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    元スレ森島「安易なラブコメは禁止よ!」橘「えぇ!?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
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    1 :

    森島「キミさ、最近自分の才能に慢心してるんじゃないかな?」

    「さ、才能ですか?」

    森島「そう才能よ!その誰もが羨む主人公体質!」

    森島「それに甘えてるんじゃないかな?」

    「しゅ、主人公体質!?」

    (た、確かに……最近あんまりにも立て続けに女の子とのイベントが起こるから)

    (も、もしかして僕は主人公だったのか!?とか浮かれてたりしたけど……)

    森島「思いあたる節はあるわね?」

    「は、はい……確かに浮かれてました」

    森島「というわけで……明日一日は安易なラブコメ禁止ね!」

    「あ、安易なラブコメ禁止だって!?」

    「何てことだ……安易なラブコメを禁止されたら……ぼ、僕!」

    「……ん?」

    「安易なラブコメってなんですか?」

    3 = 1 :

    森島「Good!いい質問よ!」

    森島「例えばね~」ゴソゴソ

    森島「ここに缶ジュースがあるでしょ?」

    「は、はい」

    森島「これをね」プシュ

    ゴキュゴキュ……

    森島「ぷはーっ!」

    森島「はい、橘くんも飲む?」

    「あ、はい。ありがとうございます」

    (も、森島先輩が口をつけた缶ジュース!こ、これは……!)ドキドキ

    森島「はい、それ!」

    「えっ?」

    森島「それが安易なラブコメ的行動よ!」

    「こ、これのことだったのか!?」

    6 = 1 :

    森島「明日一日は、そういうの禁止!」

    「は、はぁ……わかりました」

    森島「もしも破ったときはね、みんな大好き罰ゲームがキミを待ってるわ!」

    「ば、罰ゲーム!?どんなのですか!?」

    森島「それはその時のお楽しみってことで、ね?」

    (な、何だって!?……想像したら今晩眠れなくなっちゃうじゃないか!)

    森島「んっふっふ~、ちなみにね?」

    森島「橘くんのことは……何だっけ?キミと同じクラスの普通な女の子」

    「田中……さんですか?」

    森島「そうそう!田中さんと声がそっくりなあの子に見張って貰うから」

    森島「ズルはできないわよ?……ふふふ」

    (だ、誰!?誰が僕を見張ってるの!?)

    7 :

    森島「そうそう、もう一点」

    森島「いくら主人公体質だっていっても、ラブコメ展開なんてそうそう起きないわよね?」

    「まさか!?」

    森島「ええ、ある程度イベントを仕込んでおくわ!」

    森島「みんな意外と協力的で助かっちゃった」

    森島「勿論私も仕掛け人よ!」

    (だ、誰も信用してはならないってことなのか!?)

    森島「楽しみね、明日が!」

    「……楽しみですね、ははっ」

    8 :

    ほう

    9 :

    田中Bさんか

    11 :

    この駄文がラブコメに寄せて書いてるからもう無理じゃん

    12 :

    りさちゃんとらぶらぶちゅっちゅはよ!

    13 = 7 :

    ~そして次の日・通学路~

    「今日は……安易なラブコメ禁止なんだったな」

    「うぅ、曲がり角全てがトラップに見えてくるよ」

    「……トーストを加えた女の子が走ってきたらと思うと」

    「……って、まさかな!それこそ安易だよな!」

    「ち、遅刻しちゃう!」タタタタタ

    「えっ?嘘!?」

    「きゃっ!」

    「うわっ!」

    ガツンッ!ドシーン……

    「いった~い!」

    「だ、大丈夫ですか!?……って梨穂子か」

    梨穂子「あ、ああ、純一!おはよう!」

    14 :

    書ききって初めて評価されるし俺達も幸せになれるんだぜ?後はわかるな?

    15 = 7 :

    (ご丁寧にトーストまで咥えてるし!)

