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    元スレ春香「私、プロデューサーさんのこと……」

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    タグ : - アイドルマスター + - 春香 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    P「おはよう、春香」

    春香「おはようございます!暑いですね~事務所はクーラー効いてて涼しい~!」

    P「そうだな、しかも最新式だから余計涼しく感じるよな」

    春香「え!?最新式だったんですか!?」

    P「小鳥さんが奮発したらしい」

    春香「え~!私知りませんでした……」

    P「まぁ春香は最近あんまり事務所に来ていなかったからな……」

    春香「そうなんですよねー……って、プロデューサーさんもじゃないですか?」

    P「いや、俺は結構春香を帰した後とかに来てるからな」

    春香「そ、そうだったんですか……」

    P「まぁーじゃないと追いつかないしな、スケジュールとか」

    春香「ありがとうございます!」

    P「あ、当たり前のことやってるだけだって」

    2 :

    なんなんだっ!なんなんだよ!

    3 :

    ほうほう

    4 = 1 :

    春香「でも、アイドルである私のためじゃないですか」

    P「いいんだよ、春香の支えになるのが楽しくてこの仕事をやっているんだ、それに」

    春香「??」

    P「プロデューサーであり俺はファンでもあるからな」

    春香「……はい!」

    P「それじゃあ、今日のスケジュールは……」


    ―――
    ――

    春香「お疲れ様でしたー!」

    P「ああ、今日のレッスンはなかなか良い感じだったな」

    春香「そうですか?」

    P「先生にも褒められてたじゃないか」

    春香「えへへ、そうですね。やっぱり褒められると嬉しいですね」

    P「そりゃ、誰だってそうだろ」

    5 :

    まっとうな春香さんエンドが心の底から読みたい

    6 = 1 :

    春香「そうですか?」

    P「ああ、俺も社長や小鳥さんに褒められると嬉しいからな」

    春香「じゃあ私も褒めます!」

    P「ははっ、ありがとう春香。でも立場的には俺が褒めるべきかもな。春香、今日のレッスンよく頑張った、偉いぞ」

    春香「ぷ、プロデューサーさん……なんだか、照れますね」

    P「素直に受け止めればいいさ、そろそろ駅だな……」

    春香「はい、今日もありがとうございました」

    P「ああ、気をつけてな」

    春香「はい!」


    ―――
    ――
    P「今日はオーディションだな」

    春香「はい……凄い、き、緊張しちゃって……」

    P「大丈夫だ、今までやってきたことを思い出すんだ」

    春香「そ、そうですよね……」

    7 = 1 :

    P「当たり前だ、今までの積み重ねがあってこその今回のオーディションだ……」

    春香「……合格したら、海外出演の話しも来てるって本当ですか?」

    P「……ああ、でも海外に行くわけじゃなく、今日撮ったものが海外に行くだけらしいけどな」

    春香「そうですか……私……」

    P「ん?どうした」

    春香「……な、なんでもないです!」

    P「そうか!とにかく、全力でぶつかっていけ!」

    春香「はい!!」

    ―――
    ――

    P「合格おめでとう、春香」

    春香「ありがとうございます!」

    P「今日の春香は本当に輝いていた。俺の目から見ても、きっと審査員、他のアイドル達から見ても輝いていたと思う」

    春香「そ、そうでしょうか」

    P「ん?なんだ、まだ何か不安があるのか?」

    春香「い、いえ……」

    10 = 1 :

    P「素直に喜べ、これでまたファンが増えるし、ファンも喜ぶんだから」

    春香「はい!」

    P「よし、じゃあステージ、行ってこい!」

    春香「……」

    ―――
    ――

    春香「……」

    P「今日のステージは裏方が最高だったな、春香がさらに輝いて見えていた」

    春香「はい」

    P「……どうした、オーディション前からずっと元気無さそうだけど」

    春香「い、いえ、別にそういうわけじゃないんです……」

    P「気になることがあるなら言うんだ、今までもそうしてきただろう」

    春香「そうなんです、けど……」

    P「春香?」

    春香「や、やっぱりなんでもないです!今日もありがとうございました」

    P「あ、待て、春……行ったか」

    11 :

    まともそうなのきた

    12 = 1 :

