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    元スレ末原「咲がむっちゃ好きやねん!!」咲「えっ!?」

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    51 :

    口調の再現度が高いな

    52 = 4 :

    「うぅ……ココどこ……」グスッ

    末原「宮永、どないしたん!?」

    「あっ、末原さん!! 良かった……また迷子になっちゃって……」

    末原「そ、そうか……。にしても宮永方向音痴やったんか。何かあったんか思って焦ったわ」ホッ

    「ごめんなさい、お待たせしまして」

    末原「ええよ、無事着いたことやし。そんで相談やったな?」

    「はい。明日の準決勝の前に、どうしても相談したくって……」

    末原「そうか。そんなら場所変えよっか」

    末原「相談やったら、ここより喫茶店とかの方がええやろ」

    「はい、分かりました」

    53 :

    今更どうでもいいことだけど末原さんって何で愛宕姉に敬語使うんだろう

    54 = 18 :

    >>53
    俺の中では主将っていうポジションに対する末原さんなりの敬意だと思う
    部活引退したら自然に普通に話すようになってそう

    55 = 4 :

    喫茶店『ハーベストタイム』


    末原「すんません、レイコ――やのうてコーヒー一つ。宮永は?」

    「ミルクティーを一つお願いします」

    末原「ミルクティーか、宮永らしいな」クスッ

    「そうですか? でも末原さんもコーヒーって、ピッタリですね」

    末原「そうか?」

    「そうですよ。だって末原さん、大人っぽくてカッコいいですし」

    末原「そ、そないなことないよ////」テレテレ

    「あっ、照れてるところ、すごく可愛いです」

    末原「か、可愛いことなんてあらへんよ!?////」

    「えー、そんなことないですよ。女の私から見ても可愛いって思いましたもん」ニコッ

    末原「か、からかったらあかんよ!!////」

    56 :

    末原ちゃんはかわええなー

    57 :

    公私をキッチリしてそう、プライベートやと洋榎って呼んでると勝手に思ってる

    59 = 4 :

    末原「んんっ、そ、それで、相談って何や?」

    「そうでした。昨日もお話したんですけど、どうやったら緊張せずに打てるか相談したくって……」

    末原「宮永は緊張するとプラマイゼロで打ってまうんやったな?」

    「はい……。それでどうやったら緊張せずに打てるんでしょうか?」

    末原「宮永、昨日も言ったけど、緊張はして当然や。ない方がおかしいで」

    末原「せやから緊張しつつも、その中でいかに自分の力を出せるかやからな」

    「そうですよね……そんな一朝一夕に無くせないですよね……」

    末原「宮永は県予選ではどうやったん?」

    「えっ、どうって?」

    末原「あの天江衣を倒したんやろ? 緊張しとって打って、勝てるような相手とちゃうし」

    「衣ちゃんと打った時は、靴を脱いでいたので……」

    末原「靴?」

    60 :

    咲×恭スレで言うのも何やけど恭子には二人きりの時は洋榎って呼んでほしい

    61 = 18 :

    相変わらずの年上キラー咲さん
    しえんしえん

    62 = 4 :

    「はい。私、一番麻雀をやってたのが子供の時だったんですよ」

    「その時はいつも裸足で打ってて……」

    「だから裸足になると、いつもの感じで打てるんですよ」

    末原「そんならなんで昨日は脱がんかったん?」

    「えっと、その……き、緊張しすぎて脱ぐのを忘れてしまって……」

    末原「そ、そうなんか……」ガクッ

    末原「でも、せやったら簡単やん。明日の試合は靴脱いで、裸足でやったら解決やん!」

    「それはそうなんですけど……」

    「昨日も試合前は脱ごうと思ってたのに、いざ対局室に着いたら緊張で頭が真っ白になってしまって……」

    末原「そんで靴脱ぐん忘れて、プラマイゼロやってまったんか」

    「はい……」

    63 = 51 :

    末原さん面倒見良さそうだしお似合いだな

    64 = 4 :

