元スレ中年P「シンデレラにしては…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 1 :
志乃「…結局、男は胸を見て考える生き物だと改めて感じたわ」
瑞樹「わかるわ、私も結構前に同僚が……」
楓(…きちんとした、キッチン)
P(…中々打ち明けてきたみたいだ、それに大人の女ならではの会話も…面白い)
礼子「でも…少し残念なのは、アイドルじゃ、結婚の喜びを体験できそうに無い事ね」
P「結婚…ですか、礼子さん達は……女優の色が強いですし、できるかもしれませんよ」
志乃「あら、本当かしら」
P「そういうのには詳しくないので…社長と相談してみます……」
瑞樹「出来るとしても、良い相手を見つけないとね…」
102 = 1 :
礼子「ほんとね…P君が旦那の奥さんは羨ましいわ…」
P「…? いえ、自分は独身ですよ」
瑞樹「……えっ」
礼子「…………」
志乃「………」
楓「…………」ジーッ
留美「……」
P(……何だ…この沈黙は……)
103 = 26 :
oh…
105 = 1 :
志乃「…そういえば、指輪してるの見た事無いわね」
礼子「そうだったの、……ごめんなさい、急用を思い出したわ」ガタッ
瑞樹「私も、…気合入れないと」ボソ
P「え…?」
志乃「少し早いけど…今日は帰るわ」
楓「ごめんなさい…私も準備を…」
留美「……それじゃあ私も、飲んだ分は置いておくから安心して」
カランカラン カランカラン カランカラン
P「…………」
P(…どういう事…だ?)
106 = 32 :
5匹の女豹の前に羊が投げ出された…
107 :
あとは狩るのみ
108 = 1 :
後日
P(…その後、5人は何故か魅力に勢いが増し、さらに輝いていった)
P(それについては喜ばしい変化だが……)
礼子「ねぇ、今度私達だけで飲みにいかないかしら」
P「二人…だけで、ですか? …もう少し誘った方が楽しいのでは…」
礼子「出来れば二人の方がいいの、出来ないかしら」
P「……では二日後に」
P(…何故か、5人とも自分にアタックをかけてくるようになった……)
志乃「Pさん、良いワインバーを見つけの」
留美「…P君、私にも二人だけの時間…作れないかしら」
P「…………」
109 :
年長組の結成式は貫禄が違うな
110 = 1 :
撮影所
P「お疲れ様です、瑞樹さん」
瑞樹「ふふっ、どうだったかしらプロデューサー」
P「…いつもより若々しかったです」
瑞樹「やっぱり分かる? 精一杯頑張ったわ」
瑞樹「…プロデューサーも若い子が好きでしょうし……」
P「……どういう事でしょうか」
瑞樹「そろそろ帰りましょ、こうして一緒に歩いていると…夫婦に見えちゃうかしら?」
P「………」
111 = 1 :
社長室
ドンドン
社長「どうぞぉ」
P「社長、この前相談した事についてですが」ガチャッ
社長「おお、大人たちの結婚についてだね」
P「はい、やはり…難しいですよn」
社長「別に構わないと思うんだよね、自分は」
P「……え」
社長「彼女達もそういうのを考える時期だ、むしろファン達も心配してるんじゃないかな?」
P「いや……アイドルですよ、もしマスコミに嗅ぎ付けられでもしたら…」
社長「そんなもの、ドーン! と胸を張って発表すればいいじゃないかっ、はっはっは!」
P「……そうですか」
P(…どう、伝えればいいのか……)
社長「あっそうそう、君が来る前に5人が尋ねてきたから、バッチシさっきのを伝えたぞ、安心したまえ」グッ
P「…………」
112 = 36 :
展開はえーよ
113 = 1 :
シャレた居酒屋
楓「いつも付き合ってもらってありがとうございます…」
P「いえ、そう気にせず」
P(…楓さんは普通な感じで、正直助かるな)
楓「こういう、お洒落な場所もいいですね。デートみたいです…ふふっ」
P「まぁ、たまにはこんな居酒屋も…注文を」
楓「はい、えーと…私は日本酒と炙りイカ、後銀杏を」
P「自分はビールにから揚げ、塩辛を」
114 = 1 :
P(……ふぅ、食ったな)
P「楓さん、そろそろ帰りましょうか」
楓「…はい」
P「出る前に一度手洗いに行ってきます」ガタッ
楓「…………」
P「……お待たせしまし…」
楓「………すぅ」
P(…また眠ってしまったか、時々みたいだったが、恐らくレッスンの疲れか)
P「楓さん、おぶりますよ、んっ」
楓「…すー、……すぅ」
P(…さて、帰るか)
楓「……………♪」ギュウ
P(……気のせいか、胸が…当たって……?)
