてくれマルコ!」
ジャン「お前、ただ自分がミカサに勝ちたいだけだろ」
マルコ「えっと、気を悪くしないでほしいんだけど、エレンはちょっと厳しいかもしれない」
エレン「な、なんでだよ!」
ジャン「単に才能ないってだけだろ」
エレン「くっ……」
マルコ「い、いや、そういう事じゃないんだ! エレンじゃ厳しいというか、エレンだけが厳しいっていう感じで……」
エレン「そこまで立体機動術下手くそか俺……?」ガクッ
マルコ「違う違う! 下手とかそういう事じゃなくて、ミカサの隙がエレンに関係することなんだ」
ジャン「ミカサの……隙?」
エレン「そんなもんあるか?」
マルコ「うん、確かにあるよ。特にエレンは気付きやすいと思うんだけど」
エレン「んー……分かんねえ」
マルコ「エレンはさ、立体機動訓練の時はよくミカサの近くに居るよね?」
エレン「あー、まぁな。アイツには負けたくねえし」
ジャン「普通の奴等はミカサの近くは避けるんだけどな。目標を見つけてもすぐに取られちまうし」
マルコ「エレンはミカサに負けたくないがために、時々無茶な動きをしたりする。その時に明らかにミカサの集中が途切れるんだ。たぶん、エレンを心配して。
他にも、エレンの点数があまり良くない時は、目標を見つけてもわざと速度を落としてエレンに譲っている時もある」
エレン「む、無茶なんかしてねえよ! つかミカサのやつ、そんな事してやがったのか!」
ジャン「……なるほどな、じゃあ二人の様子を観察しながら、そのミカサの隙を狙って目標を奪うってわけか」
マルコ「あぁ。それにしたってかなりの技術が必要なのは変わらないけど、ジャンならできるはずだ」
アルミン「……本当に本気なんだね、みんな」
エレン「お、アルミン。凄いぞ、マルコのやつ! ミカサに勝つ方法を思いついたんだ!」
アルミン「うん、聞いてた。凄いと思うよ、立体機動訓練の時なんて僕は自分のことで精一杯だからとても皆を見る余裕はないよ」
マルコ「あ、あはは、いや、僕も別に立体機動が上手なわけじゃないんだけどさ」
ジャン「よし、じゃあ早速明日の立体機動訓練から試してみるぜ!」
アルミン「ねぇ、ジャン。君は本気でミカサのことが好きで頑張ってるんだよね?」
ジャン「お、おう……なんだよ、改めてそう聞かれると照れるな」
アルミン「分かった。僕も応援するよ、ジャン」
ジャン「え、あぁ、サンキューな」
エレン「あれ、おいアルミン? どこ行くんだ?」
アルミン「ちょっとね」
スタスタ……バタン
ジャン「行っちまった。そろそろ消灯時間って分かってんのかアイツ」
マルコ「アルミンがそんなうっかりしているとは思えないけど……」
エレン「しゃあねえ、俺追いかけてくる」
【外】
エレン「おーい、アルミンー? ったく、どこ行っちまったんだアイツ」
アニ「エレン? こんな時間にどうしたの?」
エレン「おぉ、アニ。なんかアルミンがどっか行っちまってさ。お前は?」
アニ「こっちも似たようなもんだよ。サシャが戻って来ないから皆で探してるんだ」
エレン「アイツはまた食いもんでも盗んでんじゃねえの?」ハァ
アニ「まぁ、そうだろうね。でもアルミンの方は珍しいね」
エレン「あぁ、一体どうしちまったんだろうな」
アニ「…………」
エレン「ん、どうしたアニ?」
やべえ、マルコが全く無視されててもアレだが
活躍してるシーンが多いのもかえって……
活躍してるシーンが多いのもかえって……
アニ「今日の格闘術の訓練。あんたはジャンに負けたけどさ」
エレン「う、うるせえな……。わざわざ蒸し返さなくてもいいじゃねえか。次は勝ってやる」
アニ「いや、そういう事が言いたいんじゃなくて……その、何ていうかさ……」
エレン「??」
アニ「上手く言えないけど……そこまで気にしなくてもいいと思う。ジャンはセンスあるって言ったけど、格闘術に関して言えばあんたの方が上だよ。
それに、ほら、今回はマルコの助言もあったみたいだし。そもそも、あそこでジャンが勝ったのは運が良かったっていうのもあるだろうし、10回やったら7回はあんたが勝つと思う」
エレン「…………なぁ、アニ。まさかとは思うが、お前俺に気を使ってる?」
アニ「……ごめん、忘れていいよ。こんなの私のキャラじゃなかった」
エレン「あぁ、本当にな……ちょっと寒気がしたぞ」
アニ「…………」
エレン「う、うるせえな……。わざわざ蒸し返さなくてもいいじゃねえか。次は勝ってやる」
アニ「いや、そういう事が言いたいんじゃなくて……その、何ていうかさ……」
エレン「??」
アニ「上手く言えないけど……そこまで気にしなくてもいいと思う。ジャンはセンスあるって言ったけど、格闘術に関して言えばあんたの方が上だよ。
それに、ほら、今回はマルコの助言もあったみたいだし。そもそも、あそこでジャンが勝ったのは運が良かったっていうのもあるだろうし、10回やったら7回はあんたが勝つと思う」
エレン「…………なぁ、アニ。まさかとは思うが、お前俺に気を使ってる?」
アニ「……ごめん、忘れていいよ。こんなの私のキャラじゃなかった」
エレン「あぁ、本当にな……ちょっと寒気がしたぞ」
アニ「…………」
エレン「ん、どうした?」
アニ「ねぇ、エレン。次は確実にジャンに勝つために今から練習したほうがいいんじゃない? 付き合ってあげてもいいよ」
エレン「は? いや、もう消灯時間だって……」
アニ「遠慮なんかしなくていいって」
バキッ!! グァァッ!!!