    ―――
    ――

    春香「おはようございます!」

    P「ああ、おはよう春香。今日は営業だからな、体調とか大丈夫か?」

    春香「はい!バッチリですよ!」

    P「よし!じゃあ、今から車出すから、支度して待っててくれ!」

    春香「分かりました!!」

    ―――
    ――

    春香「天海春香です!よろしくお願いしまーす!」

    「天海春香って、あ、あの天海春香か!?」

    「うおおお、ラッキー!!何々?シークレットイベント?」

    「よっしゃああああ!!サイン貰っちゃおうかな!」

    春香「えへへー、皆さん元気ですかー!」

    「「「うおおおおおおお!!」」」

    春香「私も元気です!」

    13 = 9 :

    どうでもいいけど >>1 のIDssなのな

    14 :

    Pが遠くなるのが嫌なのか

    15 :

    割と期待してる

    16 :

    きれいなはるるんものだとうれしいです

    17 :

    なんかまともなss久々かも
    しえ

    18 = 1 :

    P「……凄いな、春香の認知度はどんどん広がっている」

    P「こういう、ローカルなイベントはもうやらないほうがいいのかもしれないな……」

    春香「では!歌います!太陽のジェラシー!!」

    P「あ、おい!曲が違……」

    春香「あわわ!!ま、間違えちゃった!ち、違います!I want!!」

    P「……やっぱり心配になってきたぞ」

    ―――
    ――

    P「珍しいな、ああ言うミスは」

    春香「えへへ、すみません」

    P「まぁ、みんな笑ってくれたし結果オーライだ」

    春香「そうですね!ポジティブに考えます!」

    P「ああ、そのいきだ!」

    春香「今日ってこれで終わりですか?」

    P「いや、次はCM撮影だ。撮影現場にこのまま向かうから、車の中で昼をとってくれ」

    春香「は、はい……」

    19 = 1 :

    P「ん……?車で昼とるのが嫌だったら、撮影現場ついてからでもいいぞ」

    春香「あ、いえ食べちゃいますね」

    P「そうか?無理するなよ?」

    春香「はい、ありがとうございます」

    P(……なんだ、急に元気無くなったような気がするぞ)

    P「よし、それじゃあ行こう」

    ―――
    ――

    春香「うぅん!とろける味!贅沢なトロピカルフルーツ!とろけるマンゴープリン!」

    スタッフ「はーい、これで最終カットです」

    監督「春香ちゃんお疲れ様、最近良い感じなんじゃないのか?」

    春香「い、いえそんなことないですよぉ」

    監督「いやいや、765プロの春香ちゃんには私も期待しているからね。また頼むよ!」

    春香「は、はい!ありがとうございました!」

    ―――
    ――

    20 = 1 :

    P「凄いじゃないか春香!あの気難しいって噂の監督に褒められたんだぞ!」

    春香「は、はい……」

    P「……どうした?嬉しくないのか?」

    春香「い、いえ!そんなことないですよ!期待してるって言われちゃいましたーえへへ」

    P「ああ、また仕事が来るかもな!あ、マンゴープリンいっぱい貰ったから、先に事務所に持って行っていいか?」

    春香「はい!私も事務所行きたいなーって思ってたので!」

    P「そうか、思ったより早く終わったから、まだそんなに遅くないし……よし、じゃあ事務所に向かおう」

    春香「はい!!」

    ―――
    ――

    P「戻りましたー」

    小鳥「あ、おかえりなさい、プロデューサー」

    春香「ただいま帰りました!」

    小鳥「あら、春香ちゃんも。CM撮影じゃなかったの?」

    春香「えへへ、それが早く終わって……これ貰ったのでみんなで食べようかなって」

    小鳥「こ、これは……!!!まだ発売されてないマンゴープリン!!!」

    21 = 11 :

    支援は紳士のつとめ

    22 = 1 :

    春香「私一人じゃ食べきれないので!」

    亜美「何々→?って、プリンだ→!!!」

    「プリン!?」

    やよい「プリンですかー!?」

    春香「みんなで食べよ!」

    雪歩「私お茶持ってきます~」

    「あ、僕も手伝うよ!」

    春香「ふふっ」

    P「……よし、明日の仕事準備しないとな」

    春香「あ、プロデューサーさんも、一つ」

    P「いや、俺甘いものはちょっとなぁ……」

    春香「さっぱりしてますよ?男の人でも食べやすいと思います!」

    P「でもなぁ、準備あるから」

    春香「もう!あーん」

    P「は、春香……あーん……」

    23 :

