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    元スレ灼「この世界中の誰よりも、私は赤土晴絵を愛してるから」

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    タグ : - ×2+ - スタジオアラタシリーズ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

     小鍛治健夜、彼女を一言で表すならば日本最強が相応しい。

     世界ランク2位まで上り詰め、リオデジャネイロ東風フリースタイルでは銀メダルを獲得。

     史上最年少の8冠保持者であり、日本人史上初の9冠へリーチをかけたこともあった。

     紛れもなく、日本最強の雀士。



     けれども、そんな彼女ですら世界で1番にはなれなかった。

     現在の彼女といえば、地元の小さなチームで隠居のような生活を送り、かつての栄光はどこへ消えたのか、世界ランク973位という有様だ。

     日本最強の小鍛治健夜ですら超えられなかった世界の壁はどれほどに厚く、どれほどに高いのか。

     日本の雀士達は、その現実に只々絶望を抱いた――。

    2 = 1 :

     だが、それは真実などではない。

     日本最強は、当たり前のように世界に通用していたのだ。

     日本最強は、当然のように世界の頂点に立つことが出来たのだ。

     でも小鍛治健夜はあえてそれをしなかった。小鍛治健夜はわざとそれを成さなかった。

     小鍛治健夜は――自ら手放したから。



    健夜「こんなものが、この程度のものが――世界の頂点?
       私の眼前に立ち並ぶ3人が、世界で最高峰の雀士?
       ……だったら、いいよ。こんなにも低い頂上なんて――登る意味も意義もない」



    健夜「いくらだって、くれてあげる」



     あまりにも歯ごたえのない、取るに足らない世界一を。

    3 = 1 :

     9冠にリーチがかかった時もそうだった。簡単に取れたのに、ただくだらない、と彼女は切り捨てただけ。

     小鍛治健夜は強すぎた。

     世界のトップレベルですら手応えもやりがいも感じ得ぬほどに強すぎた。



     彼女が小学生の時、周りの脆弱さを嘆き、中学生に希望を託した。

     誰か私に、まともに戦えることの満足を――。

     彼女が中学生の時、周りの貧弱さを恨み、高校生に希望を託した。

     誰か私に、まともに戦えることの至福を――。

     彼女が高校生の時、周りの粗末さを憎み、プロに希望を託した。

     誰か私に、まともに戦えることの喜びを――。

     彼女がプロの時、周りの稚拙さを呪い、世界に希望を託した。

     誰か私に、まともに戦えることの楽しみを――。

     教えてよ……。

     世界が、最後の希望だった。それなのに、望んだものはどこにもなかった。

    4 = 1 :

    健夜「――うあああああああああああああああああああああああぁ!」



     リオデジャネイロの戦いが終わった後に響いた彼女の慟哭。

     敗北の悲しみを吐き出しているのだろう。

     祖国の期待を裏切ってしまったことを涙しているのだろう。

     その光景を見たものは、こぞってそんな感慨を思い浮かべ、彼女を哀れんだ。



     ただ1人として、彼女が流した涙の意味を知らぬまま。

    5 = 1 :

    健夜「もう他人に期待なんてしない。もう他人に渇望なんてしない」

    健夜「もう――いいよ」

    健夜「自分達がどれほど未熟で、どれほど弱い存在なのかも知らぬまま」




    健夜「ミジンコ同士で競い合って満足してろ!」



     この瞬間、プロ雀士小鍛治健夜の人生は終わったといっても過言ではない。

     目指すべき場所もなく、歩むべき目標もなく。

     ただ宙ぶらりんに、生まれた時から最強という十字架を抱えてしまった彼女の苦しみ。

     それを理解出来るものなど居なかったし、その傷を癒してあげられるほどの強さを持った人間もまた居なかったのだから。

    7 = 1 :

    健夜「う、うっ……ひっぐ、うあぁ、ああ…………!」



     ……されど、誰より麻雀が強くとも、彼女はやはり人間なのだ。

     他人の弱さにどれほど失望しても。

     自分の強さにどれだけ絶望しても。

     きっと全てに見切りをつけたつもりでも。

    9 = 1 :

     ひょっとしたら。

     もしかしたら。

     何年か先、或いは何十年か後。

     小鍛治健夜に匹敵する――否、小鍛治健夜を超える雀士が現れてくれるのではないか。

     それが絶対にありえない希望であったとしても。

     それが完全にありえない未来であったとしても。

     そんな蜘蛛の糸のように拙い思いに縋らなくては生きていけないくらいに――。

     小鍛治健夜は弱い人間だった。絶望を真に受けても自殺なんて出来ないくらいには、か弱い人間だった。

    10 = 1 :

