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元スレ男「ヤンデレは怖いな」幼「え?」
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友「冗談だ。お前にそんな度胸があるとは思えん」
男「それは馬鹿にしてるのか?」
友「信頼しているのだ」
男「ああ……そうかい」
友「で?」
男「あー、いやその」
男「昨夜、泣き出して……」
友「なるほど。殴っていいか」
男「聞く気があるなら、最後まで聞いてくれ……」
男「それは馬鹿にしてるのか?」
友「信頼しているのだ」
男「ああ……そうかい」
友「で?」
男「あー、いやその」
男「昨夜、泣き出して……」
友「なるほど。殴っていいか」
男「聞く気があるなら、最後まで聞いてくれ……」
男「泣き出したのは突然なんだよ、本当に」
友「心当たりは?」
男「ないです」
友「ないわけないだろ」
男「それが、これっぽっちも」
友「お前の鈍感が人を傷つけたわけだ」
友「つまり結論は変わらず、ぶん殴らせろ」
男「お、落ち着け! まて、今考えるから!」
友「心当たりは?」
男「ないです」
友「ないわけないだろ」
男「それが、これっぽっちも」
友「お前の鈍感が人を傷つけたわけだ」
友「つまり結論は変わらず、ぶん殴らせろ」
男「お、落ち着け! まて、今考えるから!」
男「(えーっと)」
男「なんか、いつもと様子が違った」
友「ほうほう」
男「妙にそわそわしてて、視線が合うと逸らされた」
友「それで?」
男「風呂入ると言ったら、過剰な反応をした」
友「……」
男「言い忘れたことがあったから、居間に戻ったら、」
男「幼のやつ、めっちゃ慌ててるんだよ」
男「なんか、いつもと様子が違った」
友「ほうほう」
男「妙にそわそわしてて、視線が合うと逸らされた」
友「それで?」
男「風呂入ると言ったら、過剰な反応をした」
友「……」
男「言い忘れたことがあったから、居間に戻ったら、」
男「幼のやつ、めっちゃ慌ててるんだよ」
男「なんか用意してたみたいなんだけど……」
男「最初はそれ、幼なりの冗談かと思ったんだ」
男「んで、笑いながら言ったら、」
男「驚愕っていうのかな、そんな表情してたんだ」
男「そしたら、いきなり表情を暗くするから」
男「何か悩み事があると判断したわけ」
男「それを聞きただしたら、泣いた」
友「よし、殴る」
男「どうして!?」
男「最初はそれ、幼なりの冗談かと思ったんだ」
男「んで、笑いながら言ったら、」
男「驚愕っていうのかな、そんな表情してたんだ」
男「そしたら、いきなり表情を暗くするから」
男「何か悩み事があると判断したわけ」
男「それを聞きただしたら、泣いた」
友「よし、殴る」
男「どうして!?」
友「……お前の鈍感さは、底なしだな」
男「頼む説明してくれ」
友「(……考えが正しければ)」
友「(その日は、幼ちゃんにとって大事な日で)」
友「(ついに男に想いを伝えるぞ! といった気持ちで、男に挑んだら)」
友「(男は幼ちゃんが冗談言ってると勘違いし、)」
友「(落ち込んだ……)」
友「(だが男と長い付き合いの幼ちゃんは、男の性格を把握しているはず)」
友「(しかたねーと幼ちゃんはあきらめたのだが、)」
友「(男のやつ、悩み事があるなら相談に乗るぞ? なんて、トドメを)」
男「?」
男「頼む説明してくれ」
友「(……考えが正しければ)」
友「(その日は、幼ちゃんにとって大事な日で)」
友「(ついに男に想いを伝えるぞ! といった気持ちで、男に挑んだら)」
友「(男は幼ちゃんが冗談言ってると勘違いし、)」
友「(落ち込んだ……)」
友「(だが男と長い付き合いの幼ちゃんは、男の性格を把握しているはず)」
友「(しかたねーと幼ちゃんはあきらめたのだが、)」
友「(男のやつ、悩み事があるなら相談に乗るぞ? なんて、トドメを)」
男「?」
友「(さて、それは俺が言っていいべきことなのだろうか……)」
友「(いや、幼ちゃんのためにもここは黙っていよう)」
友「(それにこの大馬鹿野郎は一回くらい、痛い目を見た方が良い)」
男「おい、友~?」
友「すまんが俺もわからんわ」
男「マジか」
友「(いや、幼ちゃんのためにもここは黙っていよう)」
