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元スレ理樹「小毬さんが困り果ててる」
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学校・廊下――
小毬「うーん、うーん……」
理樹「小毬さん、どうしたの?」
小毬「ふえ? あ……理樹君」
理樹「困ってるみたいだけど、僕で良かったら手伝うよ」
小毬「ほ、ほんと!? うあーん、助かったよ~」
理樹「あはは……。それで、何でそんなに困り果ててたの?」
小毬「実は……すけるとんうさぎさんシールを落としちゃって~」
理樹(うわぁ、骨が折れそうだなあ)
小毬「うーん、うーん……」
理樹「小毬さん、どうしたの?」
小毬「ふえ? あ……理樹君」
理樹「困ってるみたいだけど、僕で良かったら手伝うよ」
小毬「ほ、ほんと!? うあーん、助かったよ~」
理樹「あはは……。それで、何でそんなに困り果ててたの?」
小毬「実は……すけるとんうさぎさんシールを落としちゃって~」
理樹(うわぁ、骨が折れそうだなあ)
数分後――
理樹「ん……これかな」
小毬「わあ! それだよー、ありがとう~」
理樹「早く見つけられて良かったよ、はい」
小毬「あ……」
理樹「……?」
小毬「……あ、ありがとう、理樹君……」
小毬「お礼に、今度お菓子持ってくるねっ。それじゃあ……」
理樹「う、うん」
理樹(……何だろう今の間は)
理樹「ん……これかな」
小毬「わあ! それだよー、ありがとう~」
理樹「早く見つけられて良かったよ、はい」
小毬「あ……」
理樹「……?」
小毬「……あ、ありがとう、理樹君……」
小毬「お礼に、今度お菓子持ってくるねっ。それじゃあ……」
理樹「う、うん」
理樹(……何だろう今の間は)
恭介「よう、理樹」
理樹「恭介。また遊びに来たの?」
恭介「そのつもりだったが……」
恭介「理樹、青春してるじゃねえか。隅に置けないな、このこのっ」
理樹「な、何のこと?」
恭介「たった今、小毬と仲良くおてて触れ合ってたじゃねえか」
理樹「ぶっ」
理樹「恭介。また遊びに来たの?」
恭介「そのつもりだったが……」
恭介「理樹、青春してるじゃねえか。隅に置けないな、このこのっ」
理樹「な、何のこと?」
恭介「たった今、小毬と仲良くおてて触れ合ってたじゃねえか」
理樹「ぶっ」
理樹「ご、誤解だよ」
恭介「誤解なもんか。小毬の奴、顔を赤らめてたぞ」
理樹「ええ……ちょっと無神経だったかな」
恭介「それで良いんだよ。ただ、あそこでお前も恥ずかしがってりゃ満点だったが」
理樹「どういう意味だよ」
恭介「そういう意味だ」
理樹「もう……からかわないでよ」
理樹「ほら、もう予鈴も鳴るし早く帰らないと欠席だよ」
恭介「へーへー。んじゃまた放課後な」
恭介(……小毬も、隅に置けないな)
恭介「誤解なもんか。小毬の奴、顔を赤らめてたぞ」
理樹「ええ……ちょっと無神経だったかな」
恭介「それで良いんだよ。ただ、あそこでお前も恥ずかしがってりゃ満点だったが」
理樹「どういう意味だよ」
恭介「そういう意味だ」
理樹「もう……からかわないでよ」
理樹「ほら、もう予鈴も鳴るし早く帰らないと欠席だよ」
恭介「へーへー。んじゃまた放課後な」
恭介(……小毬も、隅に置けないな)
放課後・グラウンド――
恭介「ライトォ!」
葉留佳「はるちんうまいっ!」
恭介「ファースト、能美!」
クド「お任せくださいっ、わふー!」
恭介「よし、ラストだ! 小毬!」
小毬「ふえー……」
恭介「!?」
鈴「こ、こまりちゃんあぶなっ……」
小毬「……え?」
小毬「はうっ!?」
