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    元スレ中年P「シンデレラにしては…」

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    1 :

    テレビ局前

    (今回も、スムーズに話が進められた…)

    「……雨、か」

    (……迂闊だったな、今日は降る日だったか)

    (多少濡れるが走ってコンビニでも……ん?)

    奈緒「…………」

    「あれは…奈緒か?」

    神谷奈緒(17)

    前半、前作アイドルsパート、後半は大人の女sパートになります。

    前作
    中年P「…女の子は誰でもシンデレラ」
    中年P「…シンデレラにしては小さすぎでは?」

    2 :

    楽しみ
    支援

    3 = 1 :

    奈緒「……なんだな…恥ずかし…」

    「……奈緒?」

    奈緒「!? っプロデューサー! い、いつからそこに!? 聞いてたのか!?」

    「いや、今来た所だが…何か言ってたのか?」

    奈緒「い、いや何でもねぇから! 気にすんな!」

    「そうか…それで傘、持ってきてくれたのか」

    奈緒「あっ、うん…」

    「助かった、それじゃあ帰るか」

    5 = 1 :

    「…………」スタスタ

    奈緒「………」スタスタ

    (…ちゃんと礼を言っておかないとな)

    「奈緒、わざわざ雨の中すまなかったな」

    奈緒「えっ! か、風邪ひかれても困るし…」

    「礼としては何だが、コンビニでアイスでも買っていくか?」

    奈緒「…アイスも良いんだけど……」

    「……?」

    奈緒「たまには…ふ、二人でご飯行くくらいのご褒美くれても…アタシは嬉しい…あー、あーなに言ってんだホント…バカ」

    「食事か…別に構わんぞ」

    奈緒「ほっ、ホントかP…さん!」

    (…さん?)

    6 = 1 :

    「ちゃんとしたご褒美もあげていないしな、近い内に美味いイタリア料理店に連れてってやる」

    奈緒「約束だからな、Pさん!」

    「ああ…っと、車が来たぞ」ギュッ

    奈緒「えっ!? わっ!」


    「……少し危なかったな」

    奈緒(P、Pさんと手を繋いじゃった……)

    「ん…どうした奈緒、うつむいて」

    奈緒「何でもない! 早く歩こう!」

    「んっ…分かった」

    (…力強く握っているな…奈緒)

    7 = 1 :

    コンビニ前

    アリガトウゴザイマシター

    「別に遠慮せずにたくさん買っても良かったぞ?」

    奈緒「…今はこれだけでいい」

    「…そうか、じゃあ行くぞ」

    奈緒「……Pさん、また手…握ってもいいか?」

    「…今はレジ袋を持って難しいだろうし、自分の手はゴツゴツしているが…大丈夫なのか?」

    奈緒「うん…Pさんの手、あったかいし…」

    (……凛にも同じ事言われたな…)

    8 = 1 :

    「……んっ」

    奈緒「…………」ギュッ

    「…奈緒は手は柔らかいな」

    奈緒「なっ……Pさん…恥ずかしいよ…」

    「もっと自信を持て…お前は十分に輝ける…」

    奈緒「……うん」

    (…雨の中、奈緒の新しい一面を見れた気がした)

    10 = 1 :

    翌日 シンデレラプロダクション

    未央「…それで、これは一体どういう事かな~♪」

    奈緒「なっ!? おっ、おいこんな写真いつ!!」

    卯月「Pさんと手繋ぐなんて中々やりますねーっ」

    (……まさか見られていたとはな)

    (まぁ、記者に見られなかっただけ良しだ、今度から気をつけないとな)

    奈緒「消せ! その写真すぐに消せ!!」バッ

    未央「おっと! そうはいかない、加蓮にそうしーん!!」

    奈緒「やっ、やめろぉ~~!!」


    (今日も、事務所は平和だ…)ズズズ

    12 = 1 :

    撮影スタジオ


    「加蓮、今日は雑誌に載せる写真を撮る」

    加蓮「………分かった」

    「…少し顔が赤いぞ、加蓮」

    加蓮「…大丈夫だよ、プロデューサー」

    「…辛かったらすぐに言え」

    加蓮「…うん」

    (加蓮…事務所へ来た時からぼーっとしていたな)

    (……早退も考えておくか)

    北条加蓮(16)

    14 = 1 :

    カメラマン「いいよぉー加蓮ちゃん、セクシーだねー!」パシャッパシャッ

    加蓮「…………」

    (…体調不良が仕事を良く進めているとは…皮肉だな)

    カメラマン「はいもうちょっと笑ってー!」

    加蓮「はい…」

    カメラマン「はいバッチシ!」パシャッ

    「…すいません、今日は早めに終わらせてもらっていいですか」

    カメラマン「えっ? 今乗ってきた所なんだけど…」

    「お願いします」

    カメラマン「……そう言うなら…はぁ…」

    「ありがとうございます」

    15 :

    まさかリアルタイムでスレ見れるとわ!!

