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    元スレ末原「咲がむっちゃ好きやねん!!」咲「えっ!?」

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    1 :

    代行 ID:U97AguoS0

    2 :

    紫煙

    4 :

    代行ありがとうございました!!

    6 = 4 :

    二回戦終了後 姫松高校控室


    末原「…………」

    洋榎「ん、どないしたん恭子?」

    末原「……主将ですか。別になんでもありませんよ……」

    洋榎「そんな深刻な顔してなんでもない訳ないやろ!」

    洋榎「何かあったんやろ?」

    末原「……いえ、別に……」

    洋榎「……もしかして、宮永咲のことか?」

    末原「…………はぁ、主将にはすべてお見通しみたいですね」

    末原「私はこれでも姫松の大将としてやってきたプライドがあります」

    末原「そやけど宮永のあのプラマイゼロ……あらホンマもんの舐めプレイですわ」

    末原「そんなことされて平然としていられるほど、私は大人やありません」

    9 = 4 :

    洋榎「まあ気持ちは分かるで。うちかて目の前であんなプレイされたらブチ切れるわ」

    洋榎「全力で戦うべき場所で相手を見くびるようなことは、うちも許せれんわ」

    洋榎「でもな、内容はどうあれ準決勝に進出や。そこでリベンジしたらええやん!」

    末原「……それはそうですけど……」

    洋榎「まあ、今日のことはひとまず忘れて、ホテル戻ろうや」

    洋榎「絹や漫たちは先に戻っとるし、うちらも行こうや」

    末原「いえ、私はもう少しここにいるんで。主将は先に戻っといてください」

    洋榎「そうか? 分かったわ、先に戻っとくで」

    末原「すみません主将」

    10 = 1 :

    しえーん

    11 :

    咲さんのあれは舐めプじゃなくて強敵に囲まれたらあれしかできないとかうんたら

    12 = 4 :

    インターハイ会場 廊下


    末原(主将はリベンジしたらええって言うとったけど……)

    末原(打ってみて肌で嫌というほど感じたあの威圧感と恐怖……)

    末原(……明後日のこと考えるだけでメゲるわ……)

    「ココどこ……」グスッ

    末原「ん、なんやこの声は?」

    「は、早く行かないと、も、もれちゃうよ……」モジモジ

    末原「って、あれは宮永咲やん!?」

    末原(まさか本人に会えるとは思っとらんかったわ……)

    末原(にしてもなんか様子がおかしいな?)

    「も、もう限界……」プルプル

    13 = 4 :

    末原「…………まさか!! アカン、宮永!!」ダッ

    末原「トイレはこっちや!! もらしたらアカンよ!!」

    「うぅ……」グスッ

    ――――――――――

    末原「……はぁ、なんとか間に合ったみたいやな」

    ジャー ガチャ

    「あの……末原さん……でしたよね。本当にありがとうございました」ペッコリン

    末原「いや、別にええんやけどな……」

    「トイレに行こうと思ったら迷子になっちゃって」

    末原「…………」ジー

    末原(あれ? 宮永ってこんな感じのやつやったっけ?)

    14 :

    かわいい

    15 :

    見た目はモブだと思うやんか?

    16 = 4 :

    末原(ちょうどええ、あの舐めプレイについて訊いたろ)

    末原「なあ宮永、一つ訊きたいんやけどな」

    「はい、なんですか?」

    末原「さっきのあのプラマイゼロ、あれはわざとなん?」

    「あっ……」

    末原「……やっぱりか」

    「ごめんなさい……」

    末原「はぁ、宮永、どんな理由があるか知らんけど、あんな舐めプレイはやったら――」

    「違います!! 舐めプレイなんかじゃありません!!」

    末原「えっ!?」

    17 :

    咲恭支援

    18 :

    よっしゃ咲恭スレや!
    改造じゃないことを祈りつつ支援

    19 :

    >>17
    角がささりそう

    20 :

    末原さんって咲にカタカタしてたわけやないやろ?