    「小鍛治プロはね、この世の麻雀を打っている人の中で1番可哀相な人なんだと思うんだ」

    「小鍛治プロが、1番可哀相? どういうことなの、お姉ちゃん」

    「例えば私はインターハイ時代、最強だとか無敵だとかと言われていたけれど……。
      運が悪ければ負けていた試合はあった。プロになってからはどれだけ頑張っても勝てなかったこともある。

      どうしても超えられない壁を感じたこともあった。
      だけどそれが目標になって、私の中の意地とプライドを燃え上がらせたんだ。

      ……小鍛治プロには、それが無かった。彼女は地球上で間違いなく1番強い。
      そしてその強さは、2番目に強い人がどうやったところで及びもつかず決して届かない程に遠すぎて、大きすぎて、高すぎたんだ」

    「……嶺上の花が咲く場所よりも、もっと高い場所に小鍛治プロは居るんだね」

    「それはとても悲しい話だと思う。嶺上の花は時に人が咲かせてあげられるけど。
      小鍛治プロが居る頂まで登って、孤独を癒してあげられることの出来る人は――いない」

    11 = 1 :

    「そんなの、あんまりだよ。私は、今まで全力で競い合ってくれた人達が沢山いた。
      今まで真剣に支えてくれた人達が沢山いた。みんながいてくれたから、もう一度麻雀が大好きになれたのに……」

    「それは、私も同じ。ねぇ咲……私達は過去に色々あって、袂が分かれていたこともあったけど。
      あれから数年立った今はこうして日本代表の仲間として、姉妹として世界と戦えるまでになった」

    「……うん」

    「正直言って、咲と復縁するのは不可能だと思ってた。絶対にありえない事だと思ってた。
      だけど、心強い仲間達のお陰でその不可能は現実になったんだ――私は、その絆の力を信じてみたい」

    「お姉ちゃん……」

    「きっと、私1人じゃ小鍛治プロには勝てない。だけど、みんなでなら――。
      みんなでなら、小鍛治プロにも勝てるって思ってる、信じてる。咲……戦おう、小鍛治プロと」

    12 = 1 :

    「――やろうよ、お姉ちゃん! 小鍛治プロを絶対の孤独の中から救い出すことも! みんなとなら、出来るよ!」

    「ああ!」

     それはとある姉妹が世界団体決勝戦の前夜、人知れず語り合った夢。

     偉大な雀士、小鍛治健夜に勝ちたい。孤独に苛まれる彼女の為にも。

     頂上を目指す自分達の為にも、決して避けてはならない道と信じて――彼女たちは、誓った。



     夢はいつだって、儚いものだと知りつつも。

    14 = 1 :

     ――それから後日。

    「はるちゃんはるちゃん! ニュース見た!? 穏乃達が世界麻雀プロ団体戦で優勝したんだよ! 世界一だよ!」

    晴絵「本当か!? ついにやったんだな、穏乃……全く、今度から私が穏乃を先生って呼ばないといけないかもね」

    「もう、何言ってるのはるちゃん!」

     あはは――そう心の底から楽しげに笑いあうのは赤土晴絵と鷺森灼。
     ほんの少しだけ老けたように思える晴絵に対し、大人びた艶を出すのは灼。あどけない顔つきの小柄な少女は、もういなかった。

    「……あの10年前のインターハイから、穏乃は随分と手の届かない場所に行っちゃった」

    晴絵「そっか、あれから10年……そりゃ、私もおばさんになるわけだ」

    「そんなことないよ! はるちゃんはまだ全然若いよ! 今でも高こ――大学生でも通じるもん!」

    晴絵「いや、絶対に大学生でもキツイと思うぞー」

    「むむむ……」

    15 = 1 :

    晴絵「……灼は、美人さんになったよなぁ」

    「っ!? ほ、ほんと!?」

    晴絵「ホントホント。昔は可愛かったけど、今は綺麗って言葉がよく似合ってるよ」

    「~~~っ」

     そんな晴絵の言葉に、頬をぽっと染めて悶絶するように体を揺らす灼。
     10年たっても、彼女の思いは風化するどころか更に燃え上がっているらしい。
     美人になってもそういうところは変わらないなぁ、なんて晴絵は苦笑いを浮かべつつ。

    晴絵(……おめでとう、穏乃。もう、私じゃお前達に手も足も出ないかもなぁ……。
       お前達なら、私が出来なかったことを、やってくれるさ……小鍛治健夜を倒すって夢を)

     未だかつてない、本気の日本最強に二度も挑んだ唯一の雀士、赤土晴絵。
     彼女はそう心中で呟きながら、濁りない真っ青な空をそっと見上げた。

    17 :

    最近の麻雀は9個もタイトルあるのか

    18 = 1 :