    末原「なるほどな。そやったら明日の試合、対局前に私が言ったるわ」

    「えっ……?」

    末原「それなら宮永が忘れとっても大丈夫やろ?」ニカッ

    「で、でも末原さん、いいんですか?」

    末原「何が?」

    「だ、だって末原さんからしたら、私がまともに打ててない方がいいんじゃ……」

    末原「何言うとんねん。私は全力の相手と戦いたいんや」

    末原「手負いの相手に勝てたかて、嬉しくもなんともない」

    末原「それに、知ってしもうたからな。宮永がいつも通り打ててないことをな」

    末原「それを知って何もせんと明日打ったかて、勝っても負けても後悔するわ」

    末原「宮永かて、全力出せんとやったら後悔するやろ?」

    末原「せやから私は、全力の宮永と戦いたい。それだけや」ニコッ

    「末原さん……」グスッ

    65 = 18 :

    でも末原さんはスポーツマンシップに乗っ取るっていうよりチームのために相手のウィークポイントを攻めに行くイメージ
    愛ゆえなのか

    66 = 42 :

    手負いなら勝てるみたいな発言ですね

    67 = 4 :

    末原「ああもう、泣くなや宮永」

    「ごめんなさい。で、でも嬉しくって……」

    末原「まったく……」

    末原(良かったわ、何とか宮永の力になれたみたいやな)

    末原「そういや姉さんとの仲のことも相談乗るって言ったな」

    「あ、いえ。お姉ちゃんとのことはいいです」

    末原「えっ、で、でも悩んどったみたいやし……」

    末原(もしかして私、ホンマは宮永の力になれてへんかったんか!?)

    末原(せやから私に相談しても意味ないと思ったんか!?)アセアセ

    「お姉ちゃんとのことは、私自身で考えないと駄目だと思うんです」

    「私はお姉ちゃんと仲直りしたいと思うだけで、まだ何もできてません」

    「だから私、まずは自分でどうしたらいいか考えて行動したいんです」

    「それで、その……もし駄目だったら、その時は末原さんに相談しても……いいですか?」

    70 = 4 :

    末原「も、もちろんや! いつでも相談乗ったるで!!」

    末原(よ、良かった……私が頼りにならん訳やなかったみたいやな)ホッ

    「末原さん、この後何か予定ありますか?」

    末原「えっ、特にないけど……」

    「それなら一緒に東京回りませんか?」ニコッ

    末原「い、一緒にか!?」

    「もう少し末原さんと一緒にいたくって。……駄目ですか?」

    末原「駄目やないよ!! よっしゃ、一緒に東京回ろっか!!」

    「はい!」

    71 = 18 :

    目がキラキラしてそうな二人だな

    72 = 4 :

    東京タワー


    「わぁ、すごくいい景色ですね」

    末原「なんや宮永、東京タワー初めてか?」

    「はい! 一度来てみたかったんですよ!!」

    「末原さんは来たことあるんですか?」

    末原「ああ、去年うちの主将たちと一緒にな」

    末原「なんや今の宮永みたいにすっごく行きたがっとってな、無理やり付き合わされたわ」

    「でも、楽しかったんですよね?」

    末原「そらな。大阪にも通天閣があるけど、展望台から見える景色はくやしいけどこっちの方がええからな」

    「そうなんですか」

    末原「そうや宮永、あそこに立ってみいひんか?」

    「えっ、どこにですか?」

    末原「ほら、床がガラスになってて真下が丸見えになっとるところや」

    73 = 4 :

    「わっ、本当ですね。……ガラス割れたりしないですよね?」プルプル

    末原「大丈夫やって。そないにビビらんでもええから」

    「……それなら末原さん、お願いがあるんですけど……」

    末原「なんや?」

    「――ぎゅっと私の手を握っててもらえますか?」

    末原「!!」ドキッ

    「お、お願いします。末原さんが手を握っててくれたら怖くないと思いますんで!!」

    末原「そ、それくらいお安い御用や!!」ギュッ

    末原(わぁ~、宮永の手握ってもうたわ!!)ドキドキ

    末原(めっちゃ柔らかくて、温かいわ……)ドキドキ

    「わぁ……すごい眺めですね……」

    末原「せ、せやろ?////」

    74 = 33 :