    21 :

    >>20
    そうだよ

    22 = 4 :

    「ご、ごめんなさい、大声出しちゃって……」

    「でも、決して皆さんを舐めてあんなことをしたんじゃありません」

    末原「なら、なんでプラマイゼロを狙ってしたん?」

    「……少し長くなりますけど、いいですか?」

    末原「ええよ、このままやったら気になってしゃあないし」

    末原「そこの椅子に座って聞かせてくれへんか?」

    「はい、分かりました」

    ――――――――――

    末原「…………」

    「――以上です」

    末原「……なるほどな。小さい頃にお年玉を取られまいとして身に付けたんか……」

    末原「そんで、緊張のあまりそん時の打ち方しか出来へんかった訳か……」

    23 = 4 :

    「末原さんや他の対局者の方々にすごく失礼なことをしたと思います」

    「でも、それは決して皆さんを舐めてやったことではありません!」

    「それだけは信じて下さい!!」

    末原「分かったわ、信じたるわ」

    末原(なんや、別に宮永は舐めプレイでプラマイゼロにしたんとちゃったんか)

    「あ、ありがとうございます!!」パァ

    末原「…………////」キュン

    末原「そ、それにしても、白糸台の宮永照が、まさかあんたの姉さんだったとはな……」

    末原「何か関係あるとは思っとったけど、まさか姉妹やったとは……驚きやわ」

    「でも、お姉ちゃんと仲直りできてないんですよ」

    「お姉ちゃん、私がプラマイゼロしてるのすごく怒ってて……」

    「やっとしないで打てると思ったのに、またしちゃって、今度は末原さんを怒らせちゃって……」グスッ

    「もしお姉ちゃんと打った時にまたプラマイゼロしちゃったらと思うと……」ヒックヒック

    24 :

    改造ではないな
    改造は末原ちゃんの喋り方で一発でわかる

    25 = 18 :

    よしよし
    いい展開だ

    26 = 4 :

    末原「ちょ!? そんな泣かんでも!!」

    末原「安心せえ、私は別に怒っとらんから!!」ワタワタ

    「ご、ごめんなさい……」ヒックヒック

    末原「ほら、よしよし」ナデナデ

    ――――――――――

    末原「……落ち着いたか?」

    「は、はい……ごめんなさい、ご迷惑をおかけして」

    末原「ええよ。それにしても緊張して昔の打ち方をしてしまうんは難儀やな」

    末原「私には宮永が緊張しとるようには見えんかったけどな」

    「えっ、そんなことないですよ! 私今まで家族としか麻雀やったことなかったですし」

    「もし私の所為で負けちゃったらって思うと、怖くて……」プルプル

    末原(……やっぱり思ってたんと違うな)

    末原(手の付けられへん怪物かと思っとったけど、普通の女の子やん)

    末原(……なんとかしてやりたいな)

    28 = 4 :

    末原「宮永、緊張するんはおかしいことやないよ」

    末原「姫松で大将やってる私かて、対局前はめっちゃ緊張しとるんやから」

    「ほ、本当ですか!?」

    末原「ホンマや。そやから緊張することはおかしいことやないで」

    「で、でもまた昔の打ち方になっちゃったら……」

    末原「……そ、そやったら、私が相談に乗ろっか?」

    「えっ?」

    末原「ほ、ほら、昔の打ち方に戻ってまうこととか、姉さんとの仲直りのこととか!」アセアセ

    末原「な、何か力になれるかもしれんやろ!?」

    「…………」

    末原(な、なんで私こんなこと言っとるん!?)

    末原(ほ、ほら宮永かて呆れ取るわ)

    30 :

    末原さんまじいけめん

    31 = 18 :

    今更気づいたけど全国で5指に入る姫松で大将やってる末原さんって実は凄い人なんじゃ…

    32 = 4 :

    「本当ですか!?」パァ

    末原「えっ!? あ、ああ。私で良かったらな」

    「すっごく助かります!!」

    末原(こ、こないに喜んでくれるとは……)

    末原「そ、それじゃ連絡取り合えるように、番号交換しとこうか」

    「あ……はい。えっと……ごめんなさい、まだよく使い方分かってなくて」

    末原「し、仕方ないな。貸してみ……」カチカチ

    末原「……よし、これでできたわ。ほら、私の番号登録しといたで」

    「ありがとうございます!!」

    34 = 4 :

    「でも……末原さん本当に良いんですか?」

    末原「何が?」

    「だって私、末原さんにとっては敵なのに、相談に乗ってくれるなんて」

    末原「ええよ、ここで話聞いたんも何かの縁やし。それに――」

    「それに?」

    末原「困っとる宮永見とったら、何か力になってやりたい思ったんよ」

    「末原さん……」

    末原「これは私がやりたいからするんやし、宮永は気にせんと自分のことだけ考えときや」

    「本当にありがとうございます、末原さん!!」ペッコリン

    36 = 18 :

    先輩やってる末原さんは新鮮だ
    支援

    37 = 4 :

    ホテル


    末原「……はぁ」

    末原(なんで私あんなに宮永の力になりたい思ったんかな?)

