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    元スレエレン「俺がミカサとジャンをくっつけてやる!」

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    タグ : - ジャン + - 進撃の巨人 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

     

    【夜 宿舎】


    ジャン「はぁ……ミカサ……」

    エレン「ミカサがどうかしたのか?」ニュッ

    ジャン「うおあっ!! きゅ、急に顔出してんじゃねえよ!!」ビクッ

    エレン「何ビビってんだよ。俺もちょうどミカサの事考えてたから気になっただけだ」

    ジャン「お前も……ってそりゃそうか。ったく、やってらんねえな」

    エレン「あぁ、ホントやってらんねえよな。こっちは必死だってのに、涼しい顔でありえねえ記録出しやがって」

    ジャン「……は?」

    エレン「けど少しは見直したぜジャン。お前の事だし、ミカサには勝てねえって諦めてんだと思った。憲兵団になるためには10位以内に入ればいいしな」

    ジャン「お前何の話してんだ?」

    エレン「は? だから訓練の……」

    ジャン「??」

    エレン「??」

    2 = 1 :

     

    数分後


    エレン「んだよ、そんな事か。なんかおかしいと思ったんだ。お前ミカサの事好きだったのか」

    ジャン「そんな事ってなんだよ! 俺にとっちゃ重要な事だ! いいよなぁ、余裕がある奴はよぉ!!」

    エレン「余裕?」

    ジャン「いつもいつもミカサと一緒に居やがって。どうせもうデキてんだろお前ら!!」

    エレン「はぁ? いや俺とミカサはそんなんじゃねえよ」

    ジャン「へ?」

    エレン「ミカサは家族だ。アイツだって同じように思ってる。お前自分の母親にそういう感情持つか?」

    ジャン「……ねえな。いや、けど本当なんだろうな!?」

    エレン「だから本当だっての…………にしても、ジャンがミカサをねぇ。俺からすれば口煩くて敵わねえけどな。まぁそりゃ良いところもあるってのは知ってるけどよ。
         アイツのどの辺が良いんだよ?」

    ジャン「そんなの全部に決まってんだろ! あのクールさ、綺麗な髪――――」

    3 = 1 :

    小一時間


    ジャン「――それに」

    エレン「分かった、良く分かったよ! ったく、どんだけベタ惚れなんだよ、そんならすぐ告白しろっての」ハァ

    ジャン「お前がいるから諦めかけてたんだよ! けど、そうか、お前達がそういう関係じゃねえってんなら……」

    エレン「…………ん、待てよ」

    エレン(俺はいつもいつもミカサが保護者だってバカにされる。けど、もしミカサとジャンが付き合えばそういうことも無くなるんじゃないか?
        それにアイツ、異常なくらい俺を守ろうとしてるし、このままだと俺が行くからとかいう理由で調査兵団にもついて来るかもしれねえ)

    ジャン「おいエレン、どうした?」

    エレン「よし、ジャン。協力してやるよ」

    ジャン「は?」

    エレン「俺がミカサとジャンをくっつけてやる!」

    ジャン「マ、マジか!?」

    4 :

    最終的にはライナーがフルボッコになりそうだ

    5 = 1 :

     
    エレン「おう、俺に任せろ!」

    ジャン「エレン…………今まで悪かったな。調査兵団に入っても死ぬんじゃねえぞ」ガシッ

    エレン「あぁ。お前も憲兵団になってもサボったりするなよ」ガシッ

    ジャン「分かった、約束する」

    エレン「よし。そんじゃまずどうやってミカサと付き合うかだが……」ウーン

    ジャン「やっぱハードルたけえか?」

    エレン「そりゃあのミカサだぞ。…………分かった、やっぱ最初はアイツの好みのタイプを知ることからだと思う」

    ジャン「なんだよ、お前いつも一緒にいるくせに知らねえのか?」

    エレン「アイツとそういう話になったことがないからな。とにかく、明日俺が聞いとくから、それに合わせて今後の作戦を決めるぞ」

    ジャン「あぁ、分かった。頼んだぞ!」

    6 = 1 :

     

    【次の日の朝 食堂】


    カチャカチャ……


    エレン「くぁ……確か午前中は立体機動の演習だったか?」

    アルミン「うん、午後からは兵法講義だね」


    ミカサ「おはよう」


    エレン(来た……ッ!)