115 = 1 :
翌日 街中
P(今日は仕事が休み、せっかくの休日だ…市役所で用事を済ませるか)
P(…ん、あの後ろ姿は)
P「…留美さん、こんにちは」
留美「あら、P君じゃない、オフで会うなんて奇遇ね」
P「ええ、今日はどちらへ?」
留美「…休日なんてどう過ごせばいいのか分からないから、役所でやる事済まそうと」
P「そうですか、実は自分も役所で用事がありまして、ご一緒にどうですか」
留美「ほんと? …それじゃあ行こうかしらね」
117 = 109 :
婚姻届の提出ですね!
118 = 1 :
市役所
P(……これで、大体の事は終わったな)
P(留美さんは…………ん?)
留美「………」
P(……紙を受け取って…)
P「…留美さん、終わりましたか」
留美「んっ…ええ」
P「……その紙は…?」
留美「…婚姻届よ」
P「…婚姻……」
留美「……安心して、まだ使わないわ、…お守りみたいな物よ」
P「そうですか…それじゃあ留美さん、これから街を歩きませんか」
留美「街を?」
P「はい、オフが暇なら…何か趣味を見つけましょう、手伝います」
留美「…分かったわ、ありがとうねP君」
119 = 1 :
事務所
ガチャッ
P「営業から帰りました……?」
卯月「………」
加蓮「…おかえりなさい」
未央「…あっ、Pさん」
みく「……にゃぁ…」
P「…どうしたお前たち、かなり暗いぞ…」
卯月「あの…プロデューサーさん……」
P「……何だ」
卯月「…結婚、するんですか?」
P「………え」
卯月「だって事務所にこれが…」スッ
P「これは……結婚情報誌の…最新刊?」
120 = 109 :
詰んだな…
121 = 1 :
P(…最新刊なのに、端に癖が付いているな……何回も読んだのか、回し読みをしたのか……あるいは…両方か)
みく「Pちゃん結婚しちゃうのかにゃぁ!? みく嫌だにゃぁ!」バッ
P「んぐっ…落ち着けみく…!」
加蓮「何か最近…凛と奈緒のテンションが低くなってるんだよね」
P「何……本当か?」
未央「うん……」
P「…お前たち、俺は結婚はしない。この本も瑞樹さん達が買ってきたものだろうし、心配するな。凛と奈緒にも伝えておくんだぞ」
P(確かに…最近凛たちの調子が悪かったようだが…)
P(これも…大人との接触のせいなのか…?)
122 = 1 :
カリカリカリカリカリカリ
P「………んん…休憩を入れるか…」
志乃「お疲れ様Pさん、はいどうぞ」
P「…昼過ぎにアルコールはまだ早いです」
志乃「つれないわね…そうだわ、Pさん肩こりとかどうかしら」
P「肩こりですか…凝ってるには凝ってますが、そこまで…」
志乃「じゃあマッサージをしてあげるわ、付き合ってくれてるお礼よ」
P「…断る事は…出来ないでしょうね、……分かりました」
志乃「それじゃあ…んしょっと、凄く硬いわね…」
P「疲れたらすぐに止めてくださいよ」
志乃「んっ……んっ、………それじゃあ肩はこれくらいにして…」ムニュッ
P「!?」
123 :
!?
124 = 1 :
P「…何をしているんです」
志乃「腕のマッサージよ? どうかしら…」
P「……志乃さん、ワインの飲みすぎだ…」
P「それに今ここには子供も…」
桃華「Pちゃま! 昼間からそのようなみだらな事は駄目ですわよ!」
志乃「あら、これは厳しいわね、ただのマッサージなのに」
P「…早く離してください」
志乃「もう……それじゃあ、夜なら良いのね?」
桃華「! よ、夜もいけませんわ! Pちゃまはわたくしの物ですわ!」
仁奈「仁奈にモフモフしやがれです!」
125 = 13 :
すごくかたい(意味深)
126 = 1 :
千枝「あっ、あのPさん…」
P「ふぅ…どうした、千枝」
千枝「私…えっと、また…お髭の無いPさんが見たいなって…」
P「髭を剃る? もうこの顔でも平気じゃなかったか…?」
千枝「もう大丈夫だけど…また見たいんです」
志乃「そんなにいいのかしら?」コクッ
仁奈「髭が無いPもかっこいいですっ」
桃華「とっても凛々しい顔ですの!」
志乃「へぇ…それじゃ私もリクエストするわ」
P「……分かった、明日剃っておく」
127 = 1 :
翌朝 事務所
中年?P「……何回やっても好きにはなれんな、この感覚」
P「…そろそろ瑞樹さん達が来る頃か」
ガチャッ
瑞樹「おはようございます」
P「お早うございます」
瑞樹「…………………!?」
128 :
リアルタイムでみれた!このシリーズはPがいいキャラで好きです。
129 :
外見は勝手に桐生さんでイメージしてるが、あんな中年Pなら安心だ
130 = 1 :
撮影スタジオ
礼子「こんな衣装を着こなせるのは私ぐらいじゃないかしら、ねぇプロデューサー?」