    末原(勢いで相談受けたる言ってまうし……)

    末原(いったい私、どないしたんやろ……)

    洋榎「なんや恭子、まだ宮永咲のこと考えとるんか?」

    末原「ひゃい!? えっ、そ、そんな宮永のこと考えてるって!?」ワタワタ

    洋榎「ん? 宮永咲にされた舐めプレイのこと考えとったんとちゃうんか?」

    末原「あ……そ、そっちですか?」

    洋榎「それ以外にあるんか?」

    末原「いえ、こっちの話です」

    39 = 4 :

    洋榎「まあ恭子、気にすんなや。あんな舐めたプレイやらかす宮永咲なんか、最低の雀士や」

    末原「…………」ムカッ

    洋榎「そんなふざけたやつのやること考えたって時間の無駄や」

    末原「…………」イライラ

    洋榎「それよか準決勝進出のお祝いに、みんなで飯でも食べに――」

    末原「主将に宮永の何が分かるんですか!?」バンッ

    洋榎「おぉ!?」ビクッ

    末原「さっきから聞いてれば、最低の雀士だのふざけたやつだの!!」

    洋榎「あ、あの……恭子さん?」ビクビク

    末原「だいたいあれは舐めプレイでもなんでも――」ハッ

    42 :

    うわぁ内側から懐柔する咲さんマジ咲さ





    咲さんかわいい!

    43 :

    末原さんの芸術的な手のひら返し

    44 = 4 :

    末原「……すみません、主将」コホン

    洋榎「ど、どないしたん恭子?」

    末原「いえ、なんでもありません」

    末原(ホンマどないしたんやろ私?)

    末原(主将が言っとったことに腹立てて)

    末原(だいたい主将が言ったことと同じようなこと、私も少し前まで言っとったやないか)

    末原(そやのに怒鳴ったりして……アカンな)

    末原「本当にすみませんでした主将、私は先に休ませていただきますんで」

    洋榎「そ、そうか……わ、分かったわ、ゆっくり休みぃや」


    ―――――

    ―――

    45 = 33 :

    いいお姉ちゃんやな

    46 :

    早くエッチしろよといいたい

    47 = 4 :

    翌日 ホテル


    末原「…………」

    末原(昨日色々考えたけど、さっぱり分からんかったわ)

    末原(なんで私、あんなに宮永のことが気になるんやろうな?)

    末原(うーん、ホンマ分からんわ……)

    洋榎「恭子、どないしたん?」

    末原「へっ!? しゅ、主将、どうしたんですか!?」

    洋榎「どうしたもこうしたもないわ。さっきから呼んどんのに、まったく反応せえへんし」

    末原「すみません。ちょっと考え事してたんで……」

    洋榎「大丈夫か? ホテルで休んどってもええで?」

    末原「いえ。私らの目標は優勝です。その為には今日の準決勝を見ておく必要があります」

    洋榎「そうか? ほな、行こか。そろそろ試合始まりそうやし」

    48 = 4 :

    アキラメタラオ-ワリー、キモチヲリセットシテー♪

    末原「すみません主将」ピッ

    末原「もしもし」

    『も、もしもし……末原さんですか? 宮永です』

    末原「えっ!?」ドキッ

    『ごめんなさい、今お時間大丈夫でしょうか?』

    末原「あ、ああ。全然大丈夫や、問題ないで!」

    『良かった。あの、昨日の今日でご迷惑かと思ったんですけど……』

    『相談したいことがあるんですが……駄目でしょうか?』

    末原「いやいや、ええよ!! ちょうど暇やったし!!」

    『ありがとうございます!!』

    末原「そ、そんなら昨日話したとこで待ち合わせな!」

    『分かりました、昨日の場所ですね!』

    末原「あ、ああ。ほな、待っとるからな!!」ピッ

    49 = 4 :

    末原「すみません主将。ちょっと用事が出来たので、失礼します」ダッ

    洋榎「ちょ、ちょい待てーな恭子!! ……行ってもーたわ……」

    洋榎「……しゃーない、絹でも誘って行くとするかな……」ハァ

    ――――――――――

    末原「…………」ソワソワ

    末原(ま、まさかホンマに宮永から相談受けるとは思わんかったわ)

    末原(なんか知らんけど、めっちゃ嬉しいわ)ニヤニヤ

    末原(……宮永、早よ来ーへんかな?)チラチラ

    末原「……それにしても少し遅いな……宮永どないしたんやろ?」


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