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元スレエレン「俺がミカサとジャンをくっつけてやる!」
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ジャン「ッ!!」
ジャン(見えたっ!!!)
ゴォ!!!!!
ジャン「うおおおおっ!!!」ビュン!!
ミカサ「!?」
エレン「なっ、ジャン!?」
ズバン!!!
ジャン「よしっ!!」
ミカサ「……むっ」
エレン(ジャンのやつ、ミカサから獲物を取りやがった……くそ、悔しいが立体機動はアイツのほうが上か……!)
ジャン(マルコの言ってた通りだ……一瞬だが、ミカサのやつ、エレンを気にして隙ができる……!)
訓練終了後
教官「今回の成績を発表する。トップはジャン・キルシュタイン。次点でミカサ・アッカーマン――」
コニー「なっ、ジャンが!? おいお前どんな卑怯な手を使ったんだよ!?」
ジャン「うるせえよ! 実力だ実力!」
ジャン(……まぁ、マルコのお陰だが)チラ
マルコ「…………」ニコ
ジャン「へっ」グッ
ミカサ「ジャン、今回は負けたけど、次はこうはいかない」
ジャン「あぁ、俺だって負けないぜ」
ジャン(よっしゃああああああ、ミカサに認められた!!!)
【夜 食堂】
エレン「しっかし、まさか本当にミカサを超えるとはな」
ミカサ「次は負けない」ムッ
アルミン「それだけジャンも本気で憲兵団を目指してるって事だよね」
ジャン「!! お、おう、当たり前だろ!」
ジャン(アルミン……ナイスだ!)
エレン「それに、もう楽したいってだけじゃねえもんな!」
ジャン「あぁ、そうだ! 今の腐りきった憲兵団を変えるために俺は入るんだ!!」
ミカサ「そうなの……? ジャン、随分と変わった」
ジャン「俺もいつまでもガキのままじゃいられねえからな」ドヤァ
ミカサ「……私も応援してる」
ジャン「ッ!!」ドキン
エレン(よしっ、良い感じだ!!)
>>23
ジャンケン最強のジャンかwww懐かしすぎる
ジャンケン最強のジャンかwww懐かしすぎる
エレン「まぁ、憲兵団は報酬も医者以上にいいから、その分きっちり働かねえとな」
ジャン(エレン……ここから経済力に繋げるか! やるな!!)
アルミン(ミカサが男の好みで親が医者とか答えたのは別の理由だろうけどね……)
ミカサ「憲兵団の報酬が良いという事はよく知っている」
ミカサ(私とエレン、二人とも憲兵団に行けば結婚した後も安泰なのに……でも仕方ない。
エレンが自分の道を進むのなら私はついていくだけ)
ジャン「男は経済力も大事だからな!」
ミカサ「えぇ、それは当然。単純な力だけでは家族は守れない。ジャンの家族になる人は幸せだと思う」
ジャン「なっ!! か、家族って……ミカサ、それは少し早くねえか……?」ドキドキ
ミカサ「そんな事はない。この時代、いつ何が起こるか分からないから」
ジャン「……そ、そうだな! その通りだ!」
エレン(おぉ!! これは……!!!)
アルミン(なんかミカサとジャンの会話が噛み合っていない気が……)
ミカサがエレンとアルミン以外の男とこんなに長く会話するSSは初めて見るかもしれない
【夜 宿舎】
エレン「いけるぞジャン!! もう告っちまえよ!!」
ジャン「まままままま待て、落ち着け!! まだ慌てる時間じゃねえ!!」
ライナー「お前が落ち着け。それにしても本当なのか? あのミカサがジャンに傾いているっていうのは」
エレン「おう、もう結婚の事まで考えてるんだぜ!」
ベルトルト「意外だ……僕は前までは、てっきりミカサはエレン一筋だと思っていたけど」
エレン「だから俺とはただの家族。恋愛対象として見てんのはジャンの方だってことだ!」ニヤ
ライナー「テ、テンション高いなエレン」
エレン「いや、なんか知らねえけど、楽しくってよ!」
ベルトルト「はは、確かに仲間内のそういう話が楽しいっていうのは分かるよ」
ライナー「それで、ジャンはいつ告白するんだ?」
ジャン「三日後の夜だ。勢いだけで告白するのもダメだから、三日間よく考えとけってアルミンがさ」
ベルトルト「さすがアルミン。冷静だね」
エレン「なんだよ、今すぐ女子の宿舎行って告っちまえって!」
ジャン「まぁ待てって。俺だって人生の大一番なんだ。ゆっくり考える時間をくれ」
エレン「そういうもんなのか……? よく分かんねえな」
