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    元スレ末原「咲がむっちゃ好きやねん!!」咲「えっ!?」

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    101 = 4 :

    「お待たせしました。あれ、それも買われるんですか?」

    末原「いや、ええと思ったんやけど、持ち合わせじゃ足りひんからな」

    末原「ほな、私も会計してくるわ。ちゃんとここで待っとってな」

    「あ、はい」

    ――――――――――

    末原「買い物もしたし、ぼちぼち帰るとするか」

    「そうですね」

    末原「宮永、泊まっとるところ教えてくれへんか?」

    「えっ、なんでですか?」

    末原「なんでって、送っていくからに決まっとるやろ?」

    「そんな、大丈夫ですよ」

    103 = 4 :

    末原「昨日今日と迷子になっとったやつが、よう言うな」フフフ

    「そうでしたね……それじゃ、お願いします」

    末原「ああ」

    「あと、はぐれないように……手、繋いでもらえますか?」

    末原「……ええで」ギュッ

    「わぁ、末原さんの手、とっても温かいです」

    末原「宮永の手の方が温かいで」

    「末原さん、今日は色々ありがとうございました」

    末原「ええよ。私も楽しかったし」

    「明日は全力でいきます! そして一緒に決勝に行きましょうね!!」

    末原「よっしゃ、約束や!! 姫松と清澄、一緒に決勝行こうな!!」

    104 = 4 :

    ホテル


    末原(今日は最高の一日やったわ~)

    末原(宮永の力になれたみたいやし、一緒に東京回ったり)

    末原(こ、これって、デ、デートやでな!?)

    末原(って私何考えとんねん!! 大体、宮永はほっとけん存在ってだけで、別に好きとか……)

    末原(でもでも、可愛い言われて、めっちゃ幸せやったわ~)ニヤニヤ

    赤阪「すっえはっらちゃ~ん」

    末原「あ、代行ですか。どうしたんですか?」

    赤阪「今日も強くなるために、これ着てみよな~」

    末原「はい、いいですよ」ニコッ

    赤阪「嫌や言うてもアカンで~、これは末原ちゃんの為に――って、今何て言うたん?」

    末原「いいですと言いましたが、それが何か?」

    赤阪「」

    107 = 4 :

    末原「これですか……可愛いですね、ではさっそく着てきますね」

    赤阪「……………………………やない」ボソッ

    末原「何か言いましたか、代行?」

    赤阪「……嫌がりもせん末原ちゃんなんて、私の好きな末原ちゃんやない!!!」

    赤阪「うわぁ~~~~~ん!!!」バタバタ

    末原「…………どないしたんやろ、代行は?」

    末原「まあええか……それより、早くこれ着てみよう!!」ルンルン


    「……す、末原先輩が、壊れてしもうた……」


    ―――――

    ―――

    108 = 4 :

    翌日 インターハイ準決勝


    みさき「副将戦終了!」

    みさき「現在一位は臨海女子、続いて二位に清澄、三位に有珠山と続きます」

    みさき「四位に転落した姫松は、巻き返せるのでしょうか?」

    理沙「不可能!!」プンプン

    みさき「泣いても笑っても、この大将戦で決勝に進む二校が決定します」

    理沙「クライマックス!!」プンプン

    みさき「果たして、臨海女子と清澄がそのまま抜けるのか、はたまた有珠山と姫松が逆転するのか、注目です」

    109 = 93 :

    不可能ておまえ

    110 = 4 :

    姫松高校控室


    「す、すみません……私のせいで……」グスッ

    洋榎「あぁ、泣かんでもええって絹」

    「三位の有珠山との差は四万点ですね……」

    由子「正直、絶望的なのよー……」

    洋榎「これはさすがに厳しいんとちゃうかな……」

    「わ、私がこない失点せんかったら……」ヒックヒック


    末原「――安心せえ絹ちゃん。私が絶対になんとかしたるわ」ゴッ


    洋榎「な、なんや今日の恭子、いつもと感じがちゃうで!?」ブルッ

    「す、末原先輩……お、お願いします!!」グスリ

    赤阪「末原ちゃん……私の末原ちゃんはどこいったん……」ブツブツ

    末原「ああ、まかせとき!!」

    111 = 4 :