アルミン「……何してるんだろうあの二人」
サシャ「さぁ……でも何だかんだ仲良いですよねエレンとアニ。それよりアルミン、約束ですよ!」
アルミン「うん。そっちも頼んだよ」
【女子宿舎】
ユミル「こんの芋女ァァ……連帯責任って言葉の意味分かってんのかお前ェェ……!!」グリグリ
サシャ「いだだだだだだだだ、すみませんすみません!!」
クリスタ「ちょ、ちょっとユミルやりすぎだって! もういいでしょ!」
ミカサ「……? アニ、どうかしたの?」
アニ「なにが」ムスッ
ミカサ「いや、何か機嫌が悪そうだったから」
ユミル「そりゃいつもだろ。まぁ、今回はサシャのやつのせいで余計な労力使わされたってのもあるんだろうけどよ」
サシャ「す、すみません!! だから削がないで!!」ビクッ
アニ「……別にあんたに怒ってるわけじゃないよ。私はもう寝る」
サシャ「へ? え、えぇ、おやすみなさい」
クリスタ「アニ、誰に怒ってたんだろう……」
ユミル「さあな。それより、だ。ミカサ、エレンの反応はどうだった?」
ミカサ「うん、似合ってるって言ってくれた///」
ユミル「よっし、良い感じだな!」
クリスタ「…………」
ユミル「ん、どうしたクリスタ?」
クリスタ「えっ、あ、ううん、何でもないよ!」アセッ
クリスタ(なんだろう、胸が苦しい……)
ユミル「なんだよ、もっと喜べって。お前に纏わりつく虫がどっか行ってくれるんだからさ!」
クリスタ「エレンをそんな風に言わないでっ!」
ユミル「……へ?」
ミカサ「??」
サシャ「ほほぅ」ニヤ
クリスタ「あっ、え、えっと、ミカサも居るんだし、あまりそういう事は……ね?」アセッ
ユミル「あぁ……なんだ、そういう事か。悪い悪い、ミカサ」
ミカサ「ううん、大丈夫」
サシャ「…………」ニヤニヤ
クリスタ「な、なに、サシャ?」
類似してるかもしれないスレッド
- エレン「ミカサのヌード写真が出回っている!」 (117) - [61%] - 2013/5/3 9:00 ☆
- エレン「クリスタはファーストキスってまだ?」 (202) - [60%] - 2013/4/26 13:30 ★
- カレン「シノ!ヒサベツブラクってなんデスカ?」 (237) - [59%] - 2013/9/22 0:00 ☆
- エレン「今日アニのアパート行っていいか?」 (146) - [59%] - 2013/5/23 6:00 ★
- チルノ「ぜったいさいきょーの天才になってやる!」 (61) - [57%] - 2017/9/20 2:00
- ハルヒ「メントスとコーラを混ぜるとすごいのよ!」 (106) - [57%] - 2010/9/26 21:00 ★
- レナ「はぅ、やっぱりレナを選ぶよね、よね?」 (1001) - [57%] - 2008/8/3 23:46 ★★
- エレン「もう着いてくんなって行ってんだよ!」 (113) - [55%] - 2013/4/30 12:45 ☆
- スネ夫「のび太、このゲームやってみないか?」 (167) - [55%] - 2013/9/1 5:00 ○
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について