    両方小動物っぽくてかわいい

    75 = 4 :

    「ありがとうございました」

    末原「え、ええよ、こんくらい」

    末原(あ……手離れてもうた……)シュン

    末原「ど、どやった?」

    「はい、すごくハラハラしました」

    「でも、その分ここから見えた景色は格別でした!」

    末原「よ、良かったわ、楽しんでもらえて」

    末原「去年来た時、私や後輩の子たちは結構満足やったんやけどな」

    末原「主将が、『嫌や~、うちまだ死にとうないわ~!』ってめっちゃ泣いて嫌がっとったんよ」

    末原「せやから、宮永もホンマは嫌やったのに、断りきれんとやってくれたんかと思ってな」

    「そんなことないですよ。確かに最初は怖かったですけど……」

    「……でも、末原さんがぎゅって手を握っててくれてたから、全然怖くなかったです」ニコッ

    末原(くぅ~、ホンマ宮永の笑顔は可愛えな~////)キュンキュン

    76 = 18 :

    なんやこの初心なカップルは
    支援

    77 = 4 :

    「そうだ末原さん、一緒にプリクラ撮りませんか?」

    末原「ぷ、プリクラか!?」

    「こういうところって、ご当地限定のがあるんですよ」

    「ね、いいですよね!?」

    末原「え、ええで。一緒にプリクラ撮ろうか」

    ―――――――――

    「えーと、フレームは……」

    末原(うわ~、み、宮永とこんな密着するやなんて!)

    末原(……宮永って、ええ匂いがするな――って、私何変態みたいなこと考えとんねん!!)

    「末原さん、これでいいですか?」

    末原「え、ええんやないの?」

    「分かりました。――それじゃ、撮りますよ」

    79 = 4 :

    「3、2、1――えいっ」ギュッ

    末原「わっ!!?////」ドキッ

    パシャ

    「えへへ、ごめんなさい。つい……」

    末原「も、もう宮永は、しょうがないな……////」ドッキンドッキン

    「末原さん、何書きますか?」

    末原「せ、せやな……み、宮永に任せるわ」

    「いいんですか?」

    末原「あ、ああ。私こういうのあんましたことないから、勝手が分からんのや」

    「そうなんですか。分かりました、それじゃ――」カキカキ

    「できました。あとはプリントを待つだけですね」

    パサッ

    「プリントできたみたいですね」

    81 = 42 :

    咲さんかわいい!

    82 = 4 :

    「はい、末原さんの分です」

    末原「あ、ありがとうな」

    末原(わ~、私宮永に抱きつかれて、顔めっちゃ真っ赤やん!)

    末原(それに、『さき きょうこさん 仲良し』って書いてあるし!)

    末原(……携帯に張っとこっと)ペタ

    「次、どこ行きましょうか?」

    末原「ん、そうやな……宮永はどこ行きたいん?」

    「そうですね……せっかくなんで服とか見に行きたいですね」

    末原「服か……まあ観光名所ばかり回っとってもアレやしな」

    末原「よし、次は服でも見に行こうか!」

    「はい!」

    83 = 14 :

    この二人いいね

    84 = 4 :

    ファッションショップ『アラタソ』


    「この服、可愛いのに安いですね」

    末原「せやろ? ここの店は私が東京来た時によく行く店でな」

    末原「お手頃な値段で幅広い服を取り扱っとるんよ」

    「確かに色んな服がありますね……」

    「あっ、あのタヌキさんのTシャツ可愛いですね」

    末原「宮永、悪いことは言わん。あれは止めといた方がええで」

    「えー、なんでですか。可愛いじゃないですか?」

    末原「いや、あのシャツを着こなせるのは上級者だけやから、止めといた方が身の為やで」

    「末原さんがそこまで言うなら諦めますけど」

    末原「ほら、宮永にはこっちの服の方が似合っとるって」

    「えっ……わぁ、すっごく可愛いですね!」

    85 = 18 :

    この恭子さんはリボンつけてそう

    86 = 33 :