友「(それにこの大馬鹿野郎は一回くらい、痛い目を見た方が良い)」
男「おい、友~?」
友「すまんが俺もわからんわ」
男「マジか」
友「まあでも、これだけは分かる」
友「お前の責任だ」
男「……うん、それは分かってる」
友「ああ、俺はさっぱりわからんがそれだけは分かる」
男「なんでさっきから棒読みなんだ?」
友「ちょっと風邪気味でな」
男「そうか。体調には気をつけろよ?」
友「お前の頭も大丈夫だよな」
男「少なくともお前よりは成績が良い」
友「(反論できないのが悔しいぜ……)」
友「お前の責任だ」
男「……うん、それは分かってる」
友「ああ、俺はさっぱりわからんがそれだけは分かる」
男「なんでさっきから棒読みなんだ?」
友「ちょっと風邪気味でな」
男「そうか。体調には気をつけろよ?」
友「お前の頭も大丈夫だよな」
男「少なくともお前よりは成績が良い」
友「(反論できないのが悔しいぜ……)」
男「っと、そろそろ昼休み終わりだな」
友「ああ、まじか。お前の相談に乗ったせいだぞ!」
友「貸ね」
男「わーったよ……」
友「ジュース一本、パン一個」
男「分かったから、席戻って」
友「オーケー」
友「ああ、まじか。お前の相談に乗ったせいだぞ!」
友「貸ね」
男「わーったよ……」
友「ジュース一本、パン一個」
男「分かったから、席戻って」
友「オーケー」
放課後
男「(とうとう幼は、来なかった)」
男「(友にも言われたことだし、幼の家に行くとしよう)」
男「(さてと……)」
後輩「あっ、先輩」
男「ああ、後輩か。どうした?」
後輩「いえいえ、顔を見たので話しかけただけですよ」
男「退屈なんだなぁ、このこのっ」
後輩「あぅーっ! ほっぺたつまむのはやめてくださいっ!」
男「(とうとう幼は、来なかった)」
男「(友にも言われたことだし、幼の家に行くとしよう)」
男「(さてと……)」
後輩「あっ、先輩」
男「ああ、後輩か。どうした?」
後輩「いえいえ、顔を見たので話しかけただけですよ」
男「退屈なんだなぁ、このこのっ」
後輩「あぅーっ! ほっぺたつまむのはやめてくださいっ!」
顔を見たので ×
先輩を見かけたので ○
脳内変換よろしくお願いします。ミスりました。
先輩を見かけたので ○
脳内変換よろしくお願いします。ミスりました。
男「部活は?」
後輩「これからですっ」
男「おう。がんばれよ」
後輩「先輩は?」
男「んーっと、家に帰る」
後輩「そうですか。んー、先輩の家に一度遊びに行ってみたいですねぇ」
男「機会があったらな。うち、親が仕事で帰りが夜遅くなんだ」
男「流石に女の子二人っきりってのは……」
男「(……まあ、幼は例外として)」
後輩「私は……、別に気にしませんけど」
後輩「これからですっ」
男「おう。がんばれよ」
後輩「先輩は?」
男「んーっと、家に帰る」
後輩「そうですか。んー、先輩の家に一度遊びに行ってみたいですねぇ」
男「機会があったらな。うち、親が仕事で帰りが夜遅くなんだ」
男「流石に女の子二人っきりってのは……」
男「(……まあ、幼は例外として)」
後輩「私は……、別に気にしませんけど」
男「気にしないって、俺が気にするからさ」
後輩「どうしてですかー?」
男「そりゃ……、な」
男「まあ、いろいろ事情があるんだ」
後輩「ふぅーん。ま、いいですけど」
後輩「休日とかならいいですよね?」
男「ああ、それなら」
後輩「えへへ、やった」
後輩「どうしてですかー?」
男「そりゃ……、な」
男「まあ、いろいろ事情があるんだ」
後輩「ふぅーん。ま、いいですけど」
後輩「休日とかならいいですよね?」
男「ああ、それなら」
後輩「えへへ、やった」
後輩「それじゃあ……」
男「あっ、後輩」
後輩「なんです?」
男「頬っぺた。なんか、埃みたいのがついてるよ」
後輩「ええっ!?」
男「ほら、ハンカチ」
後輩「あっ、ちょっ、自分でできますって!!」
男「まあまあ、すぐすむから」
後輩「~~~っ!!」
男「よし、とれた」
男「あっ、後輩」
後輩「なんです?」
男「頬っぺた。なんか、埃みたいのがついてるよ」
後輩「ええっ!?」
男「ほら、ハンカチ」
後輩「あっ、ちょっ、自分でできますって!!」
男「まあまあ、すぐすむから」