     ――長野

    「それを切るのは、ちょっと違うかな。対面の河をちゃんと見て?」

    清澄部員1「……筒子が明らかに少ない……あっ、そっか。かなり危険牌なんですね、これ」

    清澄部員2「久先生ー! アドバイスなんてずるいよー!」

    「ふふふ、私のアドバイスがあっても勝ってみせるのが清澄流よ」

    部員2「むー!」



    部員3「センセー! センセー! お客さん、お客さんが来ましたよー!」

    部員4「それもとんでもない有名人でーす!」

     ドタバタと慌てて麻雀部の部室に飛び込んできた少女達がそう告げる。
     物珍しいものをみたような、緊張と興奮覚めやらぬ、といった様子で。

    19 :

    ふむ

    20 = 1 :

    「お客?」



    「――失礼します」

     きゃああぁ! 黄色い声援どころかか悲鳴に近い歓喜を上げる部員達。
     その来客者は、清澄麻雀部にとって有名人は愚かもっと特別な意味を持った人間だったので、仕方なしともいえるかもしれないが。

    「……咲!?」

    「お久しぶりです、部長」

     ペコッと、相も変わらず腰の低い後輩に思わず久は吹き出した。

    「相変わらずね、咲。もう部長じゃなくて、今は先生よ」

    「あっ、そ、そうでしたね――久さん」

    21 = 1 :

    部員1「きゃあああああああぁ! 宮永咲だー!」

    部員2「日本最強姉妹の妹! プロ麻雀最強の嶺上使い!」

    部員3「そしてこの清澄高校一番の出世頭にして――神!」

    部員4「マイゴッド! サインください!」



    「か、神って……」

    「ふふふ、全員貴方のことを英雄視してるのよ。サインくらい書いてあげてね。
      まあそれは後でいいとして、場所を変えましょ? ここだと騒がし過ぎるわ」

    24 = 1 :

    「わぁ、この屋上も凄く懐かしく感じますね」

    「咲達が卒業してから7年も立ってるもの、当然よ」

    「――本当に、久しぶりね。世界団体戦優勝おめでとう、テレビで応援してたわ」

    「ありがとうございます。私はあんまりチームの役に立てなかったですけど」

     たはは、と照れた表情で苦々しく笑う咲。
     姿形は大人びても中身はインターハイから相変わらずの自慢の後輩。

    「変わってないのね……なんだか嬉しいやら、情けないやら」

    「そ、そんなことないですよぉ! これでもしっかりしてきたってお姉ちゃんや和ちゃんに言われてるんですから!」

    (あの2人も変わらないのねぇ)

    27 = 1 :

    「それはそうと、今日はどうしたの? こんな突然に。いや、いつだって貴方達が来てくれるのは大歓迎なんだけどね?」

    「……久さん。団体戦とはいえ、私達は世界の頂点に立ちました」

    「ええ。紛れもなく、貴方達が世界最強の雀士よ」

     真剣な、声色だった。
     反対の方向を向いて青空を眺める咲の姿が、久はどこか気になった。
     こんなにも近くにいるのに、とても遠くへいるような、そんな感覚に囚われる。

    「――でも、頂点は他に居る。本当の頂点は、日本に居るんです」

    「っ!」

     咲が何を言いたいのか。その言葉だけで久は理解した。
     伊達にあの個性豊かな清澄メンバーをまとめてきたわけじゃない。
     咲が何を言いたいのかくらい、少しの言葉でわかってしまう。

    30 :

    世界優勝したチームに咲、照、穏乃がいるってことか

    31 :

    この作風はまたあいつか

    32 = 6 :

    和は居るとして
    ころたん、小蒔ちゃん、冷やしさんあたりも居そう

    京太郎ェ…

    33 = 1 :

    「……戦うのね。小鍛治健夜と」

    「戦います。小鍛治健夜と」

     小さく肩を震わせたのは、久の方だった。

     感動に胸を掴まれているわけではない。

     嬉しさに胸を膨らませているわけではない。

     ――久を震わせているのはただ、純粋な恐怖だった。

    「……咲。もしも私がお願いしたら、貴方は、貴方達は――小鍛治プロと戦うのを止めてくれる?」

    「……」

     ゆっくりと、咲は顔を横に振る。明確な拒絶。確かな意思。
     それを眺めて久は思う。ああなるほど、確かに少しは、変わっている。とても、心が強くなったな――と。

    34 :

    すこやんかなり歳イッてそうだな

    36 = 1 :

    「決めたんです。私は麻雀が好きだから――上を目指すって。
      そして上を目指して歩き続けました。世界の強敵たちと闘いぬいて、そして」

     勝ち抜いて来ました、と咲は言った。

    「だからこそ、今がその時なんだと思いました。小鍛治プロと、本気の彼女と戦うのは、今なんだって」

    「……赤土晴絵が、そう言って小鍛治プロに二度目の勝負を挑んでどうなったか……知っているでしょう」

     久の瞳から零れたのは数滴の涙。
     同時に痛んだのは咲の心。こんなにも心配をかけてしまって、どうにも申し訳ないという気持ちが溢れてくる。

    「……知っています」

    「なら――!」

    「知っているからこそ、戦います」

    「…………止められないのね、私には」

    37 :