    スカートにジャージの末原さんですら躊躇するタヌT

    87 = 4 :

    「私これ買います!」

    末原「ちょ、宮永、試着せんでええんか!?」

    「はい。一目見て気に入りましたんで」

    末原「そうか」

    「あ、この服末原さんに似合いそうですね」

    末原「どれどれ――ってアカンわ、私には似合わんよ」

    「えー、そんなことないですよ?」

    末原「いやいや、そないなフリフリのワンピース、私みたいな女には合わんって!」

    「そんなことありません。末原さん可愛いんですから、絶対似合いますよ!!」

    末原「宮永がそう言ってくれるんは嬉しいけどな……」ウーン

    末原「昨日も監督代行に可愛い系の服着せられたんやけど、全然似合ってへんかったし」

    「どんな服だったんですか?」

    88 :

    いや僕は好きなんですよ咲さんと末原先輩の絡み

    89 = 58 :

    >>88
    大好きな末原先輩を俺等如きが弄るのは許せないって事ですね

    90 = 4 :

    末原「どんな服って……そや、代行に無理やり撮られた写真があったわ。これや、これ」ピラッ

    「えっと……」

    末原「なっ。全然似合っとらんやろ?」

    「…………////」ポー

    末原「宮永、どないしたん?」

    「へっ!? あっ、ごめんなさい。思わず見惚れちゃってて……」

    末原「み、見惚れとったって、嘘やろ!?」

    「嘘じゃないです!! 本当に似合ってて、すごく可愛かったんで……////」モジモジ

    末原(宮永のこの反応、嘘やないんか!?)

    「末原さん、もったいないです!! もっとオシャレしましょうよ!!」

    末原「……み、宮永がそう言うんなら、ま、まあ少しくらいならやってみてもええけどな////」

    「本当ですか!!」

    91 :

    >>88
    咲さんこわい!

    92 :

    キョウチャーチョロいなw

    93 :

    末原さんチョロすぎですわ

    94 = 4 :

    末原「あ、ああ。た、たまにはオシャレすんのも、悪ないしな」

    「それじゃ、この服着てみてください!!」

    末原「わ、分かったわ。着てくるわ」

    ――――――――――

    末原「ど、どや?」

    「わぁ……いいですよ。すっごく可愛くて、思わずキュンってきちゃいました////」

    末原「そ、そうか?////」テレテレ

    末原(不思議なもんやな……昨日代行に着させられて、可愛いとか言われても何も感じんかったけど)

    末原(宮永に可愛い言われたら、嬉しすぎて顔がにやけてまうよ)ニヤニヤ

    末原「せ、せっかく宮永が選んでくれた服や、私もこれ買うわ」

    「いいんですか? 私は似合ってると思いますけど、末原さんの好みとかあるんじゃ……?」

    末原「ええよ、私も宮永と同じや。……気に入ったんや、この服が」

    95 = 33 :

    乙女してんな~ニヤニヤ

    96 = 18 :

    デレデレやな

    97 = 93 :

    咲末SSは途中で転落しそうな怖さがあるな
    たぶん末原さんのSSは常に泣いて終わる結果だからだ

    98 = 4 :

    「末原さん……ありがとうございます」

    末原「いや、お礼言うんはこっちの方や」

    「それじゃ、私先にお会計してきますね」

    末原「分かったわ。私は着替えなアカンし、ここで待っとるわ」

    ――――――――――

    末原(あれやな、オシャレするんもええな)ゴソゴソ

    末原(……もう少し私も女らしい服装勉強しよっかな)シャッ

    末原「あれ、宮永おらへんな。まだ会計中か」

    末原「せっかくやし、待っとる間に髪留めでも見てようかな」

    末原「ほう、このリボンなかなかええな……」ヒョイ

    末原「値段は――って、ちょい高いな」

    末原(アカンわ、この服買うたら足りひんくなるな)

    末原(うーん、しゃあないわ、今日のところは諦めるとするか)

    99 = 18 :

    涙が似合う末原さんだからそこを落としどころになるのがしっくりきやすいんだろうな
    この咲恭には幸せになってもらいたいけど…


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