    インターハイ会場 廊下


    末原(おかしなもんやな。一位でバトン渡された時より負ける気せえへんわ)

    末原(三位とは四万点差、おまけに相手は怪物揃い)

    末原(こんなんメゲるわ……昨日までの私やったらな)

    末原(今日の私は今までの私とちゃう。理由はなんとなくやけど見当ついとる)

    末原(……宮永と約束したからな、一緒に決勝に行くって)

    「…………」プルプル

    末原「ん? 宮永やん。どないしたん?」

    「あ、末原さん……や、やっぱり緊張してきちゃって……」カタカタ

    末原(……こない震えるほど緊張しとったんか……)

    末原(一昨日もこんな状況で、ようやったな……)

    113 = 4 :

    末原「……宮永」ダキッ

    「えっ、す、末原さん!?////」

    末原「宮永やったら大丈夫や。約束したでな、全力で来るって。一緒に決勝行くって」

    「末原さん……」

    末原「……少しは落ち着いたか?」

    「……はい」ニッコリ

    末原「そうか。ほな行こうか。靴脱ぐの忘れたらアカンで!」

    「はい!!」

    114 :

    脱ぐのは靴やない

    115 = 93 :

    >>110
    こうして見ると59000点むしられた
    マタンゴさんってやっぱスゲえな

    116 = 88 :

    >>115
    すげぇよ
    マジ白糸台ぱないっす

    117 = 4 :

    ――――――――――

    みさき「続々と各校、大将の選手が入場してきました」

    みさき「今清澄の一年大将、宮永咲選手と姫松の大将、末原恭子選手が入場してきました」

    理沙「前言撤回!!」プンプン

    みさき「はい? いきなりどうしたんですか、野依プロ?」

    理沙「姫松の大将、今までと違う!!」プンプン

    みさき「何が違うんですか?」

    理沙「ぜんぶ!!」プンプン

    みさき「……できればどこが違うかを詳しく教えてもらいたいのですが……」

    理沙「……と、とにかくぜんぶ!!」プンプン

    みさき「……はぁ……各校の選手が出揃いました。いよいよ大将戦が始まります!」

    118 = 93 :

    どんだけ末原さんの評価低かったんだよ

    119 :

    前言撤回wwww

    120 = 14 :

    のよりんかわいい

    121 = 4 :

    インターハイ準決勝 大将戦


    末原「ロン。6400」

    末原「ツモ。2000 4000」

    末原「ツモ。4000 8000」


    みさき「姫松の末原選手、連続和了で三位に浮上しました」

    理沙「愛の力!!」プンプン

    みさき「……さあ、末原選手の勢いはどこまで続くのでしょうか」


    末原(一昨日宮永と打った時は威圧感と恐怖で震えが止まらんかった)

    末原(でも今はちゃう! 最高に楽しいわ)

    末原(もっと宮永と打ちたい。そん為にはここで負けるわけにはアカンのや!!)

    122 = 4 :

    「ツモ。3000 6000」

    末原(嶺上開花か、宮永らしい上がりやな)

    末原(……私も負けてられへんな)ニヤ

    ――――――――――

    みさき「ついにオーラスを迎えました」

    みさき「現在一位は清澄、二位は臨海女子となっています」

    みさき「そして僅差で三位は怒涛の追い上げを見せている姫松です」

    みさき「姫松の末原選手は二回戦の時とはまるで別人のようです」

    理沙「恋する乙女!!」プンプン

    みさき「……果たして、決勝へとコマを進めるのはどの高校でしょうか」

    123 = 42 :