    繋がりを大切にしようとするはるるん

    24 = 1 :

    亜美「あれあれ→?兄ちゃんとはるるんラブラブですな→?」

    やよい「ラブラブですー!」

    「自分もハム蔵にあーんするぞー!」

    春香「そ、そんなんじゃないってー!プロデューサーさんお仕事で手が離せなかったからで」

    亜美「慌てふためく所も怪しいですな→?」

    春香「もー!亜美ー!」

    P「ははっ、って春香時間大丈夫なのか?」

    春香「え……あっ!もうこんな時間!?」

    亜美「はるるんは忙しいですなー!」

    やよい「凄いですー!私も春香さんみたいにお仕事ビシバシこなしたいなーって!」

    春香「うん!みんな出来るよ!それじゃあ今日はお先に!」

    P「おつかれさま、春香。気をつけてな」

    春香「はい!」

    亜美「ばいび→!」

    やよい「お疲れ様でしたぁ!」

    25 :

    その他大勢より家族だよなやっぱ

    26 = 1 :

    バタンッ

    春香「……」

    春香「…………」

    春香「……」フルフルッ

    春香「帰らないと……」

    ―――
    ――

    Prrrrr

    春香「……ふぁああ、もひもひ」

    P『春香か?ごめんな、朝早く。今日は事務所に寄らないで、駅で待っててくれ。車で向かえに行くからな』

    春香「わ、わかりましたぁ……」

    P『ああ、頼んだぞ』

    ピッ

    春香「ん、んーーー!!朝かぁ……」

    春香「…………」

    春香「あっ、ボーっとしてる場合じゃない!行かないと!」

    27 :

    メインヒロイン!!!!!!!!!!!

    28 = 1 :

    春香「……無い」

    春香「無い!無い!!今日使う資料が……プロデューサーさんからもらって、えっと……うーんと、覚えてない……」

    春香「今日の電車で読もうと思ってたのに……」

    春香「あーもう、バカバカ……最近こういうミスばっか……」

    春香「今日はテレビの撮影なのに……」

    春香「どうしよう……もう一回プロデューサーさんに電話して……FAXしてもらうしか無いかな……でも、プロデューサーさん事務所に居るとは限らないし……」

    春香「……でも、資料見れないのはもっと駄目だよね。で、電話してみよう」

    Pr……ピッ

    春香(わ、ワンコールで……)

    P「どうした?何かあったか?」

    春香「あ、あの……先日貰った資料なくしちゃって……今日のテレビ撮影の資料で」

    P「そうか、今どこだ?家か?」

    春香「はい……」

    P「今からFAX送るから、受け取ってくれ。やり方分かるな?」

    春香「は、はい!」

    29 = 1 :

    P『じゃあ、受け取り次第来てくれ。遅刻はしなさそうか?』

    春香「はい、ギリギリ大丈夫です」

    P『分かった、じゃあ待ってるからな』

    ピッ

    春香「……プロデューサーさん、事務所に」

    春香「まだ4時半だよ……」

    春香「…………」

    春香「ううん、私のために頑張ってるんだもん、私も頑張らないと……」

    ―――
    ――

    司会「今日はこの新コーナー!!旅人一番!!」

    春香(……え?)

    春香(し、資料にそんなこと書いてあったかな……)

    春香(か、書いてなかったよね……ど、どうしよう、コーナーの内容知らない……でも知らないって言えないし……)

    春香(そっか、プロデューサーさん一枚送り忘れて……)

    司会「天海さんは、旅とかしたことあるんですかね?」

    30 = 11 :

    支援は紳士のつとめ

    31 = 14 :

    アニマスを彷彿とさせる

    32 = 1 :

    春香「は、はい!た、旅ですか?そうですね、一人で旅はしたことないんですけど、中学の頃修学旅行には行きました!」

    「それ旅って言うのか!」

    「旅行だし、旅だろ!」

    「まぁ、中学時代とか可愛い時代ですからね」

    「可愛い子には旅させろとも言いますし」

    「「「わははは」」」

    春香(な、なんとか乗り切れられそうかな……)


