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元スレ灼「この世界中の誰よりも、私は赤土晴絵を愛してるから」
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菫「やっぱりお前たちか!」
照「菫!」
淡「わーい! 久っしぶりスミレー!」
菫「全く、相変わらずだなお前たちは」
仕方がない奴らだ、と菫は言う。
言葉とは裏腹に、明らかな親しみの情愛を込めて。
照「いきなり押しかけてごめん、忙しかったよね」
淡「だけど私達も時間があんまりなくてさー」
菫「何、忙しいは忙しいが、少しくらいの時間なら作ってやるさ。何よりも、お前たちが会いに来てくれたんだからな」
照「菫!」
淡「わーい! 久っしぶりスミレー!」
菫「全く、相変わらずだなお前たちは」
仕方がない奴らだ、と菫は言う。
言葉とは裏腹に、明らかな親しみの情愛を込めて。
照「いきなり押しかけてごめん、忙しかったよね」
淡「だけど私達も時間があんまりなくてさー」
菫「何、忙しいは忙しいが、少しくらいの時間なら作ってやるさ。何よりも、お前たちが会いに来てくれたんだからな」
照「ありがとう。菫はやっぱり優しいね」
淡「部長は社会人になっても部長なんだからね」
菫「ほっとけ。人の性分はそうそう変わらないんだ」
菫「ああ、それと遅れてたな。優勝おめでとう。かつてのチームメイトとして誉高いぞ」
淡「とーぜんだよ! しずにテルーにサッキーに私がいたんだよ? 世界なんて相手にもならなかったもん!」
菫「淡が振り込んだせいで一時は最下位になってたじゃないか、日本チーム」
淡「うぐっ……そ、その後倍にして返したもん!」
照「ふふっ……」
淡「部長は社会人になっても部長なんだからね」
菫「ほっとけ。人の性分はそうそう変わらないんだ」
菫「ああ、それと遅れてたな。優勝おめでとう。かつてのチームメイトとして誉高いぞ」
淡「とーぜんだよ! しずにテルーにサッキーに私がいたんだよ? 世界なんて相手にもならなかったもん!」
菫「淡が振り込んだせいで一時は最下位になってたじゃないか、日本チーム」
淡「うぐっ……そ、その後倍にして返したもん!」
照「ふふっ……」
このどんな場違いでも無理やり小走先輩をねじ込む感覚は……リー棒の人か
菫「……懐かしいな。あのインターハイがも10年も前のことか」
照「今じゃ、あの時の虎姫も麻雀を仕事にして続けているのは私と淡だけで、ちょっと寂しいよ」
淡「亦野先輩は世界でバスプロとして世界を駆け回ってるし、たかみ先輩はお茶の農園を経営してるし」
菫「みんな自分の道を見つけたんだ。それに麻雀を止めたわけでもない。
私や尭深や亦野も社会人麻雀チームで打っているよ。仕事が忙しくてなかなか専念出来ないけどな」
照「そうだね……みんな、どんな道を歩いていても麻雀のことは忘れてない」
淡「それだけで、なんか嬉しくなるよね」
菫「そうだ、今日は仕事を早めに終わらせるから、今晩久しぶりに麻雀を打とう。
シャープシュータースミレの鷹の目は未だに健在だということを見せてやる」
照「いいね、それ」
淡「うん!」
淡「きっと、いい思い出になるよ!」
照「今じゃ、あの時の虎姫も麻雀を仕事にして続けているのは私と淡だけで、ちょっと寂しいよ」
淡「亦野先輩は世界でバスプロとして世界を駆け回ってるし、たかみ先輩はお茶の農園を経営してるし」
菫「みんな自分の道を見つけたんだ。それに麻雀を止めたわけでもない。
私や尭深や亦野も社会人麻雀チームで打っているよ。仕事が忙しくてなかなか専念出来ないけどな」
照「そうだね……みんな、どんな道を歩いていても麻雀のことは忘れてない」
淡「それだけで、なんか嬉しくなるよね」
菫「そうだ、今日は仕事を早めに終わらせるから、今晩久しぶりに麻雀を打とう。
シャープシュータースミレの鷹の目は未だに健在だということを見せてやる」
照「いいね、それ」
淡「うん!」
淡「きっと、いい思い出になるよ!」
――再び奈良 松実旅館