    ここで姫松突き落としてそのあとも末原先輩突っぱねる咲さんとかだってら戦慄する

    124 = 4 :

    末原「ロン。6700」


    みさき「準決勝決着――!!」

    みさき「姫松の末原選手、臨海に直撃し、逆転で二位に浮上しました!」

    みさき「決勝進出を果たしたのは、長野代表・清澄高校と南大阪代表・姫松高校となりました!!」

    理沙「愛は奇跡を起こす!!」プンプン

    ―――――――――

    末原「ふぅ……」

    末原(ギリギリやったけど、なんとか逆転できたわ)

    末原(宮永も今回はプラマイゼロやなかったし、万々歳の結果やわ)

    「末原さん!!」タタタッ

    末原「宮永、どないしたん?」

    126 = 4 :

    「末原さんのおかげで緊張せずに打てました!!」

    末原「別に私のおかげとちゃうよ。宮永自身が緊張を克服できたからや」

    「いいえ、試合前に末原さんがぎゅって抱きしめてくれたから、まったく緊張しないで打てたんです!」

    「だから末原さんのおかげです!!」

    末原(私が抱きしめて……? ――ってそやったわ!!)

    末原(試合前に私、宮永のこと抱きしめたんやった!!)

    末原(あん時は緊張で震える宮永に何かしてあげたくて無意識にしてもうたけど)

    末原(よう考えたら、私何恥ずかしいことしとったんやろ!!////)アワアワ

    「末原さん、どうかしたんですか?」

    末原「ふぇ!? な、なんでもあらへんよ!」

    「そうですか。それで私、末原さんに何かお礼がしたいんですけど……」

    末原「お、お礼って……んなもんいらへんよ」

    128 = 4 :

    「でも、私末原さんに色々としていただいたのに……」

    末原「せやからそれは私がしたくてしたことやから、気にせんでええって最初に言うたやん」

    「それでも何かしたいんです!」

    末原(うーん、困ったな……)

    末原(いらん言うても宮永のことや、引き下がらんやろうしな……)

    末原(どうしたらええんやろ――って、そうや!)

    末原「み、宮永、そ、そんならな……」モジモジ

    「はい……」ゴクリ


    末原「わ、私のこと、名前で呼んでくれへんか?」

    「…………えっ?」


    末原「ほ、ほら、私らせっかく仲良うなれたんやし、苗字で呼び合ってんのもおかしいやん!!」アセアセ

    末原「い、いい機会やし、私のことを名前で呼んでくれたら嬉しいなって!!」アセアセ

    129 = 42 :

    咲さんかわいい!(支援)

    130 :

    あれ? 末原先輩って実はカワイイ?

    131 :

    >>130
    実はとはなんだ

    132 = 58 :

    咲さん可愛い!

    133 = 4 :

    「……分かりました、恭子さん」ニッコリ

    末原(~~~~~~!!!!////)

    「なんか、照れちゃいますね////」テヘッ

    末原(ああもう、照れてる宮永抱きしめたいわ~)

    「あの、恭子さん」

    末原「な、なんや宮永?」

    「私のことも、咲って呼んでくれますか?」

    「私も、恭子さんに名前で呼んでもらいたいです」

    末原「あ、ああ、ええよ。…………さ、咲////」ボソッ

    「恭子さん、聞こえないですよ」クスッ

    末原「す、すまんな! さ、咲!////」

    「はい、恭子さん」ニコッ

    134 = 33 :

    ポテンシャル高いなぁ

    135 = 56 :

    甘酸っぱすぎぃ!!!

    136 = 14 :

    平和でいいね

    137 = 4 :

    末原(うっわー、やばいやばいやばいやばい!!!)