    ―――
    ――

    「あーちょっと天海くん」

    春香「は、はい」

    「ここのカットさ、なんでおどおどしたみたいになってるの?資料ちゃんと読んでくれたよね?」

    春香「あ、す、すみません……それが……」

    「あーそうなのね、はいはい……駄目だよしっかり読まないと。アイドルだからって、そういう所抜けてたら出演の依頼もね少なくなっちゃうから」

    P「も、申し訳ございません!それは私のミスで……」

    33 = 1 :

    「おたくさんのミス?」

    P「はい……」

    「まぁ、連帯責任ってやつ?正直に言うと誰の責任か、じゃなくて失敗したことがもうアウトなんだよね。責任の押し付け合いは、事務所に帰ってからしてくれないかな」

    P「申し訳ございません……」

    「……仕方ないか、まだ新人だしね。でも資料読まないで、あのアドリブは凄いと思うから、そこだけは評価しましょう」

    春香「あ、ありがとうございます!」

    P「ありがとうございます!!」

    「じゃ、頑張ってね」

    ―――
    ――

    P「春香、本当にごめん」

    春香「ぷ、プロデューサーさんは悪くないです!そもそも無くしちゃった私が悪いですから……」

    P「いやでも、しっかりフォロー出来てなかったのが悪い。それは俺の仕事だから……」

    春香「……」

    P「今後こんなこと無いようにするから……な?」

    春香「わ、私も、そう、します……」

    34 = 1 :

    P「……よし、責任の押し付け合いは見苦しいからな。次の仕事、頑張ろう」

    春香「はい!」

    P「今日はもうこれで終わりだから、送るよ」

    春香「あ、えっと……」

    P「ん、どうした?」

    春香「で、出来れば事務所でゆっくりしてから、でもいいですか?あと帰りは一人で帰れますよ」

    P「そうか、そうしてくれると助かる。このあと俺も事務所に戻る予定だったしな」

    春香「……あの、プロデューサーさん」

    P「? どうした?」

    春香「昨日、事務所に泊まったんですか?」

    P「ああ……そうだ」

    春香「プロデューサーさんはよく私に『無理をするな』って言います。でも、無理をしているのはプロデューサーさんじゃないですか?」

    P「……」

    春香「……」

    P「あのな、春香。春香が無理をしないように、俺が無理をするんだ」

    35 :

    こういうの大好き

    36 = 11 :

    この歯車が狂いだす感じたまらんね

    37 = 1 :

    春香「そんなの!ち、違います!」

    P「いいんだよ、大丈夫だしっかり休憩もしてる。春香が仕事している間も休憩してるし、ちゃんと仮眠もとってるから安心してくれ」

    春香「……本当ですか?」

    P「ああ、本当だ。安心してくれ」

    春香「……はい」


    ―――
    ――

    ピンポーン

    千早『はい?』

    春香「あ、千早ちゃん?今日お仕事早く終わったから、遊びに来ちゃった」

    千早『ああ、今開けるわね』

    ガチャッ

    38 :

    春香かわいいよ春香

    39 = 1 :

    春香「んー……千早ちゃんの部屋は落ち着く」

    千早「そうかしら?何も無くて、殺風景じゃない」

    春香「だからかなぁ、開放的っていうか」

    千早「ふふ、そういう言い方もあるのね」

    春香「うん……」

    千早「……それで」

    春香「え?」

    千早「何の相談かしら?」

    春香「あー……あはは、千早ちゃんには隠し事出来ないなぁ」

    千早「私が春香に隠し事出来ないように、ね?」

    春香「そうだね、えへへ……えっとね……あのね、怒らない?」

    千早「……まぁ内容によるわね」

    春香「そうだよねぇー……じゃあ怒らせちゃうかも」

    千早「怒るけど、でも、真剣に聞くわ」

    春香「……えっと、ね」

    40 :

    支援しますぅ

    41 = 35 :

    悩みの相談相手がいるっていうのは心から羨ましい

    42 = 1 :