    アルミン「あ、おはようミカサ……ってどうしたのエレン、ミカサの事じっと見て」

    エレン「へ?」

    ミカサ「もしかして、寝癖とかついてる? ちゃんと直してきたはずだけど……」

    エレン「あ、いや、何でもねえ!」アセッ

    ミカサ「? 変なエレン」

    7 = 1 :

     
    エレン(落ち着け。怪しまれないようにさりげなく聞き出すんだ)

    アルミン「それにしてもミカサは凄いよね。どの実技科目もトップなんだもん」

    ミカサ「アルミンだって座学が凄い。実戦では個人の能力も重要だけど、装備や作戦も同じくらい重要。
         もし立体機動がなかったら私だってろくに戦うこともできないし、作戦がなかったら戦いで著しく不利になる」

    エレン(あくまでさりげなく、だ。会話の中で自然に……)

    アルミン「ありがとう、ミカサにそう言ってもらえると気が楽になるよ」ニコ

    ミカサ「教官には技巧の方を勧められていたけど、どうするの?」

    エレン(自然に……自然に……)

    アルミン「……僕もエレンと同じなんだ。外の世界を見てみたい。だから」

    ミカサ「そう……あなたが決めたのなら私は口を挟まない」

    エレン「なぁ、ミカサ。お前の好きな男のタイプってどんなのだ?」


    ミカサ「えっ」

    アルミン「えっ」

    エレン「えっ……?」

    8 :

    ミカサって文字だけで俺の息子がこんなに...

    9 = 1 :

     

    アルミン「えーと、エレン? 急にどうしたの?」

    ミカサ「…………」

    エレン(まずい……不自然だったか!?)

    エレン「いや、その、つまりだな……!」アセアセ

    ミカサ「エレン」

    エレン「お、おう!」ビクッ

    ミカサ「どうして急にそんな事聞いてきたの?」

    エレン「そ、それは……」

    ミカサ「…………」ジー

    エレン(まずい、明らかに怪しんでる。とにかく、ジャンの事は伏せねえと……!)

    エレン「お、俺が気になるんだ! ミカサってどんな男が好きなのかなーってよ!」

    ミカサ「エレンが?」

    エレン「おう!!」

    10 = 1 :

     
    アルミン「……??」

    ミカサ「…………///」ポッ

    エレン(ダメか……?)

    ミカサ「……分かった、教える」

    エレン「ホントか!? 助かる!」

    アルミン(何か嫌な予感がする……)

    ミカサ「えっと、私が好きな人は対人格闘術が得意で……」チラチラ

    エレン(対人格闘術……ジャンのやつ、立体機動術は上手いくせにそっちは怠けてっからな……。
         まぁでも、アニとの一件以来は少しは真面目にやってるみたいだし、頑張れば何とかなるか?)

    ミカサ「背は私と同じくらいで、黒髪で、いつも一緒に居る人で」チラチラ

    エレン(意外だな、女ってのはデカイ方がいいと思ってたけど。髪は染めさせればいいか。後いつも一緒ってことは、明日からはジャンも一緒に飯食ったほうが良さそうだな)

    ミカサ「野望を持っていて、それに真っ直ぐ突き進んで」チラチラ

    エレン(アイツは憲兵団に入るっていう野望があるから大丈夫そうだ)

    ミカサ「父親が医者で……」チラチラ

    エレン(なっ、ミカサのやつ、意外と後の事まで考えてやがる! いや、けど憲兵団なら医者以上の待遇を得られるはずだ)

