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    元スレ咲「私が魔王?」

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    51 = 2 :

    魔王の城寝室

    「帰ってきたのはいいけどさ、サキー便利な魔法増えてないかな?」

    「魔王特権だよ。探知と移動が楽になっただけだけどね」

    「羨ましいなぁ」

    「淡ちゃんは何か増えてないの?」

    「いや、それが全く増えてないよ」

    「失礼します」

    「すばらじゃん、どうしたの?」

    52 :

    ちょー支援だよー

    53 = 2 :

    「それが少々すばらくないことになりまして……」

    「どうしました?」

    「まず、この大陸……と言うより島ですね。島がどこに位置していますか分かりますか?」

    「さぁ?」

    「五つの大陸のまん中じゃなかったですか?」

    「すばらです。そしてですね、この島を明け渡すように言ってきた国がありまして」

    「別の大陸と戦争するからここを中間地点にするってこと?」

    「ええ。明け渡さなければ攻め入るとおっしゃってました」

    54 :

    勇者の続きか
    支援

    55 = 2 :

    「花田さん、この城に兵隊っているのかな?」

    「いません。前は結界のおかげで立ち入れませんでしたので必要なかったですから」

    「分かりました。私がなんとかします」

    「ちなみにどこを欲しいのかな?その国は」

    「なんでも魔法が発達している国が欲しいらしいですよ」

    「サキー、あの王様には恩があるよね」

    「うん。決まったね」

    「二対沢山かぁしんどいなぁ」

    「危なくなったら私が疲労ごと消しあげるよ」

    56 = 2 :

    「仲がよろしいことですばらです。ああ、それともうすぐ各地で戦争が起こります。くれぐれも一人で町に行こうだなんて思わないでください。それでは、失礼します」

    「知ってますよ。けど戦争かぁ。物騒だね」

    「うん。サキーが危なくなったら私が助けてあげるから安心してね」

    「じゃあ私も淡ちゃんが危なくなったら助けてあげるね」

    「ありがとうサキー」

    「もう寝よっか」

    「おやすみサキー」

    「おやすみ淡ちゃん」

    ――――――

    57 :

    勇者のやつ面白かったよ
    今回も良さげな予感

    58 = 2 :

    夜中
    魔王の城玉座

    「これをこうやって……出来た。銃弾だ」

    (失敗すればプラマイ0で作る前に戻して大変だったよ)

    「じゃあ行こうかな」

    洋榎「どこに行くんや?」

    「お姉さんの方ですか。どこって交渉ですよ」

    洋榎「止めといた方がええんやないか?死んでもうたら妃が泣くで」

    「私が死ぬわけないじゃないですか」

    洋榎「そんなん誰が分かるんや?」

    「……さぁ?」

    洋榎「ほらな。止めときって」

    「嫌です」

    洋榎「聞き分けのできへん魔王やなぁ。なら、約束な。絶対に死ぬんやないで」

    「私は魔王ですよ。死にません」

    ――――――

    59 = 2 :

    とある城
    城門

    (……どうしよう。警備が……一人消したら騒ぎになるよね)

    「すいません」

    「夜中にどうした?」

    「王様の夜のお手伝いに来ました」

    「ああ、それなら入れ。にしても王様も物好きだな」

    (どこ見て話してるのかなこの人?)

    「ありがとうございます」

    城門→王の寝室

    「……誰だ?」

    「魔王です。交渉しませんか?」

    60 = 2 :

    「話を聞こうか」

    「私の島は諦めてください。そうすれば命は取りません……彼女の」

    「んー、んー」

    「そっか、猿ぐつわ付けっぱなしじゃ話せないですね」

    「ぷはっ……」

    「助かりたいですか?」

    「そりゃまぁ助かりたいけど」

    61 = 2 :

    「……どうしますか?」

    「殺せ」

    「……」

    「……どうしますか?」

    「殺せばいい」

    「だそうですよ憩さん」

    「ウチを殺すんは魔王さんやない。ウチに選択権なんかないやん」

    (……)

    「分かりました。王様、受けてたちますよ。それじゃあ憩さん、行きましょう」

    「嫌やなぁ殺されに行くなんて」

    64 = 2 :

    「ここが魔王の城です」

    「お邪魔します」

    「それじゃあ着いてきてください」

    洋榎「おっ魔王やん。お帰り」

    「約束は守りましたよ。あ、後この人に仕事を分けてください」

    「魔王さん、ウチを殺すんやないの?」

    「そんなことしませんよ。受けてたつんですから。結局、連れて帰れば貴女は死んだことになるんですから」

    「そっかぁ。魔王さん優しいんやな」

    「くだらない事したくないだけです。それと魔王って呼ぶのやめてください」

    洋榎「咲、掃除とかでええか?」

    「はい。私の部屋と花田さんの部屋の掃除だけでいいので」

    洋榎「分かった。ほな、行こか」

    「行きましょか。咲ちゃん、ありがとうね」

    「いいですよ。私はもう寝ます」

    ――――――

    65 = 2 :