    16 = 1 :

    オツカレサマデシター

    「よく頑張った加蓮、歩けるか?」

    加蓮「………んっ…」

    (…額が熱い…熱か……)

    「加蓮、もう今日はこのまま家に帰すぞ、いいな」

    加蓮「…分かった」

    「それじゃあ車まで行くぞ」

    17 = 1 :

    駐車場

    「辛いなら中で横になっておけ」

    加蓮「…うん……」

    (ちゃんと家にも連絡を入れないとな)ピッピッ

    「……もしもし、加蓮のプロデューサーですが、今加蓮が体調不良を起こしまして…」

    「…はい、今からすぐ家まで送るので準備を……はい、それでは」

    ガチャッ バタンッ

    「すぐに着くからな、加蓮」

    加蓮「……Pさん……ごめん…」

    「…………」

    19 = 1 :

    加蓮宅前


    「着いたぞ…」

    加蓮「…………んっ……」

    (かなり辛そうだな…)

    「待ってろ」ガチャッ

    ピンポーン
    ガチャッ

    加蓮母「はいっ」

    「お母さんですか、すぐに運びますのでベッドまで案内をしてください」

    加蓮母「わ、わかりました!」

    ガララッ

    「……ふんっ!」

    20 = 1 :

    加蓮の部屋


    加蓮「……すぅ……すぅ…」

    (…加蓮、かなり疲れていたのか…)

    加蓮母「今日はわざわざすいません…」

    「いえ、こちらこそ申し訳ありません。加蓮の容態に気づかず…」

    加蓮母「…学校から帰って来てから加蓮は具合が悪そうでした」

    「…………」

    加蓮母「今日は休んだ方がいいと言いましたが…加蓮は『お仕事があるから』、と…」

    「…あまり自分を責めずに、加蓮の看病をお願いします」

    加蓮母「はい…」

    「明日の昼過ぎにでも見舞いに向かいます、それでは…」

    21 = 1 :

    「…………」

    (加蓮はもともと体の弱い子だった…もう少し体調に気を使えば…)

    (……いや、それよりも次の行動だ)

    (後悔は十分にした…今は加蓮の見舞いについて考える…)

    「……待っていろ、加蓮」

    22 = 1 :

    翌朝 

    加蓮「………んっ…」

    加蓮(……ベッド? ……何で私服で……あっ…)

    加蓮「……プロデューサー…」

    がちゃっ

    加蓮母「加蓮、起きた?」

    加蓮「あっ…うん」

    加蓮母「食欲はある? はい、体温計」

    加蓮「今は…ないかな……食べれそうにない…」

    加蓮母「そう…熱、測り終えたらパジャマに着替えなさい、昼におかゆでも作るわ」

    加蓮母「後、昼すぎにプロデューサーさんがお見舞いに来るって」

    加蓮「…分かった」

    23 = 1 :

    加蓮(……今日、平日だから暇だな)

    加蓮(テレビも面白くないし…奈緒に借りたDVDも見終わっちゃった…)

    加蓮「………眠れない」




    加蓮(……お昼、あまり食べれなかった…)

    加蓮(プロデューサー…早く来ないかな…)

    ピンポーン

    加蓮「!」

    タクハイビンデース!