玄「世界のーおもちはーどうだったのー、しずちゃん……むにゃむにゃ」
宥「ひさしぶりにー、みんなと集まれて、あったかーい……むにゅ」
憧「しずー、いい加減に私と結婚しろー……ぐふふ」
灼「羽目を外しすぎだよ、3人とも……」
そこはまさしく女性たちの極楽浄土、あるいは地獄絵図とも言う。
床に散らばった一升瓶の数はかぎりなく、テーブルの上はおつまみや麻雀牌が散乱していた。
完全に酔っ払いと化した3人をせっせと灼は仕方ないなぁと苦笑しつつも介抱していたが――。
灼「……あれ? はるちゃんと穏乃がいない……?」
松実旅館の中央に位置する池の前に、2人は居た。
方や神妙な趣で、方や嬉しいのか悲しいのかわからないといったような様子だった。
晴絵「そっか……ついに、小鍛治健夜と打つんだな……」
穏乃「……はい」
玄「世界のーおもちはーどうだったのー、しずちゃん……むにゃむにゃ」
宥「ひさしぶりにー、みんなと集まれて、あったかーい……むにゅ」
憧「しずー、いい加減に私と結婚しろー……ぐふふ」
灼「羽目を外しすぎだよ、3人とも……」
そこはまさしく女性たちの極楽浄土、あるいは地獄絵図とも言う。
床に散らばった一升瓶の数はかぎりなく、テーブルの上はおつまみや麻雀牌が散乱していた。
完全に酔っ払いと化した3人をせっせと灼は仕方ないなぁと苦笑しつつも介抱していたが――。
灼「……あれ? はるちゃんと穏乃がいない……?」
松実旅館の中央に位置する池の前に、2人は居た。
方や神妙な趣で、方や嬉しいのか悲しいのかわからないといったような様子だった。
晴絵「そっか……ついに、小鍛治健夜と打つんだな……」
穏乃「……はい」
晴絵「……お前たちは、すでに私よりも遙かに強い」
穏乃「そんなこと、ないですよ。赤土先生は、いつだって私の偉大な目標ですから」
晴絵「お世辞だとしても、そういってくれると嬉しいな……」
――その言葉を最後に、しばしの静寂が訪れた。
再び晴絵が口を開いたのは、ぽちゃんと池の鯉が跳ねた後。
晴絵「正直、私はお前たちに小鍛治健夜を倒して欲しいと思っている」
穏乃「……」
晴絵「お前たちなら出来る、お前たちならあの人を倒して――絶対の孤独から救いだせるって、信じてる」
穏乃「……」
晴絵「けど同時に、戦って欲しくないとも思っている自分がいるんだ。教え子を死地に向かわすな。
私と同じ絶望を味あわせてどうする、輝く未来がある子たちを潰してどうする――って」
穏乃「……先生」
穏乃「そんなこと、ないですよ。赤土先生は、いつだって私の偉大な目標ですから」
晴絵「お世辞だとしても、そういってくれると嬉しいな……」
――その言葉を最後に、しばしの静寂が訪れた。
再び晴絵が口を開いたのは、ぽちゃんと池の鯉が跳ねた後。
晴絵「正直、私はお前たちに小鍛治健夜を倒して欲しいと思っている」
穏乃「……」
晴絵「お前たちなら出来る、お前たちならあの人を倒して――絶対の孤独から救いだせるって、信じてる」
穏乃「……」
晴絵「けど同時に、戦って欲しくないとも思っている自分がいるんだ。教え子を死地に向かわすな。
私と同じ絶望を味あわせてどうする、輝く未来がある子たちを潰してどうする――って」
穏乃「……先生」
穏乃「……私の中にも、いくつもの違う意見をいう自分がいるんです。
小鍛治健夜を、麻雀のトップを目指しているからこそ倒せ、そして救い出せって叫ぶ私。
先生をボロボロにした小鍛治健夜に私が勝てるわけがない、止めておけって叫ぶ私。
先生をボロボロにした小鍛治健夜を許すな、叩きのめして謝らせろって叫ぶ私。いろんな私が、いろんなことを、私に問いかけてくる」
晴絵「それは当然のことだ。人間なんだ、ブレたっていいんだよ」
穏乃「怖いけど、それを望んでいる。恐ろしいけど、武者震いがする。
日本最強――いえ、人類最強の雀士と戦えるのが、怖くって、楽しみなんです」
晴絵「そうか。強いなぁ、穏乃は」
穏乃「……戦います。そして、勝ちます。どうか祈っていてください先生。私達の――勝利を」
晴絵「ああ。私に出来ることなんて、精々――それくらいしかないさ」
灼「……」