理樹「こ、小毬さんっ!?」
恭介「ライトォ!」
葉留佳「はるちんうまいっ!」
恭介「ファースト、能美!」
クド「お任せくださいっ、わふー!」
恭介「よし、ラストだ! 小毬!」
小毬「ふえー……」
恭介「!?」
鈴「こ、こまりちゃんあぶなっ……」
小毬「……え?」
小毬「はうっ!?」
理樹「こ、小毬さんっ!?」
美魚「……大事には至っていませんね」
理樹「顔に思いっきり跡がついてるけどね……」
小毬「うああーん……みんな、心配かけてごめんなさい~」
恭介「頼むからボールから目を離さないでくれよ。危険だからな」
小毬「うん……気をつけます……」
恭介「……」
恭介(ボールが当たる直前……小毬が目を向けていたのは……)
鈴「こまりちゃん、だいじょーぶか?」
小毬「ちょっと痛いけど、なんとか……」
恭介(うーむ……)
理樹「顔に思いっきり跡がついてるけどね……」
小毬「うああーん……みんな、心配かけてごめんなさい~」
恭介「頼むからボールから目を離さないでくれよ。危険だからな」
小毬「うん……気をつけます……」
恭介「……」
恭介(ボールが当たる直前……小毬が目を向けていたのは……)
鈴「こまりちゃん、だいじょーぶか?」
小毬「ちょっと痛いけど、なんとか……」
恭介(うーむ……)
恭介「鈴。小毬を部屋まで送って行け」
鈴「分かった。行こう、こまりちゃん」
小毬「あ、ありがとー……」
クド「小毬さん、本当に大丈夫でしょうか……?」
来ヶ谷「問題なかろう。度々、理樹君がボールを直撃させて鍛えられているしな」
美魚「おやつの時間に狙い撃ちですからね」
理樹「う……わ、わざとじゃないんだ……」
理樹「……? 恭介、どうかしたの?」
恭介「ちょっと気になる点がある。理樹、晩飯の後に時間を空けておいてくれ」
鈴「分かった。行こう、こまりちゃん」
小毬「あ、ありがとー……」
クド「小毬さん、本当に大丈夫でしょうか……?」
来ヶ谷「問題なかろう。度々、理樹君がボールを直撃させて鍛えられているしな」
美魚「おやつの時間に狙い撃ちですからね」
理樹「う……わ、わざとじゃないんだ……」
理樹「……? 恭介、どうかしたの?」
恭介「ちょっと気になる点がある。理樹、晩飯の後に時間を空けておいてくれ」
夕食後・理樹と真人の部屋――
理樹「恭介、何が引っかかるっていうのさ」
恭介「ああ、小毬についてなんだが」
理樹「今日のエラー? 確かに小毬さんにしては不注意だったけど」
恭介「それもあるが……」
恭介「……様子がおかしいな」
理樹「え……?」
理樹「恭介、何が引っかかるっていうのさ」
恭介「ああ、小毬についてなんだが」
理樹「今日のエラー? 確かに小毬さんにしては不注意だったけど」
恭介「それもあるが……」
恭介「……様子がおかしいな」
理樹「え……?」
恭介「練習前に、廊下でのやり取りがあっただろ」
理樹「落とし物を拾ったアレ……?」
恭介「ああ。あの時、間近にいた理樹は何か感じなかったか」
理樹「ん……確かに、いつにも増して反応が遅かったというか」
恭介「やっぱりな」
理樹「……何かあったのかな」
恭介「分からんが……その可能性は否定出来ないな」
理樹「うーん……心配になってきた」
恭介(……)
理樹「落とし物を拾ったアレ……?」
恭介「ああ。あの時、間近にいた理樹は何か感じなかったか」
理樹「ん……確かに、いつにも増して反応が遅かったというか」
恭介「やっぱりな」
理樹「……何かあったのかな」
恭介「分からんが……その可能性は否定出来ないな」
理樹「うーん……心配になってきた」
恭介(……)
恭介「理樹、ミッションを言い渡す」
理樹「え?」
恭介「『小毬の不調を調査せよ』」