    「サキー、この人は?」

    「私が啖呵切ってきた王様の娘さんだよ。この子は淡ちゃんです」

    「荒川 憩やで。よろしくね」

    「そんな身分の高い人にメイド服着せていいの?」

    「表向きには死んだ人だから問題ないよ。ちなみに私が殺したことになってる」

    「サキー、ときどき思いもよらないことするよね」

    「毎回上手くいくんだから気にしないで」

    「そうだけど。あっ、そうだメイドさん」

    「どうしたん?」

    「サキーに変な気をもったらダメだからね」

    「さすがに猿ぐつわ付けられた相手にそんな感情は抱かんわ」

    66 = 17 :

    支援
    だいぶ雰囲気が違うなー

    67 = 2 :

    「サキー……」

    「城の宝箱に入ってたんだよ」

    「あっせやせや魔王さんと淡ちゃん」

    「どうしました?」

    「昼くらいに軍隊が攻めてくるで」

    「分かりました。じゃあ今から過激派を説得してきます」

    「私も行くよ」

    「行ってらっしゃい。帰ってきたら綺麗になってるわ」

    ――――――

    68 = 2 :

    過激派駐屯地

    「これは人いないんじゃないかな?」

    「一応見てみようよ」

    「そうだね」

    「なんじゃお前ら?ちゃちゃのんに何か用か?」

    「帰ろうか」

    「うん。帰ろう」

    いちご「ちょっ。待って」

    「じゃあ用件だけ言っておきますね」

    いちご「しゃあないの。ちゃちゃのんが聞いたろか」

    「昼に魔王城が襲われます。暇なら来てください」

    ――――――

    70 = 2 :

    「お帰りなさい」

    「ただいま。軍隊は?」

    「すぐそこやで」

    「じゃあ私が行ってくるね」

    (結局来なかったな……)

    「行ってらっしゃい」

    「うん。淡ちゃん、お風呂の用意だけしておいてね」

    「はーい」

    「淡ちゃん、行かせてよかったん?」

    「そっか、サキーの実力知らないからね」

    「そんなに強いの?」

    「サキーの魔法は全てを0にするから」

    71 = 17 :

    しえん

    72 = 2 :

    「0?」

    「その物が存在しない時を0にしたらどうなるか分かるよね?」

    「……存在そのものを消すでええんかな?」

    「そうだよ。ちなみに0の地点を変えて回復なんてこともできるよ」

    「そんなん滅茶苦茶やん。ちなみに消費は?」

    「0だよ」

    「魔王やなぁ咲ちゃん」

    「魔王だよほんと。優しいんだけどね」

    「せやねぇ」

    ――――――

    75 = 2 :

    「動き出したらしいですね」

    「それがさっき全部消えたらしいよ。跡形もなく」

    「まるで存在しなかったかのように……ですか?」

    「存在しなかったのは知らんけど、教官ちゃんはこの現象を知ってるんじゃない?」

    「ええ。まぁ」

    「けど、問題は場所なんだよな」

    「どこですか?」

    「魔王の島」

    「……」

    76 = 2 :

    「勇者が今度は魔王ってことかい?知らんけど」

    「咲が魔王……」

    「どうする?見に行くかい?」

    「いや、ええですわまだ。それより、国の防衛に力を入れましょう」

    「ありがたいねぃ」

    「ほな、行って来ますわ」

    (暇ができたら行かなあかんな)

    ――――――

    78 = 2 :

    「ただいま」

    「早かったね」

    「いや、早すぎるわ」

    「全部消したから早かったんだよ」

    「やっちゃったかぁ。あっ、お風呂できてるよ」

    「ありがとう。淡ちゃん一緒に入ろうか」

    「いいよー」

    「仲ええなぁ二人」

    ――――――

    80 = 5 :

    さらっととんでもない咲さん

    81 = 2 :

    「……始まった」

    穏乃「何がですか?」

    「穏乃ちゃんは気にしなくていいよ。ほら、次来たよ」

    穏乃「また私ですか」

    「頑張って」

    (仲間……いらないよね)

    ――――――

    82 = 2 :

    相談室

    「私に何かご用ですか?」

    「はい。少しだけ」

    「私でよければ聞かせていただきますか?」

    「魔王らしく世界征服しようと思うんです」

    「それはまた思いきったことを。理由とかはありますでしょうか?」

    「人と人が争うよりはいいと思うんです」

    「それはすばらです。けど、魔王様のお心は痛まないんですか?少なからず人が死にますが」

    「私、麻痺してますから」

    83 = 62 :

    さすが咲さん

    84 = 2 :

    「そうですか。私個人の意見では賛成しかねません。少々粗っぽいですからね」

    「なら、花田さんはもっといい方法があると言うのですか?」

    「結論から言わせていただきますと無いです」

    「なら、私に止めろと言っているんですか?」

    「いえ、魔王様がしたいのでしたら私は止めませんし全力で支援します」

    「結局は私ですか」

    「力及ばずで、すばらくない」

    「いえ。ありがとうございます」

    ――――――

    85 = 17 :

    ささえ

    86 = 2 :

