元スレ森夏「私、タイムリープしてる…?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
651 = 507 :
一色「……ごめんな……ごめんな……」ジリジリ
一色「うわああああああああああ!!!」ダッ
森夏「い…………いや…………」
森夏(……助けて!!……死にたくない!!!)
森夏(…………勇太……)
勇太「やめろおおおおおおおおおおおおお!!!!!」バッ
一色「なっ…!?」
グサッ
652 = 510 :
ちょ
653 = 622 :
おい!
654 = 507 :
勇太「うぅ……」ボタボタボタ
一色「あ……あぁ……あぁ……ああ…………」
一色「うわあああああああああああああああああ」ダッ
勇太「うっ……ぐっ…………」バタッ
森夏(え…?………え…………?)
森夏「いや……いや……いやぁ…………いや……!!!」
森夏「いやああああああああああゆうたあああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
………………
…………
……
655 :
すごいな
展開が二転も三転もするぞ
656 :
今沖田
657 :
地面か・・・・フンッ!
658 = 507 :
………………
…………
……
森夏「…………ハッ…!?」
森夏「……ここは……?」
森夏母「森夏~、朝よ~起きなさーい」
森夏「………」
森夏「…………夢…だったの…?」
森夏「………起きよう……」
659 = 510 :
おおい
660 = 507 :
森夏「いや……やっぱり夢なんかじゃない…」
森夏「今日の朝に……戻ってきたんだ……」
森夏「…………」
森夏「一色の言ってたことがもし…本当だとしたら……」
森夏「誰が……原因なのかわかるはず……」
森夏「……必ず昼までに……教室に来る……」
661 = 507 :
───同日・三時間目終了時・教室───
ワイワイガヤガヤ
女子「丹生谷さん、次の体育、体育館だから着替えて早く行こうよ」
森夏「え……あぁ……私ちょっと体調が悪いから、保健室によってから行くわ…」
女子「そっか…大丈夫?」
森夏「うん大丈夫大丈夫、一人でいけるから」
森夏「…………」
森夏(あとは……バレないように張るだけ…)
664 = 507 :
───同日・四時間目・教室───
森夏(………………)
ガラッ
森夏(来た……!!)
森夏(…………行くしかない…!)
ガラガラッ!!
森夏「そこにいる人……何やってるの…?」
???「………………」
森夏「……あなたは……誰……?」
???「………………久しぶりね」クルリ
森夏「………………あ、あんた……」
665 :
誰なんだ
666 = 655 :
白い翼の
667 = 647 :
くみんか?
668 = 645 :
ガッチャン
669 = 507 :
森夏「……ど、どうして……あんたが」
森夏「…………あんただったのね……」
森夏「……小鳥遊さん…!」
670 :
デスヨネー
671 = 507 :
六花「……少し違う…私はあなたの知っている小鳥遊六花ではない…」
六花「……私は……3年後の世界からタイムリープで跳んできた……小鳥遊六花……」
森夏「3年後……?」
六花「そう…3年後の私……数時間前に死んだはずのね……」
森夏「……死んだ…!?」
六花「えぇ……病気でね……パパと一緒の」
672 :
がんばれ
674 = 507 :
六花「……死の淵をさまよっている時に思ったの……」
「私の人生はこんなにも……あっけなく……単純に……」
「欲しい物も見つからないまま……愛する人に看取られることもなく……」
「終わっていくのか……って」
「もしかしたら……もっと別の人生があったんじゃないか……って」
六花「……私は終わらせたくなかった……やり直したかったの……」
六花「……私がここを辞めて実家へ帰ったあと……」
六花「……あの時……勇太は私を迎えに来てくれなかった……」
六花「ずっと……ずっと待っていたのに……勇太は来なかった……」
六花「……勇太を待っているうちに……私は……病を患ってしまった」
675 = 578 :
今ゼリーマンズレポートみて鳥肌たった
676 = 507 :
六花「……何も伝えることが出来なかった……何もかもが……あまりにも遅すぎた……」
六花「……だから……過去を変えに来たの……未来からね……」
六花「……『過去を変えたい』という私の強い気持ちが…意識だけを過去に飛ばすことに成功したの…」
森夏「……それじゃマビノギオンのあの記述も……」
六花「……そう……私が発案した………私自身のやり方、そのまま」
六花「……あなた……何度跳んでるの?」
森夏「……もう忘れたわ……何度も跳んだのは確かだけどね……」
六花「そう…………どこか体に異常はない…?」
森夏「え…?そういえば………発作みたいなものが途中から起こるようになったわね…」
六花「………悪いことは言わないわ…跳ぶのはもう辞めたほうがいいわ」
六花「私は記述しておいたはずよ…これは一種の『仮死状態』だと…」
六花「……生身の人間が仮死状態になる行為を繰り返し続けてどうなるか……」
六花「……取り返しの付かないことになる…」