    千早「うん」

    春香「今日失敗しちゃって……ね」

    千早「そう……」

    春香「テレビの撮影だったんだけど、資料がしっかり揃った状態のを見てなかったから、新コーナーのこと知らなくって……」

    千早「……それは、大きいわね」

    春香「今日の失敗が、って訳じゃないんだけどね……あのね、ちょっと、疲れちゃったのかな」

    千早「春香……」

    春香「私がアイドルしてるのって、ファンのみんなが幸せになってくれるからなんだけどね」

    千早「ええ、知ってるわ」

    春香「でもね……その、ファンとの距離が、遠いっていうか」

    千早「……そうね」

    春香「テレビの撮影とかって、ファンと直接触れ合うわけじゃないし、テレビを通してじゃない?」

    千早「でも、いろんな人が見れるわ……テレビを通して、春香を」

    春香「それはわかってるんだけど……」

    千早「春香の言いたいことは理解出来る。でも……それはきっとワガママかもしれないわ」

    43 :

    はるちは!はるちは!

    44 :

    百合厨は窓シコ

    45 = 1 :

    春香「わが……まま……?」

    千早「テレビに出たくても出れない人だっていっぱいいる、歌いたくても歌えない、ステージが用意されていない人だっている」

    春香「……」

    千早「でも、春香は歌えるわ、踊れるわ、輝けるわ。いろんな人を幸せに出来るじゃない」

    春香「私……」

    千早「春香、あなたはアイドルなのよ」

    春香「私は、アイドル」

    千早「……やっぱ私が一番!今輝いているみたい」

    春香「そりゃ生まれながらダイヤの……原石みたいだもん」

    千早「もっとビッグにならなきゃ」

    春香「もう何かの間違いでしょ……」

    千早「まだ私に気づいてない遅れた人たちも、この魅力ビームでハートをロックオン!するの」

    春香「……」

    千早「もっとビッグにならなきゃ、ね?」

    春香「でも、でも……プロデューサーさんが……」

    46 :

    千早のセリフでいちいち笑っちまう

    47 = 1 :

    千早「プロデューサー?」

    春香「……私の代わりに無理をしてる」

    千早「どういうこと?」

    春香「私が無理をしないように、無理をしてくれてる」

    千早「……それは、駄目ね」

    春香「だよね、あはは……」

    千早「春香、一人目のファンって誰だったか覚えてるかしら」

    春香「プロデューサー、さん……」

    千早「私がさっきから言ってる事、全部春香が教えてくれたことじゃない」

    春香「私が……」

    千早「春香がアイドルをやっている理由は?」

    春香「ファンのみんなを幸せにしたいから……」

    千早「じゃあ、プロデューサーもじゃない」

    春香「そっか、そうだよね!!」

    千早「……そうよっ」

    48 = 1 :

    春香「ありがとう、千早ちゃん!私なんか見えてなかったのかもしれない……何か忘れてたのかもしれない!」

    千早「ええ、落ち込んでる春香なんて、春香らしくないわ」

    春香「私、頑張ってみる」

    千早「頑張って」

    春香「ご、ごめんね、話すだけ話してなんだけど、これから事務所向かってみるね!」

    千早「ええ、行ってらっしゃい」

    ―――
    ――

    バンッ

    春香「プロデューサーさん!!」

    P「うおわ!?は、春香!?ど、どうしたんだ、帰ったんじゃ……」

    春香「ち、千早ちゃんの家行ってました……」

    P「ああ、そういえば近かったな」

    春香「そ、そうじゃなくてー!!」

    P「ど、どうした、とりあえず座ろう。座って話そう、な?」

    春香「は、はい」

    49 = 1 :

    P「……それで?何があった?」

    春香「プロデューサーさん、今日も泊まるつもりなんですか?」

    P「あ、ああ……そうなるかもな、企画の資料に目を通して承認したりしないといけないからな。泊まったほうが効率も良いし……」

    春香「駄目です!やっぱり無理してます!」

    P「だから、さっきも言ったけど……」

    春香「違います!プロデューサーさんは……プロデューサーさんは!プロデューサーでもあるんですけど!私のファンでもあるんです!」

    P「は、春香……」

    春香「私がデビュー当時から言ってたこと覚えてますか?」

    P「……ああ、『ファンのみんなを幸せにする』だっけか」

    春香「なら、プロデューサーさんも幸せにならないといけません。過労で倒れたりしたら……」

    P「あのな、春香……」

    春香「……」

    P「俺は幸せだ」

    春香「……!?」

    P「春香をプロデュース出来る、俺は幸せなんだ」

    50 = 40 :

    このP終いには死にそうだな


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