小鍛治健夜を、麻雀のトップを目指しているからこそ倒せ、そして救い出せって叫ぶ私。
先生をボロボロにした小鍛治健夜に私が勝てるわけがない、止めておけって叫ぶ私。
先生をボロボロにした小鍛治健夜を許すな、叩きのめして謝らせろって叫ぶ私。いろんな私が、いろんなことを、私に問いかけてくる」
晴絵「それは当然のことだ。人間なんだ、ブレたっていいんだよ」
穏乃「怖いけど、それを望んでいる。恐ろしいけど、武者震いがする。
日本最強――いえ、人類最強の雀士と戦えるのが、怖くって、楽しみなんです」
晴絵「そうか。強いなぁ、穏乃は」
穏乃「……戦います。そして、勝ちます。どうか祈っていてください先生。私達の――勝利を」
晴絵「ああ。私に出来ることなんて、精々――それくらいしかないさ」
灼「……」
灼「はるちゃん」
晴絵「聞き耳は良くないぞ、灼」
灼「穏乃を止めなくて、いいの?」
晴絵「……止められないよ。穏乃はもう決心してるから」
灼「……っ! 勝てっこないよ! いくら日本チームが全員で小鍛治プロにかかったって! 勝てるわけない! はるちゃんですら! はるちゃんですら――!」
灼「あいつと戦ったせいでボロボロになって! もう余命は数年だってお医者さんに言われたんじゃない!」
晴絵「――」
ダムが決壊したかのような灼の涙を、晴絵は静かに拭う。
小鍛治健夜との二度の戦いは、赤土晴絵の体を完膚なきまでに壊してしまっていた。
余命わずかなんて、医者に言われなくてもわかっていた。自分の体のことは、自分が一番良く知っているのだから。
晴絵「聞き耳は良くないぞ、灼」
灼「穏乃を止めなくて、いいの?」
晴絵「……止められないよ。穏乃はもう決心してるから」
灼「……っ! 勝てっこないよ! いくら日本チームが全員で小鍛治プロにかかったって! 勝てるわけない! はるちゃんですら! はるちゃんですら――!」
灼「あいつと戦ったせいでボロボロになって! もう余命は数年だってお医者さんに言われたんじゃない!」
晴絵「――」
ダムが決壊したかのような灼の涙を、晴絵は静かに拭う。
小鍛治健夜との二度の戦いは、赤土晴絵の体を完膚なきまでに壊してしまっていた。
余命わずかなんて、医者に言われなくてもわかっていた。自分の体のことは、自分が一番良く知っているのだから。
灼「いいよ……本当の最強なんて……あんな化け物を相手にしなくても、穏乃達は普通の人間の中で、ちゃんと最強なんだよ……。
嫌だよぉ! 穏乃達がはるちゃんみたいにボロボロになったりしたら……! 私は、私は……!」
晴絵「灼……」
灼「うっ、ううぅ……私は、出来れば止めたいよ。やめさせたいよ……」
ぎゅっと、震える灼を晴絵は優しく抱きとめた。
細く華奢になってしまった晴絵の体。それでも温もりは暖かく灼に伝わった。
灼「それでも……止めても、無理なら私ははるちゃんと一緒に穏乃達の無事を祈るしかない」
晴絵「一緒に祈ろう。穏乃達が無事に帰ってくるようにって」
灼「……ねぇはるちゃん。はるちゃんは、もう一度、戦いに言ったりしないよね? そんなこと、しないよね」
晴絵「しないよ。後の余命は阿知賀でゆっくり過ごすって決めてる。さすがに、もうコリゴリだよ」
灼「絶対だよ! 約束だよ!」
晴絵「……ああ、約束だ」
晴絵「――約束、するとも」
嫌だよぉ! 穏乃達がはるちゃんみたいにボロボロになったりしたら……! 私は、私は……!」
晴絵「灼……」
灼「うっ、ううぅ……私は、出来れば止めたいよ。やめさせたいよ……」
ぎゅっと、震える灼を晴絵は優しく抱きとめた。
細く華奢になってしまった晴絵の体。それでも温もりは暖かく灼に伝わった。
灼「それでも……止めても、無理なら私ははるちゃんと一緒に穏乃達の無事を祈るしかない」
晴絵「一緒に祈ろう。穏乃達が無事に帰ってくるようにって」
灼「……ねぇはるちゃん。はるちゃんは、もう一度、戦いに言ったりしないよね? そんなこと、しないよね」
晴絵「しないよ。後の余命は阿知賀でゆっくり過ごすって決めてる。さすがに、もうコリゴリだよ」
灼「絶対だよ! 約束だよ!」