    絹恵「あっ、咲ちゃん。どないしたん?」

    「絹恵さん、淡ちゃん知りません?」

    絹恵「さっきまでいたんやけどどっか行ったで」

    「またお姉さんのお菓子を強奪しに来たんですか」

    絹恵「そうそう。それでさっき帰ってきたお姉ちゃんが顔真っ赤にして探しに行ったわ」

    「迷惑をかけてすいません」

    絹恵「いやいやかまへんよ。あの子いたら楽しいし」

    「淡ちゃんは私のお妃ですからね」

    87 = 2 :

    絹恵「そんな気あれへんよ」

    「ならいいんですけど」

    絹恵「後、咲ちゃん。無理はしんといてな?」

    「はい。ありがとうございます。後、絹恵さんはどんな未来にしたいですか?」

    絹恵「えらい漠然とした質問やな。現状で満足やから何とも言えへんなぁ」

    「そうですか」

    ――――――

    88 = 2 :

    洋榎「待てやボケ」

    「あはは。待たないよー」

    「はいはい淡ちゃん止まりや」

    洋榎「淡、来ようか。ありがとうな」

    「いえいえ。ええですよ」

    洋榎「そういやここには馴染めたか?」

    「皆ええ人達ですわ。まぁ、会ってない人もいるらしいですけど」

    洋榎「ならよかったわ。じゃあ淡行こか」

    「いーやーだー。いじめられるもん」

    洋榎「されるようなことしたヤツが悪いわ」

    「ほどほどにね」

    ――――――

    89 = 17 :

    通常営業のあわあわww

    91 = 2 :

    「お話があります」

    「どうしたの?」

    「いきなりやなぁ」

    「どうされました?」

    洋榎「なんやいきなり」

    絹恵「どうしたん?」

    「これからの方針が決まりません。何か意見のある人いないですか?」

    「はーい」

    「はい、淡ちゃん」

    「えっとね、サキーは私とここで仲良くしてくれたらいいと思うよ」

    「仲良いやん二人。あっ、せやせや咲ちゃん」

    「どうしました?」

    「メイドを増やしてくれへん?ウチだけやったら咲ちゃんと煌ちゃんの部屋だけで精一杯やし」

    「検討しておきます」

    92 = 2 :

    洋榎「ウチのお菓子を勝手に持ってかへんのやったら何でもいいわ」

    「取られるところにおいてる方が悪いんだよ」

    洋榎「あ?なんやと?」

    絹恵「お姉ちゃん落ち着いて」

    「私もおひとつよろしいでしょうか?」

    「期待していますよ」

    「方針と呼ぶほどの物じゃないのですが、この島を開拓して町を作るのはどうでしょう。難民や孤児などを受け入れる形で」

    「おーすばらだね」

    洋榎「ええやん」

    絹恵「素敵ですね」

    「咲ちゃん、決まりちゃう?」

    94 = 17 :

    すばらはどこ行ってもすばらですな

    95 = 2 :

    「そうですね。けど、この島って城以外森ですよ」

    「それならサキーの魔法で町にするところだけ消しちゃえばいいじゃん」

    「うん。けど、0にはできるけどプラスには出来ないし、木も使えなくなるよ」

    「業者さんを雇えばいいんちゃう?」

    「はい。花田さん、お任せしてよろしいでしょうか?」

    「ええ。任されましたよ」

    ――――――

    97 = 2 :

    寝室

    「ねぇサキー」

    「何かな?」

    「サキーって魔王らしくないよね」

    「そんなのお姉ちゃんもだよ」

    「テルもそうだったね。そういやテルとは仲直りしたの?」

    「うん。記憶が微妙に消されてるから分からないけど」

    98 = 2 :

    「でもさ、こっちの世界で死んでも元の世界じゃ生きてるんだね」

    「それは私にも分からないかな」

    「だって咲は魔王――テルを殺したんでしょ?」

    「ううん。銃弾をギリギリで消したから。実質私の勝ちって決まってたから帰れたんじゃないかな?」

    「へー。やっぱりサキーは優しいね」

    「そんなことないよ。私はやりたいことをやってるだけだから」

    「それが優しいんだよ。サキー、もっとよっていい?」

    「毎日こうなら布団はシングルでいいよね」

    「だね」

    ――――――

    99 = 2 :

    セーラ「ども、業者やけど」

    「あれ?お一人ですか?」

    セーラ「いやいや、島の入り口に部下は置いてきたんや。早速作業に移らしてもらうけどええか?」

    「はい。やっちゃってください。夜は城に泊まっていただいてよろしいので」

    セーラ「おおきに。ほな、また夜に」

    ――――――

    100 = 2 :

    数日後

    セーラ「終わったでー」

    「早すぎませんか?」

    セーラ「小規模な町やし人もおらんから建物数件と道の整備だけやから」

    「それでも建物って建設するのにもっとかかりますよ」

    セーラ「オレら優秀やから。ほな、また何かあったらよろしゅうな」

    「ええ。ありがとうございました」

    ――――――

    「終わったんですね」

    「ええ。これからが魔王様の仕事ですよ」

    「仕事ですか?」

    「法律ですよ法律。さすがに最低限の法は必要かと」

    「そうですね。適当にやっておきます」

    ――――――


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