理樹「……!」
恭介「お前には、造作もないミッションかな」
理樹「……そんな簡単にいかないよ」
理樹「え?」
恭介「『小毬の不調を調査せよ』」
理樹「……!」
恭介「お前には、造作もないミッションかな」
理樹「……そんな簡単にいかないよ」
恭介「ま、妙だったのはこの二件だけだ。俺の思い過ごしという可能性が一番高いだろうが……」
理樹「でも、何かあるかもしれない。でしょ?」
恭介「その通りだ。やはり次期リーダーはお前しかいないな」
理樹「買い被らないでよ。ただ、僕も気になるし調べてみる」
恭介「……ああ。頼んだぞ」
恭介(……小毬が本調子でないとバスターズ全体の士気に関わるしな……)
恭介(……どうなるかな)
理樹「でも、何かあるかもしれない。でしょ?」
恭介「その通りだ。やはり次期リーダーはお前しかいないな」
理樹「買い被らないでよ。ただ、僕も気になるし調べてみる」
恭介「……ああ。頼んだぞ」
恭介(……小毬が本調子でないとバスターズ全体の士気に関わるしな……)
恭介(……どうなるかな)
翌日・教室――
理樹(他の女の子に、最近の小毬さんの様子を訊いてみようか……)
理樹(……いや、不審に思われて事が大きくなるのはダメかな)
理樹(ここは僕だけで頑張ろう……)
小毬「今日はね、マドレーヌ持って来たんだー」
クド「わふーっ、とても美味しそうなのです!」
理樹(……こうして見るといつも通りの小毬さんにしか見えないけど)
理樹(……うーん)
理樹(そうだ、久しぶりに屋上に行ってみようかな)
理樹(他の女の子に、最近の小毬さんの様子を訊いてみようか……)
理樹(……いや、不審に思われて事が大きくなるのはダメかな)
理樹(ここは僕だけで頑張ろう……)
小毬「今日はね、マドレーヌ持って来たんだー」
クド「わふーっ、とても美味しそうなのです!」
理樹(……こうして見るといつも通りの小毬さんにしか見えないけど)
理樹(……うーん)
理樹(そうだ、久しぶりに屋上に行ってみようかな)
小毬ちゃんがメインのまともなSS初めて見た気がする
これで心置きなく春アニメにいける
こまりまっくす~
これで心置きなく春アニメにいける
こまりまっくす~
昼休み・屋上――
理樹「小毬さーん、いるー?」
小毬「ふえええっ!? こまりはいませええんっ」
理樹「自分で言っちゃダメだよ小毬さん」
小毬「り……理樹君! 先生かと思ったよー……」
理樹「ここに来るのは久しぶりだなぁ、よいしょっと」
小毬「えへへ……そうだねー」
理樹(さりげなく横目でチェック……)
小毬「ふんふんふ~ん、お菓子ー、お菓子はー……」
理樹(……今日のぱんつはチェック……?)
理樹(……って、僕は一体何見てるんだっ)
理樹「小毬さーん、いるー?」
小毬「ふえええっ!? こまりはいませええんっ」
理樹「自分で言っちゃダメだよ小毬さん」
小毬「り……理樹君! 先生かと思ったよー……」
理樹「ここに来るのは久しぶりだなぁ、よいしょっと」
小毬「えへへ……そうだねー」
理樹(さりげなく横目でチェック……)
小毬「ふんふんふ~ん、お菓子ー、お菓子はー……」
理樹(……今日のぱんつはチェック……?)
理樹(……って、僕は一体何見てるんだっ)
理樹「いや小毬さん……そんな四つん這いでおしりフリフリしてるとさ」
小毬「ふえ?」
理樹「その……あれが……」
小毬「…………」
小毬「う、うわああーーんっ! ま、また恥ずかしいとこ見られたああーっ!!」
理樹(もう少し、周囲に注意を払ってもらいたいな……)
理樹(いや……それくらい、僕と打ち解けてるってことか?)
理樹(それとも、単に僕が人畜無害な人間と思われてるだけ……?)