    11 :

    面白い

    続けてくれ

    12 = 1 :

     
    ミカサ「…………///」ジー

    エレン「ん、そんなもんか? なんつーか、お前も意外とそういう事考えてたんだな!」

    ミカサ「…………」

    アルミン(もはやこれはわざとやってるんじゃないかな)

    ミカサ「……エレンも」

    エレン「ん?」

    ミカサ「エレンの好きなタイプも教えて。私だけに言わせるのはズルい」

    エレン「え、クリスタ」


    ドゴン!!!!! ガッシャーン!!!!!


    ベルトルト「うわっ、エレン!? 一体どこから飛んできたんだ!?」

    ライナー「お、俺のスープ……」

    エレン「…………」ピクピク

    アニ「相変わらず騒がしいね、あんた」

    13 = 4 :

    このミカサは可愛い

    14 = 1 :

     

    バタン!!!


    教官「朝から何を騒いでいる……何者か説明しろ」


    シーン


    ミカサ「サシャが放屁してエレンが気絶しました」

    サシャ「!!!??」

    教官「また貴様か……」ギロ

    サシャ「……!!」ブンブン

    教官「次はないと思え」


    バタン

    15 :

    サシャ可哀そう可愛い

    16 = 1 :

     

    サシャ「ミカサ、何してくれるんですか!!!!! いつもいつも何で私――」

    ミカサ「パンあげるから」スッ

    サシャ「仕方ありませんね、許してあげましょう」パクッ

    コニー「つかエレンは大丈夫なのかよ」

    エレン「…………」ピクピク

    クリスタ「た、大変! すぐに応急処置を……!」アセアセ

    ユミル「ったく、放っておけよ自業自得っぽいし」

    ミカサ「……ふんっ」プイッ

    アルミン(……ん?)

    ジャン「…………」ソワソワ

    アルミン「…………」

    17 :

    サシャの放屁は万能

    18 = 1 :

     

    【夜 宿舎】


    エレン「いつつ……ったく、ミカサのやつ、思い切りぶっ飛ばしやがって。まだいてぇ……」ズキズキ

    ジャン「お前はどんだけミカサを怒らせたんだよ……その様子じゃ好みのタイプもダメか?」

    エレン「いや、それはちゃんと聞き出した」

    ジャン「本当か!? さすが出来る奴だと思ってたぜお前は!!」

    エレン「分かった分かった、調子のいいやつだな。んで、ミカサの好みだけど……」


    説明中


    ジャン「……なるほど。なんつーか、意外っつーか」

    エレン「あぁ、俺も驚いた。アイツ、そういう事に興味無さそうだったからな」

    ジャン「とりあえず、背は大丈夫そうだな。俺、大体ミカサと同じくらいだし。問題は髪か」

    エレン「染めればいいだろうけど、そういうのは高価だからな。中央まで行かねえとないかもしんねえ」

    19 :

    サシャかわいい

    20 = 1 :

     
    ジャン「そもそも、ここの規則的に染髪っていいのか?」

    エレン「……教官に見つからないようにミカサに見せればいいだろ。結構な綱渡りだけどな」

    ジャン「下手したら憲兵団にいけなくなるぞ俺」

    エレン「あー、そういや自分の野望に真っ直ぐってのも好みに入ってたな」

    ジャン「対人格闘術ってのも俺の野望からは離れてる」

    エレン「いやそれは真面目にやれよ」


    アルミン「やっぱり二人で何か企んでたんだ」ヒョコ


    ジャン「うおっ、アルミン!? つかエレンといい、突然出てくんのやめろよ!」ビクッ

    エレン「なんだ、まだ寝てなかったのか?」

    アルミン「今朝のエレンの様子が明らかにおかしかったからね。それにジャンもなぜかミカサにぶっ飛ばされたエレンを心配そうに見ていた。
          大方、エレンがミカサの好みのタイプを聞いていたのは、ジャンに頼まれてって事かな?」