P「…ええ、確かにそうですが……近づきすぎでは…」
礼子「ふふっ、今の私は雌豹よ…?」
瑞樹「どうかしらP君! まだまだ捨てた物じゃないでしょっ」
P「……驚く程似合っていますよ…制服」
瑞樹「それじゃあ、これが終わったらそのまま街へ出かけない?」
P「…それはやめてください」
留美「最近料理を習いはじめたの…味見をお願いしてもいいかしら?」
P「…はい」
P(……攻めが…激しくなった)
131 = 1 :
ワインショップ
志乃「…あったわ、今年作られたワインよ」
P「……という事は、家で熟成を?」
志乃「そうよ、貴方と出会った記念すべき年の…ね」
志乃「……今年中にもう一つ記念が出来ればいいけど」ボソッ
P「…………」
132 :
美優さんはいないのか…しえん
133 = 129 :
川島さん…
134 = 1 :
本屋
P(新しい本が入荷していないか見るか…んっ)
楓「………」
P「こんばんは、楓さん」
楓「!! あっ…プロデューサー……」
P「楓さんも本を買いに?」
楓「そうでしたけど…特に目ぼしい物は無かったです…すいませんがもう行きますね」タタッ
P「あっ……」
P(…かなり食い入るように見ていたと思うが……何を見ていたんだ…?)チラッ
『髪飾りの歴史図鑑』 『月刊 パティシエ』 『いまさら人には聞けない男性との関係の持ち方』 『おいしい日本酒の見つけ方』
P(………何だ、日本酒の本か、…好きみたいだからな)
P(……今持ち合わせが無かったから、行ってしまったのだろう…)
P(…………)
135 = 32 :
>『いまさら人には聞けない男性との関係の持ち方』
おいおい…
136 = 1 :
レッスンスタジオ
P「…そんなに、髭を剃ると良いものなのだろうか…」
トレーナー「個人的には好きですよ!」
ルキトレ「わたしもです! 若返って、何ていうか…親近感みたいなものがわきます!」
ベテトレ「右に同じだ、全く君には毎回驚かされる」
P「そうだろうか…年相応の格好が一番だと思うんだが…」
トレーナー「髭を生やしたPさんも素敵ですけど、その姿も十分似合ってますよ♪」
P「…そうか。こんな相談に乗ってくれて助かります」
ベテトレ「なに、ちょうど良い暇つぶしだよ」
ルキトレ「もうそろそろ来る時間かなぁ…」
トレーナー(23)
ベテラントレーナー(26)
ルーキートレーナー(19)
137 = 85 :
俺の持ってるトレーナーと違うぞ…なんだこの乙女
138 = 1 :
ガチャッ
マスタートレーナー「お前達、弁当を持ってきたぞー」
トレーナー「あっすいません姉さん、わざわざスタジオまで…」
マストレ「お前が忘れ物をするとはな、まぁ妹のサポートをするのは当然だ」
マストレ「…っと、あなたがプロデューサーか」
P「どうも、噂は聞いておりました、Pです」
マストレ「妹達が世話になっているそうだな、礼を言わせてもらうぞ」
P「自分は少しだけ手伝いをしているだけです…」
マストレ「ははは! そう謙虚にならんでくれ、家でトレーナーが君の事をよく喋っていて彼氏が出来たのかと思ったよ」
トレーナー「ねっ姉さん!!」
P(……そっくりだな、4人とも)
マスタートレーナー(28)
140 = 1 :
マストレ「どうだねP殿、うちの妹と付き合ってみるかね?」
ベテトレ「!? な、何を言ってるんだ!」
ルキトレ「ええ! P、Pさんとですか!?」
P「…すいませんが、結婚は考えていませんので」
マストレ「そうか…君のような者だったら大歓迎なんだがな」
トレーナー「ふぅ…」
P「そうだ、トレーナーさん、今度の買い物は今週の土曜9時からでいいですか」
トレーナーs「!?」
141 :
142 = 132 :
爆弾投下www
143 = 1 :
ベテトレ「ほお…もうPとはそんな関係なのか…?」
トレーナー「ち、ちがっ! 別にデートとかそんなのじゃなくて!!」
マストレ「よく話しているのか?」
P「トレーナーさんとはよくランニングの時に会って雑談をしたり、時々買出しの約束もします」
ベテトレ「そうなら…前に出かけた時も? …これは聞き出す必要があるな」ガシッ
トレーナー「姉さん!? どっどこに連れていくんですか!」
ルキトレ「それでプロデューサーさんとはどこまで行ったの! たくさん聞かせてもらいますよ!」グイグイ
イヤー
マストレ「…全く、結婚は考えていないと言っていただろうに」
マストレ「そうだP殿にはこれを、自作したスポーツドリンクだ。後で飲んで感想を聞かせてくれ、では私はこれで」
P「……どうも」
144 = 1 :
事務所
タタタタ
ガチャッ!