晴絵「……ああ、約束だ」
晴絵「――約束、するとも」
衣「皆の者、愛しき人に挨拶は済んだか?」
透華「引き返すなら、今のうちでしてよ」
セーラ「止めるのも勇気や。止めて引き返したりしても、誰も責めたりせえへんで」
照「正直言って、勝てる見込みはゼロに等しい」
豊音「たとえ彼女に勝てた所で、得られるものなんてただの自己満足だよー」
淡「けど、その自己満足こそが、重要なのよね」
透華「引き返すなら、今のうちでしてよ」
セーラ「止めるのも勇気や。止めて引き返したりしても、誰も責めたりせえへんで」
照「正直言って、勝てる見込みはゼロに等しい」
豊音「たとえ彼女に勝てた所で、得られるものなんてただの自己満足だよー」
淡「けど、その自己満足こそが、重要なのよね」
和「人類最強。それを世界が知らなくても、日本リーグが認めなくても」
咲「私達は知っている。知っているからこそ、小鍛治さんを倒したい。超えてみたい」
穏乃「そして――最強という孤独に囚われている雀士の仲間を、救いたい」
やえ「心配しなさんな、私は小3の頃からマメすらできない」
全員が、全員の顔を見合わせて頷いた。
準備は整っている。覚悟などとっくの昔に済ませてある。
ならば――。
「さぁ、行こうか!」
そんな、整い揃った日本チームの声が木霊する。
目指すは眼前、小鍛治健夜が待ち構えるドーム会場。
咲「私達は知っている。知っているからこそ、小鍛治さんを倒したい。超えてみたい」
穏乃「そして――最強という孤独に囚われている雀士の仲間を、救いたい」
やえ「心配しなさんな、私は小3の頃からマメすらできない」
全員が、全員の顔を見合わせて頷いた。
準備は整っている。覚悟などとっくの昔に済ませてある。
ならば――。
「さぁ、行こうか!」
そんな、整い揃った日本チームの声が木霊する。
目指すは眼前、小鍛治健夜が待ち構えるドーム会場。
さすがに今回ばかりは小走先輩がいることに違和感があり過ぎるwwwwwww
咲「――っ!」
ドーム会場に、一歩足を踏み入れただけで感じた重圧。
押しつぶされてしまいそうなほどの濃厚な殺気に似た何か。
健夜「―――まさか世界優勝メンバーが全員、来るなんて思わなかったよ」
照「小鍛治、プロ……」
中央に設置された自動卓に座っていたのは、小鍛治健夜その人だった。
健夜「いいんだね――私の麻雀は、人を壊す麻雀。それを解って、貴方達はここに来たんだね」
穏乃「はい!」
健夜「……馬鹿だよ、みんな。どうしようもなくて、救いようがない。だけど、本当に救いようのない存在は――」
少しは、楽しめるかも知れない――そんなありえない期待の為だけに、日本麻雀界の宝を壊そうとする、小鍛治健夜という化け物なんだ。
その呟きは、誰にも聞こえなかった。
ドーム会場に、一歩足を踏み入れただけで感じた重圧。
押しつぶされてしまいそうなほどの濃厚な殺気に似た何か。
健夜「―――まさか世界優勝メンバーが全員、来るなんて思わなかったよ」
照「小鍛治、プロ……」
中央に設置された自動卓に座っていたのは、小鍛治健夜その人だった。
健夜「いいんだね――私の麻雀は、人を壊す麻雀。それを解って、貴方達はここに来たんだね」
穏乃「はい!」
健夜「……馬鹿だよ、みんな。どうしようもなくて、救いようがない。だけど、本当に救いようのない存在は――」
少しは、楽しめるかも知れない――そんなありえない期待の為だけに、日本麻雀界の宝を壊そうとする、小鍛治健夜という化け物なんだ。
その呟きは、誰にも聞こえなかった。
仮に年齢制限のない大会だったとしたら
○○年代は奇跡が起きてたとか言われるレベルのメンツ
○○年代は奇跡が起きてたとか言われるレベルのメンツ
セーラ「一番手は、俺と――」
衣「衣と」
豊音「私がいくよー」
健夜「そう、貴方達が――最初の相手」
照「ルールはプロ公式。東南戦を繰り返し。ただし小鍛治プロの勝ちは、私達の全員の持ち点を無くすこと。飛んだ人から抜けていって、最後の1人になるまで打ち続ける」
健夜「そっちの勝ちは誰か1人でも私の点棒を無くすことだね――ハンデで、最初の持ち点は0点でもいいよ?」