    エレン「お前こええな……」

    22 = 1 :

     
    ジャン「ちょ、ちょっと待てよ。それじゃあアルミンは俺がミカサの事を好きなのも知って……」

    アルミン「それはむしろ知らない人の方が少ないと思うけど」

    ジャン「マジかよ!? 俺そんな分かりやすいのか!?」

    エレン(俺は気付かなかった……)

    アルミン「まぁでも、ミカサ本人には気付かれていないはずだから安心して大丈夫だよ。というかミカサは――」

    ジャン「ん?」

    アルミン(……ミカサはエレンのことしか見てないんだけど、ここでハッキリ言うのもマズイかな。本人もいるし)

    アルミン「あー、いや、何でもないよ。それで、エレンはジャンの事を応援してるってことでいいのかな?」

    エレン「おう、ミカサの事は俺がよく知ってるしな」

    アルミン「いや、それはどうだろう」ハァ

    ジャン「そういや、明日早速対人格闘術があるぞ。ここでミカサに何とかいいところ見せてえな」

    エレン「……よし、それなら相手は俺でいいか。格闘術は結構自信あるしな」

    ジャン「お、わざと負けてくれんのか?」

    エレン「ばーか、んな事するか。死ぬ気でかかってこい」

    23 :

    七人の武器屋読んだからジャンがハゲのイメージしかない

    24 = 1 :

     
    エレン「はっ、なんだ。俺には勝てそうにもないか? それならちょっとは手を抜いてやってもいいが」ニヤ

    ジャン「ヤロウ……望むところだ」

    アルミン「でも例えジャンがエレンに勝ったとしても、それをミカサに見てもらわないと意味ないんじゃない?」

    アルミン(まぁ、ミカサはエレンの事ばかり見てるから大丈夫かもしれないけど……)

    エレン「それもそうだな。じゃあミカサとよく組んでる奴を……」


    ライナー「俺の出番のようだな」ニュッ

    ベルトルト「僕も手伝うよ」


    ジャン「……お前達も全部お見通しってか?」

    ライナー「というより普通に聞こえてきた。要はミカサをジャンの近くに誘導すればいいんだろう?」

    エレン「あぁ。そういやライナーは結構ミカサと組むこと多いな」

    アルミン「成績が近いからね。やっぱり訓練の効率的にはそれが一番良いと思うし」

    25 :

    またアルミンの胃がヤバイ事になりそうなスレが・・・

    26 = 1 :

     
    ライナー「正直いつもボコボコにされるから勘弁してほしいもんだけどな。一度クリスタと組んでみたいもんだ」

    エレン「クリスタは無理だろ……ユミルがべったりだ」

    ベルトルト「じゃあ、僕が教官を見張っておくよ」

    ジャン「よし、頼むぜ二人とも!」

    ライナー「おう、お前も頑張ってミカサにいいとこ見せろよ」

    アルミン(ミカサがエレン以外に揺れるなんてことはないと思うけど……ここまで乗り気なジャンに言うのも酷な気がする……)


    【次の日の朝 食堂】


    エレン「おいもう少し普通にしろよ。挙動不審すぎるだろ」

    ジャン「こ、これが普通だ!」

    アルミン「いや明らかにガチガチじゃないか……あ、ミカサだ」

    ジャン「ッ!!」ドキッ


    ミカサ「おはよう。今日はジャンも一緒?」

    27 = 4 :

    兄貴の死亡フラグが立ったか…

    28 = 19 :

    またライナーの体がヤバイ事になりそうなスレが・・・

    29 = 1 :