    末原(宮永――やのうて咲と名前で呼び合うだけでもう最高に幸せやわ~)

    「そろそろ戻らないといけませんので失礼しますね」

    末原「そ、そやな。私もそろそろ戻らんとまずいしな」

    「あ、恭子さん、言い忘れるところでした」

    末原「な、なんや?」

    「一緒に決勝に行くって約束果たしてくれて嬉しかったです」

    「準決勝の時の恭子さん、とってもカッコ良かったです////」

    末原「!!」ドッキン

    「そ、それじゃ、明日の決勝でまたお会いしましょうね!!」タタタッ

    末原「…………」ドキドキ

    138 = 4 :

    姫松高校控室


    ガチャ

    洋榎「おっかえり~、恭子!!」

    洋榎「すごいやないか!! あっこから逆転って!!」

    由子「恭子すごいのよー」

    「末原先輩、お疲れ様です!!」

    絹恵「本当にありがとうございました、末原先輩!!」

    洋榎「よっしゃ、決勝進出祝いにこれからみんなで飯でも食べに行くで!!」

    「いいですね。行きましょうよ!!」

    由子「洋榎ナイス発案なのよー」

    洋榎「せやろー、さすがやろー。善は急げや、ほな行こうか――って、恭子?」

    末原「……えへへ、さ、咲。き、恭子さん……やて、ふふっ……」ニヤニヤ

    洋榎「……アカン、恭子が壊れてもうたわ……」

    141 = 4 :

    中華料理店『ハオハオ』


    洋榎「うわ、美味すぎやで、このからあげ!!」

    絹恵「お姉ちゃん、このチンジャオロースもめっちゃ美味しいで!」

    由子「勝った後の食事は格別なのよー」

    「あ、すいません。からあげ二人前追加でお願いします」

    洋榎「ほら恭子もからあげどうや? 美味いで~」

    恭子「……さーき。……きょーこさん。……えへへ……」ニヤニヤ

    洋榎「はぁ、相変わらずこの調子か。代行は代行で朝からおかしいままやし」

    赤阪「……もう私の好きな末原ちゃんはどこにもおらへんのや……」ブツブツ

    由子「まあ二人はほっといていいのよー」

    絹恵「末原先輩たち用に料理テイクアウトしとくで、お姉ちゃん」

    洋榎「せやな。せっかくのからあげ、うちらだけで食べつくすんは悪いしな」

    143 = 4 :

    カラアーゲオイシクツクルンナラー モミッモミー♪

    洋榎「お、電話か」ピッ

    洋榎「もしもし――なんや久か。どないしたん?」

    絹恵「!?」ピクン

    洋榎「ああ……いや、うちらは見てへんで」

    洋榎「分かったわ。見かけたら連絡するわ」ピッ

    絹恵「……ねぇお姉ちゃん。久って誰なん?」プルプル

    洋榎「ん? ああ、清澄の部長や。一昨日ホテル帰る時に会うて、仲良うなってん」

    洋榎「それがどないしたんか?」

    絹恵「……いや、別に……」

    「それより、なんやったんですか?」

    144 :

    きぬたそまでおかしくなってしまう

    145 = 53 :

    見えないとこでたらしこんでるとか流石部長やな

    146 = 92 :

    きぬたそはのどたそ氏と乳比べでもしていればいいでござる

    147 = 56 :

    きぬたそ……持ちこたえるんや

    148 = 4 :

    洋榎「ああ。なんか宮永を見てへんかって電話やったで」

    末原「!?」ピク

    由子「宮永って、清澄の大将の子?」

    洋榎「せや。なんかちっと買い物に行く言うて、まだ帰ってきてへんらしいねん」

    末原「主将!!」バンッ

    洋榎「わっ!? 急にどないしたん恭子、ビックリしたがな!!」

    末原「その話本当ですか!?」

    洋榎「あ、ああ。今久から聞いたから、ホンマらしいで」

    末原「……咲!!」ダッ

    洋榎「ちょ、恭子!? どこ行くねん!?」

    洋榎「……アカン、行ってもうたわ」

    149 = 93 :

    あつぅい!

    150 = 119 :

    食い逃げアル!


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