    (これは罠だ!間違いなく罠だ!)

    (ぜ、絶対にスカートに目をやるなよ!その時点でアウトだ!)

    梨穂子「純一は大丈夫?」

    「あ、ああ。僕は大丈夫だよ」スクッ

    「梨穂子は?」

    梨穂子「あ~、うん。大丈夫だよ」

    「そ、そうか!それはよかったな!」

    梨穂子「純一?手、貸してくれるかな?」

    「あ、ごめんごめん」スッ

    梨穂子「……私こそごめんね?」

    「え?」

    デデーン!タチバナアウトー!

    「な!?」

    17 = 7 :

    森島「ふふふっ……見てたわよ?」

    「も、森島先輩!?」

    梨穂子「あ、森島先輩!お疲れさまでーす!」

    森島「早速ね!芸人魂に火がついちゃったのかな?」

    「えぇ!?だ、だって……普通は手を貸すでしょう!?」

    梨穂子「じゅ、純一は優しいから仕方ないですよ!」

    森島「キミの普通っていうのは、トースト咥えて走ってくる女の子とぶつかるのまで許容してるのかな?」

    「そ、それは……でも!」

    森島「そもそもね?倒れた女の子に手を貸すなんて……『普通』はないわよ?」

    「……そういわれてみれば、そうですね」

    森島「というわけで、罰ゲームね!」

    18 :

    >>1
    目が目が目が

    19 = 7 :

    (罰ゲームって……何なんだろう?)

    森島「じゃあ、桜井さん?お願いね?」

    梨穂子「は、はい!」

    梨穂子「純一の……バカッ!」

    パシーン

    「うッ!?」

    「な、何で僕……ビンタされてるんだ?」

    梨穂子「もう知らない!」トテテテテ

    「り、梨穂子!?」

    森島「……どう?女の子にビンタされるのは始めて?」

    「え、えぇ……まぁ」

    森島「今のが罰ゲームよ!心にくるでしょ!?」

    「……はい、辛いです」

    (梨穂子でよかった、手加減してくれてたもんな)

    (こ、これが……もし絢辻さんだったら……?)ゴクリ

    20 :

    グーで殴られる

    23 = 7 :

    ~下駄箱~

    「上履き、上履きっと」

    ガチャ

    「ん?手紙が入ってる?」

    「……見なかったことにしよう、うん」

    「露骨に罠だもんな」

    「で、でも……ここに残していくわけにもいかないし」

    「し、自然に鞄へ……」

    「よし!バレてない!」

    森島「バレてるわよ?」

    「ひ、ひゃあ!」

    森島「それは仕込みじゃないよ?だから今回は見逃すけど……」

    森島「次からは気をつけてね?」

    (仕込みじゃない?……あとで読んでみよう!)

    26 :

    素晴らしいスレを見つけてしまった…

    27 :

    もうちょい激しいやつたのむ

    29 :

    ちゃんの響きチャソも出してくれよ?

    30 = 7 :

    「おはよう」

    梅原「うーっす……って何でそんなに周りを警戒してるんだ?」

    「きょ、教室には危険が一杯なんだ!」

    「い、いつ襲われるか……」

    梅原「おいおい、何だ?そういう漫画でも読んだのか?」

    「ち、違うんだ!これには深い訳が」

    棚町「ぐっも~に~ん」

    梅原「おう、棚町!……って、大将?何で身構えてるんだよ?」

    「薫!僕に近寄るなよ?絶対に耳をかみかみとかするんじゃない!わかったな!?」

    棚町「な、何?……はは~ん?前フリってヤツね?あんたもそういうの好きねぇ」

    「ち、違う!前フリなんかじゃなくて!」

    棚町「別にそんなことされなくても、あたしは」

    (こ、このまま会話を続けるだけでも危険なんじゃないか!?)