     
    エレン「あぁ、たまにはな」

    ミカサ「意外。二人はそこまで仲が良いように見えなかったけど」

    ジャン「そ、そんな事ねえって! なぁエレン!」

    エレン「おう。そりゃ俺は調査兵団でこいつは憲兵団、進む道は違うがいがみ合う理由にはならねえ」

    ミカサ「そう……それなら私も嬉しい。二人は喧嘩ばかりだったから」

    アルミン(そう言いながらも、どこか腑に落ちない表情だなミカサ。そりゃこの二人が急に仲良くなったら怪しむよ)

    エレン「それよりミカサ、お前も早く座れって」

    ミカサ「うん、分かった……?」

    ジャン「…………」ドキドキ

    エレン(今はテーブルの片方に俺とアルミン。そして対面にジャンが座ってる構図だ。これなら自然とミカサはジャンの隣に座るしかない!!)

    アルミン(いやこれは…………ひっ!!)ビクッ

    ミカサ「…………」ジー

    アルミン「…………」ブルブル

    ミカサ「…………」ジー

    アルミン「…………!!」ガクガクブルブル

    30 = 1 :

     
    エレン「おいどうしたミカサ?」

    アルミン「ぼ、僕、もうお腹いっぱいになっちゃった!!!」ガタッ

    ジャン「なっ!!」

    エレン「アルミン!?」

    ミカサ「そう。残すのならサシャにあげるといい」ニコ

    アルミン「う、うん、そうするよ! サシャ、これあげるよ!!」

    サシャ「マジですか!? やったああああああああ!!!!!」

    エレン「お、おい、アルミン!」

    アルミン「それじゃ僕はこれで!!」ダダッ

    31 = 1 :

     

    スタスタ……ストン


    ミカサ「エレン、口元に食べかすがついてる」スッ

    エレン「は? おい待て、お前何で隣に……てかそれくらい自分で取るっつの!」

    ミカサ「まったく、エレンはいつになっても子供みたい。世話が焼ける」パクッ

    エレン「人の食べかす食ってんじゃねえよ!!!」

    ジャン「」


    【午後 対人格闘術訓練】


    エレン「昨日も言ったが、手加減はしねえ。ミカサにいいとこ見せたかったら本気でかかってこい」

    ジャン「あぁ、そのつもりだ!! 手加減なんざいらねえよコラァァ!!!」

    エレン「わ、分かったからそんな睨むなって……と、その前にライナーがミカサを誘導してくれっから……」チラ

    33 = 1 :

     

    ライナー「ぐっ……」チラ

    ベルトルト(大丈夫だ、教官は来ていない)コクン

    ライナー(よし……)

    ミカサ「この期に及んで後ずさっても結果は変わらない」スタスタ

    ライナー「どうかな、この僅かな時間稼ぎで何かが変わるかもしれない」チラ


    ジャン(ミカサが近くに来た!)

    エレン「よし、行くぞジャン!」

    ジャン「おう、覚悟しろよエレン!!」

    ミカサ(あれはエレンとジャン……二人共いつになく真剣だけど……)

    ライナー(頑張れよ、ジャン!)


    ドガッ!! バキッ!! ドゴォ!!!

    34 = 1 :

     

    ジャン「がっ……は……」ドサッ

    エレン「おいどうしたジャン。そんなもんか?」

    ジャン「ぐっ……クソッたれ……!!」

    ミカサ「エレン……///」ポー

    エレン(くっそ、せっかくミカサがこっち見てるってのに……けど手を抜くわけにもいかねえし……)

    ライナー(ジャンではエレンに敵わないか。アイツ対人格闘術は凄いからな)

    ミカサ「ねぇ、エレン。次は私と組もう」

    ジャン「!!」

    エレン「な、なんだよ、俺は今ジャンと……」

    ミカサ「エレンとジャンでは明らかにエレンのほうが上。訓練は力が近い者同士でやるべき」グイグイ

    エレン「あ、おい、ミカサ! 引っ張んなって!」


    ジャン「…………」ポツン

    35 = 4 :

    これは悲しいジャン

    36 = 1 :