ジャン「お前にもいつか分かるさ」
エレン「へっ、なんだよ先輩風吹かせてよ! 俺達の協力あってだろうが」ニヤ
ジャン「……あぁ、その通りだ。お前達には本当に感謝してる」
エレン「なっ……お、お前に感謝されるとか違和感がすげえな……」
ジャン「う、うるせえよ! 人が礼言ってんだから受け取っとけ!」
ライナー「はは、だが礼はまだ早いな」ニヤ
ベルトルト「うん、告白が無事成功してから、だね」ニコ
ジャン「あぁ……けど、ここまで来れたのもお前達のお陰だからよ。言っておきたかったんだ」
エレン「なーに言ってんだ、告白が成功しなきゃ意味ねーだろ。大丈夫だ、自信持てって」
ジャン「おう、もちろん告白は全力でぶつかってやる!」
エレン「その息だ。……つーか、アルミンとマルコはどうした?」
ライナー「コニーに勉強を教えてる。アイツにこの話を聞かれるのも困るしな」
ベルトルト「なんだか仲間外れにしているみたいで、ちょっと可哀想だけどね」
ジャン「つっても……なぁ?」
エレン「あぁ、コニーはバカで何するか分かんねえからな。言わないのが正解だと思うぞ」ハァ
***
コニー「なぁ、お前ら最近何か面白そうな話してね? 俺も混ぜろよ」
アルミン「何もないって。それよりコニーは兵法頑張らないと、本気でまずいよ。せっかく実技は良い成績なのに」
マルコ「そろそろ教官の呼び出しもありそうだしね」
コニー「うげっ! わ、分かった、真面目にやるって!!」
【三日後の夜 宿舎】
ジャン「よし……」ゴクリ
エレン「いよいよやってきたな。告白の言葉とかはちゃんと考えてあるんだろうな?」
ジャン「あぁ、もちろんだ。もう何回も練習した」
ライナー「少し固いぞ。落ち着け落ち着け」
マルコ「うん、きっとジャンなら大丈夫。この三日間もミカサにアピールしてきたじゃないか」
ジャン「そうだよな……よし……」
ベルトルト「場所はどこにしたんだい?」
ジャン「山を少し登ったところにある開けた丘の上。星と湖がよく見える場所だ。アルミンが教えてくれた」
エレン「おぉ、あそこか。確かに雰囲気的にはいいかもな。……で、そのアルミンはどこ行ったんだ?」
ライナー「夕食の時も見なかったな」
ジャン「教官が何も言ってないってことは事前に連絡はしてたんだろうが…………と、そろそろ時間だな、行くか」
エレン「おう、頑張れよ!」
ライナー「武運を祈る」
ベルトルト「お祝いの準備して待ってるよ」
マルコ「ジャンの真っ直ぐな気持ちを伝えれば、きっとミカサも応えてくれるよ!」
ジャン「あぁ、漢見せてくるぜ」
数分後
バタン!!
アルミン「ごめん、遅くなっちゃった! ジャン……あれ?」
エレン「おぉアルミン、お前どこ行ってたんだよ。ジャンならもう行っちまったぞ」
アルミン「ええっ!! 今から追いかけて間に合うかな……」
エレン「あぁ、ついさっき出て行ったばっかだし……てかその瓶は何だ?」
アルミン「染髪料だよ。何とか教官から外出許可を貰って探しに行ったんだ。
ミカサの言っていた好み通り黒髪になればジャンも心強いかなって」
エレン「お前そこまで……」
ライナー「なるほどな。それならすぐに行った方がいい」
エレン「俺のが速い! ちょっと行ってくる!!」
アルミン「教官には見つからないようにね、没収されちゃうから!」
エレン「あぁ、分かって――」
コニー「お、なんだよそれ?」ヒョイ
エレン「なっ、返せって! 染髪料だ!」
アルミン「エレン、ダメだ!」
コニー「へぇ、珍しいもん持ってんじゃん! ちょっと試させてくれよ!」ワクテカ
アルミン「ま、待って、今はそんな時間ないんだよ!」
コニー「へっ、なんで? まだ消灯時間には早いじゃん。お、開きそうだ」グググッ
ライナー「ちっ」ダダッ
コニー「……は? おい待てライナーお前なにを――」
ライナー「ふんっ!!!」ゴォ!!!
コニー「ぐえっ!!!」ドガッ!!!
キュポン!!
教官「おい騒がしいぞ」バタン
バシャァァァァ!!!
アルミン(す、すごいタックル……って、それより……)
エレン(染髪料が撒き散らされて……)
教官「…………」ポタポタ
ライナー「」
コニー「いてて……いきなり何すんだよライナー…………」
教官「…………」ポタポタ
コニー「…………」
教官「…………」ポタポタ
コニー「…………あ、え、えっと」ガクブル
アルミン(頼むから変なこと言わないでくれ!!!!!)