    34 = 7 :

    「か、薫だって仕掛け人なんだろ!?」

    棚町「……ええ、仕掛け人だけど?」

    「だ、だったら!僕が何でこんなに必死なのかわかるだろ!?」

    棚町「いやねぇ、純一ったら。挨拶くらいしてもアウトになんかならないわよ?」

    「そ、そうなのか?」

    棚町「さすがに運営側もそんなに鬼じゃないわよ?」

    「そ、そっか……ごめん、薫」

    棚町「いいって、いいって!……それより、あんた?」

    棚町「チャ、チャックが……ね?」

    田中「おっはよ~……ってキャーッ!」

    田中「橘君の変態ッ!」

    デデーン!タチバナアウトー!

    「な、何でチャックが!?」

    35 = 26 :

    これは酷いwwwwww

    37 = 7 :

    「……あ!チャックが壊れてて下がりやすくなってる!」

    「こ、こんな所にまで仕込みが……!?」

    田中「……やっていい?」

    「か、かかってこいや!」

    田中「橘君の、バカーッ!」バシーン

    「……い、痛い!明らかに悪意を感じたぞ!」

    田中「……えへへっ、気をつけてね?」

    棚町「まぁ……そのね?」

    棚町「あたしもチャックの件は知らされてなかったからさ?」

    棚町「……ごめん」

    「むしろ早めに指摘してくれて助かったよ、薫」

    梅原「……また変なことに巻き込まれてんだな、大将」

    40 = 7 :

    絢辻「盛り上がってるところ悪いんだけど?」

    絢辻「橘君?あなただけプリント提出されてないわよ?」

    「あ……ごめん、忘れてたよ」

    絢辻「はぁ……だと思ったわ。先生の所に持って行きたいから、今すぐ書いてくれるかな?」

    「うん、今書くよ」

    サラサラ~

    「はい、書きあがったよ」

    絢辻「そんなに早く書けるなら、もっと早めに出してよね!」

    「ごめんね、絢辻さん」

    絢辻「……じゃあ、手伝って?」

    「えっ?」

    絢辻「他にも持っていくプリントとかあって重いから、手伝ってって欲しいな?」

    (き、きた!間違いなく僕の命を狙ってきてる!)

    41 = 28 :

    絢辻さんは

    42 :

    裏表のない

    43 :

    悪魔です

    44 :

    腹の黒い釘バットの似合う素敵な人です

    45 = 18 :

    >>23
    私と戦うつもりか
    あの光の差す方向にラピュタがあるのだ
    君のアホ面には心底うんざりさせられる

    46 = 29 :

    素敵な人です

    47 = 7 :

    絢辻「ほら!HRまであまり時間ないからちゃっちゃとする!」

    (わかってた。拒否権がないことくらいは)

    「じゃ、じゃあ!僕は重そうな方持つからさ!絢辻さんは軽い方持ちなよ!」

    絢辻「あらそう?悪いわね?」

    「いやいや、当たり前のことだよ!はははっ」

    (さて、どんな罠が僕を待っているんだ!?)

    48 = 7 :

    ~廊下~

    絢辻「いつも悪いわね~、仕事手伝ってもらっちゃって」

    「拒否権なんてない癖によくいうよ」

    絢辻「ふふふっ、よくわかってるじゃないの」

    「全く、絢辻さんは人遣いが荒くて……ん?」

    (何故!?何故廊下の真ん中にバナナの皮が!?)

    (し、しかも絢辻は気付いてない……いや、気付いてないフリをしているぞ!)

    (こ、このままでは……ぼ、僕の身が危ない!)

    「あ、絢辻さん?バナナの皮が」

    絢辻「バナナの皮?それがどうし……きゃっ!」

    ツルーン!ドテッ!バサバサ……

    絢辻「痛たたたっ……何で廊下にバナナ皮が落ちてるの!?」

    絢辻「プリントまで散らばっちゃったじゃない!」

    50 :

    はい


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