セーラ「はっ! お断りや」
衣「同意しよう。そんなルールでは」
豊音「小鍛治プロが、楽しめないよー」
健夜「……そっか。じゃ、始めようか――」
ごくり、と固唾を飲んだ誰かの喉がなる。背に奔るは緊張と死ぬかも知れないという恐怖、そして人類最強を相手にするという武者震い。
衣「衣と」
豊音「私がいくよー」
健夜「そう、貴方達が――最初の相手」
照「ルールはプロ公式。東南戦を繰り返し。ただし小鍛治プロの勝ちは、私達の全員の持ち点を無くすこと。飛んだ人から抜けていって、最後の1人になるまで打ち続ける」
健夜「そっちの勝ちは誰か1人でも私の点棒を無くすことだね――ハンデで、最初の持ち点は0点でもいいよ?」
セーラ「はっ! お断りや」
衣「同意しよう。そんなルールでは」
豊音「小鍛治プロが、楽しめないよー」
健夜「……そっか。じゃ、始めようか――」
ごくり、と固唾を飲んだ誰かの喉がなる。背に奔るは緊張と死ぬかも知れないという恐怖、そして人類最強を相手にするという武者震い。
健夜「……サイコロ回れー」
全自動卓という、イカサマのしようがない公平の機械が親を決める。
サイコロがとまり、数字が示す親は、小鍛治健夜。
穏乃「いきなり、小鍛治プロが親っ!」
咲「頑張って、衣ちゃん、セーラさん、姉帯さん!」
照「では闘牌、開し――」
健夜「ツモ。天和国士無双――16000オール」
全自動卓という、イカサマのしようがない公平の機械が親を決める。
サイコロがとまり、数字が示す親は、小鍛治健夜。
穏乃「いきなり、小鍛治プロが親っ!」
咲「頑張って、衣ちゃん、セーラさん、姉帯さん!」
照「では闘牌、開し――」
健夜「ツモ。天和国士無双――16000オール」
セーラ「ごはっ!?」
衣「がっ!?」
豊音「うぐっ……!」
びしゃり、と雀卓を染めたのは赤い赤い真っ赤な鮮血だった。
セーラ(は、ははっ。天和は予想してたんやけど――!)
衣(よもや、上がられた時のダメージがこれほどとは……!)
豊音(内臓、何個か、潰れちゃった、かなー……)
健夜「やめるなら、今のうちだよ」
つまらなそうに、最強は告げる。
ゴミでも見るかのような虚ろな瞳を覗かせて。
セーラ「冗談、続行……やっ!」
衣「今ので、気合が乗ったというもの!」
豊音「まだまだ、負けないよー!」
健夜「……2本場」
衣「がっ!?」
豊音「うぐっ……!」
びしゃり、と雀卓を染めたのは赤い赤い真っ赤な鮮血だった。
セーラ(は、ははっ。天和は予想してたんやけど――!)
衣(よもや、上がられた時のダメージがこれほどとは……!)
豊音(内臓、何個か、潰れちゃった、かなー……)
健夜「やめるなら、今のうちだよ」
つまらなそうに、最強は告げる。
ゴミでも見るかのような虚ろな瞳を覗かせて。
セーラ「冗談、続行……やっ!」
衣「今ので、気合が乗ったというもの!」
豊音「まだまだ、負けないよー!」
健夜「……2本場」
女の子が内臓つぶしあいながら競い合うゲームの国際大会なんてしたらアカンわ・・・
すみません、点数のこと勘違いしてました。
>>82の所からやり直させてください。
>>82の所からやり直させてください。
天和スーシーホーってことは四暗刻もくっつくから144000の48000オールやろ……
健夜「……サイコロ回れー」
全自動卓という、イカサマのしようがない公平の機械が親を決める。
サイコロがとまり、数字が示す親は、小鍛治健夜。
穏乃「いきなり、小鍛治プロが親っ!」
咲「頑張って、衣ちゃん、セーラさん、姉帯さん!」
照「では闘牌、開し――」
健夜「ツモ。天和――16000オール」
全自動卓という、イカサマのしようがない公平の機械が親を決める。
サイコロがとまり、数字が示す親は、小鍛治健夜。
穏乃「いきなり、小鍛治プロが親っ!」
咲「頑張って、衣ちゃん、セーラさん、姉帯さん!」
照「では闘牌、開し――」
健夜「ツモ。天和――16000オール」
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