コニー「きょ、教官殿の頭が染まらず、何よりでありますっ!!!」ビシッ
【丘の上】
ジャン(流石に緊張するな……)ドキドキ
ミカサ「お待たせ。ジャン、話ってなに?」
ジャン「あ、あぁ……えっと……つ、月が綺麗だな」
ミカサ「? そうね」
ジャン「…………」
ミカサ「…………」
ジャン(……覚悟を決めろ! 俺は今ここで――)
ミカサ「ジャン?」キョトン
ジャン「…………」スゥー
ジャン「俺はずっと、ミカサのことを見ていた」
ミカサ「え?」
ジャン「ここに来た日からずっと、だ。初めは純粋に見た目に引かれた。本当に綺麗だと思った。
こんなクソみてえな世界の中で、俺にとっては奇跡といってもいいくらいの出会いだったんだ」
ジャン「それからずっと見ている内に、外見だけじゃなく内面にも引かれていった。
どんな時でも表情一つ変えずに淡々と任務をこなしていく姿。俺はずっとそんなミカサに憧れていた」
ジャン「ミカサに追い付きたい、もう後ろ姿を追うんじゃなく、隣に並びたい。
憲兵団に入りたいっていう思いだけじゃなく、そういうミカサへの憧れもあって今日まで訓練を頑張ってこれたんだ」
ミカサ「…………」
ジャン「だから」
ジャン「俺はミカサの事が好きだ。恋人になってほしい」
ミカサ「ごめん、私エレンのことが好きだから」
ヒュォォォ……
ジャン「…………」
ミカサ「…………」
ジャン「えっ?」
ミカサ「エレンのことが好きだから、ジャンとは付き合えない」
ジャン「……え、あ、いや、けどエレンがミカサはあくまで家族だって…………」
ミカサ「はぁ……やっぱりエレンはそう思っているんだ。私はずっと前からエレンの事が好きなのに」ショボン
ジャン「」
ミカサ「女子には気付かれていたけど、男子には伝わらないのかな。ジャンも気付いていなかったみたいだし。
ごめん、私のエレンへのアピールが足りなかったせいでジャンには悪いことをした」
ジャン「」
ミカサ「……えっと、じゃあ私はこれで。大丈夫、ジャンにはきっと良い人が見つかる」
スタスタ……
ジャン「」ポツン
【次の日の朝 食堂】
エレン「し、死ぬかと思った……まさか朝までずっと走らされるなんてな……」ゼェゼェ
ベルトルト「げほっ……仕方ないよ……追い出されなかっただけ良かったと思わないと……」
マルコ「ご、ごめん、コニーを見ていなかった僕の責任だ。大丈夫かい、アルミン?」
アルミン「」
エレン「いや、バカやったのは俺達だ。マルコのせいじゃねえって。
まぁそれにライナーとコニーに比べればマシだからな。あいつら昼まで走れって言われてたけど、ぶっ倒れるんじゃねえか?」
ミカサ「おはよう」
エレン「おうミカサ……あっ!」
エレン(そういやジャンの告白はどうなったんだ!?)
ベルトルト(ミカサの表情からは分かりづらいな……)
マルコ(というか何か不満そうにしてるような……)
ミカサ「…………」ジー
エレン「ど、どうしたんだよミカサ」
ミカサ「別に」プイッ
エレン「??」
ジャン「…………」
エレン「うおっ!!! なっ、お前何も言わずに近づいて来んなよビックリした!!」ビクッ
ジャン「…………」
ベルトルト(この様子は……)
マルコ(ジャン……)
エレン「(おい、それでどうだったんだよ、告白は?)」ヒソヒソ
ジャン「…………なぁエレン」
エレン「ん?」
ジャン「お前ふざけんなよちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ブン!!!
バキッ!!! ガッシャーン!!!!!
エレン「いってええ!! お、おいテメェいきなり何を……って何泣いてんだよ!?」
ジャン「うるせええええええええええええええええええ!!!!!」
ドカン!!! ズガン!!! ワー!! キャー!!
ユミル「メシメシ……ってなんだこりゃ。またミカサ巡って殴り合いか?」
クリスタ「えっ!?」ガーン
ユミル「……おいなんでショック受けてんだよ」
サシャ「最近は仲良さげだったんですけどねぇ、あの二人。
まぁ混乱に乗じて食べ物を盗れるので私にとっては都合がいいですけど」
アニ「あほくさ」
ジャン「テメェなんざさっさと調査兵団に入って巨人のエサになっちまえ!!!
その間に俺は内地で怠けまくって快適に過ごしてやるからよぉ!!!」
エレン「なっ、テメェ憲兵団を変えるとか言ってたじゃねえかクソヤロウ!!!!!」
ワーワー!!! キャー!!! ガシャン!!! パリンッ!! ヤレヤレー!!
ミカサ「……はぁ」
【外】
コニー「あ、母ちゃん……俺、立派な戦士になったぜ……うへへへへへ」
ライナー「あれは……俺達の故郷…………ふはははははは」
教官「寝るな起きろ!!」
おわり
くぅ~疲れましたw これにて完結です! 以下略
勢いだけで一番好きなジャンをメインで書いてみた
勢いだけで一番好きなジャンをメインで書いてみた
ジャンって散々ネタにされるけど漫画の方じゃ一番の成長頭だよな
立体機動のスペシャリストで指揮官適性も高いとかもはや凡人じゃねーし
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