薫「せんせぇ!」
雪美「……P」
P「…どうした、そんなに急いで」
薫「はぁ、はぁ…よかった……」
薫「あのね…かおる今日、先生がどこか遠くに行っちゃう夢をみたの…」
雪美「P……きえる………いや…」
P「………安心しろ、俺は消えたりはしない」
薫「ほんとっ! ぜったいだよ! ぜったいにいなくならないでね!!」ギュウウ
雪美「……約束…心に………刻んで…P……」ギュウ
P「…ああ、約束だ」
P(……事務所が不安定な状態になっている…)
P(このまま…アイドル達の調子が落ち続ければ……)
145 = 1 :
数日後
P「…………」カリカリカリ
ちひろ「プロデューサーさん…最近元気がありませんよ…?」
P「…大丈夫です、ちひろさんスタドリをまとめ買い出来ますか」
ちひろ「はい! スタミナドリンク6本セット! 今なら私の電話番号も付けちゃって! お値段はせんえ」
P「はい」スッ
ちひろ「あっ……はい…、どうぞ……」ショボン
凛「…プロデューサー、ちゃんと休み、取ってるの」
奈緒「本当に大丈夫…なの?」
P「んぐ……ああ、ちゃんと一週間に一度は取っている」
凛「……大人たちとは毎日飲みに行ってるの?」
P「どう…だったかな」
奈緒「おっ覚えてないのか…?」
P「少し待て、今ホワイトボードで整理する……月曜日は…」キュッキュッ
146 = 1 :
月曜日 礼子 志乃
火曜日 留美
水曜日 瑞樹 楓
木曜日 楓
金曜日 礼子 留美
土曜日 志乃 瑞樹
日曜日 ちひろ
凛「…やっぱり毎日じゃん」
奈緒「いつも何時まで飲んでるんだ…?」
P「閉店時間、までだな。いつも深夜に帰っている記憶がある」
奈緒「このままじゃ絶対体壊すよ! 休まないとPさん!」
凛「私、よく分からないけど…有給とか取ってさ、温泉旅行とかに行ってきた方がいいよ、絶対」
P「温泉…か、……まぁいつか行こう…いつか、な」
楓「………………」
147 :
休肝日無しとかすげえ
148 = 129 :
これはアルハラで訴えて完全勝訴出来るレベル
てか、ちひろさんまで混じってるしw
149 = 1 :
数日後 社長室
P「温泉旅行、ですか?」
社長「うむ、君にはいつも頑張ってもらっているからな!」
P(…凛か奈緒が社長に言ったんだろうな)
社長「こんな時に仕事が増えて、一泊二日しか取れなかったが、息抜きにはいいだろう」
P「その間、アイドルたちのプロデュースは…?」
社長「私が代わりにしよう、なに安心したまえ」
P「……それなら、お言葉に甘えさせてもらいます」
社長「存分に甘えたまえ」
P(温泉か…久しぶりだな、これを使って疲れを取らせてもらうか)
P「それでは、旅行を楽しんできます」
社長「うむ! それじゃあ礼子くん達と一緒に楽しんでくれたまえ!」
P「…………え」
150 :
休みにならないじゃないですかー!やだー!
みんなの評価 : ★
類似してるかもしれないスレッド
- エイラ「サーニャがくさい……」 (134) - [53%] - 2012/7/18 9:30 ☆
- ほむら「ギギネブラを倒したわ…」 (169) - [52%] - 2011/6/23 11:30 ★
- 男「クリスマスまであと…」 (418) - [52%] - 2011/12/5 5:15 ★
- エレン「ヤンデレっていいよなぁ…」 (303) - [52%] - 2013/5/23 10:15 ★
- ロック「ロアナプラが冠水してる…」 (177) - [52%] - 2011/11/20 22:00 ★
- 八幡「キラキラネームか……」 (508) - [51%] - 2013/10/20 14:45 ☆
- P「伊織がヤンデレ化してこわい…」 (716) - [51%] - 2012/3/1 7:45 ★★★×6
- 千早「ヘラヘラして……」 (475) - [50%] - 2012/6/29 4:15 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について