    このすこやんは何歳になっても姿が変わらないタイプ
    支援

    38 :

    アラフィフか……

    39 :

    アカン咲さん壊されちゃう

    40 = 1 :

    「ここに来たのは、原点を思い出す為?」

    「はい。私が何のために麻雀を打っているのか、打って来たのか。それを、しっかり認識するために」

    「……それは、済んだ?」

    「――はい。久さん……いえ、部長。あの時、あの全国大会で」

     ニコっと、久の前に振り向き満面の笑みを咲かせる一輪の花。

    「私を、インターハイに連れて行ってくれて、ありがとうございました」

     再び、久の目から零れた涙。
     けれどその涙の意味は、咲を、愛しい後輩を失うかも知れないという恐怖から流れたものなどではなく。

    「……もう、馬鹿ね。連れて行って貰ったのは、私の方よ」

     嬉しさから流れるものだった。

    42 = 1 :

     ――奈良

    穏乃「憧ー! 久しぶり!」

    「し、しず!? 久しぶりじゃない! いつ日本に帰って来てたの!?」

     巫女装束に身を包んだ新子憧は、未だにジャージ姿で。
     元気いっぱいに駆けて胸に飛び込んできた高鴨穏乃を受け止めた。

    穏乃「ついさっきだよ! あー、やっぱり日本はいいなぁ。外国って、地方はともかく中央なんて山が全然ないんだよ。日本はどこを見ても山だらけで癒されるなぁ」

    「あははっ。山ってあんた、世界に何しに言ってたのよ」

    穏乃「そりゃ、麻雀だよ!」

     笑いあう2人の姿は、ずっと昔からく変わらない。

    43 = 26 :

    この年齢でも裸ジャージ……ゴクリ

    45 = 1 :

    「優勝おめでとう、しず。まぁあのメンバーならやれるだろうなぁとは思ってたけどさ。
      淡に咲に和に照さんにあんた、衣さんに透華さん、姉帯さんにセーラにやえさんでしょ。
      若い人ばっかだけど、文句なしに日本最強メンバーじゃない」

    穏乃「それでも世界は厳しかったんだけどね。結構危なかったよ」

    「そう? わりと簡単に勝ってた気がするけど」

    穏乃「全然だよー! けど、本当に優勝出来て良かったなぁ」

    「全く、私も本当に自慢よ、あんたたちのことは」

     インターハイで闘ったライバル達が世界の頂点に立つ。
     それがどれほど嬉しいことで、誇り高いことなのか。憧は自分のことのように彼女たちの優勝が嬉しかった。

    46 = 39 :

    小走先輩日本代表なのかw

    47 = 1 :

    「これからはどうするの? しばらくは日本に居るんでしょ?」

    穏乃「うん。世界戦はもう今年はないし、来年までは日本で麻雀をやるよ」

    「そっかー。なら今週は阿知賀のみんなで集まろうよ! 世界のしずの麻雀を久しぶりに堪能したいしさ。晴絵だって、しずとなら麻雀も――」

    穏乃「…………」

    「……しず? どうしたの?」

    穏乃「……ううん、なんでもない! 嬉しいって思ってさ、阿知賀のみんなと集まれるのが!」

    「そっか!」

    穏乃「……うん!」

    49 :

    「なら私、みんなに連絡してくるね!」

     そう言いながら颯爽と神社に戻った憧を、穏乃は眺めていた。
     ずっと、ずっと、憧が再び戻ってくるまで、眺め続けていた。

    穏乃「……赤土先生」

     言えなかったなぁ、けど、言わないとなぁと穏乃は頭を掻く。
     偉大な恩師、赤土晴絵を二度破り――その体をボロボロにした宿敵、小鍛治健夜と麻雀を打つ。

    穏乃「……みんなが集まった時に、ちゃんと、言おう」

     小鍛治健夜と戦うと、そして勝つと。

     勝って、無事に戻ってくると、誓う為にも。

    50 = 49 :

     ――東京

    「うん、この企画はいいな。よし、次の会議にはこれを押してみよう」

    社員1「ありがとうございます、部長!」

    社員2「ああ、部長! 何やら部長と会いたいと来た2人が居るのですが……」

    「困ったな、後にしてくれと伝えてくれ。今は時間が――」

    社員3「それが、あの麻雀日本代表の2人なんですよ!」

    「……何? まさか――!」





    「……やっぱりアポなしは無理があったかな」

    「そりゃそうだよー。こんな超大企業だよ、ここ」


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