理樹(ん……ていうか、これは小毬さんの不調と関連あるのだろうか……)
理樹(分からない……)
小毬「ふえ?」
理樹「その……あれが……」
小毬「…………」
小毬「う、うわああーーんっ! ま、また恥ずかしいとこ見られたああーっ!!」
理樹(もう少し、周囲に注意を払ってもらいたいな……)
理樹(いや……それくらい、僕と打ち解けてるってことか?)
理樹(それとも、単に僕が人畜無害な人間と思われてるだけ……?)
理樹(ん……ていうか、これは小毬さんの不調と関連あるのだろうか……)
理樹(分からない……)
理樹「昨日の怪我は大丈夫?」
小毬「怪我? うん、平気だよー」
理樹「それなら良いけど。注意しなきゃダメだよ、心配したんだから」
小毬「ふぇっ」
理樹「え?」
小毬「なな……なんでもない、ですっ」
小毬「……ほわぁん」
理樹(……また反応がおかしくなった)
小毬「怪我? うん、平気だよー」
理樹「それなら良いけど。注意しなきゃダメだよ、心配したんだから」
小毬「ふぇっ」
理樹「え?」
小毬「なな……なんでもない、ですっ」
小毬「……ほわぁん」
理樹(……また反応がおかしくなった)
理樹(今朝から小毬さんを見ていても特に異変はなかった)
理樹(けど、たった今。小毬さんの調子の変化は……)
理樹(……昨日のことも踏まえて原因を考えると)
理樹(……僕、か?)
理樹(恭介が言うには、手を触れたら顔が紅潮したとか……)
理樹「小毬さん、ちょっといいかな」
小毬「ふえ? なに、理樹君」
理樹(ぎゅっと)
小毬「ほわあああああーーーっっ!!?」
理樹(けど、たった今。小毬さんの調子の変化は……)
理樹(……昨日のことも踏まえて原因を考えると)
理樹(……僕、か?)
理樹(恭介が言うには、手を触れたら顔が紅潮したとか……)
理樹「小毬さん、ちょっといいかな」
小毬「ふえ? なに、理樹君」
理樹(ぎゅっと)
小毬「ほわあああああーーーっっ!!?」
マイフェイバリット西園さんはこまりさんのふたなり化を希望してます
小毬「理樹君っ……手に、な、なにかありましたかっ!?」
理樹「いや、何ていうか……握ってみたくなった」
小毬「そ、そっかー。それならしょうがないね……」
小毬「……」
小毬「やっぱりしょうがなくないいぃーーっ!?」
理樹「う……。そうだよね……急にゴメン」
小毬「う、うん……」
小毬「あ、でもちょっと嬉しかったり……」
理樹「え」
小毬「わわっ、そうじゃなくてっ!」
理樹「いや、何ていうか……握ってみたくなった」
小毬「そ、そっかー。それならしょうがないね……」
小毬「……」
小毬「やっぱりしょうがなくないいぃーーっ!?」
理樹「う……。そうだよね……急にゴメン」
小毬「う、うん……」
小毬「あ、でもちょっと嬉しかったり……」
理樹「え」
小毬「わわっ、そうじゃなくてっ!」
理樹(あまり迷惑がってない……むしろ嬉しがってるとなると)
理樹(……僕に好意を持ってるとか?)
理樹(なんて短絡的過ぎかな。思い上がりも甚だしい、とにかくもう少し探ろう)
小毬「そ、そうだ。昨日のお礼、まだだったから」
理樹「ああ……別にあれくらいいいのに」
小毬「ううん、きちんとお返ししなくちゃめっ! なのです」
理樹「律儀だなあ」
理樹(……僕に好意を持ってるとか?)
理樹(なんて短絡的過ぎかな。思い上がりも甚だしい、とにかくもう少し探ろう)
小毬「そ、そうだ。昨日のお礼、まだだったから」
理樹「ああ……別にあれくらいいいのに」
小毬「ううん、きちんとお返ししなくちゃめっ! なのです」
理樹「律儀だなあ」
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