六花「………」
677 = 507 :
六花「丹生谷…さん……勇太の事は好き?」
森夏「え…えぇ……まぁ……そうね……」
六花「そっか…………はぁ」
森夏「…………」
六花「……私も勇太が好き…」
六花「……何にも変えられないくらい……この命をかけてでも……」
六花「愛していると…言い切れる」
森夏「……私だって…!……私だって…そうよ……」
森夏「勇太だって……私のことを愛してくれてた……」
森夏「だけど……その勇太は……もう……いなくて…」
678 = 528 :
さて冒頭の伏線が回収されてしまったわけだが
679 :
俺もタイムリープして人生やり直してえよ
681 = 507 :
六花「………」スタスタ
ポンッ
森夏「……な……なに…?急に人の頭の上に手なんか置いて…」
六花「………」
六花「……そっか……そうなんだ……」スッ
森夏「……?」
六花「記憶の中を見せてもらった…」
六花「……さっきあなたは『私を愛してくれた勇太はもういない』って言ってたけど」
六花「……そんなことないと思うよ……」
六花「あなたが……一色くんに刺されそうになった時……勇太はその身であなたを守った」
六花「……あなたを愛している勇太は……たとえ世界が変わっても生き続けている…」
六花「……その事実に変わりはない……」
683 = 507 :
森夏「……そう……なんだ……」ウルウル
森夏「……勇太……そっか……そっか……」ポロッ
森夏「……うぅ……うぅ……」ボロボロッ
六花「…はぁ………困るなぁ…」
六花「……あなたを見てると……なんだか……」
六花「……ダメね…………私……」
六花「あなたに会ったら……一言……『勇太に手を出さないで』って……言おうと思ってたのに…」
六花「……やっぱり……私は……あなたを……傷つけることはできない……」
六花「……勇太は……幸せだね……こんなにも……愛されてるんだから……」
六花「………あー………悔しいな…………」ポロポロッ
684 :
絶対に森夏と勇太がくっつくのが一番いいよ最高だよ
なんで本編で森夏の気持ちは勇太に向かないんだよちくしょう
685 = 507 :
───同日・PM12:10───
六花「……そろそろ……私は行かなきゃ……みんなも……戻ってくるし……」
森夏「……行くって……どこへ……?」
六花「……人間…『死』が近づくとね……自分でもあとどれくらいの命か……わかるものなの……」
六花「……こんな所で倒れるわけにも行かないからね……この時代の家に帰るわ……」
森夏「……死ぬ……ってこと……?」
森夏「死んだらあなたはどうなるの!?元々いるはずの小鳥遊さんも!」
六花「……大丈夫……死ぬのは私の魂……この時代の私には今眠ってもらっているだけだから……」
六花「……私がこの体からいなくなれば……元に戻る……」
686 :
――行きたいか?世界線1.0の向こうへ
687 = 656 :
うおおおおおおおおおお
688 = 507 :
六花「……それじゃ……これでおわかれね……」
六花「あなたに出会えてよかった……勇太のこと……幸せにしてあげてね……」
六花「グスッ……最後にあの時の言葉を……もう一度だけ言わせて欲しいの……」
六花「丹生谷は……勇太にとって…そして私にとって……希望を与える光のような存在……」
六花「……そして……いつまでも……大切な……友達だから」
森夏「小鳥遊さん……いや…六花!!」ギュッ
六花「森夏!!!」ギュー
………………
689 :
お前を見ているぞ
690 = 507 :
(こうして未来の六花は去っていった…)
(残された私は…………)
(生きていかなければいけない……)
(託された…彼女のぶんまで……)
───数カ月後───
691 = 510 :
ふむ
692 = 507 :
───数カ月後───
勇太「六花の荷物がない!?」
樟葉「うん……今日引っ越しの業者さんが来ててね…ってお兄ちゃん!?」
勇太「六花……!!六花……」
勇太(六花……戻ってくるって言ってたのに……)
勇太(あれは……嘘だったのか…?)
勇太(……こんなのって……ありかよ……)
疲れた
この時間も見てる人いるの?
693 :
いる
694 = 689 :
もちろん
695 = 655 :
早く
698 = 507 :
───夜───
勇太「…………」
勇太「…………六花」
勇太「全部……俺が……」
勇太「俺が言ったことのせいで……」
勇太「もう……どうしようもないんだ……」
勇太「六花がいなくなった今……俺には……」
勇太「俺を力づけてくれるものなんてない……」
勇太「DFM……お前なら俺になんて言う…?」
勇太「教えてくれよ……誰か……!!」
prrrrrrr
勇太「!!六花か!?」
いるのか
じゃあがんばります
699 :
がんばれ
700 = 507 :
勇太「……丹生谷……」
勇太「何なんだ…こんな時間に…」
ピッ
勇太「はい……」
森夏「今から言う場所に来て。必ず。絶対に。」
勇太「……は…?ちょっと……」
森夏「いいから……来てよね」ブツッ
勇太「……なんだったんだ……」
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