    加蓮「…………Pさん…」

    24 = 1 :

    ピンポーン



    ガチャッ

    「加蓮、もう具合は大丈夫か?」

    加蓮「Pさん…うんっ、もう遅いよっ」

    「すまんな、だが時間はそれなりに取れたぞ。元気そうで良かった」

    加蓮「ふふっ……その袋は?」

    「見舞い品だ」ガサガサ

    加蓮「…プリンにゼリー? もしかして…」

    「昨日作った、味は保障する」

    25 = 1 :

    加蓮「こんなに…食べきれないよ」

    「1日ぐらいなら腐りはしない、ほらスプーン」

    加蓮「ありがと…ん…、おいしいよ…ほんとに」

    「そうか、ちゃんと食べてしっかり眠っておけ」

    加蓮「……ごめんね、プロデューサー」

    「…熱のことか」

    加蓮「うん…今日お仕事……」

    「…加蓮、熱なんて誰だってするものだ、だから心配するな」

    「治して事務所に来るのを待っているぞ」スッ

    加蓮「……あっ」

    「っとすまん…撫でてしまった」

    加蓮「…ううん、悪く…なかったよ……」

    26 :

    農家生まれってすごい

    27 = 1 :

    十数分後


    「それで、夕食に寿司屋にでも行くかと言うと、魚は嫌いだっ、と」

    加蓮「へぇ、みくちゃん魚嫌いなの? 猫なのに?」

    「ああ、これには驚いた…これは秘密だぞ」

    加蓮「うん、…はいPさん、あーん」

    「……そういう年じゃない、それに間接キスになるぞ」

    加蓮「ふふふ、別にいいのに…そうだ、これのお返し、何がいい?」

    「お前の元気な姿」

    加蓮「もー…真面目に考えてよ……ふわぁ…」

    「…それを食べ終わったら寝なさい」

    加蓮「うん、分かった…」

    28 = 15 :

    おれも中年になれば…

    29 = 13 :

    農家生まれのPさん

    30 = 1 :

    「…じゃあ、俺はもう帰るぞ、学校が終わったら凛や奈緒も見舞いに…」

    加蓮「…プロデューサー、私が寝るまで…傍にいてほしんだけど…ダメかな」

    「傍に? ……別に構わないが」

    加蓮「…後、手握って撫でてほしいな」

    「……これでいいか」

    加蓮「ありがと…私…奈緒と手、握ってたのが羨ましくて……」

    「…………」ナデ ナデ

    加蓮「ん……………すぅ………すぅ…」

    「……おやすみ、加蓮」

    そういえば>>10の時に卯月と未央出すの忘れてた、すいません。

    島村卯月(17)

    本田未央(15)

    31 = 1 :

    数日後 事務所

    ガチャッ

    加蓮「おはよっ、プロデューサー」

    「おはよう加蓮、元気になったな」

    加蓮「うん、それでねPさん、お見舞いのお礼なんだけど」

    「ん?」

    加蓮「今度デートしようよっ」

    「……アイドルとしてそれは…」

    加蓮「ふーん? 他の子とは行ってるのに?」

    「…ショッピング、ならな」

    加蓮「約束だよ、Pさん♪」

    32 :

    そうか、もう俺も中年って呼ばれる年になったのか…

    33 = 1 :

    猫カフェ

    「…………」ズズズ

    みく「にゃーん☆ 可愛いにゃあっ」ナデナデナデナデ

    「……俺がいる意味が無いな」

    みく「何言ってるんだにゃっ、みくと猫ちゃんを愛でるんだにゃっ」トテトテ

    「止まれ、…言っただろ、抱きつくのは事務所の中だけだと…」

    みく「にゃー…別にいいじゃん、今はPチャンとみくしかいないんだしさっ」

    「それでもだ」

    前川みく(15)

    34 :

    貴音かわいいよ貴音

    35 :

    パートスレは速報行けよ

    37 = 1 :

    みく「もー、Pチャン頭かたーい!」

    「…それよりみく、お前のCDが出る目途が立ったぞ」

    みく「えっ…! それは本当かにゃ!? Pちゃん!」

    「嘘を言ってどうする…飛び掛かるなよ?」

    みく「みくもついにCDデビューしちゃったにゃあ☆ これもPチャンのおかげだにゃっ」

    「そうか? みく程の素質なら一人だけでもそこまで行けたはずだが…」

    みく「もー、Pちゃんったらそんな事言って、これも全部Pちゃんのおかげなの!」

    みく「拾ってくれただけじゃなくて、こんなにみくの事を輝かせてくれたのは全部ぜーんぶ! Pチャンのおかげなんだにゃっ☆」

    「……そうか」

    38 = 1 :

    「ともかく、これからもっと忙しくなるが、よろしく頼むぞみく」

    みく「うんっ!! それじゃあお礼に、Pチャンに甘えまくるニャ~~♪」

    「……悪いがそれは無理そうだぞ」

    みく「? どーゆうこと…」

    にゃぁ にゃー なー にゃあ にゃー! 