     

    ライナー「……あー、ジャン。俺と組むか?」

    ジャン「くそ……くそぉぉ……!!」ギリッ


    アニ「どうしてそこまでエレンに拘るの?」スタスタ


    ライナー「アニ?」

    ジャン「どうしてって……」

    アニ「あんたの目標はあくまで憲兵団のはず。そりゃエレンに負けて悔しいっていうのは分かるけど、そんなに無理して突っかかる必要なんかない。
       点数の高い立体機動術ならあんたの方が上なんだし、格闘術くらい流せば良いと思う。あんたはそういう計算ができる奴でしょ?」

    ジャン「…………」

    ライナー「珍しくよく喋るなアニ」

    アニ「別に。気になっただけ」

    ジャン「……あぁ、確かに俺は憲兵団に入って内地へ行くことが目標だ。ただ、な……」


    ジャン「男には引けねえもんってのがあるんだよ」

    37 :

    家畜であることを思い出させる視線

    38 = 1 :

     

    アニ「…………」

    ジャン「悪いな、抽象的で。だが俺が言える事はこのくらいだ」

    ライナー「あぁ、俺には分かるぞジャン。女にはなかなか理解できないかもしれねえけどな」

    アニ「それはミカサのこと?」

    ジャン「ぶっ!!! は、はぁ!? なんだよ、お前も気付いてんのか!?」

    アニ「むしろ気付いてない奴のほうが少ないと思う」

    ジャン「ぐっ……あ、あぁそうだよ、文句あんのか!?」

    アニ「いや別にないけど…………そっか、ミカサか」

    ライナー「どうしたアニ?」

    アニ「…………ジャン。あんた本気でエレンに勝つ気なの?」

    ジャン「当たり前だ。このまま引き下がれるかよ……!」

    アニ「分かった。それなら私が技を教えるよ。エレンにも教えてあげたからこれでフェアになる」

    ライナー「…………は?」

    ジャン「い、いいのかアニ! 助かる!!」

    39 = 11 :

    ここでジャン覚醒か

    40 = 1 :

     
    ライナー「(おいアニ、急にどうしたんだ?)」ヒソヒソ

    アニ「(別に……気まぐれだよ。ただ……)」

    ライナー「(ただ?)」

    アニ「(ジャンとミカサが上手くいけば私にとって都合がいい気がしたから)」

    ライナー「(は? どうしてそうなる?)」

    アニ「(分からない、何となくそう思っただけ)」

    ライナー「???」

    ジャン「よし、じゃあ早速頼むぜアニ!」

    アニ「分かった。でも手加減はできないよ」

    ジャン「分かってら!」


    ドガッ!! バキッ!!

    41 = 1 :

     
    ライナー「……うーん」

    ベルトルト「どうしたライナー? あれ、アニとジャンが組んでるんだ、珍しいな」

    ライナー「あぁ。なんというか、女ってのは分からないもんだな」

    ベルトルト「え?」


    【夜 宿舎】


    マルコ「うん、そうだね。その時エレンは重心が右に寄る癖があるから、その時に――」

    ジャン「なるほど、気付かなかった。流石マルコだな」

    マルコ「ありがとう。少しでも役に立てれば僕も嬉しいよ」

    エレン「お、何話してんだ二人して?」ヒョコ

    ジャン「あ、おい来んじゃねえよ! 今テメェを倒すための作戦を考えてんだからよ!」

    マルコ「ごめんね、エレン。ジャンに頼まれたんだ」

    エレン「……なるほどな。悪かった、邪魔した」

    ジャン「言っとくが、妙な情けかけて手抜いたりすんじゃねえぞ」

    エレン「分かってる」

    43 :

    マルコ…

    46 :

    おまえ・・・マルコか?

    49 = 1 :

    惡の華観てるからちょっと待って

    50 = 47 :

    猿ったかな
    二時にはとけるだろう


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