後輩「~~~っ!!」
男「よし、とれた」
後輩「……バカ」
男「馬鹿で結構」
後輩「うそっ、聞こえてました!?」
男「まあな」
男「先輩を馬鹿呼ばわりするのはよくないぞ」
男「それじゃ、急ぎの用があるから帰る」
後輩「……は、はぁい」
男「馬鹿で結構」
後輩「うそっ、聞こえてました!?」
男「まあな」
男「先輩を馬鹿呼ばわりするのはよくないぞ」
男「それじゃ、急ぎの用があるから帰る」
後輩「……は、はぁい」
どうしよう。本格的に眠くなってきました。
ストックないので、寝ぼけ頭で書くのが厳しい。
ストックないので、寝ぼけ頭で書くのが厳しい。
幼の家
男「……」ピンポーン
男「……」
男「……」ピンポーン
ガチャ
幼「っ、男……っ!?」
男「おう」
幼「ご、ごめん。調子、悪いから……」
男「まあ、待てって」
男「……」ピンポーン
男「……」
男「……」ピンポーン
ガチャ
幼「っ、男……っ!?」
男「おう」
幼「ご、ごめん。調子、悪いから……」
男「まあ、待てって」
幼「…………」
男「少しくらい、いいだろ」
幼「……強引」
男「なんとでも言え。おじゃましまーす」
幼「……男」
男「んー?」
幼「怒ってないの……?」
男「(何が?)」
男「(とはさすがに聞き返せなかった……)」
男「少しくらい、いいだろ」
幼「……強引」
男「なんとでも言え。おじゃましまーす」
幼「……男」
男「んー?」
幼「怒ってないの……?」
男「(何が?)」
男「(とはさすがに聞き返せなかった……)」
男「(まあ怒ってないのは事実だし……)」
男「別に」
幼「……どうして」
男「あーもう! 幼らしくないっ!」
幼「ひゃっ」
男「ほらシャキッと。いつものクールさはどこへ行った」
幼「……だって」
男「ん?」
男「別に」
幼「……どうして」
男「あーもう! 幼らしくないっ!」
幼「ひゃっ」
男「ほらシャキッと。いつものクールさはどこへ行った」
幼「……だって」
男「ん?」
幼「……ううん、なんでもない」
男「……そっか。ところで、腹減ったか?」
幼「別に、減ってない」
男「そうかそうか。じゃあ、ゲームでもするか?」
幼「……いい」
男「うん。じゃあ、適当にゴロゴロ」
幼「しない」
男「(な、なんかいきなり冷たくなったぞこいつ……!?)」
男「……そっか。ところで、腹減ったか?」
幼「別に、減ってない」
男「そうかそうか。じゃあ、ゲームでもするか?」
幼「……いい」
男「うん。じゃあ、適当にゴロゴロ」
幼「しない」
男「(な、なんかいきなり冷たくなったぞこいつ……!?)」
男「……まあいいか」
幼「……ねえ、男」
男「うん?」
幼「……男は、好きな人、いる?」
男「…………」
男「いるけど」
幼「……っ」
幼「そっか、そうだよね」
幼「……ねえ、男」
男「うん?」
幼「……男は、好きな人、いる?」
男「…………」
男「いるけど」
幼「……っ」
幼「そっか、そうだよね」
男「……なあ、幼。俺、お前に何か悪いことしたかな」
幼「……え」
男「いや、お前……。やっぱ、辛そうな顔してるから」
幼「…………」
幼「別に、なんでもない」
男「………」
男「そうか」
男「(嫌われたな、俺)」
男「(……はあ。しつこい男は嫌いってことか)」
幼「……え」
男「いや、お前……。やっぱ、辛そうな顔してるから」
幼「…………」
幼「別に、なんでもない」
男「………」
男「そうか」
男「(嫌われたな、俺)」
男「(……はあ。しつこい男は嫌いってことか)」
男「(……ここで好きな人は幼でした、といえたらどれほど楽なことか)」
男「(ま、そういうわけにもいかないか)」
男「(……長い間ずっと一緒にいたから、信用されているとは思っていたんだけど)」
男「(……そうか)」
男「勘違いか」
幼「え?」
男「いや、幼はいつも通りだった、と思って」
男「俺が勝手に勘違いしてただけだ。悪い」
幼「別に……」
男「(ま、そういうわけにもいかないか)」
男「(……長い間ずっと一緒にいたから、信用されているとは思っていたんだけど)」
男「(……そうか)」
男「勘違いか」
幼「え?」
男「いや、幼はいつも通りだった、と思って」
男「俺が勝手に勘違いしてただけだ。悪い」
幼「別に……」
男「うん。身体は大切にな」
幼「言われなくてもわかってるよ…」
男「おう。じゃあ、元気で」
幼「もう、帰るの……?」
男「あんまり長居したら悪いだろ」
男「俺の家と違って、お前の家は親がいるんだから」
幼「そうよね……、うん。バイバイ」
男「ああ」
ガチャ
幼「言われなくてもわかってるよ…」
男「おう。じゃあ、元気で」
幼「もう、帰るの……?」
男「あんまり長居したら悪いだろ」
男「俺の家と違って、お前の家は親がいるんだから」
幼「そうよね……、うん。バイバイ」
男「ああ」
ガチャ
男「……失恋かな」
男「(早計だとは思うけど……、)」
男「(いっそそうとってしまった方が、楽かもしれない)」
男「(はぁ……)」
ピリリリ、
男「っと、マナーモードにし忘れてた」
男「はいもしもし」
後輩『あっ、せ、先輩ですかっ?』
男「はい。先輩です」
男「(早計だとは思うけど……、)」
男「(いっそそうとってしまった方が、楽かもしれない)」
男「(はぁ……)」
ピリリリ、
男「っと、マナーモードにし忘れてた」
男「はいもしもし」
後輩『あっ、せ、先輩ですかっ?』
男「はい。先輩です」
先輩『そのう……、明日。話があるのでっ!』
先輩『放課後、屋上に、よろしいですか?』
男「話? うん、まあ構わないよ」
男「にしても、屋上?」
先輩『は、はい』
男「何か、相談? 人に聞かれたらまずいこと?」
先輩『おおむね、その通り、です』
男「はは、信頼されてるなぁ俺」
男「……わかった」
男「また、明日」
先輩『はっ、はい』
プチ
先輩『放課後、屋上に、よろしいですか?』
男「話? うん、まあ構わないよ」
男「にしても、屋上?」
先輩『は、はい』
男「何か、相談? 人に聞かれたらまずいこと?」
先輩『おおむね、その通り、です』
男「はは、信頼されてるなぁ俺」
男「……わかった」
男「また、明日」
先輩『はっ、はい』
プチ
次の日
友「だるそうな顔してるな、どうした?」
男「んー。当たって砕けた」
友「へ?」
男「ほら、幼のこと」
男「昨日、家にお邪魔したんだけど」
友「砕けたとは」
男「まあ、振られたんだよ」
男「直には言われてないが、信用はないようだ」
友「そんな馬鹿な」
友「だるそうな顔してるな、どうした?」
男「んー。当たって砕けた」
友「へ?」
男「ほら、幼のこと」
男「昨日、家にお邪魔したんだけど」
友「砕けたとは」
男「まあ、振られたんだよ」
男「直には言われてないが、信用はないようだ」
友「そんな馬鹿な」
友「…………」
友「まあ、元気出せ」
友「まだ完全に振られたわけじゃないんだろ?」
男「……まあ、そうだけど」
友「(確かに今日の幼ちゃんと男、ギクシャクしてたな)」
友「(まさか、その原因がこんなことだとは)」
友「(……鈍感な男の勘違いだといいのだが」
男「はあ」
友「まあ、元気出せ」
友「まだ完全に振られたわけじゃないんだろ?」
男「……まあ、そうだけど」
友「(確かに今日の幼ちゃんと男、ギクシャクしてたな)」
友「(まさか、その原因がこんなことだとは)」
友「(……鈍感な男の勘違いだといいのだが」
男「はあ」
放課後
男「(そういえば、後輩に相談があるから屋上に来てと言われてたっけ)」
男「……行くか」
男「……」
男「(……ん)」
男「……?」
男「(今、視線を感じた気が……)」
男「気のせいか……」
幼「……男」
男「(そういえば、後輩に相談があるから屋上に来てと言われてたっけ)」
男「……行くか」
男「……」
男「(……ん)」
男「……?」
男「(今、視線を感じた気が……)」
男「気のせいか……」
幼「……男」
屋上
後輩「せ、先輩っ」
男「悪い。待たせた」
後輩「いえ、そんなに待ってはいませんよ」
男「……ん。それで、話って」
後輩「あ、あのっ、そのう……」
男「うん」
後輩「な、なんと言ったら……」
男「落ち着いて。ゆっくり聞くから」
後輩「せ、先輩っ」
男「悪い。待たせた」
後輩「いえ、そんなに待ってはいませんよ」
男「……ん。それで、話って」
後輩「あ、あのっ、そのう……」
男「うん」
後輩「な、なんと言ったら……」
男「落ち着いて。ゆっくり聞くから」
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