    「…こういう事だ」ナデナデ

    みく「……Pちゃん、懐かれやすい方だったのかにゃ…」

    「猫の扱いには慣れてるからな…」

    (…近い内に雪美も誘ってやるか)

    39 = 1 :

    ライブ会場 裏幕

    ワアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!


    「……いよいよだな」

    「恥ずかしがるなよ? 奈緒」

    奈緒「も、もう恥ずかしくねーよ!」

    「ファンの声援に応えてやれ、加蓮」

    加蓮「うんっ!」

    「そして…しっかり2人をエスコートしてやれ、凛」

    「分かってるよ、プロデューサー」

    渋谷凛(15)

    40 = 1 :

    「良し、それじゃあそろそろ」

    「あっ、その前にプロデューサー」

    「んっ…何だ」

    「奈緒と加蓮、プロデューサーに言いたい事があるんだってさ」

    奈緒「…………」

    加蓮「…………」

    「…手短にな」

    41 = 1 :

    奈緒「すぅ…はー……P、Pさん…!」

    奈緒「こうしてステージに立てるのもPさんのおかげ…」

    奈緒「アタシがどんなに人気になっても、アタシのプロデューサーは生涯ただ一人だけ、Pさんだけだって事、忘れないで…ね!」

    「……奈緒」

    加蓮「次は私…」

    加蓮「私、プロデューサーと逢わなかったら、ずっと変われなかった。Pさん、本当にありがとう。あなたは最高のプロデューサーだよ!」

    「加蓮…」

    加蓮「Pさん、またこっそりデートしようね♪」

    凛・奈緒・P「!?」

    42 = 15 :

    !?

    44 = 1 :

    「ちょっ! プロデューサー! デートってどういうこと!」

    奈緒「加蓮っ! いっいつのまにデートなんかっ!!」ムニー

    加蓮「むふふーっ♪」グニー

    奈緒「こんやろ…Pさん! あたしも行くからな!!」

    「私もっ!!」

    「…お前たち、もう行けっ。これが終わった後、全員奢りでショッピングにつきあってやる…」







    凛・奈緒・加蓮「~~~~~♪」

    「「「「「ワアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」」」」」

    「………………~♪」

    前半終了、後半に入る前にLO-LIsパート挟みます。

    45 = 1 :

    【シエスタ】

    カリカリカリカリ

    「……ん…仕上がった……」

    (そろそろ子供達を迎える時間だが、今日はちひろさんが行く日)

    (時間つぶしの本は…)ゴソゴソ

    (……全部読み終わってるな)

    (…さっき昼食をとって…少し眠いな)

    「…久しぶりに昼寝をするか」

    ドサッ

    「…………………zzz」

    46 = 1 :

    数十分後

    (………んん……?)

    (……! …息が…目も開かない…?)

    (体も…押し付けられているようだ…)

    (どういう事だ…? 金縛り……か?)

    ガチャッ

    「お疲れ、プロデューサー……誰もいない?」

    (! 凛かっ)

    47 = 1 :

     凛……ここに…助けてくれ

    「…プロデューサー? どうした……え」

    「俺はどうなっているんだ………息苦しいんだが…」

    「…………」





    「…つまり、右足に薫、左足に千枝、胴体に桃華でソファの背もたれと自分の間に雪美…顔に仁奈がいる…という事だな」

    「……うん」

    「すぅ……」

    千枝「…んっ」

    桃華「すー……すぅ…」

    雪美「………P…」

    仁奈「…くすぐってーでごぜーます……すぅ…」

    48 = 1 :

    龍崎薫(9)

    佐々木千枝(11)

    櫻井桃華(12)

    佐城雪美(10)

    市原仁奈(9)

    49 :

    ロリ包囲網にゃ

    50 = 1 :

    「……ずいぶんと上手に乗ったな…」

    (…プロデューサーの左腕が雪美ちゃんの枕になってる……)

    「…どうするの、プロデューサー」

    「…起きるのを待つしかないだろうな、動かせるのは右腕だけか…」

    「凛、お前は気にしなくていいぞ」

    「…………私